TPP 協定署名についてのコメント

TPP 協定署名についてのコメント
本日、TPP 協定の署名がなされた。
今後、協定締結国における承認手続きが進むものと思われるが、農
業生産現場においては、協定発効後の農畜産物価格の低下や国産需
要の減少を危惧しており、食の安全・安心確保や ISDS などに関する
国民の不安も解消されているとはいえない。
2 月 2 日に協定書全文も公表となったことから、今後、協定内容に
関し、国会において丁寧に審議を行い、農業者や国民の懸念を払拭し
ていくことを強く求めるものである。
JA グループ北海道としては、TPP から北海道農業、地域社会、国
民の命と暮らしを守る運動を継続して展開していく所存である。
平成 28 年 2 月 4 日
北海道農業協同組合中央会
会長
飛
田 稔 章