4 マンスリーレポート・11月号

★2015 年 11 月号
Wilujeng siang!(スンダ語でこんにちは!) お元気ですか?
もう、年末なんですね。相変わらず、過去を振り返る暇もなく毎日がすぎていきます・・・
遅くなってごめんなさい。まずは11月の報告から。
1.洪水の国インドネシア
11 月に入り、インドネシアでは本格的な雨季が始まりました。
雨季、
、つまりそれは「洪水」が起きる季節!
「洪水:banjir」というと、川が氾濫して起こる洪水をイメージしていましたが、実際は少し違いました。
もちろん、川の水があふれて洪水にもなりますが、インドネシアでは、道の水はけが悪いために大きな水たまりが
できたり、下水が詰まってしまうためにおこる洪水が多いようです。
日本でいう「ゲリラ豪雨」的な雨があちこちでふります。
「雨がひどくて下水が流れないので1時間くらい水を流さないで。」とコスの管理人が言いに来たこともあります。
そんな洪水の多いインドネシアで気付いたことがあります。
ふだんはとっても歩きにくい道・・
穴はあいているし、坂になっていたり段差があったり、なんでこんなに歩きにくい道を作るんだろうと
思っていました。でも洪水を経験して思いました。これは洪水対策なのでは?と。
いつもの通学路。左の道路から右のお店まで、急な坂になっています。
これで多少洪水が起きてもお店が浸水するのをふせぐことができます。
ふだんは歩きにくい道。でも雨が降ると水たまりを避けて通れるありがたい道にかわります。
そしてこの道の作り方にもその国ならではの意味があったんだなということがわかります。
「違いは宝」
。
「日本と違って不便」と考えるのではなく、いろいろな違いに目を向けてみるとそこからその国の文化が
見えてくるものです。そして文化や背景、どうして違うのかがわかるとそれは「理解・発見」へと変わります。
ジャカルタの高校が朝6:30から授業が始まるのも通勤ラッシュを避けるためだったり、金曜日だけ授業時間が
短いのは、イスラム教徒の金曜集団礼拝の時間を確保するためであったりと必ず意味があり、
意味が分かると「面白い」と思えます。
まだまだたくさんの違いを見つけて、宝物にかえて日本へ持ち帰りたいと思います!
2.今月のじゃらん・じゃらん
結婚式
学校の先生の娘さんの結婚式に招待していただきました。
写真向かっていちばん左にいるのが ibu panca 先生。
披露宴は11時から13時まで。
新郎新婦とその両親はバッチリメイクをして伝統的な衣装を着て、2時間立ちっぱなしでお客さんとあいさつをし
たり写真を撮ったります。
招待された方はというと、まず招待状を1枚受け取ったら何人でも同行してよし!家族や恋人と一緒に行くのがふ
つうのようです。
料理はビュッフェスタイル。
まず受付で名前と住所を記入し、ご祝儀 BOX があるのでご祝儀を入れます。
(日本円で500円から1000円分
くらいが相場らしいです)
そして受付で小物のお土産をいただきました。
受付を済ませたら、新郎新婦、ご両親のもとへあいさつにいきます。一人ひとりと握手。
「おめでとうございます」
と声をかけます。
挨拶が終わったら、お料理を取って、適当に空いているところで食べ、ほかに知り合いがいればお話し、帰ります。
だいたい披露宴会場に来てから帰るまで15~20分といったところでしょうか。
実は披露宴につくまでに渋滞にはまり会場についたのは12:30ごろ。もうほとんどお客さんはいませんでした。
(お客さんは途中で来て途中で帰っていく・・・)
それでも新郎新婦の2人はとても綺麗で、会場も素敵なお花でデコレーションされていて
伝統的な音楽が流れていて、優雅なひと時を楽しませていただきました。
あとで聞いたら、その日は700人以上の人がお祝いに来たということでした。
でもこれは少ない方だとか・・・。すごい規模です。
~おまけ~
私が通っている SMKN37には被服科があり、刺繍や小物を作ったり、卒業制作でゆかたを作る生徒もいます!
SMKN37 の被服科の生徒が作った
バティック生地のティッシュケース
被服科の作業室にチャコペーパーを発見★
11 月 25 日は「先生の日」
。
生徒が先生に感謝する日です。
朝、私の机の上にも、生徒からの
メッセージとお花が置かれて
いました
日本語の授業
箸の練習!
小さな紙を掴みます。
月・日にち・曜日の言い方を習ったあとに、
カレンダーを作る課題がありました!
各自、工夫されていて、素晴らしい出来栄え!
「自分の名前をカタカナで書いてくる」
という宿題。
みんな上手に書いてきてくれました!