栃木県建築物耐震改修促進計画(二期計画)2016~2020 (案)の概要 第1章 計画の目的等 ○ 計画の目的 ・ 本計画は耐震改修促進法に基づき、住宅・建築物の耐震化を促進することにより、県民の生命や財産を 保護することを目的とします。 ○ 計画期間 ・ 平成28年度から平成32年度までの5年間の計画とします。 ○ 耐震改修促進法の改正等 ・ 東日本大震災の発生、南海トラフ地震及び首都直下地震等の発生の切迫性などから、平成25年11月に 改正され、住宅・建築物の耐震化の促進のための規制強化等がなされました。 主な改正点 ・ 多数の者が利用する大規模建築物等のうち、一定規模以上のものについて、耐震診断の実施と所管行 政庁への結果報告が義務付けられました。 ・ 耐震性が確保されている旨を表示できる制度が創設されました。 第2章 建築物の耐震化の目標等 ○ 住宅・建築物の耐震化の現状、課題及び目標 ・ 地震に対する危機意識の不足及び費用負担等の理由から耐震改修が進んでいません。 ・ 耐震化の対象となる住宅・建築物は築年数が約35年以上経過しており、建替え促進策の検討が必要で す。 種類 目標 (平成27年度末) 平成27年度末 (見込み) 目標 (平成32年度末) 住宅 90% 82% 95% 多数の者が利用する建築物 (特定建築物) 90% 89% 95% 防災上重要な県有建築物 90% 97.8% 100% 〔目標設定の考え方〕 ・ 国の基本方針等に基づき、大規模地震による被害等を最大限減少させるため、平成32年に耐震化率を 95%とすることを目標とします。 ・ 防災上重要な県有建築物については、すべての建物の耐震化を目指します。 第3章 住宅・建築物の耐震化を促進するための施策 ○ 基本的な取組 ・ 建築物所有者等は地域防災対策を自らの問題、地域の問題として取り組むこととします。 ・ 県は普及啓発や所有者等の耐震化の実施に対する補助等の支援策を講じ、耐震化の促進を図ります。 ○ 耐震化促進のための施策 所有者等の求めに応じた施策の実施 環 ・ 相談窓口の継続・充実 境 ・ 耐震アドバイザーの認 整 定・派遣 備 普 及 啓 発 ・ ・ ・ ・ パンフレットの作成・配布 耐震ローラー作戦の実施・強化 出前講座の実施 ホームページの活用 地震の危険性の周知等による、 耐震化需要の掘り起こし 所有者等 そ ・ リフォームに併せた耐 の 震改修の促進 他 ・ 各種認定制度の活用 耐震化 所有者等の求めに応じた施策の実施 ・ 木造戸建て住宅の耐震診 断、耐震補強計画策定及 び耐震改修に対する助成 支 援 ・ 耐震診断義務付け対象建 策 築物の補強計画策定及び 耐震改修に対する助成の 検討 安 ・ 外壁、天井等非構造部材 全 の転倒、落下防止対策 対 ・ エレベーター等の安全対 策 策 第4章 計画の推進に向けて ○ 推進体制 ・ 県民、市町、県は適切な役割分担のもと、住宅・建築物の耐震化を推進します。 ○ 計画のフォローアップ ・ 耐震化の進捗状況や施策の実施状況を一定期間ごとに検証し、必要に応じ計画を見直します。 ○ 法に基づく指導・助言等 ・ 耐震改修促進法に基づき耐震化が必要と認められる建築物に対し指導、助言を行います。 ・ 耐震診断義務付け対象建築物に対して、必要に応じ指導等を行い、診断結果を公表します。 ○ その他関連施策の推進 ・ 市町耐震改修促進計画の改定及び計画の推進を支援します。
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