自動車検査独立行政法人審査事務規程 第7章 新規検査及び予備検査 第8章 (指定自動車等以外の自動車) 継続検査及び構造等変更検査等 (使用の過程にある自動車) 7-45 通路 8-45 7-45-1 性能要件(視認等による審査) 8-45-1 性能要件(視認等による審査) (1)通路は、安全かつ容易に通行できるものでなけれ (1)通路は、安全かつ容易に通行できるものでなけれ ばならない。 (保安基準第 23 条第 1 項関係) 通路 ばならない。 (保安基準第 23 条第 1 項) (2)乗車定員 11 人以上の自動車(緊急自動車を除く。) (2)乗車定員 11 人以上の自動車(緊急自動車を除く。) 及び幼児専用車には、乗降口から座席へ至ることの 及び幼児専用車には、乗降口から座席へ至ることの できる通路を設けなければならない。 できる通路を設けなければならない。 ただし、乗降口から直接着席できる座席について ただし、乗降口から直接着席できる座席について は、この限りでない。 (保安基準第 23 条第 2 項関係) は、この限りでない。 (保安基準第 23 条第 2 項関係) (3)(2)の通路は、視認等その他適切な方法により審 (3)(2)の通路は、視認等その他適切な方法により審 査したときに、有効幅(通路に補助座席が設けられ 査したときに、有効幅(通路に補助座席が設けられ ている場合は、当該補助座席を折り畳んだときの有 ている場合は、当該補助座席を折り畳んだときの有 効幅)300mm 以上、有効高さ 1,600mm(当該通路に 効幅)300mm 以上、有効高さ 1,600mm(当該通路に 係る全ての座席の前縁と最も近い乗降口との車両 係る全ての座席の前縁と最も近い乗降口との車両 中心線方向の最短距離が 2m 未満である場合は、 中心線方向の最短距離が 2m 未満である場合は、 1,200mm)以上のものでなければならない。 1,200mm)以上のものでなければならない。 ただし、乗降口から直接着席できる座席にあって は、この限りでない。 (細目告示第 33 条第 1 項関係、 細目告示第 111 条第 1 項関係) ただし、乗降口から直接着席できる座席にあって は、この限りでない。 (細目告示第 189 条第 1 項関 係) (4)(3)の「有効幅」及び「有効高さ」は、通路とし (4)(3)の「有効幅」及び「有効高さ」は、通路とし て有効に利用できる部分の幅及び高さとする。 て有効に利用できる部分の幅及び高さとする。 この場合において、座席のスライド等により通路 この場合において、座席のスライド等により通路 の有効幅が変化するものにあっては、通路の有効幅 の有効幅が変化するものにあっては、通路の有効幅 が最小となる場合の幅とする。 (細目告示第 33 条第 が最小となる場合の幅とする。 (細目告示第 189 条 2 項関係、細目告示第 111 条第 2 項関係) 第 2 項関係) (例) (例) イ 有効幅 イ (1)通路と座席床面の高さが異なる場合 有効幅 (1)通路と座席床面の高さが異なる場合 b:有効幅 b b:有効幅 b b (2)座席の一部が通路上に突出している場合 (2)座席の一部が通路上に突出している場合 b:有効幅 b ロ b:有効幅 b 有効高さ b ロ h:有効高さ b b 有効高さ h:有効高さ h h 7-45,8-45 通路(最終改正:第 68 次) 1 / 4 自動車検査独立行政法人審査事務規程 第7章 新規検査及び予備検査 第8章 継続検査及び構造等変更検査等 (指定自動車等以外の自動車) (使用の過程にある自動車) (5)乗降口から座席へ至るための通路との位置関係が (5)乗降口から座席へ至るための通路との位置関係が 次のいずれかに該当する座席は、当該座席に関し、 次のいずれかに該当する座席は、当該座席に関し、 (2)の「座席へ至ることのできる」とされるもの (2)の「座席へ至ることのできる」とされるもの とする。 (細目告示第 33 条第 3 項関係、細目告示第 とする。 (細目告示第 189 条第 3 項関係) 111 条第 3 項関係) ① 座席側面が通路に接している座席又は通路 ① の近傍に位置する座席 座席側面が通路に接している座席又は通路 ② の近傍に位置する座席 最前部の前向き座席(①に係る座席を除く。 ) ② 最前部の前向き座席(①に係る座席を除く。 ) であって、当該座席の背あての床面への正射影 であって、当該座席の背あての床面への正射影 が通路に接しているもの又は通路の近傍に位 が通路に接しているもの又は通路の近傍に位 置するもの 置するもの ③ 横向き座席、最奥部の座席等であって、当該 ③ 横向き座席、最奥部の座席等であって、当該 座席の用に供する床面が通路に接しているも の の ④ 座席の用に供する床面が通路に接しているも ①から③までの座席の側方に隣接して設け ④ られた座席であって、それぞれ定員 2 名分まで ①から③までの座席の側方に隣接して設け られた座席であって、それぞれ定員 2 名分まで のもの のもの (参考図) (参考図) 通 路 通 乗 降 口 路 乗 降 口 (6)次に掲げる座席にあって乗降口から容易に着席で (6)次に掲げる座席にあって乗降口から容易に着席で きるものは、(2)及び(3)の「乗降口から直接着 きるものは、(2)及び(3)の「乗降口から直接着 席できる座席」とされるものとする。(細目告示第 席できる座席」とされるものとする。(細目告示第 33 条第 4 項関係、細目告示第 111 条第 4 項関係) 189 条第 4 項関係) ① ② 乗降口に隣接して設けられた座席 ① ①の座席の側方に隣接して設けられた座席 ② であって、定員 2 名分までのもの (参考図) 乗降口に隣接して設けられた座席 ①の座席の側方に隣接して設けられた座席 であって、定員 2 名分までのもの (参考図) (注)斜線部は、乗降口に隣接して設けられた 座席を示す。 (注)斜線部は、乗降口に隣接して設けられた 座席を示す。 (7)(3)の規定の適用については、座席の前縁から (7)(3)の規定の適用については、座席の前縁から 250mm の床面は、専ら座席の用に供する床面とす 250mm の床面は、専ら座席の用に供する床面とす る。 (細目告示第 33 条第 5 項関係、細目告示第 111 る。 (細目告示第 189 条第 5 項関係) 条第 5 項関係) 7-45-2 欠番 8-45-2 審査の省略 7-45,8-45 通路(最終改正:第 68 次) 2 / 4 自動車検査独立行政法人審査事務規程 第7章 新規検査及び予備検査 第8章 (指定自動車等以外の自動車) 継続検査及び構造等変更検査等 (使用の過程にある自動車) 自動車検査法人の審査においては、改造が行われて いないと認められる自動車については、8-45-1 の規 定に適合するものとして取扱う。 7-45-3 欠番 8-45-3 欠番 8-45-4 適用関係の整理 7-45-4 の規定を適用する。 7-45-4 適用関係の整理 (1)昭和 35 年 3 月 31 日以前に製作された自動車(旅客自動車運送事業用自動車及び幼児専用車を除く。 )につ いては、7-45-5(従前規定の適用①)の規定を適用する。 (適用関係告示第 23 条第 1 項関係) (2)昭和 35 年 3 月 31 日以前に製作された乗車定員 11 人以上の自動車で幼児専用車以外のもの(座席定員が増 加することとなる改造を行う場合を除く。 )については、7-45-6(従前規定の適用②)の規定を適用する。 (適 用関係告示第 23 条第 3 項関係) 7-45-5 従前規定の適用① 昭和 35 年 3 月 31 日以前に製作された自動車(旅客自動車運送事業用自動車及び幼児専用車を除く。 )につい ては、次の基準に適合するものであればよい。 (適用関係告示第 23 条第 1 項関係) 7-45-5-1 性能要件 (1)通路は、安全且つ容易に通行できるものでなければならない。 (2)乗車定員 11 人以上の自動車(緊急自動車を除く。 )には、乗降口から座席へ至ることのできる有効幅(通路 に補助座席が設けられている場合は、当該補助座席を折り畳んだときの有効幅)300mm 以上の通路を設けなけ ればならない。 ただし、乗降口から直接着席できる座席については、この限りでない。 この場合において、 「有効幅」は、通路として有効に利用できる部分の幅とする。 なお、座席のスライド等により通路の有効幅が変化するものにあっては、通路の有効幅が最小となる場合 の幅とする。 (3)乗降口から座席へ至るための通路との位置関係が、次の各号に該当する座席は、当該座席に関し、 (2)の「座 席へ至ることのできる」とされるものとする。 ① 座席側面が通路に接している座席又は通路の近傍に位置する座席 ② 最前部の前向き座席(①に係る座席を除く。 )であって、当該座席の背あての床面への正射影が通路に 接しているもの又は通路の近傍に位置するもの ③ 横向き座席、最奥部の座席等であって、当該座席の用に供する床面が通路に接しているもの ④ ①から③までの座席の側方に隣接して設けられた座席であって、それぞれ定員 2 名分までのもの (4)次の各号に掲げる座席にあって、乗降口から容易に着席できるものは、 (2)ただし書の「乗降口から直接着 席できる座席」とされるものとする。 ① 乗降口に隣接して設けられた座席 ② ①の座席の側方に隣接して設けられた座席であって、定員 2 名分までのもの (5) (2)の規定の適用については、座席の前縁から 250mm の床面は、専ら座席の用に供する床面とする。 7-45-6 従前規定の適用② 昭和 35 年 3 月 31 日以前に製作された乗車定員 11 人以上の自動車で幼児専用車以外のもの(座席定員が増加 することとなる改造を行う場合を除く。)については、次の基準に適合するものであればよい。(適用関係告示 第 23 条第 3 項関係) 7-45-6-1 性能要件 (1)通路は、安全且つ容易に通行できるものでなければならない。 (2)乗車定員 11 人以上の自動車(緊急自動車を除く。 )には、乗降口から座席へ至ることのできる有効幅(通路 に補助座席が設けられている場合は、当該補助座席を折り畳んだときの有効幅)300mm 以上の通路を設けなけ ればならない。 ただし、乗降口から直接着席できる座席については、この限りでない。 この場合において、 「有効幅」は、通路として有効に利用できる部分の幅とする。 なお、座席のスライド等により通路の有効幅が変化するものにあっては、通路の有効幅が最小となる場合 7-45,8-45 通路(最終改正:第 68 次) 3 / 4 自動車検査独立行政法人審査事務規程 第7章 新規検査及び予備検査 (指定自動車等以外の自動車) 第8章 継続検査及び構造等変更検査等 (使用の過程にある自動車) の幅とする。 (3)乗降口から座席へ至るための通路との位置関係が、次の各号に該当する座席は、当該座席に関し、 (2)の「座 席へ至ることのできる」とされるものとする。 ① 座席側面が通路に接している座席又は通路の近傍に位置する座席 ② 最前部の前向き座席(①に係る座席を除く。 )であって、当該座席の背あての床面への正射影が通路に 接しているもの又は通路の近傍に位置するもの ③ 横向き座席、最奥部の座席等であって、当該座席の用に供する床面が通路に接しているも ④ ①から③までの座席の側方に隣接して設けられた座席であって、それぞれ定員 2 名分までのもの (4)次の各号に掲げる座席にあって、乗降口から容易に着席できるものは、 (2)ただし書の「乗降口から直接着 席できる座席」とされるものとする。 ① 乗降口に隣接して設けられた座席 ② ①の座席の側方に隣接して設けられた座席であって、定員 2 名分までのもの 7-45,8-45 通路(最終改正:第 68 次) 4 / 4
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