リート・ウィークリーレポート - DIAMアセットマネジメント

情報提供資料
リート・ウィークリーレポート(2016/5/24)
マーケットデータ(2016/5/20)
※リート平均配当利回りは2016年4月末時点
リート指数
為替(対円)
終値
金利
(%)
騰落率
リート平均
配当利回り
終値
騰落率
先進国(含日本)
883.05
-0.8%
3.85
先進国(除日本)
876.00
-0.8%
3.95
日本
399.69
-0.9%
米国
1136.69
-2.8%
米ドル
110.15
897.75
-0.2%
カナダドル
1116.74
+0.0%
英国
85.45
豪州
(%)
-0.11
2.78
+1.4%
1.84
3.86
83.99
+0.1%
1.35
5.56
ユーロ
123.63
+0.6%
0.17
3.53
+1.4%
英ポンド
159.82
+2.4%
1.45
3.17
663.40
+0.2%
豪ドル
79.56
+0.7%
2.30
4.45
シンガポール
480.74
-0.3%
79.71
+0.7%
2.08
5.61
香港
515.37
+0.6%
14.19
+1.5%
1.30
4.59
カナダ
欧州(除英国)
シンガポール
ドル
香港ドル
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
※騰落率については、原則先々週末(営業日ベース)の値を基に算出し小数点第2位を四捨五入して表示。
※【リート指数】・【リート平均配当利回り】先進国(含日本)・先進国(除日本)、日本・米国・カナダ・欧州(除英国)・英国・豪州・シンガ
ポール・香港:S&P 先進国 REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨
ベース、配当込み、為替ヘッジなし)の値および平均配当利回り。
※【為替】NY市場終値。※【金利】各国・地域の10年国債利回り。ただし欧州(除英国)はドイツ10年国債利回りを使用。
リート市場の動き
【直近3カ月間:2016/2/19~2016/5/20】
(ポイント)
【2004/3/31~2016/5/20】
(ポイント)
1,200
950
890
800
830
400
0
770
2/19
3/19
4/19
5/19
(月/日)
04/3
06/3
08/3
10/3
12/3
14/3
16/3
(年/月)
(出所:S&PのデータをもとにDIAM作成)
※先進国(含日本)のREITインデックスのグラフデータ:S&P先進国REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
商 号 等 / DIAMアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第324号
加入協会/ 一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
1/5
リート・ウィークリーレポート
マーケット動向(2016/5/16~2016/5/20)
【日本】
J-REIT市場は下落しました。米国の早期追加利上げ観測が高まり、利回り資産に対する売り圧力が強
まりました。日銀は2015年12月の金融政策決定会合において、J-REITの銘柄別の買い入れ限度額を発
行済投資口総数の10%に引き上げましたが、今回J-REIT12銘柄について保有比率が5%を超えたとして、
大量保有報告書を関東財務局に提出しました。なお、日銀は5月16日、18日、19日、20日にJ-REITを各
12億円、買い入れています。
【米国】
米国リート市場は下落しました。4月の住宅着工件数や中古住宅販売件数が市場予想を上回るなど、関
連指標は概ね堅調でしたが、FRB(米連邦準備制度理事会)高官から6月利上げの可能性ありとの発言が
なされたことに続き、4月のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録においても、経済指標の改善が続け
ば6月利上げが適切になるとの当局者認識が明らかになりました。これにより国債利回りが上昇し、リー
トをはじめとする利回り資産は下落しました。
【欧州】
欧州リート市場は前週末比ほぼ横ばいでした。FOMC議事録の公開などを契機に米国の6月利上げの可
能性が高まったとの見方が広がり下落基調で推移していましたが、週末にかけては英国のEU離脱懸念が
やや後退したことなどから反発しました。ユーロ圏の1-3月期実質GDP(域内総生産)改定値は、速報値
の前四半期比+0.6%を下回る+0.5%となりましたが、2015年10-12月期の同+0.3%からは伸び率が高
まりました。外需の不振を個人消費など内需が補っています。
【豪州】
豪州リート市場は小幅に上昇しました。原油高を背景に資源関連株を中心に株式市場が上昇し、リー
ト市場がこれに追随する動きがみられました。その後、米国における早期追加利上げ観測の高まりに
よって、週後半にかけては売り圧力に押されました。
【アジア】
アジアリート市場はまちまちの展開となりました。鉱工業生産や小売売上高など中国の軟調なマクロ
統計や、FOMC議事録の内容などを受けた米国の追加利上げ観測の高まりが下押し材料となりました。香
港の1-3月期GDP(域内総生産)は消費や投資の減速を背景に、前四半期比で0.4%減少しました。
トピックス
■
米国小売リートの動向(米国)
メーシーズやノードストロームなど大手百貨店の低調な決算発表が相次いだことで、前週以降、米国
小売リートの価格は下落基調となっています。米国の消費者たちはショッピングモールからオンライン
ショッピングへと流れており、それが相次ぐ店舗の閉鎖につながっているのではと、市場参加者たちは
懸念しています。小売業界の経営環境が急速に変化していることは事実だと思われますが、サイモン・
プロパティー・グループ(小売)やゼネラル・グロース・プロパティーズ(小売)といった大手リート
が保有する一等地のショッピングモールに関しては、むしろ競争力のない店舗の閉鎖から恩恵を受ける
可能性があると考えています。他店舗の閉鎖により、エンターテインメント施設を併設した大型モール
など、魅力的な再開発のチャンスが増えるからです。過去を振り返っても、こうした再開発により小売
リートの投資収益率は高まってきた実績があります。
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
2/5
リート・ウィークリーレポート
各国・地域別グラフ(2016/2/19~2016/5/20)
※各国および地域のリート指数、為替の使用
データについては、P.1「マーケットデータ」の
注記をご参照ください。
《日本》
(ポイント)
440
日本リート指数
410
380
350
2/19
3/19
4/19
《米国》
(ポイント)
1,250
5/19
(月/日)
(円)
米国リート指数
1,150
114
1,050
107
950
2/19
3/19
4/19
5/19
100
1,280
2/19
(月/日)
《欧州(除く英国)》
(ポイント)
米ドル/円
121
(円)
欧州リート指数
130
1,060
120
950
4/19
5/19
(月/日)
ユーロ/円
140
1,170
3/19
110
2/19
3/19
4/19
《英国》
(ポイント)
95
2/19
5/19
(月/日)
(円)
英国リート指数
175
81
160
74
145
2/19
3/19
4/19
5/19
(月/日)
4/19
5/19
(月/日)
英ポンド/円
190
88
3/19
2/19
3/19
4/19
5/19
(月/日)
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
3/5
リート・ウィークリーレポート
《豪州》
(ポイント)
680
(円)
豪州リート指数
93
640
88
600
83
560
豪ドル/円
78
2/19
3/19
4/19
5/19
《シンガポール》
(ポイント)
520
2/19
(月/日)
(円)
シンガポールリート指数
90
480
85
440
80
400
75
2/19
《香港》
(ポイント)
540
3/19
4/19
5/19
2/19
(月/日)
(円)
香港リート指数
15.9
500
15.1
460
14.3
420
13.5
2/19
3/19
4/19
5/19
(月/日)
2/19
3/19
4/19
5/19
(月/日)
シンガポールドル/円
3/19
4/19
5/19
(月/日)
香港ドル/円
3/19
4/19
5/19
(月/日)
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
【各指数の著作権等】
■Standard & Poor’s®並びに S&P®は、スタンダード&プアーズ・ファイナンシャル・サービシーズLLC(以下「S&P」)の登
録商標です。Dow Jones®は、ダウ・ジョーンズ・トレードマーク・ホールディングズLLC(以下「ダウ・ジョーンズ」)の登
録商標です。これらはS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCに対して使用許諾が与えられており、DIAMアセットマネジメ
ント株式会社に対しては特定の目的のために使用するサブライセンスが与えられています。S&P 先進国 REITインデックス(円
換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨ベース、配当込み、為替ヘッジな
し)はS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが所有しており、DIAMアセットマネジメント株式会社に対して使用許諾が与
えられています。S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLC、ダウ・ジョーンズ、S&Pおよびその関連会社は、DIAMアセット
マネジメント株式会社の商品を支持、推奨、販売、販売促進するものではなく、また投資適合性についていかなる表明をするも
のではありません。
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
4/5
リート・ウィークリーレポート
160524情報リートW-1
5/5