建築基準法第3章 都市計画区域等における建築物の敷地、構造、建築設備及び用途 (法第 48 条) 【兼用住宅(5)】 】 【兼用住宅(5) 【質問】 第一種低層住居専用地域内で、陶磁器の製造・作品展示場の兼用住宅は可能か。 【回答】 ① 第一種低層住居専用地域内で建築できる兼用住宅は、近隣住民の日常生活に必要な店舗、サ ービス施設で、住環境を阻害しないものとして、法別表第2(い)項第二号により「住宅で事 務所、店舗その他これらに類する用途を兼ねるもの」と規定されている。 ② 令第 130 条の3には、その規模や用途が規定され、この中の七号には「美術品又は工芸品を 製作するためのアトリエ又は工房(原動機を使用する場合は、出力の合計が 0.75kw 以下) 」 が兼用住宅として認められている。 ③ 販売を行うことを目的としない陶磁器の製造・作品展示場は、床面積や原動機の出力が制限 されているが、「美術品又は工芸品を製作するためのアトリエ又は工房」に該当すると判断 する。 ④ なお、不特定多数の来場や自動車の集散などで継続的な騒音等が発生し、近隣の居住環境を 害する恐れのある場合は、 「美術品又は工芸品を製作するためのアトリエ又は工房」には該 当しない。 【参考】 ① 法別表第2(い)項第七号 ② 令第 130 条の3 ③ 日本建築行政会議:基準総則集団規定の適用事例
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