聞く活動の充実

聞く活動の充実
~
(その5)
スリーヒントクイズの活用
~
スリーヒントクイズが、Hi, friends! にもよく出て
きます。詳しく教えてください。
スリーヒントクイズは、
あるものについての3つのヒントを聞いて、
それが何(誰)であるか当てるクイズ
です。
外国語活動の「聞く活動」として非常に有効な活動です。児童が
楽しく聞く活動に取り組むことができるだけでなく、“ヒントを聞
く”と聞く目的も明確なため、児童は集中して英語を聞こうとしま
す。
次に例を示しますが、ヒントとして、単語だけでなく、語句や文
章などを使用すれば、児童の実態に応じた活動ができます。
通常のスリーヒントクイズ
(1)ヒントとして3つの単語を与える。
教師: What animal?
Hint 1: Black.
Hint 2: White.
Hint 3: China.
※ ヒント毎に、児童に想像させる方法もあります。
(2)ヒントとして3つの単語や語句を与える。
教師: What country?
Hint 1: Three colors.
Hint 2: Soccer.
Hint 3: Cheese and Pizza.
※ ヒント毎に、児童に想像させる方法もあります。
難易度を上げたスリーヒントクイズ
○
ヒントとして3つの文を与える。
教師: Who am I?
Hint 1: I am a robot.
Hint 2: I don’t have wings, but I can fly.
Hint 3: I don’t like Mickey Mouse.
※
ヒント毎に、児童に想像させる方法もあります。
発展的なスリーヒントクイズ
○
スリーヒントクイズ大会を行う。
ペアやグループ等でスリーヒントクイズの問題を作る。その後、その問題をお
互いに出題し合う。
話す活動にもなります。クイズの
ヒントを考える中で思考力も育成
されます。
中学校でも・・・
◯
中学校でも、スリーヒントクイズを発展させたもの
が、聞く活動として広く行われています。
Who (What) am I? 私は誰(何)でしょう?
という名称で行われていることが多いです。
小学校と違うのは、ヒントの例文が長いこと、ヒント
の数が3つとは限らないことがあげられますが、クイズ大会をするなど上記の取組
例とほぼ同じ活動を行っています。
スリーヒントクイズは、聞く活動として、非常に有効な活動ですので、各校
の実態に応じて工夫して取り組んでください。Hi, friends! に位置付けられてい
るものを実践するだけでなく、単元を通し毎時間行ったり、単元の前半で、多
めに計画したりするとよいでしょう。