平 成 28 年 度 授 業 内 容 付表:時間割表 東 北 大 学 農 学 部 平 成 28 年 度 (2016. 4∼2017. 3) 月 月 月 年 月 月 2 月 3 月 9 日 月 火 水 木 金 土 … … … … 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 … … … … … … … … 1 月 8 日 月 火 水 木 金 土 … 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 … … … … … … … … … … 29 月 7 日 月 火 水 木 金 土 … … … … … 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 … … … … … … 12 月 6 日 月 火 水 木 金 土 … … … 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 … … … … … … … … … 11 月 5 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 … … … … … … … … … … … 10 月 4 日 月 火 水 木 金 土 … … … … … 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 … … … … … … … 日 月 火 水 木 金 土 … … … … … … 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 … … … … … 日 月 火 水 木 金 土 … … 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 … … … … … … … … … … 日 月 火 水 木 金 土 … … … … 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 … … … … … … … 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 … … … … … … … … … … … 日 月 火 水 木 金 土 … … … 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 … … … … … … … … … … … 日 月 火 水 木 金 土 … … … 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 … … … … … … … … ┠ࠉࠉࠉḟ ᤵࠉᴗࠉ⛉ࠉ┠ ࠙࠶ࠚ 㹇㹒㎰Ꮫᐇ⩦ ࢢࣜࣅࢪࢿࢫㄽ ⫱✀⟶⌮Ꮫ 㑇ఏ⫱✀Ꮫ㸦ᛂ⏝ື≀⛉Ꮫࢥ࣮ࢫ㸧 㑇ఏ㈨※Ꮫ 㑇ఏᏊᕤᏛ ᰤ㣴Ꮫ ᰤ㣴⏕⌮Ꮫ ἢᓊ⏕ែ㑇ఏᏛ ἢᓊ⏕≀Ꮫ ᛂ⏝㓝⣲Ꮫ ᛂ⏝ᅵተᏛ ࠙ࠚ 㛤Ⓨ⤒῭Ꮫ 㛤Ⓨ⤒῭Ꮫ₇⩦Ϩ 㛤Ⓨ⤒῭Ꮫ₇⩦ϩ ᾏὒ⏕≀ᕤᏛ ⛉ᏛⱥㄒㅮㄞϨ㸦᳜≀⏕⛉Ꮫࢥ࣮ࢫ㸧 ⛉ᏛⱥㄒㅮㄞϨ㸦㈨※⎔ቃ⤒῭Ꮫࢥ࣮ࢫ㸧 ⛉ᏛⱥㄒㅮㄞϨ㸦ᛂ⏝ື≀⛉Ꮫࢥ࣮ࢫ㸧 ⛉ᏛⱥㄒㅮㄞϨ㸦ᾏὒ⏕≀⛉Ꮫࢥ࣮ࢫ㸧 ⛉ᏛⱥㄒㅮㄞϨ㸦⏕≀Ꮫࢥ࣮ࢫ㸧 ⛉ᏛⱥㄒㅮㄞϨ㸦⏕Ꮫࢥ࣮ࢫ㸧 ⛉Ꮫⱥㄒㅮㄞϩ㸦᳜≀⏕⛉Ꮫࢥ࣮ࢫ㸧 ⛉Ꮫⱥㄒㅮㄞϩ㸦㈨※⎔ቃ⤒῭Ꮫࢥ࣮ࢫ㸧 ⛉Ꮫⱥㄒㅮㄞϩ㸦ᛂ⏝ື≀⛉Ꮫࢥ࣮ࢫ㸧 ⛉Ꮫⱥㄒㅮㄞϩ㸦ᾏὒ⏕≀⛉Ꮫࢥ࣮ࢫ㸧 ⛉Ꮫⱥㄒㅮㄞϩ㸦⏕≀Ꮫࢥ࣮ࢫ㸧 ⛉Ꮫⱥㄒㅮㄞϩ㸦⏕Ꮫࢥ࣮ࢫ㸧 ⛉ᏛⱥㄒㅮㄞϪ㸦᳜≀⏕⛉Ꮫࢥ࣮ࢫ㸧 ⛉ᏛⱥㄒㅮㄞϪ㸦㈨※⎔ቃ⤒῭Ꮫࢥ࣮ࢫ㸧 ⛉ᏛⱥㄒㅮㄞϪ㸦ᛂ⏝ື≀⛉Ꮫࢥ࣮ࢫ㸧 ⛉ᏛⱥㄒㅮㄞϪ㸦⏕≀Ꮫࢥ࣮ࢫ㸧 ⛉ᏛⱥㄒㅮㄞϪ㸦⏕Ꮫࢥ࣮ࢫ㸧 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活用による東北農業の復興を先導し、日本農業の新生を牽引できる人材の育成を目指す。 IT を活用できる農業、農業に直結する IT 技術を学習することで、東日本大震災による農林水産業や農 漁村の被害から、農林水産業や農漁村の復興や、将来の災害に対する備えや予防につながる研究および技 術を学ぶ。 <キーワード> IT 農業、IT 技術、東日本大震災、環境修復、環境保全型農業、生物多様性、防災林、水産資源、漁業復興、 放射性物質汚染、エネルギー生産、資源循環、食の安全性、農林水産業の生産システム、先端農学 <学習の到達目標> 農学に関連する IT 技術を理解し、農林水産業と農漁村の東日本大震災被害、および震災復興との関わり を学ぶ。さらに、それらを現場で活用できる能力を磨く。 <授業内容・方法と進度予定> IT 農学実習(3日間): 最新の事例を交え、農業への IT 活用について体験を通して学ぶ。IT 農業とは何か、またその可能性につ いてディスカッションを通じて検討する。 (主な授業内容:IT 農業とイノベーション、土壌、栽培、販売、流通の基礎、ビジネスモデル、イノベーショ ンアーキテクチャー、IT 農業戦略、通信機器・ネットワークカメラ・環境センサーの設置、圃場の遠隔監 視、コミュニケーションシステムソフトなど) 被災地エクステンション(終日): 東松島市など被災地での実習 <成績評価方法> IT 実習および被災地エクステンションのすべてに出席すること。 レポートで評価する。 <準備学習等> 「復興農学」の講義を受講すること。 <教科書および参考書> 1)今を生きる-東日本大震災から明日へ!復興と再生への提言- 5 自然と科学 . 吉野博、日野正輝編 . 東 北大学出版会 .(2013) 2)IT 農業ハンドブック、東北復興農学センター(2014) <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:東北復興農学センター事務局(E-mail: [email protected] または TEL: 022-717-8934) で一括して質問を受け付ける。(平日 9:00 ~ 17:00) 各教員は、仙台または川渡の研究室の在室時に、随時。 東北復興農学センターウェブサイト URL:http://www.tascr.agri.tohoku.ac.jp 1 授 業 科 目 名 単位数 アグリビジネス論 2 科目ナンバリング 2年前期 3セメ開講 資源環境経済学 コース必修 ABS-AGE204J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 冬木 勝仁 <授業テーマ> アグリビジネスの概念と一般的特徴および事例研究 <授業の目的と概要> アグリビジネスとは、農産物供給という生産活動に関わって相互に関連している農業と農業関連産業、具体的に は農畜産物の生産に関わる農業部門を中核として、その農業部門に生産資材を供給する種子、飼料、肥料、農薬、 農機具などの諸部門、農業部門からの生産物を貯蔵・加工する部門、農畜産物・食品の販売にかかわる卸・小売 業と外食産業、の諸部門から構成されている。 本講義ではそうしたアグリビジネスの概念について講義するとともに、諸部門ならびに諸地域のアグリビジネス の特徴を具体的に検討することを目的とする。 <キーワード> 農業生産資材産業、農業の近代化、食品産業、農産物流通、企業的農業経営 <学習の到達目標> アグリビジネスの概念を理解するとともに、世界および日本で展開しているアグリビジネスについての知識を習 得する。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:アグリビジネスの概念・一般的特徴(1) 第2回:アグリビジネスの概念・一般的特徴(2) 第3回:日本の農業生産資材産業(1) 第4回:日本の農業生産資材産業(2) 第5回:日本の農業生産資材産業(3) 第6回:アグリビジネスと日本農業(1) 第7回:アグリビジネスと日本農業(2) 第8回:日本の種苗(種子)産業と世界のバイオ産業(1) 第9回:日本の種苗(種子)産業と世界のバイオ産業(2) 第 10 回:バイオ・エネルギーとアグリビジネス(1) 第 11 回:バイオ・エネルギーとアグリビジネス(2) 第 12 回:世界の穀物貿易と穀物メジャー 第 13 回:世界のアグリビジネスにおける日系食品産業・ヨーロッパとの比較 第 14 回:日系アグリビジネスとアジア 第 15 回:まとめ <成績評価方法> 講義の最後に行う小テストと期末試験によって評価し、それぞれの評価割合は 60%と 40%である。 <準備学習等> 講義は配布資料に基づいて行うが、下記の参考書を事前に読んでおくことが望ましい。 <教科書および参考書> アグリビジネス論:中野一新編(有斐閣) 現代の食とアグリビジネス:松原豊彦・大塚茂編(有斐閣) グローバリゼーション下のコメ・ビジネス:冬木勝仁(日本経済評論社) <授業時間外学習> 新聞等のメディアでアグリビジネスについての最近の事例を調べる。 <備 考> オフィスアワー:国際開発学分野第 1 研究室 毎週木曜日 13 時~ 14 時 (ただし、上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける) e-mail アドレス:[email protected] 2 授 業 科 目 名 単位数 育種管理学 1 科目ナンバリング 開講年度 3年後期 6セメ開講 ABS-APS326J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 中嶋 正道 <授業テーマ> 生物集団の遺伝的改良と遺伝的管理手法の理解と応用 <授業の目的と概要> 生物資源は有効な利用方法を確立すれば永続的に利用可能な資源である。生物資源の管理手法を主に遺伝 的な面からとらえ、利用、特に遺伝的改良について解説する。 <キーワード> 自然集団、養殖集団、遺伝率、遺伝相関、育種価、近交弱勢、選択限界、有害遺伝子 <学習の到達目標> 生物集団の遺伝的管理の在り方について理解を深める。 <授業内容・方法と進度予定> 第一回:集団における有害遺伝子の存在状態 第二回:有害遺伝子の探索 第三回:形質の際に関与する遺伝要因の探索 第四回:形質の系統差に関与する遺伝子数の推定 第五回:遺伝率の推定(1) 第六回:遺伝率の推定(2) 第七回:育種価の推定と選抜育種への応用 <成績評価方法> 授業中の小テストとレポートにより評価する <準備学習等> 参考書と授業時に配布するプリントを予習、復習に活用してほしい。 <教科書および参考書> 参考書 鵜飼保雄:ゲノムレベルの遺伝解析、東京大学出版会 佐々木義之:変量効果の推定と BLUP 法、京都大学出版会 <授業時間外学習> 書籍やインターネットを活用し積極的に情報を集めてほしい。 <備 考> 3 授 業 科 目 名 単位数 遺伝育種学 2 科目ナンバリング 2年前期 3セメ開講 ABS-ANS210J 応用動物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 佐藤 正寛 <授業テーマ> 動物遺伝育種学の基礎となる遺伝および育種に関する基本的知識の習得 <授業の目的と概要> 応用動物科学コースの学生を対象とする。 動物における遺伝育種学の目的は、人類にとって有用な形質を持つ動物の遺伝的能力をより有益な方向に 導くことである。本講義では、動物における遺伝育種学の基本的な知識を遺伝と育種の両面から習得する とともに、乳牛、肉牛、豚などの実用家畜における育種改良の仕組みと現状についての理解を深める。 <キーワード> 動物、統計学、分子遺伝学、集団遺伝学、計量遺伝学、家畜育種学、ゲノム、DNA、進化、集団の特性、 選抜 <学習の到達目標> 動物における遺伝と育種に関する基本的な知識を習得する。また、家畜のこれまでの育種改良と現状つい て理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:イントロ・進化論と分子生物学 第2回:遺伝学の始まりと中立論 第3回:進化のメカニズム 第4回:集団の中心的傾向 第5回:集団のばらつき 第6回:母集団と標本分布 第7回:集団の類似性 第8回:遺伝率 第9回:選抜と交配 第10回:豚における育種の現状 第11回:肉牛における育種の現状 第12回:乳牛における育種の現状 第13回:バイオテクノロジー・分子遺伝学と育種改良 第14回:動物の育種改良に求められているもの 第15回:遺伝育種学の総合討議 <成績評価方法> レポートおよび試験によって総合的に評価する。 <準備学習等> 次回の学習内容について、関連用語などを中心に参考書やインターネット等を通して調べておく。 <教科書および参考書> 教科書は指定しない。以下にいくつかの参考書をあげておく。 (1) 「新家畜育種学」、水間・猪・岡田・佐々木・東條・伊藤・西田・内藤共著(朝倉書店) (2) 「家畜育種の基礎と展開」、キャメロン著 , 鈴木啓一・内田宏・及川卓郎訳(大学教育出版) <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:随時(第2研究棟 416 号室)。できるだけ、事前にアポイントを取ること。 連絡先:[email protected] 4 授 業 科 目 名 単位数 遺伝資源学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABS-APS317J 海洋生物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 中嶋 正道 <授業テーマ> 遺伝的多様性の資源としての重要性の理解、およびそれらの持続的利用と保全 <授業の目的と概要> 生物集団の多様性の基礎は遺伝的多様性であり、このことは遺伝資源と呼ばれている。遺伝的に多様な生 物集団は直接的、間接的に我々の生活活動に影響している。この授業では生物集団における遺伝的多様性 の重要性について紹介するとともに、多様性をどのように把握し、評価するか、またそれらをどのように 保全するかについて実例を挙げ紹介する。 <キーワード> ハーディ・ワインベルグの法則、遺伝的多様性、生物多様性、集団の有効な大きさ、近交弱勢、遺伝マーカー、 外来種 <学習の到達目標> 遺伝資源への理解を深め、その持続的利用方法と保全方策に関する知識を深める。 <授業内容・方法と進度予定> 第一回:遺伝資源とは何か 第二回:遺伝資源における遺伝的多様性 第三回:遺伝的変異性の定量化 第四回:遺伝的差異の定量化 第五回:集団の有効な大きさ 第六回:小集団化と遺伝的浮動 第七回:近親交配と近交弱勢 第八回:自然集団における量的形質 第九回:資源としての遺伝子 第十回:外来種の導入とその影響(1) 第十一回:外来種の導入とその影響(2) 第十二回:人為操作による遺伝資源の再生(1) 第十三回:人為操作による遺伝資源の再生(2) 第十四回:遺伝資源の持続的利用 第十五回:試験 <成績評価方法> 毎回の小テストとレポート(2 回)、および定期試験による <準備学習等> 必要に応じてプリントや文献を配布するのでそれらを用いて理解を深めてほしい。 <教科書および参考書> 参考書 Frankham, Ballou and Briscoe 著(西田睦監訳):保全遺伝学入門、文一総合出版 樋口広芳編:保全生物学、東京大学出版会 野澤謙:動物集団の遺伝学、名古屋大学出版会 <授業時間外学習> 書籍やインターネットを活用し積極的に情報収集を行ってほしい。 <備 考> 5 授 業 科 目 名 単位数 遺伝子工学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 生物化学コース 必修 ABC-AGC219J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 西森 克彦 <授業テーマ> 基礎から最新に至る遺伝子工学 ・ 発生工学等の実験手法について学ぶ。 <授業の目的と概要> 原核生物(大腸菌)を用いた基本的な遺伝子工学実験法の解説から始め(五味教員担当) 、動物細胞 ・ 動物個体での遺伝 子機能解析の為の応用実験まで(西森 ・ 福田教員担当)を範囲として解説し、様々な遺伝子工学的手法の原理と応用につ いて学ぶ。大腸菌を利用した遺伝子クローニングなど、基礎的な遺伝子操作法、塩基配列家定法の基礎、PCR 法の原理と 応用、単離遺伝子からの組み換え蛋白の発現法、遺伝子の発現制御機構研究法、その他遺伝子の構造や機能に関する解析 法と、微生物や動物細胞、動物個体への遺伝子導入 ・ 改変法について解説講義する。また、動物遺伝子機能解析のための 遺伝子工学 ・ 発生工学的手法、最新の動植物遺伝子改変法などについて解説する。この為、各分野の専門の教官が3−6 回ずつ講義を行う。 <キーワード> 遺伝子クローニング、遺伝子工学、遺伝子導入、発生工学、細胞工学、ゲノム編集法 <学習の到達目標> 原核生物(大腸菌)を用いた基本的な遺伝子工学実験法の解説から始め(五味教員担当) 、動物細胞 ・ 動物個体での遺伝 子機能解析の為の応用実験まで(西森 ・ 福田教員担当)を範囲として解説し、様々な遺伝子工学的手法の原理と応用につ いて学ぶ。大腸菌を利用した遺伝子クローニングなど、基礎的な遺伝子操作法、塩基配列家定法の基礎、PCR 法の原理と 応用、単離遺伝子からの組み換え蛋白の発現法、遺伝子の発現制御機構研究法、その他遺伝子の構造や機能に関する解析 法と、微生物や動物細胞、動物個体への遺伝子導入 ・ 改変法について解説講義する。また、動物遺伝子機能解析のための 遺伝子工学 ・ 発生工学的手法、最新の動植物遺伝子改変法などについて解説する。この為、各分野の専門の教官が 7~8 回ず つ講義を行う。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回〜第 7 回、五味勝也 、第 8 回〜第14回、西森克彦、 1.遺伝子工学実験の基礎:組み替え体 DNA のスクリーニング、ベクター系の構成や特徴、ベクターへの外来 DNA の挿 入結合と分子クローニング、遺伝子組み替え実験に使用する制限酵素、リン酸化酵素、脱リン酸化酵素、リガーゼ、ヌ クレアーゼ、DNA ポリメラーゼなど、DNA 関連酵素の特性と使用法、サザーン・ノーザン解析法、塩基配列決定法の 原理と実験例、PCR 法の原理と応用 2. 動物細胞 ・ 動物個体での遺伝子工学実験の基礎:動物細胞のベクター系、動物遺伝子クローニングの為のスクリー ニング法、動物細胞への遺伝子導入と発現の制御法、細胞と個体での遺伝子発現抑制による動物遺伝子機能の解析法、 siRNA,shRNA 法、個体レベルでの遺伝子機能探索法など。 3.動物細胞と個体での遺伝子組み換え実験と発生工学:DNA の核注入とトランスジェニック動物作製、ES 細胞と遺伝 子ノックアウト、遺伝子ノックイン動物作製、核移植とクローン動物、iPS 細胞、胚 ・ 配偶子の遺伝子診断、TALEN 法、 CRISPR/Cas9 法によるゲノム編集、他。 教員の都合等により講義の順番等が代わる事があり、これにともない講義内容も前後します。 <成績評価方法> 各担当教官から各1題出題、計2題出題の定期試験によって評価する。 <準備学習等> 講義内容自体は、以下に紹介する教科書等に詳述されており、これらを利用した講義内容の復習を奨める。分子生物学 のシラバスで紹介した各教科書にも遺伝子工学 ・ 発生工学の方法論に関する基本的な記述があり、これらを参考にするの も一案である。 <教科書および参考書> R.W. オールズ、S.B. ブリムローズ 「遺伝子操作の原理(第5版)」、培風館 ワトソン 「組み替え DNA の分子生物学(第3版)」、2009 年、丸善出版 野島博 「遺伝子工学 : 基礎から応用まで」 、2013 年、東京化学同人 編 / 谷口武利「改訂PCR実験ノート」 、2005 年(第2版) 、羊土社 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:講義に関する質問を受付け、更に理解を深めるために、授業終了後各担当教官の分野研究室でオフィ スアワーを設ける。詳しくは授業時に各教員に照会する事。 (2)E-mail での質問等は各教員に行ってください。 西森克彦:[email protected] 五味勝也:[email protected] 6 授 業 科 目 名 単位数 栄養化学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 応用生物化学科 必修 ABC-AGC229J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 白川 仁・駒井 三千夫 <授業テーマ> 栄養素(糖質、脂質、タンパク質)の消化・吸収、代謝機構およびその役割を理解し、併せてミネラルとビタミンの役割と、 遺伝子の発現制御機構を学ぶ。 <授業の目的と概要> 我々が日常摂取している食品に含まれる栄養成分の基本的な役割を理解することは、健康維持のための知識というだけ ではなく、生活習慣病を標的とした新しい機能性食品の開発においても重要な知見となる。本講義においては、栄養成 分として、三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)の消化と吸収の基礎知識を習得する。さらに、必須ミネラルとビタ ミンの役割、食品成分による遺伝子の発現調節機構を習得する。 <キーワード> 三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)、消化・吸収及び代謝、ミネラル、食物繊維 <学習の到達目標> 栄養素の消化・吸収を理解する。 三大栄養素、ミネラルとビタミンの役割を理解する。 高等動物における遺伝子の発現制御機構と栄養素の役割について理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回 栄養素および食物が生命の維持ならびに健康の増進に果たす役割(駒井担当) 第 2 回 生体元素(必須ミネラル)の役割(駒井担当) 第 3 回 消化管の構造と機能(駒井担当) 第 4 回 食物の消化・吸収の機構(管腔内消化、膜消化)(駒井担当) 第 5 回 糖質栄養(血糖の調節、グリコーゲンの合成と分解)(駒井担当) 第 6 回 糖質栄養(解糖系・TCA 回路・電子伝達系におけるエネルギー生成経路)およびビタミン B 群(補酵素)の役割(駒 井担当) 第 7 回 脂質栄養(食品に含まれる脂質の構造、脂質の消化・吸収)(白川担当) 第 8 回 脂質栄養(リポタンパク質の種類、代謝、生理機能)(白川担当) 第 9 回 脂質栄養(脂質による転写レベルでの遺伝子発現調節)(白川担当) 第 10 回 タンパク質栄養(タンパク質の消化、アミノ酸の吸収)(白川担当) 第 11 回 タンパク質栄養(ペプチドの吸収、タンパク質の栄養価判定)(白川担当) 第 12 回 アミノ酸による翻訳制御、アミノ酸代謝物の機能(白川担当) 第 13 回 エネルギー代謝のまとめ、食欲調節と肥満、倹約遺伝子と一塩基多型(白川担当) 第 14 回 食物繊維や腸内細菌叢と発癌との関係(駒井担当) 第 15 回 栄養成分による遺伝子発現調節(白川担当) 第 16 回 期末試験 <成績評価方法> 出席、定期試験によって評価し、それぞれの評価割合は 10%及び 90%である。 <準備学習等> 高等学校その他で生物学を履修してこなかった学生は、少なくとも高等学校で履修するレベルでの生物学の知識を持つ ための準備学習を行うことが必要である。そのため、以下の参考書のほかに「農学生命科学を学ぶための入門生物学」 (山 口高広、鳥山欽哉 編、東北大学出版会)の精読を奨める。 <教科書および参考書> 参考書: 「基礎栄養学」駒井三千夫、正木恭介 編(アイ ・ ケイコーポレーション)、 「ハーパー生化学」上代淑人監訳(丸 善)、「分子細胞生物学」石原章一ら訳(東京化学同人)、マシューズほか著「カラー生化学」清水孝雄ら訳(西村書店)、 「最新栄養化学」野口ほか著(朝倉書店)、「最新栄養機能学」栄養機能化学研究会編(朝倉書店)。 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:質問及び理解を深めるために、希望に応じて授業当日の 17 時から 18 時まで栄養学分野研究室で オフィスアワーを設ける。 (2)ホ ー ム ペ ー ジ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/eiyo/index-j.html 7 授 業 科 目 名 単位数 栄養生理学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABC-AGC337J 生命化学コース 必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 白川 仁・駒井 三千夫 <授業テーマ> 栄養素(ビタミン)の生理機能、味覚と栄養 <授業の目的と概要> ビタミンは、生体の恒常性維持に必須の微量栄養成分として同定・単離された。これらの研究史、構造、生理機能に関 する知識を習得するとともに、近年明らかになった、新しいビタミンの作用・機能についても最新の研究成果を基に解 説する。また、味覚の受容機構を理解し、栄養素欠乏によって引き起こされる味覚異常と生活習慣病の発症との関連性 についての知識を習得する。 <キーワード> ビタミン、生理作用、欠乏症、味覚生理 <学習の到達目標> 脂溶性ビタミン(ビタミン A, D, E, K)の生理機能について理解する。 水溶性ビタミン(ビタミン B1, B2, B6, B12、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ビタミン C)の生理機能に ついて理解する。 味覚の受容機構と栄養素欠乏による味覚異常について理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回 ビタミン総論(駒井担当) 第 2 回 ビタミン B1(研究史、化学構造と機能、生理作用、所要量、欠乏症)(駒井担当) 第 3 回 ビタミン B2(研究史、化学構造と機能、生理作用、所要量、欠乏症)(駒井担当) 第 4 回 ビタミン B6(研究史、化学構造と機能、生理作用、所要量、欠乏症)(駒井担当) 第 5 回 ビタミン B12(研究史、化学構造と機能、生理作用、所要量、欠乏症)(駒井担当) 第 6 回 葉酸(研究史、化学構造と機能、生理作用、所要量、欠乏症)(駒井担当) 第 7 回 ナイアシン、パントテン酸(研究史、化学構造と機能、生理作用、所要量、欠乏症)(白川担当) 第 8 回 ビオチン(研究史、化学構造と機能、生理作用、所要量、欠乏症)(白川担当) 第 9 回 ビタミン C(研究史、化学構造と機能、生理作用、所要量、欠乏症)(白川担当) 第 10 回 ビタミン A(研究史、化学構造と機能、生理作用、所要量、欠乏症)(白川担当) 第 11 回 ビタミン D(研究史、化学構造と機能、生理作用、所要量、欠乏症)(白川担当) 第 12 回 ビタミン E(研究史、化学構造と機能、生理作用、所要量、欠乏症)(白川担当) 第 13 回 ビタミン K(研究史、化学構造と機能、生理作用、所要量、欠乏症)(白川担当) 第 14 回 栄養素をリガンドとする核内受容体による転写制御(白川担当) 第 15 回 味覚と栄養(味は、栄養素のシグナル、必須栄養素の欠乏による味覚異常と疾病の発症)(駒井担当) 第 16 回 期末試験 <成績評価方法> 出席、定期試験によって評価し、それぞれの評価割合は 10%及び 90%である。 <準備学習等> 高等学校その他で生物学を履修してこなかった学生は、少なくとも高等学校で履修するレベルでの生物学の知識を持つ ための準備学習を行うことが必要である。そのため、以下の参考書のほかに「農学生命科学を学ぶための入門生物学」 (山 口高広、鳥山欽哉 編、東北大学出版会)の精読を奨める。 <教科書および参考書> 参考書 「基礎栄養学」駒井三千夫、正木恭介 編(アイ ・ ケイコーポレーション)、「ビタミンの新栄養学」柴田克己、 福渡努 編(講談社)、 「最新栄養化学」野口ほか著(朝倉書店)、 「ビタミン総合事典」日本ビタミン学会編(朝倉書店)、 「化学受容の科学」東原和成編(化学同人)、 「ビタミンハンドブック 1:脂溶性ビタミン」日本ビタミン学会編(化学同人)、 「ビタミンハンドブック2:水溶性ビタミン」日本ビタミン学会編(化学同人)。 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:質問及び理解を深めるために、希望に応じて授業当日の 17 時から 18 時まで栄養学分野研究室で オフィスアワーを設ける。 (2)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/eiyo/index-j.html 8 授 業 科 目 名 単位数 沿岸生態遺伝学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABS-APS228J 海洋生物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 池田 実 <授業テーマ> 較生物学および進化生物学的観点に基づいた沿岸生物の遺伝学的・生態学的諸相の把握 <授業の目的と概要> 持続可能な水産資源の保全と利用を考える上では、水圏生物の多様性について遺伝学ならびに生態学的側 面から体系的に理解することが必要となる。本講義は、比較生物学および進化生物学的観点に基づいた授 業を展開し、沿岸生物における多様性の諸側面について横断的に理解することを目的とする。 <キーワード> 集団、進化、系統、適応、種分化、群集、生態系 <学習の到達目標> 沿岸生物の多様性の創出ならびに保全の重要性について、比較生物学ならびに進化生物学的観点から思考 できる能力を養成する。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:ガイダンス 第 2 回:遺伝(I) 第 3 回:遺伝(II) 第 4 回:遺伝(III) 第 5 回:進化(I) 第 6 回:進化(II) 第 7 回:進化(III) 第 8 回:進化(IV) 第 9 回:中間テスト 第 10 回:環境との相互作用(I) 第 11 回:環境との相互作用(II) 第 12 回:環境との相互作用(III) 第 13 回:保全(I) 第 14 回:保全(II) 第 15 回:保全(III) <成績評価方法> 期末試験の成績による。 <準備学習等> 特になし。 <教科書および参考書> ケイン生物学,M.Cain 他(石川 統 監訳), 東京化学同人,2004. キャンベル生物学,N.Campbell 他(小林 興 監訳),丸善,2007. 保全遺伝学.小池裕子・松井正文編著 , 東京大学出版会,2003 分子進化遺伝学.根井正利(五条堀・斎藤訳) 培風館,1990. <授業時間外学習> 特になし。 <備 考> オフィスアワー:講義に関する質問や意見は講義終了後に直接伝えるか、以下のメールアドレス宛に送信 のこと [email protected] 9 授 業 科 目 名 単位数 沿岸生物学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABS-APS320J 海洋生物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 木島 明博 <授業テーマ> 沿岸生物の保全と持続的生産について <授業の目的と概要> 複雑な環境を呈する沿岸域には多種多様な生物が生息している。これらは水域フィールドの重要な食料資 源であり再生産資源である。再生産資源の維持、保全を考えた場合、生態学的観点はもちろんのことであ るが、世代を越えた遺伝資源の保全を考えなくてはならない。本講義は有用および未利用の沿岸動物の人 為的生産と遺伝資源の保全について主に遺伝育種学的および集団遺伝学的観点から概説する。 <キーワード> 沿岸生物、遺伝育種、集団構造、資源の保全、増養殖生産 <学習の到達目標> 沿岸生物生産の現状の理解と問題点の把握能力を付ける。また、問題解決に対する考察力をつける。 <授業内容・方法と進度予定> 第1~2回 :日本における沿岸生物生産の歴史と基本的考え方 第3~5回 :沿岸生物の生産と保全に関する応用遺伝学の基本法則 第5~ 14 回 :沿岸域を中心とした水域における動物種の遺伝的集団構造と保全方策、および遺伝育種学 的観点からみた沿岸動物の人為的生産。 テツギョなどの魚類、ナマコなどの棘皮動物、スジエビなどの甲殻類、アワビなどの貝類等、 実際の研究例を挙げて概説する。 第 15 回 :沿岸生物を対象とした生産と遺伝資源保全の両立に関する将来展望 <成績評価方法> レポート、作成ノート、期末試験 <準備学習等> 予習は特に求めないが、講義終了後、ノートを整理すること、および講義に出てきた学術用語を生物学辞 典等で正確に調べておくこと。 <教科書および参考書> 水族における遺伝資源の存在様式と保全:藤尾芳久編著,1999,(財)かき研究所 水産海洋ハンドブック , 生物研究社 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:沿岸生物生産システム学分野にて随時受け付けている。質問等は直接、あるいはメール にて常時受け付ける。尚、遠隔地のため面談は日時を決めておこなう。 e-mail: [email protected] 10 授 業 科 目 名 単位数 応用酵素学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABC-AGC316J 生物化学コース 必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 内田 隆史 <授業テーマ> 細胞や個体でのタンパク質の機能と生命科学分野での応用。 <授業の目的と概要> 酵素をはじめとするタンパク質の構造と機能、細胞内情報伝達を中心にした分子細胞生物学、さらに癌、 アルツハイマー病、生活習慣病など病気と酵素の関連性について学ぶ。授業は単に教授が一方的に話すの ではなく、学生が発表し、それを教員がフォローし充実させる形式をとる。 <キーワード> 酵素、構造と機能、シグナル伝達、タンパク質、リン酸化、細胞周期、アポトーシス <学習の到達目標> 酵素の生体での機能を学び、健康における役割について理解を深める。この目的のため、分子細胞生物学 的な知識を身につける。 <授業内容・方法と進度予定> 仮のスケジュール 第1-3回 :暮らしの中の酵素 第4-6回 :細胞内情報伝達 第7-9回 :タンパク質修飾、微小管 第 10 - 15 回:最新の話題など 授業は必ずしもシラバス通りに進行するとは限らない。外部講師による講義を一部取り入れる予定。 <成績評価方法> 簡易テスト、発表、レポートなど総合して評価する。 <準備学習等> 高校の生物の教科書の再読。また、生化学、分子生物学が基礎になっているのでそれらとともに学習を進 めてること。 <教科書および参考書> 教科書;タンパク質イラストレイテッド、竹縄忠臣 / 編 (羊土社) 参考書;みんなの生命科学 北口哲也 ら緒 (化学同人社) 参考書;Molecular Biology of The Cell, Bruce Alberts et al(Garland Science) (訳)細胞の分子生物学 <授業時間外学習> <備 考> 問い合わせは基本的にメール;[email protected] オフィスアワー;毎週木曜日 10 時- 11 時 (アポイントメントをメールでとっておくこと) 11 授 業 科 目 名 単位数 応用土壌学 2 科目ナンバリング 開講年度 3年前期 5セメ開講 ABS-PLA319J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 南條 正巳 <授業テーマ> わが国の主な農耕地土壌の一般的性質とそれらの土壌の生産力や管理法の基礎となる事項を理解する. <授業の目的と概要> わが国の水田土壌,畑土壌,森林土壌の特性,生成,分類,利用について学ぶ.水田土壌については水稲作に伴う養分収支, 酸化還元に伴う各種元素の挙動と独特の土壌断面形態の発達,畑土壌については養分,水分の挙動とそれらの作物への 供給力評価,森林土壌についてはその特性,生成,分類と林木の生育との関系,などについて重点的に理解を深める. <キーワード> かんがい水型水田、地下水型水田,水稲、酸化還元、畑、土壌肥沃度、森林土壌、環境保全型農業 <学習の到達目標> 水田で栽培される作物は水稲中心だが,畑土壌で栽培される作物の種類は多い.また,森林土壌にはあまり施肥はされず, 林木の生育期間は長く,自然の養分循環にたよる場合が多い.このような現状に基づき,水田土壌に関する内容につい てはやや詳細な理解を目標とする.畑土壌と森林土壌に関しては生産に利用する上での共通的な事項の理解を目標とす る. <授業内容・方法と進度予定> 第1回:土壌構成成分の概要に関する基礎土壌学の復習. 第2回:水田土壌の分布地域とその特性に関する概要,水田土壌における酸化還元反応の進行と各種元素の動態 第3回:水田に投入された有機物の分解過程,窒素の挙動及び残存集積する土壌有機物の性質 第4回:水田土壌における養分のインプットとアウトプット,水稲の生育過程と養分吸収 第5回:水田土壌の透水性・減水深,地温と水稲の生育,湛水下の土壌の構造,地下水面,地耐力と稲作 第6回:水田土壌独特の断面形態とその生成機構および各種水田土壌の特性と分類,干拓地水田土壌 第7回:水田の高度利用,高度利用の形態,水田を畑地化した場合の土壌の変化,転換畑を復田する場合の土壌の変化 第8回:水田における土壌・施肥管理の新展開,大区画水田,直播栽培と施肥,米の食味と土壌管理 第9回:畑土壌の特性と養分の存在状態・可給性,生産性に影響する要因,多量,中量,微量要素の土壌中における化 学形態と作物による吸収利用 第10回:畑土壌における水分の動態と作物による吸収,各種作物の要水量,土性と有効水の関係 第11回:畑地における養分管理の新展開, 第12回:森林土壌,森林生態系における元素の循環と土壌,わが国における森林土壌の分類とその分布,一般理化学性, 生産力,水循環 第13回:土壌劣化とその対策,農地の物質循環と環境影響,環境保全型農業と土壌,環境保全型農業技術の概要 第14~15回:土壌の利用に関する最近のトピックス <成績評価方法> ほぼ毎回の小テストと期末筆記試験の結果による. <準備学習等> 基礎土壌学を履修済みであることが望ましい.講義資料とその解説文は毎回配布する.土壌に関する一般向け解説書も 多く出されているので,第1回講義にて紹介する. <教科書および参考書> 水田土壌学,山根編,1984,農文協,作物の生態生理,佐藤他著,1984,文永堂, 最新土壌学,1997 朝倉書店 , 他. <授業時間外学習> オフィスアワー:各回の講義終了後,または,事前の連絡調整により随時可能である.講義の時間中に討議できなかっ た事項に関する質問や追加参考資料等の相談等を行う. <備 考> e-mail address: [email protected] 12 授 業 科 目 名 単位数 開発経済学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 資源環境経済学 コース選択必修 ABS-AGE320J 開講年度 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 米倉 等 <授業テーマ> 発展途上国の経済構造の特徴と開発理論の展開 <授業の目的と概要> 発展途上国に関する主要な経済開発理論について学ぶ。まず、サイモンクズネッツによる近代経済成長 の分析を踏まえて発展途上国の経済構造の特質を明らかにし、経済発展において果たす農業の役割を理解 する。開発経済学は、農業分野をはじめとする先進国による援助と密接な関係の下で発展してきたもので あり、マーシャルプラン以降の援助の歴史的展開と国際協力の制度や仕組みを踏まえつつ講義する。 途上国と先進国とは構造的に固定された関係ではない。このような区分自体便宜的なものでしかなく、 現在アジアの多くの途上国が発展のダイナミズムを顕著に示して先進国に追いつこうとしていることを学 ぶ。しかしながら途上国の多くが貧困問題やグローバリゼーションに代表される困難且つ複雑な開発課題 に直面しているのが現実であり、このことを深く理解することにつとめる。ミクロ経済学、マクロ経済学 の基礎をあらかじめ十分に学んでおくことが必要である。 <キーワード> 発展途上国、産業構造の変化、農業の役割、労働移動、開発戦略、貧困問題 <学習の到達目標> 第二次世界大戦以降の発展途上国の開発に関する主要な理論と開発政策についての理解と認識を深める。 <授業内容・方法と進度予定> 1. 経済発展とは、開発経済学の起源 2. 成長と発展の構図、農業の変化 3. 成長理論 4. 二重経済論 5. 開発戦略、構造調整政策、資本移動 6. 国際協力の仕組みと課題 <成績評価方法> 期末試験による <準備学習等> 下記参考文献を自習すること。 <教科書および参考書> アジア経済研究所 他編『テキストブック開発経済学』東京 有斐閣 1997 年 北原淳・西澤信善『アジア経済論』京都 ミネルヴァ書房 2004 年 世界銀行『世界開発報告』各年版 高橋基樹・福井清一 編 『経済開発論』東京 勁草書房 2008 年 鳥居泰彦『経済発展理論』東京 東洋経済新報社 1979 年 原洋之介 編『アジア経済論』東京 NTT出版 1999 年 渡辺利夫『開発経済学-経済学と現代アジア』東京 日本評論社 1986 年 <授業時間外学習> <備 考> (1)ハンドアウトを多く利用して、理論のみならず統計データから実態を把握するよう努める。 (2)オフィスアワー:毎週水曜日午後 1 時より 5 時までの間。担当教員の研究室にて。 (3)連絡先:連絡方法は講義時に伝える。事前にアポイントを取ること。 13 授 業 科 目 名 単位数 開発経済学演習Ⅰ 1 科目ナンバリング 開講年度 3年前期 5セメ開講 ABS-AGE433J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 冬木 勝仁・髙篠 仁奈 <授業テーマ> 発展途上国および先進国の社会経済発展の特徴と開発理論 <授業の目的と概要> 本授業は演習形式で,開発経済学、途上国地域研究、アグリビジネスなどの分野から選択されたテキス トについて、各学生の内容発表および討論によって展開される。 学生は,このような授業参加により,文献読解方法,分析に必要なデータの入手や調査の方法,分析手 法について学習する。予習・復習(各自、各週最低4時間程度)を通じ、必要な知識、文献読解力、分析 手法を獲得するとともに、4年次の卒業研究対象のテーマの選定を目指す。 <キーワード> 産業構造の変化、農業の役割、発展途上国、開発戦略、農業技術、農村社会、貧困問題、食糧問題、市場制度、 農産物流通、アグリビジネス、多国籍企業、地域研究 <学習の到達目標> 開発問題に関する途上国 ・ 先進国の実態ならびに主要な理論について理解と関心を深める。途上国、日本、 先進国各々の発展とその相互関係について、知識と分析的理解力を獲得する。 <授業内容・方法と進度予定> 演習内容の詳細 ( 時間,課題、使用文献等 ) は,学期のはじめにオリエンテーションの時間を設け説明し, その後に各自が選択のうえ参加する。演習形式でおこない,学生各自の発表および積極的な討論参加が基 本となる。 報告時に各学生は、内容を説明したハンドアウト資料を作成配布し、パワーポイントなどを利用したプ レゼンテーションを行う。演習は,選択したテキストによるが、各回概ね1章ずつ読み進める。 テキストは、開発経済学、途上国地域研究、アグリビジネス等の分野から、学生の関心や学習到達度を 踏まえて選択する。 各学生は、テキストの中から,自分が4年次で専門に追求したいと考えるテーマとの関連性の高い部分 を選択して報告して良い。テキストのみならず関連する他の重要文献についても、取捨選択し紹介できる よう準備して演習に参加することが望まれる。 <成績評価方法> 出席、報告資料作成、演習での報告発表および積極的な討論参加を総合的に評価する。 <準備学習等> ミクロ経済学、マクロ経済学、統計学の基礎をあらかじめ十分に学んでおくこと。開発経済学、アグリ ビジネス論の受講は必須とする。 <教科書および参考書> オリエンテーションの際および授業時に指示する。 <授業時間外学習> テキストで引用されている文献等についても可能な限り読んでおくこと。 <備 考> オフィスアワー:毎週木曜日午後 1 時より 2 時までの間。担当教員の研究室にて。 e-mail: [email protected] 14 授 業 科 目 名 単位数 開発経済学演習Ⅱ 1 科目ナンバリング 開講年度 3年後期 6セメ開講 ABS-AGE434J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 冬木 勝仁・髙篠 仁奈 <授業テーマ> 発展途上国および先進国の社会経済発展の特徴と開発理論 <授業の目的と概要> 本授業は演習形式で,開発経済学、途上国地域研究、アグリビジネスなどの分野から選択されたテキス トについて、各学生の内容発表および討論によって展開される。 学生は,このような授業参加により,文献読解方法,分析に必要なデータの入手や調査の方法,分析手 法について学習する。予習・復習(各自、各週最低4時間程度)を通じ、必要な知識、文献読解力、分析 手法を獲得するとともに、4年次の卒業研究対象のテーマの選定を目指す。 冬木准教授が担当する。 <キーワード> 産業構造の変化、農業の役割、発展途上国、開発戦略、農業技術、農村社会、貧困問題、食糧問題、市場制度、 農産物流通、アグリビジネス、多国籍企業、地域研究 <学習の到達目標> 開発問題に関する途上国 ・ 先進国の実態ならびに主要な理論について理解と関心を深める。途上国、日本、 先進国各々の発展とその相互関係について、知識と分析的理解力を獲得する。 <授業内容・方法と進度予定> 演習内容の詳細 ( 時間,課題、使用文献等 ) は,学期のはじめにオリエンテーションの時間を設け説明し, その後に各自が選択のうえ参加する。演習形式でおこない,学生各自の発表および積極的な討論参加が基 本となる。 報告時に各学生は、内容を説明したハンドアウト資料を作成配布し、パワーポイントなどを利用したプ レゼンテーションを行う。演習は,選択したテキストによるが、各回概ね1章ずつ読み進める。 テキストは、開発経済学、途上国地域研究、アグリビジネス等の分野から、学生の関心や学習到達度を 踏まえて選択する。 各学生は、テキストの中から,自分が4年次で専門に追求したいと考えるテーマとの関連性の高い部分 を選択して報告して良い。テキストのみならず関連する他の重要文献についても、取捨選択し紹介できる よう準備して演習に参加することが望まれる。 <成績評価方法> 出席、報告資料作成、演習での報告発表および積極的な討論参加を総合的に評価する。 <準備学習等> ミクロ経済学、マクロ経済学、統計学の基礎をあらかじめ十分に学んでおくこと。開発経済学、アグリ ビジネス論の受講は必須とする。 <教科書および参考書> オリエンテーションの際および授業時に指示する。 <授業時間外学習> テキストで引用されている文献等についても、可能な限り読んでおくこと。 <備 考> オフィスアワー:毎週木曜日午後 1 時より 2 時までの間。担当教員の研究室にて。 e-mail: [email protected] 15 授 業 科 目 名 単位数 海洋生物工学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABS-APS319J 海洋生物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 鈴木 徹 <授業テーマ> (1)遺伝子工学の基礎、(2)発生工学、(3)魚類の発生と制御機構、(4)魚類のゲノム解読プロジェクト、(5)それらのマリンバイオテクノロジー 研究への応用について理解を深める. <授業の目的と概要> この授業では、マリンバイオテクノロジーを推進するうえで必要な遺伝子工学、発生工学、機能ゲノム学について解説する.これらは、水産関係の国公 立研究機関、民間の研究機関で魚類に関する遺伝子工学を扱う上で必須である. 最初に、遺伝子クローニングと発現解析などの「遺伝子工学の基礎技術」について解説する.解説した技術は、学生実験「分生生物学」で実習する. 「発生工学」に関する授業では、最近注目されているゲノム編集技術とその農林水産業への応用の可能性について解説する.また突然変異体の作製方法、 変異をもたらしている原因遺伝子の同定法(連鎖解析とポジショナルクローニング)について説明する.トランスジェニックフィッシュの作製原理につい て説明し、高成長型系統や環境モニタリングシステムへの応用について紹介する. 「魚類の発生と変態の制御機構」では、魚類における性決定や生殖細胞の発生の特徴(哺乳類とはかなり異なっている)について紹介する.また魚類の 発生の特徴、変態の分子調節機構について解説し、養殖用種苗生産との関わりについても紹介する.研究室で進めている魚類の iPS 細胞の開発についても 紹介する. 「魚類のゲノム構造」では、次世代シーケンス解析によるゲノム解読について紹介し、それによって明らかになった哺乳類と異なる魚類ゲノムの構造的 特徴について解説する. <キーワード> 遺伝子クローニング、発現解析、ゲノム編集、発生、変態、多能性、トランスジェニックフィッシュ、ゲノム解読プロジェクト <学習の到達目標> 遺伝子工学の方法論、魚類発生と発生工学、魚類ゲノムの構造的特徴について理解し、今後のマリンバイオテクノロジー研究に応用する力を身につける. 水産・海洋関係の国公立研究機関、民間の研究機関に配属された際に、これらの技術や知見を応用できるよう十分な知識を身につける. <授業内容・方法と進度予定> 「遺伝子工学の基礎」 第 1 回:遺伝子工学の基本技術 -1(分子生物学実験で実施する手技の原理解説) DNA/RNA の取り扱いと精製、PCR の原理 第 2 回:遺伝子工学の基本技術 -2 プラスミドベクターの構造、PCR 産物のクローニングベクターへの組込み 第 3 回:遺伝子工学の基本技術 -3 プライマーの設計についての説明と、設計の実習 第 4 回:遺伝子工学の基本技術 -4 選択マーカー、青白スクリーニング等についての解説 第 5 回:遺伝子発現の解析技術 プローブ合成、in situ ハイブリダイゼーション、リアルタイム PCR 「魚類の発生工学」 #リバースジェネティックス 第 5 回:ゲノム編集技術(TALEN, CRISPR/Cas9)-1 原理の説明、ノックアウトフィッシュの作製 第 6 回:ゲノム編集技術(TALEN, CRISPR/Cas9)-2 水産養殖への応用 #フォワードジェネティックス 第 7 回:化学変異原を使った突然変異体の作製 第 8 回:突然変異原因遺伝子のポジショナルクローニング #トランスジェニック技術 第 8 回:トランスジェニックフィッシュの作製と応用 「魚類の発生と変態の制御機構」 第 9 回:魚類の胚発生と仔魚発生の特徴、養殖用種苗生産と発生との関わり 第 10 回:魚類の性決定機構 第 11 回:生殖細胞の発生機構 第 12 回:魚類における変態の制御機構:特にヒラメ・カレイ類の左右非対称な発生 第 13 回:魚類細胞の多能性維持機構と iPS 細胞の開発 「魚類のゲノム構造」 第 14 回:ゲノム解読の方法、魚類におけるゲノム解読プロジェクト 第 15 回:魚類と四肢動物の比較ゲノム <成績評価方法> レポートと定期試験によって評価する. <準備学習等> 1年生で履修した「応用生命科学のための生物学入門」を再読する。毎回、翌週分の資料を配付するので、前もって準備学習する. <教科書および参考書> (参考図書) 基礎から学ぶ遺伝子工学、田村隆明著、羊土社 分子生物学イラストレイテッド、田村隆明・山本雅編、羊土社 動物の発生と分化、浅島誠・駒崎伸二著、裳華房 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:質問等は、海洋生命遺伝情報システム教授室で随時受け付ける。 (2)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/bioinfor/index-j.html (3)E-mail address: [email protected] 16 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅰ 1 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 AAL-PLA301B 植物生命科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 本間 香貴 <授業テーマ> 植物生命科学と植物生産に関する基礎知識を英語で学ぶ <授業の目的と概要> 植物生命科学と植物生産に関する英文科学論文の輪読 <キーワード> 科学英語,科学論文,専門用語,植物生命科学 <学習の到達目標> 英語で書かれた科学論文を読解する能力を身に着ける <授業内容・方法と進度予定> 授業時間の前半は Scientific American の記事を例に,科学英語講読の際のポイントを概説する. 授業時間の後半は論文を紹介し,その内容について理解を深める. <成績評価方法> 平常点および,授業での発表に基づいて評価を行う <準備学習等> 事前に配布する論文等を毎回十分に予習して出席すること <教科書および参考書> 資料を配布する. 参考書:日経サイエンスで学ぶ科学英語 <授業時間外学習> 興味を持った論文を自力で読むこと <備 考> オフィスアワー 作物学研究室 授業後 18:00 まで メールでの質問も受け付ける E-mail address: [email protected] 17 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅰ 1 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 AAL-AGE301B 資源環境経済学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 木谷 忍 <授業テーマ> 経済学及び経営学分野の英語読解力を養う。 <授業の目的と概要> 経済学、経営学、農業経済学、環境経済学に関する学術論文や、国際機関の報告書を読解・訳出すること により経済学分野の英語読解力を養う。付随して、用語や理論の解説も行う。演習は、出席者による輪読 形式で行う。 <キーワード> 科学英語、経済学、経営学、農業経済学、環境経済学 <学習の到達目標> 英語読解力、専門用語、経済理論の習得 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:オリエンテーション、テキストの指定 第2回以降最終回まで:テキスト輪読による演習を行う (出席者は、演習中必ず 1 度は読解・訳出を担当するものとする) <成績評価方法> 平常点及びレポート <準備学習等> 指定範囲の予習が必要 <教科書および参考書> 第 1 回時にテキストを指定・配付する。 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:特別に時間帯を設定しないが、事前にアポイントを取ること。 ホ ー ム ペ ー ジ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/agriecon/index-j.html E-mail:[email protected] 18 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅰ 1 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 AAL-ANS301B 応用動物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 小倉 振一郎・佐藤 正寛・野地 智法・萩野 顕彦・盧 尚建・渡邊 康一・麻生 久 <授業テーマ> 応用動物科学分野における英文論文に親しむ。 <授業の目的と概要> 応用動物科学、特に動物の形態、遺伝・育種、生理学、草地・動物行動に関する基盤的な英文図書及び 科学論文を読む意欲を高め、読解に必要な力を養う。そのために英文の翻訳に比重をおく授業を行う。 <キーワード> Functional Morphology, Animal Breeding and Genetics, Animal Physiology, Grasslands, Animal behavior <学習の到達目標> 動物の形態、遺伝・育種、生理学および草地・動物行動に関する基盤的な英文図書・論文を読むための単 語力および独特な文章表現に対する理解力を高める。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 オリエンテーション、解剖学に関する英文の読解 第2回 組織学に関する英文の読解 第3回 動物遺伝学に関する英文の読解 第4回 動物育種学に関する英文の読解 第5回 生理学に関する英文の読解 第6回 内分泌学に関する英文の読解 第7回 草地学に関する英文の読解 第8回 動物行動に関する英文の読解 <成績評価方法> 出席を含む平常点と課題としての英文の翻訳レポートの提出によって判定する。 <準備学習等> 指定する英文図書・論文を予め読んでおくこと。 <教科書および参考書> 基盤的かつ最新の英文図書・論文を選定し、教材とする。 <授業時間外学習> オフィスアワー:金曜日 10 時半~ 12 時 講義に関する質問事項については、担当教員に直接尋ねるかメールで質問する。 <備 考> E-mailアドレス 野地:[email protected] 盧: [email protected] 佐藤(正):[email protected] 小倉: [email protected] 19 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅰ 1 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 AAL-APS301B 海洋生物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 落合 芳博 <授業テーマ> 海洋生物科学に関する英語力を身につける <授業の目的と概要> 水圏動物生理学、水産資源生態学、水圏植物生態学、水産資源化学、沿岸生物生産システム学、生物海洋学、 海洋生命遺伝情報システム学に関する英語論文の輪読。 <キーワード> 科学英語、専門用語、海洋生物学用語 <学習の到達目標> 海洋生物科学に関する論文を読む能力と、海洋生物科学領域の専門用語を身につける。 <授業内容・方法と進度予定> 上記のそれぞれの分野につき 4 回ずつ授業を行い、それぞれの分野に関する論文を輪読する。以下に教材 の例を示す。 水 圏 動 物 生 理 学:Scallops: Biology, Ecology and Aquaculture、 水 産 資 源 生 態 学:Elements of Marine Ecology、 水 圏 植 物 生 態 学:Seaweed Ecology and Physiology、 水 産 資 源 化 学:Nucleotide-degrading enzymes (Seafood Enzymes) <成績評価方法> 出席と輪読における理解度に基づいて評価する。 <準備学習等> 事前に渡されるそれぞれの分野に関する論文・総説を予習していかないと授業にはついていけない。 <教科書および参考書> 各研究室から指定される教材プリント <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:それぞれの授業終了後 1 時間程度 代表者 E-mail: [email protected](落合芳博) (担当者はそれぞれの分野の教授、准教授および助教) 20 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅰ 1 科目ナンバリング 3年前期集中 5セメ開講 AAL-AGC301B 生物化学コース 必修 使用言語 開講年度 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 二井 勇人 <授業テーマ> 科学英語論文の構成や作成法ならびに検索法の習得 <授業の目的と概要> 科学論文とは、実験や観察により得られたデータの科学的重要性を第三者が見て理解できるように書か れる。従って文学作品とは異なる比較的平易な文章を用いて明確な論理展開がなされる。通常国際社会に 向けた情報発信は英語が使われており、英文の論文を読み、その情報を正確に理解することは研究者にとっ て必須の技術である。 本講義では、論文が掲載されるまでのプロセスや論文がどのようなセクションによって構成されている のか、また自分に必要な論文や情報をどのように検索するかについて理解するとともに、具体的に英語論 文を読んでその内容を理解してまとめることにより、科学英語論文の講読法について学ぶ。 <キーワード> 科学英語論文、論文構成、論文検索、インターネット <学習の到達目標> 科学英語論文の構成や作成法を学び、論文内容を理解できるようになると同時に、必要な論文の効率的な 検索ができるようになる。 <授業内容・方法と進度予定> 1.科学論文とは? 2.科学論文はどのように構成されているか 3.科学英語論文の作成法-投稿から掲載まで 4.必要な情報を入手する 論文情報の検索方法(インターネット利用法; Medline, PubMed など) 5.生物化学に関する課題論文を読む 6.課題論文の内容を要約する方法 論文の「要旨」だけでは全貌は理解できない <成績評価方法> 出席およびレポートによって評価し、それぞれの評価割合は 50 %、50 %とする。 <準備学習等> <教科書および参考書> <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー: 講義に関する質問を受付け、更に理解を深めるために、授業終了後、生物化学系学 生実験準備室等でオフィスアワーを設ける。日時は講義時に伝える。 (2)E-mail address: [email protected] 21 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅰ 1 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 AAL-AGC325B 開講年度 生命化学コース 必修 使用言語 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 池田 郁男 <授業テーマ> 生命化学に関する英語読解力および文献検索法の習得 <授業の目的と概要> 生命化学に関する英語学術論文の読解力を養うために、基礎的な英文実験テキスト・教科書および学術論 文を用いて演習を行い、解説する。また、インターネットを活用した文献検索法、科学データベース検索 法について解説する。 担当は池田郁男教授ほか、生命化学系教員が担当する。 <キーワード> 科学英語、学術用語、文献検索、データベース検索 <学習の到達目標> 生命化学に関する学術論文の読解力と学術用語の使い方を身につける。また、生命科学関連のデータベー ス検索法を習得する。 <授業内容・方法と進度予定> 第1~8回:英語実験書の読み方(基礎化学実験法、油脂実験法、糖鎖・タンパク質実験法、遺伝子実験法) 第9~ 11 回:英語学術論文(基礎学術用語を含む)の読み方(I) 第 12 ~ 13 回:文献検索システム(Medline、Current Contents など)の利用法 第 14 ~ 15 回:科学データベース(NCBI、Genbank、PDB など)の利用法 <成績評価方法> 出席とレポート(小テストを含む)によって評価し、それぞれの評価割合は 50%ずつである。 <準備学習等> 配布される英語実験テキスト・学術論文を十分に予習すること。 <教科書および参考書> 必要な資料は配付する。 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:それぞれの授業終了後 1 時間程度 代表者 E-mail: [email protected](コース代表:池田郁男) 22 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅱ 1 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 AAL-PLA302B 植物生命科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 本間 香貴 <授業テーマ> 植物生命科学に関する英語力を身につける. <授業の目的と概要> 作物学,園芸学,土壌立地学,植物遺伝育種学,植物病理学,生物制御機能学,環境適応生物工学,栽培 植物環境科学,生物共生学に関する英語論文の輪読. <キーワード> 科学英語,専門用語,植物生命科学用語 <学習の到達目標> 植物生命科学に関する論文を読む能力と,植物生命科学分野の専門用語を身につける. <授業内容・方法と進度予定> 上記のそれぞれの分野に分かれて授業を行い,それぞれの分野に関する論文を輪読する. これまでの教材の例を以下に挙げる. The Journal of Agricultural Science, Journal of Ecology, Journal of Economic Entomology, Journal of Experimental Botany, Journal of Plant Research, Nature, Nature Biotechnology, Science, The Plant Cell, The Plant Journal, Journal of Insect Physiology, Plant Production Science, Soil Science and Plant Nutrition <成績評価方法> 出席と輪読における理解度に基づいて評価する. <準備学習等> 事前に配布されるそれぞれの分野に関連した論文・総説を予習して出席すること, <教科書および参考書> 教材プリント <授業時間外学習> 興味のある論文を自分で読むこと <備 考> オフィスアワー:それぞれの授業終了後 1 時間程度,それぞれの担当教官の研究室 (在室中は随時受け付ける) 代表者:本間香貴(作物学分野) E-mail: [email protected] 23 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅱ 1 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 資源環境経済学 コース必修 AAL-AGE302B 使用言語 開講年度 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 髙篠 仁奈 <授業テーマ> 経済学分野の英語論文の読解と要約 <授業の目的と概要> 農業経済学、環境経済学、開発経済学、フィールド社会技術学に関する学術論文や、国際機関の報告書 を読む際に基礎となる文献を読み、その内容を報告・討論することにより経済学分野の英語読解力を養う。 <キーワード> 科学英語、農業経済学、環境経済学、開発経済学、フィールド社会技術学 <学習の到達目標> 科学論文の読解力・説明力を身につける。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 オリエンテーション 第2回 文献検索の方法 第3回 報告と討論1-1 第4回 報告と討論1-2 第5回 報告と討論1-3 第6回 報告と討論1-4 第7回 報告と討論2-1 第8回 報告と討論2-2 第9回 報告と討論2-3 第 10 回 報告と討論2-4 第 11 回 報告と討論3-1 第 12 回 報告と討論3-2 第 13 回 報告と討論3-3 第 14 回 報告と討論3-4 第 15 回 期末試験 <成績評価方法> 出席と報告・討論の内容に基づいて評価する。 <準備学習等> 報告者は準備が必要。 <教科書および参考書> オリエンテーション時に文献等の説明をする。 <授業時間外学習> <備 考> (1)毎週火曜日(12:00 - 13:00)加工室2階 国際開発第3研究室 上記以外の時間も、事前連絡があれば可能な限り受け付ける。 (2)連絡先 [email protected] 24 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅱ 1 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 AAL-ANS302B 応用動物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 齋藤 忠夫・安藤 太助・磯貝 惠美子・大坪 和香子・喜久里 基・北澤 春樹・多田 千佳・種村 健太郎・ 豊水 正昭・中井 裕・原 健士朗・福田 康弘・米山 裕 <授業テーマ> 応用動物科学分野における英文論文に親しむ。 <授業の目的と概要> ミルク・食肉・食卵、栄養、生殖、微生物に関する基盤的な英文図書及び科学論文を読み、情報を得る意 欲を引き出す。そのために英文の翻訳に比重をおく授業を行う。 <キーワード> Animal Products Chemistry, Animal Nutrition, Animal Reproduction, Animal Microbiology <学習の到達目標> 食肉・食卵、栄養、生殖、微生物 に関する基盤的な英文図書・論文を読むための単語力及び独特な文章表現に対する理解力を高める。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 オリエンテーション、ミルク・食肉に関する英文の読解 第2回 食卵に関する英文の読解 第3回 各種動物の栄養特性に関する英文の読解 第4回 栄養素の代謝制御に関する英文の読解 第5回 哺乳類の生殖に関する英文の読解 第6回 哺乳類の発生工学に関する英文の読解 第7回 微生物の生理・遺伝体系に関する英文の読解 第8回 微生物バイオテクノロジー及び病原微生物に関する英文の読解 第 9 回 環境微生物に関する英文の読解 <成績評価方法> 出席を含む平常点と課題としての英文の翻訳レポートの提出によって判定する。 <準備学習等> 指定する英文図書・論文を予め読んでおくこと。 <教科書および参考書> 基盤的かつ最新の英文図書・論文を選定し、教材とする。 <授業時間外学習> オフィスアワー:金曜日 10 時半~ 12 時 講義に関する質問事項については、担当教員に直接尋ねるかメールで質問する。 <備 考> E-mailアドレス 北澤:[email protected] 原 : [email protected] 多田:[email protected] 喜久里:[email protected] 米山:[email protected] 25 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅱ 1 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 AAL-APS302B 海洋生物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 落合 芳博 <授業テーマ> 海洋生物科学に関する英語力を身につける <授業の目的と概要> 水圏動物生理学、水産資源生態学、水圏植物生態学、水産資源化学、沿岸生物生産システム学、生物海洋学、 海洋生命遺伝情報システム学に関する英語論文の輪読。 <キーワード> 科学英語、専門用語、海洋生物学用語 <学習の到達目標> 海洋生物科学に関する論文を読む能力と、海洋生物科学領域の専門用語を身につける。 <授業内容・方法と進度予定> 上記のそれぞれの分野につき 4 回ずつ授業を行い、それぞれの分野に関する論文を輪読する。以下に教材 を例に挙げる。 沿 岸 生 物 生 産 シ ス テ ム 学:”Atlas of Invertebrate Reproduction and Development、 生 物 海 洋 学: Biological Oceanography:An Introduction(2nd ed.)、 海 洋 生 命 遺 伝 情 報 シ ス テ ム 学:Essentials of conservation biology(Conservation at the Population Level)、Recombinant DNA(2nd ed.)、および:魚 類のゲノム解読、発生工学に関する論文あるいは総説 <成績評価方法> 出席と輪読における理解度に基づいて評価する。 <準備学習等> 事前に渡されるそれぞれの分野に関する論文・総説を予習していかないと授業にはついていけない。 <教科書および参考書> 各研究室から指定される教材プリント <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:それぞれの授業終了後 1 時間程度 代表者 E-mail: [email protected](落合芳博) (担当者はそれぞれ分野の教授、准教授及び助教) 26 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅱ 1 科目ナンバリング 3年後期集中 6セメ開講 AAL-AGC302B 生物化学コース 必修 使用言語 開講年度 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 内田 隆史 <授業テーマ> 学術論文の検索法の理解と読解力の養成 <授業の目的と概要> 研究に必要な化学関係の英語学術論文を探し出す方法を修得し,一例として,SciFinder(検索ツール)に よる Web 検索方法の概略を理解する。また,検索結果に基づいて,実際に目的とする学術雑誌の当該論文 を図書館の蔵書の中から探し出し,その英訳を行なうことにより,学術論文の典型的構成を理解するとと もに,学術論文に特徴的な表現方法を修得する。 <キーワード> 科学論文,抄録誌,文献検索,SciFinder,科学論文の構成 <学習の到達目標> 科学者が研究を進めるための情報をどのようにして手に入れているのかを理解し,必要とする科学論文を 自分で探し出すことができるようになる。また,学術論文の典型的構成を理解し,特有の言い回しを修得 する。 <授業内容・方法と進度予定> 1. 文献の種類の解説 2. ケミカルアブストラクト,バイルシュタインハンドブック等の抄録誌の構成,検索方法に関する講義 3. 科学論文の典型的構成に関する講義 4. SciFinder による検索(4-5人のグループに分かれて,個別指導する) 5. 検索結果に基づき,図書館で目的とする論文を探し出す。 6. 論文を和訳したレポートを提出する。 <成績評価方法> 出席(30%)とレポート(70%)により評価する。 <準備学習等> 学術論文(原著論文)がどのようなものか,あらかじめ図書館で調べてみること。 <教科書および参考書> 必要な資料を配布する。 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:月曜日 15:00 - 18:00、農学研究科本館2階 208 号室(生物有機化学分野教授室) (事前に連絡すれば、その他の日時でも可能な限り受け付ける。) (2)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/yuuki/index-j.html (3)e-mail address : [email protected] 27 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅱ 1 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 AAL-AGC326B 開講年度 生命化学コース 必修 使用言語 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 池田 郁男 <授業テーマ> 生命化学に関する英語読解力および化合物検索法の習得 <授業の目的と概要> 生命化学に関する英語学術論文の読解力を身につけるために,基礎的な英文実験テキスト・教科書および 学術論文を用いて演習を行い,解説する。また,化合物データベースの利用法について解説する。 担当は池田郁男教授ほか、生命化学系教員が担当する。 <キーワード> 科学英語,学術用語,データベース検索 <学習の到達目標> 生命化学に関する学術論文の読解力と学術用語の使い方を身につける。また,生命化学関連の化合物デー タベース検索法を習得する。 <授業内容・方法と進度予定> 第1~6回:英語実験書の読み方(II)(栄養化学実験法,微生物実験法,有機化学実験法) 第7~8回:英語学術論文(基礎学術用語を含む)の読み方(II) 第9~ 11 回:英語学術論文の講読 第 12 ~ 14 回:化合物データベース(Merk Index など)の利用法 <成績評価方法> 出席とレポート(小テストを含む)によって評価し、それぞれの評価割合は 50%ずつである。 <準備学習等> 配布される英語実験テキスト・論文を十分に予習すること。 <教科書および参考書> 必要な資料は配付する。 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:それぞれの授業終了後 1 時間程度 代表者 E-mail: [email protected](コース代表:池田郁男) 28 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅲ 1 科目ナンバリング 4年前期集中 7セメ開講 ABS-PLA337B 植物生命科学 コース 使用言語 開講年度 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 北柴 大泰 <授業テーマ> 植物生命科学に関する高度な英語論文の読解力の習得 <授業の目的と概要> 植物生命科学に関する、作物学、園芸学、土壌立地学、遺伝育種学、病理学、生物制御機能学、環境適 応生物工学、栽培植物環境科学、生物共生科学、から専門性の高い最新の研究成果に関する英語論文を対 象に、専門的学術用語とその用法、また専門分野の英語論文読解力を身につける。授業は卒業研修所属分 野でゼミ形式で行う。 (なお、本科目は平成28年度~平成30年度まで開講予定であった「農学英語」の読み替え科目となる。) <キーワード> 農学、植物生命科学、科学英語論文、学術用語、読解 <学習の到達目標> 専門性の高い研究情報を世界から広く検索・収集し、目的の英語学術論文の読解力を身につける。 <授業内容・方法と進度予定> 植物生命科学コースの各分野において、卒業研修に関係する英文の研究論文を読解、翻訳、要約する。 <成績評価方法> 講義開始にあたり、担当教員がそれぞれ基準を提示。 <準備学習等> 指定する英文図書・論文を予め読んでおくこと。 <教科書および参考書> 分野ごとに指示する。 <授業時間外学習> 興味ある科学論文に多く触れ、専門学術用語(英語)に慣れること。 <備 考> オフィスアワー:卒業研修所属分野の研究室にて随時オフィスアワーを設ける。 責任担当者:植物生命科学コース代表 教員 (本間 香貴 教授(作物学分野)[email protected]) 29 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅲ 1 科目ナンバリング 4年前期 7セメ開講 AAL-AGE345B 資源環境経済学 コース 使用言語 開講年度 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 木谷 忍 <授業テーマ> 経済学及び経営学分野の英語読解力を養う。 <授業の目的と概要> 経済学、経営学、農業経済学、環境経済学に関する学術論文や、国際機関の報告書を読解・訳出すること により経済学分野の英語読解力を養う。付随して、用語や理論の解説も行う。演習は、出席者による輪読 形式で行う。 <キーワード> 科学英語、経済学、経営学、農業経済学、環境経済学 <学習の到達目標> 英語読解力、専門用語、経済理論の習得 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:オリエンテーション、テキストの指定 第2回以降最終回まで:テキスト輪読による演習を行う (出席者は、演習中必ず 1 度は読解・訳出を担当するものとする) <成績評価方法> 平常点及びレポート <準備学習等> 指定範囲の予習が必要 <教科書および参考書> 第 1 回時にテキストを指定・配付する。 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:特別に時間帯を設定しないが、事前にアポイントを取ること。 ホ ー ム ペ ー ジ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/agriecon/index-j.html E-mail:[email protected] 30 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅲ 1 科目ナンバリング 4年前期集中 7セメ開講 AAL-ANS339B 応用動物科学 コース 使用言語 開講年度 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 種村 健太郎・佐藤 正寛・豊水 正昭・麻生 久・齋藤 忠夫・盧 尚建・小倉 振一郎・中井 裕・ 磯貝 惠美子 <授業テーマ> 応用動物科学分野における英文論文の読解力及び英文による表現能力の向上 <授業の目的と概要> 動物の生殖、栄養、生理、遺伝、微生物、ミルク・食肉・食卵の化学、形態、資源動物群制御、陸圏生態 の中から1つを選び、それぞれの分野で出版された研究論文を読み、内容を正確に理解し、表現する。そ のために英文の翻訳、英文による記述に比重をおく授業を行う。 <キーワード> Animal Reproduction, Animal Nutrition, Animal Physiology, Animal Breeding and Genetics, Animal Microbiology, Animal Products Chemistry, Animal Morphology, Animal Health and Management, Ecology and Behavior <学習の到達目標> 応用動物科学コースを構成する各研究室の研究テーマに関係する研究論文を読み、理解し、内容を正確に 要約しうる能力を身につけさせる。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回~8回 動物の生殖、栄養、生理、遺伝、微生物、ミルク・食肉・食卵の化学、形態、資源動物群制御、陸圏生態 の中から1つ領域を選び、それぞれの領域で出版された英文の研究論文を読解、翻訳、要約する。 <成績評価方法> 出席を含む平常点と課題の英文翻訳レポートの提出によって判定する。 <準備学習等> 指定する英文図書・論文を予め読んでおくこと。 <教科書および参考書> 基礎的かつ最新の英文図書・論文を選定し、教材とする。 <授業時間外学習> オフィスアワー:金曜日 10 時半~ 12 時 講義に関する質問事項については、担当教員に直接尋ねるかメールで質問する。 <備 考> 種村:[email protected] 佐藤(正):[email protected] 麻生:[email protected] 小倉:[email protected] 磯貝:[email protected] 豊水: [email protected] 盧:[email protected] 齋藤(忠):[email protected] 中井:[email protected] 31 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅲ 1 科目ナンバリング 4年前期集中 7セメ開講 開講年度 生物化学コース AAL-AGC323B 使用言語 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 牧野 周・西森 克彦・内田 隆史・阿部 敬悦・桑原 重文・五味 勝也 <授業テーマ> 生命科学に関する高度な英語論文の読解および作成法の習得 <授業の目的と概要> バイオサイエンスおよびバイオテクノロジーの各分野における専門性が高い最新の研究成果に関する英語 論文を対象に、専門的学術語の用法などを学ぶことにより、専門分野の英語論文読解力を身につけると同 時に、英語論文作成法についても理解を深める。授業は、卒業研修所属分野でゼミ形式で行う。 <キーワード> 科学英語論文、読解構成、論文作成、バイオサイエンス <学習の到達目標> 専門分野の最新の科学英語論文を自在に検索し、目的の論文内容を理解できるようになる。 <授業内容・方法と進度予定> 1.専門分野の科学英語論文の構成 2.専門分野の科学英語論文の作成方法 3.専門分野の論文情報の検索方法 4.専門学術用語の用法 5.専門分野の最新論文の講読とゼミ形式での発表 <成績評価方法> 出席、およびレポートまたはゼミによる論文内容紹介によって評価する。 <準備学習等> <教科書および参考書> <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:授業に関する質問を受け、さらに理解を深めるために、授業終了後卒業研修所属分 野の研究室で随時オフィスアワーを設ける。 (2)責任担当者:牧野周 教授 32 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅲ 1 科目ナンバリング 4年前期集中 7セメ開講 AAL-AGC348B 開講年度 生命化学コース 使用言語 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 池田 郁男 <授業テーマ> 生命化学に関する英語読解力の習得 <授業の目的と概要> 食品化学、栄養学、天然物生命化学、機能分子解析学、テラヘルツ生物工学、生命構造化学、分子情報化学、 活性分子動態、生命素子機能に関する英語学術論文の講読。 池田郁男教授ほか、学生が所属する分野の教員が担当する。 <キーワード> 科学英語、学術用語 <学習の到達目標> 各自が卒業論文に関連した英語論文を学習することにより、生命化学に関する英語学術論文の読解力を身 につける。 <授業内容・方法と進度予定> 生命化学系各分野(食品化学、栄養学、天然物生命化学、機能分子解析学、テラヘルツ生物工学、生命構造化学、 分子情報化学、活性分子動態、生命素子機能)において少人数による学術論文の輪読またはゼミを行う。 <成績評価方法> 出席とレポート(小テストを含む)によって評価し、それぞれの評価割合は 50%ずつである。 <準備学習等> 事前に配布される学術論文・総説を十分に予習すること。 <教科書および参考書> 分野毎に指示する。 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:それぞれの授業終了後 1 時間程度 (担当者は各分野の教授、准教授および助教) 33 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅳ 1 科目ナンバリング 4年後期集中 8セメ開講 AAL-ANS340B 応用動物科学 コース 使用言語 開講年度 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 種村 健太郎・佐藤 正寛・豊水 正昭・麻生 久・盧 尚建・齋藤 忠夫・小倉 振一郎・中井 裕・ 磯貝 惠美子 <授業テーマ> 卒業研修に関係する英文論文の収集、講読及び要約 <授業の目的と概要> 動物の生殖、栄養、生理、遺伝、微生物、ミルク・食肉・食卵の化学、形態、資源動物群制御、陸圏生態 の中から1つを選び、卒業研修に関わる英文論文を講読し、世界で発信された情報を正確に理解する。そ のために必要なノウハウをマンツーマンで指導する。 <キーワード> Animal Reproduction, Animal Nutrition, Animal Physiology, Animal Breeding and Genetics, Animal Microbiology, Animal Products Chemistry, Animal Morphology, Animal Health and Management, Ecology and Behavior <学習の到達目標> 世界の研究情報を収集し、卒業研修で行う研究テーマや研究成果の位置づけを明確し得る英語能力を修得 させる。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回~8回 動物の生殖、栄養、生理、遺伝、微生物、ミルク・食肉・食卵の化学、形態、資源動物群制御、陸圏生態 の中から1つ領域を選び、卒業研修に関係する英文の研究論文を読解、翻訳、要約する。これを繰り返し、 卒業研修の研究テーマや研究成果の位置づけを正確に行うことができる基盤をつくる。 <成績評価方法> 講義開始にあたり、担当教員がそれぞれ基準を提示。 <準備学習等> 指定する英文図書・論文を予め読んでおくこと。 <教科書および参考書> 基礎的かつ最新の英文図書・論文を選定し、教材とする。 <授業時間外学習> オフィスアワー:金曜日 10 時半~ 12 時 講義に関する質問事項については、担当教員に直接尋ねるかメールで質問する。 <備 考> 種村:[email protected] 佐藤(正):[email protected] 麻生:[email protected] 小倉:[email protected] 磯貝:[email protected] 豊水: [email protected] 盧:[email protected] 齋藤(忠):[email protected] 中井:[email protected] 34 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅳ 1 科目ナンバリング 4年後期集中 8セメ開講 開講年度 生物化学コース AAL-AGC324B 使用言語 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 牧野 周・西森 克彦・内田 隆史・阿部 敬悦・桑原 重文・宮尾 光恵・五味 勝也 <授業テーマ> 生命科学に関する高度な英語論文の読解および作成法の習得 <授業の目的と概要> バイオサイエンスおよびバイオテクノロジーの各分野における専門性が高い最新の研究成果に関する英語 論文を対象に、専門的学術用語の用法などを学ぶことにより、専門分野の英語論文読解力を身につけると 同時に、英語論文作成法についても理解を深める。 <キーワード> 科学英語論文、読解構成、論文作成、バイオサイエンス <学習の到達目標> 専門分野の最新の科学英語論文を自在に検索し、目的の論文内容を理解できるようになる。 <授業内容・方法と進度予定> 1. 専門分野の科学英語論文の構成 2. 専門分野の科学英語論文の作成方法 3. 専門分野の論文情報の検索方法 4. 専門学術用語の用法 5. 専門分野の最新論文の講読とゼミ形式での発表 具体的な内容・方法と進度予定は、卒業研修所属分野の教員が指示する。 <成績評価方法> 出席、およびレポートまたはゼミによる論文内容紹介によって評価する。 <準備学習等> 事前に配布される学術論文・総説を予習すること。 <教科書および参考書> 専門分野毎に指示する。 <授業時間外学習> 配布される学術論文・総説を復習し、理解できていない点があれば質問を用意し、次回授業時に質問する こと。 <備 考> オフィスアワー : 卒業研修所属分野の研究室。授業終了後随時。 35 授 業 科 目 名 単位数 科学英語講読Ⅳ 1 科目ナンバリング 4年後期集中 8セメ開講 AAL-AGC349B 開講年度 生命化学コース 使用言語 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 池田 郁男 <授業テーマ> 生命化学に関する英語読解力の習得 <授業の目的と概要> 食品化学、栄養学、天然物生命化学、機能分子解析学、テラヘルツ生物工学、生命構造化学、分子情報化学、 活性分子動態、生命素子機能に関する英語学術論文の講読。 池田郁男教授ほか、学生が所属する分野の教員が担当する。 <キーワード> 科学英語、学術用語 <学習の到達目標> 科学英語講読Ⅲに引き続き、さらに生命化学に関する英語学術論文の読解力を向上させるとともに、積極 的に学術情報を集め、自らの実験に活用する力を身に付ける。 <授業内容・方法と進度予定> 生命化学系各分野(食品化学、栄養学、天然物生命化学、機能分子解析学、テラヘルツ生物工学、生命構造化学、 分子情報化学、活性分子動態、生命素子機能)において少人数による学術論文の輪読またはゼミを行う。 <成績評価方法> 出席とレポート(小テストを含む)によって評価し、それぞれの評価割合は 50%ずつである。 <準備学習等> 事前に配布される学術論文・総説を十分に予習すること。 <教科書および参考書> 分野毎に指示する。 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:それぞれの授業終了後 1 時間程度 (担当者は各分野の教授、准教授および助教) 36 授 業 科 目 名 単位数 果樹園芸学 2 科目ナンバリング 開講年度 3年前期 5セメ開講 ABS-PLA217J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 金山 喜則 <授業テーマ> 果実の生産、流通のうえでの諸問題について講義する <授業の目的と概要> 日本の農業総生産額の約1割を占める果樹園芸について、生産、流通、消費動向を解説するとともに、それらに 伴って生ずる技術的諸問題について講義する。日本で特に重要なカンキツ類、リンゴ、ブドウ、ニホンナシ、モモ、 カキの6品目を中心に講義する。 <キーワード> 着花習性、整枝剪定、果実の形態、果実発育、果実品質、可食部位、生理障害 <学習の到達目標> 果樹について、植物学的特性と栽培学的特性の類似性を重視して、体系的に理解できることを目的としている。 <授業内容・方法と進度予定> 1.総論 2.柑橘類 3.リンゴ 4.ブドウ 5.ナシ 6.核果類 7.カキ 8.特産果樹 9.熱帯果樹 10.果実の発育と品質 11.収穫果の生理 12.植物成長調整物質の利用 13.生理障害と病虫害 14.施設栽培 15.全体のまとめと試験 <成績評価方法> 出席および期末試験によって評価する。それぞれの評価割合は 30 および 70%である。出席の基準は 10 回以上と する。期末試験は講義内容についての適切な理解ができたかどうか、キーワードを理解できたかどうか、論述試 問については科学的な説明ができたか否かを評価する。 <準備学習等> 教科書や参考書を中心に学習するので、講義内容に興味を待った学生はこれらを参考にして知識を吸収し、果実 生産との関わりについても興味を高めることが必要である。 <教科書および参考書> 教科書:『果樹園芸学』.金浜耕基編.文永堂出版 参考書:『園芸学』.金浜耕基編.文永堂出版 参考書:『園芸生理学』.山木昭平編.文永堂出版 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:園芸学分野 毎週金曜日 16:20 ~ 17:20 (ただし、上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける) (2)E-mail address: [email protected] 37 授 業 科 目 名 単位数 学術情報リテラシー 1 科目ナンバリング 3年後期後半 6セメ開講 ABS-OAG325J 応用動物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 齋藤 忠夫 <授業テーマ> 科学文献における学術情報リテラシー <授業の目的と概要> 世界には、2,000 以上の学術情報誌が存在する。その中で、自分の研究に必要な科学文献の情報収集を行うことは、容易ではない。とくに、 近年は、コンピューターによる検索技術が向上し、必ずしも図書館に足を運ばなくても済むかに感じられる。この様な時代の趨勢も考慮 しつつ、学術文献とはなにか、学術文献はどのようにして生まれるのか、多くの科学文献情報の中から自分が必要とする論文情報をいか に迅速に探し出すのか、その為にはどうしたら良いのかの概念と技術を習得することを目的とする。とくに、3年生に対する基礎科目で あるから、次年度の学士論文研究に即戦力となる知識と実技能力を身につけて貰うことが狙いである。従って、とくに自宅、研究室およ び図書館からのパソコンアクセスによる文献検索に焦点を当てて後半は解説する。 <キーワード> 原著論文、一次文献、二次文献、文献検索、情報リテラシー、電子ジャーナル、インターネット検索、図書館、ブラウジング、インパク トファクター(IF) <学習の到達目標> 学士論文研究が開始された際、自分のこれから実施する実験研究の世界的な背景の研究成果の蓄積を知り、主要な世界の研究論文を検索 することで、どこまでが解明されており、どこからが未解明なのかの正確な情報を検索し、無駄の無い研究が短時間で正確にスタートで きる基礎的な能力を身につける。 <授業内容・方法と進度予定> レポート作成および図書館の支援も受けての講習も含めて、合計8回の講義を行う。 第1回 イントロダクション(アメリカと日本の論文に対する意識の違い)原著論文の重要性の理解、テニュア、グラント(研究基金) の獲得、昇任・昇格人事、ポスドクの雇用、ワーキングプアーの問題、Publish or Perish? の重要な概念の説明 第2回 学術文献とは(一次文献、二次文献)、学術文献の様式、学術情報の流れ 第3回 原著論文とは(題目、著者、所属、イントロ、材料と方法、結果、討論、謝辞、引用文献)、実際に論文別刷り例を配布して、 各自が検証する。 第4回 学術文献の調べ方(文献検索の流れ、基礎検索、二次検索、ブラウジング) 図書館の役割(文献検索講習会) 第5回 インターネットによる文献検索(その1)、パソコンにおける文献検索の位置づけ、用語の定義とその概説、東北大学附属図書 館からのアクセス、学内蔵書検索、学外蔵書検索、電子ジャーナル、Web of Science など 第6回 インターネットによる文献検索(その2)、東北大学附属図書館・農学分館からのアクセス、文献検索の各自実施、OVID, CA on CD, AGRICORA, aff Research, Web Serve など、自宅からのアクセス方法 第7回 図書館のオーダーメイド講習会を実施し、当日は農学分館専門職員による詳細な説明を行う。実際にコンピューター室にて、各 自が一台のパソコンを使用して課題をこなす。(Web of Science の課題日) 第8回 図書館のオーダーメイド講習会を実施し、当日は農学分館専門職員による詳細な説明を行う。実際にコンピューター室にて、各 自が一台のパソコンを使用して課題をこなす。(PubMed の課題日) <成績評価方法> 出席を中心とする平常点およびレポート(図書館と自宅での検索結果)で評価し、評価割合はそれぞれ 70%および 30%とする。レポー トの提出資格は、5 回以上の出席回数とする。 <準備学習等> とくに自宅での事前学習の必要はないが、受講者は自身のパソコンを保有し、インターネット環境に接続している学習環境を自宅に保有 していることが望ましい。 <教科書および参考書> 指定テキスト:農学・生命科学のための学術情報リテラシー(齋藤忠夫編著、朝倉書店、2011 年) 参考図書:薬学系のための情報リテラシー(佐藤・川上著、共立出版、1999) <授業時間外学習> 3 回に渡り課題を出題する予定である。実際に自宅のパソコンと大学端末で、ダウンロード課題をこなす。大学でしか利用できない OVIDO や Web of Scicence を体験する。 <備 考> オフィスアワー:動物資源化学分野齋藤教授室 毎週水曜日 17 時~ 18 時 ホームページ URL:http://www.agri.tohoku.ac.jp/douka/index-j.html 動物資源化学研究室の最新の研究活動内容が把握できる。毎月1日に更新。 電子メールアドレス:[email protected] 講義に対する質問や要望は、電子メールで常時受け付ける。 38 授 業 科 目 名 単位数 家畜人工授精実習 1 科目ナンバリング 開講年度 3年後期集中 6セメ開講 ABS-ANS437J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 中井 裕・多田 千佳・種村 健太郎・原 健士朗・福田 康弘・高橋 清治 <授業テーマ> 人工授精師および受精卵移植師の資格を得るための実習を行う。 <授業の目的と概要> 動物生殖科学および家畜人工授精論の応用として、子牛の生産にかかる人工授精および受精卵(胚)移植 の技術を習得することが本授業の目的である。牛の発情徴候について実際に観察し、直腸検査法による腹 腔内生殖器の触診、牛の人工授精および胚移植について実習を行う。人工授精師、受精卵移植師の資格を 得るために必須な実習である。 <キーワード> 人工授精師、受精卵移植師 <学習の到達目標> 人工授精師および受精卵移植師の資格を得るために必要な基礎的技術を習得する。 <授業内容・方法と進度予定> 1.非発情牛と発情発現牛の観察 拳動、乗駕行動、外陰部、膣、子宮外口部、子宮の収縮運動、発情粘液 2.子宮頚管粘液および発情粘液の観察 結晶形成、牽糸性、絮状物、混濁、pH 3.直腸検査法 卵巣、子宮角、子宮体、子宮頚管の触知手順と触感の把握 4.牛の人工授精 ア)牛凍結精液の取り扱い-保存法および融解法 イ)牛人工授精用器の種類とその使用法 ウ)牛の人工授精実習-直腸膣法 5.人工授精証明書および胚移植証明書の書き方 <成績評価方法> 出席、実技試験およびレポートにより評価する。 <準備学習等> 家畜人工授精論を復習する。 <教科書および参考書> 「家畜人工授精講習会テキスト」(社)日本家畜人工授精師協会編 「受精卵移植技術マニュアル」(社)家畜改良事業団 「牛の受精卵移植」金川弘司 編著、近代出版 <授業時間外学習> <備 考> 39 授 業 科 目 名 単位数 家畜人工授精論 1 科目ナンバリング 開講年度 3年前期前半 5セメ開講 ABS-ANS333J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 原 健士朗 <授業テーマ> 家畜人工授精師並びに受精卵移植師の資格獲得のための講義 <授業の目的と概要> ウシの家畜人工授精師並びに受精卵移植師の資格を取得するのに必須な内容、特にウシの繁殖生理、精液 性状、人工授精技術、受精卵の体外生産、および受精卵移植等に関する事項を講義する。両資格を取得す るためには、この講義の他に応用動物科学系の必修科目に加えて、家畜人工授精実習の単位を取得するこ とが必要である。 <キーワード> ウシ、精巣、卵巣、子宮、卵管、人工授精、精液、卵子、受精卵、受精卵移植、IVMFC <学習の到達目標> ウシの人工授精師並びに受精卵移植師としての基礎知識を習得する。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:人工授精師並びに受精卵移植師の資格取得に関する法規に関する講義 第2回:ウシの生殖器組織解剖と繁殖生理に関する講義 第3回:ウシの精液性状および凍結に関する講義 第4回:受精卵の体外生産技術及び過剰排卵処理に関する講義 第5回:人工授精適期および受精卵移植時期に関する講義 第6回:ウシの発情、性周期、精液の凍結手順に関する講義 第7回:受精卵移植に必要な実際の手技に関する講義、試験 <成績評価方法> 90%以上の講義に出席し、試験をクリアし、かつ独自性・論理性に優れたレポートを提出した者に AA を与える。 <準備学習等> 資格を取得するためには、本講義以外に応用動物系の必修科目の取得が必要である。講義の前に、教科書: 新動物生殖科学の内容を学習していることが望ましい。 <教科書および参考書> 教科書:新動物生殖科学(佐藤英明編著、朝倉出版、2011年) <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー : 金曜日10時半~12時 問い合わせメールアドレス:[email protected] 前もってメールにて連絡ください。 40 授 業 科 目 名 単位数 環境経済学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABS-AGE314J 資源環境経済学 コース選択必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 木谷 忍 <授業テーマ> 環境の経済学的な分析手法の基本について確実に理解する。 <授業の目的と概要> 標記のテーマに即して、特に外部不経済論の観点からの分析の視点と適用のための基礎的能力の養成を目 標とする。 <キーワード> 外部不経済、ゴミ手数料の有料化,コースの定理、コモンズの悲劇 <学習の到達目標> 環境の経済学的な分析手法の基本と環境政策問題への分析法の適用についての理解力を身につける。 <授業内容・方法と進度予定> 各回の授業内容 第1回:イントロダクション―環境経済学の着地点― 第2回:経済の外部性 第3回:コースの定理 第4回:集合行為でのジレンマ(コモンズの悲劇) 第5回:協力ゲーム 第6回:協力ゲームの解 第7回:公共財としての環境財の最適供給 第8回:リンダールの方法 第9~10回:外部不経済の数学理論 第11~13回:協力の可能性(非協力ゲームからのアプローチ) 第14回:フォーク定理 第15回:期末試験 <成績評価方法> 出席と試験、日頃の授業態度 <準備学習等> 特になし <教科書および参考書> 未定 <授業時間外学習> <備 考> 41 授 業 科 目 名 単位数 環境経済学演習Ⅰ 1 科目ナンバリング 開講年度 3年前期 5セメ開講 ABS-AGE435J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 木谷 忍・井元 智子・小山田 晋 <授業テーマ> 地域づくりのための合意形成 <授業の目的と概要> グローバルな国際社会とは違い、地域社会づくりには地域の市民の参画が欠かせない。地域行政と市民の コラボレーションを促すためのいくつかの実験的方法に触れることによって、これまでの「公共選択論」 の枠組みだけでは捉えきれない新たな視点を獲得することを目的とする。 <キーワード> 文化資本、伝統、気づき、ゲーミング、地域文脈 <学習の到達目標> 地域づくりの政策においては、地域の意思決定に市民の意見を集計することだけではすまされない。そこ では、市民自身が即座に気づくことのできない地域の伝統、慣習、文脈などのほかに、子どもたち(次世 代)につなぐための教育システムへの配慮やリスクコミュニケーションにもとづく対話システムの確立が、 地域を持続させていくための最重要な課題となる。このように持続可能な地域づくりのための社会的政策 には多様な視点が含まれなければならないことを理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 1回:地域環境評価の手法 2回:地域計画における合意形成手法 3回:環境教育について 4回:文化資本と社会関係資本 5回:地域の水資源をめぐる諸問題 6回:魅力的な地方自治体の政策 7回:環境リスクとリスクコミュニケーション 8回~15回:文献の輪読、討論 <成績評価方法> 出席と発表,授業態度 <準備学習等> 特になし <教科書および参考書> 授業中に指示する <授業時間外学習> 発表の準備など <備 考> 42 授 業 科 目 名 単位数 環境経済学演習Ⅱ 1 科目ナンバリング 開講年度 3年後期 6セメ開講 ABS-AGE436J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 木谷 忍・井元 智子・小山田 晋 <授業テーマ> 経済社会の計量分析 <授業の目的と概要> 計量経済学の力を養う <キーワード> 計量経済学,データ,パッケージ・プログラムの活用 <学習の到達目標> 実際のデータを用いた計量分析を行えるようになること <授業内容・方法と進度予定> 計量経済学の初心者用テキストを輪読し,かつ,自分のデータを用いて実際に分析することにより,応用 力を養う <成績評価方法> 出席と発表,実験 <準備学習等> かならず !!!!!! 統計学の基礎を学んでおくこと !!!!! <教科書および参考書> 未定 <授業時間外学習> <備 考> 随時 43 授 業 科 目 名 単位数 環境システム生物学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABS-ANS318J 応用動物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 中井 裕 <授業テーマ> 畜産環境保全と動物の衛生管理 <授業の目的と概要> 動物の健康保持、安定的生産と生産物の安全性を確保するための動物管理および畜産環境保全のあり方に ついて理解を深める。 <キーワード> 環境保全、地球温暖化、有機性資源循環、コンポスト、ラグーン、窒素・炭素循環、微生物機能、ウイルス、 細菌、原虫、疫学、人獣共通感染症 <学習の到達目標> 畜産環境対策の技術と基本原理、家畜の衛生管理の生物学的・微生物学的基本原理、微生物の種類と感染 症の特徴を理解し、動物生産と環境の関わりに関して科学的に考察できるようにする <授業内容・方法と進度予定> 1) 環境保全と衛生 2) 畜産環境対策:畜舎汚水処理概論 3) 畜産環境対策:畜舎汚水高度処理 4) 畜産環境対策:メタン発酵 5) 畜産環境対策:コンポスト 6) 畜産環境対策:臭気対策 7) 畜産環境対策:諸外国の畜産環境対策 8) 家畜の衛生管理:感染と感染症 9) 家畜の衛生管理:疫学、関連法規 10) 家畜の衛生管理:疾病診断 11)家畜の衛生管理:病原体の分類と特徴。ウイルス 12)家畜の衛生管理:人獣共通感染症、ウイルス感染症 13)家畜の衛生管理:細菌感染症 14)家畜の衛生管理:原虫感染症 15)動物生産と環境:環境調和型畜産のあり方 <成績評価方法> 講義の出席回数 4/5 以上を必要とし、期末試験で評価する。 <準備学習等> 高校および 4 セメまでに実施された生物学の基礎的を復習。 <教科書および参考書> 新編畜産ハンドブック:中井裕ら編著、講談社、2006。畜産環境対策全書 2005 年度版:鶏卵肉情報セン ター編、2006。寄生性原虫コクシジア:中井裕編、東北大学出版会、2005。養豚汚水ふん尿処理対策ブック: 羽賀清典監修、チクサン出版、2004。微生物を活用した堆肥化大全:中井裕監修、肉牛新報社、2004。動 物の衛生:鎌田信一ら編、文永堂、2001。動物環境レメディエーション:中井裕編著、養賢堂、1999。動 物生産学概論:中井裕ら著、川島書店、1996。畜産衛生学:中井裕著、川島書店、1989 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー: 仙台または川渡の研究室に在室時には随時。常時メールでの質問を受け付ける。 URL:http://www.agri.tohoku.ac.jp/health/index-j.html e-mail: [email protected] 44 授 業 科 目 名 単位数 環境と倫理 2 科目ナンバリング 開講年度 3年前期 5セメ開講 ABS-OAG315J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 小山田 晋 <授業テーマ> 人と環境の関わり方を倫理学の視点から考える <授業の目的と概要> 近代化により、社会が自然へ働きかける技術が高度になるとともに、グローバル化の中で世界各地の伝統 文化も変容を余儀なくされている。それに応じて、人と環境との関係も変わってきており、環境とどのよ うに関われば良いかが見えにくくなっている。したがって、環境問題の解決を考える前に、なぜ環境を守 る「べき」なのか、つまり、環境問題を「問題」たらしめているものは何かを考えることが必要であると いえる。本講義では、環境の関わり方を倫理学の視点から考えることで、表層的な論理的思考ではなく、 ものごとの自明性を根本から捉え直そうとする哲学的思考を養う。 <キーワード> 倫理学、環境の価値、正義、文化 <学習の到達目標> 環境倫理学の基本的論点の理解、環境保護の倫理学的基礎づけに関する諸理論の理解 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:倫理学は何をする学問なのか 第 2 回:環境倫理学の論点 第 3 回:地球の有限性 第 4 回:世代間倫理の基礎づけ 第 5 回:動物保護の倫理 第 6 回:環境はなぜ守られるべきか(前半) 第 7 回:環境はなぜ守られるべきか(後半) 第 8 回:リベラリズムと共同体主義 第 9 回:正義の倫理とケアの倫理 第 10 回:人と自然の文化的関わり 第 11 回:風景の倫理 第 12 回:農業の倫理 第 13 回:経済学における「自然」 第 14 回:倫理学は役に立つのか 第 15 回:期末試験 <成績評価方法> 出席、レポート、期末試験 <準備学習等> 特になし <教科書および参考書> 倫理学の話(品川哲彦、ナカニシヤ出版) 現代倫理学の冒険(川本隆史、創文社) リーディングス環境 全5巻(淡路剛久ら編、有斐閣) <授業時間外学習> 特になし <備 考> 質問等があれば、随時研究室で対応する。事前にメール等すること。 [email protected] 45 授 業 科 目 名 単位数 環境・動物福祉学 2 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 ABS-ANS335J 応用動物科学 コース推奨 選択科目 開講年度 使用言語 日本語 毎年開講 <担当教員> 小倉 振一郎 <授業テーマ> 環境保全と動物福祉の思想,世界的な動き,問題の所在,評価指標,および解決法を学習する。 加えて、畜産の多面的機能、環境汚染問題並びに有機畜産を学習する。 <授業の目的と概要> 20 世紀のパラダイムは大量生産・大量消費社会構築であったが、21 世紀には循環持続型社会構築というパ ラダイムシフトが起こっている。その観点から、環境保全や動物福祉という思想が生まれ,発展してきて いる。それらを理解するとともに,それらのもとでの基礎的研究展開および畜産技術を理解する。 <キーワード> 環境保全,草原の多面的機能,持続的生産,動物福祉,5つの自由,エンリッチメント,有機畜産 <学習の到達目標> 動物福祉学の修得 持続的畜産の科学的理解 <授業内容・方法と進度予定> 1.環境保全と動物福祉という思想 2.環境問題に関わる国内外の状況 3.持続的生産に向けた課題 4.家畜福祉に関わる内外の状況 5.動物福祉評価法-情動、ストレス、自然性 6.集約畜産の代替法 7.草原の多面的機能 8.畜産の環境汚染問題 9.有機畜産 <成績評価方法> 毎回出席をとる。 レポートと期末試験により評価する。 <準備学習等> 以下の参考書を読む。 <教科書および参考書> 佐藤衆介他 , 動物行動図説 . 朝倉書店 . 2011. 佐藤衆介・森 裕司 , 動物への配慮の科学 . チクサン出版社 . 2009. 佐藤衆介 , アニマルウェルフェア . 東京大学出版会 . 2005. 松木洋一・永松美希 , 日本と EU の有機畜産 . 農文協 . 2004. 日本草地畜産種子協会 , 草地管理指標-草地の多面的機能編 , 2009. <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:授業終了後 12:00 まで。 陸圏生態学分野教授室(研究実験棟第二2F) 在室中は,随時,受け付ける (2)連絡先:email:[email protected] 46 授 業 科 目 名 単位数 環境評価学 2 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 ABS-OES317J 資源環境経済学 コース選択必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 井元 智子 <授業テーマ> 環境問題に対する経済学的なアプローチ <授業の目的と概要> 環境の経済評価手法を中心に環境問題に対する経済的なアプローチを講義する。費用便益分析,旅行費用法, ヘドニック法,CVM(仮想評価法)、コンジョイント分析などの環境評価の概念と理論を理解し,実際に 環境の価値評価を演習で行う。これを踏まえ,持続可能な社会について考察する。 <キーワード> 環境評価,生活と環境,企業の環境対策,持続可能な社会 <学習の到達目標> 環境問題に対する経済学的な分析手法を習得することで,現実の環境問題の発生原因,およびそれに対す る対策を経済学の観点から評価・ 分析できるようになること <授業内容・方法と進度予定> 第1回 オリエンテーション,環境評価学とは 第2回 環境問題とは何か 第3回 環境問題発生のメカニズム:市場の失敗 第4回 環境問題発生のメカニズム:公共財 第5回 環境の価値評価:経済的価値 第6回 環境の価値評価:費用便益分析 第7回 環境の価値評価:顕示選好法 第8回 環境の価値評価:表明選好法 第9回 環境評価演習1 第10回 環境評価演習2 第11回 生活と環境 第12回 企業と環境 第13回 環境政策 第14回 行動経済学と環境評価 第15回 持続可能な社会 <成績評価方法> 試験,演習,出席 <準備学習等> ミクロ経済学および環境経済学を履修していることが望ましい エクセルが使用できることが望ましい <教科書および参考書> 教科書は初回オリエンテーションで指示 <授業時間外学習> テレビや新聞で報じられる、もしくは、身近な環境問題に関心を持ち、どうしたら解決できるのか自分の 頭で考えること <備 考> オフィスアワー 木曜日 13:00 ~ 14:30 47 授 業 科 目 名 単位数 観賞園芸学 2 科目ナンバリング 開講年度 3年後期 6セメ開講 ABS-PLA332J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 金山 喜則・西山 学 <授業テーマ> 観賞植物の生産、流通のうえでの諸問題について講義する <授業の目的と概要> 観賞植物の生産動向を解説するとともに、それらに伴って生ずる技術的諸問題について講義する。とくに、 日本の市場で取り扱い金額の多い種類と増加の著しい種類を選んで、分類、花の形態、休眠、花芽形成と発達、 鮮度保持、生理障害などについて講義する。 <キーワード> 花の形態、花芽形成、花芽発達、休眠、鮮度保持、生理障害、ガーデニング教育 <学習の到達目標> 日本で取り扱われる主な観賞植物について、植物学的特性と栽培学的特性を重視して、体系的に理解でき ることを目的としている。 <授業内容・方法と進度予定> 1.総論(金山) 2.キク(西山) 3.バラ(西山) 4.ユリ(西山) 5.カーネーション(西山) 6.洋ラン類(西山) 7.トルコギキョウ、リンドウ(西山) 8.シュッコンカスミソウ(西山) 9.アルストロメリア(西山) 10.デルフィニウム(西山) 11.花木類他(西山) 以上は 1 回ないしは 2 回分の講義内容である <成績評価方法> 出席および期末試験によって評価する。それぞれの評価割合は 30 および 70%である。出席の基準は 10 回 以上とする。期末試験は講義内容についての適切な理解ができたかどうか、キーワードを理解できたかど うか、論述試問については科学的な説明ができたか否かを評価する。 <準備学習等> 教科書および参考書に基づいて講義を行うので、講義内容に興味を待った学生はさらにこれらを参考にし て知識を吸収し、観賞植物の生産との関わりについても興味を高めることが必要である。 <教科書および参考書> 教科書:『観賞園芸学』.金浜耕基編.文永堂出版. 参考書:『園芸学』.金浜耕基編.文永堂出版. <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:園芸学分野 毎週金曜日 16:20 ~ 17:20 (ただし、上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける) (2)E-mail address: [email protected] 48 授 業 科 目 名 単位数 基礎土壌学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABS-PLA218J 植物生命科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 南條 正巳 <授業テーマ> 土壌に含まれるレキ,砂,粘土,腐植などの各種成分の性質とそれらの環境中における物質循環に果たす役割を理解する. <授業の目的と概要> 土壌は私達の食糧,繊維,各種材料を生産する培地であると同時に大気,水とともに環境を構成する因子のひとつで ある.ここでは土壌学一般の理解を目的にしながら,作物生育における土壌の役割,最近の環境問題と土壌との関係を 学ぶ.土壌は無機物と有機物の混合物で,その中には各種微生物から植物・動物に至る各種生物が生存する.このよう な一見複雑な土壌の構成成分に関する理解を進めると共に,その中で起こる化学変化,物質移動,植物の生育と関連す るその他の生物活動等における規則性と変動状況を把握する. <キーワード> 土壌,粘土,砂,鉱物,腐植,腐植酸,フルボ酸,ヒューミン,土壌溶液,有効水,土壌構造,イオン交換,物質循環 <学習の到達目標> 土壌は身近な自然物であるにもかかわらず,必ずしも強い関心を呼んではいない.多くの場合,土壌の緩衝能は土壌 に与える小規模の人為に比べて大きく感じられるためと思われる.しかし,1次生産に関係する部門では土壌に関する 理解と評価は必要であり,これらが可能になることを目標とする.野外で土壌に接する機会の多い分野に進む場合でも, 小さなポットで植物を栽培するときにも土壌に関する基礎知識は有効である. <授業内容・方法と進度予定> 第1回:土壌および土壌学について(土壌の定義,土壌学の内容と他の学問分野との関係,天候が良ければキャンパス 内の土壌見学) 第2回:土壌の無機成分(土壌の材料となる一次鉱物,土壌中で一次鉱物が変化して生成する二次鉱物の化学組成・構造) 第3回:土壌の無機成分(X線回折,電子顕微鏡などによる二次鉱物の同定.二次鉱物の土壌中におけるイオン交換機能) 第4回:土壌の有機成分(腐植酸,フルボ酸,ヒューミンの区分,元素組成,官能基組成と土壌中における機能) 第5回:土壌の生物性(土壌生物の概要とその物質循環に関する働き) 第6回:土壌生成(土壌の母材に様々な環境条件において多様な土壌生成作用が働き,各種土壌が生成する過程) 第7回:土壌分類(土壌の国内分類と国際分類の概要). 第8回:土壌の基礎的物理性(土壌の色,粒径組成,構造,三相分布,力学的挙動など) 第9回:土壌の物理性と作物の生育(土壌の水分保持,透水性などと作物生育との関係) 第10回:土壌の基礎的化学性(土壌溶液の特性,イオン交換とイオンの選択性,イオンの固定など) 第11回:土壌の化学性と作物の生育(土壌の pH,養分供給機能などと作物生育との関係) 第12回:土壌と環境(重金属汚染,水系の富栄養化,温室効果ガスの発生など) 第13回:土壌に含まれる各種成分の総合的機能と物質循環 第14~15回:土壌の基礎的事項に関する最近のトピックス <成績評価方法> ほぼ毎回の小テストと期末筆記試験の結果による. <準備学習等> 土壌学は総合学的な性質があり,物理学,化学,生物学,地学の入門的知識を幅広く習得済みであることが望ましいが, 講義の進展に合わせて復習または参考書を参照してもよい.講義資料は毎回配布する.土壌に関する一般向け解説書も 多く出されている. <教科書および参考書> 最新土壌学:久馬一剛他編,1997,朝倉書店. 土壌の事典:久馬一剛他著,1993,朝倉書店. <授業時間外学習> オフィスアワー:各回の講義終了後,または,事前の連絡調整により随時可能である.講義の時間中に討議できなかっ た事項に関する質問や追加参考資料等の相談等を行う. <備 考> e-mail address: [email protected] 49 授 業 科 目 名 単位数 機能分子解析学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 生命化学コース 必修 ABC-AGC241J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 仲川 清隆 <授業テーマ> 食品と農水産物成分のヒトの健康におよぼす効能の機能化学 <授業の目的と概要> 食品はヒトが健康であるための基盤的要素である。食品成分の有効性を解明して、食と健康の関係を理解するこ とが求められている。本講義は、食品と農水産物などの天然資源分子について化学構造と生理機能の相互関係の 基礎知識を習得する。また、食品と農水産物の加工と保存による変化の化学と健康への影響に関する理解を深める。 <キーワード> 食品、農水産物、機能分子、構造解析、特定保健用食品 <学習の到達目標> 食品、天然資源、農水産物に含まれている成分の化学構造と健康機能の基礎知識を習得する。有効成分を活用し た産業展開についての予備知識を身につける。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 : 機能分子解析学の概要紹介 第2回 : 機能分子解析学の概要紹介 第3回 : 食品と農水産物の主要成分の化学と機能(とくに脂質について) 第4回 : 食品と農水産物の主要成分の化学と機能(とくに脂質について) 第5回 : 食品と農水産物の主要成分の化学と機能(とくに脂質について) 第6回 : 食品と農水産物の加工と保存による変化の化学(とくに脂質酸化反応について) 第7回 : 食品と農水産物の加工と保存による変化の化学(とくに脂質酸化反応について) 第8回 : 食品と農水産物の加工と保存による変化の化学(とくにカロテノイドの分解・変化について) 第9回 : 食品と農水産物の加工と保存による変化の化学(とくにカロテノイドの分解・変化について) 第10回 : 食品と農水産物の加工と保存による変化の化学(とくにフラボノイドの退色について) 第11回 : 食品と農水産物の加工と保存による変化の化学(とくにフラボノイドの退色について) 第12回 : 食品と農水産物の健康機能(フラボノイド、カロテノイド、クルクミノイド、トコトリエノール、等) 第13回 : 食品と農水産物の健康機能(フラボノイド、カロテノイド、クルクミノイド、トコトリエノール、等) 第14回 : 食品と農水産物の健康機能(フラボノイド、カロテノイド、クルクミノイド、トコトリエノール、等) 第15回 : 食品と農水産物の健康機能(フラボノイド、カロテノイド、クルクミノイド、トコトリエノール、等) また、授業中にプレゼンテーションやディベートの時間を設ける。小テストも行う。 <成績評価方法> 期末試験、プレゼンテーションやディベートへの参加状況、小テストで評価する。 <準備学習等> 以下の教科書を参考にして、食品と農水産物の機能化学に関する準備学習を行うこと。 <教科書および参考書> 新版「食品の機能化学」, 遠藤泰志・池田郁男 , アイ・ケイ コーポレーション , 2015 年 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:講義日の 16 時~ 17 時(場所は下記参照) (ただし、上記時間以外にも在室中は随時受け付ける) 機能分子解析学:農学研究科研究実験棟第一(1 階の東側 ) Tel:022-717-8906 Fax 022-717-8905 E -メール:[email protected] HP:http://www.agri.tohoku.ac.jp/kinoubunshi/index-j.html 50 授 業 科 目 名 単位数 魚類学 2 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 ABS-APS322J 海洋生物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 片山 知史 <授業テーマ> 魚類の分類、形態、生態など基礎的な魚類の生物学と機能形態を解説する。 <授業の目的と概要> 魚類は形態的、生態的にも極めて多様に分化している。水産資源としても最も重要な動物群である。本 講義では、魚類の体の構造を、機能形態学の視点から整理する。また行動生態学、生理生態学、系統進化 学的な説明を加え、魚類の生活史、生活様式の特徴、環境との関係について講義する。 <キーワード> 魚類、分類、機能形態、生活様式、水産資源、成育場評価 <学習の到達目標> 魚類の分類体系と現生魚類が進化した過程について基礎知識を習得し、現生の魚類の生物学について理 解する。さらに魚類の生物学的観点に立った水産資源の有効な利用と環境との関係について考えを深める <授業内容・方法と進度予定> 第1回:魚類の定義、分類体系 第2回:魚類進化史 第3~5回:魚類の外部形態と機能 第6~7回:魚類の感覚器官 第8~10回:魚類の消化器官、生殖器官 第11~12回:魚類の発生と初期生活史 第13~14回:初期減耗機構 第15回:成育場評価、生態系サービス <成績評価方法> 期末試験およびレポート等によって総合的に評価する。 <準備学習等> 5セメの学生実験で行う魚類解剖のテキストをよく読み、魚類の基本的な体制についての基礎知識を整 理しておく。また魚類図鑑の構成を頭に入れておく。 <教科書および参考書> 『魚類生理』(1970)川本 信之(編)、恒星社厚生閣 『魚学概論』(1991)岩井 保、恒星社厚生閣 『魚類学実験テキスト』(2006)岸本 浩和 , 赤川 泉 , 鈴木 伸洋、東海大学出版会 <授業時間外学習> 講義修了後は、説明に用いられた魚種について、外部形態と生態の特徴を調べておくこと。 <備 考> (1)オフィスアワー:授業内容に関する質問、学習方法についての相談等は水産資源生態学研究室で随時 受ける。 (2)メールアドレス:[email protected] 51 授 業 科 目 名 単位数 経営学 2 科目ナンバリング 2年前期 3セメ開講 ABS-AGE211J 資源環境経済学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 伊藤 房雄 <授業テーマ> 経営学の基礎理論 <授業の目的と概要> 経営学の基礎理論のみならず経済学との関係についても解説し、経営学に期待される役割について認識 を深めてもらう。また現代の企業経営に関わる経営戦略論、意思決定論、マーケティング論、及び家族経 営論についても解説し、卒業後の職業選択や職業人としての行動に必要な知識を身につけてもらう。 <キーワード> 経営理念、経営組織、財務分析、経営戦略、イノベーション、経営者能力、シナジー効果、マーケティ ング <学習の到達目標> 経営学の基礎理論と市場経済下における企業経営と家族経営の社会的役割、経営展開の基本的戦略や課 題について理解を深める。 <授業内容・方法と進度予定> 1回~2回 :経済学の体系と経営学の課題、経営理念について講義する。 3回~4回 :現代社会における企業を分類すると共にゴーイング・コンサーンとしての企業システムに ついて講義する。また経営学の対象領域について隣接科学との接点を視野に入れながら講 義する。 5回~6回 :近年の主な経営論や経営戦略論について、歴史的背景を解説しながら講義する。 7回~8回 :貸借対照表や損益計算書など財務諸表について解説し、例題に基づき財務分析と投資の妥 当性などについて講義する。 9回~ 10 回:マーケティング論について解説し、現代企業の中心的マーケティング戦略について講義する。 11 回~ 12 回:日本的経営の特徴について解説すると共に近年における変質要因について講義する。 13 回~ 14 回:現代社会における企業と家族経営の役割について講義する。 15 回 : 期末試験 <成績評価方法> 平常点,出席,レポート,学期末試験の結果を総合的に評価する。 <準備学習等> 特に必要はないが、授業を欠席した場合は、配布資料や随時紹介する参考文献などで当該授業内容を各 自理解すること。 <教科書および参考書> 授業の中で随時取り上げ紹介する。 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:特別に時間帯を設定しないが、事前にアポイントを取ること。 ホ ー ム ペ ー ジ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/agriecon/index-j.html E-mail:[email protected] 52 授 業 科 目 名 単位数 経営経済学演習Ⅰ 1 科目ナンバリング 開講年度 3年前期 5セメ開講 ABS-AGE431J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 伊藤 房雄・石井 圭一・水木 麻人 <授業テーマ> 日本を含む世界の食料・農業・農村が抱える諸問題を経済学や経営学の視点から説明できるようになる。 <授業の目的と概要> 本演習は、学生各自の発表や積極的な討論を通じて、上記テーマの実現に向けて必要不可欠な基礎的知識 や分析方法、プレゼンテーション技法などの習得を目的とする。 そのためには、文献等の解読やデータ処理にとどまらず、フィールド調査への参加も想定される。 <キーワード> 経営発展、地域農業発展、多面的機能のガバナンス、農業構造問題、マーケティング <学習の到達目標> 4年次の卒業研修に必要な基礎的能力を獲得する。 <授業内容・方法と進度予定> 演習内容の詳細については、1学期のはじめ(4月中旬)に開催されるオリエンテーションで説明する。 <成績評価方法> 演習での発表および積極的な討論への参加を重視する。 <準備学習等> 食料・農業・農村に関する文献を幅広く熟読しておくことが望ましい。 <教科書および参考書> オリエンテーションで説明する。 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:質問等は随時受け付ける。 (2)ホームページ:質問等は随時受け付ける。 (3)E-mail: [email protected](伊藤房雄) [email protected](石井圭一) [email protected](水木麻人) 53 授 業 科 目 名 単位数 経営経済学演習Ⅱ 1 科目ナンバリング 開講年度 3年後期 6セメ開講 ABS-AGE432J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 伊藤 房雄・石井 圭一・水木 麻人 <授業テーマ> 日本を含む世界の食料・農業・農村が抱える諸問題を経済学や経営学の視点から説明できるようになる。 <授業の目的と概要> 本演習は、学生各自の発表や積極的な討論を通じて、上記テーマの実現に向けて必要不可欠な基礎的知識 や分析方法、プレゼンテーション技法などの習得を目的とする。 そのためには、文献等の解読やデータ処理にとどまらず、フィールド調査への参加も想定される。 <キーワード> 経営発展、地域農業発展、多面的機能のガバナンス、農業構造問題、マーケティング <学習の到達目標> 4年次の卒業研修に必要な基礎的能力を獲得する。 <授業内容・方法と進度予定> 演習内容の詳細については、1学期のはじめ(4月中旬)に開催されるオリエンテーションで説明する。 <成績評価方法> 演習での発表および積極的な討論への参加を重視する。 <準備学習等> 食料・農業・農村に関する文献を幅広く熟読しておくことが望ましい。 <教科書および参考書> オリエンテーションで説明する。 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:質問等は随時受け付ける。 (2)ホームページ:質問等は随時受け付ける。 (3)E-mail:[email protected](伊藤房雄) [email protected](石井圭一) [email protected](水木麻人) 54 授 業 科 目 名 単位数 経済数学とオペレーションズ・ リサーチ 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABS-ECO213J 資源環境経済学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 木谷 忍 <授業テーマ> 最適化数学を中心とした数学的手法、および経営の科学(意思決定の科学)としてのオペレーションズ ・ リサーチ <授業の目的と概要> 経済学で必要な線形代数,微積分,および最適化数学を学ぶ.余裕があれば,均衡分析の基礎となる位相 数学にも言及する.オペレーションズ ・ リサーチは範囲が広く,授業担当者によって取り扱う内容が様々 であるが,本授業ではもっとも中心的な内容である線形計画,非協力ゲーム、待ち行列、および在庫管理 の理論について概説する.その他の内容は言及するに留めるが,経営の科学として意思決定問題をモデル 化する過程を共有していきたい <キーワード> 線形代数,微積分,均衡分析,線形計画法,双対問題,ゲームの理論 <学習の到達目標> 経済学で必要な数学の理解とその経済学への応用能力の獲得 経営科学としてのオペレーションズ ・ リサーチの理解 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:オリエンテーション,オペレーションズ ・ リサーチとは 第2回:ベクトルと行列,連立方程式 第3回:線形空間,線形写像 第4回:固有値問題 第5回:微分,全微分,汎関数の微分 第6回:極値問題,陰関数定理,ラグランジュ乗数定理 第7回:微分方程式論,および定係数連立微分方程式の解法 第8回:位相数学入門,不動点定理 第9回:最小二乗法と射影定理 第10回:線形計画法1(シンプレックス法,限界価値) 第11回:線形計画法2(双対問題) 第12回:ゲーム理論1(非協力ゲームの解概念) 第13回:ゲーム理論2(非協力ゼロ和ゲームと線形計画法) 第14回:待ち行列の理論とその応用 第15回:在庫管理モデル <成績評価方法> 高頻度の演習,平常時の授業態度,および期末試験による。 <準備学習等> 新しいことは特に準備する必要はないが,全学教育科目の「線形代数学概要」,および高校数学で扱った微 積について復習しておくこと. <教科書および参考書> 経済数学早わかり(西村和雄著,日本評論社) 計画のための最適化数学(熊田禎宣・木谷忍著,井上書院) <授業時間外学習> <備 考> (1)質問等があれば,随時,環境経済学研究室にて受け付ける. (2) URL http://www.agri.tohoku.ac.jp/agriecon/japanese/kankyo/kitani/index.htm 55 授 業 科 目 名 単位数 経済統計学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 資源環境経済学 コース必修 ABS-AGE212J 開講年度 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 水木 麻人 <授業テーマ> 統計解析手法の習得 <授業の目的と概要> 経済学の実証研究に不可欠な統計解析手法を習得するために、パソコンを用いた演習を行なう。 <キーワード> 統計学、多変量解析、計量経済学 <学習の到達目標> 下記の解析手法の理論と実際を習得すること。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 オリエンテーション(Excel の導入) 第2回 記述統計(平均、分散、標準偏差など) 第3回 ヒストグラムと正規分布 第4回 t 検定(平均値の差の検定) 第5回 F検定(分散分析) 第6回 散布図と相関分析 第7回 回帰分析Ⅰ(最小二乗法、決定係数) 第8回 回帰分析Ⅱ(ダミー変数、2 乗項の導入) 第9回 不均一分散と多重共線性 第 10 回 ソフトウェア「R」の導入 第 11 回 R の応用例:主成分分析 第 12 回 実証論文の作成方法 第 13 回 実証研究のプレゼンⅠ 第 14 回 実証研究のプレゼンⅡ 第 15 回 実証研究のプレゼンⅢ <成績評価方法> 授業への出席と課題、プレゼン、レポートの内容を総合的に評価する。 <準備学習等> 授業は演習中心なので、授業で取り上げる統計解析手法の理論的解説について予習すること。 <教科書および参考書> 授業は教科書を使用せず、配布資料に基づいて行う。参考書は以下の通り。 山本 拓・竹内明香『入門計量経済学 ― Excel による実証分析へのガイド』新世社、2013 年 山下隆之 他『はじめよう経済学のための情報処理[第 4 版]』日本評論社、2014 年 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:毎週火曜日(15:00 - 16:00)、それ以外の時間でも事前連絡があれば対応する。 (2) E-mail: [email protected] 56 授 業 科 目 名 単位数 現代における農と農学 2 科目ナンバリング 1年前期 1セメ開講 AAL-OAG203J 開講年度 全コース必修 使用言語 毎年開講 日本語 <担当教員> 木谷 忍 <授業テーマ> 食糧、環境、健康に関する理解 <授業の目的と概要> 食糧、環境、健康に関する広範な課題に取り組む現代農学とその先端的研究に触れ、本学農学部における 研究内容を理解することを目的とする。各研究室を直接訪問し、授業は少人数形式で行い、受講生は教員 と直接討論する。授業は原則、農学部の全教員が担当する。 <キーワード> 食糧、環境、健康、少人数教育 <学習の到達目標> 本学農学部の全研究室の半分以上を訪問し、どのような研究が行われているかを理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 本学農学部における教育と研究は、植物生命科学、資源環境経済学、応用動物科学、海洋生物科学、生物 化学及び生命化学の各コースで行われている。本講義では上記の6コースを構成する研究室において、ど のような研究が行われているかを研究室の実地見学も含め解説する。 学生は6グループに分かれ、当該学系の教員による講義をローテーション方式で聴講する。グループ分け やローテーションなどの履修方法は、第1回目のガイダンスで説明する。また、授業最終回には試験を行う。 <成績評価方法> 毎回出席を確認するので 60%以上の出席をし、試験を必ず受けること。試験では 60 点以上を取得すること。 なお、試験には資料等の持ち込みは認めない。 <準備学習等> 東北大学大学院農学研究科・農学部要覧および学生便覧の該当部分を授業前に必ず読んでおくこと。 <教科書および参考書> 東北大学大学院農学研究科・農学部要覧および学生便覧 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:基本的には、授業終了後 18:00 までとする。 (2)連絡先:必要に応じて、授業時に示す。 57 授 業 科 目 名 単位数 現代日本農業論 2 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 ABS-AGE303J 資源環境経済学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 盛田 清秀 <授業テーマ> 日本農業の歴史と現状について、制度・政策と関連づけて整理する <授業の目的と概要> 日本農業の全体像を概略把握したうえで、農業構造、消費構造と流通、部門別動向について理解する。 第2次大戦直後の農地改革以降の農業の歩みをたどる。農業構造の変化、農業技術の革新、農地流動化等についてあと づける。そして農業構造の現状と課題を理解する。また主要品目に関する消費と流通動向を整理する。あわせて制度・ 政策の展開をあとづけ、農業政策の課題についても考察する。 <キーワード> 農業構造、生産構造、農地流動化、農業技術、消費動向、流通構造、農業経営、農業労働力、農業政策、農地法、土地 利用型農業、国際比較 <学習の到達目標> 日本農業の歴史と現状を正確に理解し、日本農業の抱える課題を的確に理解することを目指す。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 イントロダクション:日本農業の概要 第2回 戦前の農業構造と農地改革 第3回 農地法の制定と戦後自作農制の成立 第4回 高度経済成長と農業 第5回 国民経済の発展と農業の地位 第6回 機械技術の進歩と農業構造問題の発生 第7回 農地流動化政策の展開と農地制度 第8回 農地流動化メカニズムの成熟と限界 第9回 農業の規模間生産性格差と構造問題 第10回 土地利用型農業における構造政策の課題 第11回 農産物の消費構造とその推移 第12回 農産物の流通構造:米、麦及び大豆 第13回 農産物の流通構造:野菜と畜産物 第14回 農産物の価格・流通政策 第15回 日本農業の世界史的位置づけ:世界農業類型論 <成績評価方法> 出席時の講義参加態度(質問と討論参加)20%、試験成績 80%による。 <準備学習等> 日本と世界の農業に関する解説などを読み、基本的知識を得ておくことが望ましい。そうしないと理解が難しい場合も あると思われる。 <教科書および参考書> 教科書:なし 参考書:荏開津典生・鈴木宣弘『農業経済学 第4版』岩波書店2015年、は必読参考文献。公務員試験対策でも必読。 暉峻衆三編『日本の農業150年』有斐閣2003年、の第5章以下を読んでもらいたい。 <授業時間外学習> 世界農林業センサスの最新結果(2015年調査)がこれから公表され、解説本も刊行されるはずなので、統計書に直 接あたり、また関連書籍を読むこと。市販の生半可なジャーナリスティックな本は、残念ながら読む意味は全くない。 <備 考> 58 授 業 科 目 名 単位数 広域資源調査学 2 科目ナンバリング 開講年度 3年前期 5セメ開講 ABS-AGR318J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 米澤 千夏 <授業テーマ> 農業および環境分野でのリモートセンシング技術および地理情報システム(GIS)の利用について <授業の目的と概要> 農業は土地利用型産業であり、広い地表面を使用して農作物の栽培をしている。農業環境および農作物の生育状 況把握を効率良く行なうのに広域資源調査の手法が期待されており、そのためには空間情報科学の知識が必要と される。空間情報科学に深くかかわるリモートセンシング技術および地理情報システム(GIS)について理解する。 コンピュータを用いた画像解析をおこなう。 <キーワード> 空間情報科学、リモートセンシング、地球観測衛星、地理情報システム <学習の到達目標> リモートセンシング技術と GIS の基本を理解し、農業分野でのリモートセンシング技術の利用について基礎知識 を得ること。 <授業内容・方法と進度予定> 1. 空間情報科学の概要 2. 地図と地図投影法 3. 空間データの視覚的伝達 4. 空間データの変換と管理 5. 空間データの入手と作成 6. 空間データの解析 7. リモートセンシングの原理 8. センサとプラットフォーム 9. リモートセンシングデータの取得と処理 10.光学センサのデータ解析 -1 11.学センサのデータ解析 -2 12.光学センサのデータ解析 -3 13.光学センサのデータ解析 -4 14.プレゼンテーションとディスカッション -1 15.プレゼンテーションとディスカッション -2 <成績評価方法> 出席状況(60%)とレポート(20%)、プレゼンテーションとディスカッション(20%)により評価する。 <準備学習等> ワード、パワーポイントの使い方を習得しておくこと。 <教科書および参考書> 参考書:農業リモートセンシング・ハンドブック(秋山ら、システム農学会) 基礎からわかるリモートセンシング(日本リモートセンシング学会、理工図書) 農業と環境の空間情報技術利用ガイド(農業環境技術研究所) <授業時間外学習> 授業中に関連する WEB サイト等を紹介するので、閲覧して知識を得ておくことが望ましい。 <備 考> オフィスアワー:随時。事前にメールで連絡のこと。 フィールド社会技術学分野第 2 研究室 問い合わせ等: E-mail address:[email protected] 59 授 業 科 目 名 単位数 酵素化学 2 科目ナンバリング 2年前期 3セメ開講 ABC-AGC212J 応用生物化学科 必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 二井 勇人 <授業テーマ> 酵素を中心とした生化学。 <授業の目的と概要> 生命はタンパク質・酵素が正しく機能することによって維持されている。生化学の基礎を学び、酵素の構 造と機能の重要性を理解する。まず、タンパク質を扱う生化学の基礎、具体的には、タンパク質精製法、 立体構造の成り立ち、タンパク質の合成機構を解説する。その上で、酵素反応速度論、酵素活性の調節、 酵素の触媒メカニズム、さらに、酵素がもたらす病態における創薬を解説する。 <キーワード> タンパク質、酵素、触媒、機能、構造、薬剤 <学習の到達目標> 酵素の生体での機能を広範囲に理解すること。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:酵素化学について~アミノ酸 第2回:タンパク質精製の原理 第3回:タンパク質構造の成り立ち①:二次構造 第 4 回:タンパク質構造の成り立ち②:三次構造、タンパク質構造の安定化 第5回,第6回:タンパク質合成(tRNA シンテターゼ、リボザイム) 第7回:酵素の分類、酵素反応の特異性、遷移状態 第8回:酵素反応速度論(ミカエリス・メンテン式) 第9回:酵素反応速度論(反応の阻害) 第10回:酵素活性の調節(アロステリック酵素) 第11回:酵素の触媒機構(触媒機構、リゾチーム) 第12回:酵素の触媒機構(セリンプロテアーゼ) 第13回:薬剤のデザイン 第14回:総括 各回の授業内容は理解度に応じて変更する可能性あり。 (教科書を用いて授業を行う。プリントや液晶プロジェクターを活用する。) <成績評価方法> 1回のレポート提出、定期試験の受験を義務づける。評価割合は厳密ではない。 <準備学習等> ・1年次開講の「生命科学 A」「化学 A」が基礎となる。 ・2年次開講の「生物化学」と「物理化学」は、関連講義として学習を勧める。 <教科書および参考書> ・ヴォート生化学(上巻)(第4版):ヴォート , 東京化学同人 ・ヴォート基礎生化学(第3版):ヴォート , 東京化学同人 ・マッキー生化学(第4版):マッキー , 化学同人 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:農学研究科 研究棟第五2階 分子酵素研究室 毎週木曜日 16:00 ~ 17:00(ただし、 それ以外にも在室中は随時受け付ける) (2)E-mail address : eugene.futai.e1 @ tohoku.ac.jp 60 授 業 科 目 名 単位数 昆虫学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABS-BOA225J 植物生命科学 コース必修 開講年度 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 昆野 安彦 <授業テーマ> 昆虫とはどのような生き物か <授業の目的と概要> 昆虫は地球上でもっとも種数の多い動物群である。したがって人間との関わりも深い。本講義では昆虫と 人間の関わり、昆虫の分類、形態、生理、生態、および防除技術など、昆虫学の基礎から応用までを解説 する。 <キーワード> 昆虫の分類、形態、生理、行動、生態、遺伝、害虫、防除 <学習の到達目標> 昆虫の特性、分類、生理、行動、生態、遺伝、昆虫を防除する手段などについて、昆虫学の基礎と応用が 理解できるようになる。 <授業内容・方法と進度予定> 授業内容(予定) 第1回: 昆虫の特性 第2 回: 昆虫の系統 第3回~8回: 昆虫の分類 第9~ 11 回: 昆虫と人のかかわり 第 12 回: 昆虫の外部形態と内部形態 第 13 回: 昆虫の感覚、消化系、循環系、神経系 第 14 回: 昆虫の変態、休眠 第 15 回: 昆虫の遺伝 <成績評価方法> 筆記試験の得点により評価する(100 %)。 <準備学習等> 授業内容に関してあらかじめ図書館等で調べて基礎知識を身につけておくこと。 <教科書および参考書> 教科書は使用しない。 参考書は必要に応じて紹介する。 <授業時間外学習> 授業時間は限られているので、自主学習が重要になる。予習・復習を必ず行うようにすること。 <備 考> オフィスアワー:理解を助けるため、毎週月曜日 17 時~ 18 時に生物制御機能学分野教授室に設ける。こ の時間外でも在室中は随時受け付ける。メールでも質問を受け付ける(yasuhiko.konno. [email protected])。 分野のホームページ: http://www.agri.tohoku.ac.jp/insect/index-j.html 61 授 業 科 目 名 単位数 昆虫生理生態学 2 科目ナンバリング 開講年度 3年前期 5セメ開講 ABS-BOA326J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 堀 雅敏 <授業テーマ> 昆虫の生理・生態 <授業の目的と概要> 昆虫は 2 億年以上の進化の過程で、激しい外部環境、外敵、競争者等に打ち勝つため、昆虫特有の内部制御機構、 変態、休眠、行動、情報伝達等の機能を発達させてきた。本講義ではまず、昆虫の対捕食者戦略について解説 した後、昆虫の内部形態として消化・排泄系、呼吸系、循環系、神経系について解説する。次に昆虫の寄主選 択機構および配偶行動と、これに大きく関与しているアレロケミックスやフェロモンなどの情報伝達物質の機 能と特性について解説する。また、昆虫の脱皮・変態、休眠も解説し、昆虫の生理生態についての基礎を理解 する。 <キーワード> 内部形態、寄主選択、配偶行動、情報伝達物質、変態、休眠、ホルモン、対捕食者戦略 <学習の到達目標> 昆虫特有の内部制御機構、情報伝達、各種行動、変態、休眠などの仕組みについて基礎を理解する <授業内容・方法と進度予定> 第1回:光が昆虫に与える影響 第2回:昆虫の対捕食者戦略 第3回:昆虫の内部形態(栄養・消化・排泄) 第4回:昆虫の内部形態(栄養・消化・排泄) 第5回:昆虫の内部形態(呼吸・循環・血液) 第6回:昆虫の内部形態(呼吸・循環・血液) 第7回:昆虫の内部形態(神経・筋肉・行動) 第8回:昆虫の内部形態(神経・筋肉・行動) 第9回:昆虫の寄主選択行動 第 10 回:昆虫の寄主選択行動 第 11 回:昆虫の配偶行動と生殖 第 12 回:昆虫の情報伝達物質(フェロモン・アレロケミクス) 第 13 回:昆虫の脱皮・変態、休眠とホルモンによる制御機構 第 14 回:昆虫の脱皮・変態、休眠とホルモンによる制御機構 第 15 回:講義内容のまとめと達成度試験 <成績評価方法> 平常点および達成度試験 <準備学習等> 昆虫学の講義内容をよく復習し、理解しておく <教科書および参考書> 昆虫生理生態学:河野義明・田付貞洋編、朝倉書店 環境昆虫学:日高敏隆・松本義明監修、東京大学出版会 最新応用昆虫学:田付貞洋・河野義明編、朝倉書店 <授業時間外学習> その日の講義の内容を次回の講義までに復習しておく <備 考> (1)オフィスアワー:理解を助けるため,毎週月曜日 17:00 - 18:00 に生物制御機能学分野第 1 研究室に設ける。 (ただし、上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける) (2)メール [email protected] でも可。 (3)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/insect/index-j.html 62 授 業 科 目 名 単位数 栽培植物環境科学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 植物生命科学 コース必修 ABS-PLA327J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 齋藤 雅典・伊藤 豊彰 <授業テーマ> 作物と栽培環境,農業と環境の関わり <授業の目的と概要> 農業は環境によって大きな影響を受ける。また一方で、農業活動も環境へ大きな影響を及ぼしている。地域環境・地球環境を保全しつつ 急増する世界人口に見合う持続的食糧生産システムを、どのように構築していけばよいだろうか。環境と調和した作物生産技術のための 土壌診断・作物栄養診断と雑草の管理(雑草の生理・生態と総合的防除)の基礎を講義するとともに、地域レベル・地球レベルでの農業 と環境の関係について考察する。 <キーワード> 地球環境問題,環境調和型作物生産,土壌診断,作物栄養診断,雑草生態,雑草防除,持続性 <学習の到達目標> 農業生産と地球環境、栽培環境と作物の生育・収量、環境調和型作物生産技術について、土壌―作物―環境の関わりを中心に、具体的事 例を理解し、科学的考察ができるようになること <授業内容・方法と進度予定> 以下のトピックスについて、パワーポイント等を用いて、講義する。 第 1 回:環境問題と農業 第 2 回:農業と地域環境(特に、水質汚染について) 第 3 回:農業と地球環境問題(その1:地球温暖化) 第 4 回:農業と地球環境問題(その2:土壌劣化) 第 5 回:農業と環境問題(有害化学物質) 第 6 回:環境調和型作物栽培技術(土壌診断) 第 7 回:環境調和型作物栽培技術(作物栄養診断) 第 8 回:環境調和型作物栽培技術(施肥法) 第 9 回:環境調和型作物栽培技術(生物系廃棄物利用) 第 10 回:雑草の生理生態 第 11 回:環境調和型作物栽培技術(除草技術・除草剤) 第 12 回:環境調和型作物栽培技術(総合防除) 第 13 回:環境調和型作物栽培技術(有用微生物利用技術) 第 14 回:農業活動の環境影響評価手法(ライフサイクルアセスメント) 第 15 回:農産物の安全性、農業生産工程管理(Good Agricultural Practice) 1~5,13 ~ 15:齋藤。 6~ 12:伊藤 <成績評価方法> 授業態度と定期試験によって評価し,それぞれの評価割合は 30%と 70%である。 <準備学習等> 農業と地球環境の関わりを理解するために,地球環境問題に関する解説書などを精読しておくこと。以下の参考書のほか、「基礎土壌学」 「植物生産科学」をよく復習しておくこと。 <教科書および参考書> 地球環境変動と農林業:陽 捷行編,朝倉書店 植物生産学(II)土壌環境技術編:松本聡・三枝正彦編著,文永堂 土壌診断の活用と方法:藤原俊六郎他,農文協 生理障害の診断法:渡辺和彦,農文協 雑草学総論:伊藤操子,養賢堂 <授業時間外学習> <備 考> 質問や更に興味を持って理解することを希望する学生には,授業終了後,12 時~ 13 時まで栽培植物環境科学研究室での面談時間を設ける。 またメールによる質問も受け付ける。 ホームページ:http://agri.tohoku.ac.jp/esc/index-j.html e-mail:齋藤教授 [email protected] 伊藤准教授 [email protected] 63 授 業 科 目 名 単位数 資源環境経済学演習Ⅰ 1 科目ナンバリング 開講年度 3年前期集中 5セメ開講 ABS-AGE406J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 木谷 忍 <授業テーマ> 日本のみならず地球規模で発展を続ける農業世界の現状・課題および歴史について,適切な日本語で簡潔 に説明できるようにする。 <授業の目的と概要> 自分が4年次で専門にしたいテーマ以外の演習分野の中から一つを選び,専門分野を補完して幅広く複 眼的に学習し考察できるようにすることが目的である。本授業は演習形式で実施され,学生各自の発表お よび積極的な討論参加によって展開される。教員の指示に従い予習・復習(各最低2時間)することが求 められる。 資源環境経済学系全教員が分担する。 <キーワード> 環境,社会技術,農業史,開発経済,構造問題 <学習の到達目標> 農業経済に関わる最近の文献を検討し,4年次の卒業研究ならびに社会において必要とされる関連知識 を幅広く獲得し、多様な視点からの考察力を涵養する。 <授業内容・方法と進度予定> 演習形式でおこない,学生各自の発表および積極的な討論参加が基本となる。 演習分野は, ・環境経済学 ・フィールド社会技術学 ・国際開発学 ・農業経営経済学 である。これらの中から,自分が4年次で専門にしようとする以外の領域から一つを選び,関連分野とし てその演習に参加する。 学生は,演習に参加することにより,関連分野に関する文献解読の方法,必要なデータの所在・入手方法, 分析方法等について学習する。なお,演習内容の詳細 ( 演習担当者,時間,使用文献等 ) は,演習分野ごと に1学期のはじめ(4月の中旬)にオリエンテーションの時間を設け説明し,その後に各自が選択のうえ 参加する。 <成績評価方法> 出席重視 !! 演習での発表および積極的な討論参加も重視する。 <準備学習等> 授業は演習形式でおこなわれるので,日本語の正確な読み書きができ,適切な日本語で簡潔に説明し討論 することが求められる。したがって,事前に研究プレゼンテーションのための適切な日本語表現、表記に ついて学習しておくこと。 <教科書および参考書> オリエンテーションの際および授業時に指示する。 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワーについてはオリエンテーションの際に指示する。 64 授 業 科 目 名 単位数 資源環境経済学演習Ⅱ 1 科目ナンバリング 開講年度 3年後期集中 6セメ開講 ABS-AGE407J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 木谷 忍 <授業テーマ> 日本のみならず地球規模で発展を続ける農業世界の現状・課題および歴史について,適切な日本語で簡潔 に説明できるようにする。 <授業の目的と概要> 自分が4年次で専門にしたいテーマ以外の演習分野の中から一つを選び,専門分野を補完して幅広く複 眼的に学習し考察できるようにすることが目的である。本授業は演習形式で実施され,学生各自の発表お よび積極的な討論参加によって展開される。教員の指示に従い予習・復習(各最低2時間)することが求 められる。 資源環境経済学系全教員が分担する。 <キーワード> 環境,社会技術,農業史,開発経済,構造問題 <学習の到達目標> 農業経済に関わる最近の文献を検討し,4年次の卒業研究ならびに社会において必要とされる関連知識 を幅広く獲得し、多様な視点からの考察力を涵養する。 <授業内容・方法と進度予定> 演習形式でおこない,学生各自の発表および積極的な討論参加が基本となる。 演習分野は, ・環境経済学 ・フィールド社会技術学 ・国際開発学 ・農業経営経済学 である。これらの中から,自分が4年次で専門にしようとする以外の領域から一つを選び,関連分野とし てその演習に参加する。 学生は,演習に参加することにより,関連分野に関する文献解読の方法,必要なデータの所在・入手方法, 分析方法等について学習する。なお,演習内容の詳細 ( 演習担当者,時間,使用文献等 ) は,演習分野ごと に1学期のはじめ(4月の中旬)にオリエンテーションの時間を設け説明し,その後に各自が選択のうえ 参加する。 <成績評価方法> 出席重視 !! 演習での発表および積極的な討論参加も重視する。 <準備学習等> 授業は演習形式でおこなわれるので,日本語の正確な読み書きができ,適切な日本語で簡潔に説明し討論 することが求められる。したがって,事前に研究プレゼンテーションのための適切な日本語表現、表記に ついて学習しておくこと。 <教科書および参考書> オリエンテーションの際および授業時に指示する。 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワーについてはオリエンテーションの際に指示する。 65 授 業 科 目 名 単位数 資源作物学 2 科目ナンバリング 開講年度 3年後期 6セメ開講 ABS-PLA331J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 本間 香貴 <授業テーマ> 工芸作物および飼料作物を対象に,来歴,生産状況,生理・生態的特性および加工・利用方法について学ぶ <授業の目的と概要> 工芸作物は食料資源としてあるいは工業原料として広範に利用されており,今後さらに多様な利用が期待 される.本科目の前半においては,これら作物の来歴,生理生態的特性および栽培方法について理解を深 める.後半においては家畜の飼料として利用する青刈り飼料作物と牧草について,作物学的特徴を学ぶ. <キーワード> 資源作物,工芸作物,飼料作物,来歴,形態的特性,生理的特性,栽培技術 <学習の到達目標> 主要な資源作物の諸特性を理解したうえで,各作物の生産と利用の将来方向について考察できるようにな ることを目指す. <授業内容・方法と進度予定> 1.工芸作物総論 2.油料作物 3.糖料作物 4.デンプン料作物 5.繊維作物 6.嗜好料作物 7.香辛料作物 8.薬用作物 9.飼料作物総論 10.青刈り飼料作物 11.牧草の生理形態.草地 12.イネ科牧草 13.マメ科牧草 14.緑肥作物等 15.復習およびテスト <成績評価方法> 平常点(60%)およびテスト(40%) <準備学習等> 教科書を参考に講義内容の予習を行うこと <教科書および参考書> 教科書:作物学の基礎 II 資源作物学 農文協 <授業時間外学習> 資源作物に関する知見を幅広く集めること <備 考> オフィスアワー 作物学研究室 授業後 18:00 まで メールでの質問も受け付ける E-mail address: [email protected] 66 授 業 科 目 名 単位数 資源生物生理学 (応用動物科学コース) 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 応用動物科学 コース必修 ABS-ANS203J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 盧 尚建 <授業テーマ> 家畜の基礎生理学を学ぶ。 <授業の目的と概要> 爆発的な人口増加を賄うための食糧生産を支えるために、家畜の生産性を増大することが、今世紀の必須 条件となる。家畜生産性を最大に発揮させるためには、まず家畜の体を構成する数 10 兆の細胞の機能から 理解しなければならない。最初に、神経の電気活動、筋肉の収縮、呼吸、循環などの機能を学び、続いて、 消化・吸収代謝、内分泌など、複雑で動物種差の大きな機能の基礎を理解する。最後に、これらの機能を 統御する中枢神経系の機能も学ぶ。 <キーワード> 家畜、生理学 <学習の到達目標> 基礎生物科学としての生理学の基礎を理解すると共に、細胞の構造と機能・物質代謝から生産までの基礎 的知識を習得出来るようになること。さらに生理現象を分子レベルから個体レベルまで理解し、食糧生産 への応用について考えることができるようする。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回~第4回 :内分泌機能(担当:盧 尚建) 第5回~第6回 :代謝(担当:盧 尚建) 第7回 :成長(担当:盧 尚建) 第8回 :脂肪組織の機能(担当:盧 尚建) 第9回 :神経系の機能(担当:盧 尚建) 第10回~第11回 :消化管機能(担当:盧 尚建) 第 1 2回 :感覚と採食調節(担当:盧 尚建) 第 1 3回 :泌乳(担当:萩野 顕彦) 第 1 4回 :呼吸・体温調節(担当:盧 尚建) 第 1 5回 :試験(担当:盧 尚建) <成績評価方法> 出席、レポートおよび定期試験によって評価し、それぞれの評価割合は 10%、20%及び 70%である。出席 の基準は 10 回以上とする。 <準備学習等> 高等学校で生物学を履修してこなかった学生は、少なくとも高等学校で履修するレベルでの生物学の知識 を持つための準備学習を行うことが必要である。そのため、以下の参考書のほかに「高等学校用、生物学(文 部科学省選定)、実教出版株式会社」の精読を奨める。 <教科書および参考書> 新・家畜の生理学、加藤 和雄・古瀬 充宏・盧 尚建 編、養賢堂、2015 年 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:動物生理科学分野教授室 在室中は随時受け付ける (2)ホ ー ム ペ ー ジ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/ruminol/index-j.html (3)盧 尚建准教授: [email protected] 萩野 顕彦助教: [email protected] 67 授 業 科 目 名 単位数 資源生物生理学 (海洋生物科学コース) 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABS-APS303J 海洋生物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 尾定 誠 <授業テーマ> 水圏動物における恒常性維持に関する生理機能 <授業の目的と概要> 水産増養殖の対象となる水圏動物における、恒常性維持や生産性向上に関与する生理機能を制御する神経 系と内分泌系、および外部環境の変化に対する適応や異物に対する応答機能についての正確な理解を得る ことを目標とする。 <キーワード> 魚類生理学、海産無脊椎動物生理学 <学習の到達目標> 魚類および海産無脊椎動物の生理学に関する重要事項を理解し、水圏動物の増養殖を推進するための基本 的な考え方を身につける。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:内分泌の定義と化学伝達物質の分類と標的細胞による受容 第 2 回:受容体を介した細胞内情報伝達 第 3 回:内分泌器官と分泌されるホルモン(視床下部) 第 4 回:内分泌器官と分泌されるホルモン(下垂体) 第 5 回:内分泌器官と分泌されるホルモン(末梢組織) 第 6 回:生殖様式と性の決定 第 7 回:生殖腺の構造と生殖細胞の発達 第 8 貝:生殖ホルモンの相互関連と量的関係(卵形成) 第 9 回:生殖ホルモンの相互関連と量的関係(精子形成) 第 10 回:性と生殖と環境 第 11 回:性の統御と成熟・産卵の制御 第 12 回:浸透圧調節の意義と調節細胞の機能 第 13 回:ホルモンによる浸透圧の調節機構 第 14 回:獲得免疫による異物認識と排除機構 第 15 回:自然免疫による異物認識と排除機構 <成績評価方法> レポートおよび期末試験の結果に基づき評価する。 <準備学習等> 対象生物の範囲が広いため、授業だけでは十分な理解が得られない恐れがあるので、参考書等による自習 が望ましい。 <教科書および参考書> 会田勝美編「魚類生理学の基礎」恒星社厚生閣 森 勝義・神谷久男編「水産動物の生体防御」恒星社厚生閣など <授業時間外学習> 事前に参考書による十分な予習と講義された内容の復習が望ましい。 <備 考> オフィスアワー:水圏動物生理学分野教授室 毎週木曜日 16:00 ~ 17:00、それ以外にも随時教授室で 受け付ける ホ ー ム ペ ー ジ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/zoshoku/index-j.html E-mail address: [email protected] 68 授 業 科 目 名 単位数 資源動物生態学 (応用動物科学・資源環境経済学コース) 2 科目ナンバリング 開講年度 2年後期 4セメ開講 ABS-ANS212J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 小倉 振一郎 <授業テーマ> 生態系の基本概念,生物間関係の捉え方,ならびに草食動物の生態と動物の行動について,陸上生態系を中心に 講義する。さらに,私たちの生活と生態系との関わり,および食料生産と資源管理について言及する。 <授業の目的と概要> 私たちの生活は,生態系から多くの恵みを享受することで成り立っている。特に,私たちの生活と密接な関わり のある農業,食料および環境問題を考える上で,生態系の理解は不可欠である。本講義では,まず生態系の概念 について触れ,生態系におけるエネルギーと物質の流れおよび生物間関係の捉え方について食物連鎖を中心に講 義する。次いで,植物を餌資源として生きる草食動物の生態と体構造の特徴について,反すう動物を中心に解説 する。また,動物の行動の基礎を講義する。最後に,農業生態系の特徴および人間による資源管理と環境保全の 問題について講義し,私たちの暮らしに欠かせない食料資源の管理と生物多様性の保全について考える。 本講義を通じて,自然生態系および農業生態系における植物-動物-人間の関係について問題意識を持ち,基礎 知識を習得することを目的とする。 <キーワード> 生態系,資源,食物連鎖,エネルギーフロー,物質循環,草食動物,有蹄類,反すう胃,動物行動,食料生産, 環境保全 <学習の到達目標> 1.生態学の基礎的知識を習得し,自然生態系および農業生態系における生物および周辺環境の個々の要素を挙 げ,各要素間のエネルギーおよび物質フローを定量的に捉えることができるようになること。 2.草食動物の生態と動物行動に関する基礎的知識を習得すること。 3.私たちの生活と生態系および動物との関わりかかわりについて,問題意識を持ち,積極的に学ぶようになる こと。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 - 3 回:1.生態系とは何か,生態学とは何か 第 4 - 6 回:2.生態系の機能と構造 ・・・ 食物連鎖,栄養段階,エネルギーと物質の流れ 第 7 - 10 回:草食動物の生態…草食動物と肉食動物,有蹄類の分類と進化,反すう胃の機能 第 11 - 13 回:3.動物行動の仕組みと行動の分類…機構、機能、発達、行動型 第 14 - 15 回:4.わたしたちの暮らしと生態系 ・・・ 食料生産と生態系,動物と私たちの暮らし <成績評価方法> 出席状況,小テスト,レポートおよび定期試験によって評価する。 <準備学習等> 以下の参考書を読み,学習に活用すること。 テレビや新聞等を通じて,日頃から食料生産・利用と環境問題について関心を持つこと。 <教科書および参考書> E.P. オダム(著)三島次郎(訳) 基礎生態学,培風館,1991. 日本生態学会(編) 生態学入門,東京化学同人,2004. 日本生態学会(編)行動生態学,共立出版,2012. 佐藤衆介他(編著)動物行動図説 , 朝倉書店 , 2011. <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:本講義および関連科目についてさらに理解を深めたい場合,もしくは疑問,意見,相談等 がある場合は,毎週月曜日 15:00 - 17:00 に陸圏生態学分野研究室(研究実験棟第二の 2階)で対応する。希望者は訪問前に連絡すること。 (2)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/rikuken/index-j.html (3)E-mail:[email protected] 69 授 業 科 目 名 単位数 資源動物生態学 (海洋生物科学・資源環境経済学コース) 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABS-BAB204J 海洋生物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 佐々木 浩一 <授業テーマ> 生物生産の基盤としての生物同士および生物と環境の関係 <授業の目的と概要> 地球上には、現在知られているものだけで約 150 万種の生物が生息している。それらの多種多様な生物種 は、他の生物種や周囲の無機的な環境条件と様々な相互関係を結びながら生活しており、それを基盤として、 自然における生物生産機構が成り立っている。 本講義では、個体群、生物群集、生態系のそれぞれの段階における、生物と環境の関わり合いを理解する 際に必要となる、生態学の基本的な概念、事項について説明する。 <キーワード> 生物生産、個体群、生物群集、生態系、環境、種間相互作用 <学習の到達目標> 生物的自然の仕組みやその機能、生物と環境の関係について理解できるようになる。 <授業内容・方法と進度予定> 第1、2回:生物の生態学的な区分(生産者、消費者、分解者等)のそれぞれにおける生物生産のあり方 第3回:生態系の概念、生態系の生物的、非生物的要素、生態系の構造と機能 第4回:自然における物質の移動とエネルギーの流れ、生物生産を表す諸量 第5-7回:個体群の定義、個体群成長モデル、自然における存在様式(平衡・非平衡状態)、r-K 戦略 第8回:生物種間の相互作用の種類(競争、捕食 - 被食など)、Gause の原理 第9回:生態的地位(ニッチ)の概念、ニッチと種間競争 第 10 - 12 回:生物群集の理論(平衡 - 競争群集論と非平衡群集論)、Gause の原理との関係 第 13 - 15 回:生物群集の編成(群集形成とその維持)に関わる種間関係及び環境の効果、自然における 多種共存のメカニズム <成績評価方法> 期末試験により評価する <準備学習等> 生態系、環境、生物多様性などに関する書籍が多数出版されているので、現代における生態学的な課題や 話題等について基礎知識を得ておくとよい。 <教科書および参考書> 日本生態学会編 「生態学入門(第2版)」、東京化学同人、2012 年 M. ベゴンほか「生態学-個体から生態系へ」、京都大学出版会、2013 年 嶋田正和ほか「動物生態学」、海遊社、2005 年 <授業時間外学習> 新聞や TV などに取り上げられた自然や生物に関するニュースに関心を持ち、それらの生物学的、生態学 的な意味について考えてみる。 <備 考> オフィスアワー: 授 業内容に関する質問、 学習方法についての相談等は、 水産資源生態学分野第4研究室 (第 1研究棟2階)で随時受ける。 メールアドレス: [email protected] 70 授 業 科 目 名 単位数 資源有機化学 2 科目ナンバリング 2年前期 3セメ開講 AAL-AGC206J 開講年度 全コース必修 使用言語 毎年開講 日本語 <担当教員> 桑原 重文 <授業テーマ> 生体分子の構造と化学反応性および生体内代謝反応の有機化学的理解 <授業の目的と概要> 代表的生体分子である炭水化物,アミノ酸・ペプチド・タンパク質,脂質,核酸に含まれる水酸基,カル ボニル基,アミノ基,カルボキシル基等,個々の官能基の構造と化学的性質を理解することを基本的目的 とする。その上で,生体内で進行している様々な生化学反応を,基質と酵素との電子の授受に基づく必然的・ 合理的有機化学反応として捕らえられるようになることを究極的目的とする。 <キーワード> 生体分子,化学反応性,電子移動 <学習の到達目標> 生体分子の構造を把握すること。生体分子に含まれる各種官能基の基本的反応性を理解すること。生体分 子間の化学反応を電子の合理的移動の視点から理解すること。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:生化学反応の有機化学的捕らえ方。生体分子の立体化学。 第 2 回- 5 回:単糖の構造と反応。 第 6 回- 7 回:多糖の構造と反応。 第 8 回- 10 回:アミノ酸の構造と化学的性質。 第 11 - 12 回:ペプチド,タンパク質の構造と化学的性質。 第 13 回:脂質の構造と反応。 第 14 回:核酸の構成要素と化学的性質。 第 15 回:生体分子の反応。 <成績評価方法> 定期試験により評価する。 <準備学習等> 本授業では,1年次に学んだ有機化学の基礎に基づいて生体分子の有機化学を展開する。適宜,復習的な 解説を行いながら授業を進めるが,有機化学の基礎反応や電子の流れ図の意味について,「はじめて学ぶ大 学の有機化学(深沢・笛吹著,化学同人)」等で復習・理解しておく必要が有る。 <教科書および参考書> 教科書:生体分子の化学(化学同人;相本三郎,赤路健一著)(初回の授業から教科書に沿って講義を進め るので,授業開始時までに準備し,授業時に必ず持参すること) 参考書:マクマリー有機化学(下)第5版(東京化学同人);「はじめて学ぶ大学の有機化学」(化学同人)。 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:月曜日 15:00 - 18:00,農学研究科本館2階 208 号室(生物有機化学分野教授室) (事 前に連絡すれば,その他の日時でも可。) (2)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/yuuki/index-j.html (3)e-mail address: [email protected] 71 授 業 科 目 名 単位数 食品衛生化学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABC-AGC244J 生命化学コース 及び食品衛生管理者等 任用資格コース 必修 開講年度 使用言語 日本語 毎年開講 <担当教員> 山下 まり <授業テーマ> 食品の安全性、健全性、健常性を確保するための手段である食品衛生の化学を含めた基礎的知識を習得する。 <授業の目的と概要> 食品の安全性は国民の健康維持のために不可欠であり、食品関連企業にとっては存続の死命を制しかねない重要 な問題である。世界保健機構(WHO)によると「食品衛生とは、生育、生産、あるいは製造時から最終的に人 に摂取されるまでのすべての段階において、食品の安全性、健全性(有益性)、健常性(完全性)を確保するた めに必要なあらゆる手段である」と定義されている。本講義はこの定義を踏まえ、主にキーワードに示すような 項目について幅広く解説する。 <キーワード> 細菌性食中毒,ウィルス性食中毒,化学物質による食中毒、自然毒による食中毒、食品添加物、寄生虫、異物、害虫、 食品衛生対策、HACCP <学習の到達目標> 飲食物等により引き起こされる健康上の危害を未然に防ぎ、食生活を安全に保つために必要な基礎知識を習得す る。また、食品中の多様な危害因子の特性、それに対する対策、予防法に関する基礎知識を習得し、行政及び食 品産業における対策の仕組みを理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 1.食品衛生学の概要 2.細菌性食中毒(毒素型、感染型) 3.ウイルス性食中毒 4.化学物質による食中毒 5.自然毒による食中毒 6.食品添加物 7.食品汚染、寄生虫、異物、害虫 8.食品衛生対策、HACCP 試験 (各項目は 0.5 回から 3 回の講義となる) <成績評価方法> 出席を前提とし、学期末の筆記試験で評価する。 <準備学習等> 微生物学の基礎を理解しておくこと。また、食品衛生が関与する社会的問題に関心を持ち、新しい情報を得てお くことが望ましい。 <教科書および参考書> 参考書:食品衛生学 , 第 4 版、一色賢司ら編、2014、東京化学同人 参考書:食品衛生学 , 第 3 版、山中英明、藤井建夫、塩見一雄著、2012、恒星社厚生閣 <授業時間外学習> 食品衛生が関与する社会的問題に関して各種メデイアから情報を得ておくこと。行政の対応にも関心を払うこと。 <備 考> 生命化学系及び食品衛生管理者等任用資格コースの必修科目 毎年開講 オフィスアワー:毎週月曜日 13 時~ 17 時 (ただし、上記曜日・時間以外でも天然物生命化学教授室在室中は随時受け付ける) また、メールでも可。 email: [email protected] HP:http://www.agri.tohoku.ac.jp/bukka/index-j.html 72 授 業 科 目 名 単位数 食品化学 2 科目ナンバリング 生命化学コース 2・3年後期 及び食品衛生管理者等 4・6セメ開講 任用資格コース 必修 ABC-AGC240J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 池田 郁男 <授業テーマ> 食品を構成する化学成分 <授業の目的と概要> 食品を構成している主要成分の組成について概説するとともに、食品成分の加工・貯蔵中の化学変化につ いて述べる。また、これらの化学変化の食品の物性や、味などへの影響と共に、栄養価の変化、あるいは 有害成分の生成の可能性について解説する。 <キーワード> 水分、脂質、炭水化物、タンパク質、ビタミン、ミネラル <学習の到達目標> 食品を構成する成分の化学構造や食品の加工・貯蔵における化学変化を説明できるようになること。 <授業内容・方法と進度予定> 1.食品の水分の役割 2.主要炭水化物を単糖、オリゴ糖、多糖に分けて構成糖の構造と結合様式。 3.食品を構成するアミノ酸、ペプチドおよびタンパク質の種類と特徴。 4.アミノカルボニル(Maillard)反応の機構と食品に与える影響。 5.ビタミンとミネラルの役割 6.脂質の構造や役割。 7.脂質の分析法と酸化。 (各項目は1から3回の講義となる) <成績評価方法> 定期試験、レポートおよび出席により評価。 <準備学習等> 教科書の予習と復習。 <教科書および参考書> 新版基礎食品学:遠藤泰志・池田郁男編(アイ・ケイコーポレーション):教科書 <授業時間外学習> <備 考> e-mail:池田郁男 [email protected] 都築 毅 [email protected] オフィスアワー:食品化学研究室、本館 223 室(池田郁男)、334 室(都築毅)、毎週金曜日 13 時~ 17 時 (ただし、上記曜日・時間以外でも在室中は随時受け付ける) 73 授 業 科 目 名 単位数 食品加工学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 生命化学コース 必修 ABC-AGC239J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 村本 光二 <授業テーマ> 食品の加工を利用した快適で健全な食生活のあり方を考える。 <授業の目的と概要> 食品加工の目的は,食品素材をおいしく,食べ易くし,消化性や貯蔵性,安全性を高めることにある。さらに今日求め られている食糧資源の有効利用や高齢社会に向けての機能性食品開発にも食品加工は密接に関係している。講義では, 食糧資源の有効利用の観点から,食品加工法の進歩と食品保蔵法の原理を解説する。とくに食品の品質と安全性に大き な影響を及ぼす微生物制御に力点をおく。 <キーワード> 食糧資源,微生物制御,食品の水,バイオテクノロジー,食の安全と安心,品質評価,安全管理 <学習の到達目標> 食品の加工は食糧資源の有効利用に寄与するものであり,安全で安心な加工食品の製造のために先端技術の導入が行わ れていること,そのためには微生物制御が重要な課題であることを理解して,応用に備えて考える力を養うこと。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:食糧問題と食品加工の意義を考える。 第 2 回:わが国の食生活と食品産業の現状を理解する。(飽食の時代と生活習慣病,食糧自給率と世界人口増加,食糧の 有効利用は食糧の増産と同等) 第 3 回:食品産業は小規模,ヒット食品の要件,外食産業 第4回:食品加工・貯蔵技術(濃縮)の原理と実際を学ぶ。 第5回:食品加工・貯蔵技術(乾燥)の原理を学ぶ。(食品素材に含まれる水の状態と貯蔵性との関係,水分活性) 第 6 回:食品加工・貯蔵技術(乾燥)の実際を学ぶ。(ハイテク技術) 第 7 回:食品加工・貯蔵技術(殺菌,除菌,静菌)の原理を学ぶ。(細菌・酵母・カビ,栄養細胞と芽胞の耐熱性の違い, 加熱致死速度曲線と加熱致死曲線) 第8回:食品加工・貯蔵技術(殺菌,除菌,静菌)の実際を学ぶ。 第9回:食品の品質保持と安全性確保のための微生物制御の理論と実際を学び,理解する。 第 10 回:食品加工・貯蔵技術(膜利用,包装)の原理と実際を学ぶ。 第 11 回:食品加工・貯蔵技術(超臨界ガス抽出,加圧食品)の原理と実際を学ぶ。 第 12 回:食品加工におけるバイオテクノロジーの利用(ニューバイオ,遺伝子組換え食品)をみる。 第 13 回:食品加工におけるバイオテクノロジーの利用(バイオリアクター)をみる。 第 14 回:食品の品質評価に関わる方法(分析技術の開発,電磁波利用による非破壊品質評価)を学び,食品の品質管理 と安全・安心な加工食品のあり方を考える。 第 15 回:食品の品質管理と安全・安心な加工食品(PL 法,HACCP システム)のあり方を考える。 <成績評価方法> 授業への取り組み態度と,提出したレポート課題の内容,および期末の筆記試験の成績を総合評価する。 <準備学習等> 配布したプリント資料は複数回使用するので,毎回持参のこと。 <教科書および参考書> 食品保蔵学:野中順三九,小泉千秋著,1996,恒星社厚生閣。 微生物制御:土戸哲明他著,2002,講談社 図解 食品加工プロセス:吉田照男著,2003,工業調査会。 健康・栄養食品アドバイザリースタッフ・テキストブック,国立健康・栄養研究所監修,2008,第一出版 大豆の機能と科学:小野伴忠他編,2012,朝倉書店 <授業時間外学習> レポートの課題についての調査とまとめを行う。 <備 考> (1)オフィスアワー:生命素子機能分野研究室 毎週月曜日 15 時~ 16 時 (ただし,上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける) (2)e-mail: [email protected] 74 授 業 科 目 名 単位数 食品機能工学 2 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 ABC-AGC346J 生命化学コース 必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 藤井 智幸 <授業テーマ> 食品機能を活かす食品分散系の科学と工学 <授業の目的と概要> 食品は必要な栄養素の供給源であるとともに嗜好を満足させつつ、含まれる様々な成分の生理機能により 健康の維持や疾病の予防に寄与している。食品工業は現代の食生活を支える重要な産業であり、そこで用 いられる製造技術の多くは自動化、機械化されている。食品機能開発技術や食品製造技術、安全性確保技 術に必要な工学的、物理化学的体系について理解する。 <キーワード> 物質収支、エネルギー収支、殺菌、伝熱、撹拌、粘度、レオロジー、フーリエの法則、フィックの法則、 レイノルズ数、吸着、乾燥、保存、バイオリアクター <学習の到達目標> 物理化学的解析手法や光学的評価手法、バイオサイエンスの手法を応用した食品機能の開発及び評価に関 して学び、理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 第1-2回 食品と工学 第3-4回 食品加工と反応速度論 第5-6回 食品加工と移動現象論 第7-8回 食品加工と平衡論 第9-10回 食品物性論 第11-12回 食品保蔵 第13-14回 先端食品加工 <成績評価方法> 出席状況、レポートの提出とその内容、及び期末の筆記試験の成績で総合評価する。 <準備学習等> 特に必要としない。 <教科書および参考書> 教科書「食品工学」朝倉書店 参考書「生命科学系のための物理化学」R.Chang 著 東京化学同人 参考書「食品工学・生物化学工学」矢野俊正 丸善 参考書「図解 食品加工プロセス」吉田照男 森北出版 <授業時間外学習> 受講生の自発的な学習を重視する。 <備 考> オフィスアワー:随時受け付ける。 75 授 業 科 目 名 単位数 食品組織学 1 科目ナンバリング 3年後期後半 6セメ開講 応用動物科学コース 専門領域選択科目 ABS-ANS336J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 麻生 久・渡邊 康一 <授業テーマ> 目で見る食品の構造・規格・安全性 <授業の目的と概要> 食品の構造論的専門知識を身に付けるために、食品素材(乳、肉、卵、魚)ならびにその加工品の規格、品質、 安全性を顕微鏡学的に判断する基礎的知識を習得することを目的とする。講義では食品の構造とその構成 物の変化を組織化学的食品構造論の側面から解説する。 <キーワード> 食品素材、加工品、顕微鏡学的解剖、規格、品質、安全性 <学習の到達目標> 食品の構造、構成を食品組織学的則面から理解する。 食品の規格、品質、安全性を顕微鏡学的視点から捉えられるようになる。 <授業内容・方法と進度予定> 1.食品組織学の概念(食品のテクスチャー) 2.食品組織学研究法(食品の美味しさと構造) 3.食肉の規格と利用法(牛肉、豚肉、鶏肉、魚肉の構造と性状) 4.食肉の規格と利用法(牛枝肉格付の課題) 5.肉製品の構造と品質 6.ミルクと乳製品の構造、規格と品質 7.鶏卵およびその他食品の構造と品質、食品組織学の展望 <成績評価方法> 講義出席回数を3/ 4以上必要とし、レポートと定期試験で評価する。 <準備学習等> 2年次の動物組織細胞学および 3 年次の動物機能形態学を履修し、動物の細胞と組織の構造を理解してお く必要がある。 <教科書および参考書> 食品組織学:市川著,1966,光生館. 食品組織学:星野,松本,高野共著,1998,光生館. 食品・調理・加工の組織学:田村監修,1999,学窓社. <授業時間外学習> オフィスアワー:機能形態学分野 615 室、毎週月曜日:15 時~17 時 (ただし、上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける) 講義に関する質問ならびに相談は基本的に講義終了直後に受ける。 <備 考> ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/keitai/index.html e-mail アドレス:[email protected](麻生)、[email protected](渡邊) 76 授 業 科 目 名 単位数 食品タンパク質化学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABC-AGC338J 生命化学コース 必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 小川 智久 <授業テーマ> アミノ酸・ペプチド・タンパク質の基礎化学,タンパク質工学を講義し,食品素材や機能性素材としてタ ンパク質の応用性を解説する。 <授業の目的と概要> タンパク質は生命を形作る分子であり,食糧としても重要である。タンパク質が多様な機能特性を持つの は 20 種類のアミノ酸から構成されているためであることを,基礎タンパク質化学の視点から解説し,あわ せて分離精製法、タンパク質の特性・機能解析や高度利用のためのタンパク質工学の基礎と応用について も講義する。タンパク質の食品化学的特性を大豆タンパク質を例にして述べるとともに,タンパク質から 派生するペプチドの機能特性を紹介する。 <キーワード> アミノ酸,ペプチド,タンパク質,クロマトグラフィー,プロテオーム,タンパク質工学,生理活性,食 品機能性,大豆,食品タンパク質, <学習の到達目標> ペプチド・タンパク質の基礎化学を学び,タンパク質の構造と機能の相関,分子進化,応用性を考える基 礎を身につける。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:イントロダクション:タンパク質研究の歴史,タンパク質の基礎構造。 第2回:タンパク質の 1 次構造から高次構造。 第3回:ペプチド・タンパク質の化学 化学修飾法から親和標識法まで。 第4回:タンパク質の立体構造による分類とフォールディング。 第5回:タンパク質の立体構造と分子病理:狂牛病とプリオンタンパク質。 第6回:タンパク質の変性 第7回:タンパク質の精製・分離法1:クロマトグラフィー 第 8 回:タンパク質の精製・分離法2:電気泳動法,プロテオーム解析 第 9 回:食糧資源,栄養成分としてのタンパク質 第 10 回:大豆タンパク質の精製,特性。 第 11 回:食品タンパク質。免疫寛容のしくみとアレルゲン 第 12 回:食品に含まれる生理活性タンパク質。 第 13 回:タンパク質の酵素分解で派生するペプチドの機能特性。 第 14 回:タンパク質工学の基礎と応用。 <成績評価方法> 出席状況と課題レポートの内容,および期末筆記試験の成績を総合的に評価して行う。 <準備学習等> 課題レポートを次回講義までに作成すること(レポート解説の予定)。 <教科書および参考書> プリオンとプリオン病:立石潤著,1998,共立出版。 大豆の科学:山内・大久保編,1992,朝倉書店。 <授業時間外学習> 生命化学コースの学生実験、5 タンパク質化学実験 と関連するため、併せて学習、理解することを勧める。 <備 考> (1)オフィスアワー:生命素子機能分野研究室(片平キャンパス) 毎週水曜日 16 時 17 時 (ただし,上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける) (2) e-mail: [email protected] 77 授 業 科 目 名 単位数 植物育種学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABS-PLA220J 植物生命科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 西尾 剛 <授業テーマ> 植物育種の基礎となる植物の遺伝的特性、変異作成・選抜・固定の技術とその体系としての育種法 <授業の目的と概要> 植物育種学は作物の品種改良(育種)を遺伝学や植物科学の知識に基づいて科学的に実施するための学 問分野であり、農学の中で重要な位置を占める。本講義では、植物の繁殖法ごとに異なる品種の概念、交 雑や突然変異誘発、遺伝子組換え、染色体操作による変異作成技術、選抜・固定の技術とその体系として の育種法、及び収量性や耐病虫性などの育種目標について理解を深める。本講義では、植物育種学の一般 論についての内容にとどめ、作物ごとの実際の育種については「植物育種学各論」に譲る。 <キーワード> ゲノム、生殖様式、交雑、突然変異、遺伝子組換え、倍数体、育種目標 <学習の到達目標> 植物育種の基礎理論を習得するとともに、各種作物の繁殖法とその繁殖法ごとに異なる品種の概念や育種 法について理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 1.品種の定義、古典遺伝学 2.遺伝子、染色体とゲノム 3.生殖様式、近交弱勢、量的形質 4.植物遺伝資源 5.交雑による変異拡大 6.突然変異による育種 7.遺伝子組換え育種による育種 8.倍数性育種と染色体操作 9.半数体育種法 10.栄養繁殖植物と自殖性植物の育種法 11.他殖性植物の育種法 12.多収性・早晩性 13.環境ストレス耐性 14.耐病性・耐虫性 15.品種判別技術 <成績評価方法> 期末試験の成績と出席、レポートにより評価する。その評価割合は 80%、10%、10%とする。 <準備学習等> メンデル遺伝学や染色体などの古典遺伝学と DNA や遺伝子操作技術などの分子遺伝学について十分学習 しておくことが、本講義をよく理解するうえで必要である。「遺伝育種学」をよく復習することと、教科書 による予習を行っておくことが望ましい。 <教科書および参考書> 植物育種学第 4 版:西尾剛・吉村淳編(文永堂出版)を教科書とする。 <授業時間外学習> 教科書による復習が必要である。 <備 考> (1)オフィスアワー:毎週金曜日 16:00 ~ 18:00 植物遺伝育種学研究室 (2)ホ ー ム ペ ー ジ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/pbreed/index-j.html (3) e-mail address: [email protected] 78 授 業 科 目 名 単位数 植物育種学各論 2 科目ナンバリング 開講年度 3年前期 5セメ開講 ABS-PLA321J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 西尾 剛 <授業テーマ> 作物ごとの育種に関わる特性の違いやそれぞれの育種目標、利用されている育種法、及び最近の育種の成果 <授業の目的と概要> 本講義では、 「植物育種学」で学習した植物育種学の一般論を基礎として、作物ごとの遺伝育種学的特性、そ の特性を利用した育種技術、及び食味・品質、成分等の市場ニーズに基づく育種目標を理解できるようにする。 また、現在実施されている育種の取組みや成果、遺伝子組換え品種の現状と問題点、品種開発の将来展望に ついて理解を深める。 <キーワード> 主要品種、食味・品質、成分、F1 ハイブリッド品種、雄性不稔性、自家不和合性、遺伝子組換え品種 <学習の到達目標> 現在利用されている品種がどのようにして育成されてきたかを知り、作物ごとの遺伝的特性、育種目標につ いて理解する。また、現在の育種の問題点を知り、将来の品種や植物育種技術について各自の展望を持てる ようになっていただく。 <授業内容・方法と進度予定> 1.イネ主要品種の育種 2.新形質米の育種 3.ハイブリッドライスの育種 4.コムギ・オオムギの育種 5.ダイズの育種 6.サツマイモ・ジャガイモの育種 7.果樹の育種 8.野菜の F1 ハイブリッド育種 9.野菜の耐病性育種 10.花の育種 11.トウモロコシの育種 12.牧草の育種 13.油糧作物の育種 14.DNA 多型分析技術 15.育種技術の展望 <成績評価方法> 期末試験の成績によって評価する。出席は出席点として加算するのではなく成績評価の参考とする。 <準備学習等> 植物育種学で学習する一般的に広く利用されている育種技術、各種作物の繁殖法とその繁殖法ごとに異なる 品種の概念についての理解を深めておくことが、本講義をよく理解するうえで必要である。また、各作物に 関連する作物学や園芸学を復習して、本講義の予習を行うことが望ましい。 <教科書および参考書> 参考書として、 「植物育種学各論」日向・西尾編(文永堂出版)がある。 <授業時間外学習> 植物生産学実習などを通じて、各作物についての理解を深めることが望ましい。 <備 考> (1)オフィスアワー:毎週金曜日 16:00 ~ 18:00 植物遺伝育種学研究室 (2)ホ ー ム ペ ー ジ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/pbreed/index-j.html (3)e-mail address: [email protected] 79 授 業 科 目 名 単位数 植物遺伝学 2 科目ナンバリング 2年前期 3セメ開講 植物生命科学 コース必修 ABS-PLA203J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 北柴 大泰 <授業テーマ> 植物育種学の基礎となる遺伝学の基礎と育種への応用 <授業の目的と概要> 植物生命科学コースの学生を対象とする。 生物の生産性を高めるために生物の遺伝的制御を行い、その法則性を追求する学問が育種学である。本講 義では、高等植物についての育種学の基礎となる分子遺伝学を中心として概説し、育種への応用について 論じる。クラシカルな遺伝学と分子遺伝学の両方について理解を深める。 <キーワード> 植物、メンデル遺伝学、分子遺伝学、遺伝子組換え、育種 <学習の到達目標> クラシカルな遺伝学と分子遺伝学の両方を学び、DNA レベルで遺伝と育種の基礎を理解できるようにする。 <授業内容・方法と進度予定> 第1・2回:遺伝現象とメンデルの法則、古典遺伝学的な遺伝子概念、遺伝と細胞 第3回:染色体と遺伝子、組換え 第4・5回:遺伝子の実態、遺伝子操作 第6回:遺伝子単離 第7・8回:遺伝子発現解析 第9・10回:ゲノム 第11・12回:量的形質とその解析 第13・14回:細胞遺伝学、細胞質遺伝 第15回:エピジェネティクス 第16回:定期試験 <成績評価方法> 受講態度とレポート内容(併せて 40%)、および定期試験(60%)によって評価する。 <準備学習等> 高校で生物を履修してこなかった学生は、高校生物の参考書などで準備学習を行うことが必要である。 <教科書および参考書> 教科書:見て分かる農学シリーズ1 遺伝学の基礎、西尾剛 編著、朝倉書店 2006 参考書:遺伝学、中村千春 編著、科学同人 2007 <授業時間外学習> 授業の復習をすること。特に分子遺伝学関連では重要である。 <備 考> (1)オフィスアワー 農学部・植物遺伝育種学分野 第一研究棟 508 号室 (2)E-mail address: [email protected] 80 授 業 科 目 名 単位数 植物栄養生理学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 生物化学コース 必修 ABC-AGC315J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 石田 宏幸 <授業テーマ> 植物に特有な独立栄養を理解すること <授業の目的と概要> 植物は、地表にわずかに存在する土壌に根を張り、無機養分を吸収する。地上部では光エネルギーを利用 して光合成により物質生産を行なう。必須栄養素には、それぞれに特有な吸収や転流機構、代謝、生理的 役割があり、これらにより光合成を始めとする植物機能や成長が支えられている。本授業では、植物にとっ ての必須栄養素とその役割について学ぶことを目的とする。 <キーワード> 必須栄養素、養分吸収機構、光合成の環境応答、転流機構、窒素と生産性 <学習の到達目標> 植物の独立栄養を理解することを通して食糧生産や地球環境の保持に果たす植物の役割と重要性を認識し、 応用への基礎を構築する。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 植物にとっての栄養とは? 第2~3回 植物の必須栄養素、多量栄養素、微量栄養素および有用栄養素 第4~6回 窒素の吸収と体内移行、代謝、作物の生産性、共生的窒素固定 第7~9回 各必須栄養素の役割 第 10 回 根による栄養素の吸収 第 11 ~ 13 回 栄養の体内転流 第 14 ~ 15 回 種子への栄養の集積と利用 <成績評価方法> 学期末に行われる筆記試験による。筆記試験では授業内容の理解度に重点におく。試験の合否の目安は再 履修生をのぞく受講生の最高得点の原則 60%程度とする。初受講生と再履修生の成績評価は同等に行う。 <準備学習等> 植物の構造と機能、植物生化学・分子生物学、光合成のしくみ等についての授業を4セメスターまで受講 しておくか自習しておく。 <教科書および参考書> 参考書: 「テイツザイガー植物生理学」第3版、西谷和彦・島崎研一郎監訳、培風館。植物栄養学、森、前、 米山編、文永堂(2002)。植物が地球をかえた!、葛西奈津子著、日本植物生理学会監修、化学同 人。植物で未来をつくる、松永和紀著、日本植物生理学会監修、化学同人。 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:授業終了後の 16 時より 18 時の間、授業内容等への質問および議論を生物化学系植 物栄養生理学第1研究室にて受け付ける) (2) e-mail: [email protected](メールタイトルに植物栄養生理学と明記すること) 81 授 業 科 目 名 単位数 植物感染応答学 2 科目ナンバリング 開講年度 3年前期 5セメ開講 ABS-PLA323J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 高橋 英樹 <授業テーマ> 植物病原体の感染の分子機序と宿主反応 <授業の目的と概要> 正常な代謝活動をしている植物が、病原体の攻撃を受けると、生理的に異常を来たし、更に形態的な異常 を起こすようになる。この異常を人間が肉眼的に見分けることができるようになると、病気と診断する。 本稿では、植物病原体による代表的病害の特徴、植物疾病の流行と診断、疾病に対する宿主反応、防御反 応(抵抗性)について解説する。 <キーワード> 感染、発病、病原性、抵抗性、病気の診断 <学習の到達目標> 植物病原体による感染と発病の基礎知識を習得する。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:感染と発病(付着と侵入、増殖、外部病徴、内部病徴) 第 2 回:菌類の病原性 第 3 回:細菌の病原性 第 4 回:Agrobacterium tumefacience によるクラウンゴール形成機構 第 5 回:ウイルスの病原性 第 6 回:ウイロイドの病原性 第 7, 8 回:植物の抵抗性:静的抵抗性と動的抵抗性、 第 9, 10 回:植物の抵抗性:非宿主抵抗性と基礎的抵抗性 第 11, 12 回:過敏感反応および獲得抵抗性 第 14 回:病原微生物のゲノム 第 15 回:診断の最新技術:モノクローナル抗体の原理と利用、遺伝子診断法 <成績評価方法> 出席、定期試験によって評価し、それぞれの評価割合は 20%及び 80%である。出席の基準は 10 回以上とする。 <準備学習等> <教科書および参考書> 参考書:新編植物病理学概論、久能ら著、2001、養賢堂 新植物病理学、都丸、羽柴ら著、2004、朝倉書店 植物病理学、眞山滋志・難波成任 編、2010、文英堂 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:基本的には、授業終了後 17 時まで、授業後の講義室、または担当教員の研究室で行う。 (ただし,上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける) (2)連絡先:講義時に示す。 82 授 業 科 目 名 単位数 植物系微生物サイエンス 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABS-PLA204J 植物生命科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 鳥山 欽哉 <授業テーマ> 微生物、特に細菌の分子生物学、および、植物遺伝子工学への応用 <授業の目的と概要> 肉眼で見えない微生物が生命体として存在する基本的なしくみを説明した上で、それらが環境保全、産業的利用、 病気の誘発など、いかに人間生活と密接に関わっているかについて解説する。細菌の遺伝子構造、遺伝子発現制御、 遺伝子組み換え技術、遺伝子組み換え実験の注意事項、遺伝子解析法について、高等植物の場合と比較しながら 理解し、さらに、微生物と植物との相互作用、および、アグロバクテリウムを用いた植物遺伝子工学への応用に ついて理解を深める。最新の話題やこぼれ話を紹介するコーナーを設ける。主に植物生命科学コースを対象とす る。 <キーワード> 微生物、細菌、遺伝子解析、遺伝子組み換え、植物遺伝子工学、微生物と植物の相互作用 <学習の到達目標> 細菌と高等植物の遺伝子構造および遺伝子発現制御の違いを理解する。遺伝子組み換え実験の基礎を理解し、環 境適応生物工学への応用について考察できるようにする。微生物と植物の相互作用を理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:微生物の種類、分類、細菌・真菌類の特徴 第 2 回:微生物を取り扱う基本的手法 第 3 回:ウイルスの特徴 第 4 回:原核生物および真核生物の遺伝子とゲノムの構造 第 5 回:PCR の原理と応用、転写と翻訳 第 6 回:遺伝子組み換え実験(P1)の注意点 第 7 回:遺伝子クローニングの基礎(1)プラスミド 第 8 回:遺伝子クローニングの基礎(2)制限酵素 第 9 回:遺伝子クローニングの基礎(3)大腸菌の形質転換 第 10 回:遺伝子解析法・遺伝子工学への応用例 第 11 回:微生物とゲノム編集 第 12 回:アグロバクテリウム(1)Ti プラスミド 第 13 回:アグロバクテリウム(2)植物遺伝子工学への応用 第 14 回:微生物と植物との相互作用(1)根粒菌 第 15 回:微生物と植物との相互作用(2)菌根菌 <成績評価方法> 平常点20%および定期試験80%によって評価する <準備学習等> 高校で生物を履修してこなかった学生は、高校生物の参考書などで準備学習を行うことが必要である。 <教科書および参考書> 参考書 Brock 微生物学 オーム社 2003 微生物学:青木編、2007、化学同人 微生物学 地球と健康を守る:坂本、2008、裳華房 <授業時間外学習> 講義ノートを見返して復習する。関連項目について自主的に学習し理解を深める。 <備 考> オフィスアワー:講義終了後、環境適応生物工学分野教授室。(在室中は、随時、受け付ける) ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/bioadp/index-j.html E-mail: [email protected] 83 授 業 科 目 名 単位数 植物細胞生化学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABC-AGC214J 生物化学コース 必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 宮尾 光恵・早川 俊彦 <授業テーマ> 植物の窒素代謝の分子機構-生産性にしめる窒素代謝の重要性 <授業の目的と概要> 植物の同化代謝は、地球上のあらゆる生命活動の源として重要です。この中で、無機態の窒素はアミノ酸に同 化され、タンパク質や核酸など多くの生体高分子物質が合成されます。本講義では、植物の窒素代謝と関連する エネルギー代謝や炭素代謝との接点に着目し、複雑な一次代謝に関する理解を深めます。同時に、多細胞生物と しての特性に着目し、代謝の局在性(コンパートメンテーション)や情報伝達のしくみについての基礎を学習し ます。 <キーワード> 植物、窒素代謝、エネルギー代謝、情報伝達、オルガネラ、遺伝子組換え <学習の到達目標> 植物分子生理学の研究方法を理解すると共に、多細胞生物である植物の窒素代謝機能の特徴と他の代謝との関 連について、分子レベルで理解できるようになること。また、植物の遺伝子組換え技術を理解し、遺伝子組換え 作物に関する科学的な判断ができるようになること。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:多細胞生物である植物の構造における特徴(担当:早川、宮尾) 第 2 回:多細胞生物である植物の物質生産における特徴(担当:早川、宮尾) 第 3 回:植物の遺伝子組換え法(担当:早川、宮尾) 第 4 回:遺伝子組換え作物の現状(担当:早川、宮尾) 第 5 回:抗原抗体反応(担当:早川、宮尾) 第 6 回:免疫化学的手法による特定タンパク質検出法(担当:早川、宮尾) 第 7 回:窒素代謝に関わる光合成と呼吸系の役割(担当:早川、宮尾) 第 8 回:窒素代謝に関わるペントースリン酸回路の役割(担当:早川、宮尾) 第 9 回:グルタミン合成酵素・グルタミン酸合成酵素と光呼吸代謝の関わり(担当:早川、宮尾) 第 10 回:硝酸態窒素の吸収・利用(担当:早川、宮尾) 第 11 回:硝酸態窒素の情報伝達系(担当:早川、宮尾) 第 12 回:アンモニウム態窒素の吸収・利用(担当:早川、宮尾) 第 13 回:グルタミン情報伝達系(担当:早川、宮尾) 第 14 回:窒素転流機構(担当:早川、宮尾) 第 15 回:一次代謝における細胞機能の分担と統合システム(担当:早川、宮尾) <成績評価方法> 定期試験によって評価します。出席はとりません。 <準備学習等> 指定した参考書の授業当日の該当箇所を予習してください。 <教科書および参考書> 参考書:朝倉植物生理学講座2「代謝」、テイツ・ザイガー植物生理学第3版(西谷和彦、島崎研一郎監訳)培 風館(2004) <授業時間外学習> 配布されるプリントにより授業内容を復習し、理解できていない点があれば質問を用意し、次回授業時に質問 してください。 <備 考> オフィスアワー : 植物細胞生化学分野教授室・第 1 研究室 毎週月曜日 13 時~ 17 時 (ただし,上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける) ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/cellbio/index-j.htm E-mail address: [email protected](早川) 84 授 業 科 目 名 単位数 植物生産科学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABS-PLA214J 植物生命科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 本間 香貴 <授業テーマ> 作物およびその栽培に関しての基本的な知見の紹介 <授業の目的と概要> 植物生産の実例を中心に講義する. 植物生産における栽培・気象等に関する問題を紹介し,解決のための学問的アプローチを解説する.植物 生産は品種や生理等の生物学的側面だけでなく,土壌や気象などの環境,栽培や慣習などの社会学的な側 面も含んだ問題をはらんでいる.そうした問題に取り組むための手段としてリモートセンシングやシミュ レーションモデルの紹介も行う. <キーワード> 作物,栽培,農業,環境,形態 <学習の到達目標> 農業と作物との文明における位置づけや農業関連の諸問題などを,作物栽培の現状を理解したうえで考察 できるようになること,また,植物生産に係る基礎的な知見を身に着けること. <授業内容・方法と進度予定> 1.植物生産上の諸問題 2.世界の稲作 3.タイの農業 4.インドネシアの農業 5.日本の農業 6.気象と植物生産 7.土壌と植物生産 8.イネの品種 9.生理過程と植物生産 10.環境と農業 11.群落熱収支 12.リモートセンシング 13.シミュレーションモデル 14.農学とは 15.復習およびテスト <成績評価方法> 平常点(60%)およびテスト(40%) <準備学習等> 農業だけでなく環境などに関する知見を広く学習しておくこと <教科書および参考書> 参考書:アジア・アフリカの稲作 (堀江武編著,農文協) <授業時間外学習> 授業内容を復習し,自分がその問題に直面したことを想定し,その対応方法を考えておくこと <備 考> オフィスアワー 作物学研究室 授業後 18:00 まで メールでの質問も受け付ける E-mail address: [email protected] 85 授 業 科 目 名 単位数 植物生産学実習Ⅰ 1 科目ナンバリング 開講年度 3年前期集中 5セメ開講 ABS-PLA434J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 金山 喜則・西山 学 <授業テーマ> 夏作物について、各人が自主的に栽培する作物を選定し、栽培計画を立て、耕起・播種から栽培管理および収穫・利用 までを一貫して行い、植物の特性や農業生産への理解を深める。 <授業の目的と概要> 各自与えられた圃場の区画(畑地)で、作物の栽培を体験する。自主的に作物や品種を選定し、栽培計画を立て、作物 およびその区画を管理し、作物栽培の成功や失敗を経験する。全体計画と作物の種類ごとに栽培計画書を提出し、それ に従って栽培する。成長記録をつけ、生育診断を行い、適切な管理に努める。収穫・利用後、作物ごとに栽培報告書を 提出する。 <キーワード> 夏作物、自主的栽培計画、施肥、生育診断、栽培管理、病害虫防除、収穫物利用 <学習の到達目標> 各自 2 種類以上の夏作物を栽培し、収穫することによって、作物の特性や農業生産への理解を深める。卒論研究に必要 な貴重な材料植物を、健全に栽培できるようになる。 <授業内容・方法と進度予定> 1.夏作物の栽培特性の情報収集 2.栽培計画の作成 3.耕起と区画整備 4.基肥施用、畦立て、マルチ張り 5.播種・移植 6.雑草管理 7.支柱立て、誘引 8.生育診断 9.病害防除 10.虫害対策 11.形態調査 12.収穫 13.収穫物利用 14.作物残渣の処理 15.栽培報告書の作成 <成績評価方法> 出席、レポート(栽培計画書と最終の報告書)、及び日頃の管理(作物の管理と除草)を見て評価する。配分比率は出席: レポート:日頃の管理を 30:40:30 とする。 <準備学習等> 本実習を受けるための準備として、食用作物学、資源作物学、野菜園芸学、植物育種学、基礎土壌学、植物病理学、昆虫学、 栽培植物学、植物生理学等の植物生命科学系の全専門課目を復習し、総合的に理解しておくことが必要である。 <教科書および参考書> 作物栽培の基礎(農文協)、野菜病害の見分け方-診断と防除のコツ-(全国農村教育協会)、そだててあそぼうダイズ の絵本(農文協)、庭木野菜草花の病気と害虫対策(成美堂出版)、家庭菜園大百科(家の光協会)、野菜づくり百科(家 の光協会)、はじめての野菜づくり(主婦の友社)、おいしい野菜づくり(主婦の友社)、失敗しない野菜づくり Q&A(主 婦の友社)、やさしい野菜の作り方(西東社)、イラストでわかる有機野菜のつくり方(新星出版社)、イラストでわかる やさしい野菜のつくり方(新星出版社)等の参考書がある。 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー 園芸学研究室:毎週金曜日 16:30 ~ 17:30 質問はメールでも可:[email protected] 86 授 業 科 目 名 単位数 植物生産学実習Ⅱ 1 科目ナンバリング 開講年度 3年後期集中 6セメ開講 ABS-PLA435J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 金山 喜則・西山 学 <授業テーマ> 冬作物について、各人が自主的に栽培する作物を選定し、栽培計画を立て、耕起・播種から栽培管理および収穫・利用 までを一貫して行い、植物の特性や農業生産への理解を深める。 <授業の目的と概要> 各自与えられた圃場の区画(畑地)で、作物の栽培を体験する。自主的に作物や品種を選定し、栽培計画を立て、作物 およびその区画を管理し、作物栽培の成功や失敗を経験する。全体計画と作物の種類ごとに栽培計画書を提出し、それ に従って栽培する。成長記録をつけ、生育診断を行い、適切な管理に努める。収穫・利用後、作物ごとに栽培報告書を 提出する。 <キーワード> 冬作物、自主的栽培計画、施肥、生育診断、栽培管理、病害虫防除、収穫物利用 <学習の到達目標> 各自 2 種類以上の冬作物を栽培し、収穫することによって、作物の特性や農業生産への理解を深める。卒論研究に必要 な貴重な材料植物を、健全に栽培できるようになる。 <授業内容・方法と進度予定> 1.冬作物の栽培特性の情報収集 2.栽培計画の作成 3.耕起と区画整備 4.基肥施用、畦立て、マルチ張り 5.播種・移植 6.雑草管理 7.支柱立て、誘引 8.生育診断 9.病害防除 10.虫害対策 11.形態調査 12.収穫 13.収穫物利用 14.作物残渣の処理 15.栽培報告書の作成 <成績評価方法> 出席、レポート(栽培計画書と最終の報告書)、及び日頃の管理(作物の管理と除草)を見て評価する。配分比率は出席: レポート:日頃の管理を 30:40:30 とする。 <準備学習等> 本実習を受けるための準備として、食用作物学、資源作物学、野菜園芸学、植物育種学、基礎土壌学、植物病理学、昆虫学、 栽培植物学、植物生理学等の植物生命科学系の全専門課目を復習し、総合的に理解しておくことが必要である。 <教科書および参考書> 作物栽培の基礎(農文協)、野菜病害の見分け方-診断と防除のコツ-(全国農村教育協会)、そだててあそぼうダイズ の絵本(農文協)、庭木野菜草花の病気と害虫対策(成美堂出版)、家庭菜園大百科(家の光協会)、野菜づくり百科(家 の光協会)、はじめての野菜づくり(主婦の友社)、おいしい野菜づくり(主婦の友社)、失敗しない野菜づくり Q&A(主 婦の友社)、やさしい野菜の作り方(西東社)、イラストでわかる有機野菜のつくり方(新星出版社)、イラストでわかる やさしい野菜のつくり方(新星出版社)等の参考書がある。 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー 園芸学研究室:毎週火曜日 16:30 ~ 17:30 質問はメールでも可:[email protected] 87 授 業 科 目 名 単位数 植物生命科学入門 2 科目ナンバリング 開講年度 2年前期 3セメ開講 ABS-PLA230J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 金山 喜則 <授業テーマ> 植物生命科学とはどのような学問か。 <授業の目的と概要> 植物生命科学系の各研究室の研究内容の説明から、植物生命科学は何を目指す学問分野なのかを理解する。 <キーワード> 植物、生命、農学、環境 <学習の到達目標> 各研究室の研究内容を聞き、植物生命科学とはどのような学問分野か理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:ガイダンス 第 2 回:植物生命科学入門 1 第 3 回:植物生命科学入門 2 第 4 回:植物生命科学入門 3 第 5 回:植物生命科学入門 4 第 6 回:作物学分野の研究と目指す方向。 第 7 回:園芸学分野の研究と目指す方向。 第 8 回:土壌立地学分野の研究と目指す方向。 第 9 回:植物遺伝育種学分野の研究と目指す方向。 第 10 回:植物病理学分野の研究と目指す方向。 第 11 回:生物制御機能学分野の研究と目指す方向。 第 12 回:環境適応生物工学分野の研究と目指す方向。 第 13 回:生物共生科学分野の研究と目指す方向。 第 14 回:栽培植物環境科学分野の研究と目指す方向。 第 15 回:講義全体を通しての質疑応答などを行う。 <成績評価方法> 出席およびレポートから評価する。 <準備学習等> 特に必要はない。 <教科書および参考書> 特にない。 <授業時間外学習> <備 考> 世話人:園芸学分野 金山教授 オフィスアワー:講義時間終了後、毎週金曜日夕方、担当研究分野研究室または教授室。連絡先は、担当 教員より紹介する。 88 授 業 科 目 名 単位数 植物生理学 2 科目ナンバリング 開講年度 2年後期 4セメ開講 ABS-PLA224J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 鳥山 欽哉 <授業テーマ> 植物の環境適応、植物ホルモンの構造、生合成、代謝、シグナル伝達、生理機能、農業への応用、植物の環境適応生物 工学 <授業の目的と概要> (1)植物の環境適応として、植物ホルモンの生合成の経路と調節、生理作用を理解し、生活環の制御に果たす役割を理 解する。遺伝子レベルのシグナル伝達系を解説する。また、植物生産への応用についても学習する。(2)花成の調節、 生殖器官分化の分子基盤を理解する。(3)ストレス耐性の生理学とバイオテクノロジーの応用について理解する。(4) 環境適応植物工学についての基礎を学習する。(5)核とミトコンドリアのゲノム障壁の例として、植物生理学の研究の 進め方について学習する。最新の話題やこぼれ話を紹介するコーナーを設ける。 <キーワード> 環境適応、植物ホルモン、オーキシン、ジベレリン、ブラシノステロイド、サイトカイニン、エチレン、アブシシン酸、 ジャスモン酸、サリチル酸、花成、光周性、花器官形成、ストレス耐性、植物バイオテクノロジー、細胞質雄性不稔性 <学習の到達目標> 植物(作物)の示す成長、発育、分化および環境適応に関わる様々な現象を、関連する植物ホルモンの種類や生合成、代謝、 シグナル伝達、作用と関連づけて理解・判断できるようになる。これらの学習を通し、環境適応植物工学について理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:植物生命科学と植物生理学の関わり 花粉の発達 第 2 回:核とミトコンドリアのゲノム障壁(1)細胞質雄性不稔性 第 3 回:核とミトコンドリアのゲノム障壁(2)稔性回復遺伝子 第 4 回:核とミトコンドリアのゲノム障壁(3)ミトコンドリア遺伝子 第 5 回:オーキシン、重力屈性、細胞壁伸長 第 6 回:ジベレリン、イネとコムギの緑の革命 第 7 回:ブラシノステロイド、オオムギの渦 第 8 回:サイトカイニン、細胞分裂 第 9 回:エチレン、老化 第 10 回:アブシシン酸、休眠、乾燥ストレス 第 11 回:ジャスモン酸とサリチル酸、病傷害抵抗性反応 第 12 回:プロクグラム細胞死、植物の組織培養 第 13 回:花成の調節、光周性 第 14 回:ストレス生理学、環境適応植物工学 第 15 回:遺伝子クローニングから環境ストレス耐性植物作出まで <成績評価方法> 講義ノート等、授業への取り組みより判断される平常点(60%)および定期試験(40%)によって評価する。 <準備学習等> 高校で生物を履修してこなかった学生は、高校生物の参考書などで準備学習を行うことが必要である。 <教科書および参考書> 西谷、島崎監訳:テイツザイガー植物生理学第3版、培風館、2004 芦原、作田編:植物分子細胞生物学、オーム社、2006 三村、鶴見編:植物生理学、化学同人、2009 西谷著:植物の成長、裳華房、2011 <授業時間外学習> 講義ノートを見返して復習する。関連項目について自主的に学習し理解を深める。 <備 考> オフィスアワー:講義終了後、環境適応生物工学分野教授室。(在室中は、随時、受け付ける) ホームページ http://www.agri.tohoku.ac.jp/bioadp/index-j.html E-mail: [email protected] 89 授 業 科 目 名 単位数 植物発生生理学 2 科目ナンバリング 開講年度 2年前期 3セメ開講 ABS-BAB205J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 伊藤 幸博 <授業テーマ> 植物の基本的な生理作用 <授業の目的と概要> 植物の発生、成長に関わる基本的な生理機構を解説する。作物など植物生産への応用も解説する。植物の 発生、成長を植物生理学、分子細胞生物学および分子遺伝学の視点から理解、考察し、論理的な思考力と 応用力を身につける。近年分子メカニズムが明らかにされた植物の様々な生理反応を主に取り上げる。 <キーワード> 発生、成長、分化、植物ホルモン <学習の到達目標> 植物(作物)の発生と成長に関する様々な現象を植物生理学、分子細胞生物学、分子遺伝学と関連づけて理解、 判断できるようになる。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 シュート発生(遺伝子と植物の発生の基礎) 第2回 アグロバクテリウム(T-DNA 転移の発見と応用) 第3回 オーキシンとサイトカイニン(イネの多収性遺伝子を例に) 第4回 ジベレリン(緑の革命を例に)とブラシノステロイド 第5回 エチレン(浮きイネを例に)等 第6回 光応答(葉緑体の光定位運動など) 第7回 花芽分化(フロリゲンの発見) 第8回 花の器官分化(ABC モデル) 第9回 受粉、受精(自家不和合性と花粉管ガイダンス) 第10回 環境応答(乾燥応答、UV 耐性) 第11回 全能性(植物細胞と動物細胞の比較) 第12回 性決定(植物および動物の性決定) 第13回 バイオミメティクス(生物から学び、応用した例) 第14回 最近の話題 1 第15回 最近の話題 2 <成績評価方法> 出席10%および定期試験90%によって評価する。 <準備学習等> 生命科学 B の遺伝、植物の生殖、植物の生理を十分に理解していることが望ましい。 <教科書および参考書> 講義の際に資料を配布する。 参考書:植物まるかじり叢書1~ 5(化学同人) <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:環境適応生物工学第 2 研究室 随時受け付ける (2)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/bioadp/PukiWiki/ (3)E-mail:[email protected] 90 授 業 科 目 名 単位数 植物病理学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABS-PLA222J 植物生命科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 高橋 英樹 <授業テーマ> 植物の病原体である菌類、細菌、ファイトプラズマ、ウイルス、ウイロイドの分類学的基礎および生活環 <授業の目的と概要> 「病気とは絶えまない刺激により植物の生理機能が乱されている過程である」と定義されている。植物病理 学は、植物の病気の原因を探り、その伝搬方法などを見極め、それを防ぐさまざまな基礎的、応用的学問 分野をいう。本講義では植物の病原体である菌類、細菌、ファイトプラズマ、ウイルス、ウイロイドの分 類について説明するとともに、代表的な病原体の生活環について解説する。 <キーワード> 菌類、細菌、ファイトプラズマ、ウイルス、ウイロイド、分類、生活環、病徴 <学習の到達目標> 植物病原体の分類並びに生活環の基礎的知識を習得できるようになること。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:植物の病気とは 第 2 回:病気と人間生活との関わり(人間の歴史を変えた大被害、病気による減収) 第 3 回:植物病理学の発達史 第 4 回:菌類の分類、 第 5 回:変形菌門 第 6, 7 回:真菌門(鞭毛菌亜門、接合菌亜門の特徴と代表的病害) 第 8, 9 回:真菌門(子のう菌亜門、担子菌亜門の特徴と代表的病害) 第 10, 11 回:真菌門(不完全菌亜門の特徴と代表的病害) 第 12, 13 回:細菌の構造と増殖、ファイトプラズマ病 第 14, 15 回:ウイルス、ウイロイド病 <成績評価方法> 出席、定期試験によって評価し、それぞれの評価割合は 20%及び 80%である。出席の基準は 10 回以上とする。 <準備学習等> <教科書および参考書> 参考書:新編植物病理学概論、久能ら著、2001、養賢堂 新植物病理学、都丸、羽柴ら著、2004、朝倉書店 植物病理学、眞山滋志・難波成任 編、2010、文英堂 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:基本的には、授業終了後 17 時まで、授業後の講義室、または担当教員の研究室で行 う。(ただし,上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける) (2) 連絡先:講義時に示す。 91 授 業 科 目 名 単位数 植物分子生理学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABC-AGC217J 生物化学コース 必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 牧野 周 <授業テーマ> 高等植物を中心とした光合成、光呼吸および呼吸の分子生理学 <授業の目的と概要> 独立栄養生物である植物の光合成に関して、光エネルギー獲得から物質生産までの基礎的な生理学を分子レベルで学び、 光合成反応と同時に起こる光呼吸の生物学意味を理解する。また、植物独自の呼吸経路を学習し、バイオマス生産から みる呼吸の意味について考察する。さらに、植物の物質生産のための基本的な成長戦略を知り、人類の食糧としての植 物科学を学ぶ。これらの授業内容に関連する研究動向等についても科学的な批判を試みる。 <キーワード> 環境ストレス、光合成、高等植物、呼吸、光呼吸、物質生産(バイオマス) <学習の到達目標> 光合成、光呼吸および呼吸の基礎生化学を理解し、その知識をもとに作物のバイオマス生産に関連する諸問題に関して 科学的かつ正しい考察ができる基盤をつくる。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:葉と植物細胞の構造 第2回:葉緑体とミトコンドリアの構造 第3回:光合成反応のしくみ、1)集光・光化学反応 第4回:光合成反応のしくみ、2)電子伝達・光リン酸化反応 第5回:光合成反応のしくみ、3)炭酸同化反応 第6回:光合成反応のしくみ、4)デンプン・ショ糖合成反応 第7回:C4 光合成のしくみ 第8回:CAM 光合成 第9回:光呼吸の謎と生理学的意義を考える 第 10 回:植物の呼吸 第 11 回:植物固有の呼吸経路とその意義 第 12 回:光合成と呼吸から考察される植物の成長戦略 第 13 回:光合成と呼吸から考察される植物の生産性 第 14 回:人類の食糧としての植物科学(歴史編) 第 15 回:人類の食糧としての植物科学(未来編) 第 16 回:試験 <成績評価方法> 提出レポートと学期末に行われる筆記試験による。筆記試験では授業内容の理解度に重点におく(丸暗記は不要)。試験 の合否の目安は再履修生をのぞく受講生の最高得点の 60%とするが、課題レポート点も加味する(最大 10%)。初受講 生と再履修生の成績評価は同等に行う。授業の出席は成績評価に含めない。 <準備学習等> 全学教育科目の生命科学 A および B の授業内容および教科書「応用生命科学の生物学入門」培風館の内容を充分理解し ておくこと。 <教科書および参考書> 「テイツザイガー植物生理学」第6版、西谷和彦・島崎研一郎監訳、講談社サイエンステフィック社。 植物まるかじり叢書シリーズ①「植物が地球をかえた!」葛西奈津子著、日本植物生理学会監修、化学同人。 植物まるかじり叢書シリーズ⑤「植物で未来をつくる、松永和紀著、日本植物生理学会監修、化学同人。 <授業時間外学習> 資料等を配布し、随時課題を指定する。 <備 考> (1)オフィスアワー(授業終了後の 15 時より 18 時の間、授業内容等への質問および議論を生物化学コース植物栄養生 理学教授室にて受け付ける) (2) e-mail: [email protected](メールタイトルに植物分子生理学と明記すること) 92 授 業 科 目 名 単位数 植物保護学 2 科目ナンバリング 開講年度 3年後期 6セメ開講 ABS-PLA333J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 昆野 安彦・安藤 杉尋 <授業テーマ> 殺虫剤の種類と作用機構および天敵昆虫を利用した害虫防除(昆野) 植物の耐病性機構および化学農薬・生物農薬の作用機構(安藤) <授業の目的と概要> 自然界において植物は,昆虫による摂食や病原微生物の感染を頻繁に受けている。昆虫や病害微生物による被害は農産物や 森林生産の減収をもたらし、農業,林業上大きな問題となっている。本講義では、殺虫剤による害虫防除法と,病害微生物 に対する植物の防御機構、病害微生物から植物を守るための防除技術について解説し、植物保護の必要性と今後の課題につ いて理解していただく。 <キーワード> 害虫防除、殺虫剤,植物の病気、植物の耐病性機構、殺菌剤、病原微生物、天敵昆虫,微生物農薬、環境 <学習の到達目標> 1.殺虫剤の種類と作用機構について理解できるようになる。さらに天敵昆虫による害虫防除や毒性の低い新しい農薬の開発 動向が理解できるようになる(昆野)。 2.植物保護を目的とした病害微生物制御の具体的手法とその理論について理解できるようになる。また、化学農薬を中心と した病害微生物防除の限界と環境に対する影響を認識し、環境と調和した植物保護の重要性について理解できるようにな る(安藤)。 <授業内容・方法と進度予定> (前半:昆野担当) 第1回 殺虫剤開発の歴史 第2回 殺虫剤の種類 第3回 殺虫剤の作用機構 第4回 殺虫剤の代謝と選択毒性 第5回 殺虫剤に対する昆虫の抵抗性 第6回 天敵を利用した害虫防除 第7回 毒性の低い新しい殺虫剤の開発 第8回 生物農薬の種類と作用 (後半:安藤担当) 第9回 総合的病害虫管理(IPM)による植物保護の考え方 第 10 回 耕種的防除法による病害抑制 第 11 回 抵抗性品種を利用した病害防除 第 12 回 生物的防除法の実際 第 13 回 物理的防除法の実際 第 14 回 化学的防除法―殺菌剤の種類と作用機構 第 15 回 農薬取締法、植物保護剤開発までの工程と安全性 <成績評価方法> (昆野)筆記試験によって評価する(100 %)。 (安藤)筆記試験によって評価する(100%) 。 <準備学習等> 昆虫学,微生物サイエンス,植物病理学,分子生物学を履修していることが望ましい。 <教科書および参考書> (昆野):教科書は使用しない。参考書は必要に応じて紹介する。 (安藤):最新植物病理学(朝倉書店) <授業時間外学習> 授業時間は限られているので、自主学習が重要になる。予習・復習を必ず行うようにすること。 <備 考> (1)オフィスアワー:生物制御機能学分野教授室 毎週月曜日 17:00 - 18:00 または植物病理学分野第2研究室 毎週月 曜日 13:00 - 15:00 に設ける。上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける。 (2)E-mail :[email protected](昆野) sando @ bios.tohoku.ac.jp(安藤) 93 授 業 科 目 名 単位数 食用作物学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABS-PLA315J 植物生命科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 本間 香貴 <授業テーマ> 食用作物の来歴,形態・生理,栽培技術および利用特性 <授業の目的と概要> 食用作物は人類の食料の基幹であり,世界的な人口増加に伴い今後一層需要の増加が見込まれる.本科目 では,主要な穀類,豆類,イモ類および雑穀を対象に,その来歴,形態・生理,栽培技術および利用特性 に関する知識の習得を目標とする.また,世界の主要な生産地の環境条件と社会・経済条件と生産技術と の関係を理解する. <キーワード> 食用作物,穀類,豆類,イモ類,雑穀,来歴,形態的特性,生理的特性,栽培技術 <学習の到達目標> 主要な食用作物の諸特性を理解したうえで,各作物の生産と利用の将来方向について考察できるようにな ることを目指す. <授業内容・方法と進度予定> 1.作物の起源と歴史 2.イネの起源.基本的な成長 3.育苗と移植,分げつ期の成長.直播栽培 4.幼穂の発達と出穂 5.登熟と収穫 6.本田管理と環境 7.イネの品質・品種 8.イネの形態 9.麦類 10.トウモロコシ.その他穀類 11.ダイズの起源・形態 12.ダイズの栽培・生育 13.その他豆類 14.イモ類 15.復習およびテスト <成績評価方法> 平常点(60%)およびテスト(40%) <準備学習等> 教科書を参考に講義内容の予習を行うこと <教科書および参考書> 教科書:作物学の基礎 I 食用作物 <授業時間外学習> 食用作物に関する知見を幅広く集めること <備 考> オフィスアワー 作物学研究室 授業後 18:00 まで メールでの質問も受け付ける E-mail address: [email protected] 94 授 業 科 目 名 単位数 飼料科学 1 科目ナンバリング 開講年度 3年後期前半 6セメ開講 ABS-ANS331J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 喜久里 基 <授業テーマ> 動物生産における各種飼料穀物の栄養科学と飼料穀物の国際情勢 <授業の目的と概要> 動物生産における飼料穀物の重要性を科学的に理解する。反芻動物と単胃動物の代謝特性を概説し、各々 の動物生産に用いられている飼料穀物の紹介ならびにその栄養生化学的特徴・評価法を学ぶ。また、未利 用資源・遺伝子組換え作物を含めた飼料穀物の国際情勢を学ぶ。 <キーワード> 家畜、反芻動物、単胃動物、動物生産、飼料、食料環境 <学習の到達目標> 飼料の栄養生化学的特性の理解に加え、飼料穀物の国際情勢も学ぶことで、動物生産における飼料の重要 性を様々な面から説明できるようにする。 <授業内容・方法と進度予定> 1)反芻動物の代謝特性 2)単胃動物の代謝特性 3)飼料穀物とその栄養生化学的特性 4)飼料穀物の国際情勢 5)飼料穀物と生産性の実際 6)遺伝子組換え作物と未利用飼料資源の現状 7)飼料穀物の今後 ※講義順は変更の場合あり。 <成績評価方法> 小テスト(2-3 回)、期末テストおよび出席回数によって評価する(テスト:90%、出席:10%)。 <準備学習等> 動物の生理・栄養生化学についての一般的な知識を必要とする。 <教科書および参考書> 動物の飼料:唐澤豊編(文英堂出版) 動物の栄養 第 2 版:唐澤豊・菅原邦生編(文英堂出版) <授業時間外学習> 講義中に指示する。 <備 考> オフィスアワー:簡単な質問は講義前後に随時受け付ける。時間を要する質問は動物コース・動物栄養生 化学研究室で対応する(要事前連絡)。 連絡先:[email protected]、022-717-8689 95 授 業 科 目 名 単位数 森林生態論 2 科目ナンバリング 開講年度 3年後期 6セメ開講 ABS-FOS328J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 清和 研二・陶山 佳久 <授業テーマ> 森林生態系における生物多様性の維持機構とその機能 <授業の目的と概要> 森林は多くの種類の木本や草本ばかりでなく、クマなど大型のほ乳類やネズミなどのげっ歯類、昆虫や微生物など多様 な生物が共存しながら生活している場所である。これら多くの生物間の複雑な相互作用によりバランスが保たれ、種の 多様性や遺伝的多様性が維持され、安定した生物共生系が成立している。このような高度な共生システムの成立機構を 理解したうえで、森林の管理や利用、木材生産を行なうことによって森林や林業生産の持続性が期待できる。本講義では、 森林の持つ種多様性および遺伝的多様性維持メカニズムについて生態学的な側面から解説し、これからの森林の管理の 在り方をともに考えて行きたい。 <キーワード> 森林生態系、樹木の繁殖生態、個体群動態、生物多様性、種子散布、分子生態、林業生産 <学習の到達目標> 森林生態学に関する基礎理論を理解するとともに森林生態系の複雑な仕組みに興味を抱くようになること。森林におけ る多様性維持メカニズムを理解することによってこれからの森林や林業の在り方について深く考える能力を養うこと。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:樹木の無性繁殖 第2回:樹木の開花・結実特性と花粉の流動 第3回:種子の豊凶(種子生産の周期性はなぜ起こるか?) 第4回:種子の散布(小哺乳類・鳥・水・風による種子の散布) 第5回:種子発芽 第6回:種多様性創出機構(I)(ギャップダイナミクス) 第7回:種多様性創出機構(II)(生物間の相互作用) 第8回:生態系と調和した林業(I) 第9回:生態系と調和した林業(II) 第 10 回:森林分子生態学の基礎 第 11 回:森林分子生態学の研究例:種間の違い 第 12 回:森林分子生態学の研究例:同一種内における個体群間の違い 第 13 回:森林分子生態学の研究例:同一個体群内における個体間の違い(1) 第 14 回:森林分子生態学の研究例:同一個体群内における個体間の違い(2) <成績評価方法> 出席回数、複数回のレポートによって評価する。それぞれの割合は 50、50%である。出席の基準は 10 回以上である。 <準備学習等> 講義内容に関する教科書・参考書などを最初に紹介するので、予習が可能である。また、随時参考書を紹介するので興 味をもって勉強を深めてもらいたい。 <教科書および参考書> 多種共存の森 : 清和研二著(築地書館)、樹は語る : 清和研二著(築地書館)、森林の生態 : 菊沢喜八郎著(共立出版), 樹木生理生態学 : 小池考良編(朝倉書店),発芽生物学 : 吉岡・清和編(文一総合出版):森林の科学 : 中村・小池編(朝倉書店), 森の分子生態学2:津村義彦・陶山佳久編(文一総合出版), 生態学者が書いた DNA の本:井鷺裕司・陶山佳久著 (文一総合出版) <授業時間外学習> <備 考> (1)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/kyousei/index-j.html (2)e-mail アドレス : [email protected] 96 授 業 科 目 名 単位数 森林生態論実習 1 科目ナンバリング 開講年度 3年前期集中 5セメ開講 ABS-FOS436J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 清和 研二 <授業テーマ> 落葉広葉樹天然林における木本種組成の地形による変化、および樹林と動物の相互作用 <授業の目的と概要> 森林は、最も豊かな生物多様性を維持している生態系の一つであり、多様性の仕組みの解明や保全方法などが世界的に 進められつつある。本実習では東北地方を代表する森林植生の一つであるブナ林やハルニレ林などで、森林構成種の種 多様性および多種共存機構について学習する。同時に、冷温帯落葉広葉樹林における主要構成種の種識別法を修得し、 測樹に関する基礎技術についても学ぶ。 <キーワード> 樹木検索(種同定)、ブナ林、林分構造、野ネズミ、種子散布、天然林、種多様性 <学習の到達目標> 冷温帯落葉広葉樹林における種多様性の実態とその維持メカニズムについて理解する。また、身近な主要木本種 20 種程 度について種名がわかるよう学習するほか、森林生態学的調査法と解析方法の基礎を修得する。さらにこれらの学習を もとにして、生物多様性の保全について考えることができるようにする。 <授業内容・方法と進度予定> 1日目: ① 樹木検索(ブナ林構成種の形態観察による樹種の同定) ② 樹木と動物の相互作用(1)(落葉広葉樹林において種子散布を担う野ネズミの生息数調査の基礎として、野ネズミの 生け捕りワナの設置を行う) 2日目: ① 測樹(渓畔から尾根にかけての地形変化にともなう林分構造の変化を、木本種の種同定と直径・樹高の測定により把 握する) ② 樹木と動物の相互作用(2)(野ネズミの生け捕りワナを回収し、捕獲された野ネズミの観察を行う) ③ ブナ天然林の生態(森林内における様々な生態現象の観察を行う) 3日目: ① 樹木検索試験(1日目および2日目に学んだ樹木の種同定について、実際に 20 種の同定を試み、自己採点により習 熟度の評価を行う) ② 林分構造解析(2日目に調査した林分構造データの解析を行う <成績評価方法> 実習最終日のレポートおよび出席によって評価し、それぞれの評価割合は 50%及び 50%である。出席は全日程参加を原 則とする。 <準備学習等> 少なくとも高等学校で履修するレベルでの生態学の知識は必要である。また、市販の樹木検索に関する書籍等を活用して、 身近な樹木について名前を覚える努力をしておくと実習時の効果が高い。 <教科書および参考書> 多種共存の森、清和研二著(2013, 築地書館) 樹は語る : 清和研二著(築地書館) 山渓ハンディ図鑑 3,4,5 樹に咲く花:(2000,2001、山と渓谷社) <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー(実習2日目の夕食時に懇親会をもうけ、質問及び理解を深めるための時間とする) (2)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/kyousei/index-j.html (3) e-mail: [email protected], [email protected] 97 授 業 科 目 名 単位数 水圏環境コミュニケーション論 1 科目ナンバリング 1年前期前半 1セメ開講 AAL-APS202J 開講年度 全コース必修 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 池田 実・栗田 喜久・木島 明博 <授業テーマ> 沿岸域における生物の多様性と水圏における生物生産について学ぶ <授業の目的と概要> もともと複雑な環境を呈し、大津波により甚大な被害を受けた東北沿岸域における人間の生産活動と生物 生産研究の実態をフィールドで実際に視察し、実感として把握する。また、沿岸資源の特徴を把握するこ とをフィールド講義の目的とする。フィールド講義をふまえた教室講義において、水圏における生産と農 学研究との関連性を整理する。 <キーワード> 沿岸生物、多様性、生物生産と環境、海洋科学、農学・水産学研究 <学習の到達目標> 東日本大震災の被災状況を実感するとともに、沿岸生物生産の実際と海洋科学、農学、水産学研究の関連 について理解し、自らの学問に対する位置づけを明確にできるようになること。 <授業内容・方法と進度予定> フィールド講義:グループによって実施日程が異なります。実施は平成 28 年 4 月~ 5 月にかけ、以下の通 りになります。 第 1 班:4 月 15 日~ 16 日、第 2 班:4 月 22 日~ 23 日、第 3 班:5 月 6 日~ 7 日、第 4 班:5 月 13 日~ 14 日 1.都市部から沿岸域に至る人間生活域における農学研究 2.沿岸域の環境視察 3.沿岸域における生物生産の実態視察 4.沿岸生物フィールド研究の実態概説 5.水圏生産と復興を含めた人間生活、およびそれらと農学研究に関する討議 教室講義 (6 月 3 日を予定) 6.水圏の生物生産と保全および復興に関する研究の実例概説 総合ディスカッション(6 月 10 日を予定):陸圏環境コミュニケーション論と合同で行います。 <成績評価方法> フィールド講義レポート、教室講義レポート <準備学習等> 予習は特に求めないが、フィールド講義および教室講義の内容および自分の意見を充分にまとめておくこ とが必要である。 <教科書および参考書> 特に指定しない。女川フィールドセンター図書室に保蔵 <授業時間外学習> 東日本大震災について基礎的知識をつけておくとよい。 <備 考> オフィスアワー:沿岸生物生産システム学分野にて随時受け付けている。質問等は直接、あるいはメール にて常時受け付ける。 尚、自分の参加する日程をお知らせしますので、しっかりと確認しておくようにしてください。 e-mail: [email protected] 98 授 業 科 目 名 単位数 水圏植物学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABS-APS323J 海洋生物科学 コース必修 開講年度 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 青木 優和 <授業テーマ> 水圏植物の生物学と生態学 <授業の目的と概要> 沿岸岩礁域の一次生産者である水圏植物の主に海藻についてその生物学的・生態学的特性を概観する。まず、地理的・ 垂直的分布、生物季節、個体群の維持と生産力、動物との相互関係について述べる。また、海藻と環境との関わり、海 藻の養殖について、海洋汚染の影響についてなど人間生活にも関わる応用的な側面からも考察する。これらの科学的知 見にもとづいて、人類の未来にとっての水圏植物学および水産学の重要性を示す。 <キーワード> 海藻、環境、個体群、群集、沿岸生態系、海洋汚染、養殖、相互関係、植食動物 <学習の到達目標> まず、主要な水圏植物としての海藻に関する基礎的な知識を身につける。つぎに、人間生活における海藻の役割とその 重要性について学ぶ。 <授業内容・方法と進度予定> 第01回:まずはワカメから 第02回:海藻の地理的分布 第03回:海藻の垂直分布(潮間帯) 第04回:海藻の垂直分布(潮下帯) 第05回:海藻個体群の解析 第06回:生物間相互作用(植食者) 第07回:生物間相互作用(競争) 第08回:温度と塩分の影響 第09回:光環境と光合成 第10回:海藻の養殖 第11回:海洋汚染の影響 第12回:海藻群落の調査法 第13回:海藻と人間生活 第14回:総合討論 *進度によって講義の内容や順序を変更することがあります <成績評価方法> 毎回の始業時に実施の 10 分間ミニテストの成績と出席回数とで評価します。 原則として、評価割合は 2:1とします。加えて、成績評価の参考としてレポートを課すこともあります。 <準備学習等> ほぼ毎回配布する資料の復習を忘れないで下さい。 下記書籍は授業の参考書として役立ちます。 <教科書および参考書> 谷口和也(1998)磯焼けを海中林へ-岩礁生態系の世界、裳華房 神谷充伸(2012)ネイチャーウォッチングガイドブック:海藻、誠文堂新光社 横濱康繼(2013)海藻ハンドブック、文一総合出版 Hurd, C.L. et al.(2014)Seaweed Ecology and Physiology, 2nd ed. Cambridge University Press <授業時間外学習> <備 考> オフィスは研究実験棟第3プレハブ(2階)水圏植物生態学第2研究室、フィールド調査に出ていることが多いので、 事前の電話またはメールで連絡して頂くことが望ましい。講義日の午後はオフィスに居る確率が高い。 電話:022-717-8890 メール:[email protected] 99 授 業 科 目 名 単位数 水圏植物生態学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABS-APS314J 海洋生物科学 コース必修 開講年度 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 吾妻 行雄 <授業テーマ> 沿岸岩礁域における植食動物と海藻との関係および増養殖への展開 <授業の目的と概要> 沿岸岩礁域の海藻群落に棲み場,食物など生活の基礎をおく植食動物の繁殖,摂食活動,個体群動態など の生態学的特徴および資源管理,増養殖技術の方向について習得していただく。 <キーワード> 沿岸岩礁生態系,植食動物,再生産,摂食活動,種間関係,個体群動態,群集生態,フェイズシフト <学習の到達目標> 沿岸岩礁域において海中林と磯焼けはどのような機構で交代するのか , 植食動物は海藻群落とどのように 関かわりあって自らの個体群を維持するのか,そして,増養殖技術が科学的知見にもとづいてどのように 構築されているかを理解していただく。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回 海中林の構造 第 2 回 海中林の機能 第 3 回 植食動物の再生産 第 4 回 植食動物の浮遊生活 第 5 回 植食動物幼生の着底・変態と海藻群落 第 6 回 植食動物の生殖巣の発達 第 7 回 植食動物の成長 第 8 回 植食動物の摂食活動 第 9 回 植食動物種個体群と海藻群落の変動機構 第 10 回 植食動物と海藻群落の相互関係 第 11 回 磯焼けの定義 第 12 回 磯焼けと海中林の交代機構 第 13 回 海中林の保全技術 第 14 回 植食動物の増殖技術 第 15 回 温暖化にともなう岩礁生態系の変化 <成績評価方法> レポートと筆記試験によって評価する。 <準備学習等> 生態学の基礎知識を得るため「生態学入門 日本生態学会編,東京化学同人」の精読を奨める。 <教科書および参考書> 参考書: 磯焼けの科学と修復技術,谷口和也・吾妻行雄・嵯峨有恆編,2008,恒星社厚生閣 ウニ学,本川達雄編,2009,東海大学出版 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:毎週火曜日 16:00 ~ 18:00 水圏植物生態学教授室にて。(ただし,上記曜日・時間 以外にも在室中は随時受け付ける) (2)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/algae/index-j.html (3)e-mail: [email protected] 100 授 業 科 目 名 単位数 水圏無脊椎動物学 2 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 ABS-APS221J 海洋生物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 高橋 計介 <授業テーマ> 無脊椎動物の系統発生、多様性、体制の特徴と組織・器官の機能の理解 / In this course, students will outline and understand the body plans (organic structures), basic physiology, especially immunology, feeding behavior, digestive systems, circulatory systems and life history of invertebrate animals distributed in the waters. <授業の目的と概要> 現存する動物のほとんどを占める無脊椎動物、特に生命の起源である海に生息する無脊椎動物は生物の多様性をよりよくあらわす動物群である。それらの動 物は環境に適応した進化の結果、様々な体制、独自の生活形態そして多様な行動様式を獲得し、複雑ながら均整のとれた生態系を構成する。また、水圏、特に 海洋無脊椎動物は産業的に価値の高い動物種を数多く含むことも特徴である。 講義は無脊椎動物の系統発生、系統進化、環境適応による進化の流れを解説する総論といくつかの代表的な動物門を取り上げて、その基本体制、個体発生と 生活史の概要を解説する各論から構成される。/ The purpose of this course is to help students learn and explain evolutional changes, biodiversity and body plans in marine invertebrates. Also, students understand fine structures of digestive organs, feeding behavior, digestive mechanisms, structures of heart and vessels, and circulatory systems of marine invertebrates. <キーワード> 無脊椎動物、動物の体制、多様性、動物分類、系統発生、個体発生 / Invertebrates, Body plans (Bauplans), Biodiversity, Phylogeny, Ontogeny <学習の到達目標> 無脊椎動物の分類、系統発生、個体発生、多様性、進化について基礎的な知識を習得し、かつ動物学の考え方を理解できるようになること。産業的な有用種に ついて基本体制、生殖、個体発生、生活史の概要を知るようになること。/ Students will be obtained better and deeper understanding the basic knowledge in relation to body structures, feeding behavior and life history of marine invertebrates. <授業内容・方法と進度予定> 本講義は講義中心に進める。 内容および進度予定は以下の通りである。/ This is a lecture-centered course. The contents and schedule are as shown below: 第1-4回:無脊椎動物学の総論、古典的な系統分類、詳細な分類形質について。 分子進化の知見に基づく新しい動物分類、系統発生の体系・考え方の紹介と従来の知見との比較 第5回以降: 主要な水圏無脊椎動物門とその代表的な種について詳細に解説する。 第5回: (1) :ミクソゾア門、特に、独自の進化について。 第6-7回: (2) :刺胞動物門、 (3) :扁形動物門、特に、独自の進化、形態的分化について。 第8回: (4) :輪形動物門、特に、有性・無性世代交代について。 第9- 11 回: (5) :軟体動物門 特に、独自の形態について詳細に解説。頭足綱、腹足綱、二枚貝綱の動物群について。 第 12 - 13 回:(6) :節足動物門 特に、独自の進化、形態的分化について。甲殻類について。 第 14 - 15 回:(7) :脊索動物門 特に、ホヤ類について。群体特異性について。/ 1st: Orientation and introduction 2nd: General theory: Classification, systematics and phylogeny of invertebrates 3rd: General theory: Animal architecture and the body plans concept 4th: General theory: Animal development, life histories and origins 5th: Phylum: Myxozoa 6th-7th: Phylum: Cnidaria and Platyhelminthes 8th: Phylum: Rotifera 9th-11th: Phylum: Mollusca (the Cephalopoda, Gastropoda and Bivalvia) 12th-13th: Phylum:Arthropoda (the Crastacea) 14th-15th: Phylum: Chordata (Urochordata or Tunicates) <成績評価方法> 各回の講義の最初に、前回の講義の内容を問う「小テスト」を実施する(12 回程度) 。これらを点数化して評価点の1つとする(1回につき 10 点満点) 。また、 授業期間中に2回の「レポート」を課す。これらも点数化して、 評価点の1つとする。レポートは、 提出点を 50 点満点(1回 25 点) 、 内容を 150 点満点で評価する。 出席点は、小テストの参加で代用する。これらを勘案して 60%以上の得点者を合格とする。/ Grade AA is given to the top 10% of students and Grade A is given to the next best 10% . Students are evaluated on their points from all the short tests (10 points per lecture) and the midterm and the final reports (75 points in each report). AA=90-100% ; A=80-89% ; B=70-79% ; C=60-69% ; D=below 60% <準備学習等> 授業は基礎から行うので、初学者でも理解できるように努めているが、高等学校その他で生物学を履修していない学生は、生物学の基礎知識(高等学校程度) を持つよう準備学習されたい。簡単なもの、例えば高等学校生物の副読本「フォトサイエンス 生物図録(数研出版) 」等の学習を勧める。 <教科書および参考書> 教科書はなく、教員が講義資料集を準備する。以下に参考書を示す。 図説・無脊椎動物学(Burnes ほか、本川達雄監訳、2009、朝倉書店) 無脊椎動物の多様性と系統(白山義久編集、2000、裳華房) 節足動物の多様性と系統(石川良輔編集、2008、裳華房) 。また、英文のものとして以下がある。/ Brusca & Brusca. 2003. Invertebrates, 2nd Edition. Sinauer, Sanderland, MA Pechenik, J.A. 2005. Biology of the Invertebratess. 5th Edition. McGraw-Hill, New York. <授業時間外学習> 授業時間は限られているので、自主学習が重要になる。予習・復習を必ず行うようにすること。/ The session time is limited and therefore self-directed learning is important. Students are required to prepare and review for each class. <備 考> (1) オフィスアワー(質問および理解を深めるための時間) :講義終了後(10:00 - 17:00) 水圏動物生理学第3研究室にて。 (上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける) (2) E-mail address: [email protected]/ Office hours are from 10:00 to 17:00 on Wednesdays. Make an appointment in advance via e-mail or other means. My office: Research Bld. 1, Rm. 207 E-mail: [email protected] 101 授 業 科 目 名 単位数 水産遺伝育種学 2 科目ナンバリング 2年前期 3セメ開講 ABS-APS205J 海洋生物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 中嶋 正道 <授業テーマ> 生産生物遺伝資源の遺伝的改良のための基礎と応用 <授業の目的と概要> 本講義の目的は水産生物における遺伝学の基礎理論を理解するとともに遺伝的改良(品種改良)のための 基礎理論に関する理解を得ることである。講義では各回ごとにテーマを決め基礎理論と応用について解説 と論議を行う。また、学生各自の理解度を知るために授業の終わりに毎回その講義で取り上げた内容に関 する小テストを行う。 <キーワード> 遺伝育種学、遺伝資源、ハーディ・ワインベルグの法則、量的形質、交雑、選抜、遺伝率、育種価、連鎖 <学習の到達目標> 水産生物における遺伝と育種の基礎理論を理解するとともに育種の理論的背景を理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 第一回:水産生物における遺伝育種の特性 第二回:遺伝の基本法則 第三回:遺伝様式と育種方式 第四回:遺伝的多型 第五回:量的形質の遺伝 第六回:分散と遺伝率(1) 第七回:分散と遺伝率(2) 第八回:遺伝的改良量の予測(1) 第九回:遺伝的改良量の予測(2) 第十回:ヘテロシスと雑種強勢(1) 第十一回:染色体操作を用いた育種 第十二回:ゲノムマッピングと QTL 解析 第十三回:遺伝子組み換え技術を用いた育種の可能性 第十四回:育種素材としての遺伝資源 第十五回:試験 <成績評価方法> 毎回の小テストとレポート(2 回)、および定期試験による <準備学習等> 必要に応じてプリントや文献を配布するのでそれらを用いて理解を深めてほしい。 <教科書および参考書> 参考書 大場滋:集団の遺伝、東京大学出版会 山口高弘・鳥山欣也編:農学生命科学を学ぶための入門生物学、東北大学出版会 <授業時間外学習> 書籍やインターネット等を活用し積極的に情報収集を行ってほしい。 <備 考> 102 授 業 科 目 名 単位数 水産化学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABS-APS216J 海洋生物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 落合 芳博 <授業テーマ> 水圏生物の成分組成、代謝、進化、環境適応、食品学的及び栄養学的特性 <授業の目的と概要> 水圏に生息する魚介類、藻類、哺乳類等は種類も多く、特殊な環境に適応した結果、様々な特殊成分を含んで いる。生体成分の組成は各生物の生態を反映し、しかも食品学的特徴を決定する。これらの生物を無駄なく利用 するためには、生物学的、生化学的特徴について熟知する必要がある。本講義では、水圏生物の成分特性と生理、 生態との関わり、食品機能性、栄養機能、代謝機構などについて幅広く取り扱う。 <キーワード> 魚類、無脊椎動物、海産哺乳類、海藻、成分組成、タンパク質、脂質、糖質、低分子化合物、生化学、物質代謝、 機能性物質 <学習の到達目標> 魚介類、海産哺乳類、藻類の成分の特徴について理解が深まり、各種成分の分布、生理的役割、代謝機構、食 品学的特性、栄養機能についての全体像がわかるようになる。 <授業内容・方法と進度予定> 1.水圏生物の特性、生命誕生、生物の進化と環境適応、生化学の有用性 2.水圏生物の成分組成と食品学的特徴、水産分野で必要とされる化学の知識 3.構成成分の組成と各種生物の生態、食品としての品質、鮮度変化との関係 4.水圏生物のタンパク質(構成アミノ酸、組成と特徴、構造安定性、タンパク変性) 5.水圏生物のタンパク質(特殊成分と生物機能、筋肉の構造、筋収縮機構、酵素の役割と特性) 6.水圏生物の脂質(分類、組成と特徴、特殊成分と生物機能) 7.水圏生物の脂質(特殊成分と生物機能、膜輸送) 8.水圏生物の脂質(異化と生合成、機能性、化学的変化) 9.水圏生物の糖質(分類、組成と特徴、機能性) 10.水圏生物の糖質(エネルギー代謝、物質変換) 11.水生植物の構成成分とエネルギー代謝、光合成に関わる成分と分子機構 12.低分子化合物の組成と機能性(エキス成分、核酸関連物質、ペプチド、有毒成分、臭気成分、有用成分) 13.ビタミン、無機質の構成と生理機能、恒常性維持と浸透圧調節、重金属の毒性、環境汚染と生物濃縮 14.遺伝子から見た水圏生物の特徴、分子進化と系統解析、ゲノム構造 <成績評価方法> 授業中に行う小テストおよび期末試験によって評価する。それぞれの比率は 40%および 60%とする。 <準備学習等> 講義内容について予習と情報収集に務めてから講義に臨むこと。授業内容に関する教科書の該当部分はあらか じめ熟読して、問題点を整理しておくこと。 <教科書および参考書> (教科書)水圏生化学の基礎:渡部終五編、2015、恒星社厚生閣 (参考書)魚介の科学:阿部宏喜編、2015、朝倉書店;水圏生物科学入門 : 会田勝美編、2015、恒星社厚生閣; 水産利用化学の基礎、渡部終五編、2010、恒星社厚生閣;海藻の科学:大石編、1993、朝倉書店 ヴォート基礎生化学(第 4 版)、2014、東京化学同人 など、生化学全般を扱ったもの <授業時間外学習> 講義内容を復習し、問題点、わからない点を整理しておくこと。関連図書や文献を読み、知識を確実なものに しておくこと。 <備 考> ※オフィスアワー:授業終了後、研究室で対応。これ以外でも事前調整により対応可能。 ※メールアドレス:[email protected] ※ホ ー ム ペ ー ジ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/suika/index-j.html 103 授 業 科 目 名 単位数 水産経済学 1 科目ナンバリング 開講年度 後期集中 開講 ABS-APS330J 隔年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 宮沢 晴彦 <授業テーマ> 水産経済の構造と水産物需給・流通及び漁業経営構造・漁業管理 <授業の目的と概要> わが国の水産業は厳しい経済環境の下で衰退しつつあり、これを建て直し水産物の自給率を向上させるこ とが政策課題とされている。本講義では水産業衰退の経済的諸要因と再編成の方向について実証的視点か ら理解を深める。具体的には、水産業の産業的特性を踏まえた上で、漁業生産とその担い手の経済、漁業 管理問題、水産物需給・流通構造等について、その経済的諸問題を論ずる。 <キーワード> 水産物自給率、食の外部化、水産物需給、産地市場、消費地卸売市場、漁家、漁業管理 <学習の到達目標> 水産業の厳しい現状を直視し、水産物自給率低下の構造的要因を理解する。また、水産物流通、漁業経営、 漁業管理に関する基礎的知識を習得するとともに、困難な状況に対応する経済主体の再編方向について理 解を深める。 <授業内容・方法と進度予定> 連続講義なので、7.5 コマ分を以下の内容で実施する。 1. 水産経済学のアウトライン-自給率低下の構造的諸要因と政策的対応課題- 2. 水産物の市場・流通(1);水産物流通機構 3. 水産物の市場・流通(2);産地市場・消費地市場の再編動向 4. 漁業生産主体の経済(1);漁家経営の構造再編 5. 漁業生産主体の経済(2);企業経営の経営戦略 6-7. 漁業管理の経済的諸問題-漁業管理制度の概要と自主的漁業管理の諸形態- + レポート内容に関する質疑の時間を設ける。 <成績評価方法> 出席とレポートによって評価し、それぞれの評価割合は 40%及び 60%とする。出席が 2 分の 1 以下の者は 不可とする。 <準備学習等> 水産経済に関する基礎知識について、特に下記参考文献①を読むことによって事前に学習しておくことが 望ましい。 <教科書および参考書> ①ポイント整理で学ぶ水産経済、廣吉勝治・佐野雅昭編著,2008、北斗書房 ②日本漁業の経済分析-縮小と再編の論理-、小野・堀口編著、1992、農林統計協会 ③資源管理型漁業-その手法と考え方-、平山編、1991、成山堂書店 ④水産海洋ハンドブック、竹内俊郎他編、2004、生物研究社、8・9 章 <授業時間外学習> 関連語句を曖昧に理解せず、随時その意味を確認すること。特に公務員試験受験者は、気をつけること。 <備 考> 公務員試験(水産専門職)を受験する者については受講を勧める。水産関係の企業、研究職等に進みたい 者についても、水産業界事情の一端を理解しておく意味で受講を勧めたい。 104 授 業 科 目 名 単位数 水産資源生態学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABS-APS313J 海洋生物科学 コース必修 開講年度 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 片山 知史 <授業テーマ> 海洋資源生物の生活史、資源変動パターン、生態と生物生産の機構の理解による有効かつ持続的な資源利 用方策および漁業管理 <授業の目的と概要> 海洋生物の特性は、時空間的な変動性および個体群としての再生産力である。特に漁業資源は、環境変 動のみならず、漁獲によって量的にも質的にも常に変動している。本講義では、国内外の漁業を概説した 上で、資源生態に関係する資源生物の生活史の特性、個体群変動様式の諸要素を解説する。また個体群の 解析法および資源動態と漁業に関する数理モデルの理論および漁業管理方策について説明する。 <キーワード> 海洋生物資源、生活史、成長、生残、再生産、資源変動様式、資源量の推定、資源量変動モデル <学習の到達目標> 水産資源の生態学的特性を知り、実際の漁業の現場で行われている資源管理や漁業管理の理論的な背景 や方法論、その限界や問題点が理解できるようになる。 <授業内容・方法と進度予定> 第1~2回:世界と日本の漁業生産 第3回:海洋生物資源の単位と資源構造、 第4~8回:海 洋生物資源の生活史(年齢と成長、発育段階と生活年周期、成熟産卵様式、初期生活史、 生残過程) 第9回:個体数変動様式、加入量変動パターン 第10~11回:資源量推定法 第12~13回:漁獲と資源量との関係、再生産関係 第14~15回:日本の漁業管理と世界の漁業管理 <成績評価方法> 期末試験およびレポート等によって総合的に評価する。 <準備学習等> 基礎的な統計処理および微分・積分の方法を見直しておく <教科書および参考書> 『浮魚資源』(1982)川崎健、新水産学全集〈9〉、恒星社厚生閣 『魚をとりながら増やす』(2000)松宮義晴、成山堂書店 『生態学入門』(2004)日本生態学会、東京化学同人 『日本漁業の真実』(2014)濱田武士、ちくま新書 <授業時間外学習> 新聞等で報道される国内外の漁業、漁業資源、海洋生物、気象・海洋、および海洋生物資源に関する情 勢に常について常に関心を持つことを要望する。また復習として、講義中に説明された魚種の分布や生活 史の特徴を、調べて整理しておくこと。 <備 考> (1)オフィスアワー:授業内容に関する質問、学習方法についての相談等は水産資源生態学研究室で随時 受ける。 (2)メールアドレス:[email protected] 105 授 業 科 目 名 単位数 水産食品管理学 1 科目ナンバリング 開講年度 3年後期 6セメ開講 ABS-APS325J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 落合 芳博 <授業テーマ> 水産食品の危害要因、安全・安心のための品質管理法について理解を深める <授業の目的と概要> 水産食品の原料入手、貯蔵、加工から流通に至るまでの各段階における品質管理、衛生管理上の問題点 とその管理方法、HACCP による品質管理の実際について理解する。 <キーワード> 水産加工品、原料特性、危害要因、安全性、品質管理、食品衛生、HACCP <学習の到達目標> 水産食品の機能性や安全性に関わる品質の保持方法について具体例を挙げて説明できる。HACCP シス テム等による品質管理、法的規制の現状と問題点について理解できるようになる。 <授業内容・方法と進度予定> 1.食品衛生に関連する法律と規制、水産加工分野における中毒事例の紹介 2.原料の管理:品質に影響する色素、呈味成分、臭気成分、物性、鮮度保持、貯蔵加工中の成分変化、 原料の生化学的種判別、原産地判別 3.危害要因の分析:化学的危害因子(自然毒、環境汚染物質、ヒスタミンなど)、物理的危害因子(異物混入)、 生物的危害因子(食中毒細菌、ウイルス、寄生虫など)、遺伝子組換え食品の安全性、食物アレルギー 4.製造ラインの管理(品温管理、導線管理、異物対策) 5.製品の保管・流通過程の管理、非加熱食品の品質管理、フードチェーンのチェック項目 6.HACCP による衛生管理方法と水産加工品への導入例 7.認証制度、トレーサビリティー、漁港・市場における衛生管理の実態 <成績評価方法> 授業中に行う小テストおよび期末試験の成績によって評価する。それぞれの割合は 40%および 60%とす る。 <準備学習等> 講義内容について自ら予習と情報収集に努めてから講義に臨むこと。水産加工品の製造原理と方法につ いて復習しておくこと。 <教科書および参考書> (教科書)水産利用化学の基礎 : 渡部終五編、2010、恒星社厚生閣 (参考書)微生物コントロールによる食品衛生管理、エヌ・ティー・エス、2013; 食品の危害化学物質 : 問 題と解説 、塩見一雄、幸書房、2009; 食品の安全を創る HACCP、小久保彌太郎、日本食品衛生協 会、2008; 食品衛生検査指針(微生物編、理化学編)、日本食品衛生協会、2004 <授業時間外学習> 講義内容について、文献調査などで知識を膨らませて、実践的なレベルにまで高めておくこと。 <備 考> (1)オフィスアワー : 授業終了後(12:00 ~ 13:00)、研究室で対応。この時間以外でも事前調整で対応可能。 (2)メールアドレス : [email protected] (3)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/suika/index-j.html (注意)選択科目ではあるが、食品関連企業では必要とされる内容であるため、海洋生物科学コースの学生 は極力履修すること。 106 授 業 科 目 名 単位数 水産増殖学 2 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 海洋生物科学 コース必修 ABS-APS312J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 尾定 誠 <授業テーマ> 増殖および養殖の基本的概念、代表的な増殖・養殖事業と魚病を含む種々の課題と対策 <授業の目的と概要> 現在、日本の漁業生産において、増殖に基づく沿岸漁業資源の回復および養殖による生産の増大が緊急の課 題となっている。 本授業では、水産増殖および養殖の基本的概念を理解すると共に、増殖事業および養殖事業のそれぞれ代表 的な事例について学ぶことにより、具体的な内容についての理解を深める。 <キーワード> 水産増殖、養殖、種苗生産、栽培漁業、魚病 <学習の到達目標> 漁業生産の回復および増大における水産増殖と養殖の重要性を認識すると共に、具体的な問題点を理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:水産増殖と養殖の基本的概念 第2回:水産増殖事業と養殖事業の成立条件と具体的な方策 第3回:シロサケの生態と生活史 第4回:サケ科魚類の人工種苗生産と増殖および課題と対策 第5回:ブリの生態と生活史 第6回:ブリの天然採苗と養殖および課題と対策 第7回:ヒラメの生態と生活史 第8回:ヒラメの人工種苗生産と増殖および課題と対策 第9回:クロマグロの完全養殖と課題 第10回:クルマエビの生態と生活史 第11回:クルマエビの人工種苗生産と養殖および課題と対策 第12回:ホタテガイの生活史 第13回:ホタテガイの天然採苗と養殖および課題と対策 第14回:マガキの天然採苗と養殖および課題と対策 第15回:養殖魚介類の感染症と原因微生物のまとめ <成績評価方法> レポートおよび定期試験の結果によって評価する。 <準備学習等> 限られた時間内での講義の説明だけでは理解は不十分になる恐れがあるので、参考書等で理解を深める必要 がある。 <教科書および参考書> 隆島史夫「水族育成論」 (恒星社厚生閣) 、野村 正「カキ・ホタテガイ・アワビ」(恒星社厚生閣)、水産増 養殖システム(1. 海水魚、3. 貝類・甲殻類・ウニ類・藻類)(恒星社厚生閣)、室賀清邦・江草周三「魚病学概論」 (恒星社厚生閣) <授業時間外学習> 参考図書による事前の予習と講義された内容を復習することが望ましい。 <備 考> オフィスアワー:水圏動物生理学分野教授室 毎週火曜日 16:00 - 17:00、それ以外にも随時教授室で受 け付ける。 http://www.agri.tohoku.ac.jp/zoshoku/index-j.html E-mail address:[email protected] 107 授 業 科 目 名 単位数 水産利用学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABS-APS324J 海洋生物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 山口 敏康 <授業テーマ> 水産資源生物の特性とその利用方法 <授業の目的と概要> 水産資源の原料特性を学び、その需要動向ならびにそれらを原料とした乾製品、練り製品、冷凍品など各種水産加工食 品の製造原理、製造方法について理解できるようになるとともに、それらの品質特性と品質管理などについて見識を深め、 我が国の食生活における水産利用加工品のはたす役割について理解できるようになる。また、水産食品のもつ健康機能性、 ならびに医薬品原料や、工業原料としての水産原料の特性について理解できるようになる。 <キーワード> 水産食品、水産加工品、缶詰、レトルト食品、魚粉、魚油、機能性食品、冷凍冷蔵、食品保存、食の安全性、食品添加物 <学習の到達目標> 代表的な水産食品の製造原理、製造方法ならびに品質保持について理解し、わが国の食生活における水産物の役割につ いて見識を深め、水産物有効利用のための基礎的知識を身に付ける。 <授業内容・方法と進度予定> 以下のテーマに従い講義を行う。 ① 水産物の需給動向 ② 水産物の食品としての特性 ③ 食品の水分 ④ 水産食品の保存性向上のための技術(1)水産乾燥食品 ⑤ 水産食品の保存性向上のための技術(2)水産塩蔵品 ⑥ 水産食品の保存性向上のための技術(3)その他の水産加工食品 ⑦ 食品と微生物 水産発酵食品 ⑧ 食品の殺菌(1) ⑨ 食品の殺菌(2) ⑩ 食品添加物 ⑪ 水産練り製品 ⑫ 水産物の冷凍・冷蔵(1) ⑬ 水産物の冷凍・冷蔵(2) ⑭ 水産物を原料とした魚粉・魚油の利用 ⑮ 水産物の利用(工業・医薬品への利用) 毎回資料を配布し、討議を交えながら講義を行う。 <成績評価方法> 定期試験、毎講義ごとに課すレポートおよび講義における討議内容により総合的に評価する。 <準備学習等> 本講義を理解する上で、水産化学の授業を十分に理解していることが望ましい。 <教科書および参考書> 水産食品学:鴻巣・須山編、1987、恒星社厚生閣 水産物の利用:山中・田中、2001、成山堂 水産油糧学:外山ら編、1988、恒星社厚生閣 食品の殺菌:高野・横山、1998、幸書房 Seafood Precessing:Boziaria,I.S.,2014, Wiley <授業時間外学習> 講義毎に課し、次回の講義に提出するレポートの作成により講義内容をより深く理解できるようになる。 <備 考> (1)オフィスアワー(受講者の自主的な学習意欲を重視して授業を進めるが、質問及び理解を深めるために、授業終了 後(12:00 - 13:00)水産資源化学研究室でオフィスアワーを設ける。(ただし、上記曜日・時間以外にも在室中 は随時受け付ける) (2)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/suika/index-j.html (3)E-mail address:[email protected] 108 授 業 科 目 名 単位数 水質浄化学 1 科目ナンバリング 開講年度 3年後期前半 6セメ開講 AAL-CIE332J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 西村 修 <授業テーマ> 水質の浄化に関する基礎知識 <授業の目的と概要> 水質浄化は、水の汚れの要因を除去することである。その原理は、物理・化学・生物学的作用である。本授業は、 その理論と実際について概要を理解し、水質浄化施設の計画や設計について、その基本的考え方を習得す ることを目的とする。また、水質浄化の目的には、公共用水域の水質保全がある。その現状を理解し、水 質保全の基本的考え方を習得することも目的である。 <キーワード> 水の汚れの要因、水質環境基準、固液分離、生物処理、富栄養化 <学習の到達目標> 公共用水域の水質保全の基本的考え方を理解し、その手法の一つとしての水質浄化手法の原理、処理施設 設計の基本的考え方を習得すること。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 水質汚濁の現状、水質環境基準 第2回 水質保全、汚水処理計画 第3回 固液分離の原理、沈降分離の理論 第4回 沈砂池、沈殿池の設計 第5回 生物学的処理法の原理 第6回 活性汚泥法の原理 第7回 栄養塩類除去法の原理 第8回 まとめ <成績評価方法> 出席(20%)とレポート(80%)によって評価する。 <準備学習等> 授業において配付するプリントを良く読み、参考書を読んで理解を深めること。 常日頃から水頃環境に関心を持ち、日常の関連報道をチェックして本授業の知識を基盤に深く理解するこ とも大切な準備である。 <教科書および参考書> 下水道工学 松本順一郎ほか 朝倉出版 水環境工学 松本順一郎ほか 朝倉書店 <授業時間外学習> <備 考> 本授業に関する質問は常時メールで受け付ける。[email protected] 109 授 業 科 目 名 単位数 生産フィールド実習Ⅰ (植物コース&経済コース) 1 科目ナンバリング 開講年度 3年前期集中 5セメ開講 ABS-PLA407J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 伊藤 豊彰・田島 亮介・齋藤 雅典 <授業テーマ> 実習形式で農畜産業の課題、および農畜産業と環境保全の調和について概論的に学ぶ。 <授業の目的と概要> 複合生態フィールド教育研究センター(宮城県大崎市鳴子温泉)の広大で多様なフィールドにおいて、生 物生産実習とフィールド調査実習を行い、環境調和型生物生産の考え方とフィールド調査法を学ぶ。 実習は 2 泊 3 日の日程で行い、フィールドセンター内の宿泊施設を利用する。 <キーワード> 農業・畜産業の実態、環境保全型農業、水稲生育調査、統計解析 <学習の到達目標> 実際の農業、畜産業の実態と技術について、環境との調和の観点から概論的に理解する。調査結果の統計 解析を基に議論する。 <授業内容・方法と進度予定> 1.フィールドセンターの施設、生産圃場の見学と環境保全型農業に関するフィールド講義、論議 2.水稲生産管理に関する講義と実習 水稲移植実習、水稲苗の育成法および調査 3.家畜生産に関する見学、実習 牛の飼養管理見学 4.フィールド調査結果の統計解析演習 <成績評価方法> 実習の出席状況とレポートによって評価し,それぞれの評価割合は 60 および 40%である。出席の基準は 全日程出席を原則とする。 <準備学習等> 農業分野における環境問題について概論的に事前学習を行うことが望ましい。 <教科書および参考書> 新農学実験マニュアル(改訂第3版):羽柴・金浜編、ソフトサイエンス社 農学生命科学を学ぶための入門生物学(6 章 5 節):山口・鳥山編、東北大学出版会 エコロジー講座 3 なぜ地球の生きものを守るのか:日本生態学会編、文一総合出版 <授業時間外学習> 上記の参考図書を読み、実習で学んだ内容について理解を深める。 <備 考> 実習期間中の 17:00 - 19:00 の時間帯に,実習内容に対する理解を深めるために栽培植物環境科学の教 員室においてオフィスアワーを設ける。(ただし,時間以外にも在室中は随時受け付ける。) E-mail: [email protected](伊藤),[email protected](田島),[email protected](齋藤) 110 授 業 科 目 名 単位数 生産フィールド実習Ⅱ (植物コース&経済コース) 1 科目ナンバリング 開講年度 3年前期集中 5セメ開講 ABS-PLA408J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 伊藤 豊彰・田島 亮介・齋藤 雅典 <授業テーマ> 実習形式で持続的な農業生産、環境や生物の保全と調和的な農業のあり方等について理解する。 <授業の目的と概要> 複合生態フィールド教育研究センター(宮城県大崎市鳴子温泉)の広大で多様なフィールドを利用して、 生物生産実習とフィールド調査実習を行い、フィールド調査法の基礎を修得し、農業の課題、農業と環境 保全、生物保全との両立に関する考え方を広い視野で理解する。 実習は 4 泊 5 日の日程で行い、フィールドセンター内の宿泊施設を利用する。 <キーワード> 作物生育調査、雑草調査、農産加工、水田生物調査、統計解析、有機農業 <学習の到達目標> フィールド調査法および解析法の基礎を修得する。実際の農業の課題を理解した上で、環境や生物の保全 との調和の観点も含めて、持続的な農業を考える素養を修得する。 <授業内容・方法と進度予定> 1.水稲生産管理および生物多様性に関する講義と実習 圃場における水稲生育調査、水田雑草調査および耕種的防除実習、管理法(肥料・農薬の使用,湛水管理; 有機農業、冬期湛水)の異なる水田の水稲生育調査と生物調査 2.畑作物生産管理に関する講義、実習 畑作物の収量調査、畑作物の根系・菌根菌調査、畑雑草調査および耕種的防除実習 3.家畜生産に関する実習 搾乳実習 4.農産物加工に関する講義,実習 バター、ジャム(ブルーベリー等)、米粉パンの製造実習 5.フィールド調査結果の統計解析演習 <成績評価方法> 実習の出席状況とレポートによって評価し,それぞれの評価割合は 60 および 40%である。出席の基準は 全日程出席を原則とする。 <準備学習等> 農業分野における環境問題、生物多様性保全について、概論的に事前学習を行うことが望ましい。 <教科書および参考書> 新農学実験マニュアル(改訂第3版):羽柴・金浜編、ソフトサイエンス社 農業と環境汚染 ― 日本と世界の土壌環境政策と技術:西尾道徳、農文協 地域と環境が蘇る水田再生:鷲谷いづみ編、家の光協会 にぎやかな田んぼ:夏原由博編、京都通信社 <授業時間外学習> 上記などの参考図書を読み、実習で学んだ内容について理解を深める。 <備 考> 実習期間中の 17:00 - 19:00 の時間帯に,実習内容に対する理解を深めるために栽培植物環境科学の教 員室においてオフィスアワーを設ける。(ただし,時間以外にも在室中は随時受け付ける。) E-mail: [email protected](伊藤),[email protected](田島),[email protected](齋藤) 111 授 業 科 目 名 単位数 生産フィールド実習Ⅰ (動物コース) 1 科目ナンバリング 開講年度 3年前期集中 5セメ開講 ABS-ANS404J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 小倉 振一郎 <授業テーマ> 動物生産およびフィールド研究に関わる実習を行う。 <授業の目的と概要> 動物生産の基本となる技術を習得すること,および動物生産に関連するフィールド調査手法を習得するこ とが本授業の目的である。草地および飼料作物の生産と利用に関する実習,家畜取扱法と家畜の行動調査, 放牧に関する実習,採食行動調査,農業機械実習などを行う。 <キーワード> 家畜生産,採食行動,サイレージ,飼養管理,飼料生産,草地生態系,農業機械,フィールド研究,放牧 <学習の到達目標> 動物生産の基礎的技術およびフィールド研究の基礎的手法を習得する。 <授業内容・方法と進度予定> 春実習:家畜飼養施設,一番草収穫作業ならびに草地調製機械の見学,牧草の識別,放牧地の植生調査, 家畜取扱法および牛保定実習。 夏実習:牧草サイレージの品質評価と嗜好試験,放牧家畜の行動調査,トラクター試乗 <成績評価方法> 実習への出席回数,実習成績およびレポートにより評価する。 <準備学習等> 予め配布するテキストを読んでおくこと。また本実習に必要な草地科学および動物管理学について復習し ておくこと。 <教科書および参考書> 生産フィールド実習テキストを配布する。 参考書:最新畜産ハンドブック(講談社) 動物生産学概論(川島書店) 農学基礎セミナー 新版 家畜飼育の基礎(農文協) <授業時間外学習> <備 考> 本実習は,複合生態フィールド教育研究センター(川渡)で行う。履修者は,同センターに宿泊して実習 を受ける。実習日程および履修上の諸注意については,事前にガイダンスを開催して説明するので,履修 希望者は必ずガイダンスに出席し,所定の履修申込用紙(最初のガイダンス時に配布する)に必要事項を 記入して担当教員に提出すること。 112 授 業 科 目 名 単位数 生産フィールド実習Ⅱ (動物コース) 1 科目ナンバリング 開講年度 3年前期集中 5セメ開講 ABS-ANS405J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 中井 裕 <授業テーマ> 動物生産およびフィールド研究に関わる実習を行う。 <授業の目的と概要> 動物生産の技術を習得することと,動物生産に関わるフィールド研究の基礎手法を習得することが本授業 の目的である。バター・チーズ製造,放牧家畜管理,家畜審査,緬羊の体重測定・削蹄,育成牛の去勢, 乳牛ボディコンディション評価,チーズ評価試験,乳房炎乳汁検査などについて実習を行う。 <キーワード> フィールド研究,飼養管理,家畜生産,衛生管理,乳加工,熟成型チーズ <学習の到達目標> 動物生産の基礎的技術およびフィールド研究の基礎的手法を習得する。 <授業内容・方法と進度予定> 夏実習:家畜審査,バター・チーズ製造実習,放牧管理実習(採血・去勢・除角)。 冬実習:緬羊の体重測定・削蹄,育成牛の去勢,ルーメン液採取・ルーメン原虫観察,乳牛ボディコンディ ション評価ならびに乳検査,熟成型ゴーダチーズの評価試験。 <成績評価方法> 実習への出席回数,実習成績およびレポートにより評価する。 <準備学習等> 予め配布するテキストを読んでおくこと。また本実習に必要な草地科学および動物管理学について復習し ておくこと。 <教科書および参考書> 生産フィールド実習テキストを配布する。 参考書:最新畜産ハンドブック(講談社),動物生産学概論(川島書店),畜産物利用学(文永堂出版、2011 年) <授業時間外学習> <備 考> 本実習は,複合生態フィールド教育研究センター(川渡)で行う。履修者は,同センターに宿泊(夏 4 泊, 冬 2 泊)して実習を受ける。実習日程および履修上の諸注意については,事前にガイダンスを開催して説 明するので,履修希望者は必ずガイダンスに出席すること。 113 授 業 科 目 名 単位数 生産フィールド実習Ⅰ (海洋コース) 1 科目ナンバリング 開講年度 2年前期集中 3セメ開講 ABS-APS406J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 池田 実・栗田 喜久・木島 明博 <授業テーマ> 沿岸域フィールドにおける生物の生態的多様性と種の多様性 <授業の目的と概要> 生物生産フィールドとして重要な女川沿岸域において、岩礁域における生物を採集し、種の多様性ならび に生態系の多様性について学ぶ。また、その学びから生態系の保全について考える。 <キーワード> 沿岸生物、生態系の多様性、種の多様性、生態系の保全と人為生産 <学習の到達目標> 沿岸域の生物の生息域等、生態的多様性についての重要性について理解すること、また、そこに生息する 生物種の多様性を実感し、沿岸生物種名を記憶する。さらに、生態系の保全と人為生産の関係を理解し、 生態系の保全の在り方について考察する。 <授業内容・方法と進度予定> 8 月 22 日(月)女川 FC に移動 実習のガイダンス 8 月 23 日(火)女川湾沿岸岩礁域潮間帯における生物採集と分類および生物種名の記憶 8 月 24 日(水)女川湾沿岸岩礁域潮間帯における生物の分布調査と生息域の多様性調査(生態的多様性) 8 月 25 日(木)採集生物の形態的多様性把握のためのスケッチおよび成果発表資料の作成 8 月 26 日(金)実習成果発表、質疑応答 <成績評価方法> 成果発表とレポート <準備学習等> 予習は特に求めないが、成果発表に必要な事項を辞典等で充分に調べておく。 <教科書および参考書> 女川フィールドセンター図書室においてある書物、資料を活用。 <授業時間外学習> 特にないが、実習で得られた成果をもとに興味のある生物種の特徴などを学んでほしい。 <備 考> オフィスアワー:質問等は直接、あるいはメールにて常時受け付ける。また、実施に関する連絡は学生掲 示板を通じて行うので、常に注意しておくこと。 e-mail: [email protected](池田)、 [email protected](栗田)、 [email protected](木島) 114 授 業 科 目 名 単位数 生産フィールド実習Ⅱ (海洋コース) 1 科目ナンバリング 開講年度 3年前期集中 5セメ開講 ABS-APS407J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 池田 実・栗田 喜久・木島 明博 <授業テーマ> 沿岸域フィールドにおける生物の生活史の多様性と遺伝的多様性 <授業の目的と概要> 生物生産フィールドとして重要な女川沿岸域に生息する生物を対象に、実際に交配実験を行うとともに、 発生様式等、生活史の多様性、および遺伝的多様性について学ぶ。また、海洋生物の人為的生産について 学び、海洋生態系の持続的生産について考える。 <キーワード> 沿岸生物、種および集団の遺伝的多様性、増養殖生産と生物資源の保全 <学習の到達目標> 沿岸域の生物の多様性について把握するとともに、種による発生様式の相違等、生活史の多様性を理解する。 また、種内の遺伝的多様性について実験を通じて実感し、海洋生態系の持続的生産について考察する。 <授業内容・方法と進度予定> 8 月 1 日(月)女川 FC に移動 実習のガイダンス 8 月 2 日(火)女川湾沿岸岩礁域潮間帯における生物採集と分類 8 月 3 日(水)採集生物種の放卵放精誘発と受精・発生実習 8 月 4 日(木)遺伝的多様性実験(DNA 分析) 8 月 5 日(金)実習成果発表、質疑応答 <成績評価方法> 成果発表とレポート <準備学習等> 予習は特に求めないが、成果発表に必要な事項を辞典等で充分に調べておく。 <教科書および参考書> 女川フィールドセンター図書室においてある書物、資料を活用。 <授業時間外学習> 特にないが、実習で得られた成果をもとに興味のある生物種の特徴などを学び、自分の興味ある研究との 関連をつかんでほしい。 <備 考> オフィスアワー:質問等は直接、あるいはメールにて常時受け付ける。また、実施に関する連絡は学生掲 示板を通じて行うので、常に注意しておくこと。 e-mail:[email protected](池田) [email protected](栗田) [email protected](木島) 115 授 業 科 目 名 単位数 政治経済学 2 科目ナンバリング 2年前期 3セメ開講 ABS-AGE208J 資源環境経済学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 冬木 勝仁 <授業テーマ> 資本主義経済の発展と経済学の関係を理解することを目的とする。 <授業の目的と概要> 資本主義の歴史的性格、資本主義経済システムの構造及び運動法則を理解するとともに経済学がそれとど のように関わってきたのかを理解する。 <キーワード> 資本主義、商品経済、市民社会、国家、経済学 <学習の到達目標> 現代社会が直面する諸問題を政治経済学的に理解できるようにする。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:古典派経済学に先立つ経済理論(1) 第 2 回:古典派経済学に先立つ経済理論(2) 第 3 回:産業資本の確立と古典派経済学 第 4 回:アダム・スミスと『国富論』(1) 第 5 回:アダム・スミスと『国富論』(1) 第 6 回:アダム・スミス以降の古典派経済学(1) 第 7 回:アダム・スミス以降の古典派経済学(2) 第 8 回:資本主義における階級対立の顕在化とマルクス経済学(1) 第 9 回:資本主義における階級対立の顕在化とマルクス経済学(2) 第 10 回:資本の巨大化と限界革命 第 11 回:新古典派経済学の成立 第 12 回:大恐慌とケインズ経済学(1) 第 13 回:大恐慌とケインズ経済学(2) 第 14 回:現代資本主義と経済学 第 15 回:まとめ <成績評価方法> 講義の最後に行う小テストと期末試験によって評価し、それぞれの評価割合は 60%と 40%である。 <準備学習等> 高等学校の政治経済、倫理、世界史等の教科書の内容を復習しておけば、講義内容の理解に役立つ。 <教科書および参考書> 講義中に指示する。 <授業時間外学習> 授業中に紹介する経済学の古典的文献について読む。 <備 考> オフィスアワー : 国際開発学分野第 1 研究室 毎週木曜日 13 時~ 14 時 (ただし、上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける) メールアドレス:[email protected] 116 授 業 科 目 名 単位数 生物海洋学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 海洋生物科学 コース必修 ABS-APS318J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 遠藤 宜成 <授業テーマ> 海洋環境とそこで進化した水柱中生物群集の適応生態を概説する。 <授業の目的と概要> 広大で深い海洋におけるプランクトンの生産についての理解を深める。そのため、海洋の物理学的および 化学的環境の特性を明らかにし、水中で生活する生物の適応生態について講義する。 <キーワード> 海洋の生活圏、栄養塩、プランクトン、食物連鎖、地球環境 <学習の到達目標> 海洋水柱環境と生物の適応のあり方、それらの海域別特性、漁業生産を支えている生物海洋学的基盤を総 合的有機的に理解する <授業内容・方法と進度予定> 第1回:海洋学の歴史と生物海洋学の始まり 第2回-3回:海洋という生活圏とその物理環境 第4回-6回:海洋における化学環境 第7回:海洋の一次生産とその地理的変動、陸上の一次生産との違い 第8回- 9 回:二次生産者=動物プランクトンの生産特性と機能 第 10 回:植物プランクトンと動物プランクトンの共存関係 第 11 回- 13 回:海洋プランクトンと地球環境との関係 第 14 回:生物海洋学の最近の話題 第 15 回: 〃 <成績評価方法> 小テストと期末試験の達成度によって評価する。 <準備学習等> 応用生命科学のための生物学入門(培風館)第6章をよく理解しておくこと。 <教科書および参考書> 参考書:Biological Oceanography: An Introduction, second edition Lalli and Parsons, 1997, Butterworth-Heinemann 「海洋プランクトン生態学」谷口旭監修、成山堂書店 <授業時間外学習> <備 考> 研究室ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/aquaeco/index-j.html メールアドレス:[email protected] オフィスアワー:在室中は随時受付ける。 117 授 業 科 目 名 単位数 生物化学 2 科目ナンバリング 2年前期 3セメ開講 AAL-AGC205J 応用動物科学コース 及び応用生物化学科 実習 開講年度 使用言語 日本語 毎年開講 <担当教員> 西森 克彦 <授業テーマ> 生体構築と生命現象に重要な生体分子種の組成と各々の構造、それらの代謝の基礎を概説する。 <授業の目的と概要> ここ半世紀の生物化学の研究はすばらしい速度で進展し、さらに最近 10 数年は分子生物学的方法論の導入により、そ の展開は更に加速度的なものとなっている。こうした研究の結果、地球上の微生物・植物・動物等あらゆる生き物の代 謝機構や遺伝子発現調節は分子レベルでは非常に近い関係にある事が判明した。これら生物体内の化学物質の変換過程 は精巧に相互に調節しあい、生物はその内部環境を一定に保ち、内部・外部からの刺激に応答して代謝を制御、また成長・ 分化する。こうした生物の体内での物質代謝を説明する現代の生化学の守備範囲は非常に広範である為、本講義では生 物化学の中から「低分子生体構成物質の構造と機能、タンパク質の構造と機能、修飾、その分析法、生体構成分子の代 謝(アミノ酸や脂質の合成と分解)、エネルギー生産(解糖系、クエン酸回路、電子伝達と酸化的リン酸化)、生体膜と リン脂質」に焦点を当てて講義を行っていく。又、進行度合いに応じてステロイドの合成や核酸の合成についても講義 する。 <キーワード> 代謝、タンパク質の構造と機能、解糖系とクエン酸回路、電子伝達と酸化的リン酸化、脂質の分解と合成、リン脂質と シグナル伝達、ステロイド合成、核酸合成 <学習の到達目標> 生物化学の基礎である生物の体内で起きている物質合成と分解、エネルギー生産等の基本的な代謝経路を掌握理解し、 低分子化学物質の代謝の場としての生物を理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:生物化学講義への Introduction、生命の起源 第2回:Ⅰ . アミノ酸の構造と性質、そしてタンパク質の構造と機能 ①アミノ酸の構造と性質 第3回 :②タンパク質の構造と機能、③タンパク質の修飾 第4回 :④タンパク質の精製・分析法 第5回 :Ⅱ.生体分子と代謝:①糖と多糖、②補酵素、 第6回 :③解糖系 第7回 :③ペントースリン酸回路 第8回 :④クエン酸サイクル 第9回 :⑤電子伝達と酸化的リン酸化、ATP 合成 第 10 回 :⑥アミノ酸の生合成と代謝 第 11 回 :⑦脂質代謝:脂質の分解と合成、ステロイド合成 第 12 回 :⑧生体とエネルギー代謝 第 13 回 :Ⅳ.ヌクレオチドと核酸の生合成:① de novo 合成、② salvage 合成③核酸の構造、 第 14 回 :④転写の基本機構、⑤タンパク質合成(翻訳)の基本機構 第 15 回: 質問と復習 <成績評価方法> 定期試験によって評価する。 <準備学習等> 高等学校、その他での生物化学を履修してこなかった学生は、高等学校で履修するレベルでの生物学の知識を持つた めの準備学習を行うことが必要である。 <教科書および参考書> ストライヤー生化学(7th Ed.), 2013, 東京化学同人 ヴォート生化学第 4 版、2012, 東京化学同人 ヴォート基礎生化学第 3 版、2010, 東京化学同人 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:講 義に関する質問を受付け、更に理解を深めるために、授業日の授業終了後の夕刻(16:00 - 18:00)分子生物学分野研究室でオフィスアワーを設ける。 (2)ホームページの紹介(http://www.biochem.tohoku.ac.jp/bunsi/index-j.html) (3)E-mail address:[email protected] 118 授 業 科 目 名 単位数 生物工学特別講義 1 科目ナンバリング 開講年度 後期集中 開講 ABC-AGC321J 隔年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 曾根 秀隆 <授業テーマ> 生物工学特別講義 <授業の目的と概要> 酒類および機能性清涼飲料に、バイオテクノロジー関連技術の研究開発と応用について , いくつかの具体 例を示して解説する。特に酵母の研究開発の一端を紹介し , 研究開発がどのように産業に応用されている かについてお話したい。また機能性清涼飲料に関連して、機能性食品素材の開発についてもお話してみたい。 これらにより、実際のメーカーがどのようにして商品を開発していくかについてその基礎となるサイエン スや考え方についての理解を深めたい。また、メーカーの環境への飲料に関する技術的な取組についても お話したい。 <キーワード> 発酵、醸造、微生物、酵母、乳酸菌、ビール、機能性飲料、環境 <学習の到達目標> 酒類および機能性清涼飲料における研究開発とその応用について理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 1.発酵概論(ビール醸造を中心に) 2.ビール酵母の研究 3.酵母研究応用事例 (キャンディダ属酵母を宿主とする物質生産など) 4.微生物を利用した機能性食品素材開発事例 5.美味しさを保つ技術の開発事例 6.パッケージングにおける環境への取組 7.ビール工場見学 <成績評価方法> 出席、レポート提出など <準備学習等> 特に必要としませんが、発酵・醸造について基礎的な知識があると理解が深まります。 <教科書および参考書> ビールの科学 渡 淳二 講談社ブルーバックス 2009 ISBN978-4-06-257632-1 参考書 ビールのはなし Part2 おいしさの科学 橋本直樹 技報堂出版 1998 ISBN4-7655-4412-5 参考書 <授業時間外学習> 酒類製造会社の WEB サイトや上記参考書で様々な種類の酒類の製造法を学んでから受講すると、理解が 深まります。受講後は、日常生活で手にした酒類や飲料の背景を、講義内容を参考に考えると理解が深ま ります。 <備 考> 担当教員連絡先:[email protected] 119 授 業 科 目 名 単位数 生物制御化学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABC-AGC213J 生物化学コース 必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 桑原 重文 <授業テーマ> 二次代謝産物の生合成と機能 <授業の目的と概要> 生物が生産し、様々な生物活性を有する二次代謝産物は医薬・農薬として人類の生活の質的向上に寄与し てきた。それら二次代謝産物の代表的生合成経路(シキミ酸経路、酢酸・マロン酸経路、メバロン酸経路) を有機化学視点から合理的に理解するとともに、そこから派生する様々な二次代謝産物(抗生物質、植物 ホルモン、昆虫ホルモン、植物病害抵抗性関連物質など)の構造、生合成および機能について知識を蓄える。 また、生合成経路の理解に基づいて開発された医薬、農薬の代表的事例について学び、生合成経路を知る ことの意義を認識する。 <キーワード> 二次代謝産物の構造と機能、生合成経路の有機化学 <学習の到達目標> シキミ酸経路、酢酸・マロン酸経路、メバロン酸経路の生合成反応を有機化学的視点で合理的に理解する こと。各種二次代謝産物の構造、機能、生合成の概要を理解すること。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回 :二次代謝産物の定義と分類。シキミ酸経路。 第 2 回- 5 回 :シキミ酸経路とそこから派生する生合成二次代謝産物(芳香族アミノ酸、フラボノイド、 リグナンなど)の構造、生合成と機能。 第 6 回- 8 回 :酢酸・マロン酸経路とポリケチド(芳香族化合物、ポリエーテル系抗生物質、マクロリド 系抗生物質、テトラサイクリン系抗生物質など)の構造、生合成と機能。 第 9 回- 14 回:メバロン酸経路とイソプレノイド(テルペン類、ステロイド、カロテノイド)の構造、生 合成と機能。 第 15 回 :その他の天然生物活性物質の構造、生合成と機能。 *授業の進行に合わせて,植物ホルモン,植物病害抵抗性関連物質(エリシター、ファイトアレキシンな ど),昆虫ホルモン,昆虫フェロモン,摂食阻害物質,抗生物質などの構造、機能と生合成についても適 宜解説する。 <成績評価方法> 出席(10%)と定期試験(90%)により評価する。 <準備学習等> 本授業は、二次代謝産物の生合成経路を暗記するだけではなく、有機化学反応として体系的に理解するこ とを目指しているので、2年次までに学んだ有機化学の基礎反応について復習し,理解しておく必要が有る。 <教科書および参考書> 教科書:生物有機化学(貫名学他著、三共出版)(初回の授業から教科書に沿って授業を進めるので,必ず 準備しておくこと) 参考書:天然生理活性物質の化学(多田全宏編、宣協社);プログラム学習「電子で考える有機化学」(井 上幸信訳、講談社サイエンティフィック) <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:月曜日 15:00 - 18:00、農学研究科本館2階 208 号室(生物有機化学分野教授室) (事前に連絡すれば、その他の日時でも可能な限り受け付ける。) (2)ホ ー ム ペ ー ジ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/yuuki/index-j.html (3)e-mail address: [email protected] 120 授 業 科 目 名 単位数 生物生産情報処理概論 2 科目ナンバリング 開講年度 3年前期 5セメ開講 AAL-PRI309J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 酒井 義文 <授業テーマ> 生物学的配列データの計算機による処理手法の基本原理 <授業の目的と概要> DNA の塩基配列やタンパク質をコードするアミノ酸配列などの生物学的配列の比較や検索などの計算機を 用いた情報処理手法における数学的な背景を学ぶことによって、手法の有効性や限界を理解していただく ことを目的とする。前半は主に配列を比較する手法について説明し、後半ではそれ以外の様々な配列処理 に関する手法について紹介する。 <キーワード> 配列比較、ペアワイズアラインメント、多重アラインメント、アミノ酸置換放列、進化系統樹、遺伝子マッ ピング、高次構造解析 <学習の到達目標> 生物的配列データの処理手法に関する数学的な背景、有効性、限界について理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:分子生物学の基礎概念 第 2 回:配列の類似度 第 3・4 回:ペアワイスアラインメント 第 5・6 回:多重アラインメント 第 7 回:アミノ酸置換行列 第 8・9 回:配列データベース検索 第 10・11 回:進化系統樹 第 12 回:遺伝子地図 第 13 回:パターンマッチング 第 14 回:高次構造解析 第 15 回:レポート提出と解答例 <成績評価方法> 授業出席(20%)とレポート採点(80%)により評価 <準備学習等> 次回の授業トピックに関する用語の意味をウェブなどで調べておく。 <教科書および参考書> 参考書: Dan Gusfield, ``Algorithms on Strings, Trees, and Sequences'', Cambridge University Press(1997) <授業時間外学習> 授業のノートを読み返して講義の内容をよく理解する。 <備 考> オフィスアワー:生物生産情報システム学分野1(第4プレハブ棟2階)毎週金曜日1・2講時 (上記以外にも在室中は随時受け付ける) 電子メール:[email protected] 121 授 業 科 目 名 単位数 生物統計学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 AAL-PRI313J 海洋生物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 池田 郁男 <授業テーマ> 生物科学系の実験研究において利用する統計検定法の理解と実践的手法の習得 <授業の目的と概要> 様々な生命科学系の実験において、仮説を立て、実験を行い、その仮説が正しいか間違っているか科学的に検証する必要がある。統計検 定は実験結果を客観的に判断するための手段として用いられる。ところが、多くの研究者や学生は統計の基本を十分に理解することなく 統計検定を利用しているため、学会発表や論文において不適切な統計手法が横行しているのが実態である。また、実験計画は統計検定を 考慮して立案すべきであるが、実験が終了してから統計検定を考える場合が多々見受けられる。この授業では、統計検定とはどのような 考え方に基づいているのかを徹底的に理解すること、および、どのような統計検定をどのような場面で用いるのかを実践的に習得するこ と、さらには、統計検定を考慮して実験計画を立案できるようになることを目的とする。 <キーワード> 統計解析、母集団、標本、平均値、標準偏差、標準誤差、正規性、パラメトリック検定、ノンパラメトリック検定、一元配置分散分析、 多重比較、実験計画法、二元配置分散分析、相関、回帰 <学習の到達目標> 統計解析の重要性、標準偏差と標準誤差の違い、正規性とは何か、パラメトリックおよびノンパラメトリック検定の違い、一元配置分散 分析、多重比較、実験計画法、二元配置分散分析、回帰分析について原理を理解し、実践的に利用できるようになること。 <授業内容・方法と進度予定> 下記の項目について講義し、適宜実践的な演習も行う。 ・統計解析の重要性・母集団と標本の違い ・平均値、標準偏差と標準誤差の違い・仮説の立て方と検定 ・正規性とは?正規性の検定 ・パラメトリック検定とノンパラメトリック検定の違い ・2 群の検定法 ・t 検定の考え方 ・ウイルコクソン検定の考え方 ・p 値の意味・等分散性の検定 ・実験計画法の重要性 ・3 群以上の検定法 ・一元配置分散分析の考え方 ・多重比較 ・ノンパラメトリック検定の考え方 ・二元配置分散分析の考え方 ・二元配置分散分析後の多重比較 ・実験計画法 ・相関と回帰 <成績評価方法> 出席および試験によって評価を行う。 <準備学習等> 教科書の予習・復習 <教科書および参考書> 1.実験で使うとこだけ生物統計 1 キホンのキ 池田郁男 羊土社 教科書 2.実験で使うとこだけ生物統計 2 キホンのホン 池田郁男 羊土社 教科書 3.4 Steps エクセル統計 柳井久江 オーエムエス出版 参考書 4.入門はじめての分散分析と多重比較 石村貞夫、石村光資郎 東京図書 参考書 5.らくらく生物統計学 足立堅一 中山書店 参考書 6.バイオサイエンスの統計学 市原清志 南江堂 参考書 <授業時間外学習> <備 考> e-mail: [email protected] オフィスアワー:食品化学教授室(本館 223 室、池田郁男) 毎週金曜日 13 時- 17 時(ただし、上記以外でも在室中は随時受け付ける) 122 授 業 科 目 名 単位数 生物有機化学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 応用生物化学科 必修 ABC-AGC203J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 榎本 賢 <授業テーマ> 有機化学反応のしくみの理解 , それに基づく有機化合物の合成計画の立て方および生化学反応の合理的解 釈 <授業の目的と概要> 有機化学反応がどのような仕組みと必然性に基づいて起こっているのか , 結合の極性 , 化学種の間の相互作 用 , 電子の動きなどで説明できるようになることを基本的な目的とする。その上で , 簡単な有機化合物の合 成法をデザインできるようになるとともに , 生体内で起こっている一見複雑な生化学反応を合理的な有機 化学反応として理解できるようになることを究極的目的とする。 <キーワード> 有機化学反応 , 有機合成化学 , 有機電子論 , 合成計画(逆合成), 生化学反応 <学習の到達目標> 有機化学反応の反応機構を電子の動きを表す矢印で記述できるようになること。簡単な有機分子の合成法 をデザインできるようになること。生化学反応を合理的な有機化学反応として説明できるようになること。 <授業内容・方法と進度予定> 毎回授業開始時に小テスト(15分間程度)を実施することで出席を確認する。 第1回-第2回:有機化学の基本(原子と分子) 第3回-第9回:有機化学反応(反応のメカニズム) 第10回-11回:有機化合物の合成デザイン 第12回-13回:生体成分の化学 第14回-15回:生化学反応の有機化学的解釈 <成績評価方法> 定期試験(80%), 出席と小テストの評価(20%) <準備学習等> 1年次および2年次に学んだ「化学 C」および「資源有機化学」の授業内容を十分に復習しておくこと。 <教科書および参考書> 教科書:「生物有機化学がわかる講義」清田洋正著 , 講談社(ISBN978-4-06-150151-5) 参考書:適宜 , 推薦する。 <授業時間外学習> 毎回の授業後に各自で教科書の「頻出例題」を解いて復習をすること。 <備 考> オフィスアワー:水曜日 13:00 - 15:00 農学研究科本館2階 205 号室(生物有機化学分野第1研究室) (この時間以外も在室中は随時受け付ける) e-mail address: [email protected] 123 授 業 科 目 名 単位数 生命工学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABC-AGC318J 生物化学コース 必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 五味 勝也 <授業テーマ> 微生物バイオテクノロジーの基盤的技術とその利用 <授業の目的と概要> 21 世紀は生命工学=バイオテクノロジーの時代といわれており、この技術を活用した産業の目覚しい発展が期待 されている。そこで、本講義では主として微生物に関するバイオテクノロジーに焦点を絞り、産業的に重要な微 生物の育種などに利用されている基盤技術の原理を理解し、それらの技術の応用により達成されている具体的な 事例について学ぶことにより、将来のバイオ関連産業の開拓に興味を深めてもらうことを目的とする。 <キーワード> バイオテクノロジー、微生物育種、スクリーニング、突然変異、遺伝子組換え、ゲノム編集、代謝制御、分子進化工学、 異種タンパク質生産 <学習の到達目標> 微生物育種における基盤技術と応用技術の原理・考え方を理解し、微生物産業上有用な技術開発にチャレンジす ることができるための基礎知識を身につける。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:バイオテクノロジー概論 第2回:微生物育種方法とその特徴;(1)スクリーニング法-原理 第3回:微生物育種方法とその特徴;(1)スクリーニング法-実例紹介 第4回:微生物育種方法とその特徴;(2)突然変異誘発法-原理 第5回:微生物育種方法とその特徴;(2)突然変異誘発法-変異原の種類とその性質 第6回:微生物育種方法とその特徴;(2)突然変異誘発法-実例紹介 第7回:微生物育種方法とその特徴;(3)細胞融合法 第8回:微生物育種方法とその特徴;(4)遺伝子組換え法 第9回:微生物育種方法とその特徴;(5)メタゲノム解析とゲノム編集 第10回:遺伝子組換え技術を基盤とした有用物質生産技術;(1)代謝工学-原理 第11回:遺伝子組換え技術を基盤とした有用物質生産技術;(1)代謝工学-実例紹介 第12回:遺伝子組換え技術を基盤とした有用物質生産技術;(2)タンパク質工学 第13回:遺伝子組換え技術を基盤とした有用物質生産技術;(3)分子進化工学 第14回:遺伝子組換え技術を基盤とした有用物質生産技術;(4)異種タンパク質分泌生産-宿主の特徴 第15回:遺伝子組換え技術を基盤とした有用物質生産技術;(4)異種タンパク質分泌生産-実例紹介 <成績評価方法> 平常の出席および期末試験によって評価し、それぞれの評価割合は 20%及び 80%とする。出席の基準は 10 回以上。 <準備学習等> 本講義は2年生までに習得すべき「生物化学」「微生物学」「酵素化学」の基礎知識を身につけていることを前提 として行うので、前記科目の復習等をしっかり行っておくことが望まれる。 <教科書および参考書> ・応用微生物学(第2版):清水昌・堀之内末治編、文永堂出版 ・生命工学:熊谷・金谷編、共立出版 ・組換えタンパク質生産法:塚越規弘編著、学会出版センター <授業時間外学習> 配布されたプリントと参考書をもとに復習を心がける。 <備 考> (1)オフィスアワー:遺伝子情報システム学分野 授業当日(水曜日)の 13:00 ~ 17:00(ただし、上記曜日・ 時間以外にも在室中は随時受け付ける) (2)ホ ー ム ペ ー ジ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/seimei/index-j.html (3)E-mail address:[email protected] 124 授 業 科 目 名 単位数 生命情報解析学 2 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 ABC-AGC243J 生命化学コース 必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 有本 博一 <授業テーマ> 生物活性物質の合成化学、ならびに、ケミカルバイオロジーの基礎 <授業の目的と概要> 天然有機化合物は生物活性物質の宝庫であって、医薬品などとして実用にも供されている。この講義では、 天然有機化合物の合成に必要な方法論を「触媒」を切り口として学ぶ。さらに、有機化学の原理を生物活 性物質デザインに反映する方法の基礎を講述する。ケミカルバイオロジーに関する最新トピックスを随時 取り上げる。 <キーワード> 生物活性、化学合成、触媒、創薬化学、ケミカルバイオロジー <学習の到達目標> 5セメまでに学んできた有機化学の知識を俯瞰的に眺めて体系化する視点を養う。触媒反応の反応メカニ ズムを理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 1.有機化学反応を考察するために必要な物理化学の基礎 2.触媒反応(酵素反応,有機触媒、遷移金属触媒を含む) 3.その他(ケミカルバイオロジー,創薬化学) 上記の内容について平均3-4回程度の講義をおこなう。学生の理解度に応じて適宜内容と回数を変更す ることがある。 ノーベル賞の対象となった、野依,鈴木、グラブス、大村らによる化学も解説する。 <成績評価方法> 期末試験による <準備学習等> 基本的な有機化学の知識を前提とするので、5セメまでの科目の理解度に不安がある場合は、基礎的な教 科書の復習を行っておくこと。 <教科書および参考書> 講義内容に直接対応する書籍がないため、適宜授業中に紹介する <授業時間外学習> 講義ノートを再度書き写す作業を通じて、知識の定着を図ることを勧める。 <備 考> オフィスアワー:質問等は授業終了後に講義室で対応する。また、片平キャンパスの分子情報化学研究室 で随時受け付けるので来訪の前に連絡されたい。 連絡先:[email protected] 125 授 業 科 目 名 単位数 生命有機化学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABC-CHE242J 生命化学コース 必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 佐々木 誠 <授業テーマ> 有機合成化学における基礎と応用 <授業の目的と概要> 有機化学は有機化合物を研究対象とした学問であり、生命科学から材料科学の広範囲にわたる現代物質科 学の基礎的・中心的役割を担っている。有機化合物の構造と反応性に関する基礎知識は、生命現象の分子 レベルでの理解にとって必要不可欠である。 本講義では、有機合成化学において重要と考えられる化学反応を取り上げ、その反応機構について有機電 子論と立体化学の考え方を軸にして、なぜそうなるのか基本原理を理解する。 <キーワード> 有機合成化学、反応機構、有機電子論、選択性、立体化学 <学習の到達目標> 有機化学の一般原理をできるだけ共通の概念や考え方で系統的に理解する。分子の形を三次元的に捉える ことを身につける。 <授業内容・方法と進度予定> 第1~2回:有機化合物の立体構造 第3~4回:化学反応と反応機構 第5~12回:カルボニル化合物の反応 (求核付加反応、 イミン・エナミンの反応、 Wittig 反応、 付加脱離反応、 エノラートイオンの反応、共役付加反応) 第13回:有機金属反応 第14回:求電子付加反応 第15回:ペリ環状反応(Diels-Alder 反応、シグマトロピー反応) また、必要に応じて問題演習を行う。 <成績評価方法> 期末試験によって評価する。 <準備学習等> 1年1学期・化学 A における混成軌道、1年2学期・化学 C における有機化学の基礎を十分に理解してい ることを前提とする。 <教科書および参考書> 参考書:ソレル有機化学 上下(村田道雄他監訳,東京化学同人) <授業時間外学習> 講義内容の復習を十分に行い、理解が不十分な箇所について次回講義時の質問に備える。 <備 考> (1)オフィスアワー:質問等は授業終了後に講義室で受け付ける。 その他の日時については、 生命科学研究科・ 生命構造化学分野研究室(片平キャンパス)で随時受け付ける(ただし、事前に連 絡すること)。 (2)E-mail address: [email protected] 126 授 業 科 目 名 単位数 生理活性化学 2 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 ABC-AGC234J 生命化学コース 必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 山口 信次郎 <授業テーマ> 生理活性物質の化学と生物学に関する具体的な研究例を学ぶ <授業の目的と概要> 天然有機化合物の中には、多くの生理活性物質が存在する。本講義では、それらのうちで植物ホルモンを 中心に取り上げる。植物ホルモンの研究の歴史や最近の研究の進展を学ぶことにより、生理活性物質の研 究手法や特性、今後の展望について理解する。 <キーワード> 生理活性物質、植物ホルモン、有機化学、植物生理、突然変異体、生合成、受容体 <学習の到達目標> 植物ホルモンを題材として、生理活性物質の特性と研究法を理解し、今後の学習や研究に役立てる。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:生理活性物質の分類、植物ホルモンのイントロダクション、第2回:ジベレリンの化学構造と分 析法、第3~6回:ジベレリンの生合成と不活性化、第7~9回:ジベレリンの受容と情報伝達、第10回: 植物ホルモンの分画・精製法、第11~13回:ストリゴラクトンの植物ホルモンとしての発見と生理作用、 化学構造と受容、第14回:イソプレンユニット生合成とサイトカイニン、第15回:エチレン生合成と 受容 <成績評価方法> 講義への出席と期末試験により評価する。 <準備学習等> これまでに学んだ有機化学の基礎を復習しておくこと。 <教科書および参考書> 参考書:新しい植物ホルモンの科学(第2版)小柴共一・神谷勇治 編 (2010) 講談社 <授業時間外学習> 授業時間内に行う小テストと講義の内容を復習しておくこと。 <備 考> オフィスアワー:生命科学プロジェクト総合研究棟 108(片平キャンパス)にて、在室中は随時受け付ける。 ([email protected] に予め連絡してください) 127 授 業 科 目 名 単位数 生理・生態学概論 2 科目ナンバリング 1年前期 1セメ開講 AAL-OAG204J 開講年度 全コース必修 使用言語 毎年開講 日本語 <担当教員> 盧 尚建 <授業テーマ> 生理・生態学に関連する基礎的な知見の理解 <授業の目的と概要> 農学専門教育の入門の講義として,生理学と生態学の基礎を講義する. 「動物の生理」については,神経や内分泌機能に関する組織や器官の形態をはじめとして広く基礎的な知見 を紹介し, 「植物の生理・生物の多様性」については,植物の生理の基礎を講義する。また, 「生物と生態系」 においては,生物群集の動態や物質循環など生態学の基礎を包括的に講義する. <キーワード> 生理学,生態学,動物,植物,生物群集,生態系 <学習の到達目標> 広範囲の農学専門教育を受けるための,生理学および生態学に関する基礎的な知見を身につけること. <授業内容・方法と進度予定> 1 ~ 5 回. 動物の生理(担当:盧尚建准教授、米山裕准教授、萩野 顕彦助教) ・神経系 ・内分泌系 ・代謝 ・免疫 6 ~ 10 回. 植物の生理(担当:本間香貴教授) ・成長と分化 ・環境応答と情報伝達 ・栄養と代謝 ・個体と物質生産 ・生体防御 11 ~ 15 回. 生物と環境(担当:佐々木浩一准教授) ・生物生産 ・生態系の構造と機能 ・個体群の動態 ・生物群集の形成とその維持 <成績評価方法> 基本的に,出席率 80%以上で,試験の成績が 60 点以上を合格とする.5,10,15 回目の授業時に各担当分 について試験を行い,評価する. <準備学習等> あらかじめ教科書を読み,特に高校時の生物学の学習が不充分で理解しにくい場合は,生物学の基本的な 予習・復習をしておくこと. <教科書および参考書> 『農学生命科学を学ぶための入門生物学』(山口 / 鳥山監修,東北大学出版会)を教科書として用いる. <授業時間外学習> <備 考> (1)質問等は,基本的には授業終了後に講義室または各教員の研究室で受け付ける。 メールアドレス: 盧 尚建 准教授:[email protected] 本間 香貴 教 授: [email protected] 佐々木浩一 准教授: [email protected] 128 授 業 科 目 名 単位数 専門科学英語基礎 1 科目ナンバリング 開講年度 2年後期 4セメ開講 AAL-OAG207E 毎年開講 使用言語 英語 <担当教員> GLEADALL IAN <授業テーマ> English: What is it used for? Why do I need it? How do I do it? <授業の目的と概要> Turn negative into positive by examining what is really important in learning, understanding and using English <キーワード> Fun, useful, no grammar, short cuts, decide your own path <学習の到達目標> Move away from seeing English as a mysterious secret code to using English as a useful tool <授業内容・方法と進度予定> Content & progression 1. Introduction. (a) Ground rules - style & content; mini discussions (discussions in small groups). (b) Food for thought: Why do I need to use English? How can I cope with using English? 2. Recap“how to cope.”The secrets of how to master English - more reading, but only if it’s fun 3. Recap reading. What to learn - from bad news to good news for learning vocabulary 4. Recap reading & vocabulary. The“university word list”(shorter than you think) 5. Recap reading & the UWL. Specialist English words - where to find them, how to master them. 6. Recap reading & specialist words. 7. Hints on presentations 8. Mini presentations Methods: Each 90-minute study period will include a mixture of: recapping previous lectures; mini lectures; mini discussions; large discussions; mini-presentations. Subjects for study will be (a) interesting, (b) chosen by the lecturer AND by students. Students will have many opportunities to participate actively in discussions and tasks with other students. <成績評価方法> Participation* (50% ). Homework tasks (30% ). Mini-presentation (20% ). <準備学習等> Your life until now. <教科書および参考書> None <授業時間外学習> <備 考> *Participation naturally includes attendance. Homework tasks and mini presentations will be agreed in advance between the students and the lecturer. Different methods of evaluation will be explained, including the possibility of peer evaluation. 129 授 業 科 目 名 単位数 草地科学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABS-ANS317J 応用動物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 小倉 振一郎 <授業テーマ> 飼料作物の種類,収穫・貯蔵法,放牧による利用法,草地の多面的機能新について学習する。また,反す う家畜に焦点をあて,飼料作物の栄養価と消化性について理解する。 <授業の目的と概要> 草食動物は栄養源として植物の茎葉が利用可能で、我々は穀類の生産が不可能な土地・気候条件下で草食 家畜を通して食糧生産を行うことが出来る。集約畜産においても,近年安定的かつ安全に食料を供給する という観点から,飼料自給率の向上は喫急の課題である。本講義では,草地の成立と生産力について学習し、 次いで家畜への飼料価値と消化性、ならびに家畜による放牧利用について学習する。さらには、バイオマ ス生産や野生生物揺籃の場といった草地の多面的機能についても学習する。 <キーワード> 栄養価,家畜,環境,消化性,飼料作物,生産性,生態系,草地,多面的機能,貯蔵,放牧 <学習の到達目標> 1.動物生産における草地の重要性を認識するとともに,自然生態系を理解する。 2.草食家畜生産のための草地・飼料作物生産と利用に関する基礎知識を習得し,実際を確認する。 3.草地生態系の安定的生産と生産環境維持について,対応可能な知識の習得。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回 土地利用型畜産の重要性 第 2 回 気候の違いによる日本の草原の特徴 第 3-5 回 飼料作物の飼料作物の生産性 第 6-8 回 飼料作物の栄養価と消化性 第 9-11 回 飼料作物の貯蔵 第 12-14 回 草地の放牧利用 第 15 回 草地の多面的機能 <成績評価方法> 出席回数と定期試験により評価する。また,数回にわた小レポートを課す。 <準備学習等> 以下の書籍を読むこと。 <教科書および参考書> 新草地農学,山根・伊藤・岩波・小林著 , 朝倉書店 , 1989. 草地学,大久保忠旦他,文永堂,1990. 草地管理指標(シリーズ), 日本草地畜産種子協会,2006-2014. <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:授業実施日の 15:00 - 17:00。 陸圏生態学分野教授室(研究実験棟第二の2F) 在室中は随時受け付ける。 (2)e-mail: [email protected] 130 授 業 科 目 名 単位数 藻類機能学 1 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABS-APS215J 海洋生物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 吾妻 行雄 <授業テーマ> 藻類の生物学と利用 <授業の目的と概要> 藻類が地球上にいつ、どのように出現し、どのように多様化して進化し、地球環境にどのような影響を及 ぼしてきたのか、海洋環境に対して生活環を如何に巧妙に適応・発展させてきたのかなど、藻類学の基礎 を概説する。また、藻類学の進歩にともなって発展した海藻増養殖技術の歴史と現状についても解説する。 <キーワード> 緑藻、褐藻、紅藻、藍藻、生活環、増養殖 <学習の到達目標> 海藻の増養殖技術を確立し、豊かな沿岸環境を保全・修復するための海藻の分類、生活環、増養殖技術な ど基礎的な知識をみにつけていただく。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回 藻類の進化 第 2 回 藻類の系統 第 3 回 藻類の分類 第 4 回 生活環と世代交代 第 5 回 海苔養殖の発展 第 6 回 昆布増養殖 第 7 回 若布養殖 第 8 回 その他食用種の増養殖 <成績評価方法> レポートと筆記試験で成績を評価する。 <準備学習等> 高校程度の生物学は自習しておくこと。 講義後の復習事項と次回講義までの予習事項を明示する。 <教科書および参考書> 千原光雄編(1999)藻類の多様性と系統、裳華房 瀬川宗吉(1956)原色日本海藻図鑑、保育社 有賀祐勝他編(2000)藻類学実験・実習、講談社 コーナー(1989)植物の起源と進化、八坂書房 井上 勲(2006)藻類 30 億年の自然史、東海大学出版 <授業時間外学習> <備 考> 講義終了後午後6時まで、水圏植物生態学教授室でオフィスアワー。あるいは、事前に日時を調整の上で あれば、随時対応ずる。 131 授 業 科 目 名 単位数 地域環境システム論 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABS-AGE316J 資源環境経済学 コース選択科目 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 大村 道明 <授業テーマ> 農業地域の地域資源を活用する技術と、その評価のための手法 <授業の目的と概要> 農業地域には、バイオマス等の地域資源がある。再生可能エネルギーの買い取り制度の導入等を背景に、 こうした地域資源の活用技術に注目が集まっている。しかし、エネルギー収支の観点からは合理性を確保 する事が難しいものもある。講義では、いくつかの技術を紹介したうえで、実際にエネルギー収支の実習 を行う。また、地域資源はエネルギーだけではなく、食材や文化、地域ブランドなど多岐にわたる。こう した地域資源の絶対的な評価は難しいが、科学的評価軸を据えてそれらの評価を行うことを実習する。 <キーワード> ライフサイクルアセスメント(LCA)、地域資源、評価、まちづくり <学習の到達目標> 様々な地域資源、それを活用する技術、評価する手法を実習を通じて習得する。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:日本農業と環境問題とのかかわり 第 2 回:再生可能エネルギー概要(1) 第 3 回:概要(1)のエネルギー収支計算 第 4 回:再生可能エネルギー概要(2) 第 5 回:概要(2)のエネルギー収支計算 第 6 回:環境影響評価手法としてのライフサイクルアセスメント(1) 第 7 回:環境影響評価手法としてのライフサイクルアセスメント(2) 第 8 回:LCA を用いた農産物の評価実習(1) 第 9 回:LCA を用いた農産物の評価実習(2) 第 10 回:実習結果の発表練習(1) 第 11 回:実習結果の発表練習(2) 第 12 回:様々な地域資源と評価方法について(1) 第 13 回:様々な地域資源と評価方法について(2) 第 14 回:様々な地域資源と評価方法について(3) 第 15 回:様々な地域資源と評価方法について(4) <成績評価方法> 出席とレポート <準備学習等> 特に無し。 <教科書および参考書> 必要に応じて講義中に指示する。 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワーは特に設定なし。個別対応には随時応じるが、事前にアポイントのこと。 132 授 業 科 目 名 単位数 畜産経営学 2 科目ナンバリング 開講年度 3年後期 6セメ開講 ABS-AGE338J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 伊藤 房雄 <授業テーマ> 畜産経営の発展過程と畜産経営を取り巻く外部環境の変化との関係性を理解する。 <授業の目的と概要> 社会・経済の発展に伴うわが国畜産業の展開過程とフード・チェーン構造の特性を畜産政策と関連させな がら解説すると共に、環境問題(家畜ふん尿処理 etc)や食の安全性問題(BSE 問題 etc)への対応方策お よび今後のわが国畜産業のあり方について経営経済学的視点から講議する。 <キーワード> 日本型畜産、外部環境、環境問題、食の安全性、畜産政策、経営者機能 <学習の到達目標> 畜産経営の展開論理とそれに伴う諸問題および解決方策を理解すること。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:畜産経済学とは何か 第2回:主要各国の畜産業の展開と構造 第3回:「日本型畜産」の史的展開過程とその成立条件の特質 第4回:わが国フード・チェーンにおける畜産業の役割と意義 第5回:わが国フード・チェーンにおける畜産物の消費動向 第6回:わが国フード・チェーンにおける畜産物の小売・卸売 第7回:わが国フード・チェーンにおける畜産物の流通・加工・と畜編 第8回:わが国フード・チェーンにおける畜産物の生産 第9回:わが国フード・チェーンにおける畜産業の生産資材 第 10 回:畜産政策編 第 11 回:「日本型畜産」と環境問題 第 12 回:「日本型畜産」と食の安全性問題 第 13 回:「日本型畜産」の展開と経営者機能 第 14 回:今後のわが国畜産業のあり方 第 15 回:期末試験 <成績評価方法> 平常点,レポート,学期末試験の結果を総合的に評価する。 <準備学習等> 特に必要はないが、授業を欠席した場合は、配布資料や随時紹介する参考文献などで当該授業内容を各自 理解すること。 <教科書および参考書> 授業の中で随時取り上げ紹介する。 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:特別に時間帯を設定しないが、事前にアポイントを取ること。 ホ ー ム ペ ー ジ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/agriecon/index-j.html E-mail:[email protected] 133 授 業 科 目 名 単位数 畜産調査及び見学 1 科目ナンバリング 開講年度 3年前期集中 5セメ開講 ABS-ANS323J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 齋藤 忠夫 <授業テーマ> 畜産および畜産関連業の現場を実際に見学する。 <授業の目的と概要> 主に宮城県内の畜産現場の見学を行い,家畜の育成から食肉となるまでの生産実態、飼料供給や畜産環境 問題等について、問題点、疑問点等を教員と討論を行い理解を深める。 <キーワード> 畜産 <学習の到達目標> 畜産および関連業界の現状について理解し、卒業研究などに役立たせる。 <授業内容・方法と進度予定> 1.宮城県内の畜産関連場所の見学(肉用牛生産、育種改良事業、食肉生産、飼料、畜産環境等を数箇所) 2.上記見学先についての検討会 <成績評価方法> 欠席は不可。出欠と2回の検討会における発表をもとに総合的に評価する。 <準備学習等> 畜産現場について自ら情報収集しておくことが望ましい。 <教科書および参考書> なし <授業時間外学習> 詳細は小委員長まで。 <備 考> 詳細は小委員長まで。 134 授 業 科 目 名 単位数 動物遺伝育種学 2 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 ABS-ANS324J 応用動物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 佐藤 正寛 <授業テーマ> 家畜、家禽における遺伝的能力の改良に関する基礎理論と育種手法の習得 <授業の目的と概要> 動物における特定の能力を遺伝的に高めるための理論と方法を理解する。具体的には、分子遺伝学と計量遺伝学 との結びつき、遺伝的能力の評価法、選抜による育種改良の原理、改良効果の予測理論などを習得するとともに、 乳牛、肉牛、豚などの実用家畜における育種改良の仕組みについての理解を深める。 <キーワード> 動物、量的形質、質的形質、遺伝、育種、ゲノム、DNA、進化、集団の特性、遺伝的能力評価、選抜、選抜反応、 改良量の予測 <学習の到達目標> 動物の有用形質における遺伝と育種に関する基礎的理論と育種手法を習得し、「動物の遺伝的な能力の改良」に ついて理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:動物遺伝育種学とは? 第2回:家畜化の歴史 第3回:品種の確立 第4回:遺伝学の始まり 第5回:進化理論と集団遺伝学 第6回:近交と血縁 第7回:表現型値と育種価 第8回:遺伝率と遺伝相関 第9回:育種価の推定法 第 10 回:育種価の推定精度 第 11 回:複数形質の評価(選抜指数法) 第 12 回:選抜と選抜反応 第 13 回:近代理論の原理(BLUP 法と REML 法) 第 14 回:大家畜における育種改良の現状 第 15 回:中小家畜における育種改良の現状 <成績評価方法> レポートおよび試験によって総合的に評価する。 <準備学習等> 次回の学習内容について、関連用語などを中心に参考書やインターネット等を通して調べておく。 <教科書および参考書> 教科書は指定しない。以下にいくつかの参考書をあげておく。 (1) 「新家畜育種学」、水間・猪・岡田・佐々木・東條・伊藤・西田・内藤共著(朝倉書店) (2) 「家畜育種の基礎と展開」、キャメロン著,鈴木啓一・内田宏・及川卓郎訳(大学教育出版) (3) 「量的遺伝学入門」、ファルコナー,D.S. 著、田中嘉成・野村哲郎訳(蒼樹書房) <授業時間外学習> 本講義を理解する上で「数理統計学」および「線形代数学」の基礎的な知識を持っていることが望ましいため、 これらに関する講義を復習し、理解しておくこと。具体的には、平均、分散・共分散、相関と回帰、行列とベク トル演算の知識を必要とする。 <備 考> オフィスアワー:随時(第2研究棟 416 号室)。できるだけ、事前にアポイントを取ること。 連絡先:[email protected] 135 授 業 科 目 名 単位数 動物栄養生化学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABS-ANS320J 応用動物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 豊水 正昭 <授業テーマ> 動物の生存と生産に必須な栄養と栄養素の代謝と機能 <授業の目的と概要> 生命科学において、生命を理解し、生命現象を把握することが命題であり、農学ではさらに生命を育てる科学を進 めるのが特徴です。私達人間を含め、動物にとって、食物(飼料)の摂取は生存の基本的課題であり、動物は摂取 した各種の栄養素を消化し、吸収し、代謝利用し、そして不要物を排泄して生存している。これらの過程全体が「栄 養」であり、本講義では栄養に関わる化学・生化学・生理学反応を個体・組織・細胞・遺伝子レベルで理解し、栄 養による動物の生命生理の制御機能を学ぶ。また、栄養素は動物のエネルギーや体構成成分の供給源として働くだ けではなく、生体調節機能などの、いわゆる第三次機能を持つことが理解されつつあるので、機能性の観点から栄養、 そして栄養素の動きを理解する。 <キーワード> 栄養、動物、動物生産、栄養素、タンパク質、炭水化物、脂質、機能性、消化、吸収、代謝、飼料、飼料価値 <学習の到達目標> 生命科学の観点から、動物が摂取する栄養素の化学的性質と機能、そして代謝を理解し、動物(そして人)にとっ て適切な栄養について科学的に考えることができること。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 栄養とは何か 第2回 エネルギー栄養素の役割と機能 第3回 エネルギー代謝と生体エネルギー 第4回 タンパク質の化学 第5回 タンパク質の栄養 第6回 アミノ酸の代謝と栄養 第7回 炭水化物の化学 第8回 炭水化物の代謝制御 第9回 脂質の化学 第 10 回 脂質の栄養 第 11 回 脂質の代謝制御 第 12 回 動物の消化吸収器官の種特異性と消化吸収 第 13 回 動物における栄養素の代謝統合 <成績評価方法> 出席と定期試験により評価し、その評価割合は 20%及び 80%である。講義出席回数 2/3 以上を必要とする。 <準備学習等> 事前に、 「生命科学 A」の基本を十分に理解していることが望 ましい。 <教科書および参考書> 動物飼養学:石橋 晃ら編、2011、養賢堂 日本飼養標準・家禽 : 豊水ら編、2011、中央畜産会 生と死を握る~ミトコンドリアの謎:米川博通著、2012、技術評論社 <授業時間外学習> 講義資料を読み、疑問点を明記しておく。 <備 考> (1)オフィスアワー:講 義内容及び栄養一般についての理解を深めるための質問やディスカッションを毎週月曜 (12:20 - 13:00)に動物栄養生化学分野図書室で行う。 (2)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/aninutr/index-j.html (3)e-mail address:[email protected] (4)エクストラクレジットシステム(自由課題による点数加算制)を採用し、成績挽回の機会を設け、学習意欲を 高める。 136 授 業 科 目 名 単位数 動物寄生体学 1 科目ナンバリング 開講年度 3年前期後半 5セメ開講 ABS-ANS330J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 磯貝 惠美子・中井 裕 <授業テーマ> 動物寄生体としての微生物と宿主との相互関係を把握し、宿主の異常状態について理解することを目的と する。 <授業の目的と概要> 宿主としての動物と寄生体としての微生物の間に起こる様々な事象、すなわち感染・発病について概説する。 また、その相互関係に付随して起こる自然および獲得免疫を含めた宿主の防御反応とそれに対抗する微生 物側の戦略について考察するとともに、動物疾病防除のためにヒトが介入する衛生管理やワクチン接種な どの対策について解説する。 <キーワード> 微生物、ウイルス、細菌、原虫、感染、発病、自然免疫、獲得免疫、ワクチン <学習の到達目標> 寄生体である微生物と宿主の関係を把握することにより、宿主動物の異常状態についての知識を得るとと もに、感染性制御のための基礎を理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 1.ウイルス感染症学序論 2.ウシのウイルス病Ⅰ 3.ウシのウイルス病Ⅱ 4.ブタのウイルス病 5.ニワトリのウイルス病 6.人獣共通感染ウイルス病 7.ウイルスと発癌 8.ウイルス病の制御 <成績評価方法> 出席状況と講義後のレポートによって総合的に評価する。レポートはそれぞれの担当の教員から課題が与 えられる。 <準備学習等> これまでに履修した微生物・免疫学関係の講義内容を復習されたい。 <教科書および参考書> 必要に応じてプリントを配布。 参考書:獣医微生物学第 2 版、動物微生物学、動物の感染症第 3 版、ブラック微生物学、免疫学イラスト レイテッド <授業時間外学習> <備 考> 講義後の質問は、それぞれの担当教員まで。レポート等は授業担当教員まで提出のこと。提出期限は講義 内で指示する。 オフィスアワー:在室中は随時受け付ける。 137 授 業 科 目 名 単位数 動物機能形態学 2 科目ナンバリング 開講年度 3年前期 5セメ開講 ABS-ANS327J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 野地 智法 <授業テーマ> 動物の各器官の構造と機能を、組織学的・細胞生物学的・免疫学的に理解する。 <授業の目的と概要> ウシやブタといった産業動物の生産性および免疫機能を向上させるためには、生体の生命維持に関わる各 器官の構造および働きを十分に理解することが必要である。本講義では、産業動物の各器官の発生起源と 構造に加え、各器官内に存在する細胞の機能および形態学的特徴を、組織学、細胞生物学、免疫学的に理 解する。本授業を通して、産業動物の効率的な資源生産に関わる生体機構についての専門知識を身につける。 <キーワード> 産業動物、器官、細胞、構造、機能 <学習の到達目標> 産業動物の器官と細胞について組織学的・細胞生物学的・免疫学的に学習することで、産業動物特有の生 体機構を理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:ガイダンス(動物機能形態学を学習する意義を理解する) 第2~5回:消化器官(胃、小腸、大腸、肝臓、膵臓)の構造と機能 第6~7回:生殖器官(雄性・雌性)の構造と機能 第8回:筋組織(骨格筋、心筋、平滑筋)の構造と機能 第9回:泌乳器官(乳腺)の構造と機能 第10~11回:泌尿器官(腎臓)の構造と機能 第12~13回:呼吸器官(鼻腔、咽喉、肺)の構造と機能 第14~15回:免疫器官(骨髄、脾臓、リンパ節)の構造と機能 第16回:試験 <成績評価方法> 単位取得に必要な講義出席回数を3/4以上とし、期末試験で評価する。 <準備学習等> 指定する教科書を予め読んでおくこと。 <教科書および参考書> 標準組織学各論(第4版) 医学書院 カラーアトラス獣医解剖学 上、下(増補改訂版) チクサン出版社 <授業時間外学習> 授業ノートを整理し、教科書および参考書を用いて復習を行うこと。 <備 考> 1:授業内容および興味を持った事項に関する質問は、講義終了後(水曜日、13:00 - 17:00)に機能形 態学分野演習室でオフィスアワーを設けて受け付けます。 2:研究室ホームページ(http://www.agri.tohoku.ac.jp/keitai/index-j.html) 3:e-mail アドレス([email protected]) 138 授 業 科 目 名 単位数 動物資源開発学 2 科目ナンバリング 開講年度 2年前期 3セメ開講 ABS-ANS226J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 佐藤 正寛・種村 健太郎・原 健士朗 <授業テーマ> 動物資源の開発と開発技術について学習する。 <授業の目的と概要> 1)主に哺乳動物を対象とした生殖生物学の概要を理解し、家畜の繁殖や遺伝子改変動物の作出に関わる動物生産技術 についての理解を深める。 2)世界の主要品種およびわが国で飼育されている品種の生い立ちと特徴を理解し、その特徴を生かした利用方法およ び育種改良についての理解を深める。 <キーワード> 生殖、配偶子、遺伝子改変動物、家畜化、品種改良、純粋種と交雑種 <学習の到達目標> 動物の繁殖技術および育種技術を通して、動物資源の開発と活用方法についての科学的考察ができるようになること。 <授業内容・方法と進度予定> 1.動物生殖生物学の概要 2.雄性配偶子の有効利用 3.雌性配偶子の有効利用 4.家畜の繁殖技術 5.動物発生工学の概要 6.遺伝子改変動物 7.体細胞核移植クローン動物 8.豚の家畜化と世界の品種 9.牛の家畜化と世界の品種 10.わが国における養豚の現状と品種利用 11.わが国における肉牛使用の現状と品種利用 12.わが国における酪農の現状と品種利用 13.わが国における養鶏の現状と品種利用 14.実験動物の種類と役割 15.動物遺伝資源の収集と保存 1-4、原;5-7、種村;8-15、佐藤がそれぞれ担当する。 <成績評価方法> レポートと試験によって評価する。 <準備学習等> 指定の教科書を読んで内容について理解しておくこと(種村、原)。 <教科書および参考書> 教科書(原) : 「新・動物生殖学」佐藤英明編(朝倉書店)、教科書(種村) 「哺乳動物の発生工学」佐藤英明・他編(朝倉書店)、 参考図書(佐藤):「品種改良の世界史」正田陽一編(悠書館) <授業時間外学習> 講義で学習した内容について、関連用語などを中心に参考書やインターネット等を通して幅広く学習すること。 <備 考> オフィスアワー 種村健太郎:[email protected] 原 健士朗:[email protected] 両名ともに金曜の2講目とし、予めメールでの事前連絡をお願いします。 佐藤 正寛:[email protected] 随時。できるだけ事前にアポイントを取ること。 139 授 業 科 目 名 単位数 動物食品機能学 2 科目ナンバリング 開講年度 3年後期 6セメ開講 ABS-ANS328J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 北澤 春樹 <授業テーマ> 動物性食品としての肉・卵の科学とその機能、利用性および安全性 Meat and egg science as animal food products, and their food functions, availability and safety <授業の目的と概要> 動物性食品の生産は人類の生命を維持する上で基本的かつ不可欠なことである。本授業では、動物性食品として不可欠な肉卵について、食品化 学の基礎から食品加工や機能特性に関する応用までを幅広く概説する。また、食品衛生の観点から、動物性食品の安全性に関する検査とその向上 ついても紹介し、動物性食品の将来展望について討論する。 Production of animal food is basic and essential in maintaining the healthy life. This class gives an outline from the basics of food chemistry and processing to the functional characteristics and their applications in meat and egg as main animal foods same as milk. In addition, an analysis and improvement for the safety of the animal foods in the viewpoint of food hygiene will be introduced, and discuss with all together for the prospects of animal foods. <キーワード> 動物性食品、食肉、食卵、加工、安全性、食品衛生、機能性成分、機能性食品 Animal food products, meat, egg, processing, safety, food hygiene, functional substances, functional foods <学習の到達目標> 動物性食品としての食肉および食卵の基礎化学を理解すると共に、食品加工や機能特性に関する産業的応用について把握する。さらに動物性食 品の安全性について、検査体制について理解を深め、安心で安全な動物性食品の生産について興味関心を持つ。 This class aims to understand the basic chemistry of meat and egg as the animal food and grasp the industrial applications relating to food processing and function properties. Furthermore, understand deeply about the analysis system for producing safety animal foods. <授業内容・方法と進度予定> 第1回:食肉の生産と消費に関する現状と課題。 1st: Current status and issues for the production and consumption of meat and egg. 第 2 回:食肉の科学(食肉としての筋肉の構造とその機能) 2nd: Meat Science (Muscle structure and function as meat food) 第 3 回:筋肉から食肉へ;死後硬直および解硬のメカニズム 3rd: From muscle to meat; Rigor mortis and its mechanism. 第 4 回:食肉の熟成中に起こるタンパク質や味・香りの変化 4th: Changes of proteins and taste and smell during meat aging. 第 5 回:食肉の種類と化学成分。食肉の特徴 5th: Type, features and chemical components of meat. 第 6 回:食肉の品質および色調とその変化 6th: Quality and color of meat and their alterations. 第 7 回:食肉・食肉製品の安全性と汚染予防対策 7th: Safety control of meat and meat products. 第 8 回:食肉における機能性成分とその利用 8th: Functional substances in meat and their applications. 第 9 回:食卵利用の現状、卵の形成と構造 9th: Current status of egg availability, and egg formation and structure. 第 10 回:卵成分の化学(卵白および卵黄成分) 10th: Chemical components and their functions of egg white and yolk. 第 11 回:食卵の加工と卵製品 11th: Egg processing and products. 第 12 回:卵・卵製品における汚染微生物制御 12th: Control of contaminating microorganisms. 第 13 回:卵中の機能性成分とその利用(鶏卵抗体など) 13th: Functional substances in egg and their application such as egg antibody. 第 14 回:卵製品の課題(鶏卵アレルギー、食中毒など)・肉卵製品の試食 14th: Problem of egg products such as food allergy and poisoning. Tasting of meat and egg products. 第 15 回:試験 15th: Examination <成績評価方法> 授業態度(30%)、宿題(10%)および定期試験(60%)によって評価する。 Class participation (30% ), Homework (10% ), Examination (60% ) <準備学習等> 生物学、化学および生化学の基礎的知識を習得ておくこと。三大動物性食品としての乳・肉・卵を総合的に理解するために、「ミルク科学」とセッ トで受講する。 Basic knowledge for biology, chemistry and biochemistry is necessary to understand the contents of this class. Another class“milk science”is highly recommended to understand milk, meat and egg as three major animal foods. <教科書および参考書> 〈教科書〉 畜産物利用学:齋藤忠夫 他著(文永堂出版). 畜産食品微生物学:細野明義 他著(朝倉書店). 〈参考書〉 畜産食品の事典:細野明義 他著(朝倉書店). Molecular Biology of THE CELL、5th ed.:Alberts 他著(Garland Science). 肉・卵に関する最新の学術論文(Recent articles relating to meat and egg). <授業時間外学習> 授業時に課される宿題を提出するだけでなく、教科書および配布されるプリントにより予習・復習を必ず行うようにすること。 Students are required not only to submit class assignments but also to prepare and review each class using textbooks and handouts. <備 考> (1)オフィスアワー 動物資源化学分野第4研究室 毎週金曜日(16:00 ~ 17:00) 授業は、スライド(資料も配付)や映像資料を用いて行う.授業への要望を聞きながら、興味を持って理解できる授業を目指しているが、さ らに理解を深めるために、質問のある方は、授業終了後、動物資源化学研究室でオフィスアワーを設ける。 References are handed out at class. Office hours are from 16 : 00 to 17 : 00 on Friday. Make an appointment in advance via e-mail. (2)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/douka/index-j.html (3)E-mail address: [email protected] 140 授 業 科 目 名 単位数 動物生殖科学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABS-ANS319J 応用動物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 種村 健太郎 <授業テーマ> 哺乳類の生殖に関する基礎知識について理解する。 <授業の目的と概要> 哺乳類・鳥類の性の決定、生殖器官の構造、生殖細胞の形成、受精、初期胚発生、着床、胎盤形成、分娩、 新生子発育、繁殖障害に関する基礎的な知識の修得のため、最近出版された教科書を用いて解説する。 <キーワード> 生殖細胞の形成、受精、初期胚発生、着床、妊娠、繁殖障害 <学習の到達目標> 哺乳類・鳥類の生殖器の構造、生殖細胞の形成、受精、初期胚発生、着床、胎盤形成、繁殖障害に関する 基礎的な知識を習得し、基本的な生殖現象について専門用語を用いて表現できる力を身につける。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 オリエンテーション、有性生殖 第2回 性の決定と分化(性の分化、性染色体、性の決定) 第3回 生殖のホルモン(脳と下垂体のホルモン、生殖器官のホルモン) 第4回 哺乳類の雄の生殖1(精巣、精子形成) 第5回 哺乳類の雄の生殖2(精液、射精、雄の性行動) 第6回 哺乳類の雌の生殖1(生殖器の形態と機能) 第7回 哺乳類の雌の生殖2(卵形成と卵胞発育、繁殖活動) 第8回 受精1(精子の移動と受精能獲得) 第9回 受精2(卵の移動と受精) 第 10 回 初期胚の発生 第 11 回 妊娠(着床、胎盤の形態、胎盤の機能) 第 12 回 分娩と泌乳 第 13 回 生殖テクノロジー 第 13 回 鳥類の生殖 第 14 回 繁殖障害(繁殖サイクルと繁殖障害) 第 15 回 まとめ <成績評価方法> レポート課題の内容、および試験結果を以て成績評価を行う。 <準備学習等> 新動物生殖学(佐藤英明編、朝倉書店、2011)を予め読んでおくこと。 <教科書および参考書> 新動物生殖学(佐藤英明編、朝倉書店、2011) <授業時間外学習> 新動物生殖学(佐藤英明編、朝倉書店、2011)について、講義の進度に応じて復習すること。 <備 考> オフィスアワー:金曜日 10 時半~ 12 時 問合せメールアドレス:[email protected] 前もってメールにて連絡ください。 141 授 業 科 目 名 単位数 動物生命科学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABB-ANS315J 応用動物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 磯貝 惠美子・米山 裕・豊水 正昭・萩野 顕彦・盧 尚建 <授業テーマ> 生理学・栄養学・微生物学的側面から見た動物の生命維持機能 <授業の目的と概要> 動物は外界から摂取した栄養素を材料として自己体を形成・成長させ、自己体の生理機能を制御すること により種々の環境から自己を防衛し、そしてさらに自己遺伝子を複製して子孫を作り出すという一連の生 命活動を行っている。この講義では、このような動物の生命機能の維持機構について、生理学・栄養学・ 微生物学的側面から概説する。 <キーワード> 動物の生命機能、生命活動、生理学、栄養学、微生物学 <学習の到達目標> 生理学・栄養学・微生物学の異なる学問分野から動物生命科学について学び、動物生命科学と動物生産科 学に対する考え方を習得する。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回目~第 4 回目 :動物の体を構成する元素・物質・成分と人間の食べ物。安定同位体から食べ物を 探る。栄養とは何か。動物の消化器官。栄養素の機能の調査(疫学的解明)。エネ ルギー代謝と飼料エネルギーのゆくえ。 第 5 回目~第 8 回目 :消化管の常在細菌叢及びそれらと動物の相互作用、病原細菌の維持伝播機構、反 芻動物のルーメン微生物叢とその役割、病原微生物の発病病理機構と制御 第 9 回目~第 12 回目 :生体の恒常性を司る情報伝達系、物質輸送および体液・血液の生理学 第 13 回目~第 14 回目:「動物生命科学」に関するまとめと討論 (順番は変更する場合がある) <成績評価方法> 80%以上の出席率と定期試験の結果により評価する。 <準備学習等> 生命科学に関連する書物、記事、文献などをなるべく多く読んで、興味を持つ分野を探索し、関連する授 業で質問や討論ができるように準備する。 <教科書および参考書> 講義中に指示する。 <授業時間外学習> <備 考> (1)第1回目から第 12 回目までは授業、第 13 および 14 回目は 3 講師との質疑応答を行う。 (2)オフィスアワー:各講師の研究室にて授業日 12 時~ 13 時 (上記日時以外にも在室中は随時応じる) 142 授 業 科 目 名 単位数 動物生理科学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABS-ANS322J 応用動物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 盧 尚建・萩野 顕彦 <授業テーマ> 反芻動物の栄養生理科学的特徴 <授業の目的と概要> 反芻動物は、その消化吸収機構が単胃動物と大きく異なる。本講義では、反芻動物の消化生理の特徴 を単胃動物と比較することによって明らかにする。さらに、産業動物として重要な役割を果たしてい るウシを中心にして代謝の内分泌制御、泌乳生理・産肉生理、代謝障害について講義を行う。以上の 講義を通して応用動物科学における反芻動物における生理科学の意義について学ぶ。 <キーワード> 反芻動物、第一胃、内分泌機能、代謝、短鎖脂肪酸、泌乳、ウシ <学習の到達目標> 反芻動物であるウシは、産業動物の中で最も重要な家畜である。ウシの栄養生理学の基礎を知ること により産業における応用動物としての役割について十分な知識を身につける。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回~第2回 :反芻動物の概論(担当:盧 尚建) 第3回~第4回 :ルーメンの機能と役割(担当:盧 尚建) 第5回~第8回 :内分泌制御(担当:盧 尚建) 第9回~第10回 :代謝生理(担当:盧 尚建) 第11回~第12回:成長生理(担当:盧 尚建) 第13回~第14回:泌乳生理(担当:萩野 顕彦) 第15回 :試験(担当:盧 尚建) (順序は変更する場合がある) <成績評価方法> 出席、定期試験によって評価する。 授業開始 10 分後の入室、もしくは終了 10 分前の退室は欠席とみなす。 <準備学習等> 2年生で学んだ、動物生理学を基礎として授業を進めるので十分復習をしておくこと。 <教科書および参考書> 反芻動物の栄養生理学・農文協・佐々木康之監修、小原嘉昭編 新乳牛の科学・農文協・津田恒之監修、柴田章夫編 ルミノロジーの基礎と応用・農文協・小原嘉昭編 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:動物生理科学分野教授室 在室中は随時受け付ける (2)ホ ー ム ペ ー ジ :http://www.agri.tohoku.ac.jp/ruminol/index-j.html (3)盧 尚建准教授: [email protected] 萩野 顕彦助教: [email protected] 143 授 業 科 目 名 単位数 動物組織細胞学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABS-ANS314J 応用動物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 麻生 久 <授業テーマ> 動物の細胞と組織の構造と機能 <授業の目的と概要> 動物細胞の細胞小器官の構造と機能さらには組織の成立ちと機能を学び、資源動物の生命現象と生体制御 機構の理解に必須な知識を習得することを目的とする。講義では、動物の細胞と組織の構造を図示し、そ の特徴と機能について詳しく解説する。 <キーワード> 動物細胞、細胞小器官、構造、機能、組織の成立ち <学習の到達目標> 動物の細胞小器官と組織の構造と機能を理解する。 資源動物の生産性を細胞・組織学的視点から捉えられるようになる。 <授業内容・方法と進度予定> 1.講義のガイダンス:細胞とは 2.生体膜の構造 3.生体膜の機能 4.核の構造 5.核の機能 6.タンパク合成にかかわる細胞小器官(リボソーム)の構造 7.タンパク合成にかかわる細胞小器官(リボソーム)の機能 8.タンパク合成にかかわる細胞小器官(小胞体)の構造 9.タンパク合成にかかわる細胞小器官(小胞体)の機能 10.タンパク合成にかかわる細胞小器官(ゴルジ装置)の構造 11.タンパク合成にかかわる細胞小器官(ゴルジ装置)の機能 12.代謝にかかわる小器官(ライソソーム)の構造 13.代謝にかかわる小器官(ライソソーム)の機能 14.代謝にかかわる小器官(ペルオキシソーム)の構造 15.代謝にかかわる小器官(ペルオキシソーム)の機能 試験 <成績評価方法> 講義出席回数を3/ 4以上必要とし、小試験と期末試験で評価する. <準備学習等> 1 年次の生命科学Aの動物細胞に関する基本的知識は身につけておく. <教科書および参考書> 参考書:標準組織学第3版 : 藤田 ( 恒 )・藤田 ( 尚 ) 著、医学書院. 立体組織学図譜Ⅰ,Ⅱ : 藤田 ( 訳 )、西村書店. 分子細胞生物学第5版 : 野田ら ( 訳 )、東京化学同人. <授業時間外学習> オフィスアワー:機能形態学分野 615 室、毎週水曜日:15 時~17 時 (ただし、上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける) 講義に関する質問等は講義終了直後に受け付ける。 <備 考> ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/keitai/index.html e-mail アドレス:[email protected] 144 授 業 科 目 名 単位数 動物発生工学 1 科目ナンバリング 開講年度 3年後期 6セメ開講 ABS-ANS334J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 種村 健太郎 <授業テーマ> 哺乳類の発生を操作する技術体系(発生工学)の基盤的知識を解説するとともに、学生が自ら文献、インター ネットなどで情報を収集し、要約し、発表するなど積極的な参加も一つのテーマとする。 <授業の目的と概要> 発生工学の歴史、胚発生の基礎、生殖細胞の操作、遺伝子操作、発生工学の応用ついて基盤的知識を解説 する。また、情報の収集の仕方、まとめ方、発表のテクニックを修得するとともに、個々の技術の意義、 今後の問題点などについて考える力を養う。 <キーワード> 生殖細胞、ゲノミックインプリンティング、ES 細胞、卵子の体外成熟、体外受精、胚操作、凍結保存、核 移植、遺伝子診断、遺伝子導入、遺伝子改変動物 <学習の到達目標> 哺乳類の発生工学の歴史、胚発生の基礎、生殖細胞の操作、遺伝子操作、発生工学の応用に関する基盤的 知識を習得し、発生工学を構成する技術の概要、意義、今後の課題についての自らの考えもち、それを表 現する力を身につける。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 オリエンテーション 動物発生工学の歴史 第2回 発生のプログラム 第3回 ゲノミックインプリンティング 第4回 卵子の体外成熟、体外受精、胚の操作、生殖細胞・胚の保存 第5回 遺伝子操作(遺伝子導入、遺伝子改変) 第6回 発生工学の農学への応用(キメラ、雌雄の産み分け、核移植) 第7回 発生工学の医学への応用(疾患モデル、ES 細胞) 第8回 発生工学と倫理、まとめ <成績評価方法> 設定したテーマに関して自ら調べた内容の発表、および試験によって評価する。 <準備学習等> 哺乳動物の発生工学(朝倉書店、2014)を予め読んでおくこと。 <教科書および参考書> 教科書:哺乳動物の発生工学(朝倉書店、2014) 参考書:アニマルテクノロジー(東京大学出版、2003) <授業時間外学習> 哺乳動物の発生工学(朝倉書店、2014)を復習するとともに、関連する最新の研究論文を読むことを強く 推奨する。 <備 考> オフィスアワー:金曜日 10 時半~ 12 時 問合せメールアドレス:[email protected] 前もってメールにて連絡ください。 145 授 業 科 目 名 単位数 動物微生物科学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABB-ANS316J 応用動物科学 コース必修 開講年度 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 磯貝 惠美子・米山 裕 <授業テーマ> 微生物の代謝・遺伝機構、産業利用、家畜の感染症、病原微生物の分子生物学・発病病理機構・疫学 <授業の目的と概要> 微生物は、病気の原因となる反面、発酵食品・醸造製品・医薬品などの製造にも利用されており、様々な面で人 の生活に関わっている。また、その基礎科学は、一般生物学の基本概念やバイオテクノロジーの技術基盤の確立 に多大な貢献をしている。本講義では、微生物における物質・エネルギー代謝、遺伝システム及び遺伝子の発現 機構を理解し、その知識をもとに、さらに産業的に有用な微生物利用技術について学ぶ。病原微生物に関する学 習では分子生物学から疫学まで幅広く扱う。ヒトや動物の健康および疾患との関連性や新感染症・新興・再興感 染症対策などの新たな問題を提起する。家畜における感染症を知る。すなわち、それぞれの病原体の特性、発病 病病理機構、疫学的特性などからいかに病気の発生を抑えるかについて学ぶ。 <キーワード> 微生物、代謝、遺伝学、遺伝子工学、発酵生産、家畜、病原微生物、分子疫学、新感染症、新興・再興感染症、 発病病理機構 <学習の到達目標> 微生物における代謝・遺伝機構を習得し、微生物バイオテクノロジーについて分子生物学的視点から理解できる ようにする。病原微生物の性質を理解し、ヒトや家畜の感染症対策について論じることができるようにする。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 :微生物と動物の生活との関わり(有用性と有害性) 第2回-3回 :微生物の物質・エネルギー代謝(異化と同化、発酵と呼吸、細胞構成成分の生合成、細胞高分 子の生合成、代謝調節) 第4回-5回 :微生物の分子生物学(DNA の複製、遺伝子の構造、転写過程、翻訳過程、転写調節、原核生 物と真核生物の遺伝子発現の比較) 第6回-7回 :微生物遺伝学(突然変異、プラスミド、接合、トランスポゾン、遺伝的形質転換、形質導入、 大腸菌の染色体地図)。 第 8 回- 9 回 :感染症学概論、(新感染症・)新興(感染症)・再興感染症 第 10 回- 11 回:ウイルスの増殖と病原性、家畜およびヒトのウイルス性疾患 第 12 回- 13 回:細菌の病原性、家畜とヒトの細菌性疾患 第 14 回- 15 回:感染症の予防と治療、動物微生物学トピックス <成績評価方法> 試験に基づき評価する。レポートは加点対象とする。 <準備学習等> 講義内容に関する資料を配布するので、教科書および参考書を併用して準備学習することをすすめる。インター ネットによって自ら進んでわからないことを調べる習慣をつけること。 <教科書および参考書> 教科書:ブラック微生物学、2007、丸善株式会社 参考書:微生物学(入門編)スタニエ他著、高橋甫他訳、1997、培風館 Slonczewski & Foster(2010)Microbiology: An Evolving Science, 2nd Ed., W. W. Norton & Company 動物の感染症第 3 版、2011、近代出版 動物微生物検査学、2014、近代出版 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:動物微生物学分野教授室、授業日の 10 時~ 17 時(それ以外にも在室中は随時応じる) (2) E-mail address:[email protected], [email protected] 146 授 業 科 目 名 単位数 動物病態学 1 科目ナンバリング 開講年度 前期集中 開講 ABS-ANS332J 隔年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 松田 浩珍 <授業テーマ> 動物病態学 <授業の目的と概要> 動物の代表的な疾病について概説し、その病気の成り立ちを遺伝子・分子レベルから講述する。 <キーワード> 癌、アレルギー、代謝病、病態、治療 <学習の到達目標> 現代におけるヒトと動物の関わり合いを理解し、問題となっている動物の代表的疾病の病態発現機構を遺 伝子、分子、組織および個体レベルで科学的に考察できるようになる。 <授業内容・方法と進度予定> (1)最近の代表的な動物の病気 (2)アレルギー病態の解析 (3)アレルギーの先端的治療法 (4)癌の病態 (5)癌の先端的治療法 (6)糖尿病の病態 (7)糖尿病の先端的治療法 (8)再生医療 <成績評価方法> 出席とレポート提出。80%以上の講義に出席、かつレポートを提出することを必要とし、その内容を総合 的に判断する。 <準備学習等> NHK スペシャル病の起源 2(NHK 出版)を読み、病気の成り立ちにつて理解しておくこと。 <教科書および参考書> Prospective on Pathophysiology. Lee-Ellen C.Copstead. W.B. Saunders Company 1994 Veterinary Immunology. Lan, R. Tizard. Elsevier 2000 <授業時間外学習> <備 考> 質問等はメールにて受け付ける。 E-mail: [email protected] ac.jp 147 授 業 科 目 名 単位数 特別演習Ⅰ 1 科目ナンバリング 開講年度 3年前期集中 5セメ開講 ABS-AGE429J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 木谷 忍 <授業テーマ> 研究者として必要な態度や考え方を身につける. <授業の目的と概要> この演習は,東北大学の標榜する研究第一主義に則り,大学院進学者を念頭におき,研究者が「研究」す る上での基本的姿勢や思考方法を身につける.その上で,卒業研究と大学院での研究に向けて準備をする. <キーワード> 研究の背景と目的,分析枠組み,評価の方法,結論 <学習の到達目標> 自ら研究テーマを決め,研究の基本的姿勢や思考方法を身につけ,卒業研修の十分な準備を済ませること. <授業内容・方法と進度予定> 大学院進学を念頭に,3年生を対象に4年生の卒業研修に近い形で実施する. 各研究室での卒論・修論指導の際にオブザーバーとして参加し,「研究」の基本的姿勢や思考方法を身につ ける.その上で,卒業研究と大学院での研究に向けての下準備をする.具体的には, ・資源環境経済学講座の実施する定例研究会に参加する. ・興味ある研究分野に関連の深い教員と相談しながら,当該の研究室,分野の実施する論文指導などに積 極的に参加する. ・卒論構想発表会で,4年次に予定する卒業研修の研究テーマについて発表する. <成績評価方法> 研究会への出席,ゼミ等での参加態度,卒論構想の内容等 <準備学習等> 特になし <教科書および参考書> 特になし <授業時間外学習> <備 考> 本演習は,学生自ら希望する教員の了解のもとで履修する. オフィスアワー,教員との連絡などは,各自で確認のこと. 148 授 業 科 目 名 単位数 特別演習Ⅱ 1 科目ナンバリング 開講年度 3年後期集中 6セメ開講 ABS-AGE430J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 木谷 忍 <授業テーマ> 研究者として必要な態度や考え方を身につける. <授業の目的と概要> この演習は,東北大学の標榜する研究第一主義に則り,大学院進学者を念頭におき,研究者が「研究」す る上での基本的姿勢や思考方法を身につける.その上で,卒業研究と大学院での研究に向けて準備をする. <キーワード> 研究の背景と目的,分析枠組み,評価の方法,結論 <学習の到達目標> 自ら研究テーマを決め,研究の基本的姿勢や思考方法を身につけ,卒業研修の十分な準備を済ませること. <授業内容・方法と進度予定> 大学院進学を念頭に,3年生を対象に4年生の卒業研修に近い形で実施する. 各研究室での卒論・修論指導の際にオブザーバーとして参加し,「研究」の基本的姿勢や思考方法を身につ ける.その上で,卒業研究と大学院での研究に向けての下準備をする.具体的には, ・資源環境経済学講座の実施する定例研究会に参加する. ・興味ある研究分野に関連の深い教員と相談しながら,当該の研究室,分野の実施する論文指導などに積 極的に参加する. ・卒論構想発表会で,4年次に予定する卒業研修の研究テーマについて発表する. <成績評価方法> 研究会への出席,ゼミ等での参加態度,卒論構想の内容等 <準備学習等> 特になし <教科書および参考書> 特になし <授業時間外学習> <備 考> 本演習は,学生自ら希望する教員の了解のもとで履修する. オフィスアワー,教員との連絡などは,各自で確認のこと. 149 授 業 科 目 名 単位数 入門演習Ⅰ 1 科目ナンバリング 2年前期 3セメ開講 資源環境経済学 コース必修 ABS-AGE427J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 大村 道明 <授業テーマ> 科学論文・科学研究成果の報告・発表の習熟 <授業の目的と概要> 資源環境経済学系では、社会科学をメインとしつつ、自然科学や人文科学をも横断する学際的な研究を実 施する場合がある。そのためには、幅広い領域の科学論文を読みこなす能力、自らも科学研究を行い、そ れを報告・発表する能力が必要となる。この講義では、科学研究の解説→実技を繰り返しながら、これら の能力を身につける。 <キーワード> 科学論文、ケーススタディ、ディスカッション <学習の到達目標> 科学論文を執筆するための最低限のリテラシーを身につけること <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:科学論文とは何か(オリエンテーション) 第 2 回:科学論文を執筆する技法の解説 第 3 ~ 5 回:科学論文執筆のためのアイデア出し・ディスカッション 第 6 ~ 8 回:科学研究(模擬)の実施と、成果報告 第 9 回:プレゼンテーション技法の解説 第 10 ~ 11 回:効果的なプレゼンテーションのためのディスカッション 第 12 ~ 15 回:プレゼンテーション実技 <成績評価方法> 出席、模擬論文提出、プレゼンテーションの実施 <準備学習等> 特に無いが、ワード、エクセル、パワーポイントの操作方法は習得のこと <教科書および参考書> 特に無し <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワーの設定は無いが、個別の相談等は随時受け付ける。事前にアポイントのこと。 150 授 業 科 目 名 単位数 入門演習Ⅱ 1 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 ABS-AGE428J 資源環境経済学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 小山田 晋 <授業テーマ> 科学研究の方法論の習得、仮説の作成と実証 <授業の目的と概要> 入門演習Ⅰを踏まえ、本講義では科学研究の方法論を学ぶとともに、実際に研究の仮説を作り、実証に取 り組むことで、モデルを通した思考法を身につける。 <キーワード> 科学論文、ケーススタディ、ディスカッション <学習の到達目標> 科学論文を執筆するためのリテラシーを身につけ、さらにそれを高度化する。 <授業内容・方法と進度予定> 1.オリエンテーション 2.仮説発見型研究の方法 3.リサーチクエスチョンを立てる 4.アイデアを出す 5.仮説をつくる 6.仮説の発表 7.科学哲学の基礎 8.仮説の見直し 9.データの収集 10.データの分析 11.研究内容のとりまとめ 12.研究内容のとりまとめ 13.研究発表 14.研究発表 15.研究発表 <成績評価方法> 出席、プレゼンテーションの実施 <準備学習等> 特になし <教科書および参考書> 特になし <授業時間外学習> 特になし <備 考> 質問等があれば、随時研究室で対応する。事前にメール等すること。 [email protected] 151 授 業 科 目 名 単位数 農学英語 1 科目ナンバリング 4年前期集中 7セメ開講 資源環境経済学 コース ABS-AGE346B 使用言語 開講年度 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 木谷 忍 <授業テーマ> 農学に関わる研究を英語で味わう <授業の目的と概要> 農学に関する英語による授業に参加し、議論や討論に慣れる。 資源環境経済学に関わる英語論文を読み、専門的な用語に親しむ。 英語によるレポートの書き方を学ぶ。 <キーワード> agricultural economics, farm management, agricultural ethics, environmental education, development economics, remote sensing <学習の到達目標> 資源環境経済学の英語論文に抵抗なく接することができるようにする。 <授業内容・方法と進度予定> 担当教員が指示する。 <成績評価方法> 授業への参加、レポートによる。 <準備学習等> 特になし <教科書および参考書> 特になし <授業時間外学習> 特になし <備 考> 152 授 業 科 目 名 単位数 農学英語 1 科目ナンバリング 4年前期集中 7セメ開講 ABS-APS334B 海洋生物科学 コース 使用言語 開講年度 毎年開講 2カ国語以上 <担当教員> 落合 芳博 <授業テーマ> 国内外の農林水産業や資源生物に関する英文文献を読んで、農学に関する科学英語を上達させる。 <授業の目的と概要> 受講生の専門に近い分野を取り上げ、関連する文献やテキストを用いて、農学英語の読解力および英語運 用力の向上を目指す。 <キーワード> 食料、環境、海洋生態系、農林水産業、漁業 <学習の到達目標> 英文の文献やテキストを読んで理解し、英語で自分の意見を表現・発表できるようになる。 <授業内容・方法と進度予定> 以下の内容で実施する。 1. 食料問題に関する内容 2. 地球環境に関する内容 3. 海洋生態系に関する内容 4. 世界的な食料生産に関する内容 5. 漁業生産に関する内容 6-7.受講生の専門分野に関する内容 + レポート内容に関する質疑の時間を設ける。 <成績評価方法> ・英文文献を読みながら作成するチェックノートの評価 ・英語での意見・発言の評価 ・レポート課題の評価 ・出席回数 <準備学習等> その都度、次回の文献を指定するので、予習しておくこと。 <教科書および参考書> 受講生の専門分野に合わせて準備する。 <授業時間外学習> 関連語句を曖昧に理解せず、随時その意味を確認すること。 <備 考> 153 授 業 科 目 名 単位数 農学と社会・環境 2 科目ナンバリング 1年前期 1セメ開講 AAL-AGE205J 開講年度 全コース必修 使用言語 毎年開講 日本語 <担当教員> 木谷 忍 <授業テーマ> 現代社会における農業と環境の果たす役割を(農業経済学を主とする)社会科学を基礎とした多様な観点 から説明する <授業の目的と概要> 社会科学的な視点から、現代社会における農業・農村の存在意義および役割について、世界的な視野から 把握できるように、多面的で、理論的かつ実証的な研究成果に基づいて説明する。あわせて、多くの農学 部の学生が苦手とする経済学的な考え方を身につけることができるようにし、かつ、与えられた課題に適 切な日本語で説明できる力を養う。 資源環境経済学コースの全教員が担当する。 <キーワード> 科学技術、農学、食、低負荷型社会、アジア農業、ヨーロッパ農業、環境の価値、環境保全 <学習の到達目標> 社会科学的に農学を考える視点の習得と講義で提示された課題に的確に答える力を養う。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 オリエンテーション 第2回 環境リスクとは何か 第3回 環境問題へのアプローチ ~環境の経済的価値と意思決定~ 第4回 自然環境保全をめぐる文化的対立 第5回 日本農業の現状と世界食料需給 第6回 地理情報データから見る環境 第7回 農業による環境負荷とその低減策 第8回 私たちの「食」と社会 第9回 途上国の農業と社会 第 10 回 飽食日本のこれからの農業・農村に必要な視点 ~食べることを考え直してみる~ 第 11 回 ヨーロッパの農業と日本の農業 第 12 回 環境保全型農業と生物多様性 第 13 回 震災復興と農学 第 14,15 回 課題レポート作成 <成績評価方法> 本講義は出席を重視する(60 パーセント)。レポートの課題に適切な日本語で答える(40 パーセント)。 <準備学習等> 講義に臨むに当たって、日本語で適切な表現ができる否かを事前に自己点検することが望ましい。 <教科書および参考書> 中村靖彦『食の世界にいま何がおきているか』岩波書店、2002 大江正章『農業という仕事』岩波書店、2001 村上陽一郎著『科学者とは何か』新潮社、1994 <授業時間外学習> <備 考> (1)この講義についてはオフィスアワーを設けないので、疑問がある場合には講義時間中に質問すること。 (2)この講義は農学部において行う。 154 授 業 科 目 名 単位数 農業科教育法Ⅰ 2 科目ナンバリング 開講年度 前期集中 開講 ATL-OAG201J <担当教員> 佐々木 壽 <授業テーマ> <授業の目的と概要> <キーワード> <学習の到達目標> <授業内容・方法と進度予定> <成績評価方法> <準備学習等> <教科書および参考書> <授業時間外学習> <備 考> 9月開講予定。別途、掲示する。 155 毎年開講 使用言語 日本語 授 業 科 目 名 単位数 農業科教育法Ⅱ 2 科目ナンバリング 開講年度 前期集中 開講 ATL-OAG202J <担当教員> 佐々木 壽 <授業テーマ> <授業の目的と概要> <キーワード> <学習の到達目標> <授業内容・方法と進度予定> <成績評価方法> <準備学習等> <教科書および参考書> <授業時間外学習> <備 考> 9月開講予定。別途、掲示する。 156 毎年開講 使用言語 日本語 授 業 科 目 名 単位数 農業経済政策学 2 科目ナンバリング 開講年度 3年前期 5セメ開講 ABS-AGE319J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 冬木 勝仁 <授業テーマ> 戦後日本の農業政策の展開過程とその決定要因を理解する。 <授業の目的と概要> 農業に関わる経済政策は多岐にわたり、それぞれの政策はその時点の日本経済の状況を反映するとともに、 利害を有する諸主体の動向も大きな影響を及ぼす。それゆえ、個々の政策が必ずしも経済学的に見て合理 的なものになるとは限らない。本講義では、戦後日本の農業政策の展開過程および現在の政策体系をとり あげ、背景・問題点を考察する。 <キーワード> 農業政策、圧力団体、利害調整、農地と農業構造、農産物流通と価格 <学習の到達目標> 農業に関わる政策策定のあり方に関する見識を得ることを目的とする。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:現代資本主義における農業政策の意義と役割(1) 第2回:現代資本主義における農業政策の意義と役割(2) 第3回:農業政策決定過程の一般的特徴 第4回:農業政策の戦後改革(1) 第5回:農業政策の戦後改革(2) 第6回:農業基本法下の農業政策(1) 第7回:農業基本法下の農業政策(2) 第8回:基本法農政の変容 第9回:経済のグローバル化と農業政策(1) 第 10 回:経済のグローバル化と農業政策(2) 第 11 回:21 世紀農政の展開過程(1) 第 12 回:21 世紀農政の展開過程(2) 第 13 回:近年の農業政策の動向(1) 第 14 回:近年の農業政策の動向(2) 第 15 回:まとめ <成績評価方法> 講義の最後に行う小テストと期末試験によって評価し、それぞれの評価割合は 60%と 40%である。 <準備学習等> 近年の「食料・農業・農村白書」に目を通すとともに、前期中に資源環境経済学講座が主催する「食料・農業・ 農村白書」の検討会に出席すること。 <教科書および参考書> 講義中に指示する。 <授業時間外学習> 農業政策の最新の動向を新聞等で確認しておく。 <備 考> オフィスアワー:国際開発学分野第 1 研究室 毎週木曜日 13 時~ 14 時 (ただし、上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける) e-mail アドレス:[email protected] 157 授 業 科 目 名 単位数 農業財政金融論 2 科目ナンバリング 前期集中 開講 資源環境経済学 コース選択必修 ABS-AGE322J 使用言語 開講年度 隔年開講 日本語 <担当教員> 小嶋 大造 <授業テーマ> 現代農政の財政分析 <授業の目的と概要> 農業政策の政策目的に照らしたときの現実の財政手段の妥当性について、EUないしドイツと比較しつつ、 分析する。 <キーワード> 農業政策、財政分析、日独比較 <学習の到達目標> 農業政策の財政的な特質と課題について理解を深める。 <授業内容・方法と進度予定> 授業は、4 日間の集中講義により、主に以下のテーマを取り上げる。第 1 日目の冒頭で、4 日間の授業の構 成や進め方について説明を行う。 授業では、教科書・参考資料に基づく講義と演習を行う。演習(第 2 日目~第 4 日目)については、『現代 農政の財政分析』をテキストにし、第 1 日目に担当を決める。演習には、事前にテキストを読んで臨むこと。 第 1 日目(講義):農業の現状と課題、農業政策の目的・手段・政策形成プロセス 第 2 日目(演習):現代農政の財政構造①(日本) 第 3 日目(演習):現代農政の財政構造②(EU・ドイツ) 第 4 日目(演習):農業財政の日独比較 ※開 講日は、第 1 日目:4 月 18 日、第 2 日目:4 月 26 日、第 3 日目:4 月 27 日、第 4 日目:4 月 28 日を 予定している。 <成績評価方法> 授業への出席、演習での発表や議論への寄与により、総合的に評価する。 <準備学習等> 演習には、事前にテキストを読んで臨むこと。 <教科書および参考書> 教科書:小嶋大造『現代農政の財政分析』東北大学出版会、2013 年 <授業時間外学習> 教科書や授業中に紹介する参考書等による学習を通じて理解を深めることが期待される。 <備 考> 開講日は、第 1 日目:4 月 18 日、第 2 日目:4 月 26 日、第 3 日目:4 月 27 日、第 4 日目:4 月 28 日を予 定している。 158 授 業 科 目 名 単位数 農業政策学特別講義Ⅰ 1 科目ナンバリング 開講年度 前期集中 開講 ABS-AGE340J 隔年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 氏家 清和 <授業テーマ> 食品表示制度の理論と実態 <授業の目的と概要> 食品表示法の施行や機能性食品制度の創設など、近年、食品表示をめぐる話題が多く見られる。食品表示 制度は生産者と消費者が、重要な商品情報を効率よく共有することができる重要な社会的装置の一つであ る。本講義では日本における食品表示制度や表示対象について学ぶとともに、食品表示による経済行動を 定量的に評価する学術的手法について理解を深める事を目的とする。 <キーワード> 食品表示、消費者選好、情報の非対称性 <学習の到達目標> 食品表示の現状について理解するともに、その社会的機能について学術的に考察するスキルを習得するこ とができれば合格とする。 <授業内容・方法と進度予定> 以下の様な事項について講義を行う予定である。 1.食品表示をめぐる近頃の話題 2.日本の食品表示制度 3.表示の費用便益 4.食品表示対象の広がり 5.国際貿易と食品表示 6.食品表示の分析手法 7.食品表示の今後と課題 <成績評価方法> 試験と授業参加により評価 <準備学習等> 食品表示をめぐる話題についての理解ならびに基礎的なミクロ経済学・計量経済学の知識を復習しておく こと。 <教科書および参考書> 授業中に適宜提示する。 <授業時間外学習> 新聞等に掲載されている食品表示関連の記事に目を通し社会における食品表示をめぐる問題の多面性につ いて考察することが望ましい。 <備 考> 質問等があれば適宜連絡すること。連絡先は次の通り。 [email protected] 159 授 業 科 目 名 単位数 農業政策学特別講義Ⅱ 1 科目ナンバリング 開講年度 後期集中 開講 ABS-AGE341J 隔年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 伊藤 房雄 <授業テーマ> 農山村の再生を学ぶ <授業の目的と概要> 今日の日本の農山村は、人口減少と高齢化が進み、農林水産業の縮小という経済的側面だけでなく、医療 や買い物などにも支障をきたすという生活の側面においても多くの課題を抱えている。この授業では、農 山村が抱えている課題とは具体的にどのようなことか、そしてそれらはなぜ今日問題となってきたのか、 今後それらの諸問題を解決し、農山村を再生していくためにどのようなことが必要となるのかを理解する。 <キーワード> 農山村、社会変動、ものづくり、くらし、地域資源、再生 <学習の到達目標> 農山村が衰退してきたメカニズムを理解する。それと共に、最新の関連データを整理、分析、発表し、問 題発見力を高める。その後、農山村の再生についてディスカッションを行い、それらをもとに農山村の再 生についてレポートを作成する。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 農山村とは何か 第2回 内発的発展とは何か 第3回 農山村の経済の変貌と再生 第4回 農山村の生活・コミュニティの変貌と再生 第5回 農山村再生の戦略と政策 第6回 農山村再生に向けた討論(アイディアの創発) 第7回 農山村再生に向けた討論(再生プランの発表と意見交換) 第8回 レポート作成 <成績評価方法> 平常点およびレポートを総合的に評価する。 <準備学習等> 事前に指示する資料を理解し、要約などを発表できるように準備する。 <教科書および参考書> 小田切徳美『農山村再生に挑む』岩波書店、2013 年 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:質問等は講義中またはメールで受け付ける。 E-mail:[email protected](伊藤房雄) 160 授 業 科 目 名 単位数 農場実習A 2 科目ナンバリング 3年後期集中 6セメ開講 AAL-PLA429J 植物生命科学コース 及び資源環境経済学 コース必修 開講年度 使用言語 日本語 毎年開講 <担当教員> 伊藤 豊彰・田島 亮介・齋藤 雅典 <授業テーマ> 実習形式で農業と環境との関わりを理解し、農業と環境保全の調和について考える。 <授業の目的と概要> 複合生態フィールド教育研究センター(宮城県大崎市鳴子温泉)において、水稲の収量・品質調査、森林 生態調査、生産基盤である土壌の調査を行い、フィールドにおける生物生産と環境との関わり、持続性の 高い農業にいて論議を行う。 実習は 4 泊 5 日の日程で 1 回行い、フィールドセンター内の宿泊施設を利用する。 <キーワード> 水稲収量調査、樹木検索、土壌調査、持続性の高い農業 <学習の到達目標> 生物生産に関するフィールド調査法と持続性の高い農業、環境保全の意義と方法について理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 1.水稲生産管理に関する講義,野外実習 水稲の収穫作業実習および脱穀調整実習,米の食味試験、水稲収穫調査、有機農業等の管理の違いに よる水稲の収量構成要素の変動に関する統計解析と論議 2.土壌調査に関する講義,野外実習 3.森林生態実習 <成績評価方法> 実習の出席状況とレポートによって評価し,それぞれの評価割合は 60 および 40%である。出席の基準は 全日程出席を原則とする。 <準備学習等> 農業分野における環境問題と国内外の食料問題について、事前学習を行うことが望ましい。 <教科書および参考書> 新農学実験マニュアル(改訂第3版):羽柴輝良・金浜耕基編、ソフトサイエンス社 地域と環境が蘇る水田再生:鷲谷いづみ編、家の光協会 コンポスト科学ー環境の時代の研究最前線:中井裕ら編、東北大学出版会 食料・農業・農村白書 <授業時間外学習> 上記の参考図書を読み、実習で学んだ内容について理解を深める。 <備 考> 実習期間中の 17:00 - 19:00 の時間帯に,実習内容に対する理解を深めるために栽培植物環境科学の教 員室においてオフィスアワーを設ける。(ただし,時間以外にも在室中は随時受け付ける。) E-mail: [email protected](伊藤),[email protected](田島),[email protected](齋藤) 161 授 業 科 目 名 単位数 農場実習B 2 科目ナンバリング 開講年度 3年前期集中 5セメ開講 AAL-AGC420J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 深澤 遊・伊藤 豊彰・齋藤 雅典・田島 亮介・小倉 振一郎・中井 裕・多田 千佳・福田 康弘・ 清和 研二・陶山 佳久 <授業テーマ> 陸域における様々な分野の生物生産の特徴や課題について,オムニバス形式の実習で学ぶ <授業の目的と概要> 複合生態フィールド教育研究センター(宮城県大崎市鳴子温泉)の広大で多様な生態フィールド・施設を 活用し,作物生産,草地-家畜生産の技術体系および森林調査に関する実習をオムニバス形式で行う。こ れらの実習により生物生産および生物生産と環境との関わりとその意義について、体験的に学ぶ。 実習は 9 月に月曜から金曜までの 4 泊 5 日でフィールドセンター内施設に宿泊して行う。フィールドセン ターの各専門の教員がそれぞれの実習を担当する。 <キーワード> フィールド科学,搾乳,生物生産,雑草,バター・ジャム,草地,放牧,樹木,水稲,環境問題 <学習の到達目標> 陸域における様々な分野の生物生産に関する実態と調査法、さらにはそれらと環境との関わりについて, 自ら体験することによって多面的な理解を深める。 <授業内容・方法と進度予定> 1.フィールドセンター内の施設見学および搾乳実習ガイダンス 2.搾乳実習 3.土壌調査実習、菌根菌観察実習 4.水稲の生育診断実習 5.食品加工実習(バター、ジャム、米粉パン製造) 6.草地植生調査および動物行動調査実習 7.ヒツジの放牧管理に関する実習 8.樹木検索実習 (実習内容項目については,天候等の状況により変更することがある) <成績評価方法> 実習の出席状況とレポートによって評価し,それぞれの評価割合は 60 および 40%である。出席の基準は 全日程出席を原則とする。 <準備学習等> 農業の実態、農業における環境問題について、入門的な書籍を読んでおくことが望ましい。 <教科書および参考書> 実習項目ごとに必要に応じてプリント等参考資料を配布する。 農学生命科学を学ぶための入門生物学(6 章 5 節):山口・鳥山編、東北大学出版会 エコロジー講座 3 なぜ地球の生きものを守るのか:日本生態学会編、文一総合出版 食料・農業・農村白書 <授業時間外学習> 上記の参考図書を読み、実習で学んだ内容について理解を深める。 <備 考> 原則として各実習担当教員の担当日の 17:00 - 18:00 に,各担当教員のオフィスにおいて実習内容に対 する理解を深めるためのオフィスアワーを設ける。 実習全体に関する質問は以下のメールアドレスで受け付ける。 E-mail address: [email protected](深澤)、[email protected](伊藤) 162 授 業 科 目 名 単位数 農場実習C 1 科目ナンバリング 開講年度 3年前期集中 5セメ開講 AAL-AGC445J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 伊藤 豊彰・田島 亮介・齋藤 雅典 <授業テーマ> 実習形式で陸域における実際の生物生産と農業と環境の関わりについて体験的に学ぶ。 <授業の目的と概要> 農学研究科附属複合生態フィールド教育研究センター(宮城県大崎市鳴子温泉)の広大で多様な生態フィー ルドを活用し、作物生産、草地-家畜生産、森林の見学とフィールド実習を行い、フィールドにおける生 物生産や生物生産と環境との関わりについて概論的に学ぶ。 実習は 2 泊 3 日の日程で 1 回行い、フィールドセンター内の宿泊施設を利用する。 <キーワード> 農林畜産業、農林畜産業における環境問題、食品加工 <学習の到達目標> 実際のフィールドにおける生物生産の実態と生物生産と環境との関わりを体験的に理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 1.作物生産の現状および作物生産と環境に関する講義、実習 作物生産フィールド見学・講義、水稲の移植実習 土壌断面観察、畑圃場における植物根系、菌根菌調査実習 2.家畜生産方式および家畜生産と環境に関する講義,実習 牛の飼養管理見学・講義、搾乳実習 3.農産物加工に関する講義、実習 バター、ジャム、米粉パンの製造実習 <成績評価方法> 実習の出席状況とレポートによって評価し,それぞれの評価割合は 60 および 40%である。出席の基準は 全日程出席を原則とする。 <準備学習等> 日本の農業と農業における環境問題について概論的に事前学習を行うことが望ましい <教科書および参考書> 農学生命科学を学ぶための入門生物学(6 章 5 節):山口・鳥山編、東北大学出版会 エコロジー講座 3 なぜ地球の生きものを守るのか:日本生態学会編、文一総合出版 <授業時間外学習> 上記の参考図書を読み、実習で学んだ内容について理解を深める。 <備 考> 実習期間中の 17:00 - 19:00 の時間帯に,実習内容に対する理解を深めるために栽培植物環境科学の教 員室においてオフィスアワーを設ける。(ただし,時間以外にも在室中は随時受け付ける。) E-mail: [email protected](伊藤),[email protected](田島),[email protected](齋藤) 163 授 業 科 目 名 単位数 農村社会学 2 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 ABS-AGE344J 資源環境経済学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 小林 一穂 <授業テーマ> 農村社会の特徴と現状 <授業の目的と概要> 農村の村落社会は都市社会とは異なる特有の性格をもっている。それについて、 「農村社会学」の視点から、 農業、農家、農村の伝統的および今日的な性格、村落社会の構造と変動、農村女性のあり方、農業従事者 の意識について理解する。 <キーワード> 農村社会、家と村、農業者の意識、日中比較 <学習の到達目標> 日本の農村社会の構造と、その構成単位である農家の基本的な性格、それらの変動過程を理解する。日本 の農村と中国の農村を比較して、農村社会の国際的な異同を理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:授業のガイダンス 第2回:農業と農家と農村 第3回:家制度 第4回:村落の仕組み 第5回:生活組織 第6回:農村の都市化 第7回:農村社会の変化 第8回:営農志向の変化 第9回:農村調査の概要 第10回:日本農村の特徴 第11回:日本農村の調査(共同化) 第12回:日本農村の調査(農村女性) 第13回:中国農村の特徴 第14回:中国農村の調査(農業合作社) 第15回:中国農村の調査(新農村建設) <成績評価方法> 日常点(出席)および数回のレポートにより評価する。 <準備学習等> 教科書および参考書を読んで、農村社会の基礎知識を得ておく。 <教科書および参考書> 鳥越皓之『家と村の社会学』、世界思想社。 小林一穂『稲作生産組織と営農志向』、多賀出版。 小林一穂ほか『中国華北農村の再構築』、御茶の水書房。 <授業時間外学習> 授業の進展に合わせて、教科書および参考書を予習しておく。授業中に配布されたレジュメや資料を復習 する。 <備 考> 質問や問い合わせはメールで随時対応する。[email protected] 164 授 業 科 目 名 単位数 農村地域組織論 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABS-AGE321J 資源環境経済学 コース選択必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 盛田 清秀 <授業テーマ> 現代農業協同組合の機能と直面する課題 <授業の目的と概要> 主として日本の農業協同組合の歴史と直面する課題について講義し、基礎的知見を習得する。日本の農業 協同組合は源流を含めると 1 世紀以上の歴史を有する。また第 2 次大戦後の農業協同組合は、日本農業や 国民経済の発展・展開とともに変容を重ねてきた。日本の農業協同組合は総合農協としての特徴を色濃く 有するが、その特徴、直面する課題、今後の方向性についてさまざまな見解が存在する。それらについて 概要を理解し、日本の農業協同組合について正確な認識を得ることを目指す。 <キーワード> 農業協同組合、産業組合、総合農協、農業金融、農協の国際比較 <学習の到達目標> 日本の農業協同組合の歴史や構造、機能と特徴などについて、基本的知識を得ることを目指す。合わせて 国際比較を通して日本の農協を理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 協同組合の歴史:ロッチデールとライファイゼン 第2回 協同組合の歴史:日本における協同組合思想 第3回 協同組合の歴史:産業組合法と協同組合 第4回 協同組合の歴史:戦後改革と農業協同組合法 第5回 協同組合の歴史:高度成長と農業協同組合の発展 第6回 協同組合の歴史:国民経済の成熟と農業協同組合の転機 第7回 協同組合の歴史:低成長下の農業協同組合 第8回 協同組合の歴史:農業の開放体制と農業協同組合 第9回 日本の農業協同組合の特質:総合農協制 第10回 農業協同組合の事業構造:販売・購買事業 第11回 農業協同組合の事業構造:金融事業 第12回 農業協同組合の事業構造:営農指導事業 第13回 農業協同組合の部門別採算性と財務構造 第14回 農業協同組合の組織構造:三段階制の形成と変容 第15回 農業協同組合の統治構造:事業会社設立とガバナンス <成績評価方法> 出席時の講義参加態度(質問、討論参加)20%、筆記試験 80%で評価する。 <準備学習等> 経済学と農業問題に関する基礎的理解が必要である。2 年次までのそれらに関連する講義等の復習をして おくことが望ましい。 <教科書および参考書> 参考書:生源寺眞一編『これからの農協』農林統計協会、2007 年 <授業時間外学習> 初回に説明する。 <備 考> 165 授 業 科 目 名 単位数 農村調査実習Ⅱ 1 科目ナンバリング 3年前期集中 5セメ開講 資源環境経済学 コース選択必修 ABS-AGE426J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 木谷 忍 <授業テーマ> 国内外の農村を対象として、社会調査の実際について体験し、調査能力を養う。 <授業の目的と概要> 本授業は実習形式で実施される。学生は、実習に参加することにより、具体的な農村調査について、調査 票の作成、現地調査、取りまとめ等をはじめとする社会調査の実践的な方法を習得する。調査のための綿 密な準備(調査票の作成等を含め最低 20 時間程度)をすれば、4年次の卒業研究の基礎的知識を獲得する ことができる。 <キーワード> 農業経営、農村社会、地域計画、環境、地域開発、構造問題、安全・安心、都市と農村 <学習の到達目標> 農業経済に限らず現在の地域社会に内在する諸問題を、フィールド調査をもとに多角的に体験し、4年次 の卒業研究の準備に役立たせる。 <授業内容・方法と進度予定> 他の授業と異なり調査実習なので、学生各自の調査の実施が基本となる。調査内容は、 ・環境経済学 ・フィールド社会技術学 ・国際開発学 ・農業経営経済学 などに関連するフィールドが抱える問題から、担当教員がテーマを抽出し、学生に指示する。なお、実習 内容の詳細 ( 実習担当者、調査地等 ) は、調査前にオリエンテーションの時間を設け説明する。 <成績評価方法> 出席状況、調査の設計から実施、取りまとめなどを総合的に評価する。 <準備学習等> オリエンテーションの際に指示する。 <教科書および参考書> オリエンテーションの際に指示する。 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワーについてはオリエンテーションの際に指示する。 166 授 業 科 目 名 単位数 バイオインフォマテックス概論 2 科目ナンバリング 開講年度 2年後期 4セメ開講 AAL-PRI208J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 鈴木 徹・酒井 義文 <授業テーマ> 各種データベースからの情報収集(アミノ酸と塩基配列・文献・遺伝子機能、代謝パスウェー等)の実習.塩基・アミノ酸配列の情報処理技術(配 列アラインメント・BLAST 検索・分子系統樹の作製)の実習.ゲノム解読プロジェクトの解説とゲノムデータベースの利用実習(各種生物のゲノ ム配列の収集等).次世代シーケンサーの原理とその応用(ゲノム解読、Transcriptome 解析等)についての解説.ポストゲノム研究(SNP を使っ た表現型原因遺伝子の同定・比較ゲノム等)についての解説. <授業の目的と概要> 微生物から植物、動物に至る多種多様な生物でゲノム塩基配列が解読され、塩基配列とアミノ酸配列情報は広く一般に利用できるようにウェブサ イト上で公開されている.新しいバイオテクノロジー産業を創出するうえで、これらの配列情報を有効に活用できることが極めて重要である.こ の授業では、最初にゲノムプロジェクトで用いられる全ゲノム塩基配列解読の方法論について解説し、ゲノムデータベースの利用方法について実 習する.特に最近は次世代シーケンサーの実用化に伴い、ゲノム解読は高速化され、これまで解析が困難だった形質関連遺伝子同定も可能となっ ている.この授業では次世代シーケンサーの原理と応用についても解析する.次に塩基・アミノ酸配列の情報処理技術(ホモロジー検索、分子系 統樹作成等)、各種データベース(配列情報、遺伝子の機能情報、文献情報等)からの情報収集方法について講義・実習する.最後に、最新のポス トゲノム研究の動向について解説する. <キーワード> ゲノム解読、塩基配列、アミノ酸配列、ホモロジー検索、マルチプルアライメント、分子系統樹、文献検索、遺伝子機能の検索、次世代シーケンサー、 ポストゲノム研究 <学習の到達目標> ゲノム塩基配列解読プロジェクトの目的と方法論について理解し、ゲノム情報の利用方法を習得する.次世代シーケンス解析の原理を理解し、そ の応用について理解する.塩基・アミノ酸配列のデータ収集方法と情報処理技術を習得する.文献・代謝パスウェーに関する情報の収集方法を身 につける.ポストゲノム研究の進行状況を理解し、今後の研究活動に応用できるようになる. <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:バイオインフォマティクスについての解説(鈴木) 授業の内容と進め方、授業で扱うバイオインフォマティクスの内容とウェブサイトについての説明 第 2 回:ゲノム解読プロジェクトで用いられている方法論の解説.(鈴木) 連鎖地図、BAC library、ショットガンシークエンス、アセンブル、エキソン予測、次世代シーケンス等 第 3 回:配列データベースからの塩基配列とアミノ酸配列の取り出し方の実習(鈴木) 第 4 回:塩基配列とアミノ酸配列のホモロジー検索(BLAST 検索)の実習(鈴木) 第 5 回:次世代シーケンサーの原理について解説.ゲノムデータベースを使った配列検索の実習(鈴木) 第 6 回:論文の構成についての解説.論文・文献データベースの利用実習(鈴木) 第 7 回:塩基配列・アミノ酸配列アラインメントの解説と実習(鈴木) 第 8 回:BLAST 検索・ClustalW のアルゴリズムと原理(酒井) 第 9 回:分子系統樹作成の実習(鈴木) 第 10 回:タンパク質のドメイン構造についての解説.ウェブサイトを使ったタンパク質の構造解析(分子量・等電点、疎水性・親水性プロット、 シグナルペプチドの予測、ドメイン構想の予測等)(鈴木) 第 11 回:代謝データベース(KEGG)とバイオデータベース(OMIM, MGI, ZFIN 等)の解説と利用実習(鈴木) 第 12 回:ゲノムデータベースの利用実習(ゲノム塩基配列の取り出し方等)(鈴木) 第 13 回:次世代シーケンサーの応用についての解説(鈴木) 第 14 回:ポストゲノム研究についての解説 -1(鈴木) 比較ゲノム学、機能ゲノム学、 第 15 回:ポストゲノム研究についての解説 -2(鈴木) 次世代シーケンサーを使った遺伝子疾患や形質を制御する原因遺伝子の同定 <成績評価方法> 宿題・レポートにより評価する。 <準備学習等> 1年生で履修した「応用生命化学のための生物学入門」を再読する.特に、遺伝子からタンパク質への転写と翻訳、転写調節、体細胞分裂と生殖 細胞分裂、連鎖解析について理解しておく.毎回、翌週分の資料を配付するので、前もって準備学習する. <教科書および参考書> (参考図書) バイオインフォマティクス、David W. Mount 著、岡崎康司・坊農秀雅訳、メディカル・サイエンス・インターナショナル ワトソン 組換え DNA の分子生物学-遺伝子とゲノム-、丸善 今日から使える!データベース・ウェブツール、内藤雄樹編、羊土社 Web で実践 生物学情報リテラシー、広川貴次 ・ 三宅成樹著、中山書店 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:質問等は、海洋生命遺伝情報システム教授室で随時受け付ける。 (2)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/bioinfor/index-j.html (3)E-mail address: [email protected] 167 授 業 科 目 名 単位数 反応生物化学 2 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 ABC-AGC336J 生命化学コース 必修 開講年度 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 仲川 清隆 <授業テーマ> 生体分子の構成と生体分子間反応の理解に向けた反応生物化学 <授業の目的と概要> 高等学校までは、生物と化学は独立した教科として教えられている。しかし、これらは表裏一体の関係に ある。生命は化学的機能に支えられている。本講義では、生命活動の解明のため、食品成分の多機能性の 観点から、生体分子と生物の諸反応を化学的に説明する。また、食品成分に係わるライフサイエンスの最 新研究を紹介する。 <キーワード> 生体分子、生体内反応、ライフサイエンス <学習の到達目標> 生体内の代謝反応、非酵素的反応、解毒反応の基本を化学的にイメージできるようになること。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 : 反応生物化学の概要紹介 第2回 : 反応生物化学の概要紹介 第3回 : 生体分子の種類、構造、機能(とくに脂質や糖質の化学) 第4回 : 生体分子の種類、構造、機能(とくに脂質や糖質の化学) 第5回 : 生体分子の種類、構造、機能(とくに脂質や糖質の化学) 第6回 : 生体分子の反応化学(とくにグリケーションについて) 第7回 : 生体分子の反応化学(とくにグリケーションについて) 第8回 : 生体分子の反応化学(とくにグリケーションについて) 第9回 : 生体分子の反応化学(とくにグリケーションについて) 第10回 : 生体分子の反応化学(とくに代謝反応について) 第11回 : 生体分子の反応化学(とくに代謝反応について) 第12回 : 生体分子の反応化学(とくに代謝反応について) 第13回 : 生体分子の反応化学(とくに代謝反応について) 第14回 : ライフサイエンスとバイオテクノロジーの最新研究紹介 第15回 : ライフサイエンスとバイオテクノロジーの最新研究紹介 また、授業中に小テストを行う。 <成績評価方法> 期末試験および小テストで評価する。 <準備学習等> この授業は「機能分子解析学」の履修を前提としている。以下の教科書を参考にして準備学習を行うこと。 <教科書および参考書> 新版「食品の機能化学」, 遠藤泰志・池田郁男 , アイ・ケイ コーポレーション , 2015 年 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:講義日の 16 時~ 17 時(場所は下記参照) (ただし、上記時間以外にも在室中は随時受け付ける) 機能分子解析学:農学研究科研究実験棟第一(1 階の東側) Tel:022-717-8906 Fax 022-717-8905 E -メール:[email protected] HP:http://www.agri.tohoku.ac.jp/kinoubunshi/index-j.html 168 授 業 科 目 名 単位数 比較農業論 2 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 ABS-AGE324J 資源環境経済学 コース選択必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 石井 圭一 <授業テーマ> 先進諸国の農業と政策 <授業の目的と概要> 世界の農業と関連する政策・制度は多様性に富んでいます。現代の先進諸国における農業の発展と政策・ 制度の形成について、ヨーロッパ、北米、日本の比較を通じて解説します。 <キーワード> 農業 政策 欧州 北米 <学習の到達目標> ・先進諸国の食料問題と農業・農村の社会経済の変化やその要因について理解します。 ・食料と農業の問題の特質を国際比較の観点から把握します。 ・食料と農業の問題に関する政府介入の背景と論理について理解します。 <授業内容・方法と進度予定> 内容と進度は以下のとおりです 第1回 第2回 第3~5回 第6~7回 第8~9回 第10~11回 第12回 第13回 第14回 第15回 先進諸国における農業・農村問題 西洋農業の地理と歴史 ヨーロッパの農業 北米の農業 新興国の農業 国際貿易交渉と利害調整 農業とエネルギー資源 農業と環境問題 条件不利地域の農業 まとめと試験 <成績評価方法> 2/ 3以上の出席を要し、レポートと試験で評価します。 <準備学習等> 特にありません。 <教科書および参考書> 講義の際に指示します。 <授業時間外学習> 講義の際に指示します。 <備 考> 質問等は講義中に受けるとともに、随時、研究室にて対応します。 169 授 業 科 目 名 単位数 微生物学 2 科目ナンバリング 2年前期 3セメ開講 応用生物化学科 必修 ABC-AGC204J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 阿部 敬悦 <授業テーマ> 微生物の細胞構造、代謝と生理機能、並びに遺伝子構造と発現制御機構について解説する。 <授業の目的と概要> 微生物を対象としたバイオサイエンスは、健康、食料、環境といったあらゆる分野で 21 世紀における人類の諸課題を解決する鍵科学の一つと して、その発展が期待されている。このような観点に立ち、本講義では微生物の構造と機能についての基礎知識を習得し、微生物の遺伝子構 造や酵素産生、代謝の制御機構を分子レベルで理解し、遺伝子工学の基礎技術の原理を学ぶ。 <キーワード> 微生物の分類、細胞の構造、増殖、代謝生理、遺伝子発現制御機構、高分子(DNA、RNA、蛋白質など)の生合成 <学習の到達目標> 微生物学の方法論を理解すると共に、微生物の構造と機能、物質生産についての基礎的知識を習得する。さらに微生物の生命現象を分子レベ ルで理解し、これらの生物産業への応用について考えることができるようになる。 <授業内容・方法と進度予定> 微生物学の方法論を理解すると共に、微生物の構造と機能、物質生産についての基礎的知識を習得する。さらに微生物の生命現象を分子レベ ルで理解し、これらの生物産業への応用について考えることができるようになる。授業は、以下の項目順に従って進める。授業期間を通じて、 4-5 回程度、ミニッツペーパーを利用した重点の理解度確認を行う(これは試験ではない) 。 1)「私たちの暮らしと微生物」微生物学の概要紹介(人と微生物との出会い・発見、種類、等) 2)微生物の系統発生と細胞の構造 -1 3)微生物の系統発生と細胞の構造 -2 4)微生物の増殖(微生物の純粋培養に伴う無菌操作法等の基本的知識の習得) 5)微生物の表層構造と機能、微生物の物質輸送-1 6)微生物の表層構造と機能、微生物の物質輸送-2 7)微生物のエネルギー獲得(好気呼吸と発酵など)-1 8)微生物のエネルギー獲得(好気呼吸と発酵など)-2 9)微生物の代謝とその制御の基礎-1 10)微生物の代謝とその制御の基礎-2 11)高分子(DNA、RNA、蛋白質など)の生合成の基礎ー1 12)高分子(DNA、RNA、蛋白質など)の生合成の基礎ー2 13)微生物の遺伝学(形質転換、接合、形質導入)と遺伝子工学の基礎-1 14)微生物の遺伝学(形質転換、接合、形質導入)と遺伝子工学の基礎-2 15)微生物の遺伝学(形質転換、接合、形質導入)と遺伝子工学の基礎-3 16)定期試験 <成績評価方法> 定期試験とミニットペーパーの提出等の平常点によって評価し、それぞれの評価割合は 80%及び 20%である。 <準備学習等> 高等学校で生物学を十分に学習しなかった学生は、高等学校で履修するレベルでの生物学の知識を持つための準備学習を行うことが必要であ る。そのため、以下の教科書や参考書で自習することを奨める。随時、 参考資料を配布して授業を行う。また定期的に理解度チェックを行う(こ れは重点の理解度の確認を目的とし、成績評価には入りません) 。 <教科書および参考書> 教科書:Brock, Biology of Microorganisms(14th edition) (Madigan M et al. 著) ペーパーバック版 (出版社:PEARSON)最新の世界標準の教科書です。 参考書:微生物学(第5版)、上下:R.Y. スタニエ他著(高橋甫他訳、倍風館) 参考書:清水昌・堀之内末治編 応用微生物学(第2版) (文永堂) 参考書:生化学の教科書 (ストライヤー、ヴォートなど) <授業時間外学習> 教科書の予習に加え、復習としてj理解度チェック課題をミニットぺーぱーに記入する形式で4~5回出します。授業ノートと教科書を参考に、 実施してください。 <備 考> (1)オフィスアワー :受講者の自主的な学習意欲を重視して授業を進める。はじめて本講義を受講し基礎知識として関連する科目を履修してい ない学生であっても、興味を持って勉強すれば理解しうる内容の授業を行うが、質問及び理解を深めるために応用微生物 学研究室(農学研究科本館 2F 215 号室)でオフィスアワーを設ける。(メールで予約をすること。原則として 15:00 ~ 17: 00) (2)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/microbio/index-j.html (3)e-mail address: [email protected] 170 授 業 科 目 名 単位数 微生物サイエンス (応用動物科学コース) 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABB-ANS211J 応用動物科学 コース 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 磯貝 惠美子・米山 裕 <授業テーマ> 微生物の種類・分類、細胞の構造・機能及び増殖特性、微生物の遺伝学、滅菌と消毒 <授業の目的と概要> 微生物には、病気を起こす病原体が存在する一方で、有用な仲間も多く、それらの代謝作用によって、様々 な栄養食品、醸造製品、化学調味料、医薬品などが製造されている。このように人の生活と密接に関係し ている目に見えない微生物とはどんな生物なのか。本講義では、微生物の基本的な取り扱い法、種類の多 様性と分類、細胞の構造と機能及び増殖様式を学び、生物としての微生物の特性を理解してもらう。 <キーワード> 微生物、細菌、ウイルス、細胞構造、分類同定、増殖、代謝 <学習の到達目標> 動植物と異なる細胞構成と速い増殖能をもつ細菌の基本特性を理解し、微生物バイオテクノロジーを習得 するための素地を培う。また、ウイルスなどの微生物についても学習する。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 :生物進化における微生物の位置づけ、微生物の人間生活との関わり及び微生物学の歴史に ついて概説する。 第 2 回- 3 回:微生物の多様性と分類(細胞の大きさと形態、原核生物と真核生物の相違点、16S または 18S リボソーム RNA の塩基配列に基づく生物界における微生物の系統分類学的位置、真 核生物の誕生経緯)について解説する。 第 4 回- 6 回:微生物細胞の構造と機能(細胞構成化学成分、細胞構造体の分画、細胞質内の構造体、細胞膜、 細胞壁、莢膜、鞭毛、線毛、胞子形成、細胞内への物質の透過・輸送)について解説する。 第 7 - 8 回 :微生物の増殖と代謝活動 第 9 - 10 回 :ウィルス及びバクテリオファージの形態・構造・生活環 第 11 - 12 回:微生物を取り扱う基本的手法(無菌操作、分離・培養・保存法、増殖測定法)、滅菌と消毒 第 13 - 14 回:微生物サイエンストピックス <成績評価方法> 試験に基づき評価する。レポートは加点対象とする。 <準備学習等> 講義内容に関する資料を配布するので、教科書および参考書を併用して準備学習することをすすめる。また、 インターネットで調べる習慣をつけること。 <教科書および参考書> 参考書:教科書:ブラック微生物学、2007、丸善株式会社 微生物学(入門編)スタニエ他著、高橋甫他訳、1997、培風館 Brock 微生物学、M. T. Madigan 他著、室伏きみ子他訳、2003、オーム社 バクテリアのはなし、生田著、1999、日本実業出版 Slonczewski & Foster(2010)Microbiology: An Evolving Science, 2nd Ed., W. W. Norton & Company 動物の感染症3版、2011、近代出版 シンプル微生物学、2015、南江堂 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:授業日の 17:00 - 18:00 (それ以外にも在室中は随時応じる) (2)E-mail address: [email protected], [email protected], [email protected] 171 授 業 科 目 名 単位数 微生物生化学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 生物化学コース 必修 ABC-AGC311J 開講年度 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 金子 淳 <授業テーマ> バイオテクノロジーや食、感染、環境などを通じて農学全般に関わっている微生物(特に細菌およびバクテリオ ファージ)の生き様の分子のレベルでの理解 <授業の目的と概要> 微生物学の重要な発見を導いた研究の背景を紹介しながら、細菌の細胞構造、代謝能力、エネルギー獲得機構、環 境適応と遺伝子発現の調節機構を分子レベルで解説し、微生物の構造と生理現象を生化学的、分子生物学的に考え るための基礎的知識を習得する。さらに生物との相互作用(感染)の機構や抗生物質の作用と耐性機構など感染制 御の視点、および微生物の能力を利用した有用物質生産など応用微生物学の視点で、応用へと結びつける力を育む。 <キーワード> 細菌の細胞表層構造の構築と機能、エネルギー生産と生体成分の生合成、遺伝子の複製・修復と発現制御の分子機 構、細菌やバクテリオファージの感染の分子機構、抗生物質、微生物制御、ゲノム解析と微生物産業 <学習の到達目標> 細菌の生命維持に必須な生理、生物との相互作用(感染)の機構、抗生物質の作用と耐性機構などを生化学的、分 子生物学的に理解する。さらにそれら微生物の機能が様々な場面で応用されている原理を理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 下記の項目について、1-2回の講義で解説する。 1)細菌の細胞表層構造の機能と構築 2)栄養物質の取り込み、および生体成分(アミノ酸、核酸、脂質)の生合成 4)生体高分子の生合成の分子機構 5)DNAの修復機構と突然変異 6)遺伝子の発現及び代謝系の制御 7)バクテリオファージの感染と増幅の分子機構 8)微生物と宿主生物との相互作用(感染)の分子機構 9)抗生物質の作用機構ならびに耐性機構 10)微生物産業への応用(アミノ酸生産を中心に) 毎回、自らの微生物に対する知識や関心、および習得の度合いを確認する時間を設ける(理解度確認)。 <成績評価方法> 理解度確認の提出状況と定期試験で評価する。評価割合はそれぞれ 30%と 70%とする。 <準備学習等> これまで学習した微生物学や生物化学、分子生物学などの講義で得た知識と有機的に結びつけるように心がけてく ださい。そのために、参考書籍等を活用し、講義内容と会わせて復習することを勧めます。 <教科書および参考書> 参考書:生化学の教科書 (マッキー、ヴォート、ストライヤーなど) 参考書:ルーウィン 遺伝子 第8版(東京化学同人) 参考書:遺伝子から見た応用微生物学(朝倉書店) 参考書:ブラック 微生物学 第3版(丸善出版) その他、他の微生物関連講義で指示された教科書等 <授業時間外学習> <備 考> オ フ ィ ス ア ワ ー:講義当日午後(原則として 18 時まで) その他、在室時は質問歓迎です。(メールで予約;応用微生物研究室にて) ホ ー ム ペ ー ジ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/microbio/index-j.html メ ー ル ア ド レ ス:[email protected] 172 授 業 科 目 名 単位数 フィールド環境学 2 科目ナンバリング 開講年度 全学年前期集中 1セメ開講 AAL-OAG811J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 齋藤 雅典 <授業テーマ> フィールドから、食料生産と環境について考える <授業の目的と概要> 食料生産を支える複合生態系の意義を、川渡フィールドセンターで学ぶ。前半はフィールドセンターに所属する専門を異にする教 員がフィールドで講義を行い、後半は、受講学生の知識と興味に応じて、コースに分かれて、それぞれのテーマごとにフィールド 調査実習を行う。調査実習の結果について主体的に学習を深め、それらについてグループ討議、グループ発表を行い、「食」「食を 巡る環境」 「食育」について科学的・主体的に学ぶ能力を醸成する。 <キーワード> フィールド,環境、生物生産,水稲,雑草,草地,牛,飼養,生物多様性,バイオエネルギー,バター・ジャム,樹木,食育 <学習の到達目標> 1.五感をフル活用してフィールドを体験し,食を支える環境の重要性を理解する。 2.環境や生物と人とのつながりについて認識する。 3.他者と意見交換を行い、多様な視点から物事を捉える。 4.課題に関する調査結果をまとめ,発表する。 <授業内容・方法と進度予定> 全体の進め方: 1.植物・動物・微生物などの生き物、あるいは土壌や水質などの環境を専門とする教職員が、水田と稲、牧草地と畜産、農林畜 産業と水、森林の生き物の多様性、牛肉・牛乳と食育などについてフィールドで作物や家畜に触れながら講義を行う。 2.コースに分かれて、それぞれテーマについてフィールド調査・実習を行う。 3.調査・実習の結果をグループごとに報告し、議論を通して、食を支える環境について学習を深める。 4.2015 年度の各コースのテーマは、 「草地と畜産」 「森のキノコの働き」 「土と農業」 「汚水の浄化方法について」 「命のつながり を感じて(食育) 」等。今年度のテーマは、集中講義の開始時に発表する。 5.最後に、調査結果をグループでの議論し、グループごとに発表を行う。集中講義終了後、レポートを作成提出する。 フィールド講義・グループ研究: 1.農業と環境(概論) 2.作物栽培と環境 3.家畜生産と環境 4.農業と水質 5.森林の生態 6.家畜と食育 7.乳製品と食育 9~11.グループ研究 12~14.グループ発表 15.総合討議 <成績評価方法> 集中講義の受講態度およびグループ発表:50%、レポートの内容:50% <準備学習等> 川渡フィールドセンターにおいて 2 泊 3 日泊まり込みの集中講義となる。農地・草地・森林におけるフィールド講義にふさわしい 服装が必要。グループ研究発表のためにノート PC を持参することが望ましい。事前の準備学習等は講義前にお知らせする。 <教科書および参考書> 資料は、集中講義時に配布する <授業時間外学習> <備 考> 日程:9 月 14 日(水)12:00 川渡集合~ 9 月 16 日(金)17:00 川渡解散 日程詳細は後日、受講生にお知らせする。 オフィスアワー:集中講義期間中随時。 問い合わせ用メール:e-mail:[email protected](齋藤雅典) 本講義は、教育関係共同利用拠点プログラムの一環であり、他大学の学生も受講する。 宿泊人数に限りがあるため受講可能数は 20 名程度である。希望者が多い場合は抽選を行う。 173 授 業 科 目 名 単位数 フィールド社会技術学演習Ⅰ 1 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABS-AGE437J 資源環境経済学 コース選択必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 盛田 清秀・大村 道明・米澤 千夏 <授業テーマ> 環境と経済が両立する地域社会の構築 <授業の目的と概要> 環境と経済の両立を基本コンセプトに、経済、リモートセンシング、環境保全型農業技術の視点からアプロー チする。 <キーワード> 環境と経済の両立、日本農業の構造問題、リモートセンシング、LCA(ライフサイクルアセスメント)、GIS(地 理情報システム)、環境保全型農業技術、IT 農業 <学習の到達目標> 経済と技術の両面から地域社会、地域農業が抱える問題について考察するための基礎的知見を得る。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:各教員の専門について概要を説明し、主要内容について理解を深める。 第2回:LCA による環境影響評価:その 1(担当:大村道明) 第3回:LCA による環境影響評価:その 2(担当:大村道明) 第4回:LCA による環境影響評価:その 3(担当:大村道明) 第5回:環境保全型農業技術の現状:その 1(担当:大村道明) 第6回:環境保全型農業技術の現状:その 2(担当:大村道明) 第7回:IT 農業技術の現状(1)計測システム:その 1(担当:大村道明) 第8回:IT 農業技術の現状(1)計測システム:その 2(担当:大村道明) 第9回:IT 農業技術の現状(2)情報処理システム:その 1(担当:大村道明) 第10回:IT 農業技術の現状(2)情報処理システム:その 2(担当:大村道明) 第11回:リモートセンシング入門:その 1(担当:米澤千夏) 第12回:リモートセンシング入門:その 2(担当:米澤千夏) 第13回:リモートセンシングの応用:その 1(担当:米澤千夏) 第14回:リモートセンシングの応用:その 2(担当:米澤千夏) 第15回:リモートセンシングを用いた土地利用解析:その 1(担当:米澤千夏) <成績評価方法> 出席時の討論への参加姿勢、発表による評価。前者が 70%、後者が 30%とする。全回出席を原則とする。 <準備学習等> オリエンテーション時に説明する。 <教科書および参考書> オリエンテーション時に説明する。 <授業時間外学習> オリエンテーション時に説明する。 <備 考> 174 授 業 科 目 名 単位数 フィールド社会技術学演習Ⅱ 1 科目ナンバリング 3年後期 6セメ開講 ABS-AGE438J 資源環境経済学 コース選択必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 盛田 清秀・大村 道明・米澤 千夏 <授業テーマ> 環境と経済が両立する地域社会の構築 <授業の目的と概要> 環境と経済の両立を基本コンセプトに、経済、リモートセンシング、環境保全型農業技術の視点からアプロー チする。 <キーワード> 環境と経済の両立、日本農業の構造問題、リモートセンシング、LCA(ライフサイクルアセスメント)、GIS(地 理情報システム)、環境保全型農業技術、IT 農業 <学習の到達目標> 経済と技術の両面から地域社会、地域農業が抱える問題について考察するための基礎的知見を得る。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:リモートセンシングを用いた土地利用解析:その 2(担当:米澤千夏) 第2回:GIS 入門:その 1(担当:米澤千夏) 第3回:GIS 入門:その 2(担当:米澤千夏) 第4回:GIS によるマッピングシステム:その 1(担当:米澤千夏) 第5回:GIS によるマッピングシステム:その 2(担当:米澤千夏) 第6回:日本農業の現状についての概説:その 1(担当:盛田清秀) 第7回:日本農業の現状についての概説:その 2(担当:盛田清秀) 第8回:世界の食料需給の動向と現状:その 1(担当:盛田清秀) 第9回:世界の食料需給の動向と現状:その 2(担当:盛田清秀) 第10回:世界の食料需給変動要因:その 1(担当:盛田清秀) 第11回:世界の食料需給変動要因:その 2(担当:盛田清秀) 第12回:日本農業の構造問題:その1(担当:盛田清秀) 第13回:日本農業の構造問題:その 2(担当:盛田清秀) 第14回:農地流動化の現状と政策手法:その1(担当:盛田清秀) 第15回:農地流動化の現状と政策手法:その2(担当:盛田清秀) <成績評価方法> 出席時の討論への参加姿勢、発表による評価。前者が 70%、後者が 30%とする。全回出席を原則とする。 <準備学習等> オリエンテーション時に説明する。 <教科書および参考書> オリエンテーション時に説明する。 <授業時間外学習> オリエンテーション時に説明する。 <備 考> 175 授 業 科 目 名 単位数 フィールド生態学入門 2 科目ナンバリング 開講年度 2年後期 4セメ開講 ABS-PLA213J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 清和 研二・陶山 佳久・米澤 千夏 <授業テーマ> 森林・農耕地など様々な生態系におけるフィールド管理の理論と手法を学ぶ <授業の目的と概要> 世界の人々の衣食住や健康な生活環境を支えるのは森林・農耕地などの広大なフィールドである。イネ・トウモロコシ・ スギ・ヒノキなどの農・林産物は個々のフィールドから生産されるが、それぞれのフィールドは水や養分の循環や多様 な生物を介して周辺の生態系に強く影響される。したがって、フィールドを取り巻く生態系の安定性を考慮しないと持 続的な生産や環境の保全は望めない。本講義では陸上生態系における様々な生態系を対象に、リモートセンシングや GIS などの最新の手法を使った土地利用(植生タイプ)やその機能性の把握の方法を学ぶ。さらに、多くの生物間のバ ランスで保たれてきた森林生態系の破壊と単純化の歴史を理解するとともに、森林における種の多様性や遺伝的多様性 がどのような恵みを人間に与えているのかを最新の知見から解説する。さらには今後、劣化した森林を再生し、生物の 多様性に配慮しかつ持続的な林業生産をしていくにはどのような方法があるのか、これからの森林の管理の在り方をと もに考えて行きたい。 <キーワード> リモートセンシング , GIS , 生物多様性、持続的林業生産、分子生態、 <学習の到達目標> フィールド科学・生態学に関する基礎理論や研究の社会的背景を理解するとともに農林業の生産の持続性に興味を抱き、 深く考える能力を養うこと。 <授業内容・方法と進度予定> ・クマとシカから見た日本の森林 ・森林生態系で種多様性が創られる仕組み ・種多様性と生態系機能 ・生物多様性の利用 ・リモートセンシングによる広域植生把握 ・リモートセンシングによる植生量の把握 ・植生データとGISにおける機能の関連 ・GISによるフィールド生態の解析 ・生態系における遺伝的多様性の意義 ・遺伝的多様性の評価・解析手法入門 ・様々な生態系における遺伝的多様性損失の原因 ・生物多様性保全に配慮したフィールド管理・自然再生手法 <成績評価方法> 出席回数、複数回のレポートによって評価する。それぞれの割合は 50、50%である。出席の基準は 10 回以上である。 <準備学習等> 講義内容に関する教科書・参考書などを最初に紹介するので、予習が可能である。また、随時参考書を紹介するので興 味をもって勉強を深めてもらいたい。 <教科書および参考書> 多種共存の森 : 清和研二著(築地書館),樹は語る : 清和研二著(築地書館), 森林の生態:菊沢喜八郎著(共立出版), 森の分子生態学2:津村義彦・陶山佳久編(文一総合出版), 生態学者が書いた DNA の本:井鷺裕司・陶山佳久著(文一総合出版) <授業時間外学習> <備 考> (1)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/kyousei/index-j.html (2)e-mail アドレス : [email protected] 176 授 業 科 目 名 単位数 復興農学 1 科目ナンバリング 開講年度 1年前期 1セメ開講 AAL-OAG241J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 磯貝 惠美子・尾定 誠・木島 明博・中井 裕・伊藤 豊彰・北柴 大泰・白川 仁・陶山 佳久・ 高橋 計介・高橋 まさえ・多田 千佳・原田 昌彦・大村 道明・菅野 均志・西谷 豪・横井 勇人 <授業テーマ> 農学による農林水産業や農漁村の震災復興 <授業の目的と概要> 東北農業の復興を先導し、日本農業の新生を牽引できる人材の育成を目指す。 東日本大震災による農林水産業や農漁村の被害を理解し、農林水産業や農漁村の復興や将来の災害に対す る備えや予防につながる研究および技術を現場対応型で学ぶ。 <キーワード> 東日本大震災、環境修復、環境保全型農業、生物多様性、耐塩性植物、防災林、水産資源、漁業復興、放 射性物質汚染、エネルギー生産、資源循環、IT 技術、経済復興、食の安全性、農林水産業の生産システム、 先端農学 <学習の到達目標> 農林水産業および農漁村の東日本大震災被害、および震災復興に関わる農学および関連技術を理解し、そ れらを現場で活用できる能力を磨く。 <授業内容・方法と進度予定> 講義内容: 1)農業生産環境の震災被害からの修復と環境保全型農業、2)遺伝的地域性に配慮した津波被災海岸林 の再生、3)東日本大震災からの漁業復興-ゆたかな海へ、科学の力で、4)被災地経済の復興とその課題、 5)除草と心の復興を目指したヒツジ放牧、6)テラヘルツ科学を利用した高度な品質管理と高付加価値化、 7)農林水産業におけるエネルギー生産と資源循環の構築、8)IT 技術を活用した農林水産業の復興、9) 耐塩生植物の育種、10)新技術を被災地復興に生かすためには <成績評価方法> 8 回以上の出席を必要とする。成績は、受講状況およびレポートで評価する。 <準備学習等> 東北復興農学センターウェブサイトを閲覧すること。 (URL:http://www.tascr.agri.tohoku.ac.jp または、ウェブ検索エンジン上で「東北復興農学センター」で 検索) <教科書および参考書> 1)今を生きる-東日本大震災から明日へ!復興と再生への提言- 5 自然と科学 . 吉野博、日野正輝編 . 東 北大学出版会 .(2013) 2) 「明日への道標 -畜産の復興、再生、そして未来への取組-」中央畜産会(2013) 3) 「菜の花サイエンス」東北大出版会(2014) <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:東北復興農学センター事務局(e-mail: [email protected] または TEL: 022-717-8934) で一括して質問を受け付ける。(平日 9:00 ~ 17:00) 各教員は、仙台または川渡の研究室の在室時に、随時。 東北復興農学センターウェブサイト URL:http://www.tascr.agri.tohoku.ac.jp 177 授 業 科 目 名 単位数 復興農学フィールド実習 1 科目ナンバリング 開講年度 1年前期集中 1セメ開講 AAL-OAG242J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 中井 裕・伊藤 房雄・伊藤 豊彰・陶山 佳久・多田 千佳・大村 道明・中野 俊樹・福田 康弘 <授業テーマ> 東北の農業復興を目指す先端農学に関するフィールド実習 <授業の目的と概要> 東北農業の復興を先導し、日本農業の新生を牽引できる人材の育成を目指す。 農林水産業や農漁村の復興、将来の災害に対する備えや予防につながる研究および技術を、フィールドで 学ぶ。 <キーワード> 東日本大震災、環境修復、環境保全型農業、生物多様性、防災林、水産資源、漁業復興、放射性物質汚染、 エネルギー生産、資源循環、食の安全性、農林水産業の生産システム、先端農学 <学習の到達目標> 震災などの災害からの復興に関わる農学および関連技術をフィールドで理解し、それらを現場で活用でき る能力を磨く。 <授業内容・方法と進度予定> 復興農学フィールド実習(2泊3日): 川渡フィールドセンターを中心として、フィールドにおける生産システムの実態把握と先端農学技術の応 用(現場に適した形での導入)について体験を通して学ぶ。また、グループディスカッションにより農業・ 農村の復興プランを作成し、提案・議論を行う。 被災地エクステンション(終日): 東松島市などでの被災地実習 <成績評価方法> フィールド実習および被災地エクステンションのすべてに出席すること。 レポートで評価する。 <準備学習等> 「復興農学」の講義を受講すること。 <教科書および参考書> 1)今を生きる-東日本大震災から明日へ!復興と再生への提言- 5 自然と科学 . 吉野博、日野正輝編 . 東 北大学出版会 .(2013) 2) 「明日への道標 -畜産の復興、再生、そして未来への取組-」中央畜産会(2013) 3)コンポスト科学 - 環境の時代の研究最前線(2015) <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:東北復興農学センター事務局(e-mail: [email protected] または TEL: 022-717-8934) で一括して質問を受け付ける。(平日 9:00 ~ 17:00) 各教員は、仙台または川渡の研究室の在室時に、随時。 東北復興農学センターウェブサイト URL:http://www.tascr.agri.tohoku.ac.jp 178 授 業 科 目 名 単位数 物理化学 2 科目ナンバリング 開講年度 2年前期 3セメ開講 AAL-CHE227J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 此木 敬一 <授業テーマ> 熱力学、化学平衡 <授業の目的と概要> 化学平衡論の基礎を学ぶ過程で、様々な生命現象や自然現象が化学平衡論によって説明できることを理解する。まず、化学平衡論の基礎であ る熱力学の諸法則、具体的には、熱力学第一法則、エントロピー、エンタルピー、ギブスの自由エネルギー、化学ポテンシャル等を解説する。 その上で、化学変化(相変化、化学反応)の方向についての予測、化学平衡(相平衡を含む)の条件、平衡定数等について解説する。 <キーワード> 熱力学、熱、仕事、内部エネルギー、熱容量、エンタルピー、熱化学、カルノーサイクル、エントロピー、可逆・不可逆過程、ギブスの自 由エネルギー、化学平衡、平衡定数、相平衡、ルシャトリエの法則、ラウールの法則、ヘンリーの法則、蒸気圧降下、沸点上昇、状態量 <学習の到達目標> 物理という用語が科目名に含まれているだけで尻込みする受講生も多いが、その先入観を取り払うことは重要だと思われる。その上で、化 学平衡は自由エネルギー、化学ポテンシャルを用いて説明できること、発電所、エアコン、冷蔵庫、気象変化など、身の回りの事象が物理 化学の知識で説明できることを学んで欲しい。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:物理化学と熱力学 第 2 回: 「仕事(量) 」と「熱(量) 」の定義および熱力学第1法則 第 3 回: 「定積(容)過程」と「定圧過程」 :内部エネルギー・熱容量 第 4 回:熱化学 第 5 回:カルノーサイクル 第 6 回:エントロピー 第 7 回: 「可逆過程」と「不可逆過程」 :エントロピー増大の法則 第 8 回:ギブスの自由エネルギー 第 9 回:化学平衡:ルシャトリエの法則 第 10 回:化学ポテンシャルと相平衡 第 11 回:ラウールの法則・ヘンリーの法則 第 12 回:蒸気圧降下・沸点上昇 第 13 回:状態量 第 14 回:熱力学で説明できる様々な事例の紹介 第 15 回:演習問題と解説 *ミニットペーパーに書かれた質問等の内容により、講義の進行状況は必ずしも以上の通りにならない。 *随時、演習問題を与える。各自、それを解いて翌週の講義時間中に行う解説を聴いて理解を深める。 <成績評価方法> 2 回のレポート提出を義務づける。 レポートおよび定期試験の成績で評価する。 <準備学習等> 理想気体に関する理論、熱容量、熱化学といった高校の化学で学んだ内容を思い出す。 講義を聴いて 100%理解できる人はいないと思われるので、毎回、自宅等での復習を欠かさないようにする。 <教科書および参考書> 参考書: 「物理化学の基礎」 、柴田茂雄 著、共立出版、1999 参考書: 「フレンドリー物理化学」 、田中潔・荒井貞夫 共著、三共出版、2007 参考書: 「フレンドリー基礎物理化学演習」 、田中潔・荒井貞夫 共著、三共出版、2013 参考書: 「理工系基礎レクチャー物理化学I」 、塩井章久 著、化学同人、2007 演習書: 「基礎物理化学演習」 、尾崎 裕、末岡一生、宮前 博 共著、三共出版、2008 演習書: 「演習 化学熱力学 [ 新訂版 ]」 、渡辺 啓 著、サイエンス社、2007 <授業時間外学習> <備 考> 1.講義資料、レポート課題、ミニットペーパーに対する回答等は東北大学インターネットスクール ISTU 上に掲載するほか、学務情報シス テムを通じて受講者に配信する。 2. (演習問題を解答する内容の)レポート課題については、後日、解説する。 3.提出期限に間に合わなかったレポートは理由を問わず採点の対象としない。 4.期末試験には、電子計算機を持参する。必要に応じてバッテリーも持参する。 5.オフィスアワー:講義後に直接、あるいは電子メール(E-mail:[email protected])による問い合わせの他、随時、天然物生命化学 分野の第一研究室(農学部研究実験棟第二 101 号室)で受け付ける。 6.ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/bukka/index-j.html 179 授 業 科 目 名 単位数 フードシステム論 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABS-AGE205J 資源環境経済学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 伊藤 房雄 <授業テーマ> 経済学の視点から食品流通の仕組みと今日的課題を理解する。 <授業の目的と概要> 「飽食」 「崩食」と揶揄される日本の『食』問題とは何か。その底流にある消費の多様化、構造的変化の要因、 食品流通の仕組み等々を解説し、これからの日本の食料経済のあるべき姿とその実現に向けた課題につい て理解を深める。 <キーワード> グローバリゼーション、食の外部化、食生活様式の構造変化、食の安全・安心 <学習の到達目標> 『食』に関わる今日的課題を広く認識するとともに、いくつかの代表的食品のフード・システムの仕組みに ついて理解を深め、課題解決に必要な基本的知識を習得する。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:食生活の成熟と食料消費パターンの変化 第2回:家族の変化と食生活の変化 第3回:食の外部化と高齢化社会 第4回:食品の流通システムと卸売市場の役割 第5回:米のフード・システム 第5回:青果物・水産物のフード・システム 第6回:食肉・牛乳・乳製品のフード・システム 第7回:小麦・大豆食品のフード・システム 第8回:農水産物の輸出入の仕組み 第9回:食品の物流管理技術の革新 第10回:事例にみる食の安全・安心問題と食品安全委員会 第11回:食品表示問題、有機農産物の流通 第12回:農産物直売所の意義と役割 第13回:食品流通と食品リサイクル、環境問題 第14回:食品流通政策 第15回:期末試験 <成績評価方法> 平常点,レポート,学期末試験の結果を総合的に評価する。 <準備学習等> 特に必要はないが、授業を欠席した場合は、配布資料や随時紹介する参考文献などで当該授業内容を各自 理解すること。 <教科書および参考書> 授業の中で随時取り上げ紹介する。 <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:特別に時間帯を設定しないが、事前にアポイントを取ること。 ホ ー ム ペ ー ジ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/agriecon/index-j.html E-mail:[email protected] 180 授 業 科 目 名 単位数 プランクトン学 2 科目ナンバリング 開講年度 2年後期 4セメ開講 ABS-APS227J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 大越 和加 <授業テーマ> 海洋プランクトンの分類、生理および生態学 <授業の目的と概要> 海洋の物理的環境、代表的なプランクトンの分類、生理、生態を概説し、海洋生態系におけるプランクト ンの役割について解説する。 <キーワード> 海洋環境、プランクトン、一次生産、海洋生態系、プランクトンとベントスの関係 <学習の到達目標> 海洋環境がどのようなものであり、プランクトンがその環境にどのように適応しているか、またプランク トンが海洋生態系の中でどのような役割を果たしており、漁業生産にどう貢献しているかが理解できるよ うにする。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回:プランクトンの定義 第2回:プランクトン研究の歴史 第3回:プランクトンが生息する海の環境 第4回- 10 回:プランクトンの各分類群の形態学的、生理学的、生態学的特徴 第 11 回:海洋一次生産の特徴 第 12 回:動物プランクトンの鉛直移動とその生態学的役割 第 13 - 15 回:プランクトンをめぐる最近の話題 <成績評価方法> 期末試験の達成度によって評価する。 <準備学習等> 応用生命科学のための生物学入門(培風館)第6章を読んでおくこと。 <教科書および参考書> 参考書:Biological Oceanography: An Introduction, second edition Lalli and Parsons, 1997, Butterworth-Heinemann 参考書:海洋プランクトン生態学 谷口旭監修、2008、成山堂 <授業時間外学習> <備 考> ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/aquaeco/index-j.html メールアドレス:[email protected]; [email protected] オフィスアワー:授業終了後、生物海洋学研究室で。なお、在室中は随時受付ける。 181 授 業 科 目 名 単位数 分子生物学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABC-AGC210J 応用生物化学科 必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 西森 克彦 <授業テーマ> 真核 ・ 原核各生物の遺伝子 DNA の構造と特徴・真核生物核クロマチンの構造と機能、染色体 DNA の複製機構、DNA 損傷と修復メ カニズム、遺伝子発現制御機構、核内受容体と転写調節、ホルモン ・ 成長因子と成長因子受容体 ・GPCR を介した細胞間での情報伝達機 構と細胞内シグナル伝達メカニズム、神経細胞の基本的な構造 ・ 機能と脳 ・ 神経系の基礎、発生における生体分子の役割、等について、 基礎的知識の習得を目指し講義 ・ 解説する。 <授業の目的と概要> 様々な生物を構成している細胞内の構成分子は生物種によらず、驚く程共通の構造と機能を持つが、その中で、まず真核生物の細胞に 焦点をあて、染色体 DNA の構成、細胞核クロマチンの構築と遺伝子発現制御機構、染色体 DNA の損傷と代表的修復メカニズム、情報 伝達に関連する受容体分子等の構造と機能、役割についての理解を目指す。さらに多細胞生物・動物の生存を可能にする細胞-細胞間情 報伝達や個体の統合制御の要、脳 ・ 神経系、個体と組織形成を担う発生の分子機構についても最小限の基礎知識習得を目指す。 <キーワード> 細胞核と遺伝子、エビジェネティクス、複製、修復、転写と転写制御、GPCR、成長因子受容体、情報伝達、ニューロンと脳 ・ 神経科学、 固体 ・ 組織発生 <学習の到達目標> 真核細胞での分子細胞生物学を基本に、原核細胞も含め、遺伝情報の担い手である DNA、染色体、核クロマチンの構造とその構成 ・ 機能、 細胞核がどの様に複製し、また染色体 DNA に生じる変異が修復される基本的機構、遺伝子発現の基本的な制御システム等を学ぶ。更に 細胞が外界からの情報を受容し細胞内 ・ 核へシグナルを伝達して転写開始などの反応に至るシステム、ニューロンを介する情報伝達や、 発生の分子的基礎の学習を目指す。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 :intoroduction、生命の起源と細胞構造、細胞遺伝学の始まり等 第2回~第4回 :Ⅰ.真核・原核生物の細胞構造の概説、遺伝子とクロモソームの構造、ゲノムの構成と遺伝子発現;①原核生物と 真核生物の遺伝子構造の特徴、②クロモソームと DNA・遺伝子、③クロマチン構造、④移動する遺伝子、⑤ DNA のメチル化と遺伝子発現制御、エピジェネティクスとゲノムインプリンティング 第5回~第6回 :Ⅱ.遺伝子の複製と修復;①真核生物遺伝子 DNA の複製、② DNA の修復 第7回~第8回 :Ⅲ.遺伝子発現機構とその制御;① RNA ポリメラーゼ転写複合体の構造、② DNA 上の特異的配列と遺伝子の発現 制御・転写因子 第9回~第 1 2回:Ⅳ.細胞相互間の情報伝達;①各種ホルモン・成長因子遺伝子と受容体、②核内受容体、③ G- タンパク質共役型受容体、 ④ホルモン・成長因子と受容体による遺伝子発現制御と生物現象の制御 第 1 3回 :Ⅴ.遺伝子の転写後制御;①蛋白質の高次構造形成と修飾、②蛋白質の細胞内輸送と局在、分解 第 1 4回 :Ⅵ.ニューロンの構造と情報伝達メカニズム 第 1 5回 :Ⅶ.固体と組織の発生と遺伝子 <成績評価方法> 定期試験によって評価する。 <準備学習等> 教科書にあげたもののうち、幾つかは日本語訳も出版され、各々の項目について大変詳しく記述されており、これを読んで準備復習す るのが理想的である。ただし、進行の極めて早い領域であり、購入するなら出来るだけ近年に出版された教科書の購入を勧める。また、 新書などで様々な生命現象に関する分子生物学的な解説 ・ 啓蒙書が出版されており、これらを選択して読む事を推奨する。 <教科書および参考書> 参考図書 ・Jocelyne E.Krebs 他、"LEWIN’S Genes”11th Ed." , 2014,Jones & Bartlett Learning, LLC, ・B.Lewin、" 遺伝子、第8版 "、2006、東京化学同人 ・H.Lodish 他 "Molecular Cell Biology 7th Ed.", 2012, W.H.Freeman and Company, ・H.Lodish 他 " 分子細胞生物学 6th Ed", 2011, 東京化学同人 ・J.D.Watson 他 , "Molecular Biology of the Gene 7th Ed.",2013, Benjamin/Cummings Pub. Co ・Alberts, Johnson, Lewis, Raff, Roberts and Walter, "Molecular Biology of the Cell (Fifth Edition)", 2007, Garland Science <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:講義に関する質問を受付け、更に理解を深めるために、授業終了後分子生物学分野研究室でオフィスアワーを設ける。 (2)ホームページの紹介(http://www.biochem.tohoku.ac.jp/bunsi/index-j.html) (3) E-mail address:[email protected] 182 授 業 科 目 名 単位数 分析化学 2 科目ナンバリング 2年前期 3セメ開講 AAL-APC228J 応用生物化学科 必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 有本 博一 <授業テーマ> 化合物の物性と分離、定性・定量分析 <授業の目的と概要> 化合物の質及び量に関する情報を得ることは、生命現象を含む自然現象を化学的に理解する上で非常に重 要である。この講義では、これらの情報を得るための定性・定量分析法に関して、試料の取り扱い,分析 法の特徴とその選択,分離法,検出法,分析値の取り扱いについて概説する。実際に分析を行ううえで必 要となる基本的な知識と考え方を修得させる。 <キーワード> 分析データ、構造と物性、化学平衡、定量分析、電磁波分析、クロマトグラフィー <学習の到達目標> 得られた分析データを正しく取り扱い、理解できるようになること。 分析法の基本原理を理解すること。目的にあった分析法を選択するための考え方を習得すること。 <授業内容・方法と進度予定> 次の項目について順に講述する。講義の進度によって、第13-14回の内容を簡潔に扱うことがある。 第1-3回.実験データの取り扱い:有効数字,精度と正確さ,再現性,検出限界,検量線 第4回.化学平衡 第5-6回.酸・塩基平衡 第7-8回.緩衝液 第9回.中和滴定 第10回.錯滴定 第11回.酸化還元滴定 第12回.電磁波分析:紫外・可視吸収分析,Lambert-Beer の法則と比色定量 第13回.蛍光スペクトルと蛍光分析 第14回.クロマトグラフィー概説 <成績評価方法> 期末試験により評価する <準備学習等> 高等学校その他で化学を履修していない学生は、相当する基礎知識について準備学習が必要である <教科書および参考書> クリスチャン 分析化学 I(丸善) <授業時間外学習> 講義の進度に合わせて上記の教科書の演習問題に取り組むこと <備 考> (1)オフィスアワー:開講日の 15:00 - 17:00 の間、 分子情報化学研究室で対応する。 来訪前に連絡されたい。 (2)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/bunseki/index-j.html (3) e-mail:[email protected] 183 授 業 科 目 名 単位数 分析有機化学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABC-AGC335J 生命化学コース 必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 山下 まり <授業テーマ> 有機化合物の構造解析、機器分析の基礎、構造決定のための化学反応 <授業の目的と概要> 近年の機器分析の発展は目覚ましく、蛋白質や多糖の構造解析が盛んに行われ、田中耕一氏のノーベル賞 受賞でも注目された。また、低分子化合物の化学構造の解析は、天然物化学研究や合成化学研究で極めて 重要だ。本講義では、その基礎となる、主として分光学と質量分析を用いた、低分子有機化合物の化学構 造解析の基礎知識を修得するとともに、各種スペクトルの物理化学的概念と化学構造との関係を理解する。 さらに、構造解析に用いる化学反応の基礎も紹介する。 <キーワード> 有機化合物、機器分析、構造決定、NMR スペクトル、マススペクトル、IR, UV スペクトル、立体化学の 決定 <学習の到達目標> 各種機器分析データから簡単な有機化合物の構造決定ができるようになること。 <授業内容・方法と進度予定> 1. 現在の機器分析発展の方向と概要(低分子から高分子へ) 2. IR スペクトルの原理と有機化合物構造決定への応用 3. UV スペクトルの原理と有機化合物構造決定への応用 4.各種マススペクトルの原理と適応する分子について、マススペクトルによる精密分子量の決定と分子式 の決定 5. NMR スペクトルの原理と有機化合物構造決定への応用 6. 低分子有機化合物の構造決定演習 7. 絶対構造の決定法と CD スペクトル (各項目 1-2 回の講義となる) 8. 試験 <成績評価方法> 出席を前提とし、レポート、定期試験によって評価し、それぞれに評価割合は 20% , 80%である。 <準備学習等> 波について(波長、振動数、エネルギー)復習しておくこと。 <教科書および参考書> 教科書:基礎から学ぶ有機化合物のスペクトル解析(小川桂一郎、榊原和久、村田滋著、東京化学同人) 参考書:有機化合物のスペクトルによる同定法(R.M.Silverstein ら著、東京化学同人) その他、講義で紹介する。 <授業時間外学習> 教科書の章末問題や配布する演習問題を解くこと。 <備 考> 毎年開講 (1)オフィスアワー:質問は講義終了直後に講義室で受ける。(ただし,上記以外にも天然物生命化学教授 室在室中は随時受け付ける) (2)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/bukka/index-j.html (3)e-mail address:[email protected] 184 授 業 科 目 名 単位数 マクロ経済学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABS-AGE210J 資源環境経済学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 髙篠 仁奈 <授業テーマ> 国民経済のマクロ的メカニズムを理解する <授業の目的と概要> マクロ経済に関する基本統計の見方をまず理解し、マクロ的な経済の仕組みと機能の理論について学習す る。経済のグローバル化、途上国の急速な経済発展、日本の人口減少などがすすむ今日、農業などの産業 セクターの受ける影響や役割の変化を、国民経済的観点から考察するための基礎を学ぶ。 <キーワード> 国民所得決定、国際収支、為替、消費関数、投資関数、貨幣、インフレーション、財政政策、金融政策 <学習の到達目標> マクロ経済学の基礎理論の修得と基本統計の理解 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 GDP の概念:国民経済計算 第2回 GDP の決定:財市場の均衡と貯蓄・投資均等式 第3回 GDP の安定:財政政策 第4回 消費の理論 第5回 投資の理論 第6回 貨幣供給 第7回 貨幣需要 第8回 中間試験 第9回 マクロ経済の一般均衡 第 10 回 インフレーション 第 11 回 景気循環 第 12 回 経済政策 第 13 回 経済成長 第 14 回 開放マクロ 第 15 回 期末試験 <成績評価方法> 中間試験、期末試験による。 <準備学習等> マクロ経済関連の新聞記事を、日ごろから関心を持って読むこと。 <教科書および参考書> 金谷貞男(2010) 『演習 マクロ経済学 第 2 版』新世社 <授業時間外学習> <備 考> (1)毎週火曜日(12:00 - 13:00)加工室2階 国際開発第3研究室 上記以外の時間も、事前連絡があれば可能な限り受け付ける。 (2)連絡先 [email protected] 185 授 業 科 目 名 単位数 ミクロ経済学 2 科目ナンバリング 2年前期 3セメ開講 資源環境経済学 コース必修 ABS-AGE209J 使用言語 <担当教員> 井元 智子 <授業テーマ> ミクロ経済学の基礎 <授業の目的と概要> ミクロ経済学の基礎的な概念と理論を理解し,理論に基づいた計算演習を行う <キーワード> 消費者行動,生産者行動,完全競争市場に関する理論体系 <学習の到達目標> ・ミクロ経済学初級レベルの練習問題を解くことができる ・社会で起きている事象を(ミクロ)経済学の視点で見ることができる <授業内容・方法と進度予定> 1.オリエンテーション,ミクロ経済学とは 2.消費者行動:消費者の選好,効用関数と無差別曲線,予算制約と最適化 3.消費者の需要関数:需要の所得弾力性,交差効果,所得効果と代替効果 4.消費者厚生:補償変分と等価等分,消費者余剰 5.生産者行動:生産関数,利潤最大化 6.企業の理論:費用最小化,短期と長期の費用曲線 7.企業の供給関数:費用関数と供給関数,生産者余剰,代替の弾力性 8.市場理論:短期市場均衡,ワルラス均衡 9.市場理論:完全競争市場の厚生経済学,長期市場均衡 10.まとめと演習 11.労働市場:労働供給関数,労働需要関数,需給均衡 12.多期間資源配分:貯蓄,投資と利子率の決定,現在価値と収益率 13.一般均衡論:エッジワース・ダイアグラム,パレート最適,競争均衡 14.不確実性と情報:期待効用仮説,不確実性の経済学,不完全情報 15.これからのミクロ経済学 <成績評価方法> 試験,演習,出席 <準備学習等> 微分積分学の講義を履修していることが望ましい <教科書および参考書> 教科書は初回オリエンテーションで指示 参考書:ミクロ経済理論 , 荒井一博(有斐閣アルマ) ミクロ経済学入門,西村和雄(岩波書店) ミクロ経済学,奥野正寛(東京大学出版会) <授業時間外学習> 講義終了時に演習問題を課す予定である.次の講義時までに回答を作成しておくこと. <備 考> オフィスアワー 木曜日 13:00 ~ 14:30 186 開講年度 毎年開講 日本語 授 業 科 目 名 単位数 ミルク科学 2 科目ナンバリング 3年前期 5セメ開講 ABS-ANS321J 応用動物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 齋藤 忠夫 <授業テーマ> 牛乳を中心とする哺乳動物乳のミルク科学 <授業の目的と概要> 牛乳成分の化学的組成、栄養学的特性および生合成機構について、最新の研究成果に基づく学説の詳細な解説を行う。とくに、近年はア レルギー発症との観点から、人乳との成分科学的な相違点について理解を深める。牛乳の殺菌法と HACCP 制度導入原理の背景と説明、 バター・チーズ・ヨーグルトなどの主要乳製品の製造法とその加工原理の説明を行う。乳成分中に知られる多くの生理機能成分やさらに 誘導される機能性成分などについて、食品の第三次機能の観点から説明を行う。また、近年注目されるプロバイオティック乳酸菌の保健 生理機能や免疫修飾能についても解説する。これらの知識を基に、超高齢社会の骨粗鬆症や乳糖不耐症などの疾病を防止し、がんや成人 病などを防ぎ健康な食生活に不可欠の牛乳・乳製品についての基礎知識の完全修得を目指す。 <キーワード> 乳(ミルク)、成分組成、生合成、生理活性成分、乳製品、バター、チーズ、発酵乳、ヨーグルト、乳酸菌、プロバイオティクス、 HACCP、機能性成分、プレバイオティクス、シンバイオティクス、イムノバイオティクス <学習の到達目標> 牛乳の成分科学と生合成機構を理解することで、「乳は食品として分子設計された唯一の天然物」であるという概念の理解を確実なもの とし、他の食品を考える場合に、その総合的な評価や利用性の可否や是非が十分判断出来る水準にまで達する。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回~5回の講義では、まず牛乳成分の一般組成と各種成分の詳細な説明と、現在までに明らかになっている食品の一次機能としての 成分科学について述べる。 第1回 牛乳成分の一般組成とそれらの物理化学的特性(水分、乳糖、ミネラル) 第2回 牛乳成分の一般組成とそれらの物理化学的特性(タンパク質、脂質、酵素類) 第3回 牛乳成分の栄養生理的機能性と他の動物乳とくに人乳との比較生化学(乳糖、ミネラル) 第4回 牛乳成分の栄養生理的機能性と他の動物乳とくに人乳との比較生化学(タンパク質、脂質、酵素類) 第5回 牛乳成分のアレルゲン性と食物アレルギー機構の説明、免疫寛容など 第5回~ 10 回の講義では、牛乳成分の生合成機構、それらの変動要因について詳細に説明する。また牛乳の殺菌方法は日本では加熱法 と定められているが、その歴史的背景と実際の殺菌方法について説明する。さらに、加熱殺菌により変化する成分や微生物叢について述 べる。 第6回 牛乳成分の生合成機構 第7回 牛乳成分の変動要因(季節、泌乳期、飼料、乳房炎など) 第8回 牛乳の加熱殺菌方法、HACCP 制度導入の背景と実施内容 第9回 牛乳の加熱処理に伴う乳成分の変化 第 10 回 牛乳の加熱処理に伴う微生物叢の変化 第 11 回から 15 回には、乳を離れて乳製品の科学を説明する。主要な乳製品であるバター、クリーム、ヨーグルトおよびチーズについて 詳細に説明する。とくに、ヨーグルトにポイントを置いて説明する。また、最後には世界のチーズを試食して貰い、座学以外の乳製品に ついての情報を送受信する。 第 11 回~ 12 回 バター・チーズ・ヨーグルトなどの主要な乳製品の製造法とその加工原理、乳酸菌の科学、とくに腸管系乳酸菌としてのプロバイオティ クスの理解、プレバイオティクス・シンバイオティクス、イムノバイオティクスの概念、機能性発酵乳製品の製造 第 13 回~ 14 回 最近話題の乳および乳製品のトピックス、新製品の開発とその販売戦略 (PowerPoint を用いてのスライド上映など) 第 15 回 応用的乳製品としての世界の主要チーズの紹介とその試食会 <成績評価方法> 出席状況を含む平常点と定期試験で評価し、それぞれの評価割合は 50%とする。 定期試験の受験資格は、12 回以上出席した場合に限るものとする。 <準備学習等> とくに事前学習の必要はない。高等学校で生物学を履修して来なかった学生は、受験参考書などで食品の成分化学と消化酵素の知識を補っ てから出席して欲しい。 食品衛生監視員・食品衛生管理者の資格に必要な習得科目のE群科目である。 <教科書および参考書> 指定テキスト:畜産物利用学(齋藤ら編、2011、文永堂出版) 参考書:最新畜産物利用学(齋藤ら編、2006、朝倉書店) 発酵乳の科学(細野編、2002、アイ・ケイコーポレーション) 現代チーズ学(齋藤ら編、2008、食品資材研究会) Bioactive Components in Milk and Dairy Products (Wiley-Blackwell 2009) <授業時間外学習> 市場調査のレポート課題の際には、近隣のスーパーあるいはコンビニに授業時間外に足を運んで調査を実施して貰う。また、数回のレポー ト課題があるので、その解決のために授業時間外でも学習を希望する。 <備 考> オフィスアワー:動物資源化学分野齋藤教授室 毎週水曜日 17 時~ 18 時 ただし、上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける。 ホームページ URL:http://www.agri.tohoku.ac.jp/douka/index-j.html ミルク科学の最近の研究内容が把握できる。毎月1日に更新。 電子メールアドレス:[email protected] 講義に対する質問や要望は、電子メールで常時受け付ける。 187 授 業 科 目 名 単位数 免疫科学 2 科目ナンバリング 開講年度 2年後期 4セメ開講 AAL-BAM229J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 米山 裕・磯貝 惠美子 <授業テーマ> 1.免疫系の構成と免疫応答の様式 2.感染防御から過敏症までの種々の生体内免疫応答 <授業の目的と概要> 人類を含めた動物の歴史は、医学的観点から見ると病気(疫) 、特に感染症との戦いであったと言っても過言では ない。日常的に病原細菌やウイルスなどの感染因子の侵略を受けているにもかかわらず健康に生活できるのは、我々 の体に疾病(疫)を「免」れるための生体防御能すなわち「免疫」があるからである。本講義では、この免疫システ ムを構成する自然免疫と獲得(適応)免疫の基礎的知識を習得することを目的とする。異なるタイプの感染に対する 免疫系の多様性を学ぶとともに、免疫系を逃れるために病原体が駆使する複雑な戦略を理解する。一方で、免疫系は 感染防御だけに働くわけではない。自己免疫疾患や過敏症を通して免疫の本質を知る。さらに、疾病診断、分析など の免疫現象を応用した技術の基本原理について理解する。 <キーワード> 自然免疫、獲得免疫、抗原、抗体、T細胞、B細胞、食細胞、感染防御、免疫不全、免疫寛容、自己免疫疾患、拒絶 反応、過敏症 <学習の到達目標> 動物の免疫システムがいかにして細菌やウイルスなどの感染因子を認識し排除するのか、その分子的基盤を理解す る。 <授業内容・方法と進度予定> 第1回 :免疫系の紹介:免疫学の始まりと発展について概略を解説する。 (担当:米山) 第2回-5回 : (1)抗体の構造と機能、(2)抗体の多様性はいかにして作られるのか、 (3)抗体のクラスと生物 学的機能およびクラススイッチについて分子レベルで解明された知見を解説し議論する。補体 と食細胞系。抗体の利用。 (担当:米山) 第6回-7回 :T細胞による獲得免疫システムがいかにして異物を認識し排除するのか解説する。 (担当:米山) 第8回-9回 : 感染性病原体に対する防御(担当:磯貝) 第10回 : 原発性および続発性免疫不全(担当:磯貝) 第 1 1回- 1 2回 :組織に対する免疫応答-免疫寛容・自己免疫・移植免疫・がん免疫(担当:磯貝) 第 1 3回- 1 4回 :過敏症(担当:磯貝) 第15回 :試験 <成績評価方法> 試験によって評価する。レポートは加点対象とする。 <準備学習等> 講義内容に関する資料を講義に合わせて配布する。免疫現象を分子レベルで理解することを目標としているので、 分子生物学の基礎的知識を復習しておくことが必要である。 <教科書および参考書> 教科書: 免疫学イラストレイテッド 南江堂(2009) 副読本 : 免疫学の基礎 第4版、東京化学同人(2004) Janeway’ s 免疫生物学 原著第7版、南江堂(2010) 免疫「自己」と「非自己」の科学、NHK Books(2001) 免疫学はやっぱりおもしろい、羊土社(2008) <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:授 業終了後の午後2時-5時まで動物微生物学研究室でオフィスアワーを設ける。(ただし、 上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける) (2)ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/doubi/index.html (3)E-mail address:[email protected], [email protected] 188 授 業 科 目 名 単位数 野菜園芸学 2 科目ナンバリング 2年後期 4セメ開講 ABS-PLA216J 植物生命科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 金山 喜則 <授業テーマ> 野菜の生産、流通のうえでの諸問題について講義する。 <授業の目的と概要> 日本の農業総生産額の約四分の一を占める野菜について、生産、流通、消費動向を解説するとともに、それらに伴っ て生ずる技術的諸問題について講義する。日本では特に重要な果菜類を初めとして、葉根菜類を含めた主要品目について、 分類、花芽形成、性分化、着花習性、整枝剪定、花と果実の形態、花序型、果実発育、可食部位、生理障害、遺伝子の はたらきなどについて講義する。 <キーワード> 果菜類、葉根菜類、花芽形成、性分化、着花習性、果実、花序型、果実発育、可食部位、生理障害、輸入野菜、遺伝子、 機能性 <学習の到達目標> 日本で取り扱われている種類だけでも百数十種類あるといわれる多様な品目が含まれる野菜について、植物学的特性 と、栽培学的特性の類似性を重視して、体系的に理解できることを目的としている。 <授業内容・方法と進度予定> 1.総 論:種類、分類、生産、輸入 2.ナス科野菜:一般的性状、花と果実の形態、開花、結実、果実発育、生理障害 3.ウリ科野菜:一般的性状、花と果実の形態、開花、結実、果実発育、生理障害 4.イチゴ:一般的性状、花芽形成、休眠、果実発育、生理障害 5.葉菜類:一般的性状、葉球形成、花芽形成、生理障害 6.鱗茎類:一般的性状、鱗茎形成、生理障害 7.直根類:一般的性状、直根形成、生理障害 8.塊茎・塊根類:一般的性状、塊茎・塊根形成、生理障害 9.その他の野菜:種類、分類、一般的性状 10.野菜のポストハーベストテクノロジー:収穫、流通時の鮮度保持 11.野菜の栄養と機能性:栄養成分、機能性成分 12.新しい生産技術と生産施設:養液栽培、ハウス栽培、植物工場 13.遺伝子のはたらき:花芽形成や果実の発育に関与している遺伝子 以上は1回ないしは 2 回分の講義内容である。 <成績評価方法> 出席および期末試験によって評価する。それぞれの評価割合は 30 および 70%である。出席の基準は 10 回以上とする。 期末試験は講義内容についての適切な理解ができたかどうか、キーワードを理解できたかどうか、論述試問については 科学的な説明ができたか否かを評価する。 <準備学習等> 受講者の自主的な学習意欲を重視して授業を進める。はじめて本講義を受講し基礎知識として関連する科目を履修し ていない学生であっても、興味を持って勉強すれば理解しうる内容の授業を行う。したがって、基本事項の習得には教 科書を用い、さらに発展的に学習したい場合は参考書を利用することが望まれる。 <教科書および参考書> 教科書:野菜園芸学.金浜耕基編.2007.文永堂 参考書:園芸生理学.山木昭平編.2007.文永堂 園芸学.金浜耕基編.2009.文永堂 <授業時間外学習> <備 考> (1)オフィスアワー:質問及び理解を深めるために、授業終了後 16:20 - 17:20 園芸学研究室でオフィスアワーを設 ける(上記曜日・時間以外にも在室中は随時受け付ける)。 (2)E-mail address:[email protected] 189 授 業 科 目 名 単位数 陸圏環境コミュニケーション論 1 科目ナンバリング 1年前期後半 1セメ開講 AAL-OAG201J 開講年度 全コース必修 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 齋藤 雅典・中井 裕・清和 研二・盛田 清秀・小倉 振一郎・伊藤 豊彰・多田 千佳・陶山 佳久・ 米澤 千夏・田島 亮介・福田 康弘・深澤 遊 <授業テーマ> 森林―草地―耕地(水田、畑)生態系における環境調和型生物生産 <授業の目的と概要> 森林域から中山間域、沖積域にかけての多様な生物生産方式について、東北大学大学院農学研究科附属複 合生態フィールド教育研究センターの複合陸域生産システム部(川渡フィールドセンター、旧附属農場、 大崎市鳴子温泉郷川渡地区)を中心とした野外観察講義を受講する。また、室内講義において関連する環 境保全的生物生産方式に関する知識を身につける。フィールド科学のあり方を理解し、また農学的思考を 体得する。 <キーワード> 森林生態系、草原生態系、耕地生態系、環境調和型生物生産、食料生産、フィールド科学、農学 <学習の到達目標> フィールド科学の基礎を野外で体得し、農学的思考と環境保全的生物生産のあり方を理解し、農学とは何 かを理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 5 月に実施される川渡フィールドセンターにおける野外観察講義、5, 6月にかけて実施される室内講義に 参加する。野外観察講義と教室講義を通して以下の内容を身につける。 また、野外観察講義をふまえた上で環境と食料生産の関わりについて、受講者全員で討議を行う。 ・森林生態系における生物多様性と自然及び人為林木生産と環境の関わり。 ・中山間域における草原植生と産業動物の行動、生産方式、景観維持機能および家畜生産と環境問題。 ・中山間域の畑作における黒ボク土の役割と環境問題 ・沖積域における環境保全的水稲生産方式と中間資材としての肥料、農薬に関する先端技術の講義と野外 調査 ・複合生態フィールドとしての森林―草地―耕地生態系の相互作用 ・林木生産、家畜生産、作物生産、リモートセンシングなどのフィールド科学、農学に関する専門科目に むけた入門知識 <成績評価方法> 野外調査・講義に関する出席点(40%)とレポート(30%)、および、教室講義に関する出席点(20%)とレポー ト(10%)とする。 <準備学習等> 農業と環境問題に関する入門書を読む。 <教科書および参考書> 講談社ブルーバックスシリーズ レポート作成においては「東北大学生のための情報探索の基礎知識シリーズ」等を参照されたい <授業時間外学習> <備 考> 野外講義と野外調査なので防寒具(長袖)、保険証、雨具などを携行する。 ホームページ:http://www.agri.tohoku.ac.jp/kawatabi/index-j.html 問い合わせメール:米澤千夏准教授([email protected]) オフィスアワー:事前にメール等で問い合わせのこと。 190 授 業 科 目 名 単位数 陸水学 1 科目ナンバリング 開講年度 後期集中 開講 ABS-BAB333J 隔年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 占部 城太郎 <授業テーマ> 水界生態系の生物相互作用と食物網動態、物質循環 <授業の目的と概要> 湖沼は景観・水・生物資源を提供する身近な「生態系」であるとともに、多くの生態学理論の発展と検証 の場となって来た生態系でもある。生物の生活は物理・化学要因にどのような制約を受けるのか、どのよ うな種間関係が群集構造を決めるのか、動物と植物の割合はどのように決まるのか、食物連鎖の数を決め るのは何か、物質循環はいかに駆動するのか。湖沼を対象にこれら生態学の中心的課題を紹介しながら、 湖沼(生態系)の保全に「どのような考え方」が「なぜ」重要なのかを考えていく。 <キーワード> 種間相互作用、浮遊生物、湖沼、栄養動態、生態化学量論 <学習の到達目標> 水界生態系を対象にした生態学の基礎を理解し、生物群集の動態や物質循環のメカニズムを知ることで、 水界生態系の保全について科学的に考察出来るようになること。 <授業内容・方法と進度予定> 1 湖沼の物理化学構造 2 藻類の生長と競争 3 動物プランクトンの生活史と個体物質収支 4 個体群動態と競争・捕食 5 食物網と栄養動態 6 生物群集と栄養動態 7 生態化学量論と物質循環 8 環境変化と生物多様性 <成績評価方法> 出席、講義中の質疑応答及びレポートにより評価する。 <準備学習等> 海洋学、浮遊生物学などの講義を履修していることが望ましいが、それにこだわらない。生態学の教科書 を一読しておくことを勧める。 <教科書および参考書> 湖と池の生物学:生物の適応から群集理論・保全まで(共立出版) <授業時間外学習> <備 考> 水産学、海洋学、生態学、環境科学はもちろん、その学際領域に興味を持つ学生の受講を歓迎する。 191 授 業 科 目 名 単位数 臨海実習 1 科目ナンバリング 開講年度 1年前期集中 1セメ開講 AAL-APS410J 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 池田 実・栗田 喜久・木島 明博 <授業テーマ> 沿岸生物の多様性を実際に体験し、その重要性を知る <授業の目的と概要> 寒流(親潮)と暖流(黒潮)が混合する海域に位置し、対馬暖流が沿岸域を南下する三陸沿岸の生物の多 様性、環境の多様性を実感し、その重要性を知ることを目的とする。具体的には東北大学農学部の女川フィー ルドセンターに宿泊して、実際に沿岸岩礁域潮間帯で生物を採集、形態による分類とその機能、分布域と の関連性を調べ、種、形態、分布、生態、環境、機能等の多様性について考察する。 <キーワード> 生物種の多様性、沿岸岩礁域潮間帯、三陸沿岸、女川フィールドセンター <学習の到達目標> 女川沿岸の岩礁域潮間帯に生息する生物種を記憶する。それらの形態的特徴と生態的特徴、環境との関連 性について考察する。 <授業内容・方法と進度予定> 8 月 17 日(水) 女川フィールドセンター集合、 ガイダンス、基礎知識の習得 8 月 18 日(木) 岩礁域潮間帯に移動、生物採集 形態分類、生物種の記憶 沿岸生物の多様性に関するレポート作成、 8 月 19 日(金) 成果発表、質疑応答、女川出発 <成績評価方法> 実習成果の発表と実習内容に関するレポートによる <準備学習等> 特にないが、沿岸生物の図鑑を見ておくとよい。 尚、生物採集時の諸注意について、事前配布のテキストを熟読しておく <教科書および参考書> 女川フィールドセンターの図書室に準備してある。 <授業時間外学習> <備 考> 履修希望者が多い場合には抽選で 40 名まで選ぶことがあります。ご了解ください。 オフィスアワー:質問等は直接、あるいはメールにて常時受け付ける。また、実施に関する連絡は学生掲 示板を通じて行うので、常に注意しておくこと。 e-mail: [email protected](池田)、 [email protected](栗田)、 [email protected](木島) 192 授 業 科 目 名 単位数 学生実験Ⅰ 4 科目ナンバリング 3年前期集中 5セメ開講 AAL-PLA309J 植物生命科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 堀 雅敏・北柴 大泰・安藤 杉尋・中嶋 孝幸・菅野 均志・西山 学・風間 智彦・山本 雅也・ 宮下 脩平 <授業テーマ> 農学を構成する各領域の実験手法 <授業の目的と概要> 農学に必要な実験を行うための基礎的な手法を習得することにより、自ら実験を遂行する能力を養う。 <キーワード> 統計・情報処理演習、生理形態学実験、作物生態学実験、分子遺伝学実験、昆虫学実験、DNA 実験 I、植 物病理学実験、植物の無機成分分析実験 <学習の到達目標> 農学を構成する各領域の実験手法を習得する。 <授業内容・方法と進度予定> オリエンテーション (コース代表) 統計・情報処理演習(西山学):植物生命科学実験に必要な統計学の基礎を学ぶ 生理形態学実験(西山学):種子・花・果実の形態観察および発芽に関わる酵素の活性測定 作物生態学実験(中嶋孝幸):層別刈り取り法により生産構造図を作成し、群落の構造と光の関係を学ぶ 分子遺伝学実験(北柴大泰、山本雅也):アブラナ科植物の自家不和合性を観察し、その現象を遺伝学的に 理解する 昆虫学実験(堀雅敏):昆虫採集、標本作成、昆虫の形態観察、発育、誘引および産卵試験 DNA 実験 I(風間智彦):PCR 法を使ったイネの品種判別 植物病理学実験(安藤杉尋、宮下脩平):ウイルス・細菌・糸状菌の接種試験と病徴観察、生理活性物質の 特定 植物の無機成分分析実験(菅野均志):植物体地上部に含まれる微量必須元素など無機成分の分析法を学ぶ <成績評価方法> 出席、実験・演習の取り組み状況、レポートから総合的に評価する。 <準備学習等> 実験内容を予習しておくことが望ましい。 <教科書および参考書> 農学実験テキスト 2016、新農学実験マニュアル(改訂第 3 版、ソフトサイエンス社) <授業時間外学習> <備 考> 疑問点は実験時間中に積極的に質問すること。また、担当教員の研究室でも随時質問を受け付ける。 193 授 業 科 目 名 単位数 学生実験Ⅱ 6 科目ナンバリング 3年後期集中 6セメ開講 AAL-PLA310J 植物生命科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 金山 喜則・北柴 大泰・安藤 杉尋・中村 貞二・菅野 均志・西山 学・風間 智彦・山本 雅也・ 宮下 脩平 <授業テーマ> 農学を構成する各領域の実験手法 <授業の目的と概要> 農学に必要な実験を行うための基礎的な手法を習得することにより、自ら実験を遂行する能力を養う。 <キーワード> 学術情報の探し方、組織培養、植物解剖学実験、酵素学実験、DNA 実験 II、RNA 実験、果実の有機成分 分析実験、土壌分析実験 <学習の到達目標> 農学を構成する各領域の実験手法を習得する。 <授業内容・方法と進度予定> 学術情報の探し方(コース代表):植物生命科学実験に必要な論文検索の基礎を学ぶ 組織培養(北柴大泰、山本雅也):アグロバクテリウム法による植物の形質転換技術を学ぶ 植物解剖学実験(中村貞二):植物の内部構造を観察し、理解する 酵素学実験(金山喜則):果実からの酵素の抽出、活性の測定、酵素の性質の解析 DNA 実験 II(安藤杉尋、宮下脩平):遺伝子断片のクローニング法とシークエンス解析およびデータベー スの利用法を学ぶ RNA 実験(風間智彦):植物ホルモンによって発現する遺伝子の発現調査 果実の有機成分分析実験(金山喜則、西山学):糖類・アミノ酸・デンプン・有機酸類の定量法を学ぶ 土壌分析実験(菅野均志):土壌の構成成分、化学的特性、植物への可給態成分分析の方法を学ぶ <成績評価方法> 出席、実験・演習の取り組み状況、レポートから総合的に評価する <準備学習等> 実験内容を予習しておくことが望ましい。 <教科書および参考書> 農学実験テキスト 2016、新農学実験マニュアル(改訂第 3 版、ソフトサイエンス社) <授業時間外学習> <備 考> 疑問点は実験時間中に積極的に質問すること。また、担当教員の研究室でも随時質問を受け付ける。 194 授 業 科 目 名 単位数 基礎化学実験 1 科目ナンバリング 3年後期集中 6セメ開講 AAL-PLA311J 植物生命科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 金山 喜則・菅野 均志・西山 学 <授業テーマ> 農学に必要な化学実験の基礎を習得する <授業の目的と概要> 酵素実験、有機成分分析実験、土壌分析実験を通して化学実験の基礎を学ぶ。 酵素実験:果実から酵素を抽出して解析する方法を実習し理解する。 果実の有機成分分析実験:果実に含まれる糖類、デンプン、有機酸、アミノ酸を定量する方法 を実習し理解する。 土壌分析実験:土壌の構成成分、化学的特性、植物への可給態成分分析の方法を実習し理解する。 <キーワード> 酵素実験、果実の有機成分分析実験、土壌分析実験 <学習の到達目標> 実験の取り組み方を理解する。器具の扱い方を習得する。 <授業内容・方法と進度予定> 酵素学実験(金山喜則) 果実からの酵素の抽出、活性の測定、酵素の性質の解析 果実の有機成分分析実験(金山喜則、西山学) アルコールによる果実中の糖類の抽出、 ソモギー・ネルソン法(フェーリング反応を利用した古典的な糖の定量法) クロマトグラフィーによる糖の定量法の比較、F- キットを用いたデンプンの定量、 ニンヒドリン反応を利用したアミノ酸の比色定量、滴定による有機酸の定量 土壌分析実験(菅野均志) 土壌の構成成分分析(粒径組成、全炭素-全窒素測定) 土壌の化学性分析(土壌 pH、置換酸度、陽イオン交換容量測定等) 土壌に含まれる植物への可給態成分分析(可給態リン酸測定) <成績評価方法> 出席とレポート <準備学習等> 実験前にテキストを予習しておくことが望ましい。 <教科書および参考書> 農学実験テキスト 2016、新農学実験マニュアル(改訂第 3 版、ソフトサイエンス社) <授業時間外学習> <備 考> 疑問点は実験時間中に積極的に質問すること。また、担当教員の研究室でも随時質問を受け付ける。 195 授 業 科 目 名 単位数 基礎生物学実験 1 科目ナンバリング 3年前期集中 5セメ開講 AAL-PLA312J 植物生命科学 コース必修 開講年度 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 堀 雅敏・北柴 大泰・安藤 杉尋・中嶋 孝幸・西山 学・風間 智彦・山本 雅也・ 宮下 脩平 <授業テーマ> 農学のための生物を扱う実験の考え方と実際に実験をするための基本を学ぶ <授業の目的と概要> 農学に関する生理形態学実験、作物生態学実験、分子遺伝学実験、昆虫学実験、DNA 実験 I、植物病理学 実験を通し、実験への基本的な取り組み方と手順、それらの考え方を身につける。それぞれの実験において、 生理形態学実験では種子発芽とホルモンの関係を、作物生態学実験では植物群落の構造を、分子遺伝学実 験では生殖様式と遺伝の関係性を理解する。また、昆虫学実験では標本作製や昆虫の形態観察等を、DNA 実験 I では PCR 法を、植物病理学実験ではウイルス・細菌・糸状菌の病徴観察等を行い、農学実験の基本 を学ぶ。 <キーワード> 生理形態学実験、作物生態学実験、分子遺伝学実験、昆虫学実験、DNA 実験 I、植物病理学実験 <学習の到達目標> 実験の取り組み方を理解する。実験の機器を扱う上での注意点を理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 生理形態学実験(西山学):種子・花・果実の形態観察および発芽に関わる酵素の活性測定 生態学実験(中嶋孝幸):層別刈り取り法により生産構造図を作成し、群落の構造と光の関係を学ぶ 分子遺伝学実験 (北柴大泰、山本雅也):アブラナ科植物の自家不和合性を観察し、その現象を遺伝学的 に理解する 昆虫学実験(堀雅敏):昆虫採集、標本作成、昆虫の形態観察、発育、誘引および産卵試験 DNA 実験 I(風間智彦):PCR 法を使ったイネの品種判別 植物病理学実験(安藤杉尋、宮下脩平):ウイルス・細菌・糸状菌の接種試験と病徴観察、生理活性物質の 特定 <成績評価方法> 出席とレポート <準備学習等> 実験前にテキストを予習しておくことが望ましい <教科書および参考書> 農学実験テキスト 2016、新農学実験マニュアル(改訂第 3 版、ソフトサイエンス社) <授業時間外学習> <備 考> 疑問点は実験時間中に積極的に質問すること。また、担当教員の研究室でも随時質問を受け付ける。 196 授 業 科 目 名 単位数 学生実験Ⅰ 4 科目ナンバリング 3年前期集中 5セメ開講 応用動物科学 コース必修 AAL-ANS306J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 渡邊 康一・萩野 顕彦・佐藤 正寛・大坪 和香子・喜久里 基・原 健士朗・安藤 太助 <授業テーマ> 動物の生殖、栄養、遺伝、生理、形態、微生物および資源化学領域での基礎実験を実習する。 <授業の目的と概要> 生産フィールド実習も含め、応用動物科コースの各研究室が担当する、動物の生殖、栄養、遺伝育種、生理、 形態、微生物および資源化学領域に関係する基礎実験手技を実習し、動物を基盤とした研究を行うことが できる基礎を作る。 <キーワード> 動物、卵子、精子、栄養、飼料、遺伝、量的形質、代謝、生理、器官、構造、微生物、ミルク、肉、卵 <学習の到達目標> 動物の生殖、栄養、遺伝、生理、形態、微生物および資源化学に関する基礎知識の理解を深め、卒業研修 の研究室選択およびテーマの位置づけを正確に行うことができる基盤をつくる。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回 : 動物の器官と構造に関する基礎実験 第 2 回:動物の生理機能に関する基礎実験 第 3 回:動物の遺伝育種に関する基礎実験 第 4 回:動物資源化学に関する基礎実験 第 5 回:動物の栄養生化学に関する基礎実験 第 6 回:動物の生殖に関する基礎実験 第 7 回:動物微生物に関する基礎実験 第 8 回:分子生物学基礎実験 <成績評価方法> すべての基礎実験に出席することが必要で、欠席は認められない。 さらに、各基礎実験終了後にレポート を提出しなければならない。 各基礎実験成績を総合して評価する。 <準備学習等> 応用動物科学コースの学科共通科目および学生実験テキストを予習する。 <教科書および参考書> 応用動物科学コースの学科共通科目で指定する教科書および学生実験テキスト <授業時間外学習> 応用動物科学コースの学科共通科目で指定する教科書および学生実験テキスト <備 考> (1)応用動物科学コースの 3 年次学生対象のガイダンスを受講すること。 (2)応用動物科学コースのコース代表および実験担当小委員長に問いあわせること。 なお、各基礎実験責任教員(雨宮キャンパス7分野)のメールアドレスは 種村:[email protected] 豊水: [email protected] 佐藤(正):[email protected] 盧:[email protected] 麻生:[email protected] 磯貝:[email protected] 齋藤(忠):[email protected] 197 授 業 科 目 名 単位数 学生実験Ⅱ 6 科目ナンバリング 3年後期集中 6セメ開講 応用動物科学 コース必修 AAL-ANS307J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 渡邊 康一・萩野 顕彦・佐藤 正寛・大坪 和香子・喜久里 基・原 健士朗・安藤 太助 <授業テーマ> 動物の生殖、栄養、遺伝、生理、形態、微生物および資源化学領域での基礎実験を実習する。 <授業の目的と概要> 生産フィールド実習も含め、応用動物科学コースの各研究室が担当する、動物の生殖、栄養、遺伝育種、生理、 形態、微生物および資源化学領域に関係する基礎実験手技を実習し、動物を基盤とした研究を行うことが できる基礎を作る。 <キーワード> 動物、卵子、精子、栄養、飼料、遺伝、量的形質、代謝、生理、器官、構造、微生物、ミルク、肉、卵 <学習の到達目標> 動物の生殖、栄養、遺伝、生理、形態、微生物および資源化学に関する基礎知識の理解を深め、卒業研修 の研究室選択およびテーマの位置づけを正確に行うことができる基盤をつくる。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:動物の器官と構造に関する基礎実験 第 2 回:動物の生理機能に関する基礎実験 第 3 回:動物の遺伝育種に関する基礎実験 第 4 回:動物資源化学に関する基礎実験 第 5 回:動物の栄養生化学に関する基礎実験 第 6 回:動物の生殖に関する基礎実験 第 7 回:動物微生物に関する基礎実験 第 8 回:分子生物学基礎実験 <成績評価方法> すべての基礎実験に出席することが必要で、欠席は認められない。 さらに、各基礎実験終了後にレポート を提出しなければならない。 各基礎実験成績を総合して評価する。 <準備学習等> 応用動物科学コースの学科共通科目および学生実験テキストを予習する。 <教科書および参考書> 応用動物科学コースの学科共通科目で指定する教科書および学生実験テキスト <授業時間外学習> (1)応用動物科学コースの 3 年次学生対象のガイダンスを受講すること。 (2)応用動物科学コースのコース代表および実験担当小委員長に問いあわせること。 <備 考> 各基礎実験責任教員(雨宮キャンパス7分野)のメールアドレスは 種村:[email protected] 豊水: [email protected] 佐藤(正):[email protected] 盧:[email protected] 麻生:[email protected] 磯貝:[email protected] 齋藤(忠):[email protected] 198 授 業 科 目 名 単位数 基礎化学実験 1 科目ナンバリング 3年前期集中 5・6セメ開講 応用動物科学 コース必修 AAL-ISE308J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 齋藤 忠夫・北澤 春樹・大坪 和香子・喜久里 基 <授業テーマ> 理科教員免許の取得に必要な、基礎化学実験を学習する。 <授業の目的と概要> 化学実験に必要な安全のための知識を学習する。 化学実験に必要な基礎実験手技を実習する。 化学実験に必要な実験器具の取扱い方法を学習する。 <キーワード> 薬品、ガラス器具、実験廃棄物 <学習の到達目標> 化学実験に必要な安全のための知識を学習し、基礎実験手技および実験器具の取扱い方法を学習すること で化学実験を行う基盤を作る。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:基礎化学実験 化学実験に必要な安全のための手引きに関する説明 実験器具の取扱い方法の実習 および 応用動物科学コースの学生実験で行う、次の実験のうち、どちらかを選択する。 動物資源化学に関する基礎実験 または 動物の栄養生化学に関する基礎実験 <成績評価方法> すべての基礎実験に出席することが必要で、欠席は認められない。 さらに、各基礎実験終了後にレポート を提出しなければならない。 各基礎実験成績を総合して評価する。 <準備学習等> 応用動物科学コースの学科共通科目および学生実験テキストを予習する。 <教科書および参考書> 応用動物科学コースの学科共通科目で指定する教科書および学生実験テキスト <授業時間外学習> (1)他学部に所属する学生、あるいは農学部応用動物科学コース以外の学生で受講を希望するものは農学 部教務係に問合せすること。 (2)実験内容については、応用動物科学コースのコース代表および実験担当小委員長に問合せすること。 <備 考> 各基礎実験責任教員(雨宮キャンパス7分野)のメールアドレスは 種村:[email protected] 豊水: [email protected] 佐藤(正):[email protected] 盧:[email protected] 麻生:[email protected] 磯貝:[email protected] 齋藤(忠):[email protected] 199 授 業 科 目 名 単位数 基礎生物学実験 1 科目ナンバリング 3年前期集中 5・6セメ開講 AAL-ISE309J 応用動物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 渡邊 康一・萩野 顕彦・佐藤 正寛・原 健士朗・安藤 太助 <授業テーマ> 理科教員免許の取得に必要な、基礎生物実験を学習する。 <授業の目的と概要> 生物実験に必要な安全のための知識を学習する。 生物実験に必要な基礎実験手技を実習する。 生物実験に必要な実験器具の取扱い方法を学習する。 <キーワード> 動物、顕微鏡、実験廃棄物 <学習の到達目標> 生物実験に必要な安全のための知識を学習し、基礎実験手技および実験器具の取扱い方法を学習すること で生物実験を行う基盤を作る。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:基礎生物実験 生物実験に必要な安全のための手引きに関する説明 実験器具の取扱い方法の実習 および 応用動物科学コースの学生実験で行う、次の実験のうち、一つを選択する。 動物の器官と構造に関する基礎実験 動物の生理機能に関する基礎実験 動物の遺伝に関する基礎実験 動物の生殖に関する基礎実験 動物微生物に関する基礎実験 <成績評価方法> すべての基礎実験に出席することが必要で、欠席は認められない。 さらに、各基礎実験終了後にレポート を提出しなければならない。 各基礎実験成績を総合して評価する。 <準備学習等> 応用動物科学コースの学科共通科目および学生実験テキストを予習する。 <教科書および参考書> 応用動物科学コースの学科共通科目で指定する教科書および学生実験テキスト <授業時間外学習> (1)他学部に所属する学生、あるいは農学部応用動物科学コース以外の学生で受講を希望するものは農学 部教務係に問合せすること。 (2)実験内容については、応用動物科学コースのコース代表および実験担当小委員長に問合せすること。 <備 考> 各基礎実験責任教員(雨宮キャンパス7分野)のメールアドレスは 種村:[email protected] 豊水: [email protected] 佐藤(正):[email protected] 盧:[email protected] 麻生:[email protected] 磯貝:[email protected] 齋藤(忠):[email protected] 200 授 業 科 目 名 単位数 学生実験Ⅰ 4 科目ナンバリング 3年前期集中 5セメ開講 海洋生物科学 コース必修 AAL-APS308J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 落合 芳博 <授業テーマ> 水圏生物の分類、体の構造と機能、分子生物学および環境中の物質の分析 <授業の目的と概要> 水圏生物の分類、体の構造・機能などを理解するために、分類学、形態学、遺伝学、生理学に関連する事 項を実験材料を用いて学ぶ。また水圏環境中の物質の化学的分析法の基礎を学ぶ。各種分析機器の取り扱 い方法や実験データの解析法を学ぶ。 <キーワード> 分類学、形態学、遺伝学、分子生物学、遺伝育種学、無機化学分析、生理学 <学習の到達目標> 水圏生物の分類学、形態学、分子生物学、遺伝学、生理学、環境中の物質の分析方法について、実験を通 して学ぶ。 <授業内容・方法と進度予定> 海洋生物科学コースの各分野が分担して以下の実験を実施する。 無脊椎動物学実験、魚類学実験、分子生物学実験、遺伝育種学実験、プランクトン分 類学実験、水圏環境学実験、多毛類学実験、水圏植物学実験、組織学・生理学実験 <成績評価方法> 全ての実験に出席することが必要で、欠席は認められない。さらに、各実験終了後にレポートを指定され た期日までに提出しなければならない。各実験の成績を総合して評価する。 <準備学習等> 「学生実験テキスト」を参考に実験の概要、目的等について理解しておく。 <教科書および参考書> 「学生実験テキスト」を配布する。 <授業時間外学習> <備 考> 質問等には、それぞれの実験期間中に担当教員が対応する。 オフィスアワーは特に設けないが、担当教員の研究室でも随時質問を受ける。 201 授 業 科 目 名 単位数 学生実験Ⅱ 6 科目ナンバリング 3年後期集中 6セメ開講 海洋生物科学 コース必修 AAL-APS309J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 落合 芳博 <授業テーマ> 水圏生物の成分、魚類の年齢査定、統計解析、水産研究や産業の現場見学 <授業の目的と概要> 魚介類筋肉の死後変性、細菌の識別・同定法、資源生物の生態学的特性を明らかにするための基本的手法、 実験データの統計解析法を学ぶ。 施設見学を行う。 <キーワード> 生物統計学、有機化学分析、食品分析学、水産資源生態学、施設見学 <学習の到達目標> 水圏生物の成分、魚類の年齢査定、統計解析などを実験・演習を通して学ぶ。また施設見学を通して海洋 生物科学を学ぶための問題意識を高める。 <授業内容・方法と進度予定> 海洋生物科学コースの各分野が分担して以下の実験を実施する。 生物統計演習、化学・微生物学実験、水産資源生態学実験 水産関係試験研究機関、食品関係企業、魚市場、水族館などの見学により、産業現場、試験研究現場の 実態にふれる。 また仮配属により、各研究室で卒業研究を行うための必要な基礎的実験手法を修得する。 <成績評価方法> 全ての実験に出席することが必要で、欠席は認められない。さらに、各実験終了後にレポートを指定され た期日までに提出しなければならない。各実験の成績を総合して評価する。 <準備学習等> 「学生実験テキスト」を参考に実験の概要、目的等について理解しておく。 <教科書および参考書> 「学生実験テキスト」を配布する。 <授業時間外学習> <備 考> 質問等には、それぞれの実験期間中に担当教員が対応する。 オフィスアワーは特に設けないが、担当教員の研究室でも随時質問を受ける。 202 授 業 科 目 名 単位数 基礎化学実験 1 科目ナンバリング 3年前期集中 5・6セメ開講 AAL-APS310J 海洋生物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 落合 芳博 <授業テーマ> 生物体の成分、および環境中の物質の分析 <授業の目的と概要> 水圏生物、水圏環境を対象として、生物の体成分、環境中に存在する物質の化学的な抽出、分析法の基礎 を実習する。実験の中で、各種分析機器等の取り扱い方、実験データの整理、統計的処理法等についても 説明する。 <キーワード> 分子生物学、無機化学分析、有機化学分析、食品分析学 <学習の到達目標> 生体成分、環境中の物質の基本的な分析方法について理解する。 <授業内容・方法と進度予定> 1.遺伝物質の抽出(分子生物学) ・DNA, RNA の抽出、ゲノム解析法 2.海水の成分分析・定量(無機化学分析) ・海水中の無機栄養塩類の定量、蛍光光度計の使い方 3.食品の呈味成分(食品分析学) ・濃度の異なる呈味成分に対する官能試験、実験データの統計的処理法 4.生体成分の抽出・分析(有機化学分析) ・筋肉中の ATP 関連化合物の抽出・定量、 ・分光光度計、カラムクロマトグラフィーの使い方 <成績評価方法> 全ての実験に出席することが必要で、欠席は認められない。さらに、各実験終了後にレポートを指定され た期日までに提出しなければならない。各実験の成績を総合して評価する。 <準備学習等> 「学生実験テキスト」を参考に実験の概要、目的等について理解しておく。 <教科書および参考書> 「学生実験テキスト」を配布する。 <授業時間外学習> <備 考> 質問等には、それぞれの科目の実験時間中に担当教員が対応する。 オフィスアワーは特に設けないが、担当教員の研究室でも随時質問を受ける。 203 授 業 科 目 名 単位数 基礎生物学実験 1 科目ナンバリング 3年前期集中 5・6セメ開講 AAL-APS311J 海洋生物科学 コース必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 落合 芳博 <授業テーマ> 水圏生物を材料とした生物体の構造と機能 <授業の目的と概要> 生物の構造と機能を理解する上で最も基礎となる、形態学、遺伝学、細胞学、生理学に関連する事項を、 水圏生物を実験材料として実習する。実験の中で、顕微鏡、各種分析機器等の基本的な実験器材の取り扱 い方、実験データの整理、統計的処理法等についても説明する。 <キーワード> 形態学、遺伝学、細胞学、生理学 <学習の到達目標> 実際の生物材料を用いた実験を通して、生物学の基本事項についての理解を深める。 <授業内容・方法と進度予定> 1.魚類の解剖と観察(形態学) ・顕微鏡の使い方、マサバの形態観察と解剖 2.遺伝子解析(遺伝学) ・DNA の抽出、DNA レベルの遺伝的多型解析、実験データの統計的処理法 3.植物細胞の観察(細胞学) ・海藻の細胞構造の観察、細胞構造の特徴に基づく種の同定・分類法 4.動物組織・細胞の観察(生理学) ・水産生物の解剖、固定及び組織切片観察法 <成績評価方法> 全ての実験に出席することが必要で、欠席は認められない。さらに、各実験終了後にレポートを指定され た期日までに提出しなければならない。各実験の成績を総合して評価する。 <準備学習等> 「学生実験テキスト」を参考に実験の概要、目的等について理解しておく。 <教科書および参考書> 「学生実験テキスト」を配布する。 <授業時間外学習> <備 考> 質問等には、それぞれの科目の実験時間中に担当教員が対応する。 オフィスアワーは特に設けないが、担当教員の研究室でも随時質問を受ける。 204 授 業 科 目 名 単位数 学生実験Ⅰ 4 科目ナンバリング 3年前期集中 5セメ開講 AAL-AGC306J 生物化学コース 必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 阿部 敬悦 <授業テーマ> 生物化学に関する各種実験原理の理解と実験技術の習得 <授業の目的と概要> [目的]生物化学(農芸化学)は、動物・植物・微生物の営む生命現象を化学の視点から解明し、それらを バイオ技術として医療、健康、食料、環境などの分野に広く応用する学問領域である。生物化学(農芸化学) 領域の研究に必要な実験について、基礎的な原理と技術を習得する。また、卒業研修のための応用力を養う。 [概要]実験は、全学生が個人または数人のグループで行う。 情報処理法、炭水化物実験、真核微生物学実験、遺伝子組換え実験のテーマについて、各実験を行う。 <キーワード> 農芸化学、分子生物学、無機・有機化学、炭水化物、タンパク質、遺伝子、酵素、微生物(細菌・酵母・カビ)、 細胞、植物、栄養生理 <学習の到達目標> 生物化学(農芸化学)研究分野における各種実験を通じて、内容と原理を理解する。 基本的な実験操作・技術を確実に習得する。結果についての十分な考察法とレポートの書き方を習得する。 <授業内容・方法と進度予定> 以下の項目について、実験を行う。 (1)情報処理法(ネットワークを利用した科学情報検索など) (2)炭水化物実験(糖の加水分解と定量) (3)真核微生物学実験(カビと酵母の生育・遺伝) (4)遺伝子組換え実験(組換えプラスミド作成と大腸菌の形質転換) <成績評価方法> ①出席・実験態度及び上記の実験ごとの②実習ノート記録または課題(実習報告書・小テストなど)によ り評価し、それぞれの評価割合は、① 40%と② 60%である。 <準備学習等> 事前に配布される実験書および参考図書にて十分に予習する。 <教科書および参考書> 指定テキスト : 生物化学コース学生実験書 (初回に全員に実費で頒布する。) 参考図書 : 学生実験室に常備されている。また、各実験の都度紹介する。 <授業時間外学習> 指摘テキスト、参考書で予習、復習。 <備 考> (1)各実験に関する質問は担当教員が随時受ける。実習指導の補助に当たるティーチングアシスタントと して大学院生も参加する。 (2)オフィスアワー:毎回の実験の間に、担当教員が実験室にて随時行う。 (3)生物化学コース3年生としての学生実験室での実験や生活に関する諸注意を記した「生物化学コース 3年生便覧」を配布する。本便覧に各教員の連絡先も書かれている。 205 授 業 科 目 名 単位数 学生実験Ⅱ 6 科目ナンバリング 3年後期集中 6セメ開講 生物化学コース 必修 AAL-AGC307J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 阿部 敬悦 <授業テーマ> 生物化学に関する各種実験原理の理解と実験技術の習得 <授業の目的と概要> [目的]生物化学(農芸化学)は、動物・植物・微生物の営む生命現象を化学の視点から解明し、それらを バイオ技術として医療、健康、食料、環境などの分野に広く応用する学問領域である。生物化学(農 芸化学)領域の研究に必要な実験について、基礎的な原理と技術を習得する。また、卒業研修のた めの応用力を養う。 [概要]実験は、全学生が個人または数人のグループで行う。 放射性同位元素実験、植物栄養学実験、酵素化学実験、免疫化学実験、応用微生物学実験、有機化 学実験 II、組換えタンパク質実験、分子生物学実験のテーマについて、各実験を行う。 <キーワード> 農芸化学、分子生物学、無機・有機化学、炭水化物、タンパク質、遺伝子、酵素、微生物(細菌・酵母・カビ)、 細胞、植物、栄養生理 <学習の到達目標> 生物化学(農芸化学)研究分野における各種実験を通じて、内容と原理を理解する。 基本的な実験操作・技術を確実に習得する。結果についての十分な考察法とレポートの書き方を習得する。 <授業内容・方法と進度予定> 以下の項目について、実験を行う。 (1)放射性同位元素実験(アイソトープの取扱い) (2)植物栄養学実験(生育と栄養、光合成・タンパク質の精製) (3)酵素化学実験(酵素活性の測定とキネティックス・酵素の精製) (4)免疫化学実験(抗原抗体反応を用いた解析) (5)応用微生物学実験(菌の分離同定・突然変異体の分離・菌の生理) (6)有機化学実験 II(有機合成の基礎) (7)組換えタンパク質実験(大腸菌、糸状菌の発現系) (8)分子生物学実験(真核生物の遺伝子機能解析) <成績評価方法> ①出席・実験態度及び上記の実験ごとの②レポートにより評価し、それぞれの評価割合は、① 50%と② 50%である。 <準備学習等> 事前に配布される実験書および参考図書にて十分に予習する。 <教科書および参考書> 指定テキスト : 生物化学コース学生実験書 (学生実験 I の初回に全員に実費で頒布する。) 参考図書 : 学生実験室に常備されている。また、各実験の都度紹介する。 <授業時間外学習> 指定テキストおよび参考書の予習、復習 <備 考> (1)各実験に関する質問は担当教員が随時受ける。実習指導の補助に当たるティーチングアシスタントと して大学院生も参加する。 (2)オフィスアワー:毎回の実験の間に、担当教員が実験室にて随時行う。 (3)生物化学コース3年生としての学生実験室での実験や生活に関する諸注意を記した「生物化学コース 3年生便覧」を配布する。本便覧に各教員の連絡先も書かれている。 206 授 業 科 目 名 単位数 基礎化学実験 1 科目ナンバリング 3年前期集中 5・6セメ開講 生物化学コース 必修 AAL-AGC308J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 榎本 賢・小倉 由資・鈴木 雄二 <授業テーマ> 無機分析実験(複合肥料中の水溶性リン酸の定量)と有機化学実験 I(有機化合物の単離と同定) <授業の目的と概要> 無機分析実験 :複合肥料中の水溶性リン酸の定量を、容量分析法および吸光度光度分析法という二つの異な る方法を用いて行う。得られた結果から、定量分析における実験誤差と精度について考察す る。 有機化学実験 Ⅰ:脂溶性有機化合物の取り扱い方法、器具の使い方、機器分析法について実習する。配付試料 から未知物質を分離して誘導体を調製し、それらの融点・IR をもとに物性表を参照して同定 する。 <キーワード> 複合肥料、水溶性リン酸、定量分析、容量分析法、吸光光度分析法 有機化合物、単離、同定、誘導体、赤外分光法、融点、沸点 <学習の到達目標> 無機分析実験 :基本的な実験操作に慣れるとともに、定量分析の基礎を身につける。 有機化学実験 Ⅰ:揮発性・結晶有機化合物、揮発性有機溶媒の性質を学ぶ。ガラス製機器の扱い方を学ぶ。機器分 析を体験する。 <授業内容・方法と進度予定> 無機分析実験:約 10 日間で、全 15 回程度の講義数を行う。 1 日目 :実験講義および準備 2-5 日目 :受講生を前半および後半のグループに分け、前半のグループでは容量分析法を、後半のグループで は吸光光度分析法を用い、それぞれ複合肥料中の水溶性リン酸を定量する。 6-9 日目 :各グループで行っていない方法を用い、再度定量を行う。 10 日目 :実験を通じたまとめ、レポート課題説明、および後片付け。 ※実験の進度に応じて日程を変更する可能性がある。 有機化学実験 Ⅰ:約 13 日間で全 30 回弱の講義数を行う。 1 日目 :実験講義 (実験の内容を紹介、宿題の解説をする) 2-8 日目 :混合試料から有機化合物 2 種の単離操作、赤外分光チャート解析 9-13 日目 :単離した試料の誘導化、融点、沸点測定による同定 <成績評価方法> 無機分析実験及び有機化学実験 I の評価に基づき、総合評価を行う。 無機分析実験 :出席およびレポートにより評価する。 有機化学実験 Ⅰ:実験への取り組み状況、同定の成否、予習および復習レポートにより評価する。 <準備学習等> 無機分析実験 :所定の実験書を読み、該当する講義を復習し、知識として学んだ内容と実際の実験を結びつ けることができるようにする。 有機化学実験 Ⅰ:予習レポートを課す。 <教科書および参考書> 指定テキスト:生物化学コース学生実験書。学生実験(生物化学コース)と同一のもの。 参考書:学生実験室に常備している参考図書を適宜推薦する。 <授業時間外学習> 無機分析実験:事前に実験書の当該箇所を精読し、実験の手順を理解しておくことが求められる。 <備 考> 各実験に関する質問は、担当教員が随時受ける。実習指導の補助に当たるティーチングアシスタントとして大学 院生も参加する。 207 授 業 科 目 名 単位数 基礎生物学実験 1 科目ナンバリング 3年前期集中 5セメ開講 AAL-AGC309J 生物化学コース 必修 開講年度 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 早川 俊彦・金子 淳・阿部 直樹・小島 創一 <授業テーマ> 微生物の安全取扱い(無菌操作)と微生物および植物の基礎的実験操作 <授業の目的と概要> 基礎生物学実験では、微生物学基礎実験と植物タンパク質実験の実習を行う。 微生物学基礎実験では無菌操作、純化操作、微生物の培養、顕微鏡観察、菌量測定を通じ、微生物の取り扱い方や微生 物の安全取扱いおよびバイオハザード対策を学ぶ。 植物タンパク質実験では、生化学実験における基礎である酵素・タンパク質の取り扱いを学ぶとともに、微量生体試料 を用いた実験操作に慣れることを目的とする。 <キーワード> 細菌、酵母、無菌操作、純化操作、顕微鏡観察、菌量測定、植物、酵素、タンパク質、微量試料、バイオハザード <学習の到達目標> 微生物の安全取扱いのための無菌操作、微生物材料と植物材料の基礎的取り扱いや酵素・タンパク質の取り扱いに習熟 する。 <授業内容・方法と進度予定> 第 1 回:実験講義 (担当:金子、阿部) 第2回:無菌操作(培地調製、乾熱滅菌、オートクレーブ滅菌、クリーンベンチ取扱い)(担当:金子、阿部) 第3回:無菌操作(細菌の植菌、静置培養) (担当:金子、阿部) 第4回:無菌操作(純化操作、振盪培養) (担当:金子、阿部) 第5回:光学顕微鏡観察(光学顕微鏡の取扱い、グラム染色、胞子染色)(担当:金子、阿部) 第6回:遠心分離操作、菌量測定(比濁法、培養法)(担当:金子、阿部) 第7回:菌量測定(検鏡法、秤量法) (担当:金子、阿部) 第8回:バイオハザード防止(滅菌廃棄処理) (担当:金子、阿部) 第9回:実験講義(担当:早川、小島) 第 10 回:タンパク質抽出用試薬の調製(担当:早川、小島) 第 11 回:Bradford 法試薬の調製とタンパク質濃度検量線の作成(担当:早川、小島) 第 12 回:トウモロコシ幼植物の葉の収穫保存(担当:早川、小島) 第 13 回:トウモロコシ葉からの粗酵素液の調製と保存 (担当:早川、小島) 第 14 回:SDS-PAGE 法用の試薬とゲルの作成 (担当:早川、小島) 第 15 回:SDS-PAGE 法による可溶性タンパク質の分離と染色(担当:早川、小島) 第 16 回:SDS-PAGE の結果の解析と総合討論(担当:早川、小島) <成績評価方法> 実習の出席状況と各人の実習ノートおよび実習報告書(小テスト含む)により評価し、それぞれの評価割合は 40%、 30%および 30%である。出席の基準は全日程出席を原則とする。 <準備学習等> 毎回実験操作を開始する前に講義を行うが、予め実習テキストの「微生物学基礎実験」と「植物タンパク質実験」の項 を読んでおくこと。 <教科書および参考書> 実習テキスト: 平成 28 年度版 生物化学コース学生実験書 東北大学農学部応用生物化学科生物化学コース編 <授業時間外学習> 配布されるプリントや実習テキストの該当箇所により実習内容を復習し、理解できていない点があれば質問を用意し、 次回実習時に質問すること。 <備 考> (1)各実験に関する質問は担当教員が随時受ける。実習指導の補助に当たるティーチングアシスタントとして大学院生も参 加する。 (2)オフィスアワー:応用微生物学分野第 1 研究室 [ 微生物学基礎実験 ] と植物細胞生化学分野第 1 研究室 [ 植物タンパク 質実験 ]、実習期間中 17 時~ 18 時(ただし、上記期間・時間以外にも在室中は随時受け付ける) (3)各実験とも約2週間(8 回)の連続講義形式となるので、あらかじめ日程を確認すること。 E-mail address: [email protected](早川) 208 授 業 科 目 名 単位数 学生実験Ⅰ 4 科目ナンバリング 3年前期集中 5セメ開講 生命化学コース 必修 AAL-AGC330J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 池田 郁男 <授業テーマ> 生命化学に関する各種実験原理の理解と実験技術の習得 <授業の目的と概要> [目的]生命化学領域の研究に必要な実験について、基本的な原理と技術を習得する。また、卒業論文実験 に取り組むための応用力を養う。 [概要]・実験は全学生が個別に行う。 ・基礎実験(化学分析)、油脂化学実験、糖化学実験、タンパク質化学実験のテーマについて各実験 を順に行なう。 担当教員は以下の通り:都築毅准教授、小川智久准教授、仲川清隆准教授、井上奈穂助教 <キーワード> 基礎実験、油脂化学実験、糖化学実験、タンパク質化学実験 <学習の到達目標> 生命化学研究分野における各種実験を通じて内容と原理を理解する。 基本的な実験操作・技術を確実に習得する。結果についての充分な考察法とレポートの書き方を習得する。 <授業内容・方法と進度予定> 以下の項目について実験を行う。 1.基礎実験(酸化還元滴定、キレート滴定による容量分析、比色分析による鉄の定量) 2.油脂化学実験(油脂特数測定、脂肪酸の GC 分析、粗脂肪の定量、脂質の抽出と分析) 3.糖化学実験(糖質の加水分解、デンプン糖の定量、糖類の TLC、異性化試験) 4.タンパク質化学実験(大豆グロブリンの精製、電気泳動、HPLC によるアミノ酸分析) <成績評価方法> ①出席・実験態度と②レポートによって評価し、それぞれの評価割合は①及び前述 4 項目の②それぞれを 等比率とする <準備学習等> 事前に配布される実験書および参考図書にて充分に予習する。 <教科書および参考書> ・生命化学系学生実験書 (東北大学農学部応用生物化学科生命化学系編) ・実験を安全に行うために (化学同人編集部編) ・続・実験を安全に行うために (化学同人編集部編) ・新改版 農芸化学実験書第 1・2 巻 (京都大学農学部農芸化学教室編) <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:毎回実験時の 13:30 ~ 18:00 の間に、実験室にて担当教員が随時行う。 連絡先:各項目の初回実験時に示す。 209 授 業 科 目 名 単位数 学生実験Ⅱ 6 科目ナンバリング 3年後期集中 6セメ開講 生命化学コース 必修 AAL-AGC331J 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 池田 郁男 <授業テーマ> 生命化学に関する各種実験原理の理解と実験技術の習得 <授業の目的と概要> [目的]生命化学領域の研究に必要な実験について、基本的な原理と技術を習得する。また、卒業論文実験 に取り組むための応用力を養う。 [概要]・実験は全学生が個別に行う。 ・基礎実験(化学分析)、油脂化学実験、糖化学実験、タンパク質化学実験のテーマについて各実験 を順に行なう。 担当教員は以下の通り:白川仁准教授、此木敬一准教授、高橋まさえ准教授、不破春彦准教授、後藤知子助教、 長由扶子助教、一刀かおり助教、石川大太郎助教 <キーワード> 栄養化学実験、動物実験、酵素実験、微生物実験、有機化学実験 <学習の到達目標> 生命化学研究分野における各種実験を通じて内容と原理を理解する。 基本的な実験操作・技術を確実に習得する。結果についての充分な考察法とレポートの書き方を習得する。 <授業内容・方法と進度予定> 以下の項目について実験を行う。 1.栄養化学実験 < 動物実験 >(実験動物の飼育、生物価の測定、TLC、ラット解剖実験) 2.栄養化学実験 < 酵素実験 >(酵素活性の測定、酵素の至適 pH の決定、酵素の熱安定性) 3.微生物実験(微生物の分離・培養、電子顕微鏡、抗生物質の実験、顕微鏡観察法) 4.有機化学実験 I(構造解析演習、抗菌剤の多段階有機化学合成) 5.有機化学実験 II(合成実験、未知試料からの各種有機化合物の分離・同定) <成績評価方法> ①出席・実験態度と②レポートによって評価し、それぞれの評価割合は①及び前述 5 項目の②それぞれを 等比率とする <準備学習等> 事前に配布される実験書および参考図書にて充分に予習する。 <教科書および参考書> ・生命化学系学生実験書 (東北大学農学部応用生物化学科生命化学系編) ・実験を安全に行うために (化学同人編集部編) ・続・実験を安全に行うために (化学同人編集部編) ・新改版 農芸化学実験書第 1・2 巻 (京都大学農学部農芸化学教室編) <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:毎回実験時の 13:30 ~ 18:00 の間に、実験室にて担当教員が随時行う。 連絡先:各項目の初回実験時に示す。 210 授 業 科 目 名 単位数 基礎化学実験 1 科目ナンバリング 3年前期集中 5・6セメ開講 AAL-AGC332J 生命化学コース 必修 開講年度 毎年開講 使用言語 日本語 <担当教員> 池田 郁男 <授業テーマ> 基礎化学実験の意義の理解・実験の基本操作と技術の習得 <授業の目的と概要> [目的]・実験に対する基本的姿勢と意義を理解し、実験環境に適応する。 ・生命化学領域における化学実験の原理を理解し、応用実験に向けての基礎的技術と実験結果の扱 い方の基本を習得する。 [概要]・実験は全学生が個別に行う。 ・化学実験を行う際の安全管理、実験ノートの書き方など基本的事項について指導し、実験室にお ける整理整頓を習慣付ける。 ・既知試料の重量分析を行い、基本的な手技、実験器具の扱い方、簡単な分析機器の測定原理と使 用方法について習得する。 ・実験終了後はレポートの提出を義務づけ、実験結果のまとめと考察の要領について習得する。 高橋まさえ准教授、石川大太郎助教が担当する。 <キーワード> 実験ノート、実験器具、安全管理、重量分析、レポート <学習の到達目標> 実験器具、機器の扱い方を習得する。実験における危険性を理解し、安全に実験を行うための配慮を身に つける。レポートの書き方を習得する。 <授業内容・方法と進度予定> 1.化学実験の基本についての解説。実験室における注意事項、実験器具、機器の使い方、試薬の扱い方に ついての説明。実験器具の確認。 2.実験ノートの書き方の指導。 3.ガラス細工の実習。 4.硫酸イオンの重量分析実験。 5.実験結果についてのディスカッション。結果のまとめ方、考察のポイント、レポート作成の基本につい ての解説。 <成績評価方法> ①出席・実験態度と②レポートによって評価し、それぞれの評価割合は① , ②を等比率とする。 <準備学習等> 事前に配布される実験書および参考図書にて充分に予習する。 <教科書および参考書> ・生命化学系学生実験書<基礎化学実験>(東北大学農学部応用生物化学科生命化学系編) ・実験を安全に行うために (化学同人編集部編) ・続・実験を安全に行うために (化学同人編集部編) ・新改版 農芸化学実験書第 1 巻 (京都大学農学部農芸化学教室編) <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:毎回実験時の 13:30 ~ 18:00 の間に、実験室にて実験担当教員が随時行う。 連絡先:初回実験時に示す。 211 授 業 科 目 名 単位数 基礎生物学実験 1 科目ナンバリング 3年前期集中 5・6セメ開講 AAL-AGC333J 生命化学コース 必修 使用言語 開講年度 毎年開講 日本語 <担当教員> 池田 郁男 <授業テーマ> 生物実験の意義の理解・生体試料の基本的扱い方と実験技術の習得 <授業の目的と概要> [目的]・実験に対する基本的姿勢と意義を理解し、実験環境に適応する。 ・生体試料の扱い方を習得し、応用実験に向けての基礎的技術と実験結果の処理方法を学習する。 実際には動物由来の DNA を扱うことにより、生物学の基本的概念を理解し、応用実験に向けて の基礎を養う。 [概要]・実験は全学生が個別に行う。 ・内容は遺伝子実験で、動物組織から DNA を調製し、得られた DNA の塩基配列の解析と相同性 の検索の演習を行う。これらを通して、実験を行うにあたっての安全管理、実験室における整理 整頓も習慣付けさせる。 ・実験終了後はレポートの提出を義務づけ、実験結果のまとめと考察の要領について習得する。 仲川清隆准教授が担当する。 <キーワード> DNA, PCR, アガロース電気泳動、塩基配列、相同性検索、安全管理、レポート <学習の到達目標> 生物試料の最適な取り扱い方を学習し、生物学の基本となる遺伝子の扱い方とその意味を理解する。実験 を通じて各種の器具・機器の使用方法に慣れる。安全に実験を行うための配慮を身につける。レポートの 書き方を習得する。 <授業内容・方法と進度予定> 1.生物実験の基本についての解説。実験室における注意事項、実験器具、機器、試薬の扱い方についての 説明。各自配布の器具確認。英文資料の読解。 2.ブ タ肝臓からの DNA の抽出と紫外吸収等による定量実習。DNA の酵素消化、アガロース電気泳動、 PCR 反応の実習。 3.PCR 産物のサブクローニングおよびプラスミド DNA の調製実習。 4.得られた精製 DNA のコンピューターによる塩基配列解析と相同性検索の演習。 5.実験結果についてのディスカッション。結果のまとめ方、考察のポイント、レポート作成の基本につい ての解説。 <成績評価方法> ①出席・実験態度と②レポートによって評価し、それぞれの評価割合は① , ②を等比率とする。 <準備学習等> 事前に配布される実験書および参考図書にて充分に予習する。 <教科書および参考書> ・生命化学系学生実験書<基礎生物学実験>(東北大学農学部応用生物化学科生命化学系編) ・実験を安全に行うために (化学同人編集部編) ・続・実験を安全に行うために (化学同人編集部編) ・Molecular Cloning・A Laboratory Manual. Third Ed. (CSHL Press) <授業時間外学習> <備 考> オフィスアワー:毎回実験時の 13:30 ~ 18:00 の間に、実験室にて担当教員が随時行う。 連絡先:初回実験時に示す。 212 ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉ㑇ఏ⫱✀Ꮫ ࠉ㈨※⏕≀⏕⌮Ꮫ ࠉᚤ⏕≀ࢧ࢚ࣥࢫ ࠉ⌧௦᪥ᮏ㎰ᴗㄽ ࠉ᳜≀⏕⏘Ꮫᐇ⩦ ࠉ⎔ቃ⌮ ࠉ⌮ㄽ⤒῭ᏛϨ ࠉ㎰Ꮫⱥㄒ ࠉ㸦᪂つ㸧 ࠉ㈨※⏕≀⏕⌮Ꮫ ࠉᚤ⏕≀ࢧ࢚ࣥࢫ ࠉ⏕⏘ࣇ࣮ࣝࢻᐇ⩦ ࠉ⌮ㄽ⤒῭ᏛϨ ࠉ⌮ㄽ⤒῭Ꮫϩ ࠉ⤒῭ᩘᏛ࣮࢜࣌ࣞࢩࣙࣥࢬ ࠉ㈨※⎔ቃ⤒῭Ꮫ₇⩦ ࠉධ㛛₇⩦ ࠉ⤒Ⴀ⤒῭Ꮫ₇⩦ ࠉ㛤Ⓨ⤒῭Ꮫ₇⩦ ࠉ⎔ቃ⤒῭Ꮫ₇⩦ ࠉࣇ࣮ࣝࢻ♫ᢏ⾡Ꮫ₇⩦ ࠉ㎰ᴗᨻ⟇Ꮫ≉ูㅮ⩏Ϩ ࠉ㎰ᴗᨻ⟇Ꮫ≉ูㅮ⩏ϩ ࠉ㎰ᮧ♫Ꮫ ࠉ≉ู₇⩦ ࠉ㸦᪂つ㸧 ࠉ⏕⏘ࣇ࣮ࣝࢻᐇ⩦ ࠉ࢚ࢿࣝࢠ࣮௦ㅰ⛉Ꮫ ࠉ⌧௦᪥ᮏ㎰ᴗㄽ ࠉ⛉Ꮫⱥㄒㅮㄞϫ ࠉ㸦᪂つ㸧 ࠉ㑇ఏ⫱✀Ꮫ ࠉᚤ⏕≀ࢧ࢚ࣥࢫ ࠉ⏕⏘ࣇ࣮ࣝࢻᐇ⩦ ࠉỈᅪ㈨※⏕ែᏛ ࠉỈ᪘⏕⌮⏕ែ㑇ఏᏛ ࠉởỈฎ⌮ㄽ ࠉ㝣ỈᏛ ࠉ㸦᪂つ㸧 ࠉ㎰Ꮫⱥㄒ ࠉ㸦᪂つ㸧 ࠉ㸦᪂つ㸧 ࠉ㸦᪂つ㸧 ᳜≀ ᳜≀ ᳜≀ ᳜≀ ᳜≀ ⤒῭ ⤒῭ ⤒῭ ⤒῭ ⤒῭ ⤒῭ ⤒῭ ⤒῭ ⤒῭ ⤒῭ ⤒῭ ⤒῭ ື≀ ື≀ ື≀ ື≀ ື≀ ᾏὒ ᾏὒ ᾏὒ ᾏὒ ᾏὒ ᾏὒ ᾏὒ ᾏὒ ㈨※ ⏕≀ ⏕ ⏕ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉ⛉Ꮫⱥㄒ≉ูㅮ⩏ ࠉ⛉Ꮫⱥㄒㅮㄞϫ ࠉ⛉Ꮫⱥㄒ≉ูㅮ⩏ ࠉ㣗ရᶵ⬟ᕤᏛ ࠉ⛉Ꮫⱥㄒ≉ูㅮ⩏ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉ⛉Ꮫⱥㄒ≉ูㅮ⩏ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉ⛉Ꮫⱥㄒ≉ูㅮ⩏ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉ⛉ᏛⱥㄒㅮㄞϪ ࠉ⛉Ꮫⱥㄒ≉ูㅮ⩏ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ᖹᡂ㸰㸱ᖺᗘධᏛ⪅ ࠉࣇ࣮ࣝࢻ⎔ቃᏛ ࠉỈ⏘㈨※⏕ែᏛ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉ⛉Ꮫⱥㄒㅮㄞϫ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉ⛉ᏛⱥㄒㅮㄞϪ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ༢ ࠉ⏕⏘ࣇ࣮ࣝࢻᐇ⩦Ϩ ࠉ⏕⏘ࣇ࣮ࣝࢻᐇ⩦ϩ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ ࠉྠᕥ 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