KEYAK! 11月号 先日のお芋ほりは天気にも恵まれ、秋の青空と子どもたちの笑顔のマッチングが最 高でした。大きいというよりデカイお芋を掘り当てたときの彼らの顔はとても純粋な ニコニコ顔で、見ているだけでこちらもうれしくなりました。 先生たちが「うわぁ大きいね~。すごいねぇ。」「みんなの顔より大きいね!」など と連呼している中で、ひとりの子が、 「小学生よりおおきいね~!」と言っていました。 この子にとっては、 「小学生」は大きいものの例えのようですね。帰りのバスにおいて も、パンパンの布袋を持ち、必ず「重い~。」と言いながらお母さんの前に降りていく 「自慢」をたっぷり含んだセリフが彼らのその日一日の姿を物語ってくれていました。 お芋ほりなどは、子どもたちにとってその日のうちに味わえるわかりやすい達成感 なのだと思います。これから始まるこどもかいなどは取り組む期間も長く、継続して いくものなので、子どもたちにとってはわかりにくい達成感なのかもしれません。ま たは達成感というより、その前にくるお母さんたちに見てもらえたり見てほしかった りする期待感のほうが大きいのかもしれません。それでも全く構いません。その後に くる、仲間とやった、クラスでやった、やり遂げた、という園生活上での実感が、子 どもたちにとっての成長や学びとして蓄積されることが大切だと思っています。 もうひとつ、こどもかいという表現活動においては外側からの視点として、一人ひ とりが「役を演じて」は、いるのですが、歌にしても劇にしても、年少~年中さんた ちは「なりきって」その世界を楽しんでほしいですし、年長さんたちは自分の「役割」 を意識できたり、演じている中にも、こどもかい当日の流れの中に「自分自身を表現 している」姿として捉えられる部分がたくさん存在していることにも思いを巡らせて 観ていただけると幸いです。 保護者の皆様にも、時間を割いてご協力いただきありがとうございます。少し気恥 ずかしいなと思いつつも、子どもたちのために!という思いが全面において前面に出 ているところが、いつもありがたいなぁ・・と思う次第です。 今月のねらい(育ってほしい姿や経験してほしいこと) 3歳 ・ ・ ・ それぞれの思いを出し合いながら、友達と一緒にあそぶ ごっこ遊びを通して友達とイメージを共有したり、自分なりに表現を楽しんだりする 季節の変化に気づいたり、秋の自然物を使って遊ぶ楽しさを味わったりする 4歳 ・ ・ ・ 友達との遊びを楽しみながら、かかわりを広げていく クラス全体でまとまってすると楽しい遊びや活動を経験し、実感する したいことが実現できるように材料や場を選んだり、使い方を工夫したりする ・ ・ ・ 互いにアイデア・イメージを出し合ってクラスで共有していく 内容や取り組みなど、クラス集団で意見を出し合って共通理解する 全体を見渡して、必要に応じて援助し合うことができる 5歳
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