『一口テクニカルコメント』 -「Q&A」人気 ITBOOK とみずほの明日を読む 取り残された「医薬品」の次の展開を見る上での POINT 編集委員・三村 上欄『「業種別 6 色分布図」における上位 3 セクター』の上位順位は不動であった。前日も指摘した 東京電力は、売買代金トップを維持し、7 連騰になった。そのため、「はらむ」ことはなかったものの、 3 日足の長さが前日より短くなっている。しかも、上値抵抗線 765 円を突破した達成感も踏まえると、 短期的にはスピード調整の可能性が強まったと言えよう。仮に 772 円を超えられなかった場合、690 ~660 円近辺まで調整する可能性がある。 一方、上欄『「業種別 6 色分布図」における下位 3 セクター』に医薬品が取り残されている。医薬品 (1208)は続伸したものの、まだリバウンドの粋を出ていないようである。輸出株などが一服する局面 で、医薬のような内需ディフェンシブセクターに資金が循環的に向かうのかどうか、注視したい局面 である。具体的には時価総額トップの武田(4502)は、まだ「下降(E)」にとどまるが、3 日足と 25 日 足が接近しており、いつゴールデン・クロスして「下降の終焉(F)」に好転してくるのか、といったとこ ろが、医薬品株全体を占う上でのリトマス試験紙になろう。 この投資情報は、投資勧誘を目的としたものではありません。また、文中に使用されている言葉、数字等は万全を 期してはおりますが、その正確性に責任は負いかねます。銘柄選択、投資時期等の最終決定はお客様ご自身で ご判断なさるようお願い致します。 日経平均株価の連騰記録は 12 で途絶えた。そうした中、C⇒ D、D⇒ E へ波動が悪化する銘柄が 散見されるのがやや気になるところ。まだ、数そのものは少ないので、増えていくのかどうか、見極 めて行く必要がある局面である。 ★ITBOOK は上場来高値を更新した後、伸び悩んだ。マイナンバー関連銘柄の人気株として、ここまで 上昇してきたが、長い影足示現後に「はらみ」、短期的には 1680 円近辺までの調整が想定できよう(さら に伸びた場合は、月足での 61.8%戻し 2222 円が射程圏に入る)。 ★みずほの場合、前日指摘した、「2009 年 1 月高値 299 円や 317 円(※ 1030⇒ 98 円までの下げ幅に 対する 23.6%戻し)が射程圏に入った」という大勢観に変化はないものの、先読みに反して 3 日足がブ この投資情報は、投資勧誘を目的としたものではありません。また、文中に使用されている言葉、数字等は万全を ルーに転じたため、260~258 円近辺まで短期調整してもおかしくない。 期してはおりますが、その正確性に責任は負いかねます。銘柄選択、投資時期等の最終決定はお客様ご自身で ご判断なさるようお願い致します。
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