『一口テクニカルコメント』―「小売り株」のその後、「Q&A」人気・KLab に

『一口テクニカルコメント』―「小売り株」のその後、「Q&A」人気・KLab に波乱
編集委員・三村
上欄「『業種別 6 色分布図』」における上位 3 セクター」のトップに「空運」が躍り出た
ほか、銀行や保険など金融セクターの上昇波動比率が高くなっている。これらの下に、
食料→その他金融→水産農林→小売、と続く。小売に関しては、6 月 18 日の当欄で
取り上げ(http://chart.masudaasi.com/images/107060/21.pdf)、小売、特に「訪日
外国人」関連株を中心に先高期待を持てるという分析を行った。
具体的には、三越伊勢丹 HD(3099)、良品計画(7453)、J フロント(3086)、ドン・キホ
ーテ(7532)を取り上げたが、その後、おおむね、上値追いの展開になっている。とり
わけ、J フロントが大引け後に決算発表をしており、明日の株価動向に注目が集まる。
この日の大引け時点で、先読みがブルーになったため、この読み通り、目先調整に
入るのか、それとも、2380 円以上で「先読み返し」となり、さらなる上値追いのテンポ
に拍車がかかるのか、重要局面を迎えている。
この投資情報は、投資勧誘を目的としたものではありません。また、文中に使用されている言葉、数字等は万全を
期してはおりますが、その正確性に責任は負いかねます。銘柄選択、投資時期等の最終決定はお客様ご自身で
ご判断なさるようお願い致します。
★「上昇の崩れ(C)」⇒ 「上昇(B)」への復帰銘柄は、数こそ減
少したものの引き続き増えている。前日は、「当面、「内需選好」
の流れは続く可能性が高い。」と書いたが、この日の特徴はトヨタ
や日立などの主力輸出株に B パターン入りが出てきたことであ
る。留意すべきは「内需」⇒「輸出」へのシフトではなく、「内需⇔
外需」の循環的な相場展開が予見される、という点である。
★KLab に波乱があった。「勝負銘柄」としても採用されており、関心が高かったようである。利食いターゲッ
トとして設定しておいた 2,100 円に 5 円差まで肉薄したものの、伸び切れず、10 時台に急落した(※ 「勝負
銘柄」としては、1890 円割れで利食い)。「利食い」、「利食い直後の再参戦」、「デイトレでの突っ込み買
この投資情報は、投資勧誘を目的としたものではありません。また、文中に使用されている言葉、数字等は万全を
い」など、ご質問内容は多彩であった。
期してはおりますが、その正確性に責任は負いかねます。銘柄選択、投資時期等の最終決定はお客様ご自身で
★出来高の急増を伴った「先読み返し」が示現したことで、目先の調整は不可避と考えられ、1705
円を守
ご判断なさるようお願い致します。
れるかどうかが、短期的なポイントである。
★改めて「手仕舞いライン」の重要性を再認識させられる一日となった。