平成26年六管10大ニュースを決定! - 海上保安庁

問い合わせ先
第六管区海上保安本部総務部総務課
課長 中西 正直
082-251-5111(2110)
平 成 26 年 12 月 25 日
第六管区海上保安本部
報道機関 各位
平成26年六管10大ニュースを決定!
第六管区海上保安本部では、六管管内で発生した1年間の海上保安をめぐる出来事に
ついて、報道記者、職員へのアンケート調査を行い、その結果をもとに、別添のとおり六管
10大ニュースを決定いたしました。
・ 本件については、本日以降、六管区HPにおいて公表いたします。
・ 別添資料に使用している画像データをご希望の方は、総務課企画係(内 2117,2118)
までご連絡をお願いいたします。
この10大ニュースは、六管管内で発生した今年一年間の海上保安をめぐる出来事について、
報道関係記者、六管職員へのアンケートにより選出したものです。
海上自衛隊輸送艦おおすみ・プレジャーボートとびうお衝突死亡事件
1月15日、広島県大竹市阿多田島北東沖において、海上自衛隊輸送艦「おおすみ」(89
00排水トン)とプレジャーボート「とびうお」(7.6メートル)が衝突、その衝撃により「と
びうお」が転覆しました。乗員4名のうち船長等2名が溺死したほか1名が肋骨骨折等の傷
害を負う衝突死亡事件が発生、広島海上保安部は、現場海域での「おおすみ」・「とびう
お同型艇」を使用した大規模な再現検証を行うなどを行い、6月5日「おおすみ」当直士
官(航海長)及び同艦長並びに「とびうお」船長(死亡)を業務上過失致死等により送致しま
した。
潜水器密漁事件で4名逮捕
徳山海上保安部では、山口県柳井市阿月地区を根拠地とする潜水器密漁グループ
が荒稼ぎをしているとの情報に基づき、平成25年6月から1年5ヶ月の内偵捜査を経て
11月13日から14日にかけて広島航空基地MH962、山口県漁業取締船せきしょう
と連携し、取締りを実施した結果、密漁現場の現認継続追跡を行い、14日午前零時過ぎ
に潜水器密漁船が定係港である柳井市阿月漁港に入港してきたところを急襲し、乗船者4
名を潜水器密漁容疑で現行犯逮捕すると共に、漁獲物であるウマヅラハギ約270キログ
ラムを押収しました。
新型巡視艇「みねぐも」就役!!
新型巡視艇「みねぐも」は、37年4ヶ月に及ぶ任務を終えた巡視艇「はまづき」
の後継として3月に就役しました。東日本大震災を受け、防災面を強化した設計で「夜間監
視装置」「防災情報等表示装置」「水中音波探知機(ソナー)」を備えています。4月16日
には関係機関約130名を招き、就役披露式が行なわれました。
死魚の大漁?大量投棄者を検挙
海を泳ぐ 逃走?イノシシ 映像提供!!
特定事業場からの違法排水排出違反の摘発
MAZDAスタジアムにおける安全啓発活動
底引き網に迷い込んだアカウミガメ救出!
2隻のPL1,000トン型巡視船新造船の引渡し
なななんと!図画コンクールでまさかの大臣賞、長官賞W受賞!!
平成26年第六管区海上保安本部10大ニュース詳細
順位
項目及び説明文
海上自衛隊輸送艦おおすみ・小型船とびうお衝突死傷事件(1月)【広島】
1月15日午前8時ころ、広島県大竹市阿多田島北東沖において、海上自衛隊輸送艦「おおす
み」(8900排水トン、乗員122名)とプレジャーボート「とびうお」(7.6メートル、乗員4名)
が衝突、その衝撃により「とびうお」が転覆しました。乗員4名のうち船長等2名が溺死した
1位 ほか1名が肋骨骨折等の傷害を負う衝突死亡事件が発生、広島海上保安部は、現地対策本部と
して当本部捜査員等の派遣を受け、適切な捜査を行い、現場海域での「おおすみ」・「とびう
お同型艇」を使用した大規模な再現検証を行うなどして「おおすみ」当直士官(航海長)及び同
艦長並びに「とびうお」船長(死亡)の過失を特定し、6月5日、前記3名を業務上過失致死等に
より送致しました。
潜水器密漁事件で4名逮捕(11月)【徳山】
徳山海上保安部では、山口県柳井市阿月地区を根拠地とする潜水器密漁グループが荒稼ぎをし
ているとの情報に基づき、平成25年6月から1年5ヶ月の内偵捜査を経て、11月13日か
2位 ら14日にかけて広島航空基地MH962、山口県漁業取締船せきしょうと連携し、取締りを
実施した結果、密漁現場の現認継続追跡を行い、14日午前零時過ぎに潜水器密漁船が定係港
である柳井市阿月漁港に入港してきたところを急襲し、乗船者4名を潜水器密漁容疑で現行犯
逮捕すると共に、漁獲物であるウマヅラハギ約270キログラムを押収しました。
新型巡視艇「みねぐも」就役!!(3月)【坂出】
新型巡視艇「みねぐも」は、37年4ヶ月に及ぶ任務を終えた巡視艇「はまづき」の後継とし
3位 て3月に就役しました。東日本大震災を受け、防災面を強化した設計で「夜間監視装置」「防
災情報等表示装置」「水中音波探知機(ソナー)」を備えています。4月16日には関係機関約
130名を招き、就役披露式が行なわれました。
死魚の大漁?大量投棄者を検挙(6月)【松山、警救部】
松山海上保安部は6月、港内に浮流する大量の死魚を発見したことを端緒に捜査を開始し、目
撃情報が無いなか、粘り強い情報収集を行いました。その結果、活鯛を車両運搬していた運転
4位 手が大量に死魚を発生させたとの情報を入手し、被疑者を逮捕のうえ捜査を行い、運搬中に発
生した死魚200匹(約300キログラム)の処分に困った被疑者が海中に投棄した事実を特
定し、全容解明を行いました。
海を泳ぐ 逃走?イノシシ 映像提供(11月)【高松】
11月4日午前9時5分ごろ、高松海上保安部所属巡視艇くりなみが、香川県高松市沖合約1
5キロメートルの海上で小豆島方向に泳いでいるイノシシ1頭を見つけ、撮影しました。前日
5位 の3日には、香川県高松市内でイノシシが2人にけがを負わせた後に、海に飛び込む姿が目撃
されるという騒ぎがあり、同じイノシシであるかは不明でしたが、高松海上保安部提供の映像
が全国版TVニュースで流れるなど反響がありました。
特定事業場からの違法排水排出違反の摘発(5月)【水島、警救部】
六管区では水質汚濁防止法に基づく特定事業場に対する取締りを重点事項の1つに掲げて取り
組んでおり、水島海上保安部は5月、2ヶ月以上に及ぶ内偵捜査の結果、法で定められた排出
6位
基準を超えた汚水を水島港内に排出している特定事業場(織物染色業者)を特定し、平成25
年11月に引き続き水質汚濁防止法違反で特定事業場を摘発しました。
MAZDAスタジアムにおける安全啓発活動(7月)【総務部】
7月29日、広島カープのホーム球場であるMAZDAスタジアムで行われた広島カープ対中日
ドラゴンズ戦で観戦来場者26,000人に対し、夏季における安全啓発活動を実施しました。う
7位
みまる潜水士や職員によるCCダンス等で「海のもしもは118番」をアピールしましたが、
この日惜しくもカープは負けてしまいました。
底引き網に迷い込んだアカウミガメ救出!(7月)【今治】
7月27日午後10時ころ、今治沖で操業中の漁師から「網にウミガメが入ったが一人では海に
帰してやれないので、手伝ってもらいたい。」と118番通報。巡視艇いまかぜが救出に向っ
8位
たところ、そこには甲羅約65cm、体重約70kgの大きなアカウミガメが。しかし海上保
安官3名で奮闘の末、無事に竜宮城に帰してあげることができました。いつかきっと恩返し
が・・・
2隻のPL1,000トン型巡視船新造船の引渡し(9月)【船技部】
9月30日に船舶技術部で建造監督を実施していました平成23年度補正予算(東日本大震災
9位 復興特別予算)PL1,000トン型巡視船2隻のうち、2番船「巡視船まつしま(第二管区宮城
海上保安部)」を引渡しました。なお、7月31日に「巡視船きい(第五管区和歌山保安
部)」の引渡しを完了しています。
なななんと!図画コンクールでまさかの大臣賞、長官賞W受賞!!(10月)
【警救部】
10月20日、本庁で行われた「未来に残そう青い海・海上保安庁図画コンクール」最終審査に
おいて、松山海上保安部からの応募作品が全国33,091点の応募作品の中から、見事図画
10位 コンクール第15回目の開催を記念して設けられた特別賞である国土交通大臣賞受賞の栄誉に
輝きました。さらに今年は、なんと、同じく徳山海上保安部からの応募作品についても当管区
として3年ぶり3回目となる海上保安庁長官賞受賞という驚きのW受賞となりました。
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