リート・ウィークリーレポート - DIAMアセットマネジメント

情報提供資料
リート・ウィークリーレポート(2016/2/23)
マーケットデータ(2016/2/19)
※リート平均配当利回りは2016年1月末時点
リート指数
終値
為替(対円)
騰落率
金利
終値
騰落率
(%)
リート平均
配当利回り
(%)
先進国(含日本)
823.85
+4.4%
4.11
先進国(除日本)
814.82
+4.0%
4.18
日本
384.75
+8.7%
米国
1034.30
+4.3%
米ドル
112.63
796.97
+5.0%
カナダドル
1044.48
+6.0%
英国
79.27
豪州
0.01
3.29
-0.5%
1.74
3.98
81.81
+0.1%
1.12
7.03
ユーロ
125.31
-1.7%
0.20
4.05
+4.1%
英ポンド
162.14
-1.2%
1.41
3.17
613.53
+2.7%
豪ドル
80.53
+0.0%
2.43
5.19
シンガポール
469.34
+3.3%
80.15
-1.0%
2.13
6.62
香港
471.09
+1.6%
14.49
-0.4%
1.42
4.88
カナダ
欧州(除英国)
シンガポール
ドル
香港ドル
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
※騰落率については、原則先々週末(営業日ベース)の値を基に算出し小数点第2位を四捨五入して表示。
※【リート指数】・【リート平均配当利回り】先進国(含日本)・先進国(除日本)、日本・米国・カナダ・欧州(除英国)・英国・豪州・シンガ
ポール・香港: S&P 先進国 REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、 S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨
ベース、配当込み、為替ヘッジなし)の値および平均配当利回り。
※【為替】NY市場終値。 ※【金利】各国・地域の10年国債利回り。ただし欧州(除英国)はドイツ10年国債利回りを使用。
リート市場の動き
【直近3カ月間:2015/11/19~2016/2/19】
(ポイント)
1,200
950
890
800
830
400
770
0
11/19
【2004/3/31~2016/2/19】
(ポイント)
12/19
1/19
2/19
(月/日)
04/3
06/3
08/3
10/3
12/3
14/3
(年/月)
(出所:S&PのデータをもとにDIAM作成)
※先進国(含日本)のREITインデックスのグラフデータ:S&P先進国REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
商 号 等 / DIAMアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第324号
加入協会/ 一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
1/5
リート・ウィークリーレポート
マーケット動向(2016/2/15~2016/2/19)
【日本】
J-REIT市場は大きく上昇しました。10-12月期GDP(国内総生産)や12月鉱工業生産など、経済統計
は全般に低調でしたが、中国株式市場が落ち着きを取り戻しつつあることなどから、世界的にリスク資
産を買い戻す動きになったことに加え、日銀のマイナス金利導入によりJ-REITが好影響を受けるとの思
惑も引き続きサポート材料になったとみられます。物流施設への投資・運用を行うラサールロジポート
投資法人(産業)が2月17日に東証に上場し、初値は公開価格を5%上回りました。
【米国】
米国リート市場は上昇しました。FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録で経済の下振れリスクが指摘
されていたことから、利上げ観測が後退しました。世界経済減速への警戒感がやや和らいでいたことも
あり、リスクオンの動きが優勢となりました。1月の住宅着工件数は軟調だったものの、天候要因もある
とされ悪材料視はされませんでした。なお、15日の米国市場は休場となっています。
【欧州】
欧州リート市場は上昇しました。中国株式市場が安定を取り戻しつつあることや、サウジアラビアや
ロシアなど有力産油国が原油の生産調整で合意したことを背景にリスクオンの動きが強まり株式市場が
上昇、リート市場もそれに追随する形となりました。ECB(欧州中央銀行)ドラギ総裁が、金融市場の混
乱で域内の経済が脅かされれば当局は行動する準備がある、と発言したことも好感されました。英国の2
月の住宅価格は前月比+2.9%と、上昇基調が続いています。
【豪州】
豪州リート市場は上昇しました。世界的な株価上昇に加え、16日に発表されたRBA(豪州準備銀行)
の金融政策決定理事会の議事録において、必要な場合は追加利下げの余地があるとの姿勢が改めて示さ
れたことが、市場に安心感をもたらしました。1月の雇用統計は失業率が前月の5.8%から6.0%へ上昇す
るなど予想外に悪化しましたが、リート市場への影響は限定的でした。
【アジア】
アジアリート市場は上昇しました。中国の貿易統計が予想を大きく下回るなど、依然として域内経済
の先行きには不透明感がありますが、金利が世界的に低水準で推移していることに加え、李克強首相が
経済の減速には断固として手を打つとし、中国人民銀行総裁が人民元の下支えに意欲を示すなど、要人
の発言が市場に一定の安心感を与えました。シンガポールの消費は依然低調で、12月の小売売上高は予
想を下回る前年比2.9%増となりました。
トピックス
■
米国リート市場のアップデート(米国)
先週の米国リート市場は反発したものの、中国の経済統計の下振れなどを契機とした、世界的な株価
下落の煽りを受けて、年初来ではマイナス圏で推移しています。そうした中で、個別銘柄のバリュエー
ションに対する市場の見方も慎重になっており、業績が期待に届かなかった銘柄を中心に、高バリュ
エーション銘柄のリート価格下落がとりわけ厳しくなる傾向が見られます。集合住宅リートは、慎重な
業績見通しが示すように成長が鈍化しつつありますが、ファンダメンタルズ(基礎的条件)が住宅と同
一方向に動きやすい個人向け倉庫セクターについても、今後同様の傾向が現れてくることが予想されま
す。これらのセクターには高いバリュエーションで取引されている銘柄も多く、当面は上値の重い展開
になるかもしれません。他方で、バリュエーションの相対的に低い、小売リートをはじめとする中小型
の銘柄群は年明け以降、比較的底堅く推移しています。
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
2/5
リート・ウィークリーレポート
各国・地域別グラフ(2015/11/19~2016/2/19)
《日本》
(ポイント)
390
※各国および地域のリート指数、為替の使用
データについては、P.1「マーケットデータ」の
注記をご参照ください。
日本リート指数
360
330
300
11/19
12/19
1/19
《米国》
(ポイント)
1,200
2/19
(月/日)
(円)
米国リート指数
1,100
120
1,000
115
900
110
11/19
12/19
1/19
2/19
1,280
11/19
(月/日)
《欧州(除く英国)》
(ポイント)
(円)
欧州リート指数
140
1,060
130
950
120
12/19
1/19
《英国》
(ポイント)
95
11/19
2/19
(月/日)
(円)
英国リート指数
180
81
170
74
160
11/19
12/19
1/19
2/19
(月/日)
1/19
2/19
(月/日)
12/19
1/19
2/19
(月/日)
英ポンド/円
190
88
12/19
ユーロ/円
150
1,170
11/19
米ドル/円
125
11/19
12/19
1/19
2/19
(月/日)
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
3/5
リート・ウィークリーレポート
《豪州》
(ポイント)
620
(円)
豪州リート指数
93
580
88
540
83
500
豪ドル/円
78
11/19
12/19
1/19
2/19
《シンガポール》
(ポイント)
520
11/19
(月/日)
(円)
シンガポールリート指数
93
480
88
440
83
400
78
11/19
12/19
1/19
2/19
(月/日)
《香港》
(ポイント)
530
11/19
(円)
香港リート指数
16.4
490
15.6
450
14.8
410
14.0
11/19
12/19
1/19
2/19
(月/日)
11/19
12/19
1/19
2/19
(月/日)
シンガポールドル/円
12/19
1/19
2/19
(月/日)
香港ドル/円
12/19
1/19
2/19
(月/日)
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
【各指数の著作権等】
■Standard & Poor’s®並びに S&P®は、スタンダード&プアーズ・ファイナンシャル・サービシーズLLC(以下「S&P」)の登
録商標です。Dow Jones®は、ダウ・ジョーンズ・トレードマーク・ホールディングズLLC(以下「ダウ・ジョーンズ」)の登
録商標です。これらはS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCに対して使用許諾が与えられており、DIAMアセットマネジメ
ント株式会社に対しては特定の目的のために使用するサブライセンスが与えられています。 S&P 先進国 REITインデックス(円
換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨ベース、配当込み、為替ヘッジな
し)はS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが所有しており、DIAMアセットマネジメント株式会社に対して使用許諾が与
えられています。S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLC、ダウ・ジョーンズ、S&Pおよびその関連会社は、DIAMアセット
マネジメント株式会社の商品を支持、推奨、販売、販売促進するものではなく、また投資適合性についていかなる表明をするも
のではありません。
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
4/5
リート・ウィークリーレポート
160223情報リートW-1
5/5