「大分県新エネルギービジョン(素案)」に対する県民意見の募集結果 № ご意見の概要 【省エネルギーの取組について】 全体目標の指標として「エコエネルギー活用率」が採 用され、省エネルギーなども視野に入れたものとなり評 価できる一方、省エネとして例示されたはHEMSやク リーンエネルギー自動車など、ハード中心に偏ってお り、県内事業所の95%を占める従業員数29人以下の 中小零細事業所においては、このような投資を伴う 1 ハード面の省エネは必ずしも現実的ではないかもしれ ない。 エネルギー消費の記録や管理など一般管理に始まる 省エネ行動は、人材も知識も乏しく、その対策はまだま だである。 従業者数29人以下の従業者数は269,003人に上 り、家庭を含めるとこの2倍から3倍の県民も参画し対 象となるビジョンとすることが肝要かと考えます。 ご意見に対する県の考え方及び反映状況 新たなビジョンでは、現行ビジョンから引き続きエコ エネルギーの導入を推進することとしていますが、そ れだけではなく、省エネなどにより、エネルギー消費 量の削減を推進する事としています。 全体目標である「エコエネルギー活用率」の目標達 成に資する消費量削減の具体的な個別目標として、 ご指摘のHEMS・クリーンエネルギー自動車などを 設定していますが、これらの指標は、単にエネルギー の減少に繋がるだけでなく、スマートコミュニティの形 成などにも資することから採用しています。 一方、推進事業にも記載しておりますとおり、省エネ に関しては、設備導入などハード面の取組だけでな く、事業者向けには、例えば、省エネ診断による事業 所のエネルギー管理の適正化やエコアクション21認 証取得の支援等、省エネ行動を促進することとしてい ます。また、家庭向けでは、節電をはじめ、ガス、水の 節約、省エネ型製品の選択など、省資源・省エネの取 組について普及啓発を推進することとしています。 いただいたご意見の趣旨も十分に踏まえ、県民・事 業者をあげて、幅広く省エネの取組を進めて参りま す。
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