27JEITA-CP 第 14 号 平成 27 年 7 月 17 日 関係各位 一般社団法人電子情報技術産業協会 テレビネットワーク事業委員会 委員長 今井 隆洋 テレビ機器専門委員会 委員長 松本 健治 4K・8K映像※1表示が可能なテレビジョン受信機の呼称について(改定2版) 拝啓 時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。 平素は、当協会諸事業に格別のご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。 当協会では、消費者の誤認や混乱を未然に防止し、健全な普及促進に資するため、 26JEITA-CP 第 20 号 「4K・8K映像※1表示が可能なテレビジョン受信機の呼称について」 (平成 26 年 9 月 11 日発行)を定めました。 しかし、これまでと構造が異なる表示デバイスが市場に登場しており、画素数の数え方について、 判断の目安となる「画素の基本的な考え方」を加え、改定2版を発行致します。それに伴い、従来 の 26JEITA-CP 第 20 号は廃止致します。 改めて、貴社関係部署に周知徹底をよろしくお願い致します。 敬具 記 1. 目的 4K・8K映像※1が表示できるテレビジョン受信機の呼称について、語句の定義を明確にし、消費 者に対して一定の判断ができるための情報を提供する。 2. 適用範囲 1)適用機器 テレビジョン受信機 2)表記対象 各社のカタログ、ホームページ、広告媒体及び取扱説明書等とする。 ※1… 4K・8K映像とは、 水平3,840画素×垂直2,160画素、または水平4,096画素×垂直2,160画素を有する 映像を4K映像と呼び、水平7,680画素×垂直4,320画素、または水平8,192画素× 垂直4,320画素を有する映像を8K映像と呼ぶ。 3. 「4K対応テレビ」 定義1を満たすテレビの場合、「4K対応テレビ」と呼ぶことが出来る。 定義1 ・水平3,840画素以上かつ垂直2,160画素以上を有する表示デバイスを搭載していること ・デジタルハイビジョンチューナー内蔵 1 ・デジタルハイビジョン映像と4K映像信号を表示できる ・アスペクト比(有効画面):【16:9】を基本とする ・60/1.001 (≒59.94) Hz以上のフレームレートで表示が出来ること (注 1) 「4K対応テレビ」の呼称を使う場合は、その近傍に「4K対応」の意味を説明する文章を 付加することを推奨する。 例. 画素数 3,840×2,160 の液晶パネルを搭載しており、4K映像の表示に対応しています。 4. 「4Kテレビ」 定義1に加えて、定義2を満たすテレビの場合、「4Kテレビ」と呼ぶことが出来る。 定義2 ・4K放送をテレビ本体で受信可能 (注2) 定義2を満たす場合でも、水平 3,840 画素未満または垂直 2,160 画素未満を有する表示 デバイスを搭載している場合は、4Kテレビの呼称は使えない。 代替例. 「○○チューナー内蔵デジタルハイビジョンテレビ」 5. 「8K対応テレビ」 定義3を満たすテレビの場合、「8K対応テレビ」と呼ぶことが出来る。 定義3 ・水平7,680画素以上かつ垂直4,320画素以上を有する表示デバイスを搭載していること ・デジタルハイビジョンチューナー内蔵 ・デジタルハイビジョン映像と4K映像、8K映像信号を表示できる ・アスペクト比(有効画面):【16:9】を基本とする ・60 /1.001 (≒59.94) Hz以上のフレームレートで表示が出来ること (注3) 「8K対応テレビ」の呼称を使う場合は、その近傍に「8K対応」の意味を説明する文章を 付加することを推奨する。 例. 画素数 7,680×4,320 の液晶パネルを搭載しており、8K映像の表示に対応しています。 6. 「8Kテレビ」 定義3に加えて、定義4を満たすテレビの場合、「8Kテレビ」と呼ぶことが出来る。 定義4 ・8K放送をテレビ本体で受信可能 7. 適用時期 各社適用可能な時期から実施 【参考】 画素の基本的な考え方 画素とは、マトリクス表示において、表示に必要な機能を実現できる最小の単位。例えば、RGB の 縦ストライプ配列のカラー表示では、連続した RGB 各 1 ドット計 3 ドットで 1 画素を構成する。 (「JEITA ED-2511B」より抜粋) 以上 2
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