エコアクション 21 環境活動レポート

認 証 ・ 登 録 番 号 0008679
エコアクション 21 環境活動レポート
対象期間 2014 年度(2014 年4月~2015 年3月)
富士山パスタプラントより望む世界文化遺産「富士山」
作成日 2015 年7月 8 日
〈第 3 版〉
社長ごあいさつ
はごろもフーズの主力製品である缶詰は、常温で長期保存ができる、エコロ
ジーでエコノミーな製品です。日常において使い勝手の良い缶詰は、非常時に
おいても役に立ちます。また、空き缶の約9割がリサイクルされ、省資源・省
エネルギーに貢献する環境にやさしい製品です。
さらにシーチキンを製造する焼津プラントにおいては、原材料のひとつであ
るまぐろ資源を 100%使いきるよう高度利用の研究に取組んでいます。一匹の
まぐろから、シーチキンなどの缶詰に使われる良質な白身は、まぐろ全体の約
40%にすぎません。しかしその他の部位は、廃棄されるものはなく、すべて
飼料や調味料、健康食品、化粧品の原料へと、有効活用しています。貴重な自
然の恵みを余すところなく有効に使えるよう、長期的な視点で水産資源、植物
資源などの原料を見つめ、新たな可能性を模索しています。また、太陽光発電
を設置し、グリーンエネルギーへの積極的な取組を行なっています。
はごろもフーズは、エコアクション 21 に取り組み、1年間の運用実績を環
境活動レポートにまとめて作成公表させていただきます。皆様との環境コミュ
ニケーションを今後も継続することをお約束します。
2015 年 7 月 8 日
代表取締役社長
1
池田 憲一
認 証 ・ 登 録 番 号 0008679
環境理念
はごろもフーズは、人と地球に愛される企業を目指し、安全で、環境にやさし
い食品製造、販売に努めます。地域社会と共生していく企業として環境保全活動
に取組みます。
環境方針
1.環境関連法規、条例、規制基準を遵守します。
2.環境への影響を考慮し、目標を定め、製品の製造、流通・販売の全過程で、省
資源・省エネルギーに努め、二酸化炭素排出量を低減します。
3.原材料ロスの低減など廃棄物の発生抑制、減量化を推進し、食品リサイクル
率 100%を達成します。
4.教育・啓蒙活動を計画的に推進し、環境に対する従業員の意識の向上、環境保
全に関する社内体制の充実を図ります。
5.持続可能な社会を築くため、グリーン購入を推進します。
6.食品衛生管理に準拠した、安心・安全な食品づくりに努めます。
はごろもフーズは、エコアクション 21 を全社運動として展開することを
宣言します。
制定日 2011 年 11 月7日
改定日 2015 年 4月 1 日
代表取締役社長
2
池田 憲一
1.取組の対象組織・活動
(1)名称および代表者
名 称:はごろもフーズ株式会社
代表者:代表取締役社長 池田 憲一
(2)事業所所在地
a. 本社
■本社
静岡県静岡市清水区島崎町 151
b. プラント
(シーチキンユニット)
□焼津プラント
(パスタ・米飯ユニット)
□富士山パスタプラント
□サンライズプラント
(バイオユニット)
□バイオプラント
c.事業所
○札幌営業所
○仙台営業所
●盛岡営業所
○東京支店
(2015 年 3 月現在)
静岡県焼津市大島 742
静岡県静岡市清水区島崎町 151-1
静岡県焼津市田尻 1855-24
静岡県焼津市惣右衛門字稗島 1225-8
北海道札幌市中央区北2条東1丁目2-10
日宝北2条ビル 405 号
宮城県仙台市青葉区中央3-2-1青葉通プラザ9F
岩手県盛岡市盛岡駅西通2-3-10
東京都調布市小島町1-32-2
スワンビル1F
京王調布小島町ビル2F
●神奈川営業所
神奈川県横浜市港北区新横浜2-12-1 新横浜光伸ビル5F
●千葉営業所
千葉県千葉市中央区栄町 36-10 YS千葉中央ビル7階-A
●さいたま営業所
埼玉県さいたま市大宮区吉敷町4-13-2 大宮ダイヤビル2F
●新潟営業所
新潟県新潟市中央区米山5-1-35 カレントさくら4階H
●甲信営業所
長野県松本市野溝西1-6-29 のみぞビル 202 号
○静岡営業所
○名古屋支店
●金沢営業所
○大阪支店
静岡県静岡市清水区桜が丘町1-10
はごろも桜が丘オフィス2F
愛知県名古屋市中区新栄町2-9
スカイオアシス栄 12F
石川県金沢市入江2-54
中村ビル3F
大阪府大阪市都島区片町2-2-48
●神戸営業所
兵庫県神戸市須磨区常盤町1-1-4
●高松営業所
香川県高松市中央町 11-12
○広島営業所
○福岡営業所
●鹿児島営業所
○沖縄営業所
JEI京橋ビル
大神ビル 303 号
日成高松ビル3F
広島県広島市中区西十日市町9-17 楠原産業ビル1F
福岡県福岡市博多区博多駅南2-9-11 三共福岡ビル5F
鹿児島県鹿児島市加治屋町 15-9
沖縄県那覇市天久2-7-7
鹿児島大同生命ビル2F
沖縄広告ビル3F
(※事業所は3支店 16 営業所。○は統轄支店・統轄営業所、●は傘下営業所です。)
3
(3)環境管理責任者氏名及び担当者・連絡先
統 括 責 任者 : 取締役お客様相談部長兼環境問題担当
岩間 英幸
担 当 者 : お客様相談部環境問題担当マネージャー 西林 秀晃
連 絡 先
お客様相談部
〒424-8750 静岡県静岡市清水区島崎町 151
電話 054-354-5013 FAX 054-355-0370
ホームページ http://www.hagoromofoods.co.jp/
(4)事業内容
「各種缶詰製品、パスタ製品、乾物製品、ペットフード製品などの製造販売、
太陽光発電事業等」 (詳細は次の通り)
◎家庭用製品:各種魚介缶詰、果実缶詰、野菜缶詰、畜肉缶詰、レトルトパウ
チ製品、包装米飯製品、パスタソース製品、パスタ製品、ふりかけ製品、乾物
製品(のり、削りぶし、煮干)、ギフトセット、など
◎業務用製品:各種缶詰、レトルトパウチ製品、ふりかけ製品、乾物製品(の
り、削りぶし、煮干)など
◎ペットフード製品、エキス製品、魚油、飼料など
□主要製品ブランド名:
「シーチキン」「シャキッとコーン」「サラスパ」「パパッとライス」など
(5)事業の規模
製品販売額 : 745 億円 製品生産量 :129,757 トン(2014 年度実績・単体)
従業員 : 583 人
床面積 : 30,060 ㎡(2014 年度・単体)
(6)事業年度
毎年 4月 1 日
~
翌3月 31 日
(7)認証登録の対象組織・対象事業所・活動・対象期間
対象組織名:はごろもフーズ株式会社
対象事業所:本社、事業所,焼津プラント、バイオプラント、
富士山パスタプラント、サンライズプラントの全活動
対 象 期 間:2014 年4月1日~2015 年3月 31 日
(8)はごろもフーズ グループビジョン
<経営理念> 「人と地球に愛される企業を目指します。」
<コーポレートメッセージ> 「人と自然を、おいしくつなぐ」
<事業領域> テーブルコミュニケーション「笑顔がおいしい食シーン」のお手伝い。
<合 言 葉> 1.全員経営 2.明るく楽しく 3.執念を持つ
(9)備考
2014 年4月1日に3本部制を事業部制に移行しました。2015 年 2 月 1 日に
ユニット制に組織変更しました。
4
2.推進体制
(1)推進体制図
(2015 年 3 月現在)
(2)推進体制の役割
代表取締役社長
内部環境監査チーム
環境管理責任者
EA21 事務局
EA21 推進委員
部署長・工場長
EA21 推進委員会
●代表者。環境方針を定める。
●環境経営に必要な資源(人財、設備、資金)の用意。
●システム全体の評価、見直しの実施。
●システムの適合性、運用状況を監査する。
●システムの総責任者としての役割、権限を持つ。
●システムの実績を代表者に報告する。
●全体計画の立案。
●文章の作成管理。
●システム運用上の事務管理。
●部署内の環境活動を推進する。
●部署内の環境教育を行なう。
●各プラント、本社メンバーはEA21 推進委員会に出席。
●内部環境監査員としてチームを編成し、環境監査実施。
●EA21 推進委員の選任。
●プロジェクトとして設置。
●EA21 推進委員会を開催。
●環境活動の評価、見直しを行なう。
5
3.中期環境目標
目標の設定にあたっては、エコアクション 21 活動前年の 2011 年実績を基
準としました。
(1)エネルギー使用量及び二酸化炭素排出量削減
製品重量あたりのエネルギー使用量及び二酸化炭素排出量を原単位で2011
年度比削減をおこないます。(特定事業者としての削減計画に準拠する)
エネルギー
使用量削減
二酸化炭素
排出量削減
2011 年度
基準年
原油換算 5,759kl
原 単 位 0.162
2014 年度
基準年比3%削減
原油換算 5,586kl
原 単 位 0.157
2015 年度
基準年比4%削減
原油換算 5,529kl
原 単 位 0.155
11,240t-CO 2
10,903t-CO 2
10,790t-CO 2
(2)産業廃棄物排出量削減
産業廃棄物の排出量削減の工夫を提案、実行します。
産業廃棄物
排出量
2011 年度
基準年
1163.5t
2014 年度
基準年比 1.5%減
1146.0t
2015 年度
基準年比 2.0%減
1140.0t
(3)食品リサイクル率(再生利用実施実施率)
食品廃棄物のリサイクル化を積極的に推進し、食品リサイクル率を維持しま
す。またリサイクル率だけでなく発生抑制も積極的に取り組みます。
食品
リサイクル率
2011 年度
基準年
92.5%
2014 年度
維持
100%
2015 年度
維持
100%
(※食品リサイクル率 2008 年度は 80%。2013 年度は 100%でした。)
(4)使用水量削減
各部署の工夫により使用水の削減に努めます。
使用水量
2011 年度
基準年
438,628 ㎥
2014 年度
基準年比 16%削減
368,448 ㎥
2015 年度
基準年比 17%削減
364,061 ㎥
※2013 年 度に一部プ ラントの故 障補修で漏 水した水を 補正し設定 しました。
(5)グリーン購入(事務用品グリーンマーク品)
事務用品(文房具類)のグリーン購入を行い、使用率を高めます。
グリーン購入
2011 年度
基準年
33.6%
2014 年度
基準年比 +6%
39.6%
6
2015 年度
基準年比 +8%
41.6%
4.環境目標と実績(運用期間)
運用期間 2014 年4月~2015 年3月の実績は以下の通りです。
※①電力の排出係数は中部電力の 0.474(kg- CO 2 /kWh 2009)を使用しています。
※②工場のエネルギー使用量原単位は原油換算/生産重量で算出しています。
評価方法
○ = 達成
(1)全組織・活動範囲 合計
項目
A重油
エネルギー
使用量
(基準年
3%削減)
都市ガス
購入電力 ※ ①
(原油換算)
二酸化炭素排出量
エネルギー使用量 原単位
(原油換算/生産重量) ※ ②
使用水量
(基準年 16%削減)
× = 未達成
単位
kl
千㎥
2011 年度
基準年
364
2,557
千 kWh
kl
t-CO 2
kl /t
㎥
△
=基準年より向上
2014 年度運用期間
目標
実績
-
-
2,480
2,641
目標比(%)
9,480
9,196
106.5
9,262
目標比(%)
5,759
5,586
目標比(%)
11,240
10,903
100.7
5,431
97.2
10,264
目標比(%)
0.162
0.157
94.1
0.162
目標比(%)
438,628
368,448
103.1
371,842
目標比(%)
100.9
評
価
―
×
△
○
○
△
△
産業廃棄物排出量
t
1,164
1,146
1,100 ○
食品リサイクル率
%
92.5
100
100 ○
グリーン購入(文房具金額)
%
33.6
39.6
60.5 ○
4プラント生産重量合計
t
35,575
35,575
33,519 ―
実績の評価
(1)エネルギー使用量二酸化炭素排出量削減
生産個数に対して生産重量が大きく減少した。2014 年度各製品の原料が円安等
により高騰し、製品の小容量化をした為、原単位目標未達成の原因となった。
(2)産業廃棄物排出量-汚泥、動植物性残さは順調に削減。その他廃プラ等もリ
サイクル廃棄している。
(3)食品リサイクル率-100%達成。大半を飼料化し、のこりも肥料化で処理。
(4)使用水量-目標を基準年△16%に設定したのは、サンライズプラント漏水分
を補正したためであるが、全プラントが同等に削減しているため、評価に値する。
(5)グリーン購入は、WEB購入、及びGPN推奨のコピー用紙を使用すること
により大幅に購入率が上昇し目標を達成。また総購入金額も削減。
次年度の課題
全社的に環境目標達成の機運が高まり、また各部署の活動も進んだ。エネルギ
ー使用効率は、工場だけの努力では達成しないため、生産販売連携して効率的な
環境経営を推進する。廃棄物は引き続き削減。食品リサイクル率は 100%を継続。
7
エネルギー使用量原単位
(縦軸
重油換算
月間加算累計表(5 年比較)
エネルギー/生産重量の月間データを累計加算)
8
(2)主なエネルギー使用施設の実績
a.焼津プラント
シーチキンの商標でご愛顧をいただいている、まぐろ・かつおを原料にしたツ
ナ缶詰等をつくる工場です。1日当り生原料約 50 トンと加工原料 7.5 トンの処
理を行い、家庭用缶詰 7,500 函(48 缶/函)、業務用袋詰製品 1,500 函(1kg×
10 袋/函)を製造。日本最大規模のツナ製品生産量を誇ります。
2011 年度
2014 年度運用期間
評
項目
単位
基準年
価
目標
実績
1,012
982
870 ○
都市ガス
千㎥
エネルギー
購入電力
千 kWh
3,293
3,194
3,258 △
使用量
(原油換算)
kl
2,028
1,967
1,806 ○
二酸化炭素排出量
t-CO 2
3,848
3,733
3,415 ○
エネルギー 原単位
kl /t
0.134
0.130
0.149 ×
使用水量 原単位
㎥
267,316
224,545
246,521 △
(使用水量/生産重量) 原単位
17.62
14.80
20.4 ×
食品リサイクル率
%
91.3
100
100 ○
生産重量
t
15,171
15,171
12,109 ―
実績の評価
一部製品の 小容量化に より生産重 量が目標比 80%と減少 したが、エ ネルギー使 用量は原油 換算
で目標比 92%にとどま り、原単位 目標の達成 に至らなか った。また 、使用水量 は 10%増加 。び
んなが原料 の製品増、 原料魚放冷 用ミスト、 夏季空調冷 却ミスト使 用増が理由 。
次年度の課題
冷凍ロインの使用を積極的に行い、生産量増加と原料処理水の使用量削減をはかりエネルギ
ー原単位及び使用水量原単位の低減を実現する。
使用原料を選別し、徹底的 に製品化してまぐろを使い 切ります。派生する残
原料も自社のバイオプラント等でエキスやミール、肥料として資源化していま
す。また回収排水は活性汚泥処理し、有機汚泥として肥料化します。
9
b.バイオプラント
フィッシュミールとフィッシュエキスの2つの製品等を製造しています。フ
ィッシュミールは、焼津プラントや県内生産委託工場、刺身加工業者から出る
まぐろ・かつおの加工残さいを原料として飼料・魚油等を製造しています。
フィッシュエキスは焼津プラントや県内生産委託工場から出るまぐろ・かつ
おの煮汁及びインドネシア関連工場からの濃縮煮汁を加工し、エキス製品を製
造しています。
バイオプラントは、ツナ缶詰等の製造により発生する加工残さいを活用して、
食料資源の総合利用を図っています。
2011 年度
2014 年度運用期間
評
項目
単位
基準年
価
目標
実績
都市ガス
千㎥
882
856
862 △
エネルギー
購入電力
千 kWh
950
922
925 △
使用量
(原油換算)
kl
1,273
1,235
1,256 △
二酸化炭素排出量
t-CO 2
2,371
2,300
2,346 △
エネルギー 原単位
kl /t
0.274
0.266
0.285 ×
使用水量 原単位
㎥
43,405
36,460
33,703 ○
(使用水量/生産重量)
原単位
9.35
7.85
7.65 ○
食品リサイクル率
%
100
100
100 ―
生産重量
t
4,641
4,641
4,307 ―
実績の評価
・ガスの使用削減に取組みほぼ目標を達成した。ただし生産重量が減少している
ため原単位は達成せず。
・電力についても目標には及ばなかったが、削減している。
・水道についてはメーターの故障により正確な数値が把握できなかった。
次年度の課題
エネルギー、水の使用量は減少したが、生産量も減っているため、原単位では増
加している。臭気対策でガス使用量が増加しているのが大きな要因だが、今年度
から取組んだミールとエキスのボイラー蒸気共用の効果もあり、前年比では削減
できているので、次年度もこの取組を継続して行い、ガス使用量削減を図る。
バイオプラント近隣企業との緊急事態連携
10
c.富士山パスタプラント
最新鋭の麺製造機を有するパスタ工場です。1 日当りの生産能力は 77 トン(ス
パゲッティ 60 トン、マカロニ 17 トン)で、1 人前(100g)ずつを束ねた「ポポ
ロスパ」、サラダ用にハーフカットした「サラスパ」などの製品を製造していま
す。屋上には太陽光発電パネルを設置し、事務所や見学通路等に電力を自家消
費しています。環境にも配慮した工場です。
2011 年度
2014 年度運用期間
評
項目
単位
基準年
価
目標
実績
364
―
―
―
A重油
kl
都市ガス
千㎥
-
―
352 ―
エネルギー
使用量
購入電力
千 kWh
3,151
3,056
3,345 ×
(原油換算)
kl
1,258
1,220
1,247 △
二酸化炭素排出量
t-CO 2
2,681
2,539
2,372 ○
エネルギー 原単位
kl /t
0,096
0.093
0.086 ○
使用水量 原単位
㎥
15,747
13,227
7,499 ○
(使用水量/生産重量)
原単位
1.20
1.00
0.52 ○
食品リサイクル率
%
100
100
100 ○
生産重量
t
13,134
13,134
14,532 ―
実績の評価
・2014 年度は生産重量も基準年より増加し、省エネに努めた結果、エネルギー
原単位での削減目標が達成できた。
・水を多量に使用するダイス(麺の成型機)洗浄方法の改善に努め、使用水量を大
幅に削減することができた。
次年度の課題
・製品水分値のコントロールを年間目標として掲げ、生産性の向上を図る。
・EA21,省エネに関する教育を推進し、従業員の意識向上を図る。
富士山パスタプラント
発電能力約 10kw で富
士山パスタプラントの事
務所、お客様見学通路の
照明等に使用します。(自
家消費)
11
d.サンライズプラント
包装米飯製品をつくる工場です。小分けできる便利なツインパック容器を使
用し、電子レンジまたは湯せんで温めて食べることができます。
「パパッとライ
ス」のブランドで販売しており、お米の硬さには2種類あり、食感を選べます。
また発芽米製品もあります。
2011 年度
2014 年度運用期間
評
項目
単位
基準年
価
目標
実績
都市ガス
千㎥
564
547
554 △
エネルギー
購入電力
千 kwh
1,008
978
941 ○
使用量
(原油換算)
kl
910
883
882 ○
二酸化炭素排出量
t-CO 2
1,742
1,690
1,688 ○
エネルギー 原単位
kl /t
0.346
0.336
0.343 △
使用水量 原単位
㎥
104,955
88,162
77,584 ○
(使用水量/生産重量)
原単位
39.90
33.52
30.18 ○
食品リサイクル率
%
100
100
100 ○
生産重量
t
2,630
2,630
2,571 ―
実績の評価
エネルギー使用量は、原油換算では目標に達しているが、生産重量の減少により
原単位では目標未達成。特にガスの使用量は省エネタイプにボイラーに更新した
が、目標未達となった。使用水は、生産量の減少に伴い減少している。
次年度の課題
・製造トラブルによるライン停止を減らしエネルギーのロスを削減する。
・産業廃棄物の排出量を削減する
(3) 太陽光発電事業の取組状況
サンライズプラント
サンライズプラントの屋根及び社用
地に、太陽光発電事業(売電)を開始しま
した。2,500 平米の面積にパネル 1,250
枚、発電能力約 300kw で年間発電量は
約 350,000kwh。一般家庭の年間消費量
の約 100 世帯分に相当します。
12
(4)緊急事態の訓練実施記録
本社
(大規模災害を想定した避難・消火訓練等)
焼津プラント
バイオプラント
サンライズプラント
富士山パスタプラント
13
5.環境活動計画の取組結果とその評価(運用期間 2014 年4月~2015 年3月)
及び次年度の取組内容
(1)部署取組状況
担当 : 各部署EA21 推進委員
2014 年 度の 取 組
部署
取組結果
次 年 度 (2015 年 度 )の 取組
本社
①省エネ(節 電励行)
①クールビズ実施による体
①2015 年 度と同様継 続。ポ
②グリーン 購入推進
感温度調節で使用電力量削
スター等を 活用し啓蒙
③ 省 エ ネ (研 究 棟 、 省 エ ネ 空
減。5月~10 月節電で きた
②2015 年 度と同様継 続
調機に変更 )
②継続実施
③古紙回収 量削減(継 続)
③新空調機、感知式蛍光 灯等
④エコ検定受験推進(総務
導入による 節電ができ た
部現在2名 )
総務部
⑤コスト削 減検討
a.出張手配 の一元化
b.経費精算 の電子化
⑥防災規程 の見直し
a.突 発 的 な 大 規 模 地 震 ・津 波
のための緊急対策マニュア
ルと連動させることによ
り、より具体的かつ実践的
な規程を作 成し運用す る
b.BCP規 程と連動さ せる
経理部
事業本部
①省 資 源 (コピ ー 用紙 削減
①無駄な印 刷物を削減 した
①紙類のリ サイクル化 推進
(裏 紙 の 使 用 ・ パ ソ コ ン 画 面
②残業時間 を削減し、パ ソコ
②残業時間 の削減を継 続
で確認))
ン電源オフ等の電力削減を
②残業時間 の削減
行った
①省エネ
①省エネの意識付けに努め
①クールビズ、ウォームビ
②省資源
た
ズを徹底す る
②打合せ時にペーパーレス
②長時間離席時パソコンの
にするなどの取組みを実施
電源オフ
したがムダ はまだある ため、 ③ 資 源 ご み の 分 別 を 徹 底 す
事業
調整室
省資源(資 材 廃棄削減)
さらに削減 に努める
る
廃棄資材削 減の為、各ユ ニッ
① 廃棄資材の 削減
トと状況確 認し、無駄な 資材
を持たぬよう数量調整でき
廃棄資材を 削減した
旧ペットケア部
① 省 エ ネ (不 要 時 消 灯 ・ パ ソ
①省エネ: 不要時消灯、パソ
組 織 変 更 に よ り 2015 年 度
コン電源オ フ・空調の適切な
コンの電源 OFF 等を励行
東京支店に 編入。
使用)
②省エネ:エコカー2台 導入
② 省 エ ネ (エ コ カ ー の 導 入 推
進)
14
部署
2014 年 度の 取 組
取組結果
次 年 度 (2015 年 度 )の 取組
旧フードサポート部
①省資源(紙 使用量減)
省エネ:電 力料の低減 :
組織変更により部署を各事
② 省 エ ネ (電 力 使 用 低 減 (電
金額ベース 予算比:94.6%
業所に編入 。
①全社eco検定学習の推
①全社 2014 年度合格 者 17
①全社eco検定学習の推
奨、検定合 格者 20 名 輩出
名。また社内 受験に向け た雰
奨、検定合 格者 20 名 輩出
②特別研修 実施
囲気もよく、積極的に受 験を
②エコアク ション 21 ミ ーテ
③エコアク ション 21 ミーテ
行なう体制 になった
ィング(統 轄 事業所)実 施
ィング(統 轄 事業所)実 施
②特別研修 として、内部 環境
③緊急事態 の避難訓練 確認
④緊急事態 の避難訓練 確認
監査研修で 監査員 8 名 を育
④内部環境 監査の強化
化製品、パソ コンのこま めな
電源のオン・オフ、エア コン
の温度調整 ))
③ 省 資 源 (事 務 用 品 の 購 入 方
法の工夫の 推進)
お客様相談部
成
③統轄事業 所巡回はで きず。
プラント巡 回は強化し た
④本社焼津 プラントを 確認
経営企画室
① 省 エ ネ ・ 省 資 源 (複 合 機 コ
①本社のレイアウト変更に
①省資源、裏紙の使用に加
ピー機集約 )
伴い5台削 減した
え、両面印 刷の使用推 進
②裏紙の利 用推進
②部署内・社内会議で使 用す
裏側が白いコピー紙使用は
③ 省 エ ネ (昨 年 度 導 入 し た T
る資料は、極 力裏紙を意 識的
極力減らす
V会議シス テム活用推 進)
に使用するよう相互に注意
②省エネ
④ 省 エ ネ (不 要 時 パ ソ コ ン の
し合った
昨年に引き 続き、TV 会 議シ
電源を切る )
③子会社マルアイ取締役会
ステムの利用促進を働き掛
にてTV会 議システム 実用。 ける
他、使用の機 会も増加し つつ
③省エネ
ある
年間を通じてエアコン使用
④昼食時な ど、立席時間 が長
時はサーキュレーター等を
い際は電源を切るように声
併用し室内温度を平準化、
掛け。もし くは SLEEP モー
エアコン消 費電力を抑 える
ドの使用を 推進
全員経営
推進室
①省エネ(不 要時の消灯 )
①省エネ
①エコ検定 の積極学習
② 省 エ ネ (退 社 時 に パ ソ コ ン
本社電力削減の一部を担っ
②省エネ
の電源を抜 く)
た
不要時のPC電源オフ・空
③ 省 資 源 (内 部 監 査 資 料 (紙 )
②省資源
調の適切な 使用
の削減)
両面印刷・再利用紙使用 促進
した
15
部署
2014 年 度の 取 組
取組結果
次 年 度 (2015 年 度 )の 取組
事業所
札幌
①省エネ(エ コ運転)
①エコ運転実施により前年
① eco 検定の積極学習
②省エネ(電 力)
対比ガソリ ン使用減▲754ℓ
② 省エネ(電 力)
② 電 気 代 前 年 比 107% だ が
値上率 20% を考慮する と大
幅に使用量 削減
仙台
①省資源(コ ピー用紙削 減)
①2014 年 度 220,000 枚
①クールビズ、ウォームビ
②廃棄物削 減
前年比 100%
ズの徹底
②ゴミ収集 袋 2014 年 度
②省資源( コピー用紙 )
100 枚購入
前年比 50%
盛岡
①設定温度のこまめな切替
①クールビズ、ウォームビ
まめな切り 替え実施)
は実施した が、使用時間 が延
ズの徹底
② 省 資 源 (白 黒 4 円 カ ラ ー 印
び 192kw(4.6 ポイント)増加
②宣材物の 有効活用
刷 20 円、コスト削減の ため
②カラーコ ピー約年間 で
(手 提 げ 袋 ・ ク リ ア フ ァ イ ル
カラー印刷 減らす)
15,000 枚 (80 ポイント)減
の使用量削 減)
① 省 エ ネ (不 要 時 消 灯 ・ パ ソ
①省エネ: 電力量の低 減
東 京 支 店 、広 域 量 販 、ペ ッ ト
コン電源オ フ、空調の適 切な
金額ベース 予算比:97.1%
ケアユニッ ト含む。
使用)
②省エネ:社用社プロボ ック
① 省 資 源 (ペ ー パ ー レ ス 化 の
② 省 エ ネ (リ ッ タ ー カ ー の 利
スから小型 車パッソ、ス イフ
推進、毎週月 曜実施のミ ーテ
用推進)
トなどリッターカーに切り
ィング時、週報を PDF 化、
替え
会議時はプロジェクターを
東京
① 省 エ ネ (エ ア コ ン 設 定 の こ
使用し紙を 極力減らす
② 省 エ ネ (空 調 の 温 度 を 高 め
にし、扇風機 を使用し空 気の
循環を図る。)
③ 省 エ ネ (電 車 、レ ン タ カ ー
使用の推進。従来 18 台 の社
用車を 8 台 にへらし、必要に
応じた対応 を図る。)
神奈川
① 省エネ
①省エネ
①電力使用 量前年比 100%
② 省資源
電力使用量 9,714kwh
②クールビズ・ウォームビ
(前年比 88.6%)、
ズの徹底
上下水道 48 ㎥
(前年比 100%)
②省資源- 裏紙利用を 推進
千葉
省エネ(14 時~16 時の 時間
女性事務員 1 名時は、 照明
省エネ
帯電気を消 す
を半分に落 とした
①エアコン 温度、夏は 28℃
エアコン設 定温度の徹 底、夏
エアコン温度は体感にあわ
の徹底
は 28℃)
せ 27~26℃だった
②営業車エコ運転。急加速
をしない
16
部署
2014 年 度の 取 組
取組結果
次 年 度 (2015 年 度 )の 取組
さいたま
①省エネ(電 力使用量削 減)
①電力使用 量 689kwh 増加
①エコ検定 の積極学習
② 省 エ ネ (ガ ソ リ ン 使 用 量 削
(2013 年 度比)
②省エネ( エコカー・ コン
減)
②ガソリン 1,664ℓ削減
パクトカー の利用と導 入)
③グリーン 購入の推進
(2013 年 度比)
③廃棄物の 選別排出
③グリーン 購入率(2014 年
度平均 68% )
新潟
①省エネ(節 電)。
①電力使用 量 13599kwh
①省エネ(節 電)の継続
②省エネ(ガ ソリン)
前年度数値が概算計算の為
②廃棄物の減量
単純比較で きないが、エ アコ
紙の利用及びコピー数量の
ンの設定温 度注意
確認
コピー廃
②使用量前 年比 98%
甲信
静岡
名古屋
金沢
①省エネ(節 電)。
①電力使用 量 912kwh 削減
①省エネ(エコカー・コン
②省エネ(ガ ソリン)。
(前年比 94%)
パクトカー の導入と利 用)
③ グ リ ー ン 購 入 推 進 (90 %
②ガソリン 472ℓ 増加
② 廃 棄 物 減 量 (ペ ー パ ー レ ス
以上維持)
(前年比 107%)
化)推進
③グリーン 購入率ほぼ
③クールビズ、ウォームビ
100%達成
ズを徹底す る
①省エネ(所 内節電励行 )
①所内節電 の励行実施
①省エネ(所 内節電励行 )
② 省 資 源 (社 内 裏 コ ピ ー 使 用
②所内資料 裏コピーで 作成
②営業車エ コ運転の励 行
の徹底)
③安全運転(エコ運転)ふわ
③営業車安 全運転の励 行
っとアクセ ル実施
①省 資 源 (カラ ー コピ ー数
①管理が本 社に代わり、数値
①省資源( 電力コピー 用紙)
前年比5% 減目標)
が把握できなくなった為不
②パソコンのコンセントは
②省 エ ネ (電力 使 用前 年比
明
抜きましたか?相互に確認
3%減目標 )
②省エネ(電 力)
運動
③ 省 エ ネ (ガ ソ リ ン 使 用 量 )
本年 36,463kw/h、
③コピーする前に設定の確
前年以下に 抑える
前年 39,081kw/h
認をしよう !運動
(-6.7%)
③省エネ(ガ ソリン使用 量)
本年 29,871ℓ、
前年 31,893ℓ
(-6.3%)
大阪
①省エネ(節 電徹底)
①エアコン温度設定の徹
①省エネ(節 電徹底)
② 廃 棄 物 減 量 (裏 紙 コ ピ ー 使
底・こまめ な消灯実施
ガ ソ リ ン 使 用 料 削 減 (公 共 機
用徹底)
②裏紙の使 用徹底実施
関の利用)
② 廃 棄 物 減 量 (裏 紙 コ ピ ー 使
用徹底)
神戸
①省エネ(電 力量)
電力量 8,494kw⇒8,607kwh
① 選別排出に 心がける。
② 省 エ ネ (ガ ソ リ ン 使 用 量 前
ガソリン量 2,164ℓ⇒1,741ℓ
② eco 検定の積極学習.
年以下に抑 える)
電力量の削 減には至ら ず
17
部署
高松
2014 年 度の 取 組
取組結果
① 廃 棄 物 削 減 (サ ン プ ル 廃 棄
①サンプル廃棄ゼロには至
① 省資源(裏 紙活用)
ゼロ)
らず
② 待機電源オ フの徹底
②省エネ(空 調管理)
②前年比 102%にて着地
③省エネ(運 転)
③前年比 98%にて着地
①省エネ(電 力)
①省エネ前 年 16,147kwh
②省資源(コピー紙使用
2014 年度 16,672kwh
次 年 度 (2015 年 度 )の 取組
①省エネ(電 力)
②eco検定受験を通じて
広島
(GPN 推奨 品)徹底 )グ リーン
と前年比 103%に増加
知識の拡充
購入
2015 年度 継続実施。
③クールビズ・ウォームビ
②コピー用紙はグリーン購
ズの徹底
入 対 象 に 変 更 し 発 注 (購 入 ・
支払に関し ては本社対 応)
7 月にサーキュレーターを
①マイバッ グの利用を 推進
電(風量・ 風 向))
購入し空調空気の循環を変
②打合せや会議資料等につ
えた。( 冷夏 ・サーキュ レー
いてペーパーレス化に取組
ター使用 )、 夏場は前年 度に
む
福岡
省 エ ネ (空 調 設 定 を 工 夫 し 節
比べ電力使用量は削減され
た。冬場は、前年度より 増加。
(サーキュレーターを使用
していない )
鹿児島
①省エネ(節 電)
①電力料金 1万1千円 削減
①クールビズ、ウォームビ
②省資源(コ ピー用紙削 減)
②前年同数量だったが引き
ズを徹底す る
続き裏紙の有効活用に努め
②営業車安 全運転の励 行
る
沖縄
① 省 エ ネ (エ コ 運 転 (CO2 削
①急発進な ど避け、エコ 運転
①かりゆしウェア着用によ
減))
を推奨およ び実施
るクールビ ズ推奨
② 廃 棄 物 削 減 (不 要 サ ン プ
②必要サンプルは店頭で購
②明るく笑 顔で挨拶を する
ル、宣材物 の削減)
入し廃棄物 削減した
③省エネ(電 力)
③前年と変 わらず
プラント
焼津プラント
① 省 エ ネ (空 調 設 備 の 運 転 管
①吸排気の吸気温度を抑制
①加工原料の積極的な使用
理徹底(温 度・風量・台 数)ボ
する散水設 備を設置し 、8 月
により、エネルギー使用量
イラーの運 転管理継続 )
の電気使用 量削減効果 向上
の抑制と生 産量増を計 る
② 省 エ ネ ・省 資 源 (生 産 設 備
②放冷ミス トにより、原 料利
②資材・製品ロスの低減及
稼働率原材 料利用率の 向上)
用率向上は できたが、水 使用
び設備稼働 率の向上
③環境教育 推進(関連 セ ミナ
量が増加し た
③eco検 定 3~4 名 受験・
ーの受講、 eco検定 の受
③eco検 定 1 名受験 、合
合格を目指 す
験・合格)
格者無し
18
バイオプラント
① 省 エ ネ ・ 省 資 源 (原 料 入 荷
①ミール製 造を年間で 35 日
①ミール原料が増えること
量の少ない 日は、ミール 製造
間稼働停止 し、光熱費 削減
が見込まれるため、稼働停
をやめ、光 熱費削減( 目標2
②ミールの余剰蒸気をエキ
止日数は減るが、効率的な
日/月)(2014 年2月実 施)
スに利用す ることで、エ キス
生産計画を 実施(年間 24 日
② 省 エ ネ (ガ ス 使 用 量 の 削 減
のガス使用 量は前年比 85%
稼働停止を 目標とする )
-ミールとエキスで独立し
に削減(エキ ス生産量は ほぼ
②引き続きボイラーの共用
ているボイラーを今後共用
同量)
を行い、ガス使用削減をは
しガス使用 効率化をは かる)
かる
富士山パスタプラント
①省 エ ネ (ボイ ラ ー効 率改
①各種改善 の結果、契約 使用
①省エネ(ボイラー運転効
善)
量の最大値 を変更
率改善、不要な照明の消灯
② 省 エ ネ (エ ア コ ン 等 の 温 度
150 ㎥→140 ㎥/時間
励行等)
設定管理徹 底)
②電気使用 量(生産トン 数当
②製品歩留まりの向上(水
③ 製 造 ト ラ ブ ル の 削 減 (原 料
り)を前年度 より約2% 削減
分値の適正管理、製造トラ
ロスの削減 )
③トラブル 件数
ブルの削減 )
④ 省 資 源 (手 拭 ペ ー パ ー の 使
前年 157 件 →121 件
③リサイクルの推進(給茶
用量削減)
④手拭ペーパーの使用制限
機プラカップのペレット燃
を実施。年間 の焼却ゴミ 量を
料化)
前年比約8 %削減
④環境教育の推進(勉強会
の開催、e co検定受 験)
サンライズプラント
省エネ 4 項 目
①7 月ボイ ラー1 台更 新を実
①産業廃棄物を削減する。
①ボイラー1 台を高効率の
施
廃棄物を分別し有価物とす
機種へ更新によりガス使用
②日々確認を行なうことで
る。
量を削減
徹底する
②トラブルによるライン停
②蒸気排熱 回収を徹底 する
③5月空調 機の更新実 施
止を減らし、エネルギーを
③データ管理室の空調機を
④製品のロス率を低下する
効率的に使 用する
更新し節電
ことができ た
④ライン停止を低減し製造
効率向上
(2)活動取組の主要実績
①社用車
普通車(1500cc)
リッターカー
ハイブリッド車
軽自動車
社用車は 1500 ㏄普通車で運用していましたが、走行距離、得意先、業務内容
にあわせ、リッターカーやハイブリット車、軽自動車など二酸化炭素排出量の少
ない車両に順次入れ替えをしています。
19
②紙廃棄物削減とコピー適正使用
社内送付は使用済
封筒を活用。紙類
は再資源化ボック
スで回収。コピー
は費用明示し注意
喚起します。
③照明の省エネ
感知式照明で点
灯。不要時は消灯
します。本社各棟
はLED照明を使
用しています。
④給茶機とマイカップ
社内福利厚生のた
め給茶機を設置。
各自マイカップを
使用するなど工夫
をしています。
など
6.エコアクション 21 社内教育
(1)社内教育
EA21 推進委員会を6回開催。エコアクション 21 ガイドライン、eco検定
テキスト改訂 4 版を使用して研修会実施。事業所では朝礼、販売会議を活用して
環境理念、環境方針、ガイドラインの確認を行いました。また特別研修で内部環
境監査員育成研修を実施し各部署で内部環境監査を実施しました。
EA21 推進委員会
内部環境監査
(2)エコアクション 21 ナビゲーター認定制度
2012 年度より環境教育の深耕のため、部署に商工会議所主催の環境社会検定
(eco検定)の社内学習受験を推奨しています。テキスト、模擬問題集を希望者
全員に配布し受験料も会社が負担します。受験者名および合否は社内に発表しま
せんが、合格者には「エコアクション 21 ナビゲーター」として社内認定し、ec
o検定合格者に認定証を授与しています。
20
2014 年度には全社で合格者であるエコアクション 21 ナビゲーターは合計
41 名となりました。受験者は延べ 60 名に達し、2015 年度には年間 50 名程度
が受験を目指します。社内の積極的参加の意識が高まり、毎回受験者が増加し
ています。環境学習に積極的に取組む「挑戦」の姿勢が高まっています。当社
はeco検定を複雑、多様化する環境問題を幅広く学ぶ「環境教育の入門編」と
して今後も活用します。
認定の様子
社内各所にポスターを掲示してeco検定告知を行ないま
す。受験希望は部署のEA21 推進委員を通じて募ります。ま
た希望者には試験日、申込方法や、申請、受験料などリマイ
ンドメール、試験前カウントダウン告知メールを送信して取
組を支援します。
環境社会検定(eco検定)とは・・・・・東京商工会議所・施工商工会議所が主催す
る、環境に関する検定試験で、「地球を知る」「環境問題を知る」「持続可能な社会
に向けたアプローチ」「各主体の役割・活動」など自然環境、社会・経済との関係、
時事問題等、幅広い分野の環境問題に関する基礎知識を学びます。またテキスト
は、環境問題の最新情報を得るツールであり、社員の環境学習に有効かつ適切な
内容となっています。東京商工会議所検定セ ンターではeco検定合格者「エコ
ピープル」をサポートするためホームページ開設、メールマガジン発行などを行
っています。
21
7.環境関連法規等の遵守状況の確認及び評価の結果並びに違反、訴訟等の有無
焼津:焼津プラント
富士山パスタ:富士山パスタプラント
バイオ:バイオプラント
各確認者(工場長)
サンライズ:サンライズプラント
本社、事業所:確認者(環境管理責任者)
適用事業所
適用法令
遵 守 状 況 確 認 日 2015 年
環境基本法
循環型社会形成推進
基本法
富士山
サン
焼津
本社
バイオ
パスタ
ライズ
事業所
3/31
3/25
3/24
3/26
2/26
○
○
○
○
○
対象
―
内容
確認 事項
・環境に 関 しての基本 理念、事業 所の
責務と遵守 事項を定め る。
・廃棄物の排出事業者 自らの責任 にお
○
○
○
○
○
―
いてその排 出したもの について適 正
な循環的な 利用または 処分をする 。
・温室効果ガスの排出 抑制に努め 国及
地球温暖化対策の推
進に関する法律
○
○
○
○
○
―
び地方公共 団体の施策 に協力する 。
・事業活動に伴う温室 効果ガス算 出排
出量を事業 所管大臣に 報告する。
国等による環境物品
等の調達等に関する
・事業所はできる限り 環境物品等 を選
○
○
○
○
○
―
法律
進により把 握、および 購入推進)
環境情報の提供の促進等に
よる特定事業者等の環境に
配慮した事業活動の促進に
択 す る よ う 努 め る 。 (W E B 購 入 の 推
・事業者は 、その事業 活動に監視 、環
○
○
○
○
○
―
境情報の提供を行なうように努める
こと。
関する法律
・環境 、経産 大臣が定め る指針に従 い、
特定製品に使用されているフロン類
フロン回収破壊法
○
○
○
○
○
―
の排出の抑 制のための 措置の実施 。
・2015 年 4 月 フロン排出抑制法改
正のため運用注意。
食品衛生法
○
○
○
○
―
―
・各項目の 遵守。
・保菌検査 の実施。
・食品廃棄物等の発生量 が年間 100 ト
ン以上の食 品関連事業 者の定期報 告
食 品 循 環資 源 の 再利
用 等 の 促進 に 関 する
○
○
○
○
―
―
法律
6月提出。
・食品廃棄物の発生抑制 再利用アッ プ
・食品リサイクル率 80% 以上は維持
向上を図る 。(2014 年 度 100%達 成)
容器包装に係る分別収集及
び再商品化の促進等に関す
○
○
○
○
―
る法律
22
―
・財団法人 日本容器包 装リサイク ル。
・協会に年 1回委託。
適用事業所
適用法令
富士山
サン
焼津
本社
対象
内容
確認 事項
バイオ
パスタ
ライズ
事業所
・事業全体で 1500kl/年のエネル ギー
使用の特定 事業者は原 油換算で原 単
全社
エネルギーの
使用の合理化に
省エネ設備 投資 4 案件 実施)
○
○
○
○
○
関する法律
・定期報告書、中長期計画書7月提出 。
特定
荷主
(輸 送 )
○
○
○
○
○
全社
告に関する省令
労働安全衛生法
・年間輸送量 3000 万 トンキロ以 上(ト
ンキロ法)エ ネルギー使 用量。原単位 あ
たり年1% の削減。
・定期報告書、中長期計画書6月提出 。
・食品廃棄物等多量発 生事業者は 毎年
食品廃棄物等多量発
生事業者の定期の報
位あたり年 1%の削減 。(2014 年 度
度主務大臣 に対し食品 廃棄物等の 発
生量や食品 循環資源の 再生利用等 の
状況を報告 。6月提出 。
○
○
○
○
本社
ボイラー・
○
フォーク
・各種届出、点検実施記 録
・安全パトロール実施( 毎月)
リフト他
・浄化槽の 設置、保守 点検、清掃 の
浄化槽工事の技術上
の基準及び浄化槽の
設置等の届出に関す
規制遵守。
○
―
○
○
―
浄化槽
・公共用水 域等の水質 の保全のた め
設置事業所
浄化槽での し尿及び雑 排水の適正 な
る省令
処理。
・ばい煙 濃 度の遵守、窒素酸化物 濃度
大気汚染防止法
○
○
○
○
―
ボイラー
の遵守
・事故時の 応急措置、 届出。
悪臭防止法
○
―
○
○
―
―
・臭気の基「特定悪臭物 質」の規制 年1
回測定実施 。自治体へ 報告。
・排水基準 の遵守。
・水質の保 全に関する 項目(pH、
水質汚濁防止法
○
―
○
○
―
排水処理
BOD、SS、DO)大腸菌 群数等基準 以
施設
下遵守。
・水質測定、記録。
・事故時の応急措置、届 出。
騒音規制法
○
○
○
○
―
製造設備
振動規制法
○
○
○
○
―
製造設備
消防法
○
○
○
○
○
―
23
・操業時間毎の騒音基準 値内。
・特定施設届出。
・振動基準値内確認。
・工場または作業場従業 員 50 人以 上、
防火管理者 の届出、消 防計画の作 成。
適用事業所
適用法令
富士山
サン
焼津
本社
対象
内容
確認 事項
バイオ
パスタ
ライズ
事業所
・産業廃棄 物の保管場 所の表示
(種類・保 管 量・連絡先 等)
・収集運搬・処理業者と の委託契約 、
許可証確認 。
・適正なマ ニフェスト 交付、AB D
廃棄物の処理
及び清掃に関する
E票の5年 間保管。
○
○
○
○
○
―
法律
・マニフェ スト交付状 況報告、6 月
末までに提 出。
・廃棄物の 他県への搬 入届出(1 ヶ 月
前)、搬入 状 況報告 6月提出。
・産業廃棄 物の試験検 査年1回
対象 汚泥、燃え殻、廃 アルカリ
・自社処理 帳簿の確認 。
・産業廃棄物処理委託事 前確認。
静岡県
産業廃棄物条例
○
○
○
○
○
―
・廃棄物の適正処理。
・廃棄物処理委託先への 現地確認、 書
類の保管等 確認、年1 回以上。
特定工場に
おける公害防止組織
○
―
―
―
―
○
―
○
○
―
―
の整備に関する法律
公害防止協定
焼津市役所
地元自治会
ポリ塩化ビフェニル廃棄物
の適正な処分の推進に関す
○
―
―
―
―
る特別措置法
PCB
機器
・公害防止組織の設置。
・統括者、管理者の選任 、届出。
・水質、悪臭、騒音、環 境の美化な ど
協定内容の 遵守。
・PCB対象の適正保管 。
・保管状況の届出6月末 までに提出 。
・適正処分。当社 2015 年完了予定 。
参考
産業 廃棄物(動 植 物性残さ)の 飼料化作業
(静岡県 産 業廃棄物条 例 10 条視 察)
参考
ポリ 塩化ビフェ ニル廃棄物 の適正な処 分の推進に 関する特別 措置法
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(保 管確認)
(1) はごろもフーズグループコンプライ アンスブックの規定に照らして社員
の法令遵守を確認しました。
(2)当社に適用される環境関連法規等(上記リスト)の遵守状況を確認した結
果、違反はありませんでした。(2015 年3月 31 日)
(3)過去3年間にわたって保健所等関連機関からの指摘及び地域住民等の利
害関係者からの訴訟等はありませんでした。
8.地域環境活動および評価
(1)ボランティア環境活動
「小さな親切」運動静岡県本部が実施するクリーン作戦に参加しています。人
や地球に対する思いやりを育てると共に地域連帯感を深めています。近隣には、
世界文化遺産富士山の構成資産である三保の松原、社名の由来である「はごろも
の松」があり松原の保全と美化に協力しています。また静岡市の河川環境アドプ
トプログラム、興津川クリーン作戦に参加しています。
三保
海岸
清掃
清水
駅前
清掃
興津川
清掃
(2)エコ検定推進企業
東京商工会議所ホームページに、当社はエコ検定推進企業として、エコアクシ
ョン 21 環境活動レポートが紹介掲示されています。
ホームページ http://www.kentei.org/eco/suishin.html
(3)ふじのくにエコチャレンジ
静岡県地球温暖化防止推進センターが実施する、ふじのくにエコ
チャレンジにおいてエネルギー使用量および二酸化炭素排出量
削減の実績が認められて、2014 年度ビジネス・エコオフィス部
門で優秀賞をいただきました。
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(4)その他活動ほか
田辺静岡市長との環境関連会談
eco検定受験希望者全員配布
9.エコアクション 21 代表者による全体の評価と見直し
(1)環境管理責任者からの実績報告と提言
1年間の運用に関して、7月 8 日EA21 推進委員会で最終評価をおこない、
その結果を同日社長に報告しました。エネルギー使用量削減が計画的に進行し
ましたが、生産重量が減少したため、エネルギー原単位が未達成でした。製造
工場の効率的稼動と計画的な販売によりエネルギー原単位を向上させる必要が
あります。また使用水量は、効率的使用が定着し、目標には未達ですが削減で
きました。産業廃棄物は、工場内の創意ある工夫により削減できました。食品
リサイクルは、残原料の適切な加工、および法令遵守してリサイクル飼料・肥
料等で 100%再生しました。グリーン購入は、WEB発注管理により意識して
環境マークの製品を使用し、目標を達成しました。環境マネジメントシステム
の有効性、取組の適切性について内部環境監査結果も含め適正と評価しました。
(2) 環境管理責任者からの見直し関連情報
項目
検討事項・課題
1 EA21 文書
2 環境目標及び目標達成状況
見直し関連情報
内部環境監査手順書作成のこと。
2015 年度目標は維持する。
組織変更に伴う活動計画、取組の内
3 環境活動計画及び取組状況
容を事業部門で見直しする。
法律、規制等部署が把握研究し、相
4 環境関連法規要求一覧及び取組状況
互のチェックや社内研修をする事。
外部コミュニケーション・対応記録
部署における対応内容の記録作成
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(苦情等)
手順について見直します。
内部環境監査の結果各項目の改善
6 問題点の是正・予防処置の実施状況
対象を指示しました。その後フォロ
ーアップが必要です。
環境関連協会等の効果的な活用及
7 環境関連要求事項の変更、外部動向等
び研修会等へ積極的に参加のこと。
eco検定合格者 41 名に加え、受
8 現場の環境教育訓練の課題
験者等の学習を促進し従業員の環
境教育の充実を図る。
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(3)代表者の全体の評価と見直し指示事項
経営者による評価・見直し事項
レビュー・
アウトプット
2014 年度1年間の運用に関して、生産重量が減少した
ことで、原単位でのエネルギー使用が増えた。プラントの
効率的運用を製造販売で研究すること。エネルギーの効率
的使用は引き続き計画的におこなうこと。産業廃棄物削減
は引き続き行なうこと。食品リサイクルは 100%を維持す
ること。グリーン購入はさらに進めること。各項目は四半
期単位の実績管理を行なうこと。
見直し項目
変更
1 環境方針
有
2 環境目標・計画
無
3 環境活動計画・取組事項
有
4 システムの見直し
各プラントに特化する
5
事項
無
有
指示事項等
社員に伝わる方針に改定する。環境負
荷の産業廃棄物削減項目をいれ文言整
理する。
基準年 2011 年変更せず、5 ヵ年傾向確
認。
各部署の実情を解析して、目標設定、
活動取組の実態に合わせた見直しをす
ること。
適正である。
プラントごとの課題に対処する優先順
位を設定し、環境負荷削減をすること。
実施日 2015 年7月8日
代表取締役社長
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池田
憲一