庚申寺 (こうしんでら) 1 歴史(由来) 帝釈天とは、印度のヒマラヤ順弥山に住み仏教を守る武神の内最高神である。 神道では、猿田彦神である。 庚申とは青面剛王の別名で帝釈天の使者である。 青面剛王を御祈りすると、病魔や災難を除き福を招いて下さる。青神と申され60年 あるいは60日毎に巡り来る青面の三ッの御目、額の御目は帝釈天、右の御目は青面王 左の御目は夜刃明王、御手の輪宝は八方進退自在おそる処なし。活人剣を以って悪魔を 除き、左の御手に鉾を以って、悪魔を退治し、縄を以って罪を決断し、白蛇を以って病 苦を除き、御足に踏みせしむ獅子は、悪魔を降伏し、七難即滅七福即生の利益あり。 庚申祭を執行する様になって、千二百八十余年になる。 2 場所 東海市荒尾町中屋敷121 3 調査内容・現在の姿 祭神は、庚申青面金剛王が祀られている。 庚申とは、申が神の使者として「いわ猿・み猿・きか猿」という言葉があるように庚 申寺にも祀られています。もともとは、伊勢の猿田彦神社が元だそうです。 「寺」というものは、檀家の人たちと共に守っていくそうですが、庚申寺は[檀家]が いなく、信仰のある人たちがお参りにみえ、自給自足で寺を守っているそうです。 庚申様は気丈な方で、欲にはしらず自分の信念をもっている。 また、こんな話があります。庚申の日には、昼夜問わず寝ないでお祈りをしたそうで す。ちなみに、庚申の日にできた子は、強欲が強く生まれた子に[金]へんをつけるとよ いそうです。みなさんもよく、知っている大泥棒石川五右衛門が庚申の日にできた子だ そうです。 4 聞いた人 住職様 5 参考文献・資料名 6 その他 平成五年 縁日 初庚申 二月十六日・四月十七日・六月十六日・八月十五日・十月十四日 納庚申 十二月十三日 (この日の昼食は、精進料理です。)
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