平成27年度から10年間の「半島振興計画変更」が決定 「交通通信の確保」や「防災体制の強化」で、半島地域の定住を促進 半島振興対策実施地域(全国23地域) 半島振興法の平成27年3月改正を受けて、定住促進の明確化や実施地域の振興策を反映 した半島振興計画の変更について、2月23日、国土交通大臣と関係主務大臣が同意し、平 成27年度から概ね10年間の法期限の延長と半島振興計画変更が決まった。九州地区の半 島指定地域は東松浦、西松浦、西彼杵、島原、宇土天草、国東、薩摩、大隅の8地域。今回 の計画変更では半島振興の方向性として「定住の促進」を明確化し、 「交通通信の確保」や「就 業の促進」 、 「医療の確保」 、 「防災体制の強化」などが新たな計画事項として拡充された。 半島振興計画は、半島振興法に基づき、半島振興対策実施地域に指定されている全国23 地域毎に関係道府県が主務大臣(国土交通、総務、農林水産、文部科学、厚生労働、経済産 業、環境大臣)の同意を得て作成、変更し、計画に沿って、国及び地方公共団体が広域的か つ総合的な振興を推進する。主な計画変更は計画期間を平成27年度から概ね10年間(平 成36年度まで)とし、社会情勢の変化に伴う修正で、目的規程に①多様な主体の連携及び 協力により実施される事業に対する助成等の措置を講ずる旨の既定の新設、②市町村が産業 振興促進計画を作成する仕組みの創設などを追加、方向性として「定住の促進」を明確化し、 国及び地方公共団体の配慮規程に①地域公共交通の活性化及び再生、②情報通信面の格差是 正、③その他産業の振興、④就業の促進及び教育の充実、⑤生活環境の整備、⑥医療の確保、 ⑦観光の振興、⑧防災対策の推進が追加された。
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