A glimpse of fluid turbulence from the molecular scale

A glimpse of fluid turbulence from the molecular scale
小松 輝久 (理研 QBiC)
分子動力学を用いた大規模数値計算によって 3 次元自由減衰乱流を直接計算す
る試みについて紹介する。分子動力学の計算結果として直接得られる微視的状
態をもとに流体成分について議論するため、微視的状態を粗視化し、熱的成分
を差し引くことで流体成分を定義する。この流体成分のエネルギースペクトル
は、流体成分のエネルギー減衰率、粘性率をもとにしたコルモゴロフのスケー
リングによって、うまくスケールされることが確認され、さらに細かいスケー
ルに熱的な乱雑な成分が重なったエネルギースペクトル形状をしていた。
[1] Teruhisa S. Komatsu, Shigenori Matsumoto, Takashi Shimada, and Nobuyasu Ito,
``A glimpse of turbulence from the molecular scale'',
Int. J. Mod. Phys. C Vol. 25, No. 8 (2014) 1450034
(DOI: 10.1142/S012918311450034X)