「ゴムを使いこなせるかな? ~風やゴムの働き~」(4/5時間)

第3学年
理科学習指導案「ゴムを使いこなせるかな?
~風やゴムの働き~」(4/5時間)
平成○○年○○月○○日(○)
指導者
1
主 眼
ゴムの違いによるゴムの元に戻
ろうとする力とゴムカーの動く距
離との関係について話し合う活動
を通して,生活におけるゴムの利
用のされ方を見出すことができる
2
①
指導上の留意点
身近に使われているゴム製品の
ゴムを実際に触らせることで,ゴ
ムの硬さや伸縮の仕方に目を向
け,ゴムの種類とゴムカーの動く
距離との関係に見通しをもつこと
ができるようにする
②
ゴムに力を加えたときのゴムの
伸びる様子や手ごたえについて問
うことで,ゴムによる伸縮の仕方
の違いに気付き,ゴムの元に戻ろ
うとする力の強さには違いがある
ことを見出せるようにする
③
実際に使われているゴムと伸縮
の仕方が異なるゴムが製品に用い
られるとどうなるかを想定させ
る。そうすることで,ゴムの用途
による,伸縮の利用のされ方につ
いて考える糸口をつかむことがで
きるようにする
3
評価
ゴムの用途と伸縮との関係を見
出すことができたか,ワークシー
トの記述からみとる
よく動くのはどのゴムか
予想
ふうせん
理由
よくのびるから
よく動く
のびちぢみするから
ゴム手ぶくろ よく動く
実験方法
ゴムカーの引き方
正統
実験結果
1
こえた
のびるから やわらかいから
こえた
ふうせんと同じのびだから
ゴ ム ひ も 少し動く のびにげんかいがあるから
「
サッカーボール 動かない のびないから かたいから
伊藤
2
3
4
こえた 1m60cm こえた
6
5
こえた
やわらかい
こえた よく走る
ふかふか
のびる
90cm
こえた
こえた 1m4cm 1m10cm 2番目
90cm
85cm
65cm
90cm
70cm
15cm
できない
3cm
できない
できない
かたい
1m
できない 動かすことができない の び な い
考察
<のびるゴム>
ふうせん…われないように
ゴム手ぶくろ…手にフィットするように
ゴムひも…ぼうしがぬげても,首がしまらない
ように
うすくてやわらかい
<のびないゴム>
サッカーボール…けりやすく,はずむように
あつくてかたい
わかったこと
・ゴムののび方が,それぞれのせいひ
んの使われ方と合っているので,使
いやすい
・せいひんに合わせて,フィットした
り,きけんを防いだりと,ゴムを便
利な生活になるように使っている
物の使い方に合わせて,ゴムののびち
ぢみを上手に利用している
て :手立て)
本時の流れ(T:発問,○
1 いろいろなゴムを使ったとき,ゴムカーがどのくらい動くかについて話し合う
T どのゴムを使うとよく動きそうか
て
○
子どもが,生活の中で見たり,使ったりしたことのあるゴム製品を素材として取り上げ
る。そうすることで,ゴムの用途を基に,実験の予想について話し合うことができるよう
にする
2 実験結果を基に,ゴムとゴムカーが動いた距離との関係について話し合う
T なぜ動き方に差が出たのか
て
○
ゴムの種類によるゴムカーの動き方の違いがわかるように,実験結果を整理し,比べさ
せる。そうすることで,ゴムによって伸縮の仕方が異なるという見方ができるようにする
3 伸縮の仕方とゴムの利用のされ方との関係について話し合う
T ゴムの伸び縮みは,使い方とどう関係するか
て
○
ゴム製品が使われる場面を想起させることで,実験結果とゴムの用途を結び付け,用途
に応じたゴムの伸縮の利用のされ方を見出せるようにする