神戸開港 150 周年 2017年1月1日に「神戸開港150周年」を迎えます。1868年1月1日(旧暦慶応 3年12月7日)に新築された運上所で兵庫開港式典が挙行され、プロイセン代理公 使マックス・フォン・ブラントも横浜から来神して、プロイセンと北ドイツ連邦の利益代 表として出席しました。翌2日には神戸開港後初の外国商船としてプロイセン籍汽帆 船ハヨーHajo 号が横浜から神戸港に入港したと伝えられています。翌1869年末ま でに神戸に居住するドイツ人は38名に達し、神戸の全西洋人の中では3番目の人数 であり、開港と同時に提供された居留地にもドイツ人はイギリス人に次いで多くの区 画を落札しました。開港半年後にはドイツ人のクラブ「クラブ・ユニオン」が設立され、 ドイツ人社会は神戸開港以来外国人社会の中で地歩を固め、有力な地位を形成して きました。 神戸日独協会は2011年の「日独交流150周年」に際して協会内に会員を中心に 「神戸日独交流史研究会」を立ち上げ、神戸における日独交流に関する資料の発掘・ 収集・調査・研究を行うとともに、日独交流の様々な分野での専門家を講師として招 聘して研究会を開催してきました。この研究会での成果は「日独交流150周年記念 『神戸での日独交流150年~過去、現在、未来へ~』としてパネル展示とともに、小 冊子の形で公表をし、内外から高い評価をいただきました。 2017年1月の「神戸開港150周年」を機に、開港直後から来神したドイツ人(当時 はプロイセン人)と地域及び住民との交流の足跡を「今日的なグローカルな観点」から 今一度辿り、その交流の特質を明らかにし、今後の日独交流のみならず地域に根差 した国際交流の将来像を展望したいと思います。 神戸での日独交流に興味・関心ある方と共に「神戸日独交流史研究会」の活動を再 開したいと思います。再開第1回の集まりを下記のように開催し、今後の活動につい て議論したいと思いますので、多くの方のご参加をお待ちしています。 神戸日独交流史研究会 日 時: 2016年2月28日(日)14:00~17:00 場 所: 神戸日独協会会議室 ご参加いただける方は、協会事務室へご連絡ください。078-230-8150
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