アダムの家庭を中心とする復帰摂理② Ⅰ.アダムはサタンと血縁関係を結んだため、神も対することができサタンも対することができる 中間位置に処するようになった。 ⇒ 中間位置に処していた堕落人間を天の側に分立し「メシヤのための基台」を造成するため には、堕落人間自身がある蕩減条件を立てなければならなかった ∴ アダム家庭が「信仰基台」と「実体基台」を復帰する蕩減条件を立て、それによって成さ れる「メシヤのための基台」の上で、 「メシヤ」を迎えるところまで進まなければ、復帰摂 理はなされなかった。 Ⅱ.「信仰基台」を復帰するために ①条 件 物:供え物 ②中心人物:アダム P290 「信仰基台」を復帰すべき中心人物はもちろんアダム自身であった P299 アベルの「象徴献祭」には、アダムの代わりに「信仰基台」を立てる・・・ P300 アベルがみ意にかなう献祭をささげることによって、アダムを中心とする「信仰 基台」を蕩減復帰する条件と・・・ P303 アダムは「信仰基台」を復帰すべき中心人物であったにもかかわらず・・・ P326 アダムは、直接に献祭はできなかったけれども、摂理的に見て、ノアは、アダム と同じ立場におりながら、蘇生「象徴献祭」に成功したアベルの心情の基台の上に あったため、箱舟をもって、直接「象徴献祭」をすることができた。 P350 モーセ以前の摂理路程において、「信仰基台」を復帰しようとした他の人物たち、 すなわちアダム、ノア、アブラハムなどと比べて・・・ P354 アベルは、アダムの代わりに、父母の立場で献祭したので、その献祭に成功する ことにより、彼はアダムが立てなければならなかった「信仰基台」とともに・・・ Ⅲ.カインとアベルのときから供え物をささげるようになった理由 創造原理によれば、人間は本来一人の主人に対するよう創造された。それゆえ二人の主人に対 する立場にいる存在を相手にして、創造原理的な摂理を行うことはできない ⇒ 善悪二つの性稟の母体となったアダムを、善性稟的な存在と悪性稟的な存在の二つに分 ∴ 立する摂理をなさらざるを得なかった。 アダムの二人の息子をそれぞれ善悪の表示体に分立させたのち、彼らをして、神とサタン それぞれ対することのできる、すなわち一人の主人を相手にする原理的な立場に立てて、 それぞれ供え物をささげるようになさった。
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