『一口テクニカルコメント』 ラオックス―「先読み返し」示現で次のポイント

『一口テクニカルコメント』
ラオックス―「先読み返し」示現で次のポイントは?
注目していた『石油株』のその後
編集委員・三村
上欄『「業種別 6 色分布図」における上位 3 セクター』の上位に『石油石炭』セクター
が安定的に位置しており、上昇業種別でもトップにランクインしていた。当欄では継
続的に注目してきたセクターであり、具体的な銘柄としては、
5/29 出光興産(5019)
6/3 東燃ゼネラル石油(5012)、富士石油(5017)、JX(5020)
を取り上げたが、いずれも、その後、堅調な株価推移になっている。とりわけ富士石
油は、その後、短期間で 1 割近い上昇率を演じるなど高パフォーマンスをたたき出し
た。オールピンク、先読みピンクと強い波動だが、同時に、長い影足が日足、週足共
に連続示現するなど、目先のスピード調整も内包している。上値レジスタンスラインと
しては 523,544,下値サポートラインとしては 473,462 円などが想定できよう。
この投資情報は、投資勧誘を目的としたものではありません。また、文中に使用されている言葉、数字等は万全を
期してはおりますが、その正確性に責任は負いかねます。銘柄選択、投資時期等の最終決定はお客様ご自身で
ご判断なさるようお願い致します。
内需株中心に「下降(E)」から「下降の終焉(F)」へ波動が改善する銘柄が出てきたことが今日のポ
イントの一つである。一方で、「上昇の崩れ(C)」や「下降(E)」入りする銘柄も散見されており、「循
環物色の典型的な動きともいえ、前者を狙うか、後者の押しを狙うのか、銘柄選択の腕が試される
局面と言えそうだ。
★みずほや東電の人気は相変わらず根強く、ご質問内容は、買い持続と新規買いに二分していた。い
ずれも 3 日足ブルー、先読みブルーと、ボリンジャーバンドの+1σ を割り込みかねない状況にある。東
電は、4 日の当欄で指摘したように、下値メドとしては、668,644 円を試す可能性がある。みずほは、3 日
の当欄で指摘したように、「260~258 円近辺」が最初の下値メド、それらを割りこまれた場合は、255,248
円を試す可能性がある。その意味では、新規買いは、慎重に臨みたい局面である。
この投資情報は、投資勧誘を目的としたものではありません。また、文中に使用されている言葉、数字等は万全を
期してはおりますが、その正確性に責任は負いかねます。銘柄選択、投資時期等の最終決定はお客様ご自身で
★先週末、「先読み返し」が生じるかどうか注目していたラオックス(8202)。TASAKI など「訪日外国人
ご判断なさるようお願い致します。
株」買いが波及し、結局、3 日足は短いながらもピンクに変わったことで、短期的な先高観が生まれてい
る。次は、直近の下げ幅に対する 61.8%戻し 386 円を超えられるかに焦点が移っている。