薬剤師実務体験実習 1年 後期(第3学期) Pharmacy Practice Experiential Laboratory 実習 必修 0.5 単位 13講 (科目責任者) 守屋 寛之 坂東 勉 藤本 哲也 佐藤 惠亮 武田 香陽子 村岡 千種 薬剤師業務体験を通じて、薬学計算、患者コミュニケーションの重要性を理解し、薬剤師業務 授業概要 に必要な計算能力、コミュニケーション能力の基礎を修得する。 科目担当者 1. 調剤に必要な計算能力を修得する。 一般目標 2. 処方せんに従って調剤ができるための基本的事項を修得する。 (GIO) 3. 適切な態度で、患者と応対できるコミュニケーション能力の基礎を修得する。 到達目標 (SBO) 区 分 1 2 3 4 5 テキスト 参考書 成績評価 1. 処方せんを見て、%(w/v、w/w、v/v)、mg/mL、mol などの濃度計算に基づき、必要な秤 取量の計算ができる。(技能:独自) 2. 添付文書などの情報から年齢、体重、体表面積など、患者の状態による適切な投与量を計 算し、処方を評価できる。(技能:独自) 3. 規定濃度、pH および浸透圧の計算により、製剤を調製するために必要な医薬品および試薬 の量を求めることができる。(技能:独自) 4. 処方せんに従って、計量調剤・注射薬調剤ができる。(技能:F-(2)-③-3,14) 5. 処方せん受付場面において、患者に対し適切な言葉遣い、態度で接することができる。(技 能、態度:F-(2)-④-1) 6. 他者の意見を尊重し、協力してよりよい解決法を見出すことができる。(技能・態度:A-(3)①-9) 項 目 授 業 内 容 1. 実習日程と実習室の説明 2. 散剤、液剤、注射剤、患者とのコミュニケーションの各実習内 1. 全体ガイダンス 容に関する説明 (1 日間 1 講) 3. 成績評価に関する説明 (守屋) 1. 処方せんの見方、濃度計算、患者状態に基づく適切な薬用量計 算、賦形量の計算、秤取量計算、手洗いの仕方と意義 1. 散剤調剤と計算 2. 調剤業務の基本的な流れ (1 日間 2 講) 3. 調剤器具・電子天秤の使い方、調剤実習 (対応 SBO 1,2,4,6) (坂東、守屋) 1. 処方せんの見方、濃度計算、患者状態に基づく適切な薬用量計 算、賦形量の計算、秤取量計算、手洗いの仕方と意義 1. 液剤調剤と計算 2. 調剤業務の基本的な流れ (1 日間 2 講) 3. 調剤器具の使い方、調剤実習 (対応 SBO 1,2,4,6) (守屋) 1. 処方せんの見方、濃度計算、投与速度、患者状態に基づく適切 な薬用量計算、浸透圧、pH などの計算 1. 注射剤調製と計算 2. 調剤業務の基本的な流れ、手洗いの仕方と意義 (2 日間 4 講) 3. 無菌室、調剤機器の使用方法、調剤実習 (対応 SBO 1,2,3,4,6) (藤本、佐藤恵) 1. 患者に対するあいさつ、言葉遣い、身だしなみ 1. 患者とのコミュニケー 2. 相手が話しやすい態度、質問の方法 ション (対応 SBO 5,6) (武田、村岡千) (2 日間 4 講) 北海道薬科大学 「薬剤師実務体験実習書(平成27年度)」 日本薬剤師会 編「第十三改訂 調剤指針」(薬事日報社) 高田充隆 編「グラフィックガイド薬剤師の技能 -理論まるごと実践へ-」(京都廣川書店) 山形大学基盤教育院 編「スタートアップセミナー 学修マニュアル なせば成る!」(山形 大学出版会) 後藤惠子 他編「ファーマシューティカルケアのための医療コミュニケーション」(南山堂) 個別テスト(区分 2~4)、グループテスト(区分 2~4)、ポートフォリオ(区分 5)、実 習態度(各区分全体を通しての相互評価)により評価(各 25%)する。 科目担当者 との連絡 守屋 教員室:B318、メールアドレス:moriya(at)hokuyakudai.ac.jp 坂東 教員室:B520、メールアドレス:bandoh-t7(at)hokuyakudai.ac.jp 藤本 教員室:B206、メールアドレス:t-fjmt (at)@hokuyakudai.ac.jp 佐藤惠 教員室:B116、メールアドレス:sato-k(at)@hokuyakudai.ac.jp 武田 教員室:B206、メールアドレス:takeda-ka(at)hokuyakudai.ac.jp 村岡千 教員室:B206、メールアドレス:muraoka-c(at)hokuyakudai.ac.jp *(at)は@に置き換えてください。 1. 実習前に実習書中の事前学習をしておくこと。 事前学習・ 2. 実習後には、実習書や配付プリントを整理し、薬剤師実務に必要な計算やコミュニケーシ 事後学習 ョンの基礎を復習しておくこと。 関連科目 備考 薬学生入門、薬学計算Ⅰ、薬学計算Ⅱ、情報リテラシー、薬学概論Ⅰ、薬学概論Ⅱ 1. 2. 3. 4. 5. 区分 2,3,4 は関数電卓を持参すること。 すべての区分において白衣を着用のこと。 区分 5 については、一般市民による SP(模擬患者)参加型ロールプレイを実施する。 相互評価はピア評価システムを用いて実施する。 本実習では、5 年次および 6 年次生がスチューデントアシスタント(SA)として参加する。
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