機関投資家向け資料 Investment Insights アフリカ:急成長市場への投資の鍵は 様々な資産への分散と投資先の厳選 2015年9月 アフリカ: 急成長市場への 投資の鍵は 様々な資産への分散と 投資先の厳選 アフリカは成長機会の豊富な大陸と見なされていますが、高い経済 成長の一方で、株式市場と債券市場が十分に確立されていないこと が長期投資に課題をもたらしていることも事実です。このような市場 から成長の果実を受け取るには、利用可能なあらゆる資産クラスに 分散投資することでポートフォリオ全体のリスクを抑えながら、投資 先を優良銘柄に厳選することにより高リターンを追求することが有 効なソリューションと考えられます。 アフリカ:高成長見通しと多様性、リスクを併せ持つ大陸 ご存知ない方も多いかも知れませんが、 実はアフリカは過去20年間で、エマージ ング・アジアに次いで高い経済成長を達 成しています。コモディティ(一次産品)価 格の上昇と中国からの低利融資がこの高 成長を支えてきました。従来、アフリカを コーヒーやカカオなどの農産物や、原油、 銅など天然資源の産出国としてしか見な していなかった海外投資家も、今では製 造業やサービス業といった新たに需要が 増加している分野に数十億ドルもの投資 を行っています。 *1.サブサハラ・アフリカは、サハラ砂漠以南のアフリ カ諸国を指します。慣習的に南アフリカ共和国を 除くこともあります。 *2.出所:IMF、ユーロモニター 図表1: 中国、インド、日本、米国、メキシコ、西欧 の大半に相当するアフリカの国土 一部の国は分割もしくは方位を変更 出所:ピーター・H・ディアマンディス、スティーブン・コ トラー「Abundance:The Future Is Better Than You Think」(2012年、邦訳は「楽観主義者の未来予測:テク ノロジーの爆発的真価が世界を豊かにする」) 特に近年、サブサハラ・アフリカ地域*1は 魅力的な投資機会の宝庫となりつつあり ます。同地域では、GDPも人口も世界平 均の2倍のスピードで伸びているうえ、今 国 米国 中国 インド メキシコ フランス スペイン 日本 ドイツ イタリア 英国 合計 アフリカ全体 後、労働や消費の主役を担うことになる 25歳以下の若者世代の人口が5億人に上 り、世界平均の3倍のペースで都市化が進 んでいます*2。 しかし、経験のない投資家が広大で多様 なアフリカを網羅することは困難でしょ う。アフリカ大陸には54ヵ国が存在し、 人口は計11億人に達して世界人口の17% を占めており、2,000種類を超える言語が 話されています。また、アフリカ大陸の面 積は、中国やインドに加え、日本や米国、 メキシコ、西欧の大半を合わせた規模を 上回り(図表1)、しかも、北部、西部、南 部、東部、中央の5地域でそれぞれに経 済発展段階が異なります。 面積 (単位 : 千Km2) 9,629 9,597 3,287 1,964 633 506 378 357 301 243 26,895 30,221 thecapitalgroup.co.jp 当資料は顧客への情報提供を目的として作成された資料であり、特定の有価証券等の勧誘を目的として作成されたものではありません。 当資料は当社が信頼できると判断した情報により作成されておりますが、 その正確性、完全性について当社が保証するものではありません。 また上記の運用実績及びデータ等は過去のものであり、将来の成果を保証するものではありません。 当資料中に示された予測や見通しにつき 1 ましては、資料作成日現在における当社及び当社グループの見解であり、今後につきましては経済及び市場の変動に伴う変化が予想されますため、予告なく変更される可能性がありますことをご了承ください。 機関投資家向け資料 Investment Insights アフリカ:急成長市場への投資の鍵は 様々な資産への分散と投資先の厳選 2015年9月 経済のみならず、政治や宗教、民族、文化 などで見られる多様性のいずれもがアフ リカ諸国への投資機会にもリスクにもな りえます。例えば、選挙はその国の前進、 足踏み、場合によっては停滞や後退につ ながる一大イベントとなる場合がありま す。自由かつ公正な選挙は民主的な政権 の移行を可能にしますが、一方で、選挙運 動の前後に政府の構造改革計画が頓挫す るリスクが高まることもしばしばあるから です。また、アフリカでは依然として政治 の腐敗度が高い国が多いほか、人種や宗 教の違いを背景とする古くからの内戦な どに加え、最近では、広範囲にわたるイ スラム原理主義勢力の台頭と市民へのテ ロ攻撃が安全保障上の脅威となっていま す。 経済面では、天然資源や農産物などのコ モディティへの依存度の高さが課題です。 エマージング・マーケッツ・ トータル・オポチュニティーズ (ETOP)運用 キャピタル・グループは、長期的な 成長見込みの高いエマージング市 場への投資に魅力を感じながら、リ スクを抑えたいと希望される投資 家のみなさまのために、エマージン グ・マーケッツ・トータル・オポチュ ニティーズ(「ETOP」)の運用を2007 年に開始しました。ETOP運用では、 株式と債券のあらゆる機会を捉え、 柔軟に投資します。ポートフォリオ・ マネジャーは、ボトムアップの投資 アプローチで、個別銘柄のリスク・リ ターン特性を評価し、相対価値を 判断することにより、エマージング 市場のなかで各銘柄の魅力度を比 較することができます。 特に、最近の資源価格の下落が、GDPの みならず、インフレや財政収支、経常収支 など、様々な側面で今後、アフリカ諸国の 経済に及ぼす影響が懸念されます。一方 で、アフリカでは原油などの天然資源の 輸入国も存在し、概して主要産業に乏し いそうした国では、原油価格の下落が先 進国以上に経済の負担軽減効果をもた らす点にも注目が必要です。また、少数で はありますが、コモディティ依存から脱却 し、製造業や観光などのサービス業の発 展が見られる国なども散見されます。 このように、投資の機会もリスクも大き く、かつ多様性に富むアフリカ諸国に投 資する場合、ユニバースの制限を極力緩 め、幅広い資産や多様な種類の証券を対 象とすることが、ポートフォリオの分散の 最大化につながり、投資リスクの抑制に 役立つと考えられます。 ETOP運用におけるアフリカ投資 以下では、エマージング市場の様々な資 産を投資対象とするETOP運用のポートフ ォリオ・マネジャーがアフリカのなかで投 資している分野について、例を挙げてその 理由を提示しています。投資対象の内訳 については、最もリスクが低いものから始 めて、順にリスクの高いものを取り上げて います。 米ドル建て国債 ETOP運用では現在、アフリカについては 主に債券に投資しています。特に、米ドル 建て債券は、エマージング市場投資の中 でも相対的にリスクの低い投資手段で、 通常、フロンティア投資のエントリーポイ ントとなることが多いと言えます。サブサ ハラ・アフリカ地域がその好例です。高い 経済成長がガバナンスを改善させ、ガバ ナンスの改善が成長を支えるという「好循 環」の環境にありながら、現地通貨建て債 券市場はそれほど発達しておらず、株式 市場への投資も規制の関係で難しかった り、数少ない公開企業の株価はバリュエ ーションが高過ぎたりする同地域につい て、弊社グループでは米ドル建ての債券 に投資してきました。 ケーススタディ:ケニア ケニア経済は、2011年に劇的な通貨安 と高インフレに見舞われましたが、最近 では比較的安定しています。ポートフォリ オ・マネジャーは全体として見通しは明る いと考えており、2014年6月に初めて20億 米ドル発行された国債をポートフォリオに 組み入れました。この起債では、募集額を 上回る申込みがありました。ケニアは、産 業が十分に分散されており、信頼できる 制度があります。財政収支と経常収支は 赤字ですが、世界銀行によれば、原油安 の影響で消費が上向き、成長が加速して います。 弊社グループでエマージング債券のポート フォリオ・マネジャーとEMEA(中東欧、中 東、アフリカ)地域担当ソブリン・アナリス トを兼務するカースティ・スペンスは次の ように述べています。「最近、ケニアの首都 ナイロビを訪問し、政府高官との意見交 換を行い、都市の変貌を目の当たりにしま した。これにより、ケニアはアフリカのな かでも最も信用力の改善が著しい国の一 つであると確信しました。それは、現時点 の赤字や全体の債務水準よりも、同国の 経済構造や投資計画、また政策立案者や 政府当局の資質を踏まえた将来性に基づ くものです」。 本稿で紹介した銘柄に関する投資判断は、弊社グループにおける活動の事例を紹介する情報提供の目的において記載したもので、特定の業種や銘柄を推奨しようとするもの ではありません。 当資料は顧客への情報提供を目的として作成された資料であり、特定の有価証券等の勧誘を目的として作成されたものではありません。 当資料は当社が信頼できると判断した情報により作成されておりますが、 その正確性、完全性について当社が保証するものではありません。 また上記の運用実績及びデータ等は過去のものであり、将来の成果を保証するものではありません。 当資料中に示された予測や見通しにつき 2 ましては、資料作成日現在における当社及び当社グループの見解であり、今後につきましては経済及び市場の変動に伴う変化が予想されますため、予告なく変更される可能性がありますことをご了承ください。 機関投資家向け資料 Investment Insights アフリカ:急成長市場への投資の鍵は 様々な資産への分散と投資先の厳選 2015年9月 図表2: 幅広い投資機会にアクセス 大型エマージング株式 米ドル建て国債 現地通貨建て国債 中小型エマージング株式 フロンティア市場株式 インフレ等指数リンク債 株式 投資対象 米ドル建て社債 現地通貨建て社債 通貨 エマージング諸国に ビジネス基盤を有する 先進国株式 通貨 転換社債 出所:キャピタル・グループ 債券 現地通貨建て国債 現地通貨建て債券は、エマージング債券 ユニバースのなかで占める割合が大きく なってきました。サブサハラ・アフリカ地域 では、ナイジェリアやコートジボワール、 ガーナ、モザンビークなどが、現地通貨建 て国債を発行しています。また、南アフリ カ共和国の現地通貨建て債券市場は、相 対的に成熟度が高く、キャピタル・グルー プは長年にわたり投資しています。 ケーススタディ:ガーナ ガーナの経済成長は2014年に大幅に減 速しました。同国政府は、インフレ率の上 昇に対処し、昨年31%下落した自国通貨 の安定を図らなければなりませんでした。 計画されている財政縮小と継続する金融 引締め政策は、2015年の経済成長をさら に抑制すると予想されますが、最近IMFと 合意した10億米ドルの金融支援が、投資 家の信頼感を取り戻すことに役立つと考 えられます。 前述のスペンスは、「ガーナはリスクの高 い投資対象です。経済が急速に回復する とは見ていません。むしろ財政改革によ り減速すると予想しています。しかし、ガ ーナは正しい方向に向かっており、債券利 回りはリスクを反映した水準にあると見て います。現在、現地通貨建て債券と米ドル 建て債券の両方において、ガーナに相当 程度を投資しています」と述べています。 現金等 米ドル建て社債 ETOP運用のポートフォリオ・マネジャー は、相対的な投資機会の調査と判断に基 づき、同一企業の株式と債券の間で柔軟 に投資先を入れ替えることが可能です。そ の決定においては、株式と債券のバリュエ ーションばかりでなく、ボラティリティを 考慮します。社債は一般的に株式より安定 しているほか、一部の国営企業などのよう に、株式は取引不可能でも社債は取引可 能なケースもあります。 ケーススタディ:Millicom サブサハラ・アフリカ地域では、人口の急 増と、固定電話より携帯電話を選好する 消費者の志向に支えられ、モバイル通信 市場が拡大しています。しかし、不透明な 規制や制度、サービスの構築や通貨リスク の管理に伴う高いコスト、競争激化など、 様々なリスクがあります。 モバイル通信事業者のMillicomは歴史的 な理由から株式はスウェーデンで上場し ていますが、中南米とアフリカで5,000万 人を超える消費者にサービスを提供して います。アフリカでは、現在、チャド、コン ゴ、ガーナ、ルワンダ、セネガル、タンザニ アで事業を展開しています。 アナリストは、前述の様々なリスクを踏ま えると、同社株式は現在の環境下で十分 に魅力的とは言えないと考えています。 本稿で紹介した銘柄に関する投資判断は、弊社グループにおける活動の事例を紹介する情報提供の目的において記載したもので、特定の業種や銘柄を推奨しようとするもの ではありません。 当資料は顧客への情報提供を目的として作成された資料であり、特定の有価証券等の勧誘を目的として作成されたものではありません。 当資料は当社が信頼できると判断した情報により作成されておりますが、 その正確性、完全性について当社が保証するものではありません。 また上記の運用実績及びデータ等は過去のものであり、将来の成果を保証するものではありません。 当資料中に示された予測や見通しにつき 3 ましては、資料作成日現在における当社及び当社グループの見解であり、今後につきましては経済及び市場の変動に伴う変化が予想されますため、予告なく変更される可能性がありますことをご了承ください。 機関投資家向け資料 Investment Insights アフリカ:急成長市場への投資の鍵は 様々な資産への分散と投資先の厳選 2015年9月 しかし、同社のバランスシートは強固で、 米ドル建て社債の利回りは魅力的である ため、同社の将来の利益から恩恵を受け る現時点でリスクの低い方法との判断か ら、ETOP運用では同社の社債に投資しま した。 先進国株式 前述のような様々な制限から、ETOP運用 では現在、サブサハラ・アフリカ諸国の株 式への投資実績はありません。しかし、だ からといって、株式という投資形態を通じ てこの地域の成長の果実を受け取れない わけでは必ずしもありません。一つの方法 は、これら地域で事業を行う先進国企業 の株式です。アフリカでは、歴史的な背景 から旧宗主国である欧州の企業が現地で プレゼンスを維持していたり、もともとは 現地の企業が旧宗主国に上場していたり するケースが少なくありません。ETOP運 用では、本社の所在地や株式の主たる上 場市場が先進国にあり、インデックス上で 先進国に分類される銘柄であっても、エマ ージング諸国に多大なビジネス基盤を有 する企業であれば、その株式に投資を行 います。また、エマージング市場では流動 性が変化し、時にボラティリティが上昇す るため、先進国市場に上場された銘柄を 通じて、アフリカへの投資機会を捉えるこ とも妥当と考えています。 E TOP運 用で実 際に組み入れている先 進国銘 柄の中では、例えば 英国とオラ ンダに二重 上場する消費 財メーカーの Unileverや、南アフリカから英国に上場 先を移したビール・メーカーのSAB Miller などが、アフリカでの事業比率がそれな りに大きな代表銘柄です。米国企業なが ら、西アフリカ沖の深海で油田の探査を 行うCobalt International Energyなども 関連銘柄と言えましょう。 エマージング株式 新興国に株式を上場しながら、フロンテ ィア市場に事業領域を拡張している企業 もあります。インドの携帯通信会社Bharti Airtelや、南アフリカのメディアとインター ネットの複合企業Naspersなどは、エマー ジング市場内では比較的経済規模の大き な本国を主たる事業拠点にして事業の規 模を確保しながら、サブサハラ・アフリカで 成長機会を追求しています。 ファンダメンタルズ調査の重要性 投資の機会もリスクも大きく、多様性に富 むアフリカ諸国に、様々な種類の証券を 通じて幅広く投資するには、十分なファン ダメンタルズ調査とそれを行えるだけの陣 容が必要となります。弊社グループでは、 エマージング市場についても、債券、株 式、プライベート・エクイティの広範囲に わたるアナリストが在籍し、それぞれが十 分な裁量の下、独立して調査を進める一 方で、意見の交換や集約、特定のテーマ に基づく集団調査などにおいては、担当 者が結集し、統合されたチームとして活動 をしています。 また、エマージング債券の場合、エコノ ミスト、担当地域や国の特殊事情を理解 しているソブリン・アナリスト、グローバ ルに各業種を担当する社債のセクター・ アナリストが連携し、調査活動を行うこ とが可能な体制を敷いています。エマー ジング株式では、業種の特性に応じて、 同一のアナリストが先進国・新興国を問わ ずに同一業種を担当する場合、エマージ ング市場の複数の業種を担当する場合な どがあり、そうしたセクターアナリストが 見過ごしがちな小国については、当該国 の銘柄全般を担当するゼネラリストを配 置し、投資機会の取りこぼしを防ぐよう配 慮しています。 また、弊社グループでは、調査活動にお いて、実地調査を通じた「現場の視点」を 重視しています。実地調査と包括的なデ ータ分析を組み合わせることにより、はじ めて投資対象の真の姿や全体像をつかむ ことが可能となり、それがボトムアップで 銘柄を選別し、長期的に安定した投資成 果を提供することにつながっていくと考え ているからです。アナリストやポートフォリ オ・マネジャーは投資対象国を頻繁に訪 問し、各国の政府当局の高官や政治家、 企業経営者、業界のリーダーなどと面談 しています。この現場訪問を通して得た知 見は、経済指標をはじめ様々なデータを 分析する際の大変重要な基礎情報となり ます。また、データに制約があり、信頼性 本稿で紹介した銘柄に関する投資判断は、弊社グループにおける活動の事例を紹介する情報提供の目的において記載したもので、特定の業種や銘柄を推奨しようとするもの ではありません。 当資料は顧客への情報提供を目的として作成された資料であり、特定の有価証券等の勧誘を目的として作成されたものではありません。 当資料は当社が信頼できると判断した情報により作成されておりますが、 その正確性、完全性について当社が保証するものではありません。 また上記の運用実績及びデータ等は過去のものであり、将来の成果を保証するものではありません。 当資料中に示された予測や見通しにつき 4 ましては、資料作成日現在における当社及び当社グループの見解であり、今後につきましては経済及び市場の変動に伴う変化が予想されますため、予告なく変更される可能性がありますことをご了承ください。 機関投資家向け資料 Investment Insights アフリカ:急成長市場への投資の鍵は 様々な資産への分散と投資先の厳選 2015年9月 に欠けることの多いアフリカ地域の場合、 遠く離れた場所でデータ分析にどれほど の力を注いでも、その効果には限界があり ます。例えば、ナイジェリアは2014年に前 年のGDPを80%も上方修正しました。そ のため、弊社グループでは現地に足を運 ぶことで直接得られる情報に高い価値を 認めています。 前出のアフリカ担当ソブリン・アナリスト のスペンスは次のように話しています。「今 日、新興アフリカ諸国を分析するには多く の時間を実地調査に費やす必要がありま す。実地調査を行うことで、アクセスでき る情報やデータの質・量が向上し、見通し を立てやすくなります。加えて、より重要 と思われるのは、経済の実態を肌で感じ ることです。政策立案者や企業、現地の 投資家を訪問し、生の声を聴くことで、物 事がどこへ向かっているのかを直感でき るようになるからです」。 「弊社グループがエマージング市場で25 年を超える期間にわたって蓄積してきた 知識と経験は今日、私たちの運用や調査 活動にとっての生命線となっています。ア ナリストは、各地域で既に築かれた強力 なコネクションやネットワークを利用でき ます。これだけの長きにわたり、これだけ の規模で新興国を調査している運用会社 はまれですから、現地でのプレゼンスは 非常に高く、弊社グループだからこそ面談 に応じてくれるキーパーソンや次へのアク セスが得られることなど、そのメリットは 数多くあります。また、古参のポートフォリ オ・マネジャーや歴代の担当者を通じて、 はるか昔からの現地の情報が伝承されま す。それは若手のアナリストに新たな視点 を提供し、多角的な分析力を養わせるとい う点で、組織全体の底上げにつながるも のと考えられます」。 ※時点の記載がない場合は2015年7月現在の情報または見解です。また、当資料は、キャピタル・グループ全体ではなく、個人の意見や見解を含みます。 当資料は顧客への情報提供を目的として作成された資料であり、特定の有価証券等の勧誘を目的として作成されたものではありません。 当資料は当社が信頼できると判断した情報により作成されておりますが、 その正確性、完全性について当社が保証するものではありません。 また上記の運用実績及びデータ等は過去のものであり、将来の成果を保証するものではありません。 当資料中に示された予測や見通しにつき 5 ましては、資料作成日現在における当社及び当社グループの見解であり、今後につきましては経済及び市場の変動に伴う変化が予想されますため、予告なく変更される可能性がありますことをご了承ください。 機関投資家向け資料 金融商品取引業者 商号 関東財務局長(金商) 第 317 号 キャピタル・インターナショナル株式会社 代表取締役社長 トーマス・クワントリル 東京都千代田区丸の内二丁目 1 番 1 号 明治安田生命ビル TEL : 03-6366-1050 (営業部代表) 加入協会 一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会 投資リスクについて 当資料に記載されている有価証券運用は、国内外の株式及び債券などの値動きのある有価証券 等に投資するものであり、組入有価証券の価格の下落や、組入有価証券の発行者の業績悪化や倒 産、国内もしくは国際的な政治・経済情勢、市場の需給関係等の影響により、運用資産の投資価 値が下落し、損失を被ることがあります。従いまして、投資家の皆様の投資元本は保証されてい るものではなく、投資価値の下落により損失を被り投資元本を割り込む可能性があります。当運 用における主要リスクには、有価証券等の価格変動リスク、為替変動リスク、金利変動リスク、 信用状況の変動リスク、カントリーリスク、有価証券先物取引等のリスク等、グローバル運用に おける通常のリスクに加え、新興諸国市場投資に伴うリスク(政治・社会的不確実性、決済シス テム等市場インフラの未発達、情報開示制度や監督当局による法制度の未整備、為替レートの高 い変動、外国への送金規制、税制等)、低格付け債券のリスク(デフォルト、金利変動に対する価 格変動等)等があります。 ご負担いただく費用について 当資料に記載されている投資一任契約に係る運用報酬は以下の通りです。 直接投資を行う運用の場合:0.972%(税込)を上限とします。 外国籍投資信託を用いた運用の場合:投資信託に係る運用報酬、投資一任契約に係る報酬 などの総計は 1.200%(税込)を上限とします。 また、組入有価証券の売買時に発生する売買委託手数料等については、運用状況や取引量に応 じて変動するものであり、事前に具体的な料率や金額、上限または計算方法等を示すことができ ません。その他、特定(金銭)信託契約に係る管理報酬を信託銀行にお支払いいただくこととな りますので、その詳細につきましては信託銀行にご確認ください。 当資料の記載内容について 当資料に記載されている個別銘柄等への言及は、情報提供を目的として例示したものであり、 特定の有価証券や業種、国等を推奨しようとするものではありません。また、当資料に記載され ている運用・調査に関わる人員は、必ずしもキャピタル・インターナショナル株式会社の所属で はありませんが、キャピタル・グループ傘下の関係会社に所属しております。
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