後期基本計画施策体系図 施策大綱 施 策 自然との共生を図 大 るまちづくり 綱 1 施 策 人権を尊重し、学 大 び、輝くまちづくり 綱 2 施 策 大 綱 3 人と人とのつなが り、コミュニティを 大切にするまちづ くり 施 策 活き活き暮らせる 大 健やかなまちづく 綱 り 4 施 策 生活基盤の豊か 大 さを実感できるま 綱 ちづくり 5 基本施策 施策の概要 1 自然環境を保全し活用する (1)森林環境の保全 (2)農地の保全 (3)河川環境と生物多様性の保全 2 環境を守る基盤と体制を整備する (1)廃棄物の減量とリサイクル対策の推進 (2)環境の保全と公害対策 3 地域資源を活かした産業を創出・育成 する (1)農業の活性化 (2)林業の活性化 (3)商工業の活性化 (4)観光の推進 1 人権・同和教育と啓発を推進する (1)地域や学校における人権・同和教育と啓発の推進 (2)実態的差別の解消 (3)人権侵害への支援 2 男女共同参画を推進する (1)男女共同参画意識の向上 (2)女性参画の推進 (3)性による人権侵害への支援 3 豊かなこころを育む (1)学校教育の推進 (2)社会教育の推進 (3)スポーツの推進 (4)文化・芸術活動の充実 1 協働のまちづくりを推進する (1)住民参画の推進 (2)まちづくりの一員として地域活動に参画する職員づくり 2 地域に根ざした特色あるコミュニティを 形成する (1)地域コミュニティの活性化 (2)町立公民館活動の充実 3 安全な生活を確保するための体制を つくる (1)消防体制の充実 (2)防災体制の充実・強化 (3)防犯・交通安全対策の充実 (4)消費者保護の推進 4 安全に暮らすための基盤を整備する (1)災害に対する基盤整備 1 住民の健やかな暮らしを支援する (1)健康づくりの推進 (2)地域福祉の充実 2 子育て家庭を支える仕組みを充実する (1)子育て家庭への支援 (2)保育サービスの充実 (3)児童虐待の防止 3 高齢者が安心して暮らせる環境を整 備する (1)健康づくり・介護予防の推進 (2)生きがいづくり・社会参加の推進 (3)安心の体制づくり 4 障がい者が安心して暮らせる環境を整 備する (1)適正な福祉サービスの提供 (2)社会参加の促進 (3)生活環境の充実 5 幸せな暮らしを支える仕組みを充実す る (1)国民健康保険制度の円滑な運営 (2)介護保険制度の円滑な運営 (3)後期高齢者医療制度の円滑な運営 (4)国民年金制度の円滑な運営 (5)医療体制の充実 (6)生活保障の充実 1 安心で快適な生活基盤を整備する (1)道路等の整備 (2)公共交通網の整備 (3)市街地のにぎわいの創出 2 快適に暮らすための生活環境を整備 する (1)清潔な生活環境の形成 (2)憩いとやすらぎの場の確保 (3)快適な住環境の創出 3 効率的な行政の運営と安定的な財源 を確保する (1)行政改革と効率的な行政運営の推進 (2)健全な財政基盤の確立 (3)情報ネットワークの適正な活用 4 誰もがわかりやすい行政運営を図る (1)広報活動の推進と広聴活動の充実 (2)窓口サービスの充実 (3)行政運営の合理性・納得性の向上 3 4 1.自然環境を保全し 活用する 施 策 大 綱 1 自 然 と の 共 生 を 図 る ま ち づ く り 3、地域資源を活かした 産業を創出・育成する 2.環境を守る基盤と体 制を整備する 基本施策 施策大綱 ①ごみの減量 (1)廃棄物の減量とリサイクル対 策の推進 (4)観光の推進 (3)商工業の活性化 (2)林業の活性化 (1)農業の活性化 ⑥町内の資源を活用した観光 の推進 ②五ケ山ダム水源地域の活性 化 ①グリーンピアなかがわの活性 化 ⑤農商工と連携した観光の推 進 ②中小企業の育成・支援 ②林業担い手の育成・確保 ②効率的な農業経営の推進 ②省エネルギーの促進 ②リサイクルの推進 ②生物多様性の保全 ②荒廃農地の解消 ②森林の防災機能の向上 ③中ノ島公園等の活性化 ③企業誘致と雇用の確保 ③町産材の活用促進 ③地産地消の推進 ③生活環境衛生の充実 ③廃棄物の適正処理 ③森林乱伐・乱開発の防止 基本目標 ①商工業の活性化 ①林業従事者の基盤整備 ⑤有害鳥獣対策の強化 ①就農者の育成・確保 ①環境保全の推進 ①河川環境の保全 (3)河川環境と生物多様性の保 全 (2)環境の保全と公害対策 ①市民農園の充実 ①森林の公益的機能の保全 (2)農地の保全 (1)森林環境の保全 施策の概要 ④観光の魅力発信 ④農産物の収益力の向上 大綱1 自然との共生を図るまちづくり 基本施策1 自然環境を保全し活用する 施策の概要(1)森林環境の保全 後期基本計画における主要な課題 課題 森林の公益的機能の啓発や森林環境の保全が必要です。 森林が果たす、水源の涵養や土砂災害の防止、地球環境の保全、生物多様性の保全など多くの 公益的機能について啓発を行うとともに、森林の機能を保全する取り組みを継続して進める必要が あります。 基本目標 ▶ 基本目標1 森林の公益的機能の保全 ⇒【大綱1基本施策3施策の概要2から反映】 森林が持つ公益的機能を保全するため、間伐や枝打ちなど森林を健康にするための取り組みを継続するととも に、住民意識の高揚を図るための啓発活動を行います。また、効果的に森林整備を行うため、森林所有者に対 し森林経営計画の策定を推進します。また、放置された竹林等への対策について取り組みの検討を行います。 ▶ 基本目標2 森林の防災機能の向上 森林が持つ防災機能を維持向上させるため、竹林による森林被害対策や災害危険箇所の把握に努め、県と連 携し山林の治山・治水を図ります。 ▶ 基本目標3 森林乱伐・乱開発の防止 森林の公益的機能や景観を保全するため、「森林等の土地保全に関する条例」に基づき必要な規制を行いま す。また毎月の林地パトロールによる開発箇所の状況確認や指導を行うことで条例の実効性を確保します。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 森林経営計画 の策定面積(ha) 144 2,127 5 施策の概要(2)農地の保全 後期基本計画における主要な課題 課題 荒廃農地解消に向けた取り組みを充実させ農地を保全することが必要です。 農家の後継者不足等による荒廃農地が増加しており、荒廃農地の解消に向けた取り組みを充実さ せる必要があります。 基本目標 ▶ 魅力創造 基本目標1 市民農園の充実 荒廃農地の減少と農業への関心を高めるとともに、家庭菜園等をやってみたい人が実施できる環境を構築する ため、市民農園の開設を推進します。 ▶ 基本目標2 荒廃農地の解消 農業委員会による農地パトロール及び荒廃農地の所有者への意向確認や指導助言とあわせて、地域全体で話 し合いを行い、荒廃農地の解消に向けた方策の検討を行います。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 市民農園登録数(園) 5 12 施策の概要(3)河川環境と生物多様性の保全 後期基本計画における主要な課題 課題 川を美しくすることで生物の多様性を確保する取り組みが必要です。 町の自然環境の良さの象徴である「かわせみ」や「ホタル」をはじめとした生物を保全するために、川 を美しくするための取り組みを推進するとともに、住民意識の高揚を図り郷土愛や誇りの醸成に努め る必要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 河川環境の保全 町内に多く流れている川は、住民に癒しや安らぎを与えてくれる貴重な資産であり住民の誇りです。「川を住民の 手で美しくする会」、「梶原川会」や「親水公園(梶原川)を美しくする会」をはじめ各団体や地域で実施している川 を美しくするための取り組みをさらに広げるため、住民意識の高揚を図り郷土愛や誇りの醸成につなげる取り組み を進めます。 ▶ 基本目標2 生物多様性の保全 ⇒【大綱1基本施策1施策の概要2から一部反映】 河川環境を保全し「かわせみ」や「ホタル」などの生物が生息する姿を将来の住民にも持続的に享受してもらうた め、啓発活動を充実し住民意識の高揚を図ります。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 川きれい清掃参加者数 (人) 861 1,000 6 大綱1 自然との共生を図るまちづくり 基本施策2 環境を守る基盤と体制を整備する 施策の概要(1)廃棄物の減量とリサイクル対策の推進 後期基本計画における主要な課題 課題 更なるごみの減量化、リサイクルを推進することが必要です。 ごみの減量化、リサイクルを推進するために、住民・事業者に対してごみの分別・収集の徹底、啓発 活動の促進が必要です。また、排出された廃棄物の効率的な処理を行うため、福岡都市圏南部4 市1町(福岡市、春日市、大野城市、太宰府市、那珂川町)で構成する福岡都市圏南部環境事業 組合において処理施設の適正な管理運営に取り組むことが必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 ごみの減量 ごみの減量化を実現するためには住民、事業者及び行政が共通の認識を持ってそれぞれの役割を自主的に取 り組むとともに相互に連携していくことが重要です。そのため、生ごみの堆肥化の促進、住民や事業者へのごみ 減量に向けた啓発や分別・収集を徹底します。 ▶ 基本目標2 リサイクルの推進 リサイクルの推進は環境への負荷を軽減し、処理費用の削減にもつながることからごみの減量とともに重要な取り 組みです。再資源化物(缶類、ペットボトル類など)の分別・収集を強化し、適正な処理を行っていくとともに、リサ イクル意識を高めるためエコピア・なかがわなどにおいて啓発活動を継続して行っていきます。また、家庭から排 出される可燃ごみに混入しているせん定枝葉や古紙等の排出利便性を向上させリサイクルの推進につなげるた め、戸別・集団回収の制度周知を図るとともに、回収量の増大に向けた取り組みの検討を行います。 ▶ 基本目標3 廃棄物の適正処理 廃棄物の効率的な処理を実施するため、福岡都市圏南部4市1町で構成する福岡都市圏南部環境事業組合 において、H28年4月から本稼働する福岡都市圏南部工場及び福岡都市圏南部最終処分場の適正な管理運 営に取り組みます。また、町内で収集を行ったし尿及び浄化槽汚泥は、適正に水処理を行います。 目標指標 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 住民1人あたりの可燃ごみ 焼却処理量(kg/人) 304 280 リサイクル率(%) 12.7 17.9 7 施策の概要(2)環境の保全及び公害対策 後期基本計画における主要な課題 課題 環境保全対策の推進が必要です。 那珂川町の豊かな自然環境は貴重な財産であり、多くの住民が愛着を持っています。今後とも自 然環境を守り、自然と共生するまちづくりを進めるために、環境教育などを通した意識の向上を図る とともに、環境保全活動への支援を促進することが必要です。また、地球温暖化の進行など自然環 境が変化するなか、環境への負荷の少ないエネルギーの活用など自然環境に配慮した取り組みが 必要です。なお、住民が衛生的で快適な環境のなかで生活するため、水質調査や大気汚染対策、 不法投棄防止などの取り組みも必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 環境保全の推進 出前講座などの環境保全に対する様々な学習機会の提供を図るとともに、環境フェアをはじめとしたイベント・啓 発事業を促進することで住民の環境保全に対する意識を高めていきます。また、主体的に環境保全活動に取り 組んでいる地域・団体へ支援を行います。さらに、環境保全推進委員会において実効性の高い環境保全活動 の検討を図ります。 ▶ 基本目標2 省エネルギーの促進 公共施設における省エネルギーへの取り組みを推進し、二酸化炭素などの温室効果ガス排出量の削減を目指 します。また、太陽光発電などの再生可能エネルギーへの取り組みを促進するとともに、これらの発電システムを 導入する住民や事業所への情報提供に努めます。 ▶ 基本目標3 生活環境衛生の充実 衛生的で快適な生活環境を確保するため、主要河川などで水質検査を行うとともに工場や事業所へ立ち入り調 査を実施し水質汚濁防止を図り、水環境・土壌環境の保全に努めます。また、光化学オキシダントやPM2.5など の大気汚染対策の推進を図ります。廃棄物の不法投棄に関して監視カメラの設置やパトロールの充実、警察を はじめとした関係機関との連携を強化し、更なる不法投棄防止に取り組みます。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 不法投棄ごみ量(t) 11 10 8 大綱1 自然との共生を図るまちづくり 基本施策3 地域資源を活かした産業を創出・育成する 施策の概要(1)農業の活性化 後期基本計画における主要な課題 課題 農業の担い手の育成・確保と農業経営基盤の強化が必要です。 新規就農者を確保するため、広く町内外への情報発信と就農支援の取り組みを行う必要がありま す。また、地域の農業を維持・向上させるために、担い手をはじめとした認定農業者への農地集積 や共同による農業機械の導入等により、効率的な農業経営を推進し農業経営基盤の強化を図る 必要があります。 課題 農業を守り育てる一体的なまちづくりの推進が必要です。 学校給食や町内飲食店への地元農産物の提供の推進や、農産物直売施設等の充実による地産 地消の推進、住民が食の安全と農業の大切さを理解するための取り組みを充実し、地域の農業を 守り育てるまちづくりを目指します。また、農業従事者の安定収益の確保とまちの活性化を図るた め、市場ニーズを捉えた付加価値の高い特産品の開発を進めるとともに、既存直売所の充実やイ ンターネット販売などによる地元産品の流通販売ルートの拡大を図る必要があります。 課題 有害鳥獣対策の強化が必要です。 有害鳥獣による被害が農作物に留まらず住民生活にも影響を及ぼしているため、地域住民による 自衛の追払い活動に必要な支援や狩猟免許所持者や鳥獣被害防止対策実施隊の任用により、 ニホンザルの個体数調整のための対策の強化を図る必要があります。 基本目標 ▶ 魅力創造 基本目標1 就農者の育成・確保 青年就農給付金など国県の補助制度を活用し、担い手の育成を支援するとともに地域の認定農業者を核とした 就農の支援を行います。また、JAとも連携しながら体験農園や農業塾などを開催し、広く町内外への情報発信 と参加機会の拡充を図るとともに、就農者の裾野の拡大を目指します。 ▶ 魅力創造 基本目標2 効率的な農業経営の推進 ⇒【大綱1基本施策3施策の概要5から一部反映】 地域の農業を維持・向上させるために、継続して認定農業者や集落営農組織などを育成するとともに、国・県の 補助制度等を活用し担い手農家などへの農地集積や共同による農業機械の導入を図り、効率的な農業経営を 推進します。また、地元要望に基づき農業従事者の作業効率と生産性を向上させるため、農業施設の新設・改 良、未舗装農道の整備など、引き続き農業施設の充実を図るとともに、今後は一体的な面的整備についても、 地域の要望に応じて検討を行います。 ▶ 魅力創造 基本目標3 地産地消の推進 農業への関心を高める農業体験などの取り組みと、学校給食や地元飲食店への地元農産物の安定した供給を 図ることにより、農業従事者の所得向上につなげます。また、JA等と連携し農産物直売施設等の充実を図ること で、農業の大切さを住民が理解し、地域の農業を守り育てるまちづくりを目指します。 9 ▶ 魅力創造 基本目標4 農産物の収益力の向上 安定した収益の確保とまちの活性化を図るため、農業従事者、商工会及びJA等で連携し、第6次産業化を目指 し市場ニーズを捉えた付加価値の高い特産品の開発を進めるとともに、既存直売所の充実やインターネット販売 などによる地元産品の流通販売ルートの拡大を目指します。 ▶ 基本目標5 有害鳥獣対策の強化 ⇒【大綱1基本施策3施策の概要2から反映】 有害鳥獣による農作物への被害の防止と住民生活の安全を確保するため、動物駆逐用花火の配付や柵・箱罠 等の設置の支援など、地域住民による自衛の追払い活動に必要な支援を行います。また、狩猟免許所持者や 鳥獣被害防止対策実施隊の任用により、ニホンザルの個体数調整のための対策の強化を図ります。 目標指標 計画指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 目標となる項目 認定農業者数 (人) 14 19 町内飲食店の地産地消 に向けた取り組みの検討 (年度) 10 検討目標年度 実施目標年度 28 29 施策の概要(2)林業の活性化 後期基本計画における主要な課題 課題 林業の収益力の向上が必要です。 林業従事者の高齢化等や木材価格の低迷による林業経営の悪化に伴い放置森林の増加が深刻 な状況です。本町の7割以上を占める森林の荒廃を防止するためにも、林業従事者の経営の改善 及び収益力の向上を図るとともに、担い手の育成に向けた方策について福岡県広域森林組合と連 携し検討する必要があります。 課題 町産材の積極的な活用が必要です。 「公共建築物等における木材の利用の促進に関する方針」に基づき、福岡県広域森林組合と連携 のうえ町産材の積極的な活用の推進を図るとともに、町産材の供給体制の確立に向けた検討を行 う必要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 林業従事者の基盤整備 ⇒【大綱1基本施策3施策の概要5から反映】 林業従事者の作業効率と生産性を向上させるため、必要に応じて林道の整備を行うとともに、福岡県広域森林 組合と連携し作業道の整備に向けた支援を行います。 ▶ 魅力創造 基本目標2 林業担い手の育成・確保 森林の公益的機能の確保、安定的な木材の供給など、永続的な林業サイクルの確立を図るための基本となる 林業担い手の育成に向け、福岡県広域森林組合と連携し担い手育成プログラムなど林業に関心のある人を育 成・支援する取り組みについて検討を行うとともに、林業への関心を高めるための情報発信を通して林業従事者 の裾野拡大を図りながら、地域の核となる人材の育成を目指します。 ▶ 魅力創造 基本目標3 町産材の活用促進 将来的な町産材の供給体制サイクルの確立に向け、福岡県広域森林組合や民間事業者とも連携し、ひのき材 のブランド化や未利用間伐材の活用など、町産材の市場価値を向上させる取り組みや木材需要を増加させる取 り組みについて検討を行うとともに、新たな町産材の流通ルートの確立を目指します。また、公共建築物等への 町産材の積極的な活用について継続して取り組み、併せて町産材の活用促進を図ります。 計画指標 目標となる項目 新たな町産材流通 ルート確立(年度) 検討目標年度 確立目標年度 H30 H32 11 施策の概要(3)商工業の活性化 後期基本計画における主要な課題 課題 さらなる特産品等の充実を図ることで町外からの集客力を向上させることが必要です。 商工業の活性化に向けては、「農っ工ら商inなかがわ」「なかがわタコス」等、農業従事者と商工業 者等が連携した取り組みが進められていますが、イベントでの取り組みにとどまらず、特産品の開発 や充実など日常的な取り組みにつなげ、町内外へのPRの強化を図ることでまち全体の集客力を向 上させる必要があります。 課題2 中小企業の育成や起業の支援が必要です。 本町の経済が持続して成長するためには、将来にわたって安定させるための中小企業の経営基盤 の強化を図るとともに、成長産業などの新たな分野への起業を支援する制度の検討を行う必要が あります。 課題3 町への集客力の向上と雇用の確保を図るため、積極的な企業誘致が必要です。 町経済への波及効果や雇用吸収力の高い企業の立地を促進する必要があります。 基本目標 ▶ 魅力創造 基本目標1 商工業の活性化 町内での消費活動を活性化するため、商工会が発行するプレミアム商品券の支援を継続して実施します。ま た、「農っ工ら商inなかがわ」や「なかがわタコス」など農業従事者と商工業者等の連携した取り組みを支援し、魅 力ある特産品の開発・充実に向けた検討を行うとともに、生産から営業・販売に向けた体制づくりを支援し、町を あげて特産品の営業力を高めることで商工業はもとより町全体の活性化を目指します。 ▶ 魅力創造 基本目標2 中小企業の育成・支援 商工会など関係機関との連携により、経営相談や創業支援など各種相談体制の充実を図るとともに、関係機関 と連携のうえ各種融資制度の周知活用を促進し、中小企業の経営基盤の強化を図るための支援を行います。 また、新たな分野への進出を目指す起業・創業の支援など、地域における人材の発掘・育成について検討を行 い、総じて町内での雇用の場の確保を目指します。 ▶ 基本目標3 企業誘致と雇用の確保 住民の生活利便性の向上と町内での消費活動の活性化を図るとともに、あわせて住民の雇用の場を確保する ため、企業誘致を目指します。また、誘致企業に対する優遇措置等について検討を行い、併せて地域経済への 波及効果と新たな自主財源の確保を図ります。 計画指標 目標となる項目 特産品開発・充実に 向けた検討(年度) 検討目標年度 開発目標年度 28 29 12 施策の概要(4)観光の推進 後期基本計画における主要な課題 課題 町のイメージづくりと積極的な観光PRが必要です。 本町は福岡市都心部の近郊に位置しながら、豊かな自然環境と農産物、裂田溝などの歴史資 源、新幹線及びグリーンピアなかがわ・中ノ島公園や建設中の五ケ山ダムなど、観光資源は豊富に あります。しかしながら、観光地としての認知度が低く、交流人口の増加を図るうえでは、既存観光 施設の充実を図るとともに、観光イメージの醸成と観光情報の効果的なPRを行う必要があります。 課題 五ケ山ダム水源地域の整備を本町の観光振興につなげることが必要です。 現在整備を進めている五ケ山ダム水源地域公園等整備計画については、整備後の周辺観光資源 との一体的な活用について検討を行い、本町の観光振興につなげる必要があります。 課題 観光資源を活用した町内観光の道しるべが必要です。 来訪者に町の魅力を満喫してもらうため、町内のさまざまな観光資源や農産物・加工品など、それ ぞれを有機的に結びつけることで観光につなげる必要があります。また、来訪者の道しるべとなる観 光ルートを構築する必要があります。 基本目標 ▶ 魅力創造 基本目標1 グリーンピアなかがわの活性化 グリーンピアなかがわ(キャンプ村・スキップ広場)の施設や施設で実施するイベント等のさらなる充実を図るととも に、周辺観光施設との連携も図りながら、グリーンピアなかがわの活性化を目指します。 ▶ 魅力創造 基本目標2 五ケ山ダム水源地域の活性化 ⇒【大綱5基本施策1施策の概要5から反映】 H29年度末に予定している五ケ山ダムの完成に伴う水源地域の活性化を図るため、五ケ山ダム水源地域公園 等整備計画に基づき公園等を整備します。整備にあたっては、整備後の周辺観光資源との一体的な活用につ いて十分な検討を行い、観光振興につなげることを目指します。 ▶ 魅力創造 基本目標3 中ノ島公園等の活性化 観光施設としての集客力の向上と中山間地域の活性化を図るため、その拠点となる中ノ島公園の新たな活用 方法を検討し施設の活性化を目指します。また、来訪者が周辺の観光施設も快適に利用することができるよう、 南畑公園などの観光施設の環境整備を図ります。 ▶ 魅力創造 基本目標4 観光の魅力発信 町の魅力を積極的にPRし集客力を高めるため、町の戦略的なイメージづくりとマスコミ等を活用した積極的な情 報発信を進めます。また、既存観光施設や観光資源を活用したイベントの充実を図り、観光地としての魅力の向 上を図ります。 ▶ 魅力創造 基本目標5 農商工と連携した観光の推進 農産物等を活かした観光客の誘客につながる特産品開発や販路開発を推進するとともに、農業体験イベント等 を実施することで観光の推進と産業の活性化を目指します。また、町内の飲食店等においては町内産の農作物 の活用とPRを促進し、町が一体となった観光客へのおもてなし力の向上を目指します。 13 ▶ 魅力創造 基本目標6 町内の観光資源を活用した観光の推進 住民はもとより来訪者に町の魅力を満喫してもらうため、町の観光資源を有機的に結びつけた観光ルートの開発 を目指すとともに、町内の魅力的な観光スポット等を一元的に発信することのできる施設の整備を目指します。 計画指標 目標となる項目 観光ルートの開発 (年度) 検討開始年度 検討終了年度 27 29 14 施 策 大 綱 2 人 権 を 尊 重 し 、 学 び 、 輝 く ま ち づ く り 施策大綱 3.豊かなこころを育む 2.男女共同参画を推 進する 1.人権・同和教育と啓 発を推進する 基本施策 15 (4)文化・芸術活動の充実 (3)スポーツの推進 (2)社会教育の推進 (1)学校教育の推進 ⑤歴史・文化の継承 ①多様な学習機会の提供 ⑥文化財を活用したまちづくり の推進 ②施設の整備・充実 ②活動の機会の提供 ①活動の場の充実 ⑤活動団体の育成・支援と指 導者の育成 ⑥異文化理解の促進と国際感 覚豊かな人材の育成 ②地域の教育力の向上 ⑥安全・安心な学校給食の推 進 ②いじめ・不登校の解消 ②地域における女性の役員・ 職場における管理職への登用 促進 ②男女共同参画推進体制の 整備 ②生活相談等の充実・支援 ②学校における人権・同和教 育の推進 ⑦安徳台遺跡群及び安徳大 塚古墳の国指定 ③活動団体の育成・支援・連 携 ③スポーツ施設の整備 ③読書活動の推進 ⑦就園・就学の支援 ③コミュニティスクールの推進 ③組織体制の整備 基本目標 ⑤社会教育団体の育成・支 援・連携 ①家庭の教育力の向上 ⑨幼児教育のあり方再構築 ⑤特別支援教育の充実 ①教育内容の充実 ①相談体制の充実と支援 (3)性による人権侵害への支援 ①男女共同参画の啓発 (1)男女共同参画意識の向上 ①政策・方針決定過程への女 性参画の促進 ①人権相談の充実 (3)人権侵害への支援 (2)女性参画の推進 ①差別の実態把握 ①地域における人権・同和教 育と啓発の推進 (2)実態的差別の解消 (1)地域や学校における人権・ 同和教育と啓発の推進 施策の概要 ④ミリカローデン那珂川・図書 館の充実 ④ミリカローデン那珂川屋内 プールの充実 ④青少年の健全育成 ⑧福岡女子商業高等学校の 学校法人化 ④施設の整備・充実 大綱2 人権を尊重し、学び、輝くまちづくり 大綱2 人権を尊重し、学び、輝くまちづくり 基本施策1 人権・同和教育と啓発を推進する 施策の概要(1)地域や学校における人権・同和教育と啓発を推進する 後期基本計画における主要な課題 課題 人権に対する理解と認識を深めるため、継続的な人権・同和教育と啓発が必要です。 同和問題をはじめとするあらゆる人権問題を解決するためには、住民1人ひとりが自分を大切にする とともに、他人の大切さを認めることのできる意識や意欲などが求められます。そして、人権の意義 や重要性について、知的理解にとどまらず、日常生活で行動として実践することが重要です。そのた め、地域や学校などあらゆる場において、人権・同和教育・啓発を行い、様々な人権問題について 認識を深めるとともに、差別を見抜き、差別をなくす実践力を高める必要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 地域における人権・同和教育と啓発の推進 各区公民館などで実施されている人権問題研修会や人権フェスタ、街頭啓発等の機会を通じてお互いを理解 しあい、尊重しあう人権意識の高揚を図ります。 ▶ 基本目標2 学校における人権・同和教育の推進 すべての学校で策定した教育計画に基づき、子どもの発達段階に応じた人権尊重の意識を高める教育を行い、 それぞれの人格や個性の違いをお互いに尊重し合い、自分の大切さとともに他人も大切にすることができる心の 育成と実践力の醸成に努めます。また、あらゆる研修の機会を通して教職員の人権意識を高め、人権・同和教 育の推進を図ります。 ▶ 基本目標3 組織体制の整備 人権尊重のまちづくりを協働により推進するため、学校や地域などで啓発に取り組む組織体制を整備します。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 住民意識アンケートにおい て、人権に係る必要度を高 める(点) 3.64 4.00 16 施策の概要(2)実態的差別の解消 後期基本計画における主要な課題 課題 実態的差別の解消に向けて、実態の把握や相談体制の充実など一層の取り組みが必要です。 同和問題の解決に向けて行政、地域、企業などが連携しながら主体的に取り組むことが重要です。 差別の実態を明らかにするとともに、生活相談等の体制や人権センター事業を充実させ、実態的 差別の解消を図る必要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 差別の実態把握 同和問題に関する町民意識調査、同和地区生活実態調査及び意識調査において、同和問題に対する偏見や 誤った認識が未だに存在しており、地区住民に対する差別意識の実態が明らかとなりました。このことから、今後 も引き続き、差別の実態把握に努めるとともに、同和問題の課題を明らかにし、課題解決へ向けた取り組みにつ いて調査・研究を行っていきます。 ▶ 基本目標2 生活相談等の充実・支援 同和地区生活実態調査の結果から地区住民の生活の厳しさがうかがわれ、就労をはじめとした生活の改善及 び向上に資するため、人権センターを拠点に関係機関・団体と連携を強化し、相談体制の充実を図ります。ま た、同和対策の推進を図るため、関係団体と情報を共有するとともに、その活動を支援します。なお、人権セン ター事業を推進し、利用者の拡大等に努めます。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 恵子児童館来館者数 (人/日) 57 66 施策の概要(3)人権侵害への支援 後期基本計画における主要な課題 課題 複雑で多様化する相談内容に対応するため、相談体制等の充実が必要です。 人権問題に関する相談は複雑で多様化していることから相談体制の充実が必要であり、また、住民 が相談しやすい体制を整えることが必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 人権相談の充実 人権に関する相談窓口は、施策ごとに設置されていることから、関係する部署が連携を図ることで、早期の問題 把握・解決につなげます。また、DVやハラスメントなど、さまざまな人権侵害さまざまな人権侵害の被害者に対す る支援体制を強化します。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) - - - 17 大綱2 人権を尊重し、学び、輝くまちづくり 基本施策2 男女共同参画を推進する 施策の概要(1)男女共同参画意識の向上 後期基本計画における主要な課題 課題 男女が個人として尊重され、平等に取り扱われるよう男女共同参画への意識づくりが必要です。 あらゆる分野において、男女がお互いの人権を尊重し、自らの個性と能力を活かし、社会に参画 するとともに家庭生活を両立させ、共に責任を担う社会を実現するため、意識啓発や社会環境 の整備が必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 男女共同参画の啓発 広報やホームページ等を通じての情報提供やパンフレット等の配布のほか、住民に対する講座や講演会を開催 して男女共同参画意識を高め、住民の意識改革を図ります。 ▶ 基本目標2 男女共同参画推進体制の整備 男女共同参画を推進する個人や団体のネットワーク活動を支援するため、男女共同参画推進センター「あいな か」を拠点として、関係機関と連携した推進体制づくりに取り組みます。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 男女共同参画講座定 員に対する参加率(%) 33 80 18 施策の概要(2)女性参画の推進 後期基本計画における主要な課題 課題 男女共同参画社会の実現を確かめ合い、推進していくための体制づくりが必要です。 固定的性別役割分業意識が未だ根強く残っており、政策や方針決定過程への女性の参画が依 然として少ないため、個性と能力が十分に発揮できる環境や体制の整備が必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 政策・方針決定過程への女性参画の促進 男女がともに政策・方針決定の場へ参画することができる社会を実現するため、関係機関と連携し、女性の積極 的な登用を促進します。 ▶ 基本目標2 地域における女性の役員・職場における管理職への登用促進 地域の諸団体における女性の役員登用が図られるように方針・決定過程の場に女性が参画する重要性につい て啓発を行います。また、女性職員の人材育成や能力開発、管理職登用につながる研修会等を行うとともに、 積極的に参画できる環境整備をすすめ、管理職への登用を促進します。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 監督職(係長職)以上に占 める女性の割合(%) 18.7 25 施策の概要(3)性による人権侵害への支援 後期基本計画における主要な課題 課題 性によるさまざまな人権侵害の解決に向けた相談や支援が必要です。 性による人権が尊重され、人権侵害のない社会を形成するため、被害を訴えやすい社会環境づ くりや人権侵害被害者に対する支援が必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 相談体制の充実と支援 性による人権侵害の根絶に向けて、相談体制の充実や関係機関との連携強化を図るとともに、人権尊重の精 神にもとづいた教育や意識啓発を進めます。人権侵害被害者に対しては、被害者の立場に立って必要な支援 を行います。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) デートDVの認知度(%) 43.6 60 19 大綱2 人権を尊重し、学び、輝くまちづくり 基本施策3 豊かなこころを育む 施策の概要(1)学校教育の推進 後期基本計画における主要な課題 課題 1人ひとりを大切にする個性に応じた教育が必要です。 確かな学力を備え、豊かな心と健やかな体を培い、生きる力を育むため、児童・生徒1人ひとりの個 性に応じた教育環境の充実が必要です。 課題 安全・安心な学校給食の提供及び食育の推進が必要です。 健康で心豊かなこどもを育成するために、徹底した衛生管理を行い、安全でおいしい学校給食の提 供が必要です。また、食に関する正しい理解と知識を深めるため、食育の一層の推進が必要です。 課題 安全かつ快適な施設等の整備が必要です。 小中学校の施設の多くは、老朽化が進んでいることから、児童生徒に安全で快適な学習環境を提 供するため、計画的な施設の整備が必要です。 課題 高校教育を取り巻く環境が変化しており、福岡女子商業高等学校の運営主体の見直しが必要で す。 高校教育を取り巻く環境としては、少子化の進展により生徒確保の困難性がある、特待生制度・系 列校化などを進めている私立高校と対等に生徒確保を行うことに困難性がある、全国的にも商業 科が減少し普通科が増加している、校舎が老朽化しており施設改修に多額の経費が必要である、 教職員体制の充実・学科見直しなどに多額の経費が必要になる、といった課題があります。これら の課題を解決するため、H26年10月に策定した「那珂川町立福岡女子商業高等学校のあり方につ いて(時期変更後)」に基づき、管理運営等を学校法人へ移管するため、移管に向けた取り組みを 進めていく必要があります。 課題 社会情勢の変化や住民ニーズに対応した幼児教育環境の充実が必要です。 少子化の進展や社会情勢が変化する中で幼児教育に対するニーズも多様化していることから、幼 児教育のあり方を再構築することが必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 教育内容の充実 子どもたちが、学力の基本となる基礎的な知識や技能を習得し活用できるよう、きめ細やかな学習指導体制を 確保するとともに、英語教育の推進及びICTを活用した教育の充実を図ります。また、学校図書を充実することに より子どもたちの豊かな感性や想像力を伸ばすとともに、道徳の時間を中心に教育活動全体を通して道徳的実 践力や規範意識を高めることができるよう、道徳性を養う心の教育の充実に努めます。さらに、子どもたちの基礎 的な体力を向上させるために、体力づくりを進めるとともに、運動に親しむ環境を整えます。 ▶ 基本目標2 いじめ・不登校の解消 いじめ・不登校を解消するため、不登校等専任教員などによってきめ細やかな生徒指導を行うとともに、関係機 関との連携を強化するなど、支援体制の充実を図ります。 20 ▶ 基本目標3 コミュニティスクールの推進 保護者や地域の意思を取り入れ、地域に開かれた学校運営を行うため、全小中学校に学校運営協議会を設置 し、学校・地域・家庭・行政が児童・生徒の健全育成を目指し責任を分かちあい、子どもたちを中心にした関係者 の連携を通して、確かな学力や豊かな人間性を育むとともに、規範意識、自尊感情や郷土愛の醸成を図り、地 域の創意工夫を活かした特色ある学校づくりを推進します。 ▶ 基本目標4 施設の整備・充実 学校は児童生徒が安全に安心して過ごすことのできる学びの場であり、また地域においては防災上の拠点でもあ ることから、老朽化が進んでいる校舎等の計画的な改修を進めながら、整備・充実を図ります。 ▶ 基本目標5 特別支援教育の充実 特別な支援を必要とする児童・生徒は年々増加傾向にあり、指導方法及び相談内容等は専門的かつ複雑化し ているため、専門の職員を配置し児童・生徒の実態を早期に把握し、学校及び保護者に対して適切な支援を行 います。また、関係部署との連携を図ることで情報の共有化を行い一貫した支援を図ります。 ▶ 魅力創造 基本目標6 安全・安心な学校給食の推進 子どもたちに安全で安心な学校給食を提供するため、効率的かつ衛生的な管理を進めるとともに、食物アレル ギーを有する子どもたちへの対応、食育・地産地消の推進、給食指導の工夫・改善などに努めます。また、健や かな心身の育成に必要な栄養バランスの取れた食事方法や食に関する正しい知識と理解を深める学習に努め ます。保護者へも様々な機会を捉え、食育の啓発を行います。 ▶ 基本目標7 就園・就学の支援 経済的な理由により就園・就学が困難な家庭に対して奨学金等の支援を行うことにより、社会に有為な人材の 育成を行うとともに、教育の機会均等に努めます。 ▶ 基本目標8 福岡女子商業高等学校の学校法人化 「那珂川町立福岡女子商業高等学校のあり方について(時期変更後)」に基づき、平成29年4月を目標に学校 法人へ移管するため、関係機関等と協議・調整しながら、移管に向けて取り組みを進めます。 ▶ 基本目標9 幼児教育のあり方再構築 幼児1人ひとりの発達段階や本町の実情に応じた幼児教育が提供できる体制を構築するとともに、さまざまな体 験を通じて豊かな感性を育み、基本的な生活習慣や態度の指導に努めます。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 全国学力・学習状況調 査結果(小学生) 105.5 108 全国学力・学習状況調 査結果(中学生) 101.75 105 21 施策の概要(2)社会教育の推進 後期基本計画における主要な課題 課題 将来を担う青少年を家庭と地域で支え合い、心豊かにたくましく健やかに成長できる環境づくりが必 要です。 青少年が心豊かにたくましく健やかに成長するためには、家庭での教育を充実させることはもちろん ですが、地域における取り組みも欠かすことはできません。家庭と地域が共に協力して育成していく ことが必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 家庭の教育力の向上 子どもたちの健やかな心身を育むためには、基本的な生活習慣の形成など家庭での教育が最も大切であること から、家庭教育の大切さを学び実践し保護者間の情報共有・意見交換の場を提供する家庭教育学級や乳幼 児学級の充実を図ります。また、学校と社会教育団体との連携した取り組みである親講座の継続的な実施をは じめ、保護者への家庭教育に関する学習機会の充実に努め、総じて家庭の教育力の向上を図ります。 ▶ 基本目標2 地域の教育力の向上 子どもたちの豊かな人間性や社会性を育むためには、地域における異世代間の交流や体験活動などが重要で あることから、アンビシャス広場や通学合宿、土曜日学校開放事業などの充実を図り、子どもたちの地域での居 場所づくりを推進します。また、併せて、子ども会活動や公民館活動など地域での交流活動を支援し、総じて地 域の教育力の向上を図ります。 ▶ 基本目標3 読書活動の推進 子どもの読書活動は、言葉を学び感性を磨き、表現力や創造力を豊かにし、生きる力を身に付けるうえで重要で あるため、子ども読書活動推進計画を推進し、読書活動の啓発とともに、子どもたちが本に触れる機会の充実を 図り、読書活動を推進します。 ▶ 基本目標4 青少年の健全育成 青少年を取り巻く環境は複雑・多様化していることから、青少年指導員をはじめ警察や学校、さまざまな団体で 構成する青少年育成町民会議などと連携し、地域で一体となって青少年の健全育成を図ります。また、インター ネット社会に対応できる青少年のモラルの向上に努めます。 ▶ 基本目標5 社会教育団体の育成・支援・連携 社会教育を推進するうえで、社会教育関係団体の果たす役割は極めて大きいため、今後も連携を強化するとと もに、活動の支援及び団体の育成を促進します。 ▶ 基本目標6 異文化理解の促進と国際感覚豊かな人材の育成 多様化する国際社会において、次代を担う子どもたちをはじめ住民のグローバルな視点や価値観を養うため、住 民や団体等の草の根的な文化・スポーツなどの交流活動や国際理解の促進に向けた活動を支援するとともに、 海外都市との友好関係の構築について検討を進め、住民や団体等への幅広い国際交流機会の提供につなげ ます。また、学校教育においても外国語教育を推進し基礎的学力の向上を図ることで、併せて国際感覚豊かな 人材の育成を目指します。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) アンビシャス広場開設 数(箇所) 3 5 22 施策の概要(3)スポーツの推進 後期基本計画における主要な課題 課題 幅広く住民がスポーツ活動を通した健康増進・住民交流を行えるための環境づくりが必要です。 住民が生涯を通して気軽にスポーツやレクリエーションを楽しみ、交流し、健康増進や体力の向上 が図られるよう、スポーツ施設の整備充実及びスポーツ活動への参加機会の充実が必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 活動の場の充実 住民のスポーツニーズに応えるため、社会体育施設や学校体育施設を開放するとともに、利用者が安心してス ポーツ活動に取り組めるよう施設の機能維持・更新、充実を図ります。また、体育施設の管理・運営の効率化を 図るため、指定管理者制度の導入を進めます。 ▶ 基本目標2 活動の機会の提供 スポーツフェスタ・なかがわをはじめとしたスポーツ大会や教室等の充実を図るとともに、これらの情報を積極的 に提供し、住民がスポーツに触れる機会を提供します。 ▶ 基本目標3 スポーツ施設の整備 住民のスポーツ・レクリエーションの拠点として、また住民の健康増進はもちろんのこと、競技スポーツのレベル向 上と広域スポーツ交流の場の充実を図るため、既存施設の維持・補修を行いつつ、本町に相応しい新たなス ポーツ施設の整備を計画的に進めます。 ▶ 基本目標4 ミリカローデン那珂川屋内プールの充実 ミリカローデン那珂川屋内プールは指定管理者のもと多種多様なプログラムが開催されており、町内外を問わず 多くの方が利用しています。今後も、指定管理者と連携を図りながら、利用者が安全かつ快適に利用できるよう ミリカローデン那珂川屋内プールの充実に取り組みます。 ▶ 基本目標5 活動団体の育成・支援と指導者の育成 地域における住民の主体的なスポーツ活動を促進・定着させるため、体育協会をはじめとした団体等の育成や 支援などに努めるとともに、スポーツ推進委員などの人材の育成に取り組みます。また、スポーツは、子どもたち にとってマナーや協調性、社会性などを養うことのできる貴重な活動の場であり、人生の大切な基盤づくりの場で あることから、活動団体の支援を通してさらなるスポーツの推進を図ります。 計画指標 目標となる項目 検討目標年 度 導入目標年 度 体育施設への指定管理者 制度の導入(年度) 27 29 23 施策の概要(4)文化・芸術活動の充実 後期基本計画における主要な課題 課題 住民の生涯学習活動の更なる拡大が必要です。 住民1人ひとりが個性と能力を伸ばし、生きがいのある充実した人生を送れるよう、生涯学習活動を 拡大させていくことが必要です。 課題 伝統芸能や郷土の歴史の保存、継承が必要です。 郷土の歴史を理解するうえで、貴重な財産となる郷土の歴史文化遺産や伝統芸能などを適切に 保存伝承し、後世に残す取り組みが必要です。 課題 文化財啓発事業の充実とまちづくりへの活用が必要です。 文化財を地域の貴重な資源として活用してくため、各種講座などを通して郷土の歴史文化に関す る学習機会の充実を図るとともに、関係団体と連携して、まちの魅力として発信することが必要で す。 課題 安徳台遺跡群及び安徳大塚古墳の国指定に向けた取り組みが必要です。 歴史的価値の高い安徳台遺跡群及び安徳大塚古墳を後世まで保存するため、国の史跡として指 定を受けるための取り組みが必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 多様な学習機会の提供 多様化する住民の学習ニーズに対応するため、高砂大学や学校施設での町民聴講生制度などの周知徹底、 施設開放による利用者の拡大促進など多様な学習機会の提供に取り組みます。 ▶ 基本目標2 施設の整備・充実 住民の主体的な学習環境を整えるため、生涯学習施設等の適切な管理を行うとともに、整備・改修を計画的に 進めます。 ▶ 基本目標3 活動団体の育成・支援・連携 文化協会を中心とした文化・芸術活動団体の主体的な文化・芸術活動を支援するとともに、連携を強化します。 また、一層の文化・芸術活動の活性化を図るため、団体の育成にも取り組みます。 ▶ 基本目標4 ミリカローデン那珂川・図書館の充実 ミリカローデン那珂川は指定管理者のもと多種多様なサークル活動、イベントが開催されており、町内外を問わ ず多くの方が利用しています。今後も指定管理者と連携を図りながら、利用者が安全かつ快適に利用できるよう ミリカローデン那珂川の充実に取り組みます。また、図書館においては、多様な住民ニーズに応えるための選書 や蔵書の充実を図り、特色ある図書館の運営を目指すとともに、快適な読書活動が行えるよう施設の維持・改 善に努めます。なお、住民の広域的な図書館利用を促進するため、福岡都市圏の図書館との連携・協力を推 進します。 ▶ 基本目標5 歴史・文化の継承 岩戸神楽をはじめとした各地域に伝承されてきた伝統芸能や郷土の歴史を次世代に保存・継承していくため、 調査、記録保存を進めるとともに、関係団体との連携の充実に努めます。 24 ▶ 魅力創造 基本目標6 文化財を活用したまちづくりの推進 文化財を地域の貴重な資源としてとらえ、体験学習や歴史講座、歴史講演会、文化財展示会を通して、郷土の 歴史文化に関する学習機会の拡充を図るとともに、関係団体の協力を得ながら文化財の展示や史跡案内を実 施するなど文化財を活用したまちづくりを推進します。 ▶ 基本目標7 安徳台遺跡群及び安徳大塚古墳の国指定 歴史的価値の高い安徳台遺跡群及び安徳大塚古墳を国の史跡として指定を受けるために、関係機関等と調整 を図りながら、その実現に向けて整備を進めて行きます。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 高砂大学受講者数 (人) 209 250 歴史講演会の実施 (回/年) 6 7 25 ④交通安全施設の整備 ④南畑地域活性化への支援 大綱3 人と人とのつながり、コミュニティを大切にするまちづくり 基本施策1 協働のまちづくりを推進する 住民参画人口の増加が必要です。 ③交通安全対策の充実 ③災害時の情報伝達手段の 確立・周知 後期基本計画における主要な課題 ③区公民館改修等の支援 課題 ③人事評価制度の導入・活用 施策の概要(1)住民参画の推進 ②区(自治会)・区公民館活動 の支援 ②職員のまちづくりへの参画推 進 ②ボランティア団体等の育成・ 支援 ②浸水対策の充実強化 ②消費生活相談の充実 協働のパートナーの裾野の拡大が必要です。 ②自主防災組織の充実 課題 基本目標 まちづくりに住民参画の手法を効果的に取り入れるためには、多様な年齢層、考えを持った人に参 画してもらうことが必要です。そのためにも、将来を担う若い世代の参画は重要なため、若い人たち が参加してみたくなるような方法・機会の提供とそのためのPRについて検討をする必要があります。 ①河川等の安全性向上 ①防災意識の啓発強化 ①常備消防体制の充実 ①町立公民館の活性化 ①地域コミュニティの充実 基本目標1 住民参画機会の拡大 ①住民参画機会の拡大 ▶ ②防犯設備の充実 基本目標 ②消防団の充実 ボランティア団体やNPOなどは大切な協働のパートナーです。現在のパートナーのサポートはもちろ ん、新たなパートナーの育成を図るためにも、まずは住民に活動内容等を知ってもらうための広報を 強化し、徐々に裾野を広げていく必要があります。 ①消費者意識の啓発 基本目標2 ボランティア団体等の育成・支援 ①防犯体制の充実 ▶ ①職員力の維持向上 住民が「参加してみたくなる」ような、住民参画手法やわかりやすく情報提供する方法の検討を行い、まずは住民 がまちづくりに気軽に関わることのできる機会の拡大を図ることで、町政への参画人口の増加を目指します。ま た、祭りなかがわや町民文化祭をはじめとした、町の活性化に向けた住民主体の取り組みを支援し協働のまちづ くりのさらなる推進を図ります。 (1)災害に対する基盤整備 4.安全に暮らすための 基盤を整備する 4/年 (4)消費者保護の推進 (3)防犯・交通安全対策の充実 (2)防災体制の充実・強化 (1)消防体制の充実 (1)地域コミュニティの活性化 (2)町立公民館活動の充実 3.安全な生活を確保 するための体制をつくる ― 目標値 2.地域に根ざした特 色あるコミュニティを形 成する 基準値 (H25) 施 策 コ大 ミ綱 ュ3 ニ テ人 ィと を人 大と 切の につ すな るが まり ち、 づ く り 施策大綱 基本施策 ボランティア支援センター の新規登録団体(団体/ 年) (2)まちづくりの一員として地域 活動に参画する職員づくり 目標となる項目 1.協働のまちづくりを 推進する (1)住民参画の推進 目標指標 施策の概要 ボランティア団体やNPOなど、自主的・自発的に活動する団体を積極的にサポートし、協働のパートナーの育成 を図ります。また、講座の充実やボランティア団体が行う体験講座の支援によりボランティアをやってみたい人の 発掘・育成にも継続して取り組みを進め、「協働のまちづくり」担い手となる参画人口の増加を目指します。そのた めにも、活動団体や活動内容のPRを強化し多くの住民に周知するとともに、さまざまな住民ニーズに対応できる よう、職員も資質の向上に努めます。 26 大綱3 人と人とのつながり、コミュニティを大切にするまちづくり 基本施策1 協働のまちづくりを推進する 施策の概要(1)住民参画の推進 後期基本計画における主要な課題 課題 住民参画人口の増加が必要です。 まちづくりに住民参画の手法を効果的に取り入れるためには、多様な年齢層、考えを持った人に参 画してもらうことが必要です。そのためにも、将来を担う若い世代の参画は重要なため、若い人たち が参加してみたくなるような方法・機会の提供とそのためのPRについて検討をする必要があります。 課題 協働のパートナーの裾野の拡大が必要です。 ボランティア団体やNPOなどは大切な協働のパートナーです。現在のパートナーのサポートはもちろ ん、新たなパートナーの育成を図るためにも、まずは住民に活動内容等を知ってもらうための広報を 強化し、徐々に裾野を広げていく必要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 住民参画機会の拡大 住民が「参加してみたくなる」ような、住民参画手法やわかりやすく情報提供する方法の検討を行い、まずは住民 がまちづくりに気軽に関わることのできる機会の拡大を図ることで、町政への参画人口の増加を目指します。ま た、祭りなかがわや町民文化祭をはじめとした、町の活性化に向けた住民主体の取り組みを支援し協働のまちづ くりのさらなる推進を図ります。 ▶ 基本目標2 ボランティア団体等の育成・支援 ボランティア団体やNPOなど、自主的・自発的に活動する団体を積極的にサポートし、協働のパートナーの育成 を図ります。また、講座の充実やボランティア団体が行う体験講座の支援によりボランティアをやってみたい人の 発掘・育成にも継続して取り組みを進め、「協働のまちづくり」担い手となる参画人口の増加を目指します。そのた めにも、活動団体や活動内容のPRを強化し多くの住民に周知するとともに、さまざまな住民ニーズに対応できる よう、職員も資質の向上に努めます。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 ボランティア支援センター の新規登録団体(団体/ 年) ― 4/年 27 施策の概要(2)まちづくりの一員として地域活動に参画する職員づくり 後期基本計画における主要な課題 課題 職員のまちづくりに向けての意識改革が必要です。 研修等を通した職員の資質向上は当然のことですが、今後のまちづくりの基盤として住民と町の「協 働」を掲げている本町にとっては、主体的にまちづくりに関わりを持とうとする職員の意識面の改革が 必要です。また、意識の高揚を事業化に結び付ける機会を提供し、職員の発想力及び施策形成能 力を向上させるために、所属の枠にとらわれることなく職員が提案できる制度を検討する必要があり ます。 課題 職員の資質の向上が必要です。 住民ニーズが複雑化・高度化するとともに、地方分権、地方創生など創意工夫のあるまちづくりが 求められるなか、住民の期待や信頼に応えることのできる職員が必要とされています。現在、能力 評価と業績評価の総合的な評価を行う人事評価制度を試行していますが、制度の本格導入に向 けては、職員の人材育成とやる気を向上させるための評価手法や活用方法について慎重に検討を 行う必要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 職員力の維持向上 複雑化・高度化する住民ニーズに対応するため、採用時においては面接試験の重視や、民間での技術・経験を 有した人物など幅広い人材の確保に努めるとともに、育成においては、研修機会・内容の充実はもとより、職員提 案制度の充実により職員の発想力及び施策形成能力の向上を図ることで、総合的にまちづくりに対する職員力 のさらなる向上を目指します。 ▶ 基本目標2 職員のまちづくりへの参画推進 協働のまちづくりの実現に向けて、職員により一層ボランティア活動や地域活動に積極的に参加するよう促し、居 住地に関わりなく、主体的にまちづくりに関わる意識を持った職員の育成に努めます。 ▶ 基本目標3 人事評価制度の導入・活用 住民ニーズの複雑化・高度化とともに特色のあるまちづくりが求められるなか、より一層住民の期待や信頼に応え ることのできる人材の育成を図るため、目標管理と業績に応じた評価を行う人事評価制度を本格的に導入し、 人材育成の実効性を高めるとともに、職員のさらなる資質の向上を目指します。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 仕事以外で何らかの地域 貢献活動に参画する職員 の割合(%) ― 100 28 大綱3 人と人とのつながり、コミュニティを大切にするまちづくり 基本施策2 地域に根ざした特色あるコミュニティを形成する 施策の概要(1)地域コミュニティの活性化 後期基本計画における主要な課題 課題1 地域コミュニティの充実が必要です。 地域コミュニティの再構築に向けては、今後も地域の意向を踏まえながら必要に応じて検討を行う 必要があります。また、区(自治会)や区公民館の活動の充実は、良好なコミュニティの形成・運営 に直結する問題であることから、地域の意向や住民意識アンケートの結果等を踏まえ、住民満足度 が向上する取り組みを行っていく必要があります。 課題2 基礎的なコミュニティづくりを充実するための支援が必要です。 区(自治会)や公民館活動は、住民同士のつながりを形成する最も身近な場であるため、活動の充 実・活性化に向けた取り組みを支援する必要があります。また、区公民館の改修等をはじめとした、 地域コミュニティづくりの拠点の整備についても、あわせて支援を強化する必要があります。 課題3 南畑地域の活性化に向けた継続的な支援が必要です。 南畑地域の抱える高齢化による後継者不足などの人口減少に対応するため、地域が一体となって 行う南畑地域を活性化するための取り組みを継続して支援し地域の課題解決を図るとともに、南畑 地域の活性化を地域の力で持続できる仕組みを構築する必要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 地域コミュニティの充実 地域コミュニティの再構築に向けては、今後も地域の意向を踏まえながら必要に応じた検討を行います。区(自 治会)や区公民館活動の充実は、住民にとって最も基礎的かつ身近なコミュニティの形成に直結する問題であ ることから、全地域で共通の課題や地域毎の課題を整理しながら、直面する課題の解決に向け連携した取り組 みを進めることで地域コミュニティの充実を図ります。 ▶ 基本目標2 区(自治会)・区公民館活動の支援 区(自治会)や区公民館活動は、住民同士のつながりを形成するうえでのきっかけづくりの場であり、地域コミュニ ティの担い手、また協働のまちづくりを推進する人材を発掘するうえでの核となる活動であるため、ひとりでも多く の人が気軽に参加できる場づくり・人づくりなど、地域の連帯を深めコミュニティの充実を図ることを目的とした区 長会や区公民館連絡協議会の連携した取り組みを支援します。 ▶ 基本目標3 区公民館改修等の支援 区公民館は、区(自治会)や隣組等の会議はもとより、文化祭や敬老会、さまざまなサークル活動や高齢者・子 育てサロン、行政による説明会が行われるほか、災害時における避難所など、地域コミュニティ形成のかけがえ のない場であるとともに、住民にとって最も身近でいつでも気軽に集うことのできる貴重なコミュニケーションの場 であるため、施設を安全・快適に利用できるよう区公民館の改修・新設などの地域コミュニティの拠点整備に向 けた支援の強化を図ります。 29 ▶ 魅力創造 基本目標4 南畑地域活性化への支援 本町の大きな魅力である豊かな自然環境が多く残されている南畑地域の魅力を創出し、交流人口ひいては定 住人口の増加を図るため、地域住民の主体的なコミュニティの維持・活性化に向けた取り組みを支援します。ま た、南畑地域の魅力を積極的に発信し町への交流人口を増加させることで、南畑地域ひいては町全体の活性 化に繫げます。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 住民意識アンケートにおける地 域コミュニティの満足度(点) 3.13 3.38 施策の概要(2)町立公民館活動の充実 後期基本計画における主要な課題 課題 町立公民館の活性化が必要です。 現状の町立公民館は自主講座の開催や施設の開放を行っていますが、本来の生涯学習や社会 教育活動の拠点として十分に活用されていない状況です。多様化する住民ニーズに応じた自主講 座の開催はもとより、既存の講座内容の見直しを図るとともに講座の実効性が高まるような人材を 育成・発掘することが必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 町立公民館の活性化 町立公民館の活性化を図るため、多様な住民ニーズに応じた自主講座の開催や、社会貢献活動に結びつける ことができる講座を充実するとともに、実効性が高く、充実した講座となるよう人材の育成・発掘に努めます。ま た、施設を安全・快適に利用してもらうための町立公民館の改修などと併せて生涯学習及び社会教育活動の活 性化を図ります。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 新たな自主講座数 (講座) - 5 30 大綱3 人と人とのつながり、コミュニティを大切にするまちづくり 基本施策3 安全な生活を確保するための体制をつくる 施策の概要(1)消防体制の充実 後期基本計画における主要な課題 課題 住民の暮らしを守る消防体制の維持・充実が必要です。 常備消防の効率化が求められるなか、住民の安全・安心な暮らしが脅かされることがないよう、効 果的な組織体制と充実した設備の運用が必要です。また、地域の消防力である消防団の活動を支 援し、消防体制の充実を図る必要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 常備消防体制の充実 住民の安全・安心な生活を守るため、常備消防体制の充実に向けて春日・大野城・那珂川消防本部と取り組み を進めていきます。 ▶ 基本目標2 消防団の充実 災害時における被害から住民の生命・身体・財産を守るため、平時からの多様な訓練や設備の充実を図るととも に、地域においても消防団活動への支援を通して団員の士気高揚を図りながら、団員の確保に繫げることで、消 防団活動の充実を図ります。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 消防団員数(人) 258 260 31 施策の概要(2)防災体制の充実・強化 後期基本計画における主要な課題 課題 住民の防災意識を高め、自助・共助による災害への対応を推進するとともに、住民への的確な情 報伝達手段の確立と周知の徹底が必要です。 風水害や震災などの災害に対する意識が高まるなか、住民の日頃からの防災意識の向上を図り、 災害時の被害の防止や軽減、住民同士の助け合いにつなげるとともに、災害に関する情報を迅速 かつ確実に伝達できる手段を確立し、住民へ周知徹底する必要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 防災意識の啓発強化 防災情報に関する広報活動や防災訓練の実施により、日頃から住民の防災意識の高揚を図るための啓発の強 化を図ります。 ▶ 基本目標2 自主防災組織の充実 災害時の地域での初動対応や災害時要援護者の避難などを円滑に進めることができるよう、各地域における自 主防災組織の育成を図ります。あわせて、補助金制度等の活用などにより、機材の配備など自主防災組織の機 能強化を図ります。 ▶ 基本目標3 災害時の情報伝達手段の確立・周知 災害時の通信手段として防災行政無線の効果的な活用や、県の「防災メールまもる君」の登録を促進するな ど、多様な情報伝達手段の構築を図るとともに、災害時に安全に避難ができるよう、避難場所や危険箇所など の周知徹底を図ります。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 防災メールまもる君 登録者数(人) 1,912 4,000 32 施策の概要(3)防犯・交通安全対策の充実 後期基本計画における主要な課題 課題 住民や関係機関・関係団体と連携協力し、犯罪や事故から身を守る環境づくりが必要です。 住民の日常的な暮らしを犯罪や交通事故から守るため、住民や警察署、交通安全協会、防犯組 合など地域が一体となって環境づくりに取り組む必要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 防犯体制の充実 住民の安全・安心な生活を守るため、春日警察署と連携し防犯体制の充実を図ります。また、交番新設に向け た要望・協議のほか、各地域で実施されている自主的なパトロールや児童生徒の登下校時の見守り活動を継続 して支援するとともに、広報活動等により活動の広がりを目指します。 ▶ 基本目標2 防犯設備の充実 全防犯灯のLED化を実施するとともに、行政区などによる防犯灯の設置を継続して支援するとともに、警察等と 協議しながら、必要に応じて防犯カメラの設置に取り組み、犯罪を防止・抑止する環境整備を図ります。 ▶ 基本目標3 交通安全対策の充実 交通事故を未然に防ぐため、警察や交通安全協会、交通安全指導員等と連携し交通安全運動や街頭啓発を はじめ、飲酒運転撲滅に向けた取り組みと併せて、住民の交通安全意識の高揚を図ります。 ▶ 基本目標4 交通安全施設の整備 ⇒【大綱5基本施策1施策の概要1から反映】 道路における事故を防止し、交通の安全性を高めるために必要なカーブミラーやガードレール、区画線の設置を 行います。また、県公安委員会に対し、必要に応じて信号機又は道路標識等の設置について要望・協議を行い ます。 計画指標 目標指標 目標となる項目 現在 導入目標年 度 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H27) 防犯灯のLED化 (年度) 検討中 28 「ゾーン30」 整備区域数(区域) 1 7 33 施策の概要(4)消費者保護の推進 ⇒【大綱1基本施策3施策の概要3から反映】 後期基本計画における主要な課題 課題 消費者意識の高揚と相談窓口の強化充実が必要です。 悪質商法等から住民生活を守るため、今後も多様な啓発活動による消費者意識の高揚を図るとと もに、複雑多様化する消費者問題に適切に対応できるよう、消費生活相談体制を強化充実させる 必要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 消費者意識の啓発 住民の消費生活を守るため、振込め詐欺、悪質商法、不当表示、商品の安全性などに関する消費者教育を充 実するとともに、広報やホームページ、街頭啓発など多様かつ効果的な啓発活動により消費者意識の高揚に努 めます。 ▶ 基本目標2 消費生活相談の充実 住民の消費生活における被害の防止を図るため、週3日(月・水・金)間の消費生活相談窓口を継続して開設し ます。また、複雑多様化する消費者問題に適切に対応するため、国民生活センターや県の消費生活センターな どの関係機関と連携し、相談員の資質の向上を図るとともに、消費生活相談の充実に努めます。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 年間消費生活相談件数 (回/年) 149 250 34 大綱3 人と人とのつながり、コミュニティを大切にするまちづくり 基本施策4 安全に暮らすための基盤を整備する 施策の概要(1)災害に対する基盤整備 後期基本計画における主要な課題 課題 住民の安全・安心な生活を守るため、災害に強い基盤整備が必要です。 近年多発するゲリラ豪雨等による災害から被害を未然に防止し、住民の安全・安心な災害に強い まちづくりには、河川の安全性の向上と浸水対策の充実の両面から災害に強い基盤を整備する必 要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 河川等の安全性向上 河川の氾濫や護岸の崩落など河川の安全性を高めるため、那珂川をはじめとした河川の改良工事等を実施し 災害の未然防止を図ります。また、河川やため池等の危険箇所の把握を行い、必要に応じて調査・改修計画を 策定し計画的な河川等の改修を図ります。 ▶ 基本目標2 浸水対策の充実強化 ⇒【大綱5基本施策2施策の概要4から反映】 浸水被害を未然に防止するために、雨水施設の適正な維持管理はもとより、雨水排除を目的とした浸水対策事 業の継続や必要に応じた雨水排水計画の見直しを行い浸水対策事業の充実強化を図ります。 計画指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 浸水対策改修計画 策定地区数(地区) 0 4 35 大綱4 活き活き暮らせる健やかなまちづくり ⑤ひとり親家庭等の自立促進 支援 基本施策1 住民の健やかな暮らしを支援する ⑤食育の推進 施策の概要(1)健康づくりの推進 ④経済的負担の軽減 住民自らが健康管理を行い、健康増進活動へ参加する環境づくりが必要です。 ④感染症対策の推進 課題 ③特定健診・保健指導の受診 推進 ③高齢者の健康増進の推進 ③相談体制の充実 ③権利擁護の充実 新たな感染症への対応と、予防接種の推進が必要です。 ③保健事業の充実 新型インフルエンザをはじめとする新たな感染症に対して、発生時の適切な対応と拡大予防のため の迅速な対応を行うことが必要です。 ②夜間・休日医療体制の充実 ②町営住宅の維持管理 ①国民年金の普及啓発 ①地域医療体制の充実 ①生活困窮者の自立支援体 制の充実 (4)国民年金制度の円滑な運営 (5)医療体制の充実 ②地域の支援活動の充実 ②関係機関との連携強化 あらゆる世代に対して、食の大切さについての普及啓発が必要です。 ②多様なサービスの実施 課題 ②介護サービスの充実 ①適正賦課及び収納率の向 上 ①収納率の向上 (2)介護保険制度の円滑な運営 (3)後期高齢者医療制度の円 滑な運営 ②保険料の納付推進 ②医療費の抑制 ①適正賦課及び収納率の向 上 (1)国民健康保険制度の円滑な 運営 ②権利擁護の充実 ①バリアフリーの充実 ②療育の推進 ①自立支援の充実 ②日常支援の充実 ①障がい者福祉サービスの総 合的な推進 ①在宅支援の充実 (3)安心の体制づくり ②就業機会の確保 ①生きがいづくりや社会参加の 促進 ②介護予防拠点の充実 ①介護予防の充実 ①保育施設の機能充実 ①地域福祉活動の推進 基本目標1 健康づくり支援体制の強化 (2)生きがいづくり・社会参加の 推進 ①家庭児童相談体制の充実 ①健康づくり支援体制の強化 基本目標 ②母子保健事業の充実 ②健康づくり意識の高揚 ②地域福祉活動の支援 食文化の継承や、健康づくりのための食の大切さについての正しい知識を普及するため、乳幼児期 から高齢期までの全てのライフステージに合わせた食育の推進活動が必要です。 ①子育て支援の総合的な推進 基本目標 ③就学前の子育て支援のあり 方検討 ③地域における子育て支援の 充実 全ての住民が生涯にわたって健康に暮らしていけるように、ライフスタイルに応じた健康管理や健康 増進活動を支援することが重要となっています。特に、健診受診の拡大による健康管理の促進、マ イヘルスプランを活用した健康づくり活動の拡大が必要です。 課題 ▶ 後期基本計画における主要な課題 施策大綱 (1)適正な福祉サービスの提供 (2)保育サービスの充実 (1)子育て家庭への支援 5.幸せな暮らしを支え る仕組みを充実する 3.高齢者が安心して 暮らせる環境を整備す る 基本目標4 感染症対策の推進 4.障がい者が安心し て暮らせる環境を整備 する 住民1人ひとりが健康で充実した生活をすごせるようにするため、母子保健や成人保健など世代または健康課 題に応じた適正な保健事業を実施するとともに、事業の実効性を高めるため、医療団体等との連携を強化しま す。 各種感染症の発生予防と拡大防止のため、予防接種に関する啓発を行うとともに、新型インフルエンザなどの 新種の感染症への適切な対応を図ります。 36 (6)生活保障の充実 (3)生活環境の充実 (2)社会参加の促進 (3)児童虐待の防止 (2)地域福祉の充実 (1)健康づくりの推進 基本目標3 保健事業の充実 2.子育て家庭を支える 仕組みを充実する ▶ 健康診査や健康教育、相談事業、広報・啓発活動などを実施し、住民が健康に対する正しい知識を持ちライフ スタイルに応じた健康づくりを推進するとともに、ステップ教室やイベントの開催等により、健康に対する興味・関 心を持ってもらい「自分の健康は自分で守る」という意識のさらなる高揚を目指します。 施 策 大 綱 4 活 き 活 き 暮 ら せ る 健 や か な ま ち づ く り 基本施策 ▶ 基本目標2 健康づくり意識の高揚 1.住民の健やかな暮 らしを支援する 施策の概要 ▶ (1)健康づくり・介護予防の推進 全ての住民が生涯にわたって、心身ともに健やかでいきいきと暮らすためには、社会全体で健康づくりを促進する ことが大切です。このため、保健・医療・福祉・教育の連携を深めるとともに、地域全体で健康づくりの輪を広げ、 住民が支え合う環境づくりを支援するとともに、都市公園や遊歩道を活用した健康づくりを提案します。 大綱4 活き活き暮らせる健やかなまちづくり 基本施策1 住民の健やかな暮らしを支援する 施策の概要(1)健康づくりの推進 後期基本計画における主要な課題 課題 住民自らが健康管理を行い、健康増進活動へ参加する環境づくりが必要です。 全ての住民が生涯にわたって健康に暮らしていけるように、ライフスタイルに応じた健康管理や健康 増進活動を支援することが重要となっています。特に、健診受診の拡大による健康管理の促進、マ イヘルスプランを活用した健康づくり活動の拡大が必要です。 課題 新たな感染症への対応と、予防接種の推進が必要です。 新型インフルエンザをはじめとする新たな感染症に対して、発生時の適切な対応と拡大予防のため の迅速な対応を行うことが必要です。 課題 あらゆる世代に対して、食の大切さについての普及啓発が必要です。 食文化の継承や、健康づくりのための食の大切さについての正しい知識を普及するため、乳幼児期 から高齢期までの全てのライフステージに合わせた食育の推進活動が必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 健康づくり支援体制の強化 全ての住民が生涯にわたって、心身ともに健やかでいきいきと暮らすためには、社会全体で健康づくりを促進する ことが大切です。このため、保健・医療・福祉・教育の連携を深めるとともに、地域全体で健康づくりの輪を広げ、 住民が支え合う環境づくりを支援するとともに、都市公園や遊歩道を活用した健康づくりを提案します。 ▶ 基本目標2 健康づくり意識の高揚 健康診査や健康教育、相談事業、広報・啓発活動などを実施し、住民が健康に対する正しい知識を持ちライフ スタイルに応じた健康づくりを推進するとともに、ステップ教室やイベントの開催等により、健康に対する興味・関 心を持ってもらい「自分の健康は自分で守る」という意識のさらなる高揚を目指します。 ▶ 基本目標3 保健事業の充実 住民1人ひとりが健康で充実した生活をすごせるようにするため、母子保健や成人保健など世代または健康課 題に応じた適正な保健事業を実施するとともに、事業の実効性を高めるため、医療団体等との連携を強化しま す。 ▶ 基本目標4 感染症対策の推進 各種感染症の発生予防と拡大防止のため、予防接種に関する啓発を行うとともに、新型インフルエンザなどの 新種の感染症への適切な対応を図ります。 37 ▶ 魅力創造 基本目標5 食育の推進 乳幼児期から高齢期まで、世代に応じた食生活に関する正しい知識の普及や地元食材の活用など食を通した 実践的な健康づくりを推進するため、食生活改善推進会を中心として親子料理教室や男性料理教室、離乳食 教室などを継続して実施するとともに、地域や団体等との連携・交流をより一層図ります。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 健康づくりに取り組んで いる人の割合(%) - 80 定期的な健診受診率 (%) 65.9% 75% 施策の概要(2)地域福祉の充実 後期基本計画における主要な課題 課題 住民がお互いに支え合う福祉に対する意識をもったまちづくりが必要です。 誰もが地域で支え合いながら安心して暮らすことができるように、地域福祉を推進する社会福祉協 議会の充実、住民等による福祉活動の促進が必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 地域福祉活動の推進 子どもから高齢者、障がいのある人など地域に住む人が、いきいきと安心して暮らせる地域づくりを進めるため に、地域住民・行政・社会福祉協議会、福祉サービス事業者、NPO、ボランティア団体などが役割を明確にしな がら連携し、地域福祉活動の推進を図ります。 ▶ 基本目標2 地域福祉活動の支援 地域福祉の中核を担う社会福祉協議会が実施している、身近な地域で人と人とのつながりをつくり、「支え合う」 地域づくりを目的とした福祉ネットワーク推進地区支援事業や、地域活動を支えるボランティアの育成・支援など 地域のニーズに応じた地域福祉活動の支援を図ります。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) - - - 38 大綱4 活き活き暮らせる健やかなまちづくり 基本施策2 子育て家庭を支える仕組みを充実する 施策の概要(1)子育て家庭への支援 後期基本計画における主要な課題 課題 多様な子育て支援のニーズに対応できる支援環境づくりが必要です。 子育て環境の充実は、安定した定住環境を維持していくうえで重要な取り組みです。多様化してい る子育てニーズに対応するため、幅広い支援環境づくりが必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 子育て支援の総合的な推進 将来を担う子どもたちが、健やかに生まれ育つことができるよう、子育てを社会全体で支援するとともに、子どもを 産み、育てることへの喜びを実感できる家庭と社会の実現を目指すため、第二次次世代育成支援地域行動計 画に基づき、子育て支援の総合的な推進を図ります。 ▶ 基本目標2 母子保健事業の充実 母子の健康を守る妊婦健康診査・乳幼児健康診査、家庭訪問、子育てに関する相談など、妊婦中から子育て の時期にわたる支援を充実させ、病気や親の育児不安を早期に発見して乳幼児の健やかな成長につなげる取 り組みを推進します。 ▶ 基本目標3 地域における子育て支援の充実 子育ての不安を解消し、安心して子育てができるように、ふれあいこども館及び児童館を核とし、町立公民館や 各区公民館等と連携し、多彩なイベント・プログラムを実施するとともに、子育て支援団体などが活動できる場の 提供や人材育成などを行い、地域における子育て支援環境の充実を図ります。 ▶ 基本目標4 経済的負担の軽減 子育て家庭の生活の安定及び子どもの健全な育成を図るため、児童手当、児童扶養手当、特別児童扶養手 当などの支給、こども医療の一部無料化などによって、子育て家庭への経済的負担を軽減します。 ▶ 基本目標5 ひとり親家庭等の自立促進支援 ひとり親家庭等の生活を安定させるため、自立促進に向けた子育て・生活支援等の総合的な支援を進めていき ます。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) ふれあいこども館利用 者数(人) - 65,000 39 施策の概要(2)保育サービスの充実 後期基本計画における主要な課題 課題 多様な保育ニーズに応じた適切な保育施設の整備・充実が必要です。 核家族化や共働き家庭の増加に伴い、保育施設へのニーズは一層高まっていますが、現在の待 機児童や将来的な要保育児童数に配慮した適切な整備・充実が必要です。また、子どもの健やか な育成を図るため、施設の整備・充実とともに保育内容の充実及び保育の質の向上にも取り組む 必要があります。 課題 子育てに伴う負担を軽減する保育サービスが必要です。 子育て環境の充実は、安定した定住環境を維持していくうえで重要な取り組みです。多様化する就 労形態、保護者のニーズに対応するため、病児・病後児保育、ファミリーサポートセンター事業など による様々な支援体制の形成が必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 保育施設の機能充実 多岐にわたる保育ニーズに対して、柔軟な運営と独自性を展開すべく、待機児童の解消と将来的な要保育児 童数に適した認可保育所及び学童保育所の整備・充実を図ります。また、保育内容の充実、質の向上に向け て、保育士等職員の研修の充実に努めます。 ▶ 基本目標2 多様なサービスの実施 多様化する就労形態や保護者のニーズを的確に把握し、子育てに伴う負担感を軽減するため、病中または病 気回復期の子どもを預かる病児・病後児保育や自宅で子どもを預かってもらうファミリーサポートセンター事業な ど、利用者の立場に立った保育サービスを提供します。 ▶ 基本目標3 就学前の子育て支援のあり方検討 子育て支援を取り巻く状況が変化している中で、本町の実情に応じた就学前の子育て支援のあり方について検 討します。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 認可保育所待機児童数 (人・各年4月1日現在) 0 0 40 施策の概要(3)児童虐待の防止 後期基本計画における主要な課題 課題 児童虐待の早期発見・早期対応が必要です。 家庭や地域の子育て機能が低下する中で、児童虐待が増加傾向にあることから、児童虐待防止に 向け、的確な対応を推進するため、相談体制を充実するとともに、関係機関との連携を強化するこ とが必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 家庭児童相談体制の充実 専門の相談員を配置し、家庭の問題や児童の養育に関する相談に応じた、相談者の不安の解消や問題の解決 に努めるなど相談しやすい環境づくりを図ります。 ▶ 基本目標2 関係機関との連携強化 児童相談所、保育所、幼稚園、学校、民生委員児童委員など関係機関で構成する要保護児童対策地域協議 会を通じた取り組みにより、虐待の早期発見と虐待事案に対する適切な対応に結びつけます。また、虐待事案に 対しては、ケース会議を通して多面的、組織的に対応するなど、関係機関と連携を図りながら継続的な援助・支 援を行います。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 児童家庭相談件数 (件/年) 48 60 41 大綱4 活き活き暮らせる健やかなまちづくり 基本施策3 高齢者が安心して暮らせる環境を整備する 施策の概要(1)健康づくり・介護予防の推進 後期基本計画における主要な課題 課題 いつまでも健やかに生活するため、健康づくりや介護予防の推進が必要です。 高齢化が急速に進むなか、介護サービス量も増加することが予想されます。高齢者の健康増進な どを目的とした介護予防事業により、高齢者が要支援・要介護状態にならないように予防することが 必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 介護予防の充実 高齢者が自ら介護予防を実践できるよう、一般介護予防事業や介護サポーター活動支援事業などの充実を図 ります。 ▶ 基本目標2 介護予防拠点の充実 住民主体による介護予防の取り組みを進めるためには、地域において誰もが気軽に利用できる場の確保が必要 であるため、公民館等の既存施設を有効活用するなど介護予防拠点の充実を図ります。 ▶ 基本目標3 高齢者の健康増進の推進 生活習慣の改善、心身の機能向上や健康に対する意識の高揚を図るため、高齢者が自らの意思で参加できる ような取り組みを推進します。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 介護サポーター登録者 数(人) 63 150 42 施策の概要(2)生きがいづくり・社会参加の推進 後期基本計画における主要な課題 課題 高齢者が生きがいをもって生活ができる社会参加の機会づくりが必要です。 高齢者一人ひとりが生きがいをもって、地域の中でいきいきと自立した生活を送っていくために、自 身の経験や能力などを活かし、幅広く社会参加できる機会づくりが必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 生きがいづくりや社会参加の促進 高齢者が自らの知識や経験、技術、能力を活かして生涯学習や地域活動、ボランティア活動等、高齢者の積 極的な社会参加を推進し、高齢者が地域で生きがいを持って生活できる環境の構築を目指します。 ▶ 基本目標2 就業機会の確保 高齢者の雇用促進、技能習得、就業機会のさらなる創出を目的としたシルバー人材センターの運営支援と活用 推進を行い高齢者の就業機会を確保します。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) シルバー人材センター 会員数(人) 433 545 43 施策の概要(3)安心の体制づくり 後期基本計画における主要な課題 課題 地域が一体となって高齢者を支える環境づくりが必要です。 高齢者の日常的な暮らしを支えるため、地域社会の連帯感に基づく支え合いの関係づくりを進める ことが必要です。 課題 個人の尊厳が尊重され、安心して暮らせる仕組みづくりが必要です。 高齢者の尊厳を守り、判断能力が衰えても地域で安心して生活できるよう、成年後見制度の利用 促進など高齢者の権利を擁護する仕組みづくりが必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 在宅支援の充実 高齢者が住み慣れた地域で、いつまでも安心して自立した生活を送っていくために、配食サービス事業等の生 活支援や介護サポーター活動支援事業等の介護予防が必要になった時など、1人ひとりにあったサービスを受 けることができる地域包括ケアシステムの構築に努めます。 ▶ 基本目標2 地域の支援活動の充実 社会から孤立するひとり暮らし等の高齢者に対する孤立死防止対策や認知症対策が急務となっていることから、 地域で高齢者を支え合う体制の構築や認知症への理解促進や地域での見守り活動の充実を図るため認知症 サポーターの普及に努めます。 ▶ 基本目標3 権利擁護の充実 判断能力が不十分な人を保護し、支援するための成年後見制度や社会福祉協議会と連携した日常生活自立 支援事業の利用促進を行うことで高齢者の権利擁護の充実を図ります。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 認知症サポーター数 (人) 705 1,500 44 大綱4 活き活き暮らせる健やかなまちづくり 基本施策4 障がい者が安心して暮らせる環境を整備する 施策の概要(1)適正な福祉サービスの提供 後期基本計画における主要な課題 課題 障がいのある人が地域社会の中で自立して生活できるよう、各種福祉サービス等の適正な提供が 必要です。 障がいのある人が自立して生活できるよう、障がいのある人とその家庭の生活に関する相談や各種 福祉サービスの提供や生活に関する支援が必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 障がい者福祉サービスの総合的な推進 障がいのある人1人ひとりの生き方を大切にし、自分らしい生活を送ることができるよう、障がい福祉計画をはじめ とする障がい者福祉サービスに関連した各種計画に基づき、保健・福祉・教育・雇用・まちづくりなど関係機関・ 団体との協働により障がい者福祉サービスの総合的な推進を図ります。 ▶ 基本目標2 日常支援の充実 現状のサービス必要量、ニーズを的確に把握し、計画的に介護給付を行います。また、日常生活において円滑 なコミュニケーションが図れるよう、手話通訳者の確保や派遣の充実に努めます。 ▶ 基本目標3 相談体制の充実 障がいのある人が日常生活のなかで必要な情報の収集や困りごとなどの相談、また各種障がい福祉サービスの 手続きをスムーズに行えるよう、専門員を配置し、相談支援体制の充実に努めます。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 登録手話通訳者数 (人) 11 15 45 施策の概要(2)社会参加の促進 後期基本計画における主要な課題 課題 障がいのある人の社会参加を促進するための環境づくりが必要です。 障がいのある人が地域社会において様々な活動に参加し、交流できる環境を広げていくため、各種 サービスを適切に提供することが必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 自立支援の充実 就労支援などの訓練等給付における各種サービスの情報提供と充実を図るとともに、事業所・団体などの関係 機関と連携を強化し、就労及び社会参加の機会の創出に努め、障がいのある人が生きがいを持って生活できる 環境の構築を目指します。 ▶ 基本目標2 療育の推進 ⇒【大綱2基本施策4施策の概要2】から反映 心身の発達に不安のある子どもと保護者の相談、療育指導等を充実させ、「早期発見、早期療育」の実現と対 象児等の心身の発達の促進や社会生活への適応能力の向上を図ります。また、関係機関との連携により、発達 に応じた適切な療育支援が就学後も継続されるよう取り組みます。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 療育センターにじいろキッ ズを利用している家庭(保 護者)の満足度(%) - 100 46 施策の概要(3)生活環境の充実 後期基本計画における主要な課題 課題 障がいのある人が安全・安心に生活することができる環境への配慮が必要です。 障がいのある人が安全に利用できる公共施設や道路、移動に伴う支援を行うほか、住みやすい住 宅の整備の充実が必要です。 課題 個人の尊厳が尊重され、安心して暮らせる仕組みづくりが必要です。 障がいのある人が、個人の尊厳を尊重されながら、判断能力が困難な状況であっても地域で安心 して生活できるよう、成年後見制度の利用促進など障がいのある人の権利を擁護する仕組みづくり が必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 バリアフリーの充実 障がいのある人が安全で円滑に施設を利用できるようにするため、福祉のまちづくり整備基本計画に基づき、敷 地や建物出入口、施設内の移動通路、トイレ等のバリアフリー化に努めていきます。 ▶ 基本目標2 権利擁護の充実 利用するサービスや支援を自己決定できるよう、その人が望む自己実現を支援します。また、成年後見制度の 利用支援など障がいのある人の権利擁護の充実を図ります。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) - - - 47 大綱4 活き活き暮らせる健やかなまちづくり 基本施策5 幸せな暮らしを支える仕組みを充実する 施策の概要(1)国民健康保険制度の円滑な運営 後期基本計画における主要な課題 課題 円滑な国民健康保険制度を運営していくため医療費の抑制に向けた取り組みが必要です。 医療費負担が増加するなか、円滑な国民健康保険制度を運営していくため、特定健診・保健指導 の受診促進、ジェネリック医薬品の利用促進などによる医療費の抑制が必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 適正賦課及び収納率の向上 所得状況に応じた適正な保険税の賦課を行うとともに、不公平感を招かないよう収納率の向上を目指し、持続 的かつ安定的な国民健康保険制度の運営に努めます。 ▶ 基本目標2 医療費の抑制 国民健康保険制度の健全な運営を図るため、保険適用の適正化や安全性や効能が新薬と変わらないジェネ リック医薬品の利用促進、各種健康診査の受診促進など総合的に取り組み医療費の抑制に努めます。 ▶ 基本目標3 特定健診・保健指導の受診推進 特定健診、がん検診などの健康診査、保健指導の方法や結果の周知徹底、啓発活動を充実させるとともに、関 係機関との連携のもと、各種教室や相談体制の充実を図り、特定健診・保健指導の受診・指導を推進します。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 特定健診受診率 (%) 23.5 60 国民健康保険税の 収納率(%) 91.57 92 48 施策の概要(2)介護保険制度の円滑な運営 後期基本計画における主要な課題 課題 円滑な介護サービスの提供や相談体制の構築が必要です。 介護を必要とする高齢者が適正なサービスを受けられるよう、介護保険制度の安定的な運営、介 護保険事業所との連携を図ることが必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 適正賦課及び収納率の向上 持続的かつ安定的な介護保険事業を運営するため、所得水準に応じた保険料の設定を行うとともに、保険料の 収納率向上を図ります。 ▶ 基本目標2 介護サービスの充実 介護サービス利用の基準となる要介護認定を公正かつ的確に行うとともに、要介護認定を受けた人が質の高い サービスを受けられるよう、関係機関・介護サービス事業者との連携を深め、介護サービスの充実を図ります。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 介護保険料の 収納率(%) 98.35 98.35 施策の概要(3)後期高齢者医療制度の円滑な運営 後期基本計画における主要な課題 課題 安定的に後期高齢者医療制度を運営していくため、保険料の収納率向上に向けた取り組みが必 要です。 高齢化の進展に伴い医療費負担が増加するなか、安定的に後期高齢者医療制度を運営していく ためには、実施主体である福岡県後期高齢者医療広域連合との連携を図るとともに、公平性を保 持するため保険料の収納率向上が必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 収納率の向上 持続的かつ安定的な後期高齢者医療制度の運営に資するため、実施主体である福岡県後期高齢者医療広域 連合と連携を図り、保険料の収納率向上に努めます。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 後期高齢者医療保険料の 収納率(%) 99.75 99.75 49 施策の概要(4)国民年金制度の円滑な運営 後期基本計画における主要な課題 円滑な国民年金制度を運営していくため、国民年金制度の理解促進と納付率の向上が必要で す。 国民年金制度の円滑な運営をしていくため、国民年金制度の理解を深めるための啓発活動を実施 するとともに、保険料の納付率の向上が必要です。 課題 基本目標 ▶ 基本目標1 国民年金の普及啓発 国民年金制度の必要性について機会あるごとに広報活動を行い、全ての人が年金受給権を確保できるよう、国 民年金の普及啓発に努めます。 ▶ 基本目標2 保険料の納付推進 国民年金制度の円滑な運営を図るため、保険料の納付を推進します。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) - - - 施策の概要(5)医療体制の充実 後期基本計画における主要な課題 課題 住民の安全・安心な暮らしを支える医療体制・医療サービスの充実が必要です。 住民が安心して質の高い医療を総合的に受けることができる体制を確保するため、地域の診療機 関を核とした医療体制づくりに努めるとともに、正しい病院のかかり方やかかりつけ医制度についての 推進を図っていくことが必要です。また、各機関との連携や広域的な取り組みによる、夜間・休日医 療の充実が必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 地域医療体制の充実 筑紫医師会や筑紫歯科医師会、筑紫薬剤師会など連携し、患者を中心とした効率的で切れ目のない医療供 給体制の充実を図るとともに、何でも相談できる身近な医療機関としての「かかりつけ医」の普及・啓発に努めま す。 ▶ 基本目標2 夜間・休日医療体制の充実 筑紫地区及び関係医療団体と連携・調整を図りながら、継続的に実施していきます。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) - - - 50 施策の概要(6)生活保障の充実 後期基本計画における主要な課題 課題 安心した生活を支える生活保障の充実が必要です。 安心した生活を支えるため、生活困窮者には自立のための相談体制等を充実させ、適切な対応を 図るとともに、町営住宅長寿命化計画に基づく建物の適正な維持管理が必要です。 基本目標 ▶ 基本目標1 生活困窮者の自立支援体制の充実 福岡県自立相談支援事務所と連携し、「くらし、しごと、家計」の困りごとなど個人の実情に応じた相談や援助を 行うことにより、生活困窮者の自立に向けた支援体制の充実を図ります。 ▶ 基本目標2 町営住宅の維持管理 ⇒「大綱2基本施策1施策の概要2」から反映 入居者に快適な住環境を提供するため、「町営住宅長寿命化計画」に基づき、計画的に町営住宅の修繕など を行い、建物の維持管理を図ります。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) - - - 51 ③窓口業務のワンストップサー ビスの導入検討 ③議会情報の提供と円滑な議 会運営の推進 ③案内サイン等の整備 ③情報セキュリティの確保 ③適正な財産管理と効果的な 財産運用 ②税の適正賦課と町税等収納 率の向上 ③公共下水道への接続促進 ②町設置型浄化槽整備事業 の促進 ③広域行政の推進 ③博多南駅前ビル周辺の活性 化 ②行政評価制度の進化 ②休日開庁の利用促進 ②広聴活動の充実 ②個人番号カードの活用 ②住宅改修及び住宅取得の 支援 ②公共交通体系の検討 ②自然とふれあう場の整備 町内の幹線道路や生活道路の利便性、安全性を高めるため、町内や近隣との連絡を図る道路の 整備や地元要望に対応した生活道路の改善、通学路を中心とした歩道の整備などの環境を整備 する必要があります。 基本目標1 幹線道路の整備 ②生活道路の整備 ▶ ②適正な土地利用と景観の保 全 基本目標 後期基本計画における主要な課題 安全・安心に通行できる道路網の整備が必要です。 ③橋梁等の整備 基本目標 課題 ③JR博多南線の維持・充実 施策の概要(1)道路等の整備 ②行政改革の推進 ④水道水の安定供給 ④道路等の環境保全 基本施策1 安心で快適な生活基盤を整備する ④情報公開制度の円滑な運 用 ④ふるさと応援寄附金制度の 推進 大綱5 生活基盤の豊かさを実感できるまちづくり ①組織マネジメントの充実 ①コンビニエンスストアでの各 種証明書交付サービスの導入 ①情報化施策の推進 ⑤入札・契約事務の適正化 ①計画的な財政運営 ①都市公園等の整備 ①公共下水道の整備 基本目標2 生活道路の整備 ①生活交通手段の確保 ▶ ①木造住宅の耐震化の支援 南北方面の国道385号や東西方面の県道及び町道など、町内や近隣との連絡を図る幹線道路の整備は、交 通渋滞の解消をはじめとした住民の利便性の向上や交流人口の増大を図るうえで必要不可欠です。そのため、 現在計画されている国県道の早期完成に向けた県との協調した取り組み、南畑バイパスの計画化に向けた要望 活動を継続して実施します。また、幹線町道についても、老朽化した舗装の更新や歩道のバリアフリー化の取り 組みを継続し、利便性や安全性を高めます。 ①広報活動の充実 基本目標3 橋梁等の整備 ①組織力の向上 ①新市街地の創出 ▶ ①幹線道路の整備 道路パトロールや地元要望など生活道路の現状の把握を行い、車の離合・緊急自動車の通行を可能にするた めの離合場所の確保及び蓋付側溝整備による狭あいな町道の改善や老朽化が進む舗装の計画的な維持更 新を図ります。 (3)行政運営の合理性・納得性 の向上 (1)広報活動の推進と広聴活動 の充実 (3)情報ネットワークの適正な活 用 (2)健全な財政基盤の確立 (2)窓口サービスの充実 4.誰もがわかりやすい 行政運営を図る 12 3.効率的な行政の運 営と安定的な財源を確 保する クリーンパートナー活 動団体数(団体) 目標値 (H32) 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 19 H28年度以降に整備した幹線 道路の歩道バリアフリー化の延 長(m) ー 1,000 施 策 大 綱 5 生 活 基 盤 の 豊 か さ を 実 感 で き る ま ち づ く り 基準値 (H25) 2.快適に暮らすための 生活環境を整備する 1.安心で快適な生活 基盤を整備する 目標指標 目標となる項目 基本施策 (1)行政改革と効率的な行政運 営の推進 町とボランティア団体との役割分担を明確にし、身近な公共空間である道路等の美化及び清掃の取り組みを支 援するクリーンパートナー制度の継続的な実施とともに、さらなる美化活動に対する意識の高揚及び活動の活性 化を図ることで活動団体の増加を目指します。 目標指標 施策大綱 (3)快適な住環境の創出 (2)憩いとやすらぎの場の確保 (1)清潔な生活環境の形成 (2)公共交通網の整備 基本目標4 道路等の環境保全 (1)道路等の整備 施策の概要 ▶ (3)市街地のにぎわいの創出 老朽化の度合いを調査し策定した橋梁長寿命化計画に沿って、引き続き計画的に補修整備を実施します。ま た、5年毎を目途に実施する橋梁の安全点検と併せて橋梁の安全性を確保する取り組みを進めます。 52 大綱5 生活基盤の豊かさを実感できるまちづくり 基本施策1 安心で快適な生活基盤を整備する 施策の概要(1)道路等の整備 後期基本計画における主要な課題 課題 安全・安心に通行できる道路網の整備が必要です。 町内の幹線道路や生活道路の利便性、安全性を高めるため、町内や近隣との連絡を図る道路の 整備や地元要望に対応した生活道路の改善、通学路を中心とした歩道の整備などの環境を整備 する必要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 幹線道路の整備 南北方面の国道385号や東西方面の県道及び町道など、町内や近隣との連絡を図る幹線道路の整備は、交 通渋滞の解消をはじめとした住民の利便性の向上や交流人口の増大を図るうえで必要不可欠です。そのため、 現在計画されている国県道の早期完成に向けた県との協調した取り組み、南畑バイパスの計画化に向けた要望 活動を継続して実施します。また、幹線町道についても、老朽化した舗装の更新や歩道のバリアフリー化の取り 組みを継続し、利便性や安全性を高めます。 ▶ 基本目標2 生活道路の整備 道路パトロールや地元要望など生活道路の現状の把握を行い、車の離合・緊急自動車の通行を可能にするた めの離合場所の確保及び蓋付側溝整備による狭あいな町道の改善や老朽化が進む舗装の計画的な維持更 新を図ります。 ▶ 基本目標3 橋梁等の整備 老朽化の度合いを調査し策定した橋梁長寿命化計画に沿って、引き続き計画的に補修整備を実施します。ま た、5年毎を目途に実施する橋梁の安全点検と併せて橋梁の安全性を確保する取り組みを進めます。 ▶ 基本目標4 道路等の環境保全 町とボランティア団体との役割分担を明確にし、身近な公共空間である道路等の美化及び清掃の取り組みを支 援するクリーンパートナー制度の継続的な実施とともに、さらなる美化活動に対する意識の高揚及び活動の活性 化を図ることで活動団体の増加を目指します。 目標指標 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) クリーンパートナー活 動団体数(団体) 12 19 H28年度以降に整備した幹線 道路の歩道バリアフリー化の延 長(m) ー 1,000 53 施策の概要(2)公共交通網の整備 後期基本計画における主要な課題 課題 生活交通手段の改善充実が必要です。 かわせみバス及びデマンド交通の導入など、住民の利便性向上に向けた取り組みを進めてきました が、より一層の充実が求められています。一方で、経費は年々増加していることから、収支の改善を 図ることはもちろん、今後についても利用状況等を考慮し町全体の公共交通体系の再検討を行い ながら、本町に適した交通体系の形成を図っていく必要があります。また、町外への基幹交通であ るJR博多南線及び西鉄バスの維持・充実を図る必要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 生活交通手段の確保 かわせみバスは、定期的にルートの見直しを行い利用者の拡大に努め、収支の改善を図ります。また、現在実 証運行を行っているデマンド交通の検証を行い、公共交通空白地域における生活交通を確保するための取り組 みの検討を行います。 ▶ 基本目標2 公共交通体系の検討 町内外への住民の利便性を向上させるため、町内及び福岡都心部への交通結節点であるJR博多南駅や西鉄 バス那珂川営業所への接続など、主幹線・支線交通の充実による機能強化を目指し、地域公共交通に関する 課題を検証しながら、広域的な交通ネットワークの構築に向け町及び民間事業者等の役割を明確にし、相互が 連携して町の公共交通体系の改善を図ります。 ▶ 基本目標3 JR博多南線の維持・充実 JR博多南線の維持充実のため、周辺自治体と連携しながら関係機関に要望を行います。また、さらなる利用者 の増加に向け、バス路線との連携についても改善を図ります。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 公共施設等循環バス 1便当りの利用人員 (人/便) 8 10 54 施策の概要(3)市街地のにぎわいの創出 後期基本計画における主要な課題 課題 調和のとれた土地利用の促進が必要です。 市街化区域を中心とする北部は住宅や商店が立ち並びまとまった未利用地も少ない状況ですが、 中部は市街化調整区域、南部は都市計画区域外であるため、将来的な人口動態、需要等を勘案 しながら有効的な土地利用を図る必要があります。そのため、計画的な新市街地の創出や、住民 の生活利便性を高めるための大規模集客施設の誘導等を検討しながら、本町の特徴である豊か な自然環境との調和を図り、住民や来訪者が親しみを感じることのできる街並みをつくる必要があり ます。 課題 博多南駅前ビル周辺の賑わいづくりが必要です。 町の玄関と呼ぶにふさわしい文化・交流・情報発信基地としての機能を発揮していない状況です。 来訪者への町の魅力の発信と、住民が気軽に集うことのできる場づくりを通して賑わいを創出する 必要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 新市街地の創出 仲・五郎丸地区への大規模集客施設の誘導、山田地区への賑わいのある地域交流拠点の創出など、市街地と 自然環境の調和を図り、バランスのとれた快適で暮らしやすい町を実現するため、都市計画マスタープラン(目 標年度H32年度)に掲げる新市街地の創出を目指します。また、人口減少が深刻な地域への対応として、地域 の意向を踏まえた地区計画を策定するなど、住環境の整備を図り、コミュニティの維持向上を目指します。 ▶ 基本目標2 適正な土地利用と景観の保全 市街地と自然環境との調和のある発展に向けて、都市計画マスタープランに掲げる土地利用方針に基づき適正 な土地利用を図ります。また、本町の特徴である豊かな自然をはじめ、那珂川町らしい景観を形成し住民や来 訪者が親しみを感じる街並みをつくるために、景観ガイドライン等の制定について検討を行います。 ▶ 魅力創造 基本目標3 博多南駅前ビル周辺の活性化 「まちづくりオフィス」において、駅前ビルを拠点としたまちづくりに関する取り組みや本町の魅力発信を行います。 駅前ビル内には住民や来訪者が気軽に集える場を設け、上質なコミュニティの形成に取り組みます。 目標指標 計画指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 目標となる項目 検討開始年 度 構築目標年 度 新市街地創出に向けた 事業の着手数(箇所) 1 2 町の情報発信基地とし ての博多南駅前ビルの 仕組みづくりの構築 H27 H29 55 大綱5 生活基盤の豊かさを実感できるまちづくり 基本施策2 快適に暮らすための生活環境を整備する 施策の概要(1)清潔な生活環境の形成 後期基本計画における主要な課題 課題 環境衛生の向上と快適な生活空間を維持するため、公共下水道や合併処理浄化槽の更なる整 備が必要です。 生活環境の向上を図るため、管渠をはじめとした老朽化した下水道施設の計画的な維持更新と接 続勧奨、合併処理浄化槽の設置勧奨に取り組み、健全な下水道事業の経営を行う必要がありま す。 課題 住民の暮らしを支える水道水の安定供給が必要です。 安全な水道水を安定的に供給するため、浄水場や配水管をはじめとした老朽化した施設の計画的 な維持更新を行い水質の保全を図るともに、引き続き健全な水道事業の経営を行う必要がありま す。 基本目標 ▶ 基本目標1 公共下水道の整備 生活環境の向上を図るため、下水道整備計画に基づき認可区域内の計画的な公共下水道の整備を推進しま す。また、下水道施設の適正な維持管理はもちろん、老朽化した施設の長寿命化計画を策定し、計画的な改 築・補修を行い健全な下水道事業の経営を行います。 ▶ 基本目標2 町設置型浄化槽整備事業の促進 下水道整備計画区域外での生活環境向上のため、町設置型浄化槽整備事業の促進強化を図ります。また、 文書や訪問など周知方法を検討し早期設置を目指します。 ▶ 基本目標3 公共下水道への接続促進 下水道事業に対する理解を深めるための文書及び訪問等による啓発活動を継続し、公共下水道への接続を促 進し水洗化率の向上を目指します。 ▶ 基本目標4 水道水の安定供給 水の安全かつ安定的な供給は、生活をするうえで最も基本的で欠かせないものです。浄水場や排水管の老朽 化に伴い水質の悪化を招くことのないよう、施設の計画的な維持更新について春日那珂川水道企業団に要望 を行います。また、水源の確保についても、海水淡水化事業や五ケ山ダムの建設に伴い一定確保されています が、水源地保全に向けて引き続き県などと連携を図りながら協調した取り組みを行います。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 水洗化率(%) 93.9 95 (水洗化人口/処理開始人口) 56 施策の概要(2)憩いとやすらぎの場の確保 後期基本計画における主要な課題 課題 住民の身近な憩いの場となる公園の維持及び整備が必要です。 公園の整備が近隣市町に比べて遅れている状況であるため、既存公園の維持充実を図りながら、 公園が不足している地域には新規に整備する必要があります。 課題 町の宝である那珂川などの自然と気軽に親しむことのできる環境づくりが必要です。 本町に憩いの場は不足していますが、那珂川の清らかな水、山林や田園風景などには癒されま す。しかしながら、気軽に自然とふれあうことはできる場所はほんのわずかであり、自然とともに暮ら すことの喜びを実感することができない状況です。町の魅力を活かした憩いの場を整備する必要が あります。 基本目標 ▶ 基本目標1 都市公園等の整備 誰もが安心して利用できる遊び場や健康増進の場及び憩いの場を確保するため、都市公園等の維持充実を図 るとともに、公園が不足している地域には、住民のニーズにあった公園の整備・改良を行います。また、地域住民 や団体など住民参画の視点からより効果的な公園維持管理の手法について検討を行います。 ▶ 魅力創造 基本目標2 自然とふれあう場の整備 ⇒【大綱5基本施策2施策の概要3から反映】 那珂川床上浸水対策特別緊急事業終了後の河川管理用道路の活用など、本町の最大の魅力である那珂川 をはじめとした河川に代表される自然を活かし、住民が身近に自然とふれあうことのできる場の整備に積極的に 取り組みます。 目標指標 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 都市公園等の数 (箇所) 53 60 那珂川沿いの散策路の 整備延長(m) 280 1,400 57 施策の概要(3)快適な住環境の創出 後期基本計画における主要な課題 課題 木造住宅耐震化制度の促進による耐震化率の向上が必要です。 「那珂川町住宅・建築物耐震改修促進計画(H24.3月)における、自主的な耐震化促進の目標 220戸(H32年度)に対して、H25年度末で3戸にとどまっている状況です。住民の耐震化への理解を 高め耐震化の促進を図る必要があります。 課題 住宅の改修等への支援が必要です。 老朽化した住宅の耐久性や快適性を高めるため、住宅改修に対して支援を行う必要があります。ま た、空き家等の増加による防犯・防災・環境面等からの対策を講じるための方策や人口減少地域 への定住を促進するための方策について検討する必要があります。 課題 誰もが容易に目的地にたどり着くためのサイン等の整備が必要です。 公共施設への案内サインの整備後は、町境へのゲートサインを整備する必要があります。また、住 居等の街区を示す住居表示板は、次第に老朽化している状況から計画的に維持管理を行う必要 があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 木造住宅の耐震化の支援 ⇒【大綱3基本施策4施策の概要1から反映】 震災時の安全安心な暮らしを確保するため、引き続き木造住宅の耐震化への支援を行います。また、制度の周 知と耐震化の啓発を強化し制度活用の促進を図ります。 ▶ 基本目標2 住宅改修及び住宅取得の支援 ⇒【大綱1基本施策3施策の概要3から反映】 ⇒【大綱5基本施策3施策の概要3から反映】 定住化の促進と地域経済の活性化を目的に、老朽化した住宅の外壁や水回りの改修、高齢化に伴うバリアフ リーへの改修を促進するための支援制度の検討を行います。また、空き家解消に向けた対策や人口減少が顕 著である住宅団地や集落等への定住化を促進するための支援制度についても併せて検討を行います。 ▶ 基本目標3 案内サイン等の整備 ⇒【大綱5基本施策1施策の概要4から反映】 誰もが容易に目的地にたどり着くことができるように、公共施設へ誘導する案内サイン及び町の玄関口を示す ゲートサインの計画的な整備を実施します。また、住居等の住居表示板については適正な維持管理を行いま す。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 補助制度を活用し耐震改 修を実施した戸数(戸) 3 40 58 大綱5 生活基盤の豊かさを実感できるまちづくり 基本施策3 効率的な行政の運営と安定的な財源を確保する 施策の概要(1)行政改革と効率的な行政運営の推進 後期基本計画における主要な課題 課題 柔軟な組織体制や効果的な人員の配置による効率的な業務の推進が必要です。 行政サービスの複雑高度化や市制施行を見据えた職員数の確保・適正化に努めながら、限られた 人員を必要な部署に効果的に配置する必要があります。 課題 継続した行政改革の取り組みが必要です。 行政サービスにおける協働委託、社会体育施設及び岩戸・安徳公園の指定管理者制度導入につ いて、検討した結果を基に適宜対応する必要があります。また、職員が日々の業務において、行政 改革という視点で考える意識付けを行い、継続して行政改革に取り組む必要があります。 課題 近隣自治体との広域的な連携が必要です。 福岡都市圏における共通する課題については、これまでも連携して解決を図ってきました。今後も 広域で実施すべき事業については連携しながら、自治体間相互に効率的かつ効果的な行政サー ビスを検討する必要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 組織力の向上 住民ニーズを的確に反映し住民満足度を向上させる質の高い効率的な行政サービスを提供するため、職員数 の適正化に努めるとともに、時々に行政課題に応じた柔軟な組織の見直しを行い、限られた人員を効果的に配 置することで業務の効率化を図り組織力の向上を目指します。 ▶ 基本目標2 行政改革の推進 高質な行政サービスの提供と効率的な「選択と集中」による行政運営を行うため、民間活力の導入をはじめとし た行政改革に継続して取り組みます。また、民間活力の導入にあたっては、経費の削減という視点はもちろん、 民間の発想を活かし住民サービスの向上を図るという視点と併せて検討を行います。 ▶ 基本目標3 広域行政の推進 ⇒【大綱5基本施策3施策の概要5から反映】 近隣市町における共通した課題の解決を図るため、広域のスケールメリットを活かし実施すべき事業の検討を行 い、一層の住民サービスの向上や事務の効率化、事業費の削減を図ります。また、国・県からの権限移譲はもと より、市制施行や道州制の導入などを見据え、近隣市町とより一層の連携を深めます。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 行政改革により新たに取り 組みを行った事業数 (事業) ― 5 59 施策の概要(2)健全な財政基盤の確立 後期基本計画における主要な課題 課題 長期的視野に立った計画的な財政運営が必要です。 総合計画の策定はもとより、財政計画の策定や財務書類の活用により中長期的に財政を運営する 必要があります。今後も、消費的経費の増加に加え、老朽化した公共施設等の更新や大型事業を はじめとした投資的経費の増加も必至な状況であるため、消費的経費の縮減を図りながら計画的 に基金へ積み立てを行う必要があります。 課題 将来にわたる財政基盤の確立には自主財源の確保が必要です。 税の公平性の担保と自主財源の確保を図るため、税の適正賦課と収納率を向上させる取り組みを 充実させる必要があります。また、基金の運用やふるさと応援寄附金制度の充実はもとより、新たな 自主財源を確保する取り組みも検討する必要があります。 課題 公共施設等の総合的かつ長期的なマネジメントが必要です。 今後一斉に老朽化を迎える公共施設等の維持更新にあたっては、経営的な施設管理の視点を活 かし施設を総合的かつ長期的に管理・活用していく必要があります。 課題 入札・契約事務の適正化が必要です。 入札や契約について公平性・透明性・競争性の向上を図るとともに、不当な価格での落札を防止し 品質を確保する必要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 計画的な財政運営 将来的な歳入・歳出の見通しを立て計画的な財政運営を行うため、毎年度中期財政計画を策定するとともに、 新基準での財務書類の作成・活用を行います。また、中長期的な大型事業に備え基金の積み立てを行いま す。 ▶ 基本目標2 税の適正賦課と町税等収納率の向上 将来にわたる自主財源を確保し財政基盤の強化と税等の公平性を担保するため、税の適正賦課と町税等の収 納率向上に向けた取り組みを行います。 ▶ 基本目標3 適正な財産管理と効果的な財産運用 公共施設等総合管理計画を策定し、公共施設の長期的かつ戦略的な管理・活用方法の検討を行います。ま た、基金の運用をはじめ、町有資産の効果的な運用を図ります。 ▶ 魅力創造 基本目標4 ふるさと応援寄附金制度の推進 新たな自主財源の確保を図るため、寄付者へのお礼として贈呈する特産品メニューの充実と積極的なPRによ り、ふるさと応援寄附金制度を推進します。また、あわせて新たな特産品の開発や町の知名度の向上につなげ、 地域活性化を目指します。 ▶ 基本目標5 入札・契約事務の適正化 限られた財源を効率的に活用するために、公共事業のコスト削減に取り組むとともに、入札における競争性の確 保を検証し、入札制度の適正化と経費の節減を図ります。また、総合評価方式での入札を推進し、質の高い業 者の選定を目指します。 60 目標指標 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 町税現年分の収納率(%) (国民健康保険税は除く) 98.52 98.87 債権の運用益 (百万円) 93.9 93.9 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 経常収支比率 (%) 86.8 86.8 施策の概要(3)情報ネットワークの適正な活用 後期基本計画における主要な課題 課題 情報環境の整備と活用が必要です。 国・県や他自治体と連携した電子自治体の推進と、番号制度を活用したさらなる住民サービスの向 上を図るために、情報化施策を推進する必要があります。 課題 情報セキュリティの確保が必要です。 情報漏えいやウィルス感染、ホームページの改ざんなどの被害から町の資産を守るため、職員への 情報セキュリティに対する意識の向上を図るため研修を実施しましたが、今後も継続的に取り組む 必要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 情報化施策の推進 電子自治体の推進に向け、国・県や他自治体と連携し、情報環境の整備に向けた取り組みを行います。 ▶ 基本目標2 個人番号カードの活用 番号制度導入に伴う個人番号カードの付加機能について、個人情報の安全性を十分に確保した活用方法を検 討し、住民の利便性を向上させるための環境を構築します。 ▶ 基本目標3 情報セキュリティの確保 高度情報化社会に対応した情報活用能力の向上や情報セキュリティ対策のさらなる強化に取り組み、情報漏え いやウィルス感染などの被害から行政情報、ひいては住民の大切な個人情報を守ります。 計画指標 目標となる項目 検討目標年 度 実施目標年 度 個人番号カードの活用 (年度) H28 H30 61 大綱5 生活基盤の豊かさを実感できるまちづくり 基本施策4 誰もがわかりやすい行政運営を図る 施策の概要(1)広報活動の推進と広聴活動の充実 後期基本計画における主要な課題 課題 広報紙等の閲読率や満足度を高める取り組みが必要です。 広報紙は住民が行政情報を入手するうえで最も身近なツールです。ひとりでも多くの人に手にとって もらうためにも紙面の充実を図り、満足度を高めていく方策を検討する必要があります。 課題 町内外への積極的なPRを図り町の魅力(価値)を高める取り組みが必要です。 町の魅力が効果的にPRされていません。また、住民にとっても町の魅力が何なのか、自然や歴史を 漠然と思い浮かべるだけで明確に回答できる人は残念ながら多いとは言えない状況です。町の魅 力を町内外へ積極的に発信し、町の魅力を高めるとともに住民の愛着や誇りを高める必要がありま す。 課題 多くの住民のニーズを聴取する場が必要です。 ひとりでも多くの住民と対話を重ねることは協働のまちづくりを進めていくうえでは極めて重要です。 町政への理解と協力を得るためにも、ひとりでも多くの住民と行政との対話の場づくりを行う必要があ ります。 課題 情報の透明性が必要です。 国民の知る権利を保障し誰もがわかりやすい町政運営を図るため、個人情報などの保護すべき情 報は保護したうえで、情報を積極的に公開し行政の透明性を確保する必要があります。 基本目標 ▶ 魅力創造 基本目標1 広報活動の充実 H28年度に策定する広報戦略に基づき、町の魅力を戦略的かつ効果的に町内外へ発信し町の魅力を高めると ともに、住民の愛着や誇りを高める取り組みを行います。また、生活に必要な情報や町政の動きなど、必要な情 報を的確に伝えるため広報紙の紙面の充実を図るとともに、タイムリーな情報を少しでも多くの人に提供するため ホームページやSNSのさらなる充実を図ります。 ▶ 基本目標2 広聴活動の充実 高度化・多様化する住民ニーズへの対応が求められているなか、住民から意見を聴取し施策に反映させること は、住民と行政との良好なパートナーシップの構築においても極めて重要なことです。そのため、隔年で開催して いるタウンミーティング「町長と語る」の充実を図るなど、住民と行政とのコミュニケーションづくりの場の形成に努 め、町政に対する理解と協力を得るための取り組みを行います。 ▶ 基本目標3 議会情報の提供と円滑な議会運営の推進 議会だよりやホームページの充実をはじめ、本会議のライブ配信などの取り組みを継続し住民の議会への関心を 高めるとともに、議事内容等をわかりやすく住民に伝える取り組みの充実を図ります。また、住民から負託を受け た議員がその職務を果たすことができるよう支援を行います。 62 ▶ 基本目標4 情報公開制度の円滑な運用 住民の知る権利を保障するため、情報公開条例などに基づいた公文書の開示など、個人情報の保護を遵守し たうえで、可能な限り積極的な情報の公開を推進します。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 広報なかがわの掲載内容 に満足している人の割合 (%) 35.7 50 施策の概要(2)窓口サービスの充実 後期基本計画における主要な課題 課題 住民の利便性を高める窓口サービスの拡充が必要です。 役場開庁時に来庁できない人への窓口サービスの拡充について検討する必要があります。また、 窓口での行ったり来たりという煩わしさの解消と手続きに要する時間の省略を図るための方策を検 討する必要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 コンビニエンスストアでの各種証明書交付サービスの導入 窓口サービスの拡充により住民の利便性を向上させるため、コンビニエンスストアでの各種証明書の交付サービ スを導入します。 ▶ 基本目標2 休日開庁の利用推進 役場開庁時に来庁できない人への窓口サービスの拡充を図るため、休日開庁の取り組みを継続するとともに、さ らなる周知による制度の定着化と利用者の拡大を目指します。 ▶ 基本目標3 窓口業務のワンストップサービスの導入検討 窓口を住民にとってわかりやすいレイアウトに改良するとともに、窓口をいくつもまわる手間と時間の省略を図るこ とで住民利便性を高めるため、窓口業務のワンストップサービスの導入について検討を行います。 目標指標 計画指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 目標となる項目 検討目標年 度 開始目標年 度 コンビニエンスストア 各種証明書交付数 (件) - 14,503 窓口業務のワンストップ サービス等の導入検討 (年度) 28 29 63 施策の概要(3)行政運営の合理性・納得性の向上 後期基本計画における主要な課題 課題 重点的に取り組む施策の実現に向けた明確な目標設定と組織マネジメントの改善が必要です。 前期基本計画から施策の概要毎に目標設定を行いましたが、町の施策や事業のみでは達成が難 しい項目や基本施策の実現に関係性の乏しい項目が多く含まれており、具体的な目標にならな かったり、施策などを総括するうえで有効に活用できなかったりするケースがあったため、重点的に 取り組む施策の実現に向けた明確な目標の設定と目標を進行管理する組織マネジメントを改善す る必要があります。 課題 行政運営にフィードバックできる評価方法の進化が必要です。 前期基本計画の施策の概要ごとに設定した目標については、行政評価システムや組織マネジメント システムにより進行管理を行っていますが、まだまだ行政運営に活かしきれていない状況のため、 行政経営にフィードバックできる評価手法を検討する必要があります。 基本目標 ▶ 基本目標1 組織マネジメントの充実 後期基本計画の実現に向けて、基本目標における年度ごとの目標を定め、組織のマネジメントを図ることで計画 の実効性を確保するとともに、人事評価制度による業績評価制度の導入により職員の士気の向上を図ります。 ▶ 基本目標2 行政評価制度の進化 住民満足度や住民ニーズを施策に反映させ効率的かつ透明性のある行政運営を進めるために、真に行政経営 にフィードバックできる行政評価制度への改善を行い、政策判断の合理性を高めます。 目標指標 目標となる項目 基準値 (H25) 目標値 (H32) 住民満足度の平均値 (点) 3.12 3.20 64
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