東郷町国民健康保険保健事業実施計画(概要版) H28.3 東郷町健康部 計画の趣旨: 計画の目的: 東郷町国民健康保険の保険者である本町は、健康・医療情報を活用して、 PDCAサイクル(計画・実施・評価・改善)に沿った効果的かつ効率的な保健 事業の実施に向け、「東郷町国民健康保険保健事業実施計画」を策定しました。 計画の期間: 被保険者の健康増進に努めるため、データを活用しながらターゲットを絞った 保健事業を展開し、生活習慣病予防から重症化予防まで網羅的に保健事業を進め ることを目的とします。 「東郷町特定健康診査等実施計画(第2 期)」の最終年度に合わせ、平成28年度か ら平成29年度までの2か年計画とします。 第5次東郷町総合計画 東郷町の現状の問題 基本目標:健康で元気に暮らせるまち 基本施策:誰もが元気に暮らせる健康づくりを支援する 社会保障制度を適切に運用する 東郷町の対策の方向性 ・死因の約半数は生活習慣病である ・医療費が年々増加している ・40~50歳代で特定健康診査を受診 ・生活習慣病の治療者数の構成割合は、 男女とも40歳代から徐々に増え始 している人が少ない め、60歳代で半数を超え、70歳 ・特定保健指導の終了者が少ない ・胃・大腸がんの検診受診率が低い 代では約7割となっている ・運動習慣のない人が多い 関連計画 東郷町特定健康診査等実施計画(第2期) 健康増進計画「いきいき東郷21」(第2次) 医療費は、循環器系疾患、悪性新生物、内分 泌・栄養及び代謝疾患などで高くなっており、 これらの生活習慣病を予防するための保健事業 の強化が健康寿命の延伸のために重要です。 データ分析の結果 データヘルス計画の概念 図3 男女別年齢別生活習慣病の治療者数 (東郷町国保)(H27年5月診療分) 図1 死因別死亡割合(東郷町)(H25年) 図4 男女別年齢別特定健康診査受診者数(東郷町国保)(H26年) 【女 性】 57.4% 計画(Plan) 悪性新生物 27.5% データ分析 集団全体の健康問題の特徴をデータから分析。 その他 37.2% 健康課題の明確化 集団の優先的な健康課題を選択。 どのような疾病にどれくらい医療費を要しているか、より高額な医 療費の原因は何か、それは予防可能な疾病なのか等を検討。 肺炎 10.8% 60歳代に なると半数 の人が生活 習慣病の治 療を受けて いる。 2,000 生活習 慣病 52.0% 1,500 心疾患 (高血圧性を除く) 11.5% 1,000 500 0 腎不全 肝疾患 1.5% 2.2% 70~74歳 564 70~74歳 70~74歳 624 65~69歳 414 65~69歳 65~69歳 605 34.0% 60~64歳 217 60~64歳 112 60~64歳 418 411 50.2% 55~59歳 106 28.9% 実施(Do) (保健指導対象者の明確化) (効率的・効果的な保健指導の実施) 支援方法・優先順位等を検討。 対象者のライフスタイルや行動変容の準備 状態にあわせた学習教材を用意。 確実に行動変容を促す支援を実践。 (保健指導の評価) 検査データの改善度、行動目標の達成度、 生活習慣の改善状況等を評価。 評価(Check) 生活習慣病の有病者・予備群の減少 生活習慣病関連の医療費の適正化 よ り 効 率 的 ・ 効 果 的 な 方 法 ・ 内 容 に 改 善 改善 (Action) 検証結果に 基づく、課題 解決に向けた 計画の修正。 治療者(女性) 図2 疾病大分類別被保険者1人当たりの医療費の状況(東郷町国保)(H26年) 0 10,000 0 20,000 30,000 400 40,000 51,974 20,474 21,004 筋骨格系及び結合組織の疾患 消化器系の疾患 18,561 15,630 尿路性器系の疾患 18,393 15,531 8,082 8,037 39.4% 40~50 歳代の特定 健康診査受 診率が低い。 300 600 50~54歳 50~54歳 57 107 34.8% 45~49歳196 26.3% 45~49歳 57 169 70 45~49歳 25.2% 40~44歳208 23.0% 40~44歳 64 171 62 40~44歳 27.0% 0 300 健診受診者数(男性) 0 0 300 600 健診受診者数(女性) 900 1,200 健診未受診者数 (人) 現状 目標値 (H26) (H29) 特定健康診査受診率 47.2% 60% 特定保健指導終了率 19.9% 40% 胃がん検診受診率 14.6% 28% 40〜50歳代の健康 教室参加者数 実3人 実10人 ⑤重症化予防 受診勧奨者医療機関 非受診率 4.3% 4.1% ⑥ジェネリック医薬品の利用促進 ジェネリック医薬品利用 率(新指標) 51.7% 55% 事業目標 ①特定健康診査受診率の向上 評価指標 1600 1.2 0.2 循環器系疾患、新生物、 内分泌・栄養及び代謝 疾患の医療費が高く なっている。 東郷町 21,744 20,280 45.1% 0.4 14,099 12,192 眼及び付属器の疾患 治療者以外 0.6 ③がん検診受診率の向上 28,310 23,370 20,176 22,069 19,347 294 56.1% 0.8 41,172 精神及び行動の障害 900 1,200 600 900 1 ②特定保健指導終了率の増加 43,808 34,108 内分泌、栄養及び代謝疾患 歯科 1200 43,819 新生物 神経系の疾患 60,000 (円) 50,000 800 循環器系の疾患 呼吸器系の疾患 健康課題をよ り明確にした 戦略的取組の 検討。 治療者(男性) 55~59歳 55~59歳 89 137 50~54歳 128 28.1% 2,000 1,500 1,000 5000 (人) 死因の約半数を生活習慣病が占めている。 473 50 脳血管疾患 9.3% 1,200 62.7% 43 目標の設定 最も効果が期待できる課題を重点的に対応すべき課題として目標 を設定。 例えば、「糖尿病の有病者を**%減少させる」等、できる限り数 値目標とし、事業終了後の評価ができる目標を設定。 242 371 愛知県 ④若者向けの健康教室の開催 0 保健事業の重点目標:特定保健指導の充実 特定保健指導の充実を図り、メタボリックシンドローム該当者・予備群 の減少を目指します。
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