オゾン機器への多い質問Q&A 1.MCオゾナイザーは酸化により臭いをとるという事だが、機械は錆びないか? 水溶性切削液には錆対策として防錆剤が混入され、phも8.5以上に保つよう管理されています。 オゾンは酸化力が強いですがMCオゾナイザーの標準仕様は60mg/hと、低濃度オゾンです。 切削液の中は反応物が非常に多くオゾンはその反応物に反応し、消失します。 曝露試験をしましたが異常無しという結果でした。 1-2.オゾンの半減期は? 水中のオゾン寿命は数秒から数十分です。消失速度は溶質及びpHに依存しています。 中性や酸性では安定しているがアルカリ性では数秒から数分で消失します。 海水中のオゾン半減期は約5.3秒~30秒後には消失するといわれています。 2.本体からホースを分散させて使用する事は可能か? MCオゾナイザーは60mg/hのオゾンを10L/minのポンプでタンク内に供給しています。 三叉分岐器具(SUS製)を使いシリコンチューブで分岐すれば可能ですが効果は減少します。 納入先の事例として3台の工作機械、(1台(200㍑)×3台)に分配して使用されてるケースはあります。 3.水溶性切削液のタンク容量はどの程度まで脱臭できますか? 200L~400L程度のタンクを標準と考えています。 4.設置後、どの位で効果が上がるのか? 200Lのタンクで水溶性切削液は2~3ヶ月(夏場は1ヶ月)で腐敗臭を発生させます。 ①どの程度の臭気なのかにも寄りますが MCオゾナイザーで1~2週間で効果が出ます。 ②新液の状況でオゾンを投入しておけば臭気の発生は殆ど抑えられます。 5.大型タンク内の切削油の臭いをとる機種はあるのか? オゾン発生濃度に関しては様々な形態で揃える事が出来ますので、可能です。 事例) 4000Lのタンクには600mg/h×40L 2000Lのタンクには300mg/h×20L 6.火災対策に関してはどうか?(油ミストの状態での引火性) 防爆仕様ではありませんが ①難燃性部品を使用しています。 ②装置内部に温度センサーを設置しています。 異常発熱が発生した場合、電源供給を停止します。
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