年 番号 1 n を 1 以上の整数とする.袋の中に,1 の数字を 3 氏名 下図のように,南北に 7 本,東西に 6 本の道が 書いたカードが 1 枚,2 の数字を書いたカードが ある.ただし,C 地点は通れないものとする.こ 2 枚,3 の数字を書いたカードが 3 枚入っている. のとき,次の問いに答えよ. この袋の中から,無作為にカード を 1 枚取り出 して数字を記録し ,もとに戻すという試行を繰 り返す.次の問いに答えよ. (1) この試行を n 回繰り返したとき,記録された n 個の数字すべての積を Rn とする.Rn が 3 で割 り切れない確率と,Rn が 6 で割り切れる確率を n を用いて表せ. (2) この試行を n 回繰り返したとき,記録された n 個の数字の合計を Sn とし ,Sn が偶数である確 率を pn とする.pn+1 を pn を用いて表し,数列 (1) O 地点を出発し,A 地点を通り,P 地点へ最短 距離で行く道順は何通りあるか. (2) O 地点を出発し,B 地点を通り,P 地点へ最短 距離で行く道順は何通りあるか. fpn g の一般項を求めよ. (3) O 地点を出発し ,A 地点と B 地点の両方を通 ( 和歌山大学 2015 ) り,P 地点へ最短距離で行く道順は何通りある か.なお,同じ道を何度通ってもよいとする. 2 n を 1 以上の整数とする.袋の中に,1 の数字を 書いたカードが 1 枚,2 の数字を書いたカードが 2 枚,3 の数字を書いたカードが 3 枚入っている. この袋の中から,無作為にカード を 1 枚取り出 して数字を記録し ,もとに戻すという試行を繰 り返す.次の問いに答えよ. (1) この試行を n 回繰り返したとき,記録された n 個の数字すべての積を Rn とする.Rn が 3 で割 り切れない確率と,Rn が 6 で割り切れる確率を n を用いて表せ. (2) この試行を n 回繰り返したとき,記録された n 個の数字の合計を Sn とし ,Sn が偶数である確 率を pn とする.pn+1 を pn を用いて表し,数列 fpn g の一般項を求めよ. ( 和歌山大学 2015 ) ( 島根大学 2015 ) 4 下図のように,南北に 7 本,東西に 6 本の道が 6 A さんは 5 円硬貨を 3 枚,B さんは 5 円硬貨を 1 ある.ただし,C 地点は通れないものとする.こ 枚と 10 円硬貨を 1 枚持っている.2 人は自分が のとき,次の問いに答えよ. 持っている硬貨すべてを一度に投げる.それぞ れが投げた硬貨のうち表が出た硬貨の合計金額 が多い方を勝ちとする.勝者は相手の裏が出た 硬貨をすべてもらう.なお,表が出た硬貨の合 計金額が同じときは引き分けとし ,硬貨のやり とりは行わない.このゲームについて,以下の 問いに答えよ. (1) A さんが B さんに勝つ確率 p,および引き分け (1) O 地点を出発し,A 地点を通り,P 地点へ最短 距離で行く道順は何通りあるか. (2) O 地点を出発し,B 地点を通り,P 地点へ最短 となる確率 q をそれぞれ求めよ. (2) ゲーム終了後に A さんが持っている硬貨の合計 金額の期待値 E を求めよ. 距離で行く道順は何通りあるか. (3) O 地点を出発し ,A 地点と B 地点の両方を通 り,P 地点へ最短距離で行く道順は何通りある か.なお,同じ道を何度通ってもよいとする. ( 島根大学 2015 ) 5 A さんは 5 円硬貨を 3 枚,B さんは 5 円硬貨を 1 枚と 10 円硬貨を 1 枚持っている.2 人は自分が 持っている硬貨すべてを一度に投げる.それぞ れが投げた硬貨のうち表が出た硬貨の合計金額 が多い方を勝ちとする.勝者は相手の裏が出た 硬貨をすべてもらう.なお,表が出た硬貨の合 計金額が同じときは引き分けとし ,硬貨のやり とりは行わない.このゲームについて,以下の 問いに答えよ. (1) A さんが B さんに勝つ確率 p,および引き分け となる確率 q をそれぞれ求めよ. (2) ゲーム終了後に A さんが持っている硬貨の合計 金額の期待値 E を求めよ. ( 九州大学 2014 ) ( 九州大学 2014 ) 7 xy 平面の格子点上に駒「銀」が 1 枚ある.ただ 8 南北に平行に走る 5 本の同じ 長さの線分が等間 し,格子点とは x 座標と y 座標がともに整数とな 隔で並んでいる.西から順に,各線分の南の端点 る点である.1 回の操作で,次の (a),(b),(c), は,A0 ,B0 ,C0 ,D0 ,E0 であり,北の端点は, (d),(e) のいずれか 1 つを等しい確率で選び,駒 A,B,C,D,E である.各線分を 4 等分する 「銀」を移動させるものとする( 下図参照). 点を,南から順に,1 番地,2 番地,3 番地と呼 (a) (x; y) から (x; y + 1) に移動させる. ぶ.隣り合う線分の同じ 番地同士を結ぶ線分を (b) (x; y) から (x+1; y+1) に移動させる. 橋と呼ぶ.人は南の端点のいずれかをスタート (c) (x; y) から (x ¡ 1; y + 1) に移動させる. 地点として北へ向かって歩き始め,橋に出会わ なければそのまま北へ向かって歩き続け,橋に出 (d) (x; y) から (x¡1; y ¡1) に移動させる. 会えば橋で結ばれた隣の線分に渡ってその線分 (e) (x; y) から (x + 1; y ¡ 1) に移動させる. を北へ向かって歩く.必要ならこれを繰り返し, 最初に駒「 銀」は原点 (0; 0) にあるものとし , 人は最終的に北の端点のゴール地点に到着する. 以下の問いに答えよ. D に家があるとする.5 つの各スタート地点か (1) 3 回の操作の後,駒が (1; 1) にある確率を求 ら家に到着することができるそれぞれの確率を, めよ. 以下の場合に,求めなさい. (2) n 回の操作の後,駒がある点の y 座標は n ¡ 1 とならないことを示せ. (3) n 回の操作の後,駒が (n ¡ 1; 0) にある確率を (1) 同様に確からしく,1 番地に 1 本の橋を置く場合 (2) 同様に確からしく,たがいに独立に,1 番地に 1 本,2 番地に 1 本,3 番地に 1 本の橋を置く場合 求めよ. ( 埼玉大学 2014 ) 9 大小合わせて 2 個のサイコロがある.サイコロ を投げると,1 から 6 までの整数の目が等しい確 率で出るとする. (1) 2 個のサイコロを同時に投げる.出た目の差の ( 埼玉大学 2014 ) 絶対値について,その期待値を求めよ. (2) 2 個のサイコロを同時に投げ,出た目が異なる ときはそこで終了する.出た目が同じときには 小さいサイコロをもう一度だけ投げて終了する. 終了時に出ている目の差の絶対値について,そ の期待値を求めよ. ( 名古屋大学 2014 ) 10 n を自然数とする.1 から 2n までの番号をつけ た 2n 枚のカード を袋に入れ,よくかき混ぜて n 枚を取り出し ,取り出した n 枚のカード の数字 の合計を A,残された n 枚のカード の数字の合 計を B とする.このとき,以下の問に答えよ. (1) n が奇数のとき,A と B が等し くないことを 示せ. (2) n が偶数のとき,A と B の差は偶数であること を示せ. (3) n = 4 のとき,A と B が等しい確率を求めよ. ( 神戸大学 2014 )
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