教員免許状更新講習 シラバス B-2 「学校事故・事件-子どもの自殺事件を中心に-」 講 習 名 時 間 数 主 な受 講 対 象 者 担 当 教 員 学校事故・事件-子どもの自殺事件を中心に- 6 時間 幼・小・中・高等学校教諭 養護教諭 選択 講習形態 講義・演習 受講予定人数 70 人 望月 彰(愛知県立大学教育福祉学部・教授) 開 設 日 ・時 間 平成 27 年 8 月 11 日 (火) 9 時 10 分~16 時 40 分 会 愛知県立大学(長久手キャンパス)学術文化交流センター・多目的ホール 場 講 習 の到 達 目 標 子ども同士の「いじめ」や教員の「体罰」などを原因とする子どもの自殺が社会問 題になっています。学校教育の場における子どもの人権侵害は、社会的に大き く取り上げられた問題だけに限られるわけではありません。多くの問題は、「表沙 汰」にならないまま潜在し、被害児童生徒や保護者が「泣き寝入り」している問 題も少なくありません。その実態を改めて認識するとともに、問題解決のための 道筋を考えていくことがこの講義の目標です。 講 要 学校教育における子どもの人権侵害の実態について、講師が 20 年来関わって いる「全国学校事故・事件を語る会」の活動を通して紹介し、「学校事故・事件」 としてくくることのできるさまざまな問題の実情およびそれらに共通する本質的な 問題構造を講義します。また、受講者にも、このテーマに関わるそれぞれの体 験を率直に出していただき、提供された具体的な課題について討議するなか で、解決の指針を導き出していきます。 画 9:10~10:40 【講義①】 学校事故・事件の社会問題化-鹿川君いじめ自殺事 件 10:50~12:20 【講義②】 「指導死」問題とその先駆け-神戸高塚高校校門事件 13:20~14:20 【講義③】 「体罰」事件の問題構造-内海平君自殺事件 14:30~16:00 【講義④】 事実解明と被害者支援 16:10~16:40 【試験】 ※直近に事件が発生した場合には、その問題について検討する場合があります。 ※重大な学校事故が危惧される「柔道必修化」について検討する場合があります。 講 習 習 の 概 計 試験の方法・評価基準等 学校事故・事件の構造と対応の原則に関する認識の度合いを、論述試験によって 審査します。追試・再試は行いません。 教 材 ・参 考 文 献 等 望月・土屋編著『いのちの重みを受けとめて』神戸新聞総合出版センター 前田功・前田智恵子『学校の壁』教育史料出版会 星野安三郎・牧柾名・今橋盛勝編著『体罰と子どもの人権』エイデル 子どもの権利を守る国連 NGO DCI 日本支部編『子ども期の回復』花伝社 グリーフケア・サポートプラザ編『自ら逝ったあなた、遺された私』朝日新聞社 受 講 上 の注 意 学校事故・事件に直接関与された方には厳しい講義となります。予めご了解下さ い。
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