樋桶の郷が「農家食堂つうだらだった」

会員の取り組み紹介
(農)樋桶の郷が「農家食堂つうだらだった」をオープン
中津市耶馬溪町にある(農)樋桶の郷が農家レストラン
さんからいただきました。早速、法人会事務局で取材に
行ってきました。
レストランのオープンは昨年の8月25日。集落営農法
人が食堂をオープンするのは県内で初の取り組みです。
建物は中島事務局長の自宅の納屋2階を改装したもので、
8人掛けのテーブル1つの小さな食堂です。
開店の一番の目的は、地区内の一人暮らしのお年寄りに
昼食を食べに来てもらったり、集いの場所を提供するため
です。
こちらの食堂では樋桶の郷の自然栽培米や野菜を使っ
たボリュームたっぷりの田舎料理定食(1200円、
コーヒー、デザートつき)を提供しています。自家製味
噌を使ったお味噌汁が絶品でした。
地区内高齢者は300円、地区住民は500円で同じ
定食が食べられます。原価との差額は集落営農法人が補
填しています。週5日のランチ営業の他、視察対応時や
集落の行事で食事を提供することもあります。
食堂の運営は集落の女性3名で行っています。食堂部
門は独立採算制のためまだまだ十分な時給は払えていな
いそうです。今後は納豆などの加工も行い、経営を拡大
して若い人を雇いたいとのことです。
をオープンしたとの情報を法人の事務局長である中島信男
(農)樋桶の郷のある下郷地区では、若者の移住を積極的
に受け入れており、この数年間で20代~30代の若者1
0世帯が下郷地区に移住し、赤ちゃんも5人誕生しました。
兼業ではありますが、移住者のうち2人の若者がオペレー
ターとして法人で働いています。
『農業後継者になれなくても、集落の後継者にはなれ
る』『将来的には集落営農法人が福祉までやれるといいな
あ』と語る中島事務局長。山間の小さな集落ですが、集落
の活性化のためさまざまな取り組みを実践しています。
皆さんも一度、食事に行って上原組合長や中島事務局長から話を聞いてみませんか。後継者確保のヒント
が得られるかもしれません。
『農家食堂つうだらだった』は完全予約制です。(営業時間11:00~17:00、日・月曜日はお休み)
ご予約は0979-56-2081中島さんまで。
裏に地図があります
農家食堂『つうだらだった』
住所:中津市耶馬溪町大字樋桶路2077番地
電話:0979-56-2081
農家食堂つうだらだった