Ⅹ Ⅱ 貿 易 1.浜松内陸コンテナ基地 浜松内陸コンテナ基地(インランド・デポ)は、急速に進展しつつある国際海運のコ ンテナ化に対処するとともに、清水港の補完的役割として、浜松市東区流通元町の浜松 流通業務センター内に、我が国で初めての陸の港として建設されたものである。当基地 の開設によって、浜松地区の輸出貨物のコンテナ化が一段と促進され、輸送用機器、楽 器を始め各種製品が当基地を経由して世界各地へ輸出されている。なお、昭和 48 年 6 月には、港湾法による港湾指定を受け、さらには豪州海運同盟から昭和 49 年 11 月にタ ーミナルステイタスの指定※を受けた。 ※ターミナルステイタスの指定 この指定を受けることにより、輸出の際、港ではなくコンテナ基地 で船荷証券が発行できる。業者が港まで行く手間がなくなり、格段に便利になった。 ○取扱量の推移 (単位: ) 輸出 輸入 平成 21 年 数量 前年比 127,699 77.6% 67,951 78.4% 平成 22 年 数量 前年比 149,704 117.2% 58,967 86.8% 平成 23 年 数量 前年比 146,149 97.6% 28,911 49.0% 平成 24 年 数量 前年比 23,123 15.8% 4,568 15.8% 平成 25 年 数量 前年比 86,586 374.5% 21,911 479.7% 資料:浜松内陸コンテナ基地事業概要 ○品目別取扱状況(平成 25 年) (単位: ) 輸出 輸送用機器 楽 器 一般機械 繊維製品 そ の 他 合 計 数量 39,555 3,933 2,595 22 40,481 86,586 輸入 構成比 45.7% 4.5% 3.0% 微 量 46.8% 100.0% 数量 236 8,535 20 0 13,120 21,911 構成比 1.1% 38.9% 0.1% - 59.9% 100.0% 資料:浜松内陸コンテナ基地事業概要 2.浜松流通業務センター 港を持たない内陸型の工業都市である当市は、輸送の大量化・高速化に対処するため、 市、浜松商工会議所、業界が一体となって広域輸送流通基地たる浜松流通業務センター を浜松インターチェンジ周辺一帯に建設した。また、内陸コンテナ基地の機能強化・拡 大を図るため昭和 63 年 5 月には西側一部が拡張された。 【浜松流通業務センターの概要】 ①用地面積 324,058 ㎡ ②着 工 昭和 45 年 6 月 ③完 成 昭和 47 年 7 月 ④総 工 費 85 億円 ⑤拡張工事 浜松国際物流センター ・用地面積 41,948 ㎡ ・着 工 昭和 59 年 12 月 ・完 成 昭和 63 年 5 月 103
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