平成 27 年度事業計画について

平成 27 年度事業計画について
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基本方針
我が国の経済は、引き続き、「三本の矢」からなる経済政策(「アベノミクス」)の一体
的な推進や昨年末に政府がとりまとめた「地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策」の
実施により、雇用・所得環境が引き続き改善し、堅調な民需に支えられた景気回復が見込
まれています。
一日も早くアベノミクスの成果が、広く地方に行き渡るよう期待されています。
このような中、高年齢者の雇用状況は、年齢にかかわりなく働き続けることができる生
涯現役社会の実現に向け、定年制の廃止等の高年齢者雇用確保措置の実施が義務付けられ、
昨年 6 月現在、98.1%の企業が何らかの措置を実施しています。
高齢化社会において、「職場から地域」に戻る高年齢者が生涯現役として社会参加でき
るよう、多様な形態で仕事の確保・提供を行うシルバー人材センターへの期待がますます
大きくなるものと考えられます。
しかしながら、近年のシルバー人材センター事業の実績を見ますと、会員数や契約金額
等が前年度を下回る結果が続き非常に厳しいものとなっています。
シルバー人材センター事業を取り巻く環境は大きく変化してきており、センター事業の
安定した運営を実施するには、会員の増強並びに就業機会の確保と職域の拡大を図る必要
があります。
そのためには、会員及び発注者の皆様など関係各位のご協力、ご支援を賜るとともに、
シルバー人材センターの基本理念である「自主・自立、共働・共助」のもと、地域社会に
貢献するシルバー人材センターとして、効率的な事業の推進と活性化に努めていく必要が
あります。
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重点事項
当センター中長期計画・後期計画の5基本方針に基づき、
(1)会員の増強
(2)受注拡大と就業率向上
(3)自主・自立の組織づくり
(4)安全・適正就業の促進
(5)財政基盤の強化
3 事業実施計画
(1)会員の増強
会員数は、シルバー人材センター事業を推進していく根幹をなすものであり、会員の
増強は重要であります。
①就業開拓・会員拡大委員会を適宜開催し会員の増強を図る
②会員の口コミによる会員勧誘(まずは会員の友人、知人へ)
③入会説明会の拡充
④退会会員の抑制(希望職種の見直し)
⑤一般家庭等への新聞折込チラシ配布(年2回)、会員募集チラシの配置先拡大
(2)受注拡大と就業率の向上
団塊世代やホワイトカラー層の希望職調査、開拓に努めます。
①就業開拓・会員拡大委員会を適宜開催し就業開拓を図る。
②現役世代の活躍をサポートするために、会員が活躍できる人手不足分野等の就業機会
の開拓に取り組みます。
③会員・役職員が一体となった就業及び職域の拡大
④一般家庭、民間事業所等へのシルバー人材センター事業PRチラシの配布、リーフレ
ットの送付
(3)普及啓発の推進
シルバー人材センターの目的、仕組み、活動内容等を広く市民にPRし、事業の普及・
拡充、会員の増強に努めます。
①会報「くろべがわ」の発行(年2回)〔※センターからの「お知らせ」を同封〕
②市広報紙、地元メディア等でのセンター事業のPR
③一般家庭等への新聞折込チラシ配布(年2回)
④「シルバーの日」をはじめとしたボランティア活動の実施
⑤公民館窓口等にチラシ・リーフレットの配置
(4)自主・自立の組織づくり
全員参加の自主運営組織として理事(役員)会や各種委員会、職務班等の機能強化、
組織の活性化に努めます。
①理事(役員)会、理事専門部会の活動強化
②各種委員会を適宜開催し活動強化
③リーダーを中心とした職務班活動(グループ就業)の確立
④会員互助会の活性化
(5)安全就業の徹底
安全就業は、シルバー人材センターの事業の原点であります。
①会員安全就業基準の周知・励行の徹底
②安全研修会や技術講習会を通じた安全意識の高揚と啓発
「自動車使用要綱」の施行、就業のクレーム・事故を全会員へ周知
③安全パトロールによる安全就業の確認、事故防止
④健康管理研修、健診受診の勧奨
(6)適正就業の推進
就業機会の公平化・適正化に努めます。
①会員適正就業基準の周知と遵守
②ローテーション就業やワークシェアリングの推進
(7)財政基盤の強化
安定した事業運営を行うため財政基盤の確立を図ります。
①事業運営の効率化による管理経費の節減
②事務の省力化と経費節減を目指した調査・研究