私、マザー芙佐子(本名 片岡芙佐子)と申します。 カントリーグレイン創業

私、マザー芙佐子(本名
片岡芙佐子)と申します。
カントリーグレイン創業者です。よろしくお願い申し上げます。
この地(東広島市福富町下竹仁 225-2)にパン工房、カントリーグレインを設立し
まして、26 年という月日が過ぎ去りました。
振り返ってみますと、広島市内で開店し、この地に移転して来ましたのは 48 才
の時でした。65 才で停年、長男(片岡祐士-現社長)が後継してくれまして現在に至
っておりますが、このように会社の生命である理念もあわせ時を重ねる事ができて
おります事は、カントリーグレインを支持して下さっている方のお蔭と未知の私共、
よそ者を受け入れて下さり、余りある心情をかけてくださっている福富町のおひと
りおひとりのお蔭です。
長男(祐士)が高校生の時、将来カントリーグレインを後継する意志があるかどう
か真剣に聞いてみた時、彼は後継するとはっきり意思表示をしましたので、長期に
恒るカントリーグレインの理念実現の為この地に移転したという、はじまりがあり
ました。
この地に決断した理由は、
・きれいな水が必要だった(酵母菌に塩素消毒の水道水を与えたくなかった。)
・小麦を植え、その小麦でパンをつくりたかった。
・自然恩恵を受けられるところで、パンづくりの生活がしたかった。
これらの条件を満たしてくれる地、それが福富町でした。
あらゆる事に恵まれてカントリーグレインは新たな産ぶ声をあげる事ができま
したが、決定的なひとつの事は、長男(祐士)が約束をまもり後継してくれた事でし
た。
世代交替の時、彼はアメリアに留学、母校の要講に応じ、カレッジで働くとい
う道が開け、アメリカ生活をしておりました。夏休みには、友人と帰国し楽しそう
に日本を案内したりしており、まさに若き青春の楽しいアメリカ生活中、ほんとう
に帰国して後継してくれるのだろうかと不安になる事もありました。しばらくして、
「シンガポールに行ってくる」という事で日本経由を選び帰国した時、思いがけな
く彼が出発の前日言った事は、『お母さん 僕 1 ヶ月ぐらいでカントリーグレイン
に帰ってくるから・・・それまで時間をちょうだい』でした。
私は驚き、「それはよくないでしょう」ととっさに言ってしまいました。シンガポ
ール行きは、友人から「シンガポールで菜食レストランの立ちあげをしてもらえな
いか」という声がかかり、そのオーナーさんに会いに行くための行程での日本立寄
りだったのです。彼自身も大きな夢と実力を試すチャンスでもあり、引き受けた事
だと推察できますが、、
、 シンガポールでは、機体して待っていて下さるでしょう
し、それを直前にお断りするのは、あまりにも礼を欠いた人間のやる事と思え、私
は「それは良くない」としか思えなかったからでした。彼の答えは「お母さんには
関係のない事で、
『僕は、今回は面接に行くのではなく重ね重ねお詫びをしに行く。
心配しないで、僕はアメリカも思い残しのないよう整理して帰ってくるから』」と
いう事で思いがけない時に思いがけない帰国をしてくれてカントリーグレインを
後継してくれました。
彼は苦しみ抜き自分を犠牲にして約束を守ってくれたのだと思うと、今でも胸が
痛みます。
シンガポールで待っていて下さったオーナーさんは、世界中で知らない人はあそ
らくいない企業家のご子息でした事を知った時、そちらを選んでいたらもっと自分
らしく自由の境地で羽ばたけたのかもしれないのに・・・。
しかし、彼は約束通り、帰国し現在はこの働きの意味を深く考え自分の成し得る事
をこの場所で実施しているのだと思えるようになりました。
先進的な栄養学を発信しているのは、実はアメリカです。多くの発表の出所は、
アメリカの大学の極く一部の研究者からの研究に依るところが多く、実用しやすく、
それは普及すると結果が出るという光になります。
食の分野からのみえてくる事ですが、
実は 100 年以上昔の日本は研究者によらず、
天からの声を聴きとる事のできる信仰者によって同じ栄養学的な決定事項が伝え
られていました。考えあわせてみると、まさにこれが真理からみえてくる処の人を
つくる『食の世界の決め事』なのだと。私自身の信条でもあり、カントリーグレイ
ン社長の実施している「神ながらの食のあり方」だとの信念からだと思います。
彼が学校を卒業する時、卒業式に出席しました。3~4 日の滞在で見た事、感じた
事、確信を得た事は、「幸せな人間になりたい!ならば食を変えれば良い」と心底
から思えた程、学校関係者と生徒さんの姿はやさしく、明るく、スナオで快活でし
た。
お伝えしたい事は、現社長はこのカレッジで学び、それを実施させていただいて
いる場所がカントリーグレインと cafe SPROUTS なのです・・・。長くなりすぎま
した。
ここに帰って来まして、カントリーグレインの姿をみれる事はありがたく嬉しい
事です。
スタッフ共々よろしくお願い申し上げます。
2015 年 11 月 25 日 マザー芙佐子
追記
(体、心、たましいの総合体が、いつも元気で生活する。)
ためのセルフケア、セミナーの準備中です。
第 1 回目は、ヘナトリートメントをテーマに 11 月 29 日(日)です。
セルフケアであいましょう!