提出された意見とそれに対する青森県病院局の考え方 № 1 2 提出された意見 青森県病院局の考え方 高知県では、高知県立中央病院と高知市立 市民病院という、設立母体の異なる2つの中 核病院が統合し、平成17年に高知県・高知 市病院企業団立高知医療センターが開院しま した。両病院とも建物の老朽化、狭隘化から 病院移転を余儀なくされていたとのことで す。 青森市民病院は、昭和55年に現在の建物 の工事に着手し、昭和60年に第一期工事、 昭和62年に第2期工事が完成しており、県 立中央病院は昭和56年に移転新築していま すので、両病院は、ほぼ同時期の建物と言え ます。また、両病院とも医師確保、病床利用 率の向上等、共通の課題を抱えており、今 や、県と市町村の垣根を越えた自治体病院機 能再編成が必要だと考えます。 そこで、医師の集約化、物品購入等におい てスケールメリットを生かすためにも、建て 替え等を含めた院舎のあり方について検討す る際には、単に建て替えるのではなく、高知 県の例も参考にして、県立中央病院と青森市 民病院の統合も視野に入れて検討していただ きたいと思います。 計画期間中に、県立中央病院の建て替え等を含 めた院舎のあり方について検討し、将来構想を取 りまとめる予定としています。 医師等の医療従事者の確保、医師招聘への 取組について記載されていますが、新たに医 師や医療従事者を確保するだけだなく、現在 いる医師等の医療従事者の離職を防止し、定 着を促進することも、医師等の医療従事者を 確保するうえでは必要なことと考えます。 そこで、プランには、医師等の医療従事者 の離職防止、定着促進のための施策を盛り込 むべきと考えます。 医師及び看護師等が本来の役割や能力を発揮で きるよう、負担軽減と処遇改善に向けた取組を強 化することとしています(「C-4 医師及び看 護職員等の負担軽減対策の強化」)。具体的に は、毎年度、医師及び看護師等の負担軽減及び処 遇改善のための計画を策定し、関係者の評価等を 実施して着実な推進に努めることとしていますの で、このような取組の中で離職防止等についても 検討、実施していくこととしています。 【実施段階検討】 【記述済み】 1/1
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