済州 大学法学専 門大学院 の現況 と今後の方 向 シ ンポ ジ ウ ム 認婆嚢 鼠韓 鶴 一 ス ク ー ル 時 代 の 法 曹 養 成 教 育 一 現 状 と課 題 一 済州 大学法学専 門大学 院の現況 と今後 の方 向 済州大学 法学専 門大 学院長 宋 錫 彦 (訳者:ヂ"龍 澤) 望.韓 国におけ る法学專門大学院鋼度 導入の背景 王 王.済州大学 の法学専門大学院設 立認可の誘致競争の背禁 灘.法 学 專門大学 院の設立認可条件 の主要事 項 夏V.設立認可大学 V.済 州大学法学專 門大学院の教科課程 V王.済州大学法学専 門大学院の今後 の課題 Vll.今後の評爾 に備 えた発展方向 Ie韓 国 に お け る法 学 専 門 大 学 院 制 度 導 入 の 背 景 韓 国 で は,法 学 専 門 大 学 院 制 度 を2009年3月 の新 学 期 か ら施 行 して い る。 この 制 度 は 米 国 の ロ ー ス クー ル 制 度 及 び 日本 の法 科 大 学 院 制 度 と類 似 し た法 曹養 成 教 育 制 度 で あ る。 韓 国 で は 法 学 専 門 大 学 院 制 度 を導 入 す べ きか 否 か に 対 す る議 論 は す で に1995年 か ら始 ま っ て い た 。 そ の議 論 の 背景 に は,韓 国 の 法 学教 育 と法 曹 界 の 当 面 す る 閥題 と法 曹市 場 の 世 界化 な ど が あ る。 韓 国法 学教 育 が 抱 え る問 題 は 一 言 で は 表 現 で きな い が,多 様 な法 的 問題 を 解 決 で き る多 様 な分 野 の 專 門法 律 家 を養 成 す る こ とが で き て い な い と判 断 さ れ て い る。 す な わ ち,司 法 と訟 務 サ ー ビス の み を念 頭 に 置 い て い る韓 国 の 法 謎5麟 棚緬繋一ジヤーナル第4陛 学 教 育 の 内 容 は,既 存 の 法 律 を解 釈 す るの に 焦 点 を合 わせ る,い わ ば`裁 判 学 的 法 学',`解 釈 学 的 法 学'を 教 え るの に と ど ま っ て い る。 しか し,立 法,行 政,司 法 だ け で な く,企 業,科 学 技術,国 際 関 係 に まで卒 業 者 が 進 出す る ア メ リカの ロー ス クー ル で は,政 策 学 的 内容 と裁 判 学 的 内容 が 統 合 され た,い わ ば`政策 学 的 法 学'を 教 え て い る。 それ が ア メ リカ 法 学 の 特 徴 で あ り,ま た, 祉 会 の全 領 域 に わ た っ て 活 躍 して い るア メ リカの ロー ス クー ル卒 業 者 の 国 際 競 争 力 とい う こ とが で き る。`政 策 学 的 法 学'の た め に は,法 律 に つ い て の知 識 だ け で な く,そ の 法 律 が 規 制 対 象 と し て い る政 治,経 済,社 会 の 実 質 閥題 につ い て の 知 識 が 必 須 で あ る。 ま さに この た め に,大 学 で 多様 な 專攻 を履 修 した卒 業 生 を対 象 に,大 学 院 過 程 で 法教 育 を し よ う と した の で あ る。 こ れ ま で の 韓 国 法 曹 界 の 問 題 は,法 曹輩 出 窓1:iの一 元 化 に よ る 弊 害 に あ る。 韓 国 に は,司 法 試 験 合 格 期 数 と司 法 研 修 院修 了 期 数 に よ る序 列 的 階 層 構 造 の文 化 が 根 付 い て い る。 この ため,判 事 ・検 事 出 身 の弁 護 士 に対 して 後 輩 の 判 事 ・検 事 が 裁 判 で 有 利 に 扱 う,い わ ゆ る 「前 官 礼 遇 」 と い う甚 だ し い弊 害 を招 い て い て お り,ま た,同 期 生 中 の 特 定 人 が 上 位 の職 に 任 命 さ れ た ら残 りの 同期 生 た ち は 現職 か ら一 斉 に 辞 す る とい う奇 怪 な現 象 の ため に,有 能 な 法 曹 を 中 途 で退 出 させ る結 果 と な っ て い る。 か くして,法 曹 の 輩 出 窓 目の 多 元化 の た め に,法 学 専 門大 学 院 制 度 を導 入 しよ う と した の で あ る。 法 曹市 場 の 世 界化 と い う変 化 に 能 動 的 に 対 処 す る必 要 性 が 現 実 化 して い る こ と も,法 学 専 門大 学 院 制 度 の 導 入 の理 由 で あ る。 国 境 な き地 球 村 の 現 象 に 伴 い,法 律 闘 題 も国 境 の な い事 案 に な って い る。 これ は,法 律 家 に 外 国 語 能 力 と地 域 専 門 家 的 素 養 を要 求 して い る。 特 に 韓 国 の 経 済 は,内 需 よ り も対 外 依 存 の 部 分 が 大 きい た め に,国 際 的 法 律 関 係 に 直 面 す る可 能 性 が 高 い 。 この よ う な現 実 的 可 能 性 に 対 処 す るた め に も,既 存 の 法 学 教 育 制 度 に 大 々 的 な変 化 を も た らす 必 要 が あ り,そ こ で 法 学 専 門 大 学 院 制 度 を実 施 し よ う と した の で あ る。 これ ら以 外 に も,導 入 の 背 景 と して は,有 能 な若 者 が 司法 試 験 に青 春 を捧 げ る こ とで生 じる 国家 的 な人 材 の 浪 費,ま た,弁 護 士 の い な い 無 弁 村 な どの 済粥 大学法学專門大学1慌の現況 と今後の方向 更5認 問題 も議 論 され た。 II。 済 州 大 学 の 法 学 専 門 大 学 院 設 立 認 可 の 誘 致 競 争 の 背 景 韓 国 に お け る法 学 専 門大 学 院 の 設 立 は,基 準 に適 合 した すべ て の 大 学 に 設 立 を認 め る とい う 「準 則 主 義 」 で は な く,い わ ゆ る 「認 可 主 義 」 で あ っ た た め に,大 学 問 で は対 外 競 争 力 の 獲 得 を 臼指 して,設 立 認 可 を巡 る競 争 が 熾 烈 で あ っ た 。 こ の競 争 に 大 学 だ け が 走 っ た わ け で は なか っ た 。 法 学 專 門 大 学 院 が 地 域 社 会 の 発 展 に 相 当 な影 響 を及 ぼ す で あ ろ う と い う判 断 か ら,地 方 自治 体,地 域 出 身 国会 議 員,地 域 経 済 ・社 会 団 体 な ど,そ れ ぞ れ の 地 域 社 会 のす べ て の 勢 力 が 地 域 の 大 学 と共 同 して 熾 烈 な競 争 に 乗 り出 し た。 す な わ ち,法 学 専 門 大 学 院 の 設 立 は,単 に 法 学 分 野 で の 大 学 競 争 力 の 強 化 に 限定 され る の で は な く,す べ て の 学 部 を含 む 大 学 全 体 の 競 争 力 強 化 と 関 連 し て い るだ け に,法 学 專 門 大 学 院 が 設 立 され る場 合,地 域 の 人 材 の 流 出 を 防 止 す る効 果 及 び外 部 の 入 材 の 流 入 を促 す 効 果 ま で現 れ る で あ ろ う と判 断 され た の で あ っ た。 この よ うな努 力 の結 果,済 州 大 学 は,2008年11月 に 設 立 認 可 を受 け た の で あ る。 瓢.法 学専 門大学院の設立認可条件の主要事項 政 府 が 提 示 し た 法 学 専 門 大 学 院 設 立 認 可 評 価 項 爵 は,9項 る.教 育 自標 徽 龍 的の適切惚 教 瀧1標 実 現 の鱗 購 築 入 学 選 考(入 学 選 考 計i覇,社 会 的 弱者 階 層 の 配慮 獲{の分 野 で あ 特 性4囮 標 及 び 轡 紘 非 法学 士 クrt一 ター(Qt至ota),他 大 学 クォ ー ター(Quota),入 学 選 考 計 画 の 教 育 欝標 と特 性 化 欝標 の 反 映 程 度,入 学 選 考 計 撫 の 多様 臨 傲 育課 程 の休 系雛 教 育課程 専 瑠 覆修 体 系 度,卒 業 履 修 単 亦い 必修 実 務 教科 嶽,專 攻遡 懸 網 の確 保,教 露)撫 当教 科 臼の適 合牲,学 事 管 理 畷 波ま1三 性 ・ 難1課 程 の 適切 性,海 外 連 係 教 育 プ ロ グ ラム の確 保,特 性 化 プ ロ グ ラム の適 切 性,研 究 所 の 財 政 及 び 研究 誌の 発刊 な ど),教 翼(法 定 専任 教 翼 数 の確 保 ぼ 薮学生 対 教 畏の 確 保 竃 濟1撲 望52翻 価 ロージャーナル第4号 務 経 歴 教 翼 の確 保,博 士 学 位 開 響徽 教 翼 の研 究 実 績 及 び教 育経 歴 な ど),学 導,学 生 福 祉,奨 学 制 度,法 馨 輩 患実 績 な ど)ラ 教 育 施 設(教 図書 館 と図書 の確 保,模 擬 法 廷 の規 模,寄 宿 舎 施 設 な ど),財 の適 正 性,財 源 調 達 計 醐 及 び財 源 配 分 計 画),関 関 連学 位 課程 の運 営 計 顧 な ど),大 生(学 生指 育 空 闘 の 確 保,法 学 奪 門 政(教 連 学 位 課 程(法 員 の 勤務 条件,会 計 学士 学位 課 程 の廃 止 学 競 争 力 及 び 社 会 的 責 務 性(大 学 構 造 改革 推 進 実 績,大 学 特 駄化 推 進 実 績,高 等教 育 の 国際 化程 度,研 究 倫 理 確 保 水 準 な ど)で あ る が, この うち で核 心 的 な 認 可 要 件 を見 れ ば 次 の とお りで あ る。 1e卒 業 に 必 要 な 履 修 単 位 は90単 位 以 上 で な け れ ば な ら な い 。(P(Pass)/F (Fail)) 2.必 程)が 修 実 務 教 科 臼(法 曹 倫 理,法 律 情 報 の 調 査,法 文 書 の作 成,模 擬 裁 判,実 蕾課 必 修 課 臼 と し て 教 科 課 程 に 含 ま れ て い な け れ ば な ら な い 。(P/F) 3。 必 修 課 隠 が35単 位 以 内 で 適 正 に(わ が 国 の法 律 の 歴 史 と伝 統 及 び 周 辺 の 環境 を 考 慮す る と きに指 定 され た 必修 課 臼に合 理 性 が あ るよ うに)策 定 さ れ て い る か 。(10点 満 点) 4、 選 択 科 臼 は230単 位 以 上 含 ま な け れ ば な ら な い 。(20点 満 点) 等級 選 択科 臼の単位 数 評点 上 230単 位 以 上 20点 中 の上 220単 位 以 上230単 位 未 満 15点 申 210単 位 以 上220単 位 未 満 10点 中の下 190単 位 以 上210単 位 未 満 5点 下 !90単 位 未 満 0点 5。 総 合 教 科Flは5科 目 以 上 含 ま な け れ ば な ら な い 。(5点 満 点) 等級 総合 教科 目の数 評点 上 5科 自以上 開設 5点 中の上 4科 麟以上 開設 荏点 済朔大学法学 専門大学院の現況 と今 後の方向ff5$ 申 3科 騒以上 開 設 3点 中の下 2科 自以上 開 設 2点 下 !科 際以上 開 設 ユ点 6。 先 端 科 顕 が5科 臣 以 上 開 設 さ れ な け れ ば な ら な い 。(5点 7.選 満点〉 等級 先端 教科 自の数 評点 上 5科 匿以上 開 設 5点 中の上 4科 目以上 開設 4点 申 3科 目以上 開 設 3点 申の下 2科 壌以上 開 設 2点 下 !科 贋以上 開 設 1点 択 科 国 の う ち 特 性 化 教 育 に30単 位 以 上 配 分 さ れ て い る か(5点 を満 点 に して,3◎ 単 位 か ら!単 位 に満 た な い ご とに1点 ずつ 減 点 した点 数 をこ の要 素 の点 数 とす る) 8。 在 学 生 対 教 員 の 確 保 率 9.5年 等級 編 成完 成年 度基 準 で教員 1人 当 り学 生数 点数 上 m名 未 満 30点 中 !0名 以 上11名 未 満 25点 下 !1名 以 上12名 以 下 20点 不合格 12名 超 不合格 以 上 の 法 曹 実 務 経 験 を有 す る教 賃(法 曹実務経歴教授)を 法 定 教 員 定 貝(編 成完成年度棊準 で教 貴 亙入 当 り学生麹 銘 未満,最 小20名)の20%以 に該 当す る数 以 上 を確 保 して い るか(P/F) 上 の 比率 謎5暴 翔纐ua-一 一ジヤーナル第4号 10.実 務 経 歴 教 授 を含 み,実 務 経 験5年 以 上 の 外 国弁 護 士,公 務 翼,国 際機 構 勤 務 経 歴 者,主 要 な 非政 府 機 構 活 動 家 な ど,広 い 意 陳 の 実 務 経 歴 を有 す る 教 員 が 教 翼 の 法 定 定 員数 の うち どの 程 度 の 比率 を 占め て い るか 。 等級 一 一一一 一 上 11.教 実務 経 歴教 員(法 曹、非 法 曹含む)の 比率 30%以 上 評点 20点 申 25%以 上30%未 満 15点 下 2◎%以 上25%未 満 烹0点 授構成 の多様性 今 後5年 間 で新 規 に採 用 され る教 授 の うち特 定 大 学 出 身 教 授 の 比率,女 教 授 の 比 率 は ど うか? 等級 上 新 規 採用 教授 の うち特 定大 学 出 身 教 授 比率(5年 閥採用 計画) 50%未 満 点数 !0 中の上 50%以 上60%未 満 8 中 60%以 上70%未 満 6 中の下 70%以 上80%未 満 4 下 等級 上 80%以 上 2 新 規採 用教 授 の うち女性 教 授比率 (5年 間採 用計 画) 30%以 上 点数 !0 中 の上 20%以 上30%来 満 7 中 のF !0%以 上20%未 満 4 下 10%来 満 1 性 済 州大学法学專 門大学院 の現況 と今後のフ 彊ll認55 12e教 員 の 講 義 負担 等級 全 体專 任教 員 の30週 基準 の年 間平 均 担 当時 間数 評点 上 12時 間 以 下 20点 中 の上 !2時 聞 超15時 間 以 下 16点 申の下 !5時 聞 超18時 間 以 下 渓2点 下 18時 聞 超 8点 W。 設 立 認 可 大 学 2007年!1月 に45大 学 が 法 学 専 門大 学 院 設 立 認 可 の 申 請 を し た。 政 府 は 申 請 大 学 を対 象 に1年 余 りに わ た って 厳 格 に 書 類 審 査 と現 場 調 査 を行 い,2008年 iユ月 に25大 学 に 設 立 認 可 を承 認 した。 認 可 の 審査 過 程 で の 争 点 は,法 学 専 門 大 学 院 の総 入 学 定 貝2,000入 を 大 学 別 に どの よ う に 配分 す べ きか で あ っ た。 当 初,申 請 大 学 の 入 学 定 員 の 合 計 は約4,500入 程 度 で あ っ た 。 しか し,政 府 は 入 学 定 員 の 申請 内容 を そ の ま ま承 認 す るの で は な く,個 別 の 大 学 に 入 学 定 翼 を強 制 的 に 配 分 した 。 そ の 内容 は,次 の とお りで あ る。 (ハングル字 母願) 欝1入 学趨 地域 備考 江 原大 学 40 江 原道 国立 建 国 大学 40 ソウル特 別 市 私立 慶 北大 学 120 慶 尚北 道 国立 慶 煕大 学 60 ソウル特 溺 市 私立 高 麗大 学 120 ソウル特 別雷 私立 東亜 大 学 80 釜 由広 域欝 私立 釜 山大学 !20 釜 山広域 市 国立 西江 大学 40 ソウル特別 市 私立 15虚 麟 価 ロ ー ジ ャー ナ ル第4号 ソ ウル大学 15◎ ソ ウル特別 市 国立 ソウル帯 立大 学 50 ソ ウル特別 市 公立 120 ソ ウル特別 市 私立 京畿 道 私立 ソ ウル特別 市 私立 成均 館 大学 亜 洲 大学 5◎ 延 世大 学 120 嶺 南 大学 70 慶 尚北道 私立 円光大 学 60 全 羅 北道 私立 ソ ウル特別 市 私立 !00 梨花 女 子大学 仁荷大学 50 仁 川広 域 市 私立 全 南 大学 美20 光 州広 域 市 国立 全 北大 学 80 全 羅 北道 国立 済 州大 学 40 済州 道 国立 中央大 学 5◎ ソ ウル特 別 市 私立 大 田広 域 市 国立 忠 南大 学 100 忠 北大 学 70 忠清 北道 国立 韓 国外 国 語大 学 50 ソウル特 別 市 私立 100 ソ ウル特 別 市 私立 漢 陽大 学1 V。 済 州 大 学 法 学 専 門 大 学 院 の 教 科 課 程 1。 全体教科 臼編成概要 必修教 科 目 (!3) 実務 基礎 及 び総合科 渥(5) 法律 基本科 目(8) 基礎 法学 及 び隣接 法学 科 鐵(10) 公 法 系(14) 民 事 法 系(13) 済州大学法学専 門大学 院の現況 と今後の方 向 専 門科 臼 選択教 科 臼 認57 刑事 法 系(9) (90) 商 事 ・社 会 法 系 α5) 国 際法務 系/特 性 化法 系(29) 先 端 科 巨(5)・ 総 合 科 目(6)← 上 の 選 択 科 縫の 申 か ら選 定 垂 ※()内 の数 字 は科 羅数 で あ る。 2。 必 修 課 臼 1年 次 学期 科 凶分 類 前期 2年 次 後期 3年 次 前期 後期 前期 後期 } 法 情 報 調 査 論 法情報調査論 (ユ/ユ) 実務基礎 法 曹倫理 模 擬裁 判 (ユ/1) 法 文 書 作 成 論 法文書作成論 及び (1/1) 総 合科 陽 (2/2) 1(1/!) 法 律実 習 法律実 習 (1/1) 法 律 基本科 擦 (2/2) 憲法 一般 理論 民法 一般 理 論 (1/!) 法律 実 醤 (1/1) 契約法 刑 法 一般理 論 商法 一般理 論 民事 訴訟 法 行 政法 一般 理論 刑事 訴 訟法 ※時 闘 数/単 位 表 示 が な い もの はす べ て3/3で あ る 3。 選 択 科 霞 1)基 礎 及 び隣接法学科 目 i学 1年 次 期 科 目分 類 基礎 及 び隣接 法学 科欝 飾 前期 後期 法 哲学 英米 法 法女 性学 比較 法 中国法 臼本 法 司法制 度 論 ドイツ法 2年 次 前期 後期 3年 次 前期 後期 認謬8酬 舜 和 一 ジ ャ ー ナ ル 第4号 生 命工 学技術 ・ 生 命倫理 と法 2)公 法 系教 科L] !年 次 学期 科 目分 類 前期 後期 前期 前期 統治構造研究 轡論関係法研究 憲法理論 と憲法 訴訟 行政争訟法研究 後期 環境法研究 済州特別 自治 医療法研究 NPOと 法 研 究 法研究 入権 と公 益 研 行政 争訟実務 究 行政法事例セ ミ 地 加 三i治法研 究 ラ∼ 一 事 法系教科 騰 董年 次 学期 科 轡分 類 前期 後期 2年 次 繭期 3年 次 後期 前期 後期 法定債権法研究 物権法研究 ADR研 民 法 事例 セ ミ 究 民法判例研 究 ナ ー 民事保全執行法 契約法概 究 特殊不法行為 家事訴訟実務 民事誕拠法 親 族 ・相 続 法 法研究 尻事弁護i漢 現代 祉会 と家族 研究 務 政策 典 型 ・非 典 型 民事法系 4)刑 3年 次 後期 基本権研 究 政治関係法 研究 行政作用法 研究 公法系 3)民 2年 次 事 法系教科 臼 1年 次 学期 率 涯{分 類 繭期 後期 2年 次 前期 3年 次 後期 前期 後期 } 矯正学研究 刑事法系 潮法各論研究 刑事特別法研 究 経済犯罪論 捜査手続論 刑事証拠法 刑事政策研究 刑 法 事例 セ ミ ナー 刑 事弁 護 一i漢 務 済州大学 法学 専1ヨ ヨ大学院の現況 と今 後の方海 5)商 事 ・社 会 法 系教 科 目 学期 科 目分類 /年 次 2年 次 煎期 後期 3年 次 前期 後期 会祉 法研究 保 険 海.1二 法研究 有価 証券法研究 電 子 取 引 法 研 究 金融資本献 易法 投 費 儒 託(フ 蒲事/祉会法系 ア 麟期 後期 商事紳 裁法研究 商事法事例 セ ミ 祉 会保 障法研究 ナー 知的財産権法研 多 毫 知 的財産権 実務 ン ド)法 研 究 研究 報 税法研究 独 占規 制 法 概=究 労働 法研究 6)國 望5嚢 穣税訴 訟実務 際 法 務 系/特 性 化 法 系 教 科 目 1年 次 学期 科 欝分類 蔚期 3年 次 2年 次 後期 薗期 後期 前期 後期 {i蟹 際 組 織 法研 究 國際 入権法研 究 顯際取引法研 国際経済法棚=究 羅際 法務系(特 性 飼際法∼ 化法系) 般理論 究 園際投寳研究 國際投資爽務 園際契約実務 中【 劃貿 易法 研 陰際 自段i都 甫と 究 公法 串【 甕1駕法 鋼 度 中眠競争法僻 究 研究 中圏 投 資 法 研:究 中匡1契約法研 屠焦外 瞬入法 闘 究 題 ク リ蒜 ッ ク 申瞬証券法研究 醐際海洋 法研 国際私 法研 究 究 グ ロー バ ル ガ 国際民事 訴訟 バ ナ ン ス と国 法捕究 際法 岡際運送保 険 ア メ リカ統 一 法萌究 商 法 典薪 究 金融商贔 英米余融 証券 i三i本 法研究 取 引 法研 究 経済特 区法研 中蔭睡 商紛 争 究 事 例 セ ミナ ー 中騒会 祉法研 離際 訴 訟 ・{申 究 裁実務 中園漁地 法研 ↓ 究 V9。 済 州 大 学 法 学 専 門 大 学 院 の 今 後 の 課 題 韓 国 の す べ て の 法 学 専 門 大 学 院 の今 後 の課 題 は,弁 護 士 試 験 の合 格 率 に 焦 点 を置 い て い る と い っ て も過 欝 で は な い。 済 州 大 学 法 学 專 門大 学 院 は,こ の 認 謬拶 欝ij樋 環 一 ジ ヤ ー一ナ ル 第4号 よ うな 課 題 に 対 応 す る方 案 を 樹 立 して い るが, そ の 大 綱 は 次 の と お りで あ る。 !。 優 秀 学 生 誘 致 方案 1)優 秀 学 生 の 誘 致 及 び広 報 の 強 化 優 秀学 鷹 の誘致 及 び広報 の 強化 ㊧ 優 秀 学 生 誘 致 の た め の 各種 イ ン セ ン テ ィ ブ 提 供 ・寄 宿 舎 の 全 翼 提 供 ・破 格 的 な奨 学 金 の 付 与 基盤 造成 段階 (2◎08∼2009) ・優 秀 新 入 生 の 海 外 研 修 機 会 提 供 ・学 生 の 自 治 ・福 祉 活 動 の 財 政 支 援 ㊧ メ ン タ リ ン グ(Mentoring)シ ステム の構築 ⑳ 広報 の強 化 ⑳ 奨学 財源 の拡 充 及び奨 学金 受給 者 の比率 拡大 ⑳学 生福 祉 の拡 大→ 障害 者,女 性 の ため の施 設の補 完 跳躍 段階 ∼2013) ⑳学 生 指導 セ ン ター の役 割拡 大→就 職 進路相 談 及 び就職 指導 な ど ㊧学 事 管理 に関 す るフ ィー ドバ ッ ク及 び補 完(2010 ・評価 結 果 な どを反映 して,学 事 管 理 の よ り一 層の厳 格化,学 事管 理指 針 の補 完 ㊧学 生 自治会 の役 割拡 大及 び サー クル 活動 活性化 ㊧本 法学 専 門大学 院 出身法 曹 人 と学 生 聞の個 別 メン タ リン グシス テム拡 大 完成段 階 (2014∼2016) ⑮先 進的 な奨 学制 度 の定着 →奨 学金 受給 比率 拡大 ㊧先 進的 な学 生福 祉制 度 の定着 →全 国最 高水 準 の障 害春 支援 な ど ㊧全 国最 高水 準の 学生指 導 セ ン ター の定 着 ⑳ 内実 あ る学業 成 果 を導 き出す 学事 管理 制度 の定 着 ⑳ 学生 の 自治 活動 を通 じて 水準 の高 い学術 的 成果 を発 刊 2)分 (!)真 析 及び提案 っ先 に 考 慮 し な け れ ば な ら な い こ と は,優 秀 学 生'誘 致 の 羅的 を どの よ うに 設 定 す べ きか で あ る。`学 生 補 充'と い う レベ ル で は な く,`優 秀 学 生'の 誘 致 を 臼的 に して い るの で あ れ ば,① 弁 護 士 試 験 の 合 格 率 を 高 め る とい う 目 的 で`優 秀 学 生'を 誘 致 し よ う とす るの か,② 最 上 位 の弁 護 士 市 場 済州大学法学專門大学院の現況 と今後の方向 望馨望 に進 出 で き る劇 意 的 な弁 護 士 の 育 成 を 尉的 に`優 秀 学 生'を 誘 致 しよ う とす る の か,③ わ ず か な 隙 間 の 弁 謹 士 市場 で成 功 を収 め る こ との で き る躍 動 的 な 弁 護 士 の 育 成 を 目的 に 優 秀 学 生'を 誘 致 しよ う とす る の か,そ の 目 的 を実 情 に合 わせ て設 定 す る必 要 が あ る。 この 籔的 に 従 い,誘 致 し よ う とす る 優 秀 学 生'の 定 義 は 異 な る こ とに な る。 現 在 の 弁 護 上 試 験 制 度,ロ ー ス クー ル の 現 況 な どに 照 ら して,済 州 大 学 法 学 専 門大 学 院 が 指 向 し よ う とす る優 秀 学 生 誘 致 の 罎的 は,弁 護 士 試験 の 合 格 率 の 向 上 を最 優 先 に して い る。 (2)こ の よ うな観 点 か ら,LEET(LegalEducatioiiEligibilityTest1法 学適 性試験)な ど の ロー ス クー ル 資格 試 験 の 成 績 が 弁 護 士 試 験 の 合 格 率 と どの よ うな相 関 関 係 が あ るの か を綿 密 に点 検 し て,入 学 選 考 資料 と して 活 用 す る必 要 が あ る。 ま た,優 秀 学 生 の 選 抜 の た め の 制 度 と して,入 学 業 務 だ け を担 当 す る專 門 家 で あ る`入 学 査 定 官'を 採 用 して,成 績 だ け で な く,個 入 の環 境 特 技,論 理 力,創 造 力 な どの 潜 在 力 まで を も総 合 的 に評 価 して 新 入 生 を選 抜 す る 入 学査 定 官 制 度 な ど の 革新 的 方 案 を導 入 で き るか 否 か も検 討 しな け れ ば な ら な い が,こ の た め に は常 設 的 検 討 機 構 を用 意 しな け れ ば な らな い もの と 思 わ れ る。 (3)弁 護士 試 験 の 合 格 率 と済 州 大 学 法 学 専 門 大 学 院 で提 供 す る教 科 課 程 との 相 関 関 係 を,持 続 的 に 点検 しな け れ ば な らな い 。 こ の た め の 第1次 的 な 課 題 は,教 科 課 程 の 編 成 と贔質 を これ に合 わせ る こ とで あ る。 現 実 主 義 的 接 近 が 重 要 で あ り,そ の よ うな 現 実 主 義 的接 近 が 予 備 的 な志 願 者 の 注 鎧 を引 き つ け る もの と思 わ れ る。 ま た`教 科 課 程 外 の 弁 護 士 試 験 準備 プ ロ グ ラム'を 体 系 化 して,こ れ に対 す る財 源 を確 保 す る必 要 が あ る。 (4)弁 護 士 と して の 職 業 的 成 功 の 展 望 を高 め て あ げ る こ と も,優 秀 学 生 誘 致 の た め の 重 要 な イ ンセ ン テ ィブ に な る。 わ が 国 の 弁 護 士 市 場 の 状 況 に つ い て の 情 報 を提 供 す る と と もに,図 標 とす る分 野 に 進 出 で き る人 的 ネ ッ トワ ー ク を 形 成 す る`法 曹 ネ ッ トワー キ ン グプ ロ グ ラ ム'を 体 系 化 して ,こ れ に 対 す る支 援 シス テ ム を備 え な け れ ば な らな い で あ ろ う。 済 州 の 地 理 的 ・産 業 的特 性 は,こ の よ うな ネ ッ トワ ー キ ン グの構 成 に非 常 に 有 利 な側 面 が あ る と 162矯 潟撫 ロージャ…ナル第4号 い う点 を最 大 限 に 活 用 して,ネ ッ トワ ー ク を先 行 して 構 築 して,持 続的な管 理 を通 じて 蓄 積 す る こ とが 重要 で あ る と判 断 す る。 (5)国 立 法 学 専 門 大 学 院 の 最 大 の 利 点 とい え る費 用 薗 の 有 利 な 制 度 を添ILl 極 的 に 活 用 し なけ れ ば な ら な い。 低 廉 な授 業 料 の 政 策 を続 け て 維 持 して,疎 外 され た階 層 か ら も法 曹 とな れ る可 能 性 に 注 鐵 しな が ら,優 秀 人 材 の 発 掘 と い う次 元 か ら制 度 の 整 備 に も努 力 し なけ れ ば な らな い 。 2。 教 授 ・学 齋 法 1)創 意 的 な教 育 過 程,革 新 的 な教 授 法 開 発 創 意的 な教 育過程 ノ革 新 的 な教 授法 開 発 ⑳理 論 と実務 教育 の 調和 を追 求 ・事例 中心教育 の 強化 ・共 弼 講 義(丁 鰍mTeachh蓬 基 盤造 成段 階 (2008∼2009) 幻 の 強化 ・理論 と実 務 を調和 させ た教 科 目の 開発 ㊧ 多様 で創 意的 な教育 過程 の 開発 ㊥ 外 岡 語 講 義(み き 三●xl:葦eLゴ)の 開 設 ⑳革 新的 な講 義教 材 の1婆 鍔発 } ㊧外 国語 講義 の拡 大(英 語 講義 の拡 大) ㊧先端 科 目及 び総 合科 目の 追加 開発 ⑳ 特性 化教 科 嬢の全 面 餅鑓設 ・運 営 跳 躍 段 階 ㊧海外 連係 プ ログ ラムの本格 運 営 (20達0∼2013) ㊧ 理論 と実 務教 育 の調和 の 本格 運営 ⑳ 概究 課程 及 び再 教 育課 程 の本格 運営 ㊧SJD課 程 の 設糧 妥 鑑性 の検 討 及 び準備 ㊧ 自己 ・外 部評 価及 び その還 元 ㊧教 育 課程 の持 続的 な開 発 ⑱外 国 語講 義の 充実 完 成 殺 階 ㊧新 しい需要 に相 応 す る特 性化 教科 目の拡 大 ・開 設 (20!4∼2016) ㊧先 端科 口及び総 合科 目の追加 開 設 ㊧SJD課 程 の新 設(妥 当性 の検 討結 果 に従 い) ㊧ 自己 ・外部 評価 及 び その還 元 済州大学法学專 門火`1塾 院の現況 と今後 の方向 2)分 望蔭3 析 及 び提 案 (1)革 新 的 教 授 法 の 開 発 方 案 は,国 際 水 準 の ロー ス クー ル 制 度 の 導 入 と い う国 家 的 目標 に 合 わせ て,海 外 ロー ス クー ル の い わ ゆ る`ソ ク ラ テ ス 式 講 義 技 法'な ど を念 頭 に 置 きな が ら用 意 され な け れ ば な ら な い で あ ろ う。 ひ と まず わ が 国 の 弁 護 士 試 験 制 度 と ロー ス クー ル 制 度 が 一 定 の 形 態 を備 え る よ う に な っ た現 在 の 状 態 に お い て は,そ の よ うな 問 題 意 識 を持 続 して い きな が ら も,済 州 大 学 法 学 専 門 大 学 院 の 実 情 に合 っ た 創 意 的発 想 で,こ の 問 題 に接 近 しな け れ ば な ら な い。 (2)弁 護 士 試 験 の 合 格 率 向 上 と弁 護 士 職 務 の 競 争 力 強 化 と い う2つ の 隅 標 を達 成 す る ため に は,法 律 基 本 科 臼教 育 と実 務 教 育 の 二 元 化体 制 を よ り一 層 明 確 に して,こ れ に 適 合 した それ ぞ れ の 教 授 法 を開 発 して い か な け れ ば な ら な い で あ ろ う。 (3)1年 次 の 教 育 課 程 で 消 化 しな け れ ば な ら な い 法 律 基 本 科 躍教 育 に お い て は,`ソ ク ラテ ス式 討 論 講 義 は不 適 切 な側 面 が な くは な い。 特 に全 体 の 進 度 を消 化 す る こ とが で きな け れ ば,上 級 学 年 の教 育 に 重 大 な問 題 が 生 じ う る もの と思 わ れ る。 した が って,革 新 的 教 授 法 の 中心 的 な 適 用 領 域 は,法 律 基 本 科 目 で は な く,上 級 学 年 で展 開 され る実 務 中心 型 の個 燐 法 教 育 課 程 で実 行 さ れ な け れ ば な ら な い で あ ろ う。 (4)革 新 的 教 授 法 が 適 用 さ れ る科 蟹に お い て,教 授 法 の 核 心 は`現 実 事 例 中心 学 習,双 方 型 深 層 学 習'で あ る。 学 習 者 の 課 程 へ の 参 加 が 何 よ り も重 要 で あ り,現 実 の 事 例 か ら外 れ な い こ とが 重 要 で あ る。 これ を実 現 す る 多様 な 方 法 論 は す で に 多 くの分 野 で 開 発 され て実 践 さ れ て い る ため に,こ の よう な新 しい教 授 ・ ・学 習 法 に 対 す る制 度 的,財 政 的 支 援 が あ れ ば,相 当 部 分,実 現 可 能 な もの と判 断 され る。 (5)教 授 法 に 対 す る 関 心 と教 授 た ち の 間 の 情 報 共 有 の た め に,持 続 的 な 接 触 の 機 会 が 制 度 化 され な け れ ば な らな い 。 さ らに 進 ん で,法 曹 実 務 家 との 協 力 体 制 を構 築 して,共 に しな け れ ば な らな い 。 同 講義 現 場 講 義 な どの制 度 が 至 急 に 定 藩 す る よ う 翌露認 3e講 搬 栖 欝一 ジ ヤ ー ナ ル 第 娃轡 義教 材の開発 1)革 (1)新 新 的 な 講義 教 材 の 開 発 しい教 育 課 程 及 び教 育 方 法 に 適 合 し た講 義 教 材 を段 階 的 に 開 発 し て い き,こ れ に 対 す る支 援 プ ロ グ ラ ム を運 営 す る。 (2)講 義 教 材 の 執 筆 を 推 奨 して,こ の た め に 年 間50,000千 ウ ォ ン(!件 た り10,000千偽 (3)講 愚 ン)の 特 胴 財 政 支 援 金 を確 保 す る。 義 教 材 は 既 存 の教 材 執 筆 の 方 式 を脱 皮 して,PBL(ProblemBased Lear磁 墓),CaseMethod,RolePlayな ど新 し い教 育 技 法 に適 合 し た方 式 で 執 筆 す る よ うに す る。 2)分 (!)講 析 及 び提 案 義 教 材 の 開 発 は 窮 極 的 に はCaseBookの 開 発 を意 昧 す る が,わ が 国 で は まだ こ の よ うな 教 材 の執 筆 は経 験 も少 な く,活 用 の 可 能 性 も点検 し得 な い状 態 で あ る。 (2)し た が っ て,現 実 的 な 接 近 方 式 は,副 教 材 及 び 講 義 用 資 料 集 の 形 態 の 教 材 開 発 に な るで あ ろ う と思 わ れ る。 法 律 基 本 科 目の場 合,学 生 は弁護士 試 験 対 策 用 の 標 準 教 科 書 な い し標 準 受 験 書 を基 本 に 勉 強 して い る現 状 で あ る。 標 準教 科 書 の 開 発 が 望 ま し い が,ま ず 喫 緊 の こ と と して は,標 準 教 科 書 と一 対 を な し得 る判 例 及 び 実 務 中心 の 副 教 材 の 開 発 を先 行 す る こ と で あ ろ う。 (3)上 級 学 年 の 実 務 中心 型 の個 別 法 教 育 に も,教 材 は 必 要 で あ る。 教 材 な しに 講 義 を進 行 す る こ とは 不 可 能 で は な い が,効 果 が 著 し く落 ち る こ とが 憂 慮 され る の で,講 義 進 行 過 程 に合 わ せ た 資料 を 集積 したCominegt形 講 義 教 材 が 必 要 で あ る と判 断 さ れ る。 式の 済州大学法学専 門大学院の現況 と今 そ 愛の方向 望麟5 4。 教 員 力 量 の 強 化 教 撰力籔 の 強化 ㊥優 秀 專任教 翼の確保 ・新 任教 員任 胴要 件 の強化 一5年 間の 学術 振 興財 団登 載誌(候 補 誌)800%以 上 また は 外 国有 名大 学 の博士 学位 所持 者 の優先 採用 ・特 別採 用及 び公 募採 薦 を並行 して優 秀 教員 を適時確 保 ・実 務教 員 は 多年 聞 の実務 経歴 を保 有 して 、研 究 及び教 育力 燈 の あ る者 の なか か ら充貝 ・学 内優 秀 資源 の活用 の ため の兼務 教授 制度 の 導入 ㊧ 既存教 翼の研 究 力量 の強化 ・計 量化 され た 麟標 の設定(2009年 までに!人 当 り平均 学術 振 興 財 団登 載誌(候 補誌)!.5本 以上) ・研 究実 績 向上 のため の イ ンセ ンテ ィブの 強化 ・教 授業 績評 価基 準 の強化 ・研 究実 績 は昇進 、再 任用 、各 種研修 対 象 者選 定時 に積極 的 に 反映 ・國内外 の優 秀 な法学 専 門大学 院 と共 同学術 セ ミナ ーの 定例 化 基盤 造成段 階 (2008∼2009) ・膚 給助教 の確保 を通 じた研究 支援 シ ステムの 強化 ・講 義時 間数 の 調整 ㊧ 教育 力量 の強 化計 爾 ・教 授方 法 に関す るワー クシ 欝ップの定 例化 ・講義 フ ィー ドバ ッ ク制度 の義 務化 ・教 授法 に関 す る外部 專 門家 の招請 特講 の 開催 ・講 義評 緬 シ ステム の強化 ・講 義評価 優 秀教 員 に対す るイ ンセ ンテ ィブの提 供 ㊧ 国 内外 の法学 専 門大学 院 のベ ンチ マー キ ング ・教 員海 外長 期研修 プ ログ ラムの運 営:年 間3∼4入 派遣 ・教 員短期 ベ ンチマー キン グプwグ ラムの運 営 二2009年までに 20人研 修 ・交 流対 象法 学専 門大 学 院の拡 大 ・学 生海 外研 修 プ ロ グラムの運 営 ㊧碩 座教 授 の招 聰及 び活 用 ・国内外 の著 名 な教 授(退 任教 授 を含 む)及 び有 名法 曹 入 を碩 座 教 授 として招聰 望轡霧 鋼偲1ロ… ジ ヤー ナ ル 第4号 ・2008年 度 に 最 小5名 以 上招 聴予 定 ・誘 致 の た め の 各 種 イ ン セ ン テ ィブ の 提 供 ㊥教 貴 の研究 実績 轡標 値 の上 方修 正 →2◎1!年まで に年 間1入 平均 学 術振 興財 団登 載 誌(候 補 誌)2本 跳躍段 階 以上 ㊧研 究実 績 向上 のた めの プ ログ ラムの持 続 的運営 ㊥ 講 義 時 闘 数 の 調 整:201倭 年 ま で に 毎 週6時 問 に 調 整 (20!0∼2013) ⑳ 国 内外 の法 学専 門大 学院 と交流拡 大 ⑳碩 座教 授 制の拡 大 ㊧教 員研 究実 績 の 臼標 値L方 修 正:年 問!入 平均 学術 振興 財 団登 載 誌(候 補 誌)2本 以 上 、 著 書0.5冊 以 上 ㊥研 究 の質 的 向 ヒ→ 国際 著名 学術 誌 及び学 術振興 財 団登 載誌 に対 す るイ ンセ ンテ ィブの 強化 完成 段 階 ㊧ 国 内最 高 水準 の研 究 力量確保 の ため の海 外学術 交 流拡 大 (201娃 ∼20美6) ㊧ 国際共 同研 究 及 び国際 学術 交流 の質 的深化 ㊧ 教授法 の 画期 的改善 の持 続 的推 進→ 教育 方 法改善 プ ロ グラム の 持 続 的稼動 ⑳碩 座教 授 制の拡 大 Vgl、今 後 の 評 価 に 備 え た 発 展 方 向 1。 弁 護 士 の 輩 出 制 限 を願 う実 務 法 曹 界 の圧 力 な どの た め に,法 学 専 門大 学 院 の 制 限 的 な 認 可/再 認 可 の 政 策 を維 持 して い る 現 在 の状 況 に お い て,迫 り くる評 価 と再 認 可 の 審 査 に備 え な け れ ば な ら な い済 州 大 学 法 学 専 門大 学 院 と して は,少 な い 定 貝,不 安 定 な財 源,過 度 に 厳 しい 認 可 基 準 の 間 で,そ の発 展 方 案 を模 索 し なけ れ ば な ら な い と い う困 難 な条 件 下 に 置 か れ て い る。 2。 済 州 大 学 法 学 専 門 大 学 院 は,再 認 可 審 査 と い う`政 策 環 境 の圧 力'以 外 に も,優 秀 学 生 を誘 致 し な け れ ば な らな い とい う`市 場 環 境 の 圧 力'に も対 処 して い か な け れ ば な ら な い,二 重 の 圧 力 の 中 に あ る。 政 策 的圧 力 は 多様 で 国 際 的 な理 想 的 法 学 教 育 を要 求 して い る の に 反 して,市 場 的 圧 力 は 弁 護士 試 験 の 合 格 率 を高 め る現 実 的 法 学 教 育 を要 求 して い る とい う点 で,互 い に相 反 的 に 作 用 して い る二 重 の圧 力 に対 して,調 和 の た め の 調 整 を模 索 し な け れ ば 済州大学法学奪門ソ く学院の現況 と今後の方懸 更巖7 な らな い とい う基 本 的課 題 を抱 え て い る。 3.調 整 の 基 本 方 向 は,済 州 大 学 法 学 專 門大 学 院 の 教 育 臼標 が 法 学 者 の 養 成 で は な く 実 務 法 曹の 養 成'で あ る とい う 当然 の事 実 を よ り一 層 明 確 に して, こ れ に 適 合 した 教 育 シ ス テ ム を作 って い く こ と で あ る。 最 大 の課 題 は,わ が 国 の 激 変 す る法 曹市 場 に お い て済 州 大 学 法 学 専 門大 学 院 の 出 身 者 が 進 出 で き る分 野 を現 実 的 に 想 定 して,こ れ に 対 応 した 選 択 と集 中 の 戦 略 を開 発 す る こ とで あ る とい え る。 こ の よ うなposition2ngの 現 実 適 合 性 の 如何 とそ れ に伴 う教 育 シ ス テ ム の 適 合 性 が,済 州 大 学 法 学 専 門 大 学 院 の 発 展 を左 右 す る で あ ろ う し,ま た,再 認 可 審 査 な ど の評 価 で 要 求 され る特 性 化 要 件 も充 足 す る こ とに な る もの と判 断 す る。 4.こ の よ うな 発 展 方 向 に 合 わせ て,大 学 内外 の 使 用 可 能 な資 源 を最 大 限 に 動 員 して い く こ とが,今 後 の 評 価 な ど を考 慮 し た済 州 大 学 法 学 専 門 大 学 院 の 課 題 とい え る。 5。 評 価 に 備 え た 発 展 企 画 チ ー ム を構 成 して,継 続 的 に 計 画 と実 行 状 況 を 点 検 させ る。 6。 使 用 可 能 な 資 源 の確 保 の ため に,法 学 専 門 大 学 院 の 執 行 部 を中 心 に具 体 的 実 践 戦 略 を作 って 全 教 員 の 協 力 及 び 内 外 の ネ ッ トワー ク を活 用 す る。 7.大 学 の 内部 的 に は 法 学 専 門大 学 院 が 済 州 大 学 の 地 位 と発 展,他 の諸学科 の発 展 に 役 立 つ と い うこ と を実 感 させ る こ との で き る 方 案 を実 践 して い き, 外 部 的 に は法 学 專 門大 学 院 が 済 州 地 域 の 発 展 に 必 須 の もの で あ る とい う認識 を 強化 させ る こ との で き る事 業 を拡 大 して い くこ とが何 よ り必 要 で あ る と認 識 して い る。 訳注 レ{本と の 比 較 に お い て 明 確 に す る 必 要 が あ る と思 わ れ る 単 位 及 び 講 義 時 醐 な ど に つ い て 雰 報 告 者 の 朱 錫 彦 院 長 に 確 認 し た の で,こ れ ら の 点 に つ い て,簡 単に 付 け加 え てお き た い。 韓 圏 の 授 業 学 期 は2学 ∼!6週) ,2学 期(秋 期 制 で あ る 。!学 学 期)は9月1Eil∼ 期(春 学 期)は3月 玉2月/0iT{(蔦 週 ∼/6週)で 哩 繕 ∼6月!駈1(15遡 あ る 。 法 学 劇 達ll大 ffes8秘 緬 ロー ジャ ー ナ ル 第4号 学 院 の 授 業 年 限 は3年(6学 期)で あ り,卒 業 必 要 単 位 は90単 位 で あ る。 し た が っ て, !学 期 ご と に15単 位 以.上 を 取 得 し な け れ ば な ら な い 。 単 位 の 購 請 は 学 期 ご と に な さ れ る。 ま た,i単 位 は,週1時 る。 し た が っ て,た 間(50分)の と え ば,3/3科 授 業(講 撲(3単 位/3時 闘,15週 の 授 業 を 行 う と い う 意 瞭 で あ る 。 た だ,必 るが,週 に3時 聞 の 授 業 を 行 う,2/3科19と の 必 須 科 醸 の 範 囲 が 広 い た め に,多 う こ とを原 期 と して い 間 科 懇)と は,1学 期 で 週 に3時 修 科 嬉 な ど に つ い て は,2単 位 であ な っ て い る 場 合 が あ る 。 こ れ は,そ くの 授 業 時 問 が 必 要 で あ る か ら で あ り,韓 大 学 院 で も通 常 み ら れ る もの で あ る 。 な お,韓 舞 の 講 義 蒔 問 は 源 則 と し て 週 に6蒔 義)を!5羅1行 れ ら 國 の他 の 圏 の 法 学 專 門 大 学 院 に お い て は,專 閥 以 上 す る こ とが で き な い こ と に な っ て い る。 任教 翻 輔 大 学法 科 大 学 院 と学 術 交 流 を締 結 して い る韓 国 ・1三 磯立 済 州 大学 渥そ 学 專 門大 学 院 の 一一行(宋 錫 彦 法 利・ 大 学 院 長 を 団 長 とす る教 員7名,学 が,2009年10月26に1(月)か ら来 学 し,2泊31:1のi=i程 観 や施 設 見学 な どを行 っ た。 そ の一 環 と して,27臼(火)午 生22名,合 計29名) で本 法科 大 学 院 の 授業 参 後3時 か ら本 学 の本 部棟 で,済 州 大 学法 学 奪 門 大学 院 と翔 価 大学 法 科 大学 院 の 共 催 に よ る シ ンポ ジ ウ ム を,隣 短 國 臼韓 ロ ー ス クー ル 時代 の法 曹養 成 教 育 一現 状 と課 題 一 .]と の テ ー マ の も と購 催 した。 こ こに掲 載 した 論文 は,そ の と きの 報告 を も とに加 筆修 蕉 され た もの で あ る、
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