製造業の競争力向上に資するIoTプラットフォームの利活用 NTTデータビッグデータビジネス推進室 2015年12月１．背景  潮流：製造業において、IoT/インダストリー4.0等が取り沙汰されている → 製造業のお客様において、データをオープンにすることを起点として、バリューチェーンを構成する様々なステークホルダーが継続的な課題解決を行う仕組みが必要とされている。 ■構想：各フェーズの担当毎に実施するのではなく、サプライチェーン全体を巻き込んだ連携が必要 → 特に共通プラットフォームによる相互での連携強化 Procurement 事業課題 Product 各ベンダ毎のやりとりによるリードタイムの延伸ダウンサイジングの短縮化スループット低下の原因特定に多大な時間とコスト自動化が進んでいるものの効率化には未着手 Logistics 製品の販売先が把握できない共通化が進んでいない共通プラットフォームによる連携支援データのオープン化オープンデータ化センサデバイスからの収集大規模クラウドへの蓄積 Copyright © 2015 NTT DATA Corporation 情報分析・活用大量データの分析活動全般の見える化分析による価値創出業務の最適化/リアルタイム化業務プロセス改善活用APによる業務変革 2 ２．IoT基盤に求められる要素弊社のこれまでの活動より、製造業のお客様に提供するIoT基盤として真に求める要素は、下記の3つと想定しております。 Open (Interoperability) グローバルサプライチェーンにおけるデータのオープン化と様々なステークホルダの参加 Real-time リアルタイムでのバリューチェーン全体の可視化問題の「原因予測」に基づくPrescriptiveな工程介入 Evolutionary ステークホルダー間による分散的・自発的な業務プロセスの絶え間ない進化  一社に閉じた静的なデータ活用環境は求められていない  データ蓄積だけに特化したPaaSベンダの役割は求められていない  データ分析だけでは、お客様はもうお金を払わない Copyright © 2015 NTT DATA Corporation 3 ３．目的・実施内容 NTTデータの目指すIoT PFのコンセプトリアルタイム意思決定支援問題発見プロセス改善最適化・・・業務システム連携 Apply Application 業務変革に併せた高速なAPサイクル（数日単位のプロトタイプリリース） Analytics Copyright © 2015 NTT DATA Corporation Data 4 ４．IoTプラットフォームのビジネスモデルの基本的考え方（受託的発想からの脱却）＜オープンなIoTプラットフォームにおけるビジネスモデル＞  PFの運営主体者の一人としてコンソーシアム型運営を主導  データ販売やアプリケーション企画を主導することにより収益性を拡大 PlatformのDevOps型運営の主導 Platformのデータの活用・販売主体データ分析・加工プラットフォームサービス企画データ販売仮説検証型継続的Agile開発 IoTプラットフォーム Outbound API Management Inbound API Management ｻｰﾋﾞｽ (AP) 分析収集・蓄積 Platformの受託的提供アプリケーション開発受託 Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 運用サービス受託＜従来型ビジネスモデル＞  安定的売上は見込めるが、収益性は小さい  スピードと発展性を重視する新しいお客様ニーズに適合しない 5 ５．NTTデータが目指すIoT PFの全体観大規模・リアルタイムデータ分析プラットフォームのビルディングブロックは、収集したデータを活用するアプリケーションを容易に構築・流通するための共通機能を提供生産・保守拠点リアルタイム処理・モニタリング（CEP）ビジネスロジック大規模データ分析（In-Database Analytics）メタデータ管理セキュリティ各種センサ・IoT ゲートウェイ Copyright © 2015 NTT DATA Corporation クラウド／オンプレミスインフラ企業バックオフィス APIマネジメント（APIマーケットプレイス） AP マーケットプレイス APIマネジメント（APIマーケットプレイス） AP流通基幹系システム情報系システム各社IoTｸﾗｳﾄﾞ各種サービス 3 rdパーティ各種情報サービス 6 ６．アナリティクスソリューションからグローバルSCM、S&OP最適化へ（製造業におけるデータ活用ユースケースの例）これまで製造業のお客様にバリューチェーンおよび企業全般にわたるデータ分析活用を提供。昨今ではアナリティクス単体でのPoCや成果展開から、特に製造工程のデータ活用を起点としてグローバルSCM/S&OPへの展開を支援するケースが増加バリューチェーン主活動共通的活動商品企画設計・開発機能価値定量化歩留シミュレーション生産計画・在庫最適化・ｼﾐｭﾚｰｼｮﾝ部品枯渇予測需要分析・予測設計品質モニタリング資材トレーサビリティ入庫・出庫リアルタイム指示・管理製品のモニタリング、故障/異常予知コールセンター/機器ログ/インターネットデータからの需要機能抽出設計品質シミュレーションペルソナ導出（データドリブン）購買物流製造販売・CRM アフターサービス輸送量最適化歩留改善分析顧客DNA (by personal) リコール/設計不備予知配車・物資スケジューリングリアルタイム・予測工程・品質管理需要予測コールセンター最適化・効率化リソース全般最適化設備予防保全リアルタイムリコメンド屋内位置情報リアルタイム予測的設備運転管理離反防止 SNS指標モニタリンググローバルSCM S＆OP 企業パフォーマンス管理 (CPM) 内部統制（不正検知）人事・労務管理シフトスケジュール位置情報による労務・生産性管理設備投資管理設備更改アセットマネジメント製品利用分析による価値算出全般管理 Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 原価管理/環境会計特許資産評価 7 Copyright © 2011 NTT DATA Corporation Copyright © 2014 NTT DATA Corporation