「総合計画」と「総合戦略」の関係について ●総合戦略の趣旨と策定された背景 人口減少の時代に突入し、国では、人口減少に歯止めをかけ、2060年(平成72年) に1億人程度の人口を確保するために、人口の現状と将来展望を提示する「まち・ひ と・しごと創生長期ビジョン」及び、今後5か年の政府の施策の方向を提示する「ま ち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定しました。 川根本町においても、若者層の人口流出に伴い、人口減少や高齢化など大きな課題 に直面しており、特に生産年齢人口の減少は、町の機能維持に大きな負の影響をあた えることが予想されています。 この課題を克服するために、現状の人口分析の実施と人口減少に歯止めをかけるた めの施策を定めた「川根本町まち・ひと・しごと創生人口ビジョン」及び「川根本町 まち・ひと・しごと創生総合戦略」(以下総合戦略)を策定しました。 ●総合戦略の要旨 総合戦略では、①出生率の向上、②人口流出の抑制、③人口流入の促進の3つの視 点から、 【ひと】 「生産年齢人口の流入、定住の促進」、 【しごと】 「多様な就労環境の創 出」、 【まち】 「誰もが暮らしやすいまちづくり」の3つを戦略の方向性に掲げ、2060 年(平成72年)に3,500人程度の人口を確保することを目標としています。 ※詳細は別添参考資料③総合戦略本文をご覧ください。 ●総合計画との関係 総合戦略は、この度策定する「第2次川根本町総合計画」 (以下総合計画)と独立し て策定されたものではありません。総合計画は行政活動の全分野の振興・発展を目的 とした計画ですが、総合戦略は人口減少という川根本町が抱える社会課題の解決に特 化したものであり、総合計画における重点戦略(シンボルプロジェクト)として位置 付けられます。 人口が確保されない状態での行政運営は困難です。総合戦略で人口確保を図りなが ら、総合計画を推進することで町全体の振興・発展を進めるという相乗効果により、 より効果的・効率的な行政運営を推進することが可能となります。 <体系図> 第2次川根本町総合計画 行政活動の全分野の振興・発展を目的 教育・文化 健康・福祉 生活環境・基盤整 自然・環境・伝統 住民参加・行政運 産業・労働 相乗効果 川根本町まち・ひと・しごと創生総合戦略 人口減少という社会課題に重点的に取り組む 【しごと】 【ひと】 【まち】 多様な就労環境の創出 生産年齢人口の 流入・定住の促進 誰もが暮らしやすい まちづくり ●総合戦略の推進体制とチェック体制 総合戦略の推進体制については、町民ひとりひとりが互いに協力・尊重し合い、町 民、各種団体、事業所、行政が一体となって取り組みます。 また、施策の推進状況を行政内部、外部の住民、学識者、有識者によって検証し、 改善する仕組み(PDCAサイクル)を確立し、絶え間なく施策の見直しと改善を重ね ていきます。
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