能登米生産者協議会研修会の開催 世界農業遺産認定地域の7JAが連携し、環境に配慮した米づくりを行う「能登米」の 取り組みが今年から本格スタートしました。このうち奥能登地区の生産者による能登米生 産者協議会おおぞら、町野町、内浦町、すずしの各支部が合同で8月5日に研修会を開催 しました。 各 JA が設置した新規能登米専用肥料の実証ほを珠洲市野々江町をかわきりに輪島市門前 町まで巡回し、新たな肥料の効果を確認しました。 ※能登米生産者協議会 能登地域の米栽培農家が環境 にやさしい米づくりや米の品質向 上を進めるために設立し、各 JA ごとに支部がある。 実証ほの巡回(珠洲市野々江町) また、生産者自らが生きものに優しい農業に取り組んでいるという意識の醸成と、世界 農業遺産認定地域全体での取り組みを広く消費者に伝える「能登米」のイメージアップを 図るため、各支部で生きもの調査を行うこととしました。 本年度は取組み初年目のため、土地改良事業団体連合会、金沢大学能登学舎の協力の下、 生きもの調査の方法について座学と現地実習(於:穴水町乙ヶ崎)を行いました。 これを基に各支部では、学んだ方法で生きもの調査を行いました。今後、結果をとりま とめるとともに来年以降も調査を継続し、環境と調和した「能登の⑧③④①(やさしい) たんぼづくり」を進めていくことにしています。 生きもの調査の現地実習(穴水町乙ヶ﨑) 奥能登農林総合事務所では、能登米振興のための栽培技術・経営等の総合的な支援を行 っており、新規専用肥料の効果的な使用方法の指導や生きもの調査の実施を支援していま す。
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