平成27年度基金運用状況審査意見

平成27年度基金運用状況審査意見
第1 審 査 の 対 象
平成27年度名古屋市土地基金及び名古屋市美術品等取得基金の運用状況
第2 審 査 の 方 法
基金の運用状況を示す書類の計数を関係帳簿及び証書類と照合するとともに、基金の
運用状況の適否について、以下の点に留意して実施した。
①基金は、その設置目的に即して確実かつ効率的に運用されているか
②収支の計数は正確か
第3 審 査 の 結 果
基金の運用は、設置の目的に即しておおむね適正かつ効率的であり、その収支の計数
も正確であることが認められた。
なお、基金の運用状況は次のとおりである。
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1 土地基金
基 金 の 額
千円
2,283,000
平成26年度末
現 在 高
千円
1,436,809
平成27年度増減額
増 加
減 少
千円
千円
0
0
平成27年度末
現 在 高
千円
1,436,809
公用若しくは公共用に供する土地等をあらかじめ取得するために運用されている。
基金の額と平成27年度末現在高との差額は、土地8億4,619万円(7,253.23㎡)である。
2 美術品等取得基金
基 金 の 額
千円
500,000
平成26年度末
現 在 高
千円
76,340
平成27年度増減額
増 加
減 少
千円
千円
5,500
4,862
平成27年度末
現 在 高
千円
76,978
基金の額5億円は、美術品及び歴史・考古・民俗等に関する資料を取得するために運
用されている。
基金現金の増加額550万円は、「足利尊氏袖判禁制」を始めとする博物館資料及び
洋画計3件を教育委員会へ有償で移管したものであり、減少額486万円は、「松山
コ レ ク シ ョン」を始めとする博物館資料及び美術館資料計8件の購入費である。
基金の額と平成27年度末現在高との差額は、美術品等4億2,302万円(62件)である。
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