44 017 金 融 商 品 会 計 基 準 穴埋 受取手形、売掛金、貸付金その他の債権の貸借対照表価額は、 から貸 倒見積高に基づいて算定された貸倒引当金を控除した金額とする。 ただし、債権を債権金額より低い価額又は高い価額で取得した場合において、 取得価額と債権金額との差額の性格が と認められるときは、 に基づいて算定された価額から貸倒見積高に基づいて算定された貸倒引当金 を控除した金額としなければならない。 支払手形、買掛金、借入金、社債その他の債務は、債務額をもって貸借対照表 価額とする。 ただし、社債を社債金額よりも低い価額又は高い価額で発行した場合など、収 入に基づく金額と債務額とが異なる場合には、 に基づいて算定された 価額をもって、貸借対照表価額としなければならない。 資格試験のFIN 45 017 金 融 商 品 会 計 基 準 解答 【 重 要 性 : A 】【 難 易 度 : 易 】 受取手形、売掛金、貸付金その他の債権の貸借対照表価額は、取得価額から貸 倒見積高に基づいて算定された貸倒引当金を控除した金額とする。 ただし、債権を債権金額より低い価額又は高い価額で取得した場合において、 取得価額と債権金額との差額の性格が金利の調整と認められるときは、償却原価 法に基づいて算定された価額から貸倒見積高に基づいて算定された貸倒引当金を 控除した金額としなければならない。 支払手形、買掛金、借入金、社債その他の債務は、債務額をもって貸借対照表 価額とする。 ただし、社債を社債金額よりも低い価額又は高い価額で発行した場合など、収 入に基づく金額と債務額とが異なる場合には、償却原価法に基づいて算定された 価額をもって、貸借対照表価額としなければならない。 資格試験のFIN 46 018 金融資産の評価 問1 金融資産が時価評価される理由を説明しなさい。 問2 金融資産が時価評価される必要性を説明しなさい。 資格試験のFIN 47 018 解答1 金融資産の評価 【 重 要 性 : A 】【 難 易 度 : 普 】 金融資産は、一般に、市場が存在すること等により客観的な価額として時価 を把握できるとともに、当該価額により換金・決済等を行うことが可能である ため、時価評価される。 解答2 企業の財務活動の実態を反映した的確な財務情報の提供、企業における取引 内容の十分な把握・リスク管理の徹底、及び国際的調和の観点から、客観的な 時価の測定可能性が認められないものを除き、時価による自由な換金・決済等 が可能な金融資産については、これを時価評価し適切に財務諸表に反映させる 必要がある。 資格試験のFIN 48 018 解説1 金融資産の評価 典 型 論 点 で す が 、 問 1と 問 2の 書 き 分 け が 難 し か っ た と 思 い ま す 。 単 独 で 問 わ 解説2 れたならば、解答が逆でも答案として成立しますが、両方問われたならば、理 由の方に金融資産の特性を、必要性の方に利点(欠点の回避)や趣旨・目的を 解答する方が良いでしょう。 今回は時価評価に限定した問でしたが、金融資産の評価一般について問われ たなら、保有目的の考慮にも言及するべきでしょう。具体的には、価格変動リ ス ク を 認 め る 必 要 が な い 場 合 ( 満 期 保 有 目 的 債 券 )、 直 ち に 売 買 ・ 換 金 を 行 う ことに事業遂行上等の制約のある場合(事業投資とされる関連会社株式・その 他有価証券)は時価評価対象外とすべき点が指摘されます。 資格試験のFIN 49 019 金銭債権の評価 問1 金銭債権の原則的な評価方法を説明しなさい。 問2 問 1の 論 拠 を 説 明 し な さ い 。 問3 金銭債権の評価方法として償却原価法が採用される場合がある。その論拠を 説明しなさい。 資格試験のFIN 50 019 解答1 金銭債権の評価 【 重 要 性 : A 】【 難 易 度 : 普 】 金銭債権は、取得原価から貸倒引当金を控除した額で評価する。債権金額と 取得原価が異なる場合に償却原価法が適用されることがある。 解答2 金銭債権には活発な市場が存在せず、時価の入手が困難であり、そもそも、 時価での売却ではなく債券金額の回収が当初より予定されている。また、短期 的に決済される売上債権等は債権価額と時価が近似していると考えられる。従 って、時価でなく取得原価を基礎として評価される。 解答3 債権金額と取得価額とが異なり、その差異が金利の調整であると認められる 場合には、時の経過に応じて発生する金利相当額を適切に各期の財務諸表に反 映させることが必要となるため、償却原価法が適用される。 資格試験のFIN 51 019 解説1 金銭債権の評価 金銭債権は金融資産ですが、金融資産の一般的な評価と異なり、時価評価さ 解説2 れません。一般的な金融資産の評価には有価証券を、金銭債権には売掛金・受 取手形・貸付金といった勘定を具体的に思い浮かべると解答しやすいと思いま す 。 市 場 ( 時 価 ) の 有 無 、 投 資 目 的 ( 時 価 変 動 に よ る 利 益 o r 債 権 金 額 の 回 収 )、 投資の回収方法といった点を対比させながら覚えるようにしましょう。 解説3 金銭債権について償却原価法が適用されるのは、債権金額と取得原価の差が 金利の調整と認められる時だけです。市場において債務者の信用リスクを反映 し た 安 価 な 債 権 を 取 得 し た 場 合 等 は 、必 ず し も 金 利 の 調 整 額 と は い え な い た め 、 償却原価法の適用外となります。 資格試験のFIN
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