資料5 復興財源確保法及び 特例公債法の一部を改正する法律案 平成28年2月5日 「復興財源確保法及び特例公債法の一部を改正する法律案」について (平成28年1月22日 閣議決定・国会提出) 改正の必要性 ○ 復興財源確保法について 現行の「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別 措置法」(以下「復興財源確保法」という。)は、集中復興期間(平成23年度~平成27年度)の復 興財源を確保するために制定された。 昨年6月、復興財源フレームの見直しを行い、平成32年度(2020年度)までの財源を決定して おり、これに基づき、復興債の発行期間を5年間延長する等、所要の改正を行う必要がある。 ○ 特例公債法について 現行の「財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行の特例に関する法律」(以下「特 例公債法」という。)は、2015年度(平成27年度)PB赤字半減目標を踏まえて、平成24年度か ら平成27年度まで(4年間)の特例公債の発行根拠を規定している。 平成28年度以降の特例公債について、2020年度(平成32年度)PB黒字化目標や「経済・財政 再生計画」を踏まえ、発行期間を平成32年度までの5年間とするため、所要の改正を行う必要があ る。 1 「復興財源確保法及び特例公債法の一部を改正する法律案」について 法律案の主な内容 ○ 復興財源確保法の一部改正 1.復興債の発行期間の延長 復興債の発行期間を平成32年度までの5年間延長する。 2.復興債の償還費用の財源等 (ⅰ)平成34年度までの間、財政投融資特別会計投資勘定から、予算で定めるところにより、国債 整理基金特別会計に繰り入れることができるようにする。 (ⅱ)(ⅰ)の財政投融資特別会計投資勘定から国債整理基金特別会計への繰入金及び平成34年度 までに生じた日本郵政株式会社の株式処分収入を復興債の償還費用の財源に充てる。 (ⅲ)一般会計に所属する日本郵政株式会社の株式の一部を一般会計から国債整理基金特別会計に 所属替をする。 ○ 特例公債法の一部改正 (ⅰ)特例公債を平成32年度までの5年間発行できるようにする。 (ⅱ)平成32年度までの国及び地方公共団体のプライマリーバランスの黒字化に向けて経済・財政 一体改革を総合的かつ計画的に推進し、中長期的に持続可能な財政構造を確立することを旨と して、各年度において特例公債の発行額の抑制に努めるものとする。 ○ 附則 (ⅰ)施行期日を平成28年4月1日とするとともに、所要の経過措置を規定する。 (ⅱ)復興施策に必要な財源の確保及び一般会計の歳出の財源の確保が相互に密接な関連を有する ことに鑑み、財政の健全化を図るための施策との整合性に配慮しつつ、復興施策に必要な財源 の確保を適切に行う旨を規定する。 2
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