28年度当初予算の確保を強く要請~財務省、自民党

[土地連からのお知らせ No.449]
平成 27 年 11 月 16 日
28 年度当初予算の確保を強く要請
~財務省、自民党、農水省へ要請活動~
本会では、11 月9、10 日に及川正和会長と菊池勲副会長が、財務省、自民党
及び農林水産省に対し、
「平成 28 年度 農業農村整備予算に関する要請」として
「農業競争力の強化や国土強靱化を図る農業農村整備予算の平成 28 年度当初予
算の十分に確保すること」と「環太平洋経済連携協定(TPP)の大筋合意が、農
業者の生産意欲に影響を及ぼすことのないよう万全の対策を講じること」の2
項目について要請を行いました。(添付の要請書参照)
財務省では、坂井学 財務副大臣と高村主計官に面会し要請を行いました。
及川会長から、「ほ場整備によって米の生産費が 12,000 円/60kg から 8,000 円
/60kg まで縮減されているが、更なるコスト縮減が必要である。また、転作の麦
や大豆を作付するには暗渠排水やパイプラインが整備された汎用化水田が必要
であり、生産基盤がしっかりしていないと産業としての農業は成り立たない。
農業が営まれ、手入れをしているからこそ美しい農村景観が保全されており、
地域を守り、地方創生につながる農業・農村整備の必要性を御理解頂き、これ
らに向けた予算の確保をお願いしたいと」要請しました。
【坂井副大臣(左)に要請書を手渡す
及川会長(中央)と菊池副会長(右)】
【高村主計官(左)に要請書を手渡す
及川会長(中央)と菊池副会長(右)】
坂井大臣から「お話をお聞かせ頂き、施設の老朽化で新たな投資が必要だ
という話も認識している。1,000 億円の増額は非常に厳しい数字ではあるが、
できる限りご希望に添えるように私どもも頑張りますので、よろしくお願い
したい。」とのコメントを頂きました。
高村主計官からは、
「全国の農業・農村整備の状況については、十分に我々
も声を聞いている。個別所得制度は縮小したが、今予算が伸びているのは転
作助成金であり、補助金の使い方としてどこにどう回してよいのか、米の助
成金も含めてトータルで考えていきたい」とのお話がありました。
自由民主党本部では、藤原崇 衆議
院議員に同席頂き、西川公也 農林水
産戦略調査会長(元農林水産大臣)へ
要請を行いました。
TPP 対策について、「17 日までにと
りまとめることとしており、連日党本
部で検討を行っている。しっかりとし
た対策としていきたい」また、予算に
ついては、「要請頂いた内容について
は、全部理解している。しっかりと受
【西川会長(右)に要請書を手渡す
及川会長(左)と藤原議員(中央)】
け止めました。皆でハチマキをしてでも頑張っていきたいと思っているので、
応援をお願いする」との力強いお言葉を頂きました。
農林水産省では、県の伊藤千一農村整備担当技監とともに、佐藤英道 農林水
産大臣政務官と室本隆司農村振興局次長に面会し要請を行いました。
佐藤政務官からは、
「一度落ちた予算の復活には、大変な力が必要である。要
請頂いたことはしっかりと受け止めたので、概算決定までしっかりと頑張って
いきたい」とのコメントを頂きました。
室本次長からは、
「省内の調整も含めこの一ヶ月が山なので、しっかりと頑張
っていきたい」とのお話がありました。
【佐藤政務官(左から 2 人目)に要請書を手渡す
及川会長(右)、伊藤技監(左)と
藤原議員(右から2人目】
【室本次長への要請の様子】
財 務 大臣
麻生
太郎
要
様
請
書
平成 28 年度 農業農村整備予算に関する要請
平成 27 年 11 月9日
岩手県土地改良事業団体連合会
会 長
及
川
正
和
平成28年度農業農村整備予算に関する要請
岩手県の農業・農村整備の推進、また東日本大震災からの復興に対して、
平素から格別の御高配を賜り心から御礼申し上げます。
さて、国におかれては「農林水産業・地域の活力創造プラン」を策定し、
農地中間管理機構や多面的機能支払制度などの農政の大改革を進めておられ
ます。
また、新たな「食料・農業・農村基本計画」では、新たな食料自給率目標
を設定するとともに、国内の食料の潜在生産能力を評価する食料自給力を提
示し、
「強い農業」と「美しく活力のある農村の創出」を目指していく方針を
打ち出されました。
これを受け、岩手県においては、担い手への農地の集積・集約化や農業の
高付加価値化等に向けて関係団体が一丸となって取り組んでおり、農地集積
について平成 26 年度は集積目標を達成し、27 年度においても、引き続き鋭意
取り組んでおります。
しかし、生産性の高い農業を展開するための前提となる水田の整備は、東
北各県に比べ遅れており、特に本県農地の8割を占める中山間地域において
は、区画のみならず、水路や道路の整備が予算不足等によって進み難く、農
業者からの強い要望に応えられない状況にあります。
一方、気象変動による豪雨災害が多発しており、本県においても平成 25 年
度には、全国で最も多額となる農地・農業用施設災害が発生し、農村地域の
防災対策が急がれております。
さらに、本県の農業水利施設は、耐用年数を超過した施設が増加しており、
冬季の凍結融解によるコンクリートの劣化が進むなど、施設の長寿命化対策
も重要であり、これらの国土強靭化対策は、緊急の課題となっております。
よって、農地利用集積の目標達成や更なる生産コストの低減を図るととも
に、農業者の生産意欲を保持するためには、生産基盤である農地や老朽化が
進む農業水利施設の整備を、緊急にかつ計画的に進める必要がありますが、
国の農業農村整備に関する当初予算が大きく伸びない中、計画的な実施が困
難な状況にあります。
農林水産省においても、本県をはじめとする生産現場の切実な要望等を踏
まえ、平成28年度概算要求として、農業農村整備関係予算について、1,0
00億円の増額要求をしているところです。
つきましては、現下の本県の農業・農村を巡る情勢を踏まえ、平成28年
度農業農村整備予算に関しまして、下記事項について強く要請いたします。
記
1
農業競争力の強化のため、水田の大区画化・汎用化を進めるとともに、
気象変動に耐えうる国土の強靭化を図るため、老朽化したダムやため池等
の防災対策や、農業水利施設の長寿命化対策等を進める農業農村整備予算
について、平成 28 年度当初予算を十分に確保していただきたい。
2
環太平洋経済連携協定(TPP)の大筋合意が、日本の食の安心・安全
を担い、多面的機能を発揮している農業・農村を支えている農業者の生産
意欲に影響を及ぼすことのないよう万全の対策を講じていただきたい。
なお、農地利用集積の向上や水田のフル活用、多面的機能の維持・発揮
を進めていくためには、土地改良区がこれまで培ってきた経験と知識が不
可欠であり、我々は組織の力を傾注して取り組む決意であることを、申し
添えさせていただきます。
平成27年11月9日
岩手県土地改良事業団体連合会
会 長
及 川
正 和