懇談会報告書平成２６年度第１回佐賀市農業・農村活性化懇談会について本懇談会では、平成 26 年度～ 30 年度までの 5 年間を計画期間とした「第２次佐賀市農業振興基本計画」に掲げる施策・指標について、毎年、点検・評価及び改善を行い、継続的かつ最適な施策の実施を推進していくことにしています。本日審議を行った「第２次佐賀市農業振興基本計画の指標及び数値目標」について、以下のとおり取りまとめて報告します。 Ⅰ 全体としては、概ね適正な指標及び数値目標を設定されていると認められます。 Ⅱ 更に次の点については、改善及び更なる努力をお願いします。１基本目標１：食と農と環境が調和した豊かな市民生活の創造に関する事項（１）施策２：『人と環境にやさしい農業の推進』の指標について・特別栽培認定件数について、認定件数のみでなく、作付面積まで示した上で、規模としての判断を行ってほしい。（２）施策３：『生きがい型農業の促進』の指標について・市民農園利用者数について、新規の利用者を増やすためにも、新しいニーズの掘り起こしと更なる工夫を図ってほしい。２基本目標２：多彩で力強い経営による農業の振興に関する事項（１）施策５：『担い手の育成と確保』の指標について・集落営農組織の法人化について、行政がもっと深く入っていって指導してほしい。また、法人化ができない組織に対しても、何らかの方向性、選択肢を示してほしい。・集落営農組織の法人化に伴う説明会等は、ほとんどが役員である男性の出席になるので、女性への出席を促してほしい。また、女性対象の説明会の開催など、いろんな機会を設けて、丁寧な説明をお願いしたい。３基本目標３：快適で活力ある農山村の実現に関する事項（１）施策１：『活力に溢れた農山村の形成』の指標について・グリーンツーリズム実践者数について、現在はインストラクター数のみを数値としているが、農家民宿経営者や、観光農園経営体等の数値も示してほしい。４その他（１）後継者問題について・現在、農家の一番の悩みかと思われる花嫁（婿）対策、家族協定等を施策に入れて、対策をしてほしい。最後に、今後も将来にわたって農業経営が安定的に継続され、農地が持つ多様な公益的機能が発揮される農村環境の保全を目指し、農業振興計画の各施策に取り組まれることを期待しております。平成 26 年 12 月 22 日佐賀市農業・農村活性化懇談会