『一口テクニカルコメント』―内需の中の「好循環」は起こるか? 『Q&A』-粘っていたアルプス電気も力尽きるか? 編集委員・三村 上欄「上昇業種上位 3 セクター」の下には、精密→建設→海運と続く。この日の特徴は、内需セクタ ーの中でも比較的おとなしかった不動産や建設などに物色の矛先が向かったことであろう。「『業種 別 6 色分布図』においては、いずれも TOPIX や日経の上昇波動比率に比して、やや落ちるところ に位置する出遅れセクターである。いままで、陸運、電力、小売り、食料、サービスなど「内需優位」 の相場構造が続いていたものの、内需の中での「循環物色」に繋がるサインと受け止めるべきなの かどうか、要注目の動きだったと言えよう。 不動産(1232)、建設(1203)はいずれも 25 日足が連続ピンク、ボリンジャーバンドも拡散するなど、 短期的な先高感が発生している。不動産株の中では、三井不動(8801)や三菱地所(8802)などに チャート妙味が出てきたが、いずれも最低単位が 1000 株で値が張る。その意味では、建設株のほ うが、大手ゼネコンから中小型株までラインナップが広がっており、手がけ易さがあろう。強いて、チ ャート面、資金面で妙味のある銘柄として 1 銘柄挙げれば、東急建設(1720)が要注目。大引け後 に中間を上方修正しており、明日続伸となれば、素直に付いて行きたい局面である。 この投資情報は、投資勧誘を目的としたものではありません。また、文中に使用されている言葉、数字等は万全を 期してはおりますが、その正確性に責任は負いかねます。銘柄選択、投資時期等の最終決定はお客様ご自身で ご判断なさるようお願い致します。 ★前日の読み通り、トヨタの波動が「F→E」へ転落してしまった。 それでも、全体への影響度合いは限定的だったように思われる。 ★むしろ、「E→F」への好転組と、「B→C」への悪化組がほぼ同 数であったことに注目できよう。今まで売られていたセクターに買 い戻しが入る共に、今まで買われていたセクターに利食いがはい る、いわゆる「リターン・リバーサル」的な展開の特徴といえる。全 体相場が踊り場にあるときに生じる局面ともいえよう。 ★ここまでアップル関連、スマホ関連として、最後まで粘っていたアルプス電気もアップル株の 5 日続落に この投資情報は、投資勧誘を目的としたものではありません。また、文中に使用されている言葉、数字等は万全を はさすがに抗しきれなかったようだ。比較的長めのブルーの 3 日足が示現したことで、明日にでも 3 日足と 期してはおりますが、その正確性に責任は負いかねます。銘柄選択、投資時期等の最終決定はお客様ご自身で 25ご判断なさるようお願い致します。 日足のデッドクロスが見込まれる状況である。 ★3310→4085 円までの上げ幅に 61.8%押し 3606 円も、出来高を伴いながら一時的にであれ、割り込ん でおり、時間軸は別にして、3310 円をためす可能性が高まったと判断せざるを得ない。
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