名古屋大学省エネ・節電実行計画〔H27’夏季〕 (抜粋) 1.基本方針(要旨) 名古屋大学は、名古屋市最大の業務用エネルギー消費事業者であり、これを受けて 本学は、新たに二酸化炭素排出量の削減目標を、2024年度までに30%削減に設定 (2005年度比)することを検討している。 また、昨年度の光熱水費は前年度比で約16%増加し、一般運営費交付金の約12% に達するため、法令等遵守と学内運営経費削減、さらには大学としての地球環境保全 に対する先導的役割を果たすことを目的に、夏季に省エネ・節電対策を実行する。 2.取組の対象と期間 全キャンパス:平成27年 6月1日~ 9月30日 (冷房期間:7月1日~9月15日) 3.数値目標 <エネルギー使用量削減目標> 夏季のエネルギー消費原単位 1%以上削減 (平成26年度比) <ピーク電力抑制目標> 契約電力マイナス4%を上限として超過しない (政府の定着節電目安) 4.省エネ・節電の重点項目 (1)部局毎に”省エネ重点項目”を設定し、”自己評価”を実施 ※エネルギー使用量の多い部局を中心に、省エネの取り組み内容の確認や助言を行います。 (2)ホームページ等を介し電力使用状況の「見える化」を更に推進 ※東山地区は建物毎の電力消費が見やすくし、ピーク電力記録時の各学部の電力使用状況等を公開します。 (3)ピーク電力抑制目標値の超過予測時に「緊急節電協力要請メール」を発信 ※メール配信の頻度が極端に多くならぬよう、今夏も更に配信条件を見直しています。 (4)中央監視による空調省エネ制御(設定下限26℃、消し忘れ防止制御) ※集中制御の対象となる部屋を再確認し、集中制御エリアの拡大を目指します。 (5)フリーザーの実態調査(仕様、運用・メンテナンス状況)を実施 ※本調査に合わせてフリーザーの節電、設定温度の見直しを呼びかけます。。 (6)エネルギー使用量に応じて各部局にインセンティブとペナルティーを付与する シミュレーションを行う(次年度以降の導入を目指す) ※部局毎の7月,8月のエネルギー使用量が前年度より減少した場合は、光熱費割引する。この割引の財源は、 各部局から電気・ガス料金を3%上乗せして徴収すると仮想。今夏に新規運用を開始する部分は除外します。 5.省エネ対策と効果 一人一人ができる対策 (学内における1時間あたりの効果) 不要な照明の消灯を徹底する。 空調の設定温度を1℃上げる。 ドラフトチャンバの開閉窓は、 不在時に最小開口とする。 エネルギー1%削減時の削減額 ➢ 教員室、院生室等を消灯すると 300kWh 削減 ➢ 教員室, 院生室, 実験室等で1℃上げると 400kWh 削減 ➢ 機器の3割で実施すると排気ファンのみで 100kWh 削減 (更に空調エネルギーも大きく減少できる) ➢ 文系部門 1,500、理学部門 3,700、工学部門 5,200 農学部門 1,500、共同研究部門 2,300、共同利用部門 2,300 医学部門 3,000、大幸地区500 (単位は千円/年) 参考 昨年度の実績 16,000 契約電力(H26) 15,900kw40.0 14,000 35.0 12,000 30.0 10,000 25.0 8,000 20.0 6,000 15.0 4,000 最高気温(℃) 45.0 10.0 H26デマンド 2,000 5.0 H26最高気 温 0 0.0 8月30日 8月28日 8月26日 8月24日 8月22日 8月20日 8月18日 8月16日 8月14日 8月12日 8月10日 8月8日 8月6日 8月4日 8月2日 7月31日 7月29日 7月27日 7月25日 7月23日 7月21日 7月19日 7月17日 7月15日 7月13日 7月11日 7月9日 7月7日 7月5日 7月3日 夏季休業(学生夏休み) 7月1日 デマンド(kw) 東山地区デマンドと気温について(平成26年7,8月) 18,000
© Copyright 2024 ExpyDoc