第1回~第3回解答指針をご利用いただくにあたって

おきらく社労士の特定社労士受験ノート
紛争解決手続代理業務試験解答指針
過去に出題された、
紛争解決手続代理業務試験の解答の考え方を掲載しています。
どなたでも自由にダウンロードできるようにしています。なお、紛争解決手続代理
業務試験が行われた日(あっせん事件では、紛争となった日)現在に適用されてい
た法律や判例に基づいています。
この解答指針は、問題文にある事件で、判例が大きく変更された場合と、法改正
があって解説に整合性が保てなくなった場合を除き、改訂はありません。その点を
ご了承ください。
一方、書籍『おきらく社労士の特定社労士受験ノート』は、毎年改訂を重ねてい
ます。試験は回を追うごとに難しくなっており、
解答指針の追加掲載だけではなく、
解答の考え方、注意点を毎年整理し直して、最新情報にしてお届けしておりますの
で、ぜひ読み込んでいただき、ご活用いただければと願っております。
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この解答指針は、これから紛争解決手続代理業試験を受験しようとされている方
に、解答の考え方を示唆するものであって、模範解答ではありません。ですから、
おきらく社労士が、なぜこのような考え方をしたのか、どのように考えて解答指針
を導いたか、トレースしてみてください。当事者の一方を代理するということがど
ういうことか、見えてくると思います。
あっせん事件において、
「X の立場に立って」
「Y 社の立場に立って」というのは、
当事者の一方の代理人としての主張を行うという意味ですから、中間的な意見はい
りません。また、代理している一方の当事者にとって不利益である内容は書かない
というのがルールです。倫理については、
「受任できる」「受任できない」といった
結論ではなく、その結論に至った理由を大切にしてください。
論述式の試験ですから、右
のような形式で解答するよう
に心がけてください。
法理・理由を主張する事実
考える
順番
結論を主張するための法理・理由
結論
記述する順番