401kと中退共は似て非なるもの しかし、制度の目的が違うため、その

401kと中退共は似て非なるもの
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401kと中退共の非課税の取り扱いはほぼ同じです。
課税メリットだけを考えると同じような制度です。
掛金拠出時
運用時
受取り時
社会保険料・税金が
非課税
利息・収益に対して
非課税
退職所得控除
公的年金控除の
扱
扱い
► しかし、制度の目的が違うため、その中身は大きく違います。
401kと中退共の目的
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401kと中退共の法律の目的を再確認しましょう。
401k(確定拠出年金法)
国民の高齢期における所得の確保に係る自主的な努力を支援。
民
→ 高齢期の所得にかかわる年金制度の拡充が目的です。
中退共(中小企業退職金共済法)
中小企業者の相互扶助の精神に基き その搬出による退職金共済制度を確立 。
中小企業者の相互扶助の精神に基き、その搬出による退職金共済制度を確立
→ 中小企業に勤める者の退職にかかわる資金手当てが目的です。
賃金制度での位置づけ
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賃金制度では明確に分かれます
賃金
労働基準法第11条・第89条
第89条2
月例賃金
第89条3の2
退職手当
の決定
第89条10
外部積立の
非課税制度
の利用
(全従業員に適用する定め)
今支払う
退職時に支払う
60歳以降に支払う
給料
中退共
401k
401kと中退共は併用できる
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401kと中退共は、制度の目的が異なることから、それぞれの拠出限度額
に影響を受けることなく併用できます。
影響を受ける となく併用できます。
中退共拠出限度額
30,000円
合計非課税枠は、76,000円
401k拠出限度額
46,000円
円
併用可能な制度
給与課税