まちの賑わいづくりと商店街の活性化(PDF:40KB)

まちの賑わいづくりと商店街の活性化
長引く経済の低迷と近隣市町への大型店出店により塩竈商圏が平成
11年に消滅し、中心商店街は空き店舗が増加しており、中心商店街の
活性化の取り組みが求められています。
このため、高齢化社会や若年層などの消費者ニーズを踏まえた商店
街の取り組みとともに、市民や観光客に回遊していただくような取り
組みを進め、まちの賑わいの創出に努めることが大事です。
1.継続的な活動と観光客へのおもてなし
【短期】
・神社や寿司、浦戸等のコースを設定した観光ガイドマップ等を作成
すること。
・観光ボランティアガイドの育成等を含め市民が参画した取り組みが
大切である。
例えば、お休み処や椅子、トイレの設置や路上マップなど。
・初詣時の本町の大漁旗飾り付けやイベントを継続すること
市内小売業者数推移
年
小売業者数
平成 3年
1,072
平成 6年
996
平成 9年
936
平成11年
939
平成14年
839
※商業統計調査より、個人・法人合
算した数値
○本町大漁旗飾り付け
【長期】
・公園や駐車場などへの塩竈桜植樹による桜の名所づくりを進め、人
の流れ、賑わいの創出につなげること。
・商店街を市民や観光客の回遊空間とするため、鹽竈神社や観光バス
の駐車用地を本町地区、例えば旧今野屋跡地に整備し、商店街の活性
化を図る。
2.賑わいの創出と新しい取り組み
○ボックスショップ
【短期】
・時代の流れや若手育成の視点にたち、ボックスショップ・チャレン
ジショップの開設などに取り組むこと。
・地域通貨は地域の活性化やコミュニュティーの再生の新しいツール
として有効である。商店街スタンプは地域への一層の定着を図るとと
もに、地域通貨としての付加価値をつけた取り組みの検討を行うこ
と。
例えば、野々島フラワーアイランド構想や市民団体が取り組んでい
る白菊のまちづくりなどのボランティアに地域通貨を活用する。ま
た、近隣市町や郊外大型店への消費者流出を防ぎ、市内商店街での消
費を喚起する手段として地元商品券との連携を密にして価値を高め
る。温泉街で使用されている手形形式にして、商店や飲食店、遊覧船
で自由に使えるようにするなど、観光客及び地元密着型のツールとし
てのアイデアは数多く考えられる。
【長期】
・空き地(旧今野屋等)でのイベントは効果がある。利用のルール化
をし、簡易市場の開催等、長期的に人を呼ぶ仕組みを構築すること。
(しおナビ100円バスなどとの融合)
・本町地区での空き店舗を有効に活用し、イベントや歩行者天国など
と組み合わせ、高齢者向けの健康増進施策などを進めること。
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平成17年10月壱番館1階にお
いて開設。
○旧今野屋跡地
平成16年10月旧今野屋を解体し
て、更地になった。同年12月のイベ
ントを皮切りにもとまち宵市、もとま
ち味覚市などのイベント会場として活
用されている。