天皇皇后両陛下パラオ・ペリリュー島慰霊巡幸 天皇皇后両陛下パラオ

天皇皇后両陛下パラオ・ペリリュー島慰霊巡幸
JJ1SXA/池
天皇皇后両陛下は、4 月 8 日~9 日にかけて、大東亜戦争において、日米両
軍の激戦地であった西太平洋のパラオ・ペリリュー島を訪問され、戦没将兵を
慰霊される事が決まった、硫黄島、サイパンに続いての慰霊巡幸、大変ご苦労
様なことです。
利用されるのは、海上保安庁の巡視船「あきつしま(基準排水量 6,500 トン)」
のようですが、これについて、西村真悟氏は以下のように述べている。
…パラオにおける天皇皇后両陛下のご宿泊先を、海上保安庁の巡視船「あき
つしま」にするとは何事か。
天皇の我が国家における御存在を何と心得ているのか。君側の情けない官僚
組織よ。
天皇陛下の乗られる飛行機は、政府専用機と言っているが、これは国家を示
すエアー・ホース・ワン、空軍機であり航空自衛隊が運用している。
従って、天皇陛下の乗られる船は、海上自衛隊の運用する軍艦であるべきだ。
宮内庁および安倍内閣、国家の品格というものが分からんのか。
パラオにおける天皇陛下のお召艦は、国家を示す軍艦旗を掲げた海上自衛隊
の大型輸送艦「おおすみ(基準排水量 8,900 トン)」で、前後左右 4 隻の護衛
艦と若干の潜水艦によって警護され威風堂々とパラオのコロール沖に集結すべ
きである。
パラオの国民も英霊もいかに喜ばれるか。
また、「おおすみ」には病院船の機能と設備があり、ゆっくりとお休みになれ
るスペースが確保できる。巡視船にはその機能がない。
宮内庁および安倍内閣は、両陛下がご高齢であられるのが分からないのか。
…南シナ海からあのミクロネシアの海域は、シナのややこしい公船や海賊船
やムスリム過激派の跋扈する海域である。
またこの度、「イスラム国」が如何なる声明を出しているのか、もう一度読み
直してみよ。
我が国は、テロリストとの戦争状態にあることをゆめゆめ忘れるな。
くれぐれも国外に出られた天皇陛下の安全確保のための、万全の警戒を怠る
な。…と。
確かに、両陛下のご高齢を案じ、安全確保のためには、正論だと思う、体調
に異変があっても病院船の機能があることは心強い、それよりも、安全確保の
面では、巡視船「あきつしま」と護衛艦に守られる輸送艦「おおすみ」では、
格段の差がある。
西村氏の言うように、「イスラム国」の声明だけでは無く、どのようなテロ攻
撃があるやも知れない、一国の元首を狙う功名心溢れるテロ集団は多い。
勿論、巡視船の単独行では無く、護衛の手立ては当然計画されているでしょ
うし、万が一の緊急の退避行動も計画は練られていることだろうが、何があっ
ても両陛下の安全は守り抜かなければいけない、取りこぼしは許されない。
何故自衛艦でなく巡視船にするのかのいきさつは伺い知れぬが、自衛艦を使
い外国に向かうということが、近隣諸国や野党の批判、反対がわずらわしくて
気を使ったのであれば、情け無い。
戦争に出かけるのでは無い、一国の元首が外国に出かけるのにそんなところ
に気を使う必要は全く無い。
自衛艦で行くと決定すれば、野党からは当然、与党内でも批判が出るかも知
れない、左翼はここを先途と声を上げるだろうが、それが、平和ボケの日本の
象徴だ。
今度のイスラム国の人質事件でも、平和ボケしている日本の姿が浮き彫りに
なった、確かに人命は大事だ、この原則はゆるがない、しかし、情報収集能力
の欠如は、歯がゆかったし、もし、拘束されている拠点に救出作戦が挙行でき
る場面だったらどうしただろう、他国の軍隊にお願いするだけなのか?
その時のため、陸自の特殊作戦群の隊員達は日夜猛訓練に明け暮れている、
だが法整備が整っていない、宝の持ち腐れだ。
そんな話はどっかに置いておいて、ただ、人命が大事だと大合唱するだけの
日本、平和ボケから醒めなければいけない。
テロは何処から仕掛けられるかわからない、洋上へ出るのだ、海中や上空を
含め万全を図らなければいけない、日本の現状では、自衛隊以外にその任を全
うできる部署は他にない。
警戒任務に自衛隊を使うなら、最初から堂々と海上自衛隊に全任務を任せる
のが本筋だ、両陛下にもしものこと(テロのみならず、お病気のことも含め)
があったら、どうするのだ、安倍総理が辞任すれば済む話では無い。
佐藤守氏(元空自パイロット・空将)は、…何時までも自衛隊に 3K 仕事だ
けさせるな、本来の任務を遂行させろ…と常々主張している、また今度の「イ
スラム国」人質事件に関連して、…国際的な普通の国であれば、自国民が二人
も「さらし首」になったのだから、ただちに報復攻撃をするのが常識だ、直ち
に戦闘機か艦船を派遣して報復攻撃を加えていいのだが、「地球を愛する」平和
民族だから、決してそんなことはしない、だからなめられるのだ…と、言って
いる、ご尤もだと思う。
(04,Feb,2015 記)